JP2736217B2 - 抄紙機の乾燥部のシリンダ群における紙ウエブの安定化装置 - Google Patents

抄紙機の乾燥部のシリンダ群における紙ウエブの安定化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抄紙機のドライヤ部に
おけるシリンダ群における紙ウエブの安定化装置に関
し、特に、前記シリンダ群は一列に並べた乾燥用シリン
ダと、前記乾燥用シリンダに組み合うように配置された
対応する一列に並べた先導ロールまたは同等なものとを
含み、前記シリンダ群はシングルワイヤドローを有し、
各シリンダ群の加熱された乾燥用シリンダは乾燥ワイヤ
ループの外側に設置され、各シリンダ群の先導ロールは
乾燥ワイヤループの内側に設置され、安定化装置は
接する乾燥用シリンダと、この乾燥用シリンダ間で組み
合うように配置された先導ロールまたは同等なものとの
間に存在する領域内に設けられており、該安定化装置か
ら空気流の吹き出しを行った時の吹き出し方向が紙ウエ
ブの走行方向と反対となるような紙ウエブの安定化装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の抄紙機のドライヤ部は多くの乾燥
用シリンダからなっており、これらのシリンダは一般に
蒸気によって加熱される。乾燥すべき紙ウエブは乾燥ワ
イヤによって乾燥用シリンダに押しつけられて直接に接
触して乾燥される。これまでに、ドライヤ部において
は、ツインワイヤドローあるいはシングルワイヤドロー
いずれもが用いられているが、最近では、シングルワイ
ヤドローがより一般的になってきている。その理由は
ングルワイヤドローの方が、乾燥すべきウエブを常時、
支持することができて、ドライヤ部全体にわたってクロ
ーズドローができ、ウエブがフリードローになることが
ないからである。ここで、ツインワイヤドローおよびシ
ングルワイヤドローについて説明する。ツインワイヤド
ローおよびシングルワイヤドローとは、抄紙機のマルチ
シリンダ乾燥機における、紙ウエブの誘導方法である。
ツインワイヤドローでは、加熱された乾燥用シリンダが
一方を他方の上にして2本の水平な列に配列される。上
列のシリンダと下列のシリンダとは連動している。ウエ
ブは上列のシリンダ上と下列のシリンダ上を1個ずつ交
互に、蛇行するように走行する。1つのシリンダグルー
プ内には、いわゆる上部ワイヤと下部ワイヤの2本の乾
燥ワイヤがある。ウエブは、上部ワイヤによって上列の
シリンダの加熱面に押しつけられるとともに、下部ワイ
ヤによって下列のシリンダの加熱面に押しつけられてウ
エブの両面から乾燥される。上部ワイヤは、上列のシリ
ンダ間の間隙に取り付けられたガイドロールによって案
内され、下部ワイヤは、下列のシリンダ間の間隙に取り
付けられたガイドロールによって、それぞれ案内され
る。ツインワイヤドローでは、ウエブは通常、上列のシ
リンダと下列のシリンダの間を走行するときは、自由
な、すなわち支持されていないドローとなる。一方、シ
ングルワイヤドローでは、シリンダグループには1本の
乾燥ワイヤのみが用いられ、紙ウエブは、グループ内に
おいて初めから終わりまで前記ワイヤに支えられて走行
する。従来技術のシングルワイヤドローにおいては、一
方を他方の上に配置した2列の乾燥用シリンダが一般に
用いられたが、現在 では通常、乾燥シリンダは1列のみ
であり、他方の列は、非加熱サクションロール(または
非加熱サクションシリンダ)からなっている。乾燥ワイ
ヤが被乾燥ウエブを乾燥用シリンダ面に押し付けるとと
もに、サクションロール上でウエブが外側にくるよう
に、前記乾燥用シリンダ、サクションロールおよび乾燥
ワイヤは配置されている。なお、クローズドローとは、
ウエブがその片側もしくは両側からワイヤに支持されな
がら引っ張られていることをいい、フリードローとは、
ウエブが全くワイヤに支持されず、ウエブ単独で引っ張
られていることを言う。
【0003】一般に、シングルワイヤドローを有するこ
のようなドライヤ部では、上の列のシリンダが加熱シリ
ンダで、乾燥ワイヤのループの外側に設置されている。
また、下の列のシリンダは先導シリンダまたはロールで
あって、これらはウエブとワイヤとの間で支持接触を行
うための吸引孔を有している。シングルワイヤドロー
有する前述のシリンダの数群が多数交互に配列された場
合には、ウエブがその両面において等しく乾燥されな
い、すなわち、加熱シリンダ面に直接接触している側が
より早く乾燥してしまうという問題がある。ウエブの不
均整な乾燥によって、多くの問題が生ずる。このため、
近年では、シングルワイヤドローを有する多シリンダド
ライヤがより一般的になってきている。このような多シ
リンダドライヤにおいては、所謂反転型シリンダ群を用
い、この反転型シリンダ群においては乾燥用シリンダを
下の列に置き、先導シリンダまたはロールを上の列に置
く。
【0004】しかし、これらの反転型シリンダ群におい
ては、ワイヤによる空気のポンピングによって問題が生
ずる。空気のポンピングはワイヤの入口側の自由部及び
閉鎖ワイヤニップ側において有害な圧力を発生させる。
ウエブ及びワイヤに対して入口側ニップを形成する楔形
空間では圧力が発生しがちである。そして、対応する開
口ニップ側では、ドライヤ部の横からこのニップへ補充
空気が吸い込まれるので、好ましくない負圧が生ずる。
このような流入空気はワイヤと紙との間に侵入してき
て、紙の端をワイヤから分離させてしまうことがあり、
これがウエブ破断などの問題を生ずる。反転型シリンダ
群を用いた場合には、出口ニップ側における負圧は所謂
煙突効果、すなわち、重力の作用によって前記の空間の
外に舞い上がる空気流によって更に増すことになる。
【0005】また、シングルワイヤドローを有する多シ
リンダドライヤに係る従来技術においては、乾燥用シリ
ンダと先導ロールとを互いに非常に接近させて配置し、
よりコンパクトなシングルワイヤドローを有する、抄紙
機のドライヤ部を得ることも知られている。このドライ
ヤ部は縦方向に縮めることも、また高さを低くすること
も可能である。これによって、抄紙機室のコストもまた
経済的なものとなる。このような、コンパクトな構造の
抄紙機のドライヤ群においては、紙をシリンダ及びロー
ルに巻くことによつて問題が生ずる。この場合重要なこ
とは、乾燥用シリンダと先導ロールとの間隔がばら紙
の通路、特に塊状の紙の通路として十分なものでなくて
はならないということである。その間隔は安全距離とし
て、50乃至 100mmが普通である。また、ドライヤ部にお
いて使用されるブローボックス、安定化チューブ並びに
これらに等価なもの、これらはウエブと乾燥ワイヤとの
間の支持接触に好ましくない作用を防ぐものであるが、
これらのものと乾燥用シリンダおよび先導ロールとの間
隔もまた、上に述べた理由から十分なものでなければな
らない。ウエブと乾燥ワイヤとの間の支持接触を妨げる
現象は、例えば、境界層流が、乾燥ワイヤの表側と裏側
の間で圧力差を生じさせるという事実から起こる。こ
れらの課題及びその解決策については、例えば、本出願
人のフィンランド特許第65,460号及び同第69,332号に述
べられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はシング
ルワイヤドローを用いる特に小型ドライヤを使用する抄
紙機のドライヤ部に使用する安定化装置および安定化
ューブを提供することである。
【0007】本発明の他の目的は所謂反転シリンダに特
に適する安定化装置および安定化チューブを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の安定化装置は、該安定化装置のノズル開
口部を、前記空気流が乾燥ワイヤにほぼ平行な該安定化
装置の実質的に滑らかな面に沿って流れ、同時に、周辺
空気を前記空気流と共に射出させるような形状に構成
し、前記シリンダ群を小型にしたことを主たる特徴とす
る。
【0009】本発明の基礎になっている点は、乾燥ワイ
ヤによるニップ部におけるポンピングによって生ずる圧
力を紙ウエブが乾燥ワイヤから分離しないレベルに持っ
ていくことである。さらに、本発明の解決方法によれ
ば、このような圧力レベルの変化の効果が、安全距離だ
け離れた所においても適切となるように、圧力レベルを
変化させる。すなわち、安定化チューブの乾燥用シリン
ダ及び先導ロールからの距離ばかりでなく、乾燥用シリ
ンダと先導ロールとの距離までも、ばら紙の通路、特に
塊状の紙の通路用に十分に設定可能である。
【0010】本発明の代表的な装置の特徴は吹き出しノ
ズルと平坦面とにある。この平坦面はほとんど乾燥用シ
リンダの形状に対応している。吹き出しノズルの吹き出
し方向はワイヤの走行方向とは逆であり、また吹き出し
ノズルは、空気の吹き出しが平坦面に沿って開始し、同
時に、周辺空気を前記吹き出し空気と共に射出するよう
な形状に構成している。乾燥用シリンダによって形成さ
れまたさらには安定化チューブの滑らかな面によって形
成された通路は更に良い結果をもたらす。この通路は、
安定化の効果が十分長い範囲に行き渡るように、できる
だけ長いものにする。また安定化チューブの反対側には
これと同じような通路がある。安定化チューブの反対側
では、ウエブがロールニップ部から飛び出すことになる
から、ワイヤによるポンピングによって生ずる圧力はこ
の通路では全くの負圧であり、この負圧は吹き出しノズ
ルの吹き出しによって更に増大する。
【0011】本発明の装置ワイヤに、より接近させて
設置してもよく、この場合、装置は上に述べたように動
作するが、ノズル吹き出しはワイヤに、より接近するこ
とになる
【0012】
【作用】抄紙器のドライヤ部におけるシリンダ群におけ
る紙ウエブの安定化装置において、シリンダ群は一列に
並べた乾燥用シリンダと、乾燥用シリンダに組み合うよ
うに配置された対応する一列に並べた先導ロールまたは
同等なものとを含み、シリンダ群はシングルワイヤドロ
を有し、各シリンダ群の加熱された乾燥用シリンダは
乾燥ワイヤループの外側に設置され、各シリンダ群の先
導ロールは乾燥ワイヤループの内側に設置される。安定
化装置は隣接する乾燥用シリンダと、この乾燥用シリ
ンダ間で組み合うように配置された先導ロールまたは同
等なものとの間に存在する領域内に設けられており、安
定化装置から空気流の吹き出しを行った時の吹き出し方
向が紙ウエブの走行方向と反対となる。安定化装置のノ
ズル開口部を、前記空気流が乾燥ワイヤにほぼ平行な安
定化装置の実質的に滑らかな面に沿って流れ、同時に、
周辺空気を前記空気流と共に射出させるような形状に構
成し、シリンダ群を小型化した。
【0013】
【実施例】次に添付図面を参照して実施例に基づき本発
明を詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるも
のではない。
【0014】図1は抄紙機のドライヤ部における反転型
シリンダ群Rn を示している。ここでは、乾燥すべきウ
エブWと直接、接触する乾燥用シリンダ10が下の列にあ
り、先導ロールすなわちシリンダ12が上の列にある。反
転型シリンダ群Rn においては、ガイドロール14によっ
て案内される乾燥ワイヤ11が、乾燥すべきウエブWを
乾燥用シリンダ10と先導ロール12との間を蛇行させなが
ら搬送するように、シングルワイヤドローを用いてい
。ウエブWは、シングルワイヤドローを用いている先
するシリンダ群Rn-1 からシリンダ群Rn に至ってお
り、先行シリンダ群Rn-1 では、乾燥用シリンダ30が上
の列にあり、先導ロール32が下の列にあり、ウエブW
、ガイドロ−ル33を通るワイヤ31から、ガイドロ−ル
13を通るワイヤ11へと移される。また反転型シリンダ群
nには、ウエブWはロール13を通った後にシン
グルワイヤドローを用いている次の非反転型シリンダ群
n+1の乾燥ワイヤ31へ移される
【0015】ドライヤ部におけるシリンダ10および30
は,例えば、蒸気加熱された滑らかな表面を持った乾燥
用シリンダであって、乾燥すべきウエブWは乾燥ワイ
ヤ11および31によってこれらの乾燥用シリンダに押しつ
けられて、これらの乾燥用シリンダに直接、接触する
先導ロール12および32は、例えば、周知の、外套部を有
する吸引シリンダであって、この外套部は溝付きの外面
を有するとともに、穴付きであるウエブWが、先導ロ
ール12および32の外側の湾曲面上を、180 °よりも角度
の大きい領域にわたって通過するときに、先導ロール12
および32の溝付き面において作用している負圧によっ
て、乾燥ワイヤ11および31の表面にウェブWは確実に保
持される。なお、先導ロール12および32は滑らかなも
の、溝付きのもの、あるいは穴付きのものいずれでも良
い。
【0016】図1に示す安定化チューブ20は先導ロー
ル12および32と乾燥用シリンダ10との間にある入口ニッ
プ部を塞いでいる。入口ニップ部はウエブWの走行方向
に閉じられる。安定化チューブ20はこれらのニップ部の
外に空気を射出し、ウエブWと乾燥ワイヤ11との支持接
触を妨げる圧力をニップ部で形成させないようにしてい
る。
【0017】図1は抄紙機の、小型化されたドライヤ部
におけるシリンダ群を示すもので、その寸法について言
えば、乾燥用シリンダ10の直径 D10は 1200mm 乃至2500
mm、好ましくは 1500mm 乃至 2500mm であり、先導ロー
ル12の直径 D12は 200mm乃至2000mm、好ましくは 500mm
乃至 1500mm である。従って、先導ロール12の直径(D
12)と乾燥用シリンダ10の直径 D10との比率は 1:6乃至
4:5 、好ましくは 1:3乃至 3:5となる。乾燥用シリンダ
10と先導ロール 12 との間の最小間隔 S1 は 50乃至 60
0 mm の範囲に選び、好ましくは 75 乃至 300 mm とす
る。隣接する二つの乾燥用シリンダ 10 間の最小間隔 S
2 は 100乃至 600 mm の範囲に選び、好ましくは 150乃
至 500 mm とする。安定化チューブ20の先導ロール12か
らの最小間隔 S3 は 0乃至 50 mmの範囲に選び、好まし
くは 10 乃至 30 mmとし、安定化チューブ20の乾燥用シ
リンダ10からの入口側での間隔 S4 は 10 乃至 100 mm
の範囲に選び、好ましくは 15 乃至 75 mmとし、また出
口側での乾燥用シリンダ10からの間隔 S5 は 10 乃至 1
00 mm の範囲に選び、好ましくは 20 乃至 80 mmとす
る。
【0018】図6は略縦断面図であって、本発明に係る
安定化装置20に関連して、側板27が使用されている。ワ
イヤ11の両端で生ずる空気流の漏れを減少あるいは防止
するために、先導ロール12、隣接する乾燥用シリンダ
10もしくはワイヤ11との間の空間を側板27によって塞い
でいる。側板27は、たとえワイヤ11あるいはウエブWと
接触しても、それらに損傷を与えないようなもの、例え
ばプラスチック性のものである。更に、必要ならば、側
板27はその端部に僅かに丸みを持たせ、ワイヤ11もしく
ウエブWとの接触による好ましくない結果を防止する
ようにしてもよい。側板27は、後に述べる本発明の他の
実施例のすべてに関しても用いられる。これは紙ウエブ
の幅方向において乾燥用シリンダ10および先導ロール12
によって形成される空間を塞ぐ。このため、安定化装置
すなわち安定化チューブ20,乾燥用シリンダ10,先導ロ
ール12、乾燥ワイヤ11、および紙ウエブWによって閉空
間が形成され、所望する圧力レベルをノズル吹き出し
と、乾燥ワイヤ11によるポンピングによって発生させ
ることができる。図6においては、閉鎖ワイヤニップ部
は参照符号Aで示し、対応する開口ニップ部は参照符号
Bで示している。
【0019】図1及び図6によると、先導ロール12と
隣接する乾燥用シリンダ10との間の空間に本発明に係る
安定化装置20が設けられており、その構成並びに動作に
ついては図2乃至図5に示す実施例を参照してより詳細
に説明する。
【0020】図2はドライヤ部における”通常”のシリ
ンダ群Rn-1 、Rn+1 において実施される例であり、図
3はドライヤ部における反転型シリンダ群Rn において
実施される例である。図2及び図3において、先導ロー
ル12および32の回転方向は矢印 P12及び P32でそれぞれ
示されており、乾燥用シリンダ10および30の回転方向は
矢印 P10及び P30でそれぞれ示されている。乾燥ワイヤ
11および31の走行方向またこれはウエブの走行方向でも
あるが、これらは矢印 P11及び P31でそれぞれ示されて
いる。安定化チューブ20は箱形構造を有し、紙ウエブW
横方向に、紙ウエブWの幅全体にわたって延びてい
。その断面形状に関しては、安定化チューブ20は三角
形をしており、乾燥用シリンダ10と先導ロール12との間
の領域Tの形状に対応している。安定化チューブ20はエ
アーパイプ(図示せず)に通じており、そのパイプを通
して適当な温度の乾燥空気が安定化チューブ20に取り込
まれ、そして隣接するウエブWの走行方向とは逆の方向
に空気流Fとして安定化チューブ20の開口部21から吹き
出される。ノズルの開口部21の直径は 0.5乃至 5 mmの
範囲に選び、好ましくは 1乃至 3 mm とする。このノズ
ルの開口部21の形状は、空気流Fが安定化チューブ20の
滑らかな面22に沿って流れ出し、同時にその空気流と共
に周辺の空気を射出するように形成されている。安定化
チューブ20の滑らかな面22の形状は、隣接する乾燥用シ
リンダ10の形状及び乾燥ワイヤ11の形状すなわち湾曲形
状に対応していて、隣接する乾燥用シリンダ10及び乾燥
ワイヤ11の面に、ほぼ平行である。このようにして、通
路25は安定化チューブ20の滑らかな面22と、隣接する乾
燥用シリンダ10及び乾燥ワイヤ11との間に形成される。
乾燥用シリンダ10および30、および安定化チューブ20の
滑らかな面22によって形成された通路25は安定化に良い
効果をもたらす。通路25の幅B25は10乃至100 mmの範囲
に選び、好ましくは 20 乃至 80 mmとする。最高の安定
化効果を得ることに鑑み、通路25はできるだけ長いもの
が良い。その長さL25は 100乃至 600 mm の範囲に選
び、好ましくは 200乃至500 mmとする。また、安定化チ
ューブ20の反対側には通路25に対応する通路26があり、
その長さL26は 50 乃至600 mmの範囲に選び、好ましく
は 100乃至500 mmとし、その幅B26は5 乃至100 mmの範
囲に選び、好ましくは 20 乃至 80 mmとする。この反対
側で、乾燥ワイヤ11および31、およびウエブWがロール
ニップ部から離れて行き、乾燥ワイヤ11および31によっ
て発生するポンピング効果が通路26における負圧を生じ
させる。空気流Fもまた反対側の開口ニップ部すなわち
出口ニップ部における負圧を増加させる。
【0021】安定化チューブ20と先導ロール12および32
との間の密封はエアーノズルもしくは機械的なシール
(図示せず)によって行うことができる。また空気漏れ
は所謂ラビリンスシールによって減少させることができ
る。この場合には、安定化チューブ20と先導ロール12と
の間隔は通常、約15乃至20mmの範囲に保たれる。ラビリ
ンスシール構造27の考え方は空気流FL を一定の曲面に
沿って流し、そして障害片28および29に衝突させるとい
うものである。障害片28および29を多く設ければ、得ら
れる結果もより良好なものとなる。しかし、一対の障害
片28および29の最適な長さL27を考慮することが必要で
あり、その長さは 50 乃至 300 mm の範囲に選び、好ま
しくは 100乃至200 mmとする。このようにした結果、ラ
ビリンスシールの密封効果として、ラビリンスシール構
造27を用いない場合に比べて、通路26の負圧が約15% 改
善された。
【0022】図4に示した実施例の装置の動作は、原理
的には図2及び3に示したものと同じであり、また同一
の参照番号は同一のものを示すものとする。箱形構造を
有する安定化チューブ40は紙ウエブWの幅全体にわたっ
て広がっており、ウェブWの端部にまで広がっている。
安定化チューブ40は乾燥ワイヤ11に接近して配置されて
いる。空気流Fが安定化チューブすなわち安定化装置40
のノズル開口部から噴き出し、安定化装置40の滑らかな
面42に沿って流れる。ノズル開口部41の高さにおける通
路45の、ワイヤ11と安定化装置40との間隔B45は10乃至
50 mm の範囲に選び、好ましくは 15 乃至 25 mmとす
る。また、通路26における間隔B46は 5乃至50 mm の範
囲に選び、好ましくは 10 乃至 30 mmとする。通路45の
長さL45は50 乃至 300 mm の範囲に選び、好ましくは
100乃至200 mmとする。図4によれば、互いに隣接する
乾燥用シリンダ10の間の領域は安定化チューブ40によっ
て閉じられている。そして、乾燥用シリンダ10と先導ロ
ール12とによって規定される空間の、紙ウエブWの幅方
向の両端部において、この空間は側板47によって閉じら
れている。安定化チューブ40、乾燥用シリンダ10
先導ロール12と、乾燥ワイヤ11もしくは紙ウエブWとに
よって閉空間が形成され、所望する圧力レベルを、ノズ
ル吹き出し、または乾燥ワイヤ11によるポンピングによ
って発生させることができる。図4においては、実線に
よって示したものがノズル開口部41の側で乾燥用シリン
ダ10と安定化チューブ40との間に通路が形成されない場
合の例であり、破線で示したものが通路45が形成される
場合の例である。安定化チューブ40の他方の側と乾燥
用シリンダ10接している隣接乾燥ワイヤ11との間に形
成される通路は参照番号46によって示されている。
【0023】図5に示した実施例の装置は、原理的には
図2乃至4に示したものと同じであり、また同一の参照
番号は同一のものを示すものとする。安定化チューブ50
は乾燥ワイヤ11に接近して配置されており、安定化チュ
ーブ50のノズル開口部51とワイヤ11との間隔 55は約10
乃至50 mm である。安定化チューブ50の動作は図2乃至
4に関して上述したものと同じである。しかし、ノズル
き出しと空気流Fとは、ワイヤ11に、より近く配置さ
れている。安定化チューブ50は箱形構造を有し、紙ウエ
ブWの幅全体にわたって広がっている。通路55の長さL
55は 50 乃至 500 mm の範囲に選び、好ましくは 150乃
至400 mmとし、その幅B55は30乃至100mmの範囲に選
び、好ましくは 50 乃至 75 mmとする。
【0024】本発明はいくつかの実施例を挙げて説明し
たが、本発明はこれらの実施例に限定されることなく、
特許請求項に明記された本発明の概念の範囲において多
くの修正及び変更が可能である。
【0025】
【発明の効果】このように本発明によれば、安定化チュ
ーブと先導ロール(これは吸引ロールであることが多
い)との間を、エアーノズルもしくは機械的なシールに
よって密閉することができる。また空気漏れは所謂ラビ
リンスシールによって減少させることができる。この場
合には、安定化チューブと先導ロールとの間隔は通常の
範囲に保たれる。ラビリンスシール構造の考え方は空気
流を一定の曲面に沿って流し、そして障害片に衝突させ
るというものである。障害片を多く設ければ、得られる
結果もより良好なものとなる。しかし、一対の障害片の
最適な長さを考慮することが必要である。このようなシ
ールを用いた場合は、安定化チューブの反対側の通路
(通路26等)の負圧は、約15% 改善された。
【0026】安定化装置が乾燥ワイヤに近付けて設置さ
れる場合には、乾燥用シリンダとロールとの間の領域は
全体的に閉じられ、通路効果を用いても用いなくともい
ずれでも、上に述べたような方法でワイヤに反対の吹き
出しが生ずるように構成することができる。閉じられた
空間の負圧に関しては、ワイヤの走行方向に平行するブ
ローノズルを、この空間の反対側にある装置とワイヤと
の間に置き、このノズルを利用して、あるいはより一般
的には、ワイヤ自体のポンピング効果を利用して、負
を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による安定化装置が適用される抄紙機の
ドライヤ部におけるシリンダ群の概略側面図である。
【図2】本発明の安定化装置の実施例の方向における
概略縦断面図である。
【図3】本発明の定化装置の図2に対応する他の実施例
方向における概略縦断面図である。
【図4】本発明の安定化装置の図2及び図3に対応する
更に他の実施例の方向における概略縦断面図である。
【図5】本発明の安定化装置の図2及び図3に対応する
更に他の実施例の方向における概略縦断面図である。
【図6】本発明の安定化装置に関連して用いられる側板
を示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
10 乾燥用シリンダ 11 乾燥ワイヤ 12 先導ロール 13 ガイドロール 14 ガイドロール 20 安定化装置 21 開口 22 滑らかな面 25 通路 26 通路 27 ラビリンスシール 28 障害片 29 障害片 30 乾燥用シリンダ 31 ワイヤ 32 先導ロール 33 ガイドロール 40 安定化チューブ 41 開口部 42 滑らかな面 45 通路 46 通路 47 側板 50 安定化装置 51 ノズル開口部 52 滑らかな面 55 通路 W ウエブ B 開口ニップ部 F 空気流 Rn-1 、 Rn 、 Rn+1 シリンダ群 T 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベサ ブオリネン フィンランド共和国 20240 トゥルク コッタライセンカトゥ 9

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機のドライヤ部におけるシリンダ群
    における紙ウエブの安定化装置であつて、前記シリンダ
    群は一列に並べた乾燥用シリンダと、前記乾燥用シリン
    ダに組み合うように配置された対応する一列に並べた先
    導ロールまたは同等なものとを含み、前記シリンダ群は
    シングルワイヤドローを有し、各シリンダ群の加熱され
    た乾燥用シリンダは乾燥ワイヤループの外側に設置さ
    れ、各シリンダ群の先導ロールは乾燥ワイヤループの内
    側に設置され、安定化装置は隣接する乾燥用シリンダ
    、該乾燥用シリンダ間で組み合うように配置された先
    導ロールまたは同等なものとの間に存在する領域内に設
    けられており、該安定化装置から空気流の吹き出しを行
    った時の吹き出し方向が紙ウエブの走行方向と反対とな
    るような安定化装置において、該安定化装置のノズル開
    口部を、前記空気流が乾燥ワイヤにほぼ平行な該安定化
    装置の実質的に滑らかな面に沿って流れ、同時に、周辺
    空気を前記空気流と共に射出させるような形状に構成
    し、前記シリンダ群を小型化したことを特徴とする紙ウ
    エブの安定化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の紙ウエブの安定化装置
    において、前記シリンダ群における隣接する二つの乾燥
    用シリンダ間の最小間隔は 100乃至 600 mm の範囲に選
    、乾燥用シリンダと先導ロールまたは同等なものとの
    間の最小間隔は 50 乃至 600 mm の範囲に選ぶことを特
    徴とする紙ウエブの安定化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の紙ウエブの安
    定化装置において、前記先導ロールまたは同等なものの
    直径と前記乾燥用シリンダの直径との比率は 1:6乃至4:
    5 とすることを特徴とする紙ウエブの安定化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の紙
    ウエブの安定化装置において、前記乾燥用シリンダと安
    定化装置の滑らかな面との間には通路が形成されてお
    り、該通路を前記空気流が流れるようにしたことを特徴
    とする紙ウエブの安定化装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の紙ウエブの安定化装置
    において、前記通路の長さは 50 乃至 500 mm の範囲に
    選び、前記通路の幅は 10 乃至 100 mm の範囲に選ぶこ
    を特徴とする紙ウエブの安定化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の紙
    ウエブの安定化装置において、前記安定化装置と前記先
    導ロールとの間の間隙を密封したことを特徴とする紙ウ
    エブの安定化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の紙
    ウエブの安定化装置において、前記安定化装置と前記先
    導ロールとの間の間隙を少なくとも一対の障害片からな
    るラビリンスシールにより密封したことを特徴とする紙
    ウエブの安定化装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の紙
    ウエブの安定化装置において、前記ラビリンスシールに
    おける一対の障害片の長さは 50 乃至300 mm の範囲に
    選ぶことを特徴とする紙ウエブの安定化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の紙
    ウエブの安定化装置において、前記安定化装置の断面形
    状は前記乾燥用シリンダと前記先導ロールとの間の領域
    の形状に対応しており、その周辺端部には安全間隔を設
    けてなることを特徴とする紙ウエブの安定化装置。
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