JP2736391B2 - 容積型過給機を少なくとも1つ有する燃焼機関 - Google Patents

容積型過給機を少なくとも1つ有する燃焼機関

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JP2736391B2
JP2736391B2 JP1505486A JP50548689A JP2736391B2 JP 2736391 B2 JP2736391 B2 JP 2736391B2 JP 1505486 A JP1505486 A JP 1505486A JP 50548689 A JP50548689 A JP 50548689A JP 2736391 B2 JP2736391 B2 JP 2736391B2
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    • F02B33/38Engines with pumps other than of reciprocating-piston type with rotary pumps of positive-displacement type of Roots type
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は特許請求の範囲第1項のプリアンブルによ
る、容積型過給機を少なくとも1つ有する燃焼機関に関
するものである。
技術状態 シリンダヘッド側には燃焼室の取入口を、かつシリン
ダの底部側には燃焼室の排気口を有する2サイクル燃焼
機関として設計される、DE/PS 416 222から既知のこの
種の燃焼機関においては、機関シリンダの上方に掃気/
給気ポンプシリンダが配置される。両シリンダの間には
仕切壁として共通の正面壁があり、それに設けられた接
続開口部を介して掃気/給気ポンプシリンダの圧力室と
機関シリンダの燃焼室とが互いに接続されている。その
接続開口部には自動式弁が設けられ、スクリュー羽根お
よび燃焼室のガス圧が開閉方向においてそれに衝撃を与
える。機関シリンダ内のピストンおよびポンプシリンダ
内のピストンは、ポンプピストンがやや先行して基本的
には逆方向に作動する。シリンダの外側に配置された連
動桿はポンプピストンを機関クランク軸から駆動する働
きをする。この既知の燃焼機関は費用がかかり、効果的
ではなく、かつより高い回転速度には適さず、さらに有
害物質の排出が少なくかつ効率がよいという現代の要請
に見合った経営には不適格である。
その他の既知の燃焼機関、より詳細にはシリンダヘッ
ドまたはシリンダ底部側の燃焼室端部に燃焼室の取入口
を有する2サイクル燃焼機関や、4サイクル燃焼機関
(たとえばDE-PS 546 040,DE-PS 673 526,DE-AS 10 61
127およびDE-AS 11 45 855)においては、ルーツ型の回
転ピストン過給機として設計され機械的に駆動される容
積型過給機によって過給が行なわれる。ルーツ型回転ピ
ストン過給機のほかには、燃焼機関のクランク軸によっ
て機械的に駆動される容積型過給機として、過給機自体
の流入口および流出口を制御する内部/外部羽根車を有
し、かつ平行な内部軸を有するトロコイド回転ピストン
機関として設計される、あるいはピストンと少なくとも
1つの制流羽根車を有し、かつ平行な外部軸を有する回
転ピストン機関として設計される(DE-OS 22 22 500,DE
-OS 32 19 793,DE-OS 33 13 592およびDE-Zeitschrift
Mot 1983,第1号,68から71頁)回転ピストン過給機が知
られている。それらの既知の燃焼機関においては、回転
ピストン過給機は常に燃焼室から距離を置いて配置され
る。燃焼室へのガスの取入口は、取入口スリットを介し
て移動する燃焼機関ピストンか、あるいはその他のガス
交換制御エレメント、たとえば上下動弁または円筒状回
転弁によって制御される。
米国特許第4,041,837号においては、ガス交換制御エ
レメントを介さず、長い管路を介して燃焼室と接続され
る、外気を供給するためのバンケル式連結機構が提供さ
れる。そのため、バンケル式連結機械は、高圧工程の
間、作動空間から分離することができず、その結果、そ
の内部は燃料ガスによって加熱する。そのため充填効
率、出力および消費量が悪影響を受ける。さらに、接続
管路の側壁においては強い急冷効果が生じ、その結果、
炭化水素が多量に放出される。
発明の説明 この発明はまず第1に、製造費があまりかからない小
型で、かつ簡単な構造で燃焼室の十分な充填が可能な、
初めに述べられたような燃焼機関を提供するという課題
に基づく。
この課題の解決策は特許請求の範囲第1項の要部にお
いて述べられている。それによると、機関シリンダおよ
び過給機を構造上統合することによって、任意に調整可
能な、燃焼室取入口の制御が達成され、それによって高
い回転速度の燃焼機関を作動させることが可能となる。
さらに、効率がよいと高性能および高いトルクを得るこ
とが可能である。
過給機の機能部分が過給機の一部としてのその機能に
加えて、給気交換制御エレメントの機能を備えれば、極
めて簡単な構造の機関が得らる。
過給機が回転ピストン過給機として設計されると、燃
焼室のすぐ近くに配置されるため、過給機は管路や溜め
空間を介さず燃焼室内に運搬され得、その結果、制御エ
レメントとして回転ピストン過給機の機能部分を設計す
る際に、特別なガス交換制御エレメントを必要としな
い。そのため、極めて簡単な構造の機関が得られる。
この発明によると、別の構造の容積型過給機が使用可
能である。特に、特許請求の範囲第5項による回転ピス
トン過給機を用いるのが有利である。
この発明は、燃焼室の数にはかかわりなく、2サイク
ルおよび4サイクル燃焼機関に適している。燃焼室を1
つ有する燃焼機関においては、回転ピストン過給機の各
圧縮室からその燃焼室内に排気される。そのためには、
機関のクランク軸と回転ピストン過給機の外部/制流羽
根車との間の回転速度歯車比は、2サイクル燃焼機関に
おいては圧縮室の数と同じに、4サイクル燃焼機関にお
いては圧縮室の数の2倍に定められねばならない。列状
に配置される複数のシリンダを有する燃焼機関におてい
は、各シリンダごとに1つの過給機を設けるのではな
く、ある数の互いに隣接するシリンダに1つの回転ピス
トン過給機を配置し、かつ圧縮室を各々定められた1つ
のシリンダごとに配置するのが構造規模、製造費および
過給機回転速度を十分に利用するためには望ましく、し
たがって圧縮室の数はシリンダの数に等しい。たとえ
ば、2シリンダ列の原動機には2つの圧縮室を有する回
転ピストン過給機が、3シリンダ列の原動機には3つの
圧縮室を有する回転ピストン過給機が用いられる。その
ような配置においては、回転ピストン過給機の外部/制
流羽根車の回転速度は、2サイクル燃焼機関の場合、機
関クランク軸の回転速度に等しく、4サイクル燃焼機関
の場合、機関クランク軸の回転速度の半分である。複数
シリンダ列を有する水平対向エンジンおよびV型エンジ
ンにおいては、各シリンダ列につき回転ピストン過給機
が個々に設けられるのが有利である。より多くの数のシ
リンダが1列に配置される場合には、オーバーフローに
よる損失および回転子の撓みを減らすために、2つ以上
の回転ピストン過給機を順番に配置することが可能であ
る。
列状配置の複数シリンダエンジンにおいては、回転ピ
ストン過給機が、対応するシリンダ列の少なくともほぼ
全長にわたって軸方向に延びるのが有利である。
4サイクル燃焼機関において使用されると、回転ピス
トン過給機の外部/制流羽根車は、燃焼室の排気口のた
めのガス交換制御エレメントともなり得る。そのような
設計によって、極めて簡単な構造の機関が得られる。
図面においては、この発明の実施例が概略的に示され
る。
図面の簡単な説明 第1図は、3シリンダ2サイクル燃焼機関の断面図で
ある。
第2図は、第1図の燃焼機関の斜視図である。
第3図は、第1図および第2図の燃焼機関の縦断面図
である。
第4図は、3シリンダ4サイクル燃焼機関の断面図で
ある。
第5図は、第4図の燃焼機関の斜視図である。
第6図は、4サイクル燃焼機関の断面図である。
第7図は、さらに別の4サイクル燃焼機関の断面図で
ある。
第8図は、2サイクル燃焼機関の断面図である。
好ましい実施例の説明 第1図ないし第8図の燃焼機関は、クランクケース掃
気ポンプハウジングとしては形成されない、機関シリン
ダを有する通常の燃焼機関ハウジングと、クランク軸を
有する通常のクランク小歯車と、連設棒と、往復ピスト
ンとを有する。シリンダヘッドには各々1つの回転ピス
トン過給機が配置され、ガスを運搬する働きをし、同時
に燃焼室内へのガス流入口を制御する。
第1図ないし第3図の実施例においては、2サイクル
燃焼機関1が、列状に配置された、水冷装置を有する機
関シリンダ3が設けられた機関ハウジング2、クランク
軸4、連接棒5および往復ピストン6を有する。機関シ
リンダ3には、燃焼室7の下方端において、往復ピスト
ン6によって制御される排気口スリット8と、機関シリ
ンダの軸に対して少なくともほぼ横方向に延びる側方排
気管路9が設けられる。
機関シリンダ3上には、機関シリンダ3の冷水循環に
接続するシリンダヘッド10が配置される。シリンダヘッ
ド10は、3つの機関シリンダ3すべてに渡ってその列配
置方向に延びる、3つの機関シリンダ3すべてに共通の
回転ピストン過給機12の固定された過給機ハウジング11
を形成する。過給機ハウジング11の側壁には基本的には
機関シリンダ3の反対側に少なくともほぼ放射状の過給
機取入口13(第1図)が設けられ、過給機ハウジング11
のほぼ全長にわたって延びる。過給機取入口13の流入側
は過給機の長手方向に延びる外気管路に接続され、その
中には、放射状の窓を有し、かつ充填制御の働きをする
制御ハウジングが管路の長手軸のまわりを回転可能なよ
うに配置される。さらに、過給機ハウジング11の、機関
シリンダ3側の領域内の側壁には、燃焼室7につながる
過給機排気口14が設けられる。過給機ハウジング11の内
部には、2つの互いに偏心的な歯車状の回転ピストンが
互いに係合するように配置され、それらは同じように、
しかしながら異なる角速度で回転可能である。それら2
つの回転ピストンのうち一方は外側がシリンダ状に形成
され外部羽根車15を形成する。外部羽根車15は外部羽根
車ケーシング16および円周上に等間隔に配置された3つ
の外部羽根車係合部分17を有し、それらの間には互いに
等しい3つの圧縮室18が形成される。これらの圧縮室は
外部羽根車15の全長にわたって横隔壁なしで延び、その
全長にわたって半径方向に内側に開かれているが、外側
に向けては外部羽根車ケーシング16によって完全に閉じ
られている。容積が燃焼室7のそれに合わせられた3つ
の圧縮室18は各々3つの機関シリンダ3のうちの1つに
対応して設けられ、対応するシリンダの領域においての
み外部羽根車ケーシング16の窓19によって半径方向に外
側に向けて開かれている。したがって、3つの窓19は回
転ピストン過給機12の軸方向においては互いに間隔をお
いて、かつ円周方向においては各々120°ずつ偏位され
て配置される。回転ピストン過給機12の軸方向におい
て、窓19は各々過給機排気口14の内径に少なくともほぼ
等しい長さを有する。2つの回転ピストンのうちの他方
は外部羽根車15内に配置され、2つの内部羽根車係合部
分21を有する内部羽根車20を形成する。これらの係合部
分は圧縮室18に食い込み、その外側が、第1図に示され
た外側の局限位置において各々、わずかな間隙を残して
外部羽根車ケーシング16の内側に達するように見積られ
得る。内部羽根車20には軸連結管22が設けられ、それに
は内部羽根車20に隣接して、外側歯切りを有する歯車23
が、かつその外側自由端には同様に外側歯切りを有する
駆動歯車24が各々回転しないように装着される。歯車23
は、外部羽根車15に固定される、内側歯切りを有するリ
ム25と噛合う。駆動歯車24は、図示されない鎖を介して
燃焼機関1のクランク軸4と駆動連結している。回転ピ
ストン過給機12のほかに、シリンダヘッド10は燃焼室7
内へ突出する3つの点火プラグ26を備える。
燃焼機関1が作動する際には、回転ピストン過給機12
のクランク軸4および外部羽根車15が同じ回転速度で回
転するように、回転ピストン過給機12が駆動歯車24を介
してクランク軸4から駆動される。その際に、半径方向
にある過給機取入口13を介して、回転ピストン軸に対し
て横方向に回転ピストン過給機12内に流入する外気が、
それは空気または燃料と空気との混合物であり得るが、
外部羽根車ケーシング16の流入位置に各々設けられた窓
19を介して、対応する圧縮室18内に流入し、回転ピスト
ン過給機12内で圧縮され、燃焼室の取入口でもある過給
機の排気口14を介して燃焼室7内へ押出される。
外部羽根車15は、3つの機関シリンダ3の各々におい
て燃焼室の取入口のための制御エレメントとして機能す
る。圧縮サイクルの最後の部分および作動サイクルの
間、外部羽根車ケーシング16は過給機排気口14を閉鎖す
る。往復ピストン6の下向き運動の終りおよびその上向
き運動の始めに、したがって燃焼したガスが排気スリッ
ト8および排気管路9を介して機関シリンダ3から漏れ
出る間、この機関シリンダ3に対応して設けられた圧縮
室18はその窓19および対応する過給機排気口14を介して
燃焼室7と接続し、燃焼室7のシリンダヘッド側の端部
における外気をその中に流入させる。そのようにして引
起こされたユニフロー掃気によって機関シリンダ3内の
ガス交換が首尾よく行なわれる。往復ピストン6のさら
なる上向き運動によって、外気がさらに燃焼室7内へ流
入し、その中では、排気段階において排気口スリット8
が閉じられた後、外気の圧力が明らかに周囲圧力より高
い値となる。外部羽根車ケーシング16は適時に過給機排
気口14を閉じるので、ガスはさらに圧縮かつ点火され、
新たな作動サイクルを開始することが可能となる。
回転ピストン過給機12に燃料と空気との混合物ではな
く空気が供給される場合は、燃料を回転ピストン過給機
12内へ注入することが可能である。そのためには回転ピ
ストン過給機12の正面側に配置され、圧縮室18の正面側
から通される燃料注入弁があれば十分である。しかしな
がら、半径方向の配置において各々対応する窓19を介し
て圧縮室18内へ注入する燃料注入弁を、各々の機関シリ
ンダ3に個々に設けることも可能である。また、燃焼室
7内へ直接注入することも可能である。
図示された実施例のほかに、ガスを回転ピストン過給
機内へ軸方向に供給することも可能である。そのために
は、過給機ハウジングの正面壁に、第2図の過給機の左
側端部に示唆されたように、正面側の一部を占める過給
機取入口を設けることが可能である。このようにしてガ
ス流を供給することによって、回転ピストン過給機前に
おいてほぼ一定のガス流が得られる。
1シリンダ2サイクル燃焼機関においては、円周方向
に複数の圧縮室が配置された回転ピストン過給機を同様
にして用いることが可能である。その際、クランク軸と
回転ピストン過給機の回転ピストンとの間には一定の回
転速度−歯車比を定めればならず、それによって、連続
する吸入サイクルにおいて、円周方向に連なる回転ピス
トン過給機の圧縮室が過給機排気口を介して燃焼室と接
続することが可能となる。たとえば3つの圧縮室を有す
る回転ピストン過給機が用いられる場合、クランク軸と
回転ピストン過給機の外部羽根車との間には、したがっ
て、3:1の回転速度−歯車比が定められるべきである。
しかしながらまた、別の数の圧縮室を有する回転ピスト
ン過給機を用いることも可能である。2つの圧縮室を有
する回転ピストン過給機が用いられる場合には、クラン
ク軸と外部羽根車との間の回転速度−歯車比は2:1でな
ければならない。4つの圧縮室を有する回転ピストン過
給機が用いられる場合には、クランク軸と回転ピストン
過給機の外部羽根車との間の回転速度−歯車比は4:1で
なければならない。またそのような燃焼機関において
は、たとえばじん臓型の過給機取入口が正面側に、また
は放射状の過給機取入口が過給機ハウジングの側壁に設
けられ得る。
第4図および第5図によると、列状に配置された3つ
の機関シリンダを有する4サイクル燃焼機関43に、3つ
の機関シリンダすべてに共通の回転ピストン過給機44が
設けられる。回転ピストン過給機44は、外部羽根車ケー
シング46と、円周上に等間隔に配置された3つの外部羽
根車係合部分47と、したがって3つの互いに等しい圧縮
室48とを備える外部羽根車45を有する。外部羽根車45内
には、これに対して偏心的に、2つの内部羽根車係合部
分50を有する内部羽根車49が配置される。シリンダヘッ
ド52の構成要素であり、かつ機関シリンダとは反対側に
少なくともほぼ放射状の過給機取入口53を少なくとも1
つは有する固定された過給機ハウジング51内を、外部羽
根車45および内部羽根車49は、機関シリンダの上方にお
いて3つの機関シリンダの全長にわたりその列配置方向
に延びる。3つの圧縮室48は各々その3つの機関シリン
ダのうちの1つに対応して配置され、対応するシリンダ
の領域においては外部羽根車ケーシング46の窓54,55お
よび56を介して半径方向において外側へ開かれている。
したがって、窓54,55および56は回転ピストン過給機44
の軸方向においては互いに間隔を置いて、かつ円周方向
においては各々120°ずつ偏位されて配置される。回転
ピストン過給機44の軸方向において、窓54,55および56
は、過給機排気口の内径に少なくともほぼ等しく、した
がって機関シリンダの燃焼室取入口に等しい長さを有す
る。回転ピストン過給機44の羽根車の回転方向には、円
周方向において過給機取入口53からわずかな距離を置い
て、機関シリンダの各々につき1つの燃料注入弁57が配
置される。外部羽根車ケーシング4の外側には、機関シ
リンダの各々につき楕円形の排気口窪み58が1つ設けら
れ、この窪みは回転ピストン過給機44の軸方向におい
て、対応する機関シリンダの内径の少なくともほぼ全長
にわたって延び、各々対応する機関シリンダの窓54,55
および56に対して円周方向において偏位されて配置され
る。回転ピストン過給機44のほかに、シリンダヘッド52
は機関シリンダの各々につき、したがって燃焼室59の各
々につき添加プラグ60を有する。
燃焼機関43を作動させる際には、回転ピストン過給機
44がクランク軸61から駆動される。クランク軸61は、回
転ピストン過給機44の外部羽根車45の2倍の速さで回転
する。充填制御のための回転自在な制御ハウジングを有
する外気管路62を介して、回転ピストン過給機44の機関
シリンダとは反対側から、回転ピストン過給機の軸に対
して横方向に外気が流入し、各々流入位置にある窓54,5
5および56を介して、横隔壁なしに外部羽根車45の全長
にわたって延びる対応する圧縮室48内に入る。燃料注入
弁57を通過する際、燃料は各々の窓54,55および56を介
して圧縮室48内へ運ばれる。圧縮室48内の外気は、回転
ピストンが回転するとこの圧縮室48内で圧縮され、過給
機ハウジング51の側壁に設けられた放射状の過給機排気
口を介して圧縮室48から、この圧縮室48が窓54,55およ
び56とともに対応する機関シリンダの燃焼室59内へ排出
される。圧縮室48の容積は燃焼室59の容積に合わせて定
められる。外部羽根車45は燃焼室の取入口を制御するの
みならず、排気口窪み58からなる燃焼室排気口の前縁が
シリンダヘッド52の排気口端縁63を通過するや否や、そ
の燃焼室排気口をも制御する。排気口窪み58を介して、
燃焼したガスは燃焼室59から排気管路64内へと漏出可能
である。排気口窪み58の後縁に繁がる外部羽根車ケーシ
ング46の側壁が排気接続を遮断する。
第6図の実施例においては、過給機ハウジング69を形
成するシリンダヘッド68内に機関シリンダ66とクランク
軸67とを有する4サイクル燃焼機関65に、回転ピストン
過給機70が設けられる。その外部羽根車71はまた、円周
上に等間隔に配置された外部羽根車係合部分72と、した
がって3つの互いに等しい圧縮室73とを有する。外部羽
根車71内にはまた、これに対して偏心的に、2つの内部
羽根車係合部分75を有する内部羽根車74が配置される。
過給機ハウジング69には、燃焼室76へつながる過給機排
気口77が設けられる。燃焼室排気口78は弁羽根80の働き
によって、上下動弁として形成された排気口弁79によっ
て閉鎖され得る。カム軸81は排気口弁79を開く働きをす
る。
燃焼機関65が作動する際には、回転ピストン過給機70
がクランク軸67から駆動される。クランク軸67と回転ピ
ストン過給機70の外部羽根車71との間の回転速度比は、
望ましくは列状に配置された3つのシリンダを有する機
関の場合2:1である。回転ピストン過給機70は外気を燃
焼室76内へと運搬する。燃焼したガスは、開かれた排気
口弁79において燃焼室排気口78および排気管路82を介し
て排出される。燃焼室76の各々につき、1つではなく複
数の排気弁を設けることも可能である。
第7図の実施例は、燃焼室排気口のためのガス交換制
御エレメントとして上下動弁に代わって円筒状回転弁83
が設けられたという点において、第6図のそれと異な
る。
第8図の実施例においては、前述の実施例とは異な
り、内部軸ではなく外部軸の回転ピストン機関が回転ピ
ストン過給機84として設けられる。この過給機は2サイ
クル燃焼機関85に設けられ、機関シリンダハウジングに
装着された、過給機ハウジング86を有するシリンダヘッ
ド内に、少なくともほぼ半径方向に延びる個々のピスト
ン88を有するピストン羽根車87と、制流羽根車89とを有
する。ピストン88は、過給機取入口91を有するシリンダ
状の圧縮室90内において回転可能である。過給機排気口
92は、円周上の広い領域にわたってシリンダ状に形成さ
れかつそのシリンダ状の外面がピストン羽根車87に接す
る制流羽根車89によって閉鎖され得る。制流羽根車89
は、ピストン88を通過させるための窪み93を有する。こ
の窪み93は同時に、燃焼室取入口でもある過給機排気口
92を制御する働きをする。
燃焼機関85が作動する際には、回転ピストン過給機84
は燃焼機関85のクランク軸から駆動される。クランク軸
と制流羽根車89との、ないしはこれに対向して回転する
回転ピストン過給機84のピストン羽根車87との間の回転
速度比は1:1である。過給機取入口91を介して過給機ハ
ウジング86内へ流入した外気はピストン88によって圧縮
室90内で圧縮されて過給機排気口82へ運ばれ、制流羽根
車89がその窪み93によって通過を可能にするや否や、そ
れを介して燃焼室内へ流入する。
複数シリンダ機関の場合には、複数の圧縮室が軸方向
に相前後して配置され得る。これらの圧縮室は固定され
た壁、あるいは羽根車に連結され、したがってこの羽根
車とともに回転する壁によって互いに分離され得る。
ピストンを1つのみ有するピストン羽根車に代わっ
て、円周上に配置された複数のピストンを有するピスト
ン羽根車が使用可能であり、それには対応する数の窪み
を有する制流羽根車が設けられる。その場合、クランク
軸と羽根車との間の歯車比はピストンの数に応じて定め
られる。
第1図ないし第3図および第8図の2サイクル燃焼機
関における容積型過給機のシリンダヘッド側の配置に代
わって、そのシリンダ底部側の配置を設けることが可能
である。そのような配置においては、第1図ないし第3
図および第8図の実施例におけるように、燃焼室排気口
がシリンダヘッド側に設けられるユニフロー掃気装置、
または反転掃気装置が設けられ得る。
複数シリンダの機関においても可能であるが、1シリ
ンダ機関におけるように1つの回転ピストン過給機を1
つの機関シリンダに配置する際、過給機はケーシングの
側壁または正面壁の1方において機関シリンダに接続さ
れ得る。それに応じて、過給機排気口は過給機のケーシ
ングの側壁またはその正面壁に設けられるべきである。
正面壁において接続される場合は、過給機の軸が機関シ
リンダ軸の延長部となるか、あるいはそれに対して少な
くともほぼ平行に配置され得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホフマン,ハンス ドイツ連邦共和国、8000 ミュンヘン、 60 ショパン シュトラーセ、30 (56)参考文献 実開 昭63−119805(JP,U) 特公 昭33−7903(JP,B1) 特公 昭26−7052(JP,B1) 米国特許4041837(US,A) 米国特許1869787(US,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関であって、 3つのシリンダを少なくとも1組含み、前記シリンダの
    各々は燃焼空間を有し、前記燃焼空間は、ストロークピ
    ストンによって制御される排気間隙を備え、 クランク軸と常に駆動連結している少なくとも1つの回
    転ピストン過給機をさらに含み、前記回転ピストン過給
    機は、 前記燃焼空間のうちの1つの燃焼空間の取入口を形成す
    る排気口を有し、前記取入口は、前記ストロークピスト
    ンとは別のガス交換制御エレメントによって閉鎖可能で
    あり、 シリンダとして形成され、外側のシェルと、そのような
    過給機排出口を形成するそのようなシェルに配列され、
    回転バルブとして前記ガス交換制御エレメントを形成す
    る開口とを有する第1の回転子を備え、ガス交換の終了
    後、前記燃焼空間のうちの1つの燃焼空間の固定外包面
    を与える過給機ハウジングを備え、前記過給機ハウジン
    グはシリンダのヘッドの一部分であり、前記第1の回転
    子は前記外側のシェル内で等間隔に間隔があけられた3
    つの係合部分を有し、 前記第1の回転子内に配置されかつ前記係合部分に係合
    する第2の回転子を有する、内燃機関。
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