JP2736055B2 - 電子交換機の方路分離装置 - Google Patents

電子交換機の方路分離装置

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JP2736055B2
JP2736055B2 JP60207793A JP20779385A JP2736055B2 JP 2736055 B2 JP2736055 B2 JP 2736055B2 JP 60207793 A JP60207793 A JP 60207793A JP 20779385 A JP20779385 A JP 20779385A JP 2736055 B2 JP2736055 B2 JP 2736055B2
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康彦 ▲崎▼田
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晴俊 亀田
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子交換機、とくに、電子交換機における中
央制御装置が通話路を含む周辺装置に対して入出力動作
を行なうための通話路バスを制御する方路分離装置とし
ての通話路バス制御装置に関するものである。 (従来の技術) 通話路バス制御装置の一例は、たとえば(財)日本電
気通信共済会発行「D70形自動交換機[II]ハードウエ
ア(2」第69〜81頁(昭和58年)にはD70形自動交換機
のSPバス制御装置が記載されている。この方式の通話路
(SP)バス制御装置にみられるように、電子交換機にお
ける制御の中心となる中央制御装置が通話路を含む多く
の周辺装置をアクセスするための1つの手段として従来
からバス接続が用いられている。 この従来例では、信頼性を確保するため中央制御装
置、通話路バス制御装置および通話路を含む様々な周辺
装置が2重化されている。また多数の周辺装置は、単一
の駆動回路ではその駆動負荷をまかなうことができない
ので、通常は駆動装置を複数設け、方路別に周辺装置を
群分けしてそれぞれの駆動装置に収容し、負荷の分散を
図っている。それらの周辺装置に対して通常は、現系の
中央制御装置から制御オーダが発せられる。 中央制御装置と方路別の周辺装置群とを接続するため
に通話路バス制御装置が介在し、中央制御装置の発した
制御オーダは、通話路バス制御装置を介して通話路バス
制御装置が選択した1つの方路に送出され、その方路の
特定の周辺装置によって受信される。 中央制御装置から発せられる制御オーダはネームコー
ドを有し、ネームコードには、各ルートを示す情報、す
なわち通話路バス制御装置の系の指定、方路指定および
方路内の周辺装置番号などの情報が含まれる。各周辺装
置は、通話路バス制御装置から送出された制御オーダの
方路内装置番号が自己の周辺装置番号と一致すると、そ
の制御オーダに含まれるコマンドやデータを有意のもの
として取り込む。 こうして中央制御装置から発せられた制御オーダは、
通話路バス制御装置によって選択された特定の方路に送
出され、その方路内の特定の1つの周辺装置によって正
常に受信される。 (発明が解決しようとする問題点) しかしこの従来の通話路バス制御装置では、中央制御
装置から多数の周辺装置に対して同じ制御オーダを発し
たい場合は、その対象となる多数の周辺装置についてネ
ームコードだけ異なる同じ内容の制御オーダを送出しな
ければならなかった。したがって、中央制御装置からこ
のような同じ内容の制御オーダを多数の周辺装置に送出
し終るには、かなりの時間を要し、システムの制御効率
が低下するという問題があった。 本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、同じ内
容の制御オーダを発する場合にこれに起因して制御効率
が低下することがない通話路バス制御装置を提供するこ
とを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解決するために、中央制御装
置と複数の方路に収容された複数の周辺装置との間に介
在し、中央制御装置からの制御指令を複数の周辺装置に
分配する電子交換機の方路分離装置において、複数の周
辺装置は、複数の周辺装置のうち複数の方路のうちの異
なる方路に属するものによって同報群を構成し、方路分
離装置は、前記制御指令のうち同報を指示する同報指令
を中央制御装置から受けてこれを識別し複数の方路を駆
動して同報指令を複数の方路に送出する同報検出駆動手
段と、周辺装置から同報指令に対する応答を検出する応
答検出手段と、応答を受けて所定の論理にて報告情報を
作成し、中央制御装置に報告情報を送出することによっ
て同報指令に応答する応答手段とを含み、同報指令に
は、同報群のうちの特定の群を指定する群指定情報を含
み、この応答は、複数の周辺装置のうち同報指令に含ま
れる群指定情報に一致する同報群に属するものによって
発生された同報群に固有のパターンを有する電子交換機
の方路分離装置を提供する。 また本発明によれば、中央制御装置からの制御指令を
複数の周辺装置に選択的に分配する電子交換機の方路分
離装置に複数の方路に分けて接続された周辺装置におい
て、周辺装置は、複数の方路のうちの異なる方路に属す
る周辺装置よって同報群を構成し、制御指令のうち同報
を指示する同報指令に含まれ複数の同報群のうちの特定
の群を指定する群指定情報を方路分離装置から受けてこ
れを識別する識別手段と、識別した群指定情報に一致す
る同報群に固有のパターンを有する応答を発生して方路
分離装置に送出する応答発生手段とを有し、方路分離装
置は、中央制御装置から同報指令を受けてこれを識別
し、複数の方路を駆動して同報指令を複数の方路に送出
し、周辺装置からの同報指令に対する応答を検出して所
定の論理にて報告情報を作成し、中央制御装置に報告情
報を送出することによって同報指令に応答する周辺装置
が提供される。 (作 用) 本発明によれば、方路分離装置は、中央制御装置から
の制御指令のうちの同報指令を検出し、これに応動して
全方路を駆動する。周辺装置では、この同報指令を検出
し、同報指令のうちの群指定情報に一致する同報群に固
有のパターンを有する応答を発生して方路分離装置に送
出する。 方路分離装置は、同報指令によって指定された有効方
路からの応答を検出すると、それらの応答に対して全有
効方路について所定の論理をとり、ASW信号を作成す
る。複数の方路に対応した応答の情報が保持され、後に
中央制御装置によって利用される。 (実施例) 次に添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。 第2図を参照すると、本発明が適用される通話路(S
P)バス系の接続構成例が示されている。この例では、
0系および1系に2重化された中央制御装置CC0およびC
C1に、やはり2重化された通話路バス制御装置SPBC0お
よびSPBC1が接続されている。この構成例では、通話路
や走査装置、信号分配装置、駆動装置などの様々な周辺
装置SPも2重化され、やはり2重化されたSPバス10に各
方路別に接続されている。これらの2重化されたSPバス
10は、それぞれ対応する系の通話路バス制御装置SPBC0
およびSPBC1に収容されている。本実施例では、両系の
通話路バス制御装置SPBC0およびSPBC1に8方路0〜7の
SPバス10が収容可能であり、これら両系のSPバス10には
それぞれ8個の周辺装置SPが収容可能である。 これからわかるように通話路バス制御装置SPBCは、各
方路別に制御オーダを分離する方路分離部として機能す
る。 このように多数の周辺装置SPは、方路別に群分けされ
てそれぞれのSPバス10に収容され、これによって負荷の
分散を図っている。それらの周辺装置SPに対して通常
は、現系の中央制御装置CC0またはCC1から制御オーダが
発せられる。 通話路バス制御装置SPBCは、中央制御装置CCとこれら
方路別の周辺装置群SPとを接続するために配設されてい
る。第4図に示すように、中央制御装置CCから通話路バ
ス制御装置SPBCを介して周辺装置SPへ発せられる指令
語、すなわち制御オーダは、本実施例では1語32ビット
の所定のフォーマットを有する。また、周辺装置SPから
通話路バス制御装置SPBCを介して中央制御装置CCへ返送
されるデータも1語32ビット構成である。 第4図を参照すると、制御オーダは、それぞれ複数の
ビットからなるデータフィールド、制御コマンドフィー
ルドおよびネームコードフィールドからなる。データフ
ィールドには周辺装置SPの制御に必要な様々なデータが
含まれる。制御コマンドフィールドには、中央制御装置
CCから周辺装置SPの具体的動作を指示するための命令が
含まれる。 ネームコードフィールドには、各ルートを示す情報、
すなわち通話路バス制御装置SPBCの系の指定、方路指定
および方路内の周辺装置番号などの情報が含まれる。こ
れらのうち通話路バス制御装置SPBCの系の指定情報は、
周辺装置SPの内部では無視される。前述のように本実施
例では、通話路バス制御装置SPBCに8方路のSPバス10が
収容可能であるので、方路指定情報に3ビットが割り当
てられている。また、SPバス10には両系で8組の周辺装
置SPが収容可能であるので、方路内装置番号は5ビット
を使用し、その最下位ビットで両系のいずれかを指定す
る。 第2図に示すシステムの一般的な動作を説明する。中
央制御装置CCが制御オーダを送出すると、これは通話路
バス制御装置SPBCで一旦受信される。通話路バス制御装
置SPBCは、制御オーダの方路指定情報に応じて1つの特
定の方路を選択し、それにこの制御オーダを送出する。 通話路バス制御装置SPBCから特定の方路に送出された
制御オーダは、その方路の特定の周辺装置SPによって受
信される。より具体的には、その方路の各周辺装置SP
は、通話路バス制御装置SPBCから送出された制御オーダ
の方路内装置番号が自己の周辺装置番号と一致すると、
その制御オーダを正常に受信し、それに含まれるコマン
ドやデータを有意のものとして取り込む。 こうして中央制御装置CCから発せられた制御オーダ
は、通話路バス制御装置SPBCによって選択された特定の
方路に送出され、その方路内の特定の1つの周辺装置SP
によって正常に受信される。 ところで本実施例における通話路バス制御装置SPBC
は、複数の周辺装置SPに同時にアクセスする機能、すな
わち同報機能を有する。 同報を行なう際、中央制御装置CCは同報である旨を表
示した制御オーダを通話路バス制御装置SPBCに送出す
る。この同報表示は、第4図に示すように制御コマンド
フィールドの1ビットが有利に割り当てられる。通話路
バス制御装置SPBCは、これによって同報を判定すると、
全方路0〜7にアクセスする。全方路0〜7の周辺装置
SPは、その制御オーダを受け付ける際にネームコードを
自己の装置番号と照合し、一致すれば受付け動作を開始
する。受付け動作を終了するとき周辺装置SPは、動作結
果をデータとアンサコードに編集して通話路バス制御装
置SPBCに通知する。通話路バス制御装置SPBCはこれを編
集してASW信号を作成し、中央制御装置CCに通知する。 このよな同報機能を実現するため、各方路別にSPバス
10に収容されている周辺装置SPは、同報群、たとえば第
3図に示すような同報群GAおよびGBを構成している。な
お第3図では、図の複雑化を避けるため片系のみが示さ
れている。 これらの同報群は本実施例では、次のような原則に基
づいて構成されている。まず、同じ1つの同報群に含ま
れる各周辺装置SPは互いに異なる方路に属する。次に、
同じ同報群に含まれる方路内装置番号は、可能なかぎり
同じとする。1つの同報群を構成する周辺装置SPが全方
路にわたって分散している必要はない。たとえば第3図
の例では、同報群GBは8方路0〜7にわたっているが、
同報群GAは2方路0と1の周辺装置SPで構成されている
にすぎない。 第1図を参照すると、通話路バス制御装置SPBCは、中
央制御装置CCからの制御バス12に含まれる送信バス12a
から制御オーダを受信するオーダ受信部30を有する。オ
ーダ受信部30は、中央制御装置CCから受信した制御オー
ダを方路対応部36に出力するとともに、そのうち方路指
定データを方路デコーダ32に、また制御コマンドのうち
同報表示ビットを同報検出部34に出力する機能を有す
る。なお第1図では、図の複雑化を避けるため片系のみ
が示されている。 方路デコーダ32は、制御オーダのネームコードのうち
方路指定情報を解読して方路0〜7を判定する判定回路
であり、その複数の判定出力38は、それぞれ対応する方
路対応部36の送信部40、受信部42およびANDゲート44の
一方の入力に接続されている。複数の判定出力38はま
た、通話路バス制御装置SPBCの方路別表示部46およびAS
W変換部48の対応する入力にもそれぞれ接続されてい
る。詳細には、入力50から入力する情報が同報であるこ
とを示している場合であって、オーダ受信部30から送ら
れる方路指定情報がたとえば後述するように「110」の
場合には方路0および1がこの同報の対象となり、また
「000」の場合には全方路0〜7がこの同報の対象とな
る。また入力50から入力する情報が同報でないことを示
している場合であって、オーダ受信部30から送られる方
路指定情報がたとえば「000」の場合には方路0が対象
となり、また「111」の場合には方路7が対象となる。
このように対象となる方路情報はその出力38から出力さ
れる。 同報検出部34は、制御コマンドに含まれる同報表示ビ
ットを判定する回路であり、その出力50は、各方路対応
部36の送信部40および受信部42、ならびに方路別表示部
46およびASW変換部48の入力に接続されている。出力50
はまた、図示されていないが方路デコーダ32の対応する
入力にも接続されている。 方路対応部36は各方路0〜7に対応して設けられ、し
たがって本実施例では8回路設けられる。方路対応部36
は、SPバス10を通して周辺装置SPと制御オーダやデータ
の送受信を行なう回路である。制御オーダは送信部40に
よってSPバス10に送出される。また、受信部42は、SPバ
ス10からデータを受信し、そのデータをANDゲート44の
他方の入力52に、アンサコードおよび同期信号を方路別
表示部46およびASW変換部48の入力54に出力する回路で
ある。 各方路応答部36のANDゲート44の出力56は、OR回路58
の対応する入力に接続され、OR回路58の出力60は応答送
信部62、方路別表示部46およびASW変換部48の入力に接
続されている。 方路別表示部46は、後述のように、入力54から入力す
る全方路のうち監視すべき方路からの応答結果すなわち
アンサコードを記憶し、その記憶内容を中央制御装置CC
の要求に応動して応答送信部62を通してこれに返送する
回路である。なお、入力54へ入力する上記アンサコード
は後述するように、共通制御部によりその監視すべき方
路が識別され、この識別された監視すべき方路のみのア
ンサコードが制御部51により送られてきたものである。
したがってこの場合には入力38から入力する対象方路情
報つまり監視すべき方路情報、入力50から入力する同報
情報などは使用しないでよい。上記共通制御部および制
御部51が行なっている上記機能つまり監視すべき方路の
識別および識別された監視すべき方路のみのアンサコー
ドの引き込み機能をこの方路別表示部46に持たせる場合
には、これら情報を使用するのでよい。 ASW変換部48は、後述の所定の論理に従って入力54か
ら入力する全方路のうち監視すべき方路からの応答結果
をASW信号に変換する回路である。詳細には、ASW変換部
48は記憶回路を有し、これには各同報群に固有のアンサ
コードビットパターンが記憶されている。後述するよう
に、入力38から入力する対象方路情報つまり監視すべき
方路情報に対応するアンサコードのビットパターンが上
記記憶回路から読み出され、この読み出されたビットパ
ターンが入力54から入力するアンサコードのビットパタ
ーンと同じであればASWを「1」とし、同じでなければ
「0」とする。そして次にASW変換部48は監視の対象と
なるすべての有効方路のASWの論理積を行ない、この論
理積の結果のデータを同報のASW信号として応答送信部6
2に出力する。具体的には、各有効方路のASWが「1」を
表示しているときASW信号を「1」とし、これによって
すべてが正常である旨を応答送信部62を通して中央制御
装置CCに通知する。またいずれかの方路からのビットパ
ターンが異常であれば、ASW信号を「0」として異常が
ある旨を通知する。ASW信号は、中央制御装置CCの制御
オーダに対してすべてが正常であったことを示す信号で
ある。方路別表示部46と同様に、監視すべき方路の識別
および識別された監視すべき方路のみのアンサコードの
引き込み機能をこのASW変換部48に持たせる場合には、
入力38から入力する監視すべき方路情報、入力50から入
力する同報情報などを使用するのでよい。 応答送信部62は、中央制御装置CCからの制御オーダに
対する応答を受信バス12bを通して中央制御装置CCに送
出する送信回路である。 これらの通話路バス制御装置SPBC内の各部は、制御部
51によって制御され、制御部51を含み方路対応部36以外
の全方路の共通制御に使用される部分を共通制御部と称
する。 周辺装置SPは、SPバス10に接続された受信部70を有
し、受信部70はSPバス10から制御オーダを受信し、制御
オーダのうちネームコードの方路内装置番号を一致検出
部72に、また制御コマンドの同報表示ビットを同報検出
部76に、さらにデータをデータ出力78に出力する回路で
ある。 なお、通話路バス制御装置SPBCと周辺装置SPの接続イ
ンタフェースは、本発明の理解に直接関係ないので、詳
細な説明は避けるが、通話路バス制御装置SPBCから周辺
装置SPに送出されるものは少なくとも、方路番号を含む
ネームコード、指令の種別を示すコマンド、付加データ
および同期信号である。また周辺装置SPから通話路バス
制御装置SPBCへの応答は、アンサコード、付加データお
よび同期信号である。 一致検出部72は、ネームコードの方路指定情報を解読
して自己の方路番号のマスクされないビットとの一致を
判定する判定回路であり、その判定出力74には当該装置
を動作可能状態にする動作指示信号を出力する。同報検
出部76は、制御コマンドに含まれる同報表示ビットを判
定する回路であり、その出力は、マスクパターン発生部
80および同報群表82に接続されている。同報群表82には
一致検出部72から一致信号も入力される。 マスクパターン発生部80は、同報検出部76によって同
報が検出された際、一致検出部72におけるネームコード
照合のため特定のビットをマスクするマスクパターンを
発生する回路である。 同報群表82は、その周辺装置SPが属する同報群に固有
のアンサコードパターンを示すテーブルを記憶した記憶
回路である。 通常の場合、同報の制御コマンドは、周辺装置SPに対
して指示を与えるのみに使用され、周辺装置SPから情報
を読取りに使用されることはない。したがって中央制御
装置CCは、指示した内容が満足に行なわれたか否かをア
ンサコードで知れば十分である。この理由によりアンサ
データ部には未使用の部分がありので、本実施例では、
その空き部分を使用して同報群の接続位置を通話路バス
制御装置SPBCに通報するのに使用している。 この種の同報については一般に、同報群内の構成装置
が増設されたり撤去されたりすることはなく、一旦同報
群が確定すると、その収容方路も自動的に確定する。し
たがって上述のアンサモードには、各同報群に固有のパ
ターンを与えればよい。本実施例では、たとえば同報群
GAには「0003H」が、また同報群GBには「00FFH」がそれ
ぞれ割り当てられている。ただし、「H」は16進数表示
を示す。 周辺装置SPから中央制御装置CCに返送するデータは、
OR回路84の一方の入力86に入力される。OR回路84の他方
の入力88には同報群表82の出力が接続されている。OR回
路84の出力90は、送信部92の入力に接続され、送信部92
は、SPバス10に接続されてデータを通話路バス制御装置
SPBCに返送する送信回路である。 中央制御装置CCが複数の周辺装置SPに対して同報を行
なう動作を説明する。中央制御装置CCは、制御オーダの
同報表示ビットを有意にして制御オーダを発行する。こ
れは、通話路バス制御装置SPBCによって受信され、その
ネームコードの方路指定情報が方路デコーダ32によって
展開される。また、コマンド部の同報表示ビットが同報
検出部34によって解析され、同報オーダか否かが判定さ
れる。 同報検出部34は、同報を検出すると、すべての方路対
応部36に同一情報によるアクセスを開始させる。すなわ
ち、方路対応部36の送信部40は、その同報制御オーダを
SPバス10を通してその方路内の全周辺装置SPに送出す
る。 周辺装置SPは、受信部70によってこの制御オーダを受
信すると、一致検出部72でこのネームコードの照合を行
なう。同報の制御オーダでは、コマンド部の同報表示ビ
ットが有意となっているので、同報検出部76がこれに応
動し、同報検出部76はマスクパターン発生部80を起動す
る。 マスクパターン発生部80は、一致検出部72におけるネ
ームコード照合のため特定のビットをマスクするマスク
パターンを発生する。通常は、同報群は同じ方路内装置
番号を有する周辺装置SPで構成されている。したがって
本実施例では、マスクパターン発生部80で発生されたマ
スクパターンでマスクされない方路指定情報のビットと
一致した方路番号の部分を有する方路の周辺装置SPにお
いて、その一致検出部72が動作指示信号出力74を付勢
し、この同報制御オーダに応動することになる。 たとえば第3図に示す同報群GAの周辺装置SPは、マス
クパターン発生部80でマスクパターン「110」が発生さ
れ、方路指定情報の最下位桁は“don′t care"となり、
方路0および1がこの同報の対象となる。また、同報群
GBの周辺装置SPは、マスクパターン発生部80でマスクパ
ターン「000」が発生され、方路指定情報の全桁が“do
n′t care"となり、全方路0〜7がこの同報の対象とな
る。 各周辺装置SPは、ネームコードのビットのうちマスク
されたビット以外のビットが一致すると、指定されたコ
マンドを実行する。コマンド実行を終了すると、アンサ
コード、データを編集して通話路バス制御装置SPBCに返
送することによって、同報制御オーダに応答する。この
アンサコードは、各周辺装置SPに固有の同報群表82を参
照して信号線86のアンサデータとともにOR回路84および
送信部92を通して通話路バス制御装置SPBCへ送出され
る。 通話路バス制御装置SPBCの方路対応部36では、各周辺
装置SPからこのような応答を受信し、その共通制御部、
すなわち通話路バス制御装置SPBCにおける方路対応部36
以外の各方路の制御に共通に使用される部分に通知す
る。 通話路バス制御装置SPBCの共通制御部では、中央制御
装置CCの指定した方路についてのみアンサデータの返送
を監視する。これは次のようにして行なわれる。すなわ
ち共通制御部は、制御部51から指示された同報における
指定された方路と指定された方路内の装置番号に基づい
て監視し、受信部42の出力54からの上述のパターンを有
するアンサコードを識別する。つまり、監視すべき方路
を中央制御装置CCの指定した方路から受信したアンサコ
ードのパターンによって識別する。たとえば同報群GAの
場合、通話路バス制御装置SPBCは全方路を駆動するが、
正常に応答するのは方路0および1であって、他の方路
から応答は得られない。したがって、無応答によって時
間監視に無駄が生ずるのを回避するために、本実施例で
は、通話路バス制御装置SPBCの制御部51は、中央制御装
置CCが指定した方路と指定した方路内の装置番号を有す
る周辺装置SPからのアンサコード、つまり特定パターン
の対応した方路からの応答時間を監視するように構成さ
れている。応答条件が整うと、ASW信号を編集して中央
制御装置CCに送出する。 通常、正常応答は数マイクロ秒程度で返送されるが、
無応答の検出には1〜2ミリ秒程度を要する。仮りに、
応答の監視時間の経過によって無応答であると判別する
ように構成されていたとすると、無応答を含めて全応答
条件が整ってからASW信号を編集して中央制御装置CCに
送出するまでの応答時間は、上述の時間監視の時限に依
存し、ASW信号の返送までの制御効率が低下してしまう
ことになる。 本実施例では、このような効率の低下を避けるため、
応答を監視すべき方路を先の方法で決定し、それらのな
かで条件が整うのを待ち、他の方路の監視は、適当なタ
イミングでリセットするように構成されている。 制御部51は、監視すべき方路すなわち有効方路のアン
サコードを受信部42から接続線54を通して方路別表示部
46およびASW変換部48に引き込む。これによって、方路
別表示部46はそれらについての応答結果を記憶し、また
ASW変換部48は次のような論理に従ってこの応答結果をA
SW信号に変換する。 すなわち本実施例では、アンサコードが特定のビット
パターン、たとえば「001」であればASWを「1」とし、
他の場合はすべてASWを「0」とする。同報のASW信号
は、監視の対象となるすべての有効方路のASWの論理積
で作られる。つまり、それら有効方路のアンサコードAS
Wが「1」を表示しているときASWを「1」とし、これに
よってすべてが正常である旨を応答送信部62を通して中
央制御装置CCに通知する。いずれかの方路からの応答が
異常であれば、ASWを「0」として異常がある旨を通知
する。 中央制御装置CCは、その後、同報群内のどの周辺装置
SPが異常であったかを知るためには、通話路バス制御装
置SPBCの方路別表示部46の内容を読み取ればよい。一般
の場合と同様に、この方路別表示部46は、それ自体の内
容を読み取る制御オーダの実行後にリセットされるよう
に構成されている。したがって本実施例では、それ以外
のオーダを実行すると、リセットされていないエラー情
報に新たなエラー情報が累積される。 各方路から受信した応答信号は、それが存在した証拠
としての同期信号を伴って受信部42の出力54からの共通
制御部へ送られる。有効方路の同期信号の論理積が成立
すると、全方路について動作が終了したものとして中央
制御装置CCに応答信号、すなわち先に編集したASWを送
出し、動作を終了する。 このように本実施例では、同じ同報群に含まれる各周
辺装置SPを別々の方路に収容し、方路分離部として機能
する通話路バス制御装置SPBCが同報制御オーダを検出し
て全方路を同時に駆動するように構成されている。した
がって、各同報群への同報オーダを同時に行なうことが
できる。 同報制御オーダを受理する周辺装置SPは、同報を検出
するとネームコードの一部を“don′t care"とするため
のマスクパターンを発生するように構成されている。し
たがって、各周辺装置SPは同報を同時に受理することが
できる。 同報を検出し、全ネームコードが一致した周辺装置SP
は、アンサコード、および同報群が存在する方路を表わ
すビットパターンをアンサデータとして返送することに
よって同報制御オーダに応答し、通話路バス制御装置SP
BCは、中央制御装置CCの送出した制御オーダで指定され
た方路から返送されたデータから同報群の存在する方路
を知るように構成されている。したがって、その同報に
関係のない方路についてまで時間監視を行なわなくてよ
く、1つの制御オーダの実行時間で同報オーダが完結さ
れる。 周辺装置SPのアンサコードからASW信号を作成し、通
話路バス制御装置SPBCで各有効方路についてASWの論理
積をとって中央制御装置CCへ報告するように構成されて
いる。したがって動作結果が良好であったか否かが迅速
に判定される。 同報群のいずれかが不良であっても、通話路バス制御
装置SPBCに各方路からのアンサコードを記憶表示する部
分を有するので、ASWが「0」の場合も、どの周辺装置S
Pが異常であったかを識別することができる。 このように本実施例では、中央制御装置CCの1回の制
御オーダの送出により短時間で同報機能が実行され、制
御効率が向上する。 (発明の効果) このように構成されたことにより本発明では、中央制
御装置の1回の制御オーダの送出により短時間で同報機
能が実行され、したがって多数の周辺装置に同じ内容の
制御オーダを発する場合でも、これに起因して制御効率
が低下することがない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による実施例の構成をその同報機能を中
心として示した機能ブロック図、 第2図は本発明による方路分離装置が適用される通話路
バス系の接続構成例を示す接続構成図、 第3図は本発明の実施例における同報群の構成を示す説
明図 第4図は中央制御装置から発せられる制御オーダおよび
アンサデータのフォーマットの例を示す説明図である。 主要部分の符号の説明 32……方路デコーダ 34,76……同報検出部 36……方路対応部 46……方路別表示部 48……ASW変換部 51……制御部 72……一致検出部 80……マスクパターン発生部 82……同報群表 GA,GB……同報群 SP……周辺装置 SPBC……通話路バス制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 仁孝 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 亀田 晴俊 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特公 昭51−5731(JP,B1)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.中央制御装置と複数の方路に収容された複数の周辺
    装置との間に介在し、該中央制御装置からの制御指令を
    該複数の周辺装置に分配する電子交換機の方路分離装置
    において、 前記複数の周辺装置は、該複数の周辺装置のうち前記複
    数の方路のうちの異なる方路に属するものによって同報
    群を構成し、 該方路分離装置は、 前記制御指令のうち同報を指示する同報指令を前記中央
    制御装置から受けてこれを識別し、該複数の方路を駆動
    して同報指令を該複数の方路に送出する同報検出駆動手
    段と、 前記周辺装置からの同報指令に対する応答を検出する応
    答検出手段と、 前記同報指令の群指定情報に基づく同報群に固有のパタ
    ーンを記憶する記憶手段を含み、該記憶手段から前記同
    報指令に含まれる群指定情報に一致する同報群に固有の
    パターンを読み出すとともに、前記複数の周辺装置のう
    ち前記同報指令に含まれる群指定情報に一致する同報群
    に属するものによって発生された同報群に固有のパター
    ンを受け、該読み出した同報群に固有のパターンと該同
    報群に属する各々周辺装置によって発生された同報群に
    固有の各々パターンを比較し、該比較においてすべてが
    一致した場合には正常である旨の報告情報を、また不一
    致がある場合には異常である旨の報告情報を作成し、前
    記中央制御装置に該報告情報を送出することによって同
    報指令に応答する応答手段とを有することを特徴とする
    電子交換機の方路分離装置。 2.特許請求の範囲第1項記載の方路分離装置におい
    て、前記群指定情報は、前記複数の方路を指定する方路
    指定情報の上位桁によって構成されていることを特徴と
    する方路分離装置。 3.特許請求の範囲第1項記載の方路分離装置におい
    て、前記応答手段は、前記複数の方路に対応した前記周
    辺装置からの同報指令に対する応答の情報を保持する記
    憶手段を含むことを特徴とする方路分離装置。 4.特許請求の範囲第1項記載の方路分離装置におい
    て、前記報告情報は、前記読み出した同報群に固有のパ
    ターンと前記同報群に属する各々周辺装置によって発生
    された同報群に固有の各々パターンを比較し、該比較に
    おいて一致した場合には論理レベル値を「1」とし、一
    致しない場合には論理レベル値を「0」とし、該同報群
    に属する各々周辺装置からの各々パターンの該比較に基
    づく各々論理レベル値の論理積であることを特徴とする
    方路分離装置。 5.中央制御装置からの制御指令を複数の周辺装置に選
    択的に分配する電子交換機の方路分離装置に複数の方路
    に分けて接続された周辺装置において、該周辺装置は、 前記複数の方路のうちの異なる方路に属する周辺装置に
    よって同報群を構成し、 前記制御指令のうち同報を指示する同報指令に含まれ複
    数の同報群のうちの特定の群を指定する群指定情報を前
    記方路分離装置から受けてこれを識別する識別手段と、 該識別した群指定情報に一致する同報群に固有のパター
    ンを有する応答を発生して該方路分離装置に送出する応
    答発生手段とを有し、 前記同報指令は前記複数の方路のいずれかを指示する方
    路指定情報を含み、 該方路分離装置は、 前記同報指令の群指定情報に基づく同報群に固有のパタ
    ーンは記憶手段に記憶され、 前記中央制御装置から同報指令を受けてこれを識別し、
    複数の方路を駆動して同報指令を該複数の方路に送出
    し、 前記記憶手段から前記同報指令に含まれる群指定情報に
    一致する同報群に固有のパターンを読み出すとともに、
    前記識別した群指定情報に一致する同報群に属する前記
    各々応答発生手段によって発生された同報群に固有の各
    々パターンを受け、該読み出した同報群に固有のパター
    ンと該各々応答発生手段によって発生された同報群に固
    有の各々パターンを比較し、該比較においてすべてが一
    致した場合には正常である旨の報告情報を、また不一致
    がある場合には異常である旨の報告情報を作成し、前記
    中央制御装置に該報告情報を送出することによって同報
    指令に応答することを特徴とする周辺装置。 6.特許請求の範囲第5項記載の周辺装置において、 前記群指定情報は、前記複数の方路を指定する方路指定
    情報の上位桁によって構成され、 前記識別手段は、該方路指定情報の上位桁以外の桁をマ
    スクして複数の同報群のうちの特定の群を識別するため
    のマスク手段を含むことを特徴とする周辺装置。
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