JP2734995B2 - スペクトルパラメータ抽出装置 - Google Patents

スペクトルパラメータ抽出装置

Info

Publication number
JP2734995B2
JP2734995B2 JP6196566A JP19656694A JP2734995B2 JP 2734995 B2 JP2734995 B2 JP 2734995B2 JP 6196566 A JP6196566 A JP 6196566A JP 19656694 A JP19656694 A JP 19656694A JP 2734995 B2 JP2734995 B2 JP 2734995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
interpolation
analysis
spectrum
spectrum parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6196566A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0863192A (ja
Inventor
芹沢  昌宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP6196566A priority Critical patent/JP2734995B2/ja
Publication of JPH0863192A publication Critical patent/JPH0863192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2734995B2 publication Critical patent/JP2734995B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトルパラメータ抽
出装置に関し、特に入力信号をフレームに分け、各フレ
ームでスペクトルパラメータを計算し、フレーム内を更
に分割したサブフレームでこのスペクトルパラメータを
用いて処理を行うフレーム処理型の信号処理装置に使用
するスペクトルパラメータ抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、スペクトルパラメータ抽出装置
を使用するフレーム処理型の信号処理装置として、CELP
(Code Excited Linear Prediction Coding) 方式やマル
チパルス方式等の音声符号化方式がある。各符号化方式
を記載した文献として、例えば、アイイーイーイー・プ
ロシーディングス(IEEE Proc.)ICASSP-85,1985年、93
7〜940頁(文献1)やアイイーイーイー・プロシー
ディングス(IEEE Proc.)ICASSP-86,1986年、1689〜
1692頁(文献2)に記載されている。
【0003】次に、これらの符号化方式の基本的な符号
化過程を図6を用いて説明する。
【0004】図6分図(a) は入力信号の一例を示す波形
図である。図6分図(b) はフレームの切り出し方を説明
する説明図、図6分図(c) はサブフレームの切り出し方
を説明する説明図、図6分図(d) はスペクトルパラメー
タの時間方向の補間の様子を1次元的に表した補間関数
を説明する説明図、図6分図(e) は従来の分析法におけ
る分析窓およびスペクトルパラメータの変化モデルの説
明図、図6分図(f) は本発明の分析法における分析窓お
よびスペクトルパラメータの変化モデルの説明図であ
る。
【0005】まず、図6分図(a) に示す入力信号を、図
6分図(b) に示すフレームに分割する。次に、図6分図
(e) に示す分析窓で切り出した入力信号をスペクトル分
析することにより、各フレームに対応するスペクトルパ
ラメータを抽出する。更にこのスペクトルパラメータを
量子化する。次に、図6分図(c) に示す各サブフレーム
に対応するスペクトルパラメータを、この量子化された
スペクトルパラメータと、前のフレームで量子化された
スペクトルパラメータとの補間によって計算する。補間
特性としては図6分図(d) に示す補間関数を用いる。最
後に各サブフレームのスペクトルパラメータを用いて各
サブフレームの入力信号の励振信号を量子化する。
【0006】次に、図7を用いて、この符号化方式の中
で、入力信号から各サブフレームに対応するスペクトル
パラメータを抽出する従来のスペクトルパラメータ抽出
装置の動作を説明する。
【0007】まず、入力端子60から入力した入力信号
を分析窓回路61で図6分図(e) の分析窓で切出す。次
に、分析回路62でこの切出した信号をスペクトル分析
することによりスペクトルパラメータを計算する。次
に、量子化回路63でこのスペクトルパラメータを量子
化して得た量子化スペクトルパラメータを補間回路64
に渡すと共にバッファ回路65に蓄積する。更に、補間
回路64で量子化スペクトルパラメータとバッファ回路
65に蓄積した量子化スペクトルパラメータとを補間し
て得た各サブフレームに対応した補間量子化スペクトル
パラメータを出力端子66に出力する。
【0008】ここで、分析回路62のスペクトル分析と
しては、バーグ(Burg)分析や線形予測分析等がある。
例えば、バーグ(Burg)分析の処理を図8の流れ図に示
す。
【0009】図8でx(t) (t=tn〜tn+1-1) は分析窓内の
入力信号、M は分析次数、n は分析窓の番号、e(m,t)は
前向き予測誤差、r(m,t)は後向き予測誤差、k(n,m)はス
ペクトルパラメータの1つであるk パラメータ、n はフ
レームの番号、tnはn 番目のフレームの始めの時刻をそ
れぞれ表わす。図8の処理Mの式は、式(1) の規範関数
D(m)を最小とする、即ちdD(m)/dk(n,m)= 0となるよう
に、k パラメータk(n,m)を定めることによって得られ
る。
【0010】
【0011】また、バーグ(Burg)法においてkパラメ
ータを複数の規定関数でモデル化し、kパラメータの変
化を考慮して分析を行う改良バーグ(Burg)分析が提案
されている。改良バーグ(Burg)法を記載した文献とし
て今泉等による「パラメータの変動を仮定した時間依存
Burg法」 電子通信学会論文誌,第J68―A巻,第3
号,352〜353頁,1985年(文献3)がある。改良
バーグ(Burg)分析では、k パラメータki(n,m,t) の時
間変化モデルを式(4) で表す。ここで、q(i,m)は規定関
数、u(i,t)は各規定関数の時間変化を表す重み関数であ
る。又ki(n,m,t)は時刻t のk パラメータである。
【0012】
【0013】改良バーグ(Burg)分析におけるk パラメ
ータの計算式も、式(4) を式(2),(3)と共に式(1) に代
入し、式(1) の規範関数Dmを最小とする、即ちdD(m)/dq
(i,m)= 0 となるようにq(i,m)を定めることによって得
られる。g は規定関数の個数である。
【0014】前述した従来のバーグ(Burg)分析では、
分析窓内でk パラメータは一定としているため式(4) と
同様に記述すると時間変化モデルは式(5) となる。 ki(n,m,t) = k(n,m) (5) 又、補間回路64では、過去の量子化スペクトルパラメ
ータkq(i,m) (i=0,...,n-1) と現分析窓n に対する量子
化スペクトルパラメータkq(n,m) を式(6) で補間するこ
とによって補間量子化スペクトルパラメータkqi(n,m,t)
を計算する。w(i,t)は時間補間特性を表す補間係数であ
る。
【0015】
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスペク
トルパラメータ抽出装置は、スペクトル分析における式
(5) のスペクトルパラメータの時間変化モデルと各時刻
のスペクトルパラメータを計算する式(6) の補間特性と
が異なるため、特に分析窓内で入力信号のスペクトル特
性が大きく変化する場合は、スペクトルパラメータ抽出
精度が低下するという問題点がある。
【0017】本発明の目的は、分析窓内で入力信号のス
ペクトル特性が大きく変化する場合であってもスペクト
ルパラメータの抽出精度を向上し、フレーム処理型の信
号処理装置の性能を向上することができるスペクトルパ
ラメータ抽出装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のスペクトルパラ
メータ抽出装置は、入力端子から入力した入力信号を分
析窓で切出す分析窓回路と、補間関数を蓄積している補
間テーブル回路と、スペクトルパラメータを量子化した
量子化スペクトルパラメータを受信し蓄積するバッファ
回路と、前記バッファ回路が蓄積している量子化スペク
トルパラメータと前記分析窓回路が切出した入力信号と
前記補間テーブル回路が蓄積している補間関数とを用い
て最新のスペクトルパラメータを計算し出力する補間分
析回路と、前記補間分析回路で計算したスペクトルパラ
メータを量子化して得た最新の量子化スペクトルパラメ
ータを前記バッファ回路に出力する量子化回路と、前記
補間テーブル回路が蓄積している補間関数と前記バッフ
ァ回路が蓄積している量子化スペクトルパラメータと前
記量子化回路が量子化して得た最新の量子化スペクトル
パラメータとを用いて補間スペクトルパラメータを計算
し出力端子に出力する補間回路とを有する構成である。
【0019】本発明のスペクトルパラメータ抽出装置
は、入力端子から入力した入力信号を分析窓で切出す分
析窓回路と、補間関数を蓄積している補間テーブル回路
と、スペクトルパラメータを受信し蓄積するバッファ回
路と、前記バッファ回路が蓄積しているスペクトルパラ
メータと前記分析窓回路が切出した入力信号と前記補間
テーブル回路が蓄積している補間関数とを用いて最新の
スペクトルパラメータを計算し前記バッファ回路に出力
する補間分析回路と、前記補間テーブル回路が蓄積して
いる補間関数と前記バッファ回路が蓄積しているスペク
トルパラメータと前記補間分析回路が計算して得た最新
のスペクトルパラメータとを用いて補間スペクトルパラ
メータを計算し出力端子に出力する補間回路とを有する
構成である。
【0020】本発明のスペクトルパラメータ抽出装置
は、入力端子から入力した入力信号を分析窓で切出す分
析窓回路と、補間関数を蓄積している補間テーブル回路
と、スペクトルパラメータを量子化した量子化スペクト
ルパラメータを受信し蓄積するバッファ回路と、前記バ
ッファ回路が蓄積している量子化スペクトルパラメータ
と前記分析窓回路が切出した入力信号と前記補間テーブ
ル回路が蓄積している補間関数とを用いて最新のスペク
トルパラメータを計算し出力する補間分析回路と、前記
補間分析回路で計算したスペクトルパラメータを量子化
して得た最新の量子化スペクトルパラメータを前記バッ
ファ回路および出力端子に出力する量子化回路とを有す
る構成である。
【0021】本発明のスペクトルパラメータ抽出装置
は、入力端子から入力した入力信号を分析窓で切出す分
析窓回路と、補間関数を蓄積している補間テーブル回路
と、スペクトルパラメータを受信し蓄積するバッファ回
路と、前記バッファ回路が蓄積しているスペクトルパラ
メータと前記分析窓回路が切出した入力信号と前記補間
テーブル回路が蓄積している補間関数とを用いて最新の
スペクトルパラメータを計算し前記バッファ回路および
出力端子に出力する補間分析回路とを有する構成であ
る。
【0022】
【作用】本発明では、バーグ(Burg)分析にスペクトル
パラメータの時間変化モデルとして式(5) の代わりに式
(6) を用いる。これにより、スペクトル分析でのスペク
トルパラメータの時間変化モデルを、補間における補間
関数に近づけることができるため、スペクトルパラメー
タ抽出精度を向上することができる。
【0023】図6の例では、図6分図(e) と図6分図
(f) は、各々従来および本発明のスペクトルパラメータ
抽出装置における分析窓関数である。n 番目のフレーム
での分析において、n 番目のフレーム内では本発明にお
ける分析窓関数を図6分図(d)の補間関数と同一にでき
ることがわかる。
【0024】本発明のバーグ(Burg)分析に使用する k
パラメータの計算式も、式(6) を式(2),(3) と共に式
(1) に代入し、式(1) の規範関数D(m)を最小とする、即
ち、dD(m)/dq(i,m) = 0 となるようにq(i,m)を定めるこ
とによって得られる。
【0025】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0026】図1は本発明の第1の実施例のブロック図
である。
【0027】本発明の第1の実施例のスペクトルパラメ
ータ抽出装置1は、入力端子2から入力した入力信号x
(t)を分析窓で切出した入力信号x(t) (t=tn〜tn+1-1)
として出力する分析窓回路3と、補間関数を蓄積してい
る補間テーブル回路4と、スペクトルパラメータk(n,m)
を量子化した量子化スペクトルパラメータkq(n,m) を受
信し蓄積するバッファ回路5と、バッファ回路5が蓄積
している量子化スペクトルパラメータkq(n,m) と分析窓
回路3が切出した入力信号x(t) (t=tn〜tn+1-1)と補間
テーブル回路4が蓄積している補間関数とを用いて最新
のスペクトルパラメータk(n,m)を計算し出力する補間分
析回路6と、補間分析回路6で計算したスペクトルパラ
メータk(n,m)を量子化して得た最新の量子化スペクトル
パラメータkq(n,m) をバッファ回路5に出力する量子化
回路7と、補間テーブル回路4が蓄積している補間関数
とバッファ回路5が蓄積している量子化スペクトルパラ
メータkq(n,m) と量子化回路7が量子化して得た最新の
量子化スペクトルパラメータkq(n,m) とを用いて補間ス
ペクトルパラメータkqi(n,m,t)を計算し出力端子8に出
力する補間回路9とからなる。
【0028】図2は本発明の第2の実施例のブロック図
である。なお、第1の実施例と同一の機能を持つ部分に
ついては同一の名称および符号を付与する。
【0029】本発明の第2の実施例のスペクトルパラメ
ータ抽出装置10は、入力端子2から入力した入力信号
x(t)を分析窓で切出した入力信号x(t) (t=tn〜tn+1-1)
として出力する分析窓回路3と、補間関数を蓄積してい
る補間テーブル回路4と、スペクトルパラメータk(n,m)
を受信し蓄積するバッファ回路5と、バッファ回路5が
蓄積しているスペクトルパラメータk(n,m)と分析窓回路
3が切出した入力信号x(t) (t=tn〜tn+1-1) と補間テー
ブル回路4が蓄積している補間関数とを用いて最新のス
ペクトルパラメータk(n,m)を計算しバッファ回路5に出
力する補間分析回路6と、補間テーブル回路4が蓄積し
ている補間関数とバッファ回路5が蓄積しているスペク
トルパラメータk(n,m)と補間分析回路6が計算して得た
最新のスペクトルパラメータk(n,m)とを用いて補間スペ
クトルパラメータki(n,m,t) を計算し出力端子8に出力
する補間回路9とからなる。
【0030】図3は本発明の第3の実施例のブロック図
である。なお、第1の実施例と同一の機能を持つ部分に
ついては同一の名称および符号を付与する。
【0031】本発明の第3の実施例のスペクトルパラメ
ータ抽出装置11は、入力端子2から入力した入力信号
x(t)を分析窓で切出した入力信号x(t) (t=tn〜tn+1-1)
として出力する分析窓回路3と、補間関数を蓄積してい
る補間テーブル回路4と、スペクトルパラメータk(n,m)
を量子化した量子化スペクトルパラメータkq(n,m) を受
信し蓄積するバッファ回路5と、バッファ回路5が蓄積
している量子化スペクトルパラメータkq(n,m) と分析窓
回路3が切出した入力信号x(t) (t=tn〜tn+1-1) と補間
テーブル回路4が蓄積している補間関数とを用いて最新
のスペクトルパラメータk(n,m)を計算し出力する補間分
析回路6と、補間分析回路6で計算したスペクトルパラ
メータk(n,m)を量子化して得た最新の量子化スペクトル
パラメータkq(n,m) をバッファ回路5および出力端子8
に出力する量子化回路7とからなる。
【0032】図4は本発明の第4の実施例のブロック図
である。なお、第1の実施例と同一の機能を持つ部分に
ついては同一の名称および符号を付与する。
【0033】本発明の第4の実施例のスペクトルパラメ
ータ抽出装置12は、入力端子2から入力した入力信号
x(t)を分析窓で切出した入力信号x(t) (t=tn〜tn+1-1)
として出力する分析窓回路3と、補間関数を蓄積してい
る補間テーブル回路4と、スペクトルパラメータk(n,m)
を受信し蓄積するバッファ回路5と、バッファ回路5が
蓄積しているスペクトルパラメータk(n,m)と分析窓回路
3が切出した入力信号x(t) (t=tn〜tn+1-1) と補間テー
ブル回路4が蓄積している補間関数とを用いて最新のス
ペクトルパラメータk(n,m)を計算しバッファ回路5およ
び出力端子8に出力する補間分析回路6とからなる。
【0034】図5は図1〜4に記載されている補間分析
回路のスペクトルパラメータの計算手順を説明するため
の流れ図である。
【0035】次に動作について説明する。
【0036】最初に第1の実施例について図1および図
5を参照して説明する。
【0037】まず、入力端子2から入力信号x(t)を入力
する。次に分析窓回路3でこの入力信号x(t)を予め定め
た分析窓(音声信号の場合は一般に20msec程度)で切出
し、入力信号x(t) (t=tn〜tn+1-1) として出力する。次
に補間分析回路6で、この切出した信号と、式(6) の補
間特性を蓄積した補間テーブル回路4から渡された補間
係数w(i,t)と、バッファ回路5から渡された量子化回路
7で量子化された過去の量子化スペクトルパラメータkq
(n,m) とを用いて 図5の流れ図に従ってスペクトルパ
ラメータk(n,m)を計算する。但し、図5では、簡単な例
を示すために式(6) の時間変化モデルとして式(7) を用
いた。 ki(n,m,t) = α(t) k(n-1,m) +β(t) k(n,m) (7) ここでα(t) とβ(t) とは時刻t の補間の重み付け関数
である。次に量子化回路7で、このスペクトルパラメー
タk(n,m)を量子化し得た量子化スペクトルパラメータkq
(n,m) をバッファ回路5と補間回路9に渡す。
【0038】ここでスペクトルパラメータ量子化の方法
としては、前述した方法以外にも種々提案されており、
例えば、電子通信学会論文誌,第J67―A巻,第10
号,974〜981頁,1984年(文献4)に記載されて
いるベクトル・スカラ量子化法、アイイーイーイー・プ
ロシーディングス(IEEE Proc.)ICASSP-91,1991年、66
1〜664頁(文献5)に記載されている分割ベクトル
量子化法等がある。
【0039】次にバッファ回路5は、量子化スペクトル
パラメータkq(n,m) を蓄積し、補間分析回路6に渡す。
最後に補間回路9は、バッファ回路5が渡す過去の量子
化スペクトルパラメータkq(n,m) と量子化回路7が渡す
量子化スペクトルパラメータkq(n,m) とを用いて、式
(6)(図5の例では式(7))を用いて補間を行い得た補間量
子化スペクトルパラメータkqi(n,m,t)を出力端子8から
出力する。
【0040】次に、第2の実施例について図2を参照し
て説明する。
【0041】第2の実施例が第1の実施例と異なる点
は、図1と図2とを比較して明らかなように量子化回路
7が無いことだけである。これは、スペクトルパラメー
タ抽出装置が量子化を必要としない場合の実施例であ
り、例えば、音声符号化方式の励振信号量子化の聴感重
み付け用に用いられるスペクトルパラメータの抽出方式
に用いて有用である。
【0042】続いて、第3の実施例について図3を参照
して説明する。
【0043】第3の実施例が第1の実施例と異なる点
は、図1と図3とを比較して明らかなように補間回路9
が無いことだけである。これは、スペクトルパラメータ
抽出装置が補間されたスペクトルパラメータを必要とし
ない場合の実施例であり、例えば、量子化回路7の量子
化スペクトルパラメータkq(n,m) を、k パラメータ以外
のスペクトルパラメータに変換した後に、本発明とは別
の回路で補間を行う場合に用いて有用である。
【0044】最後に、第4の実施例について図3を参照
して説明する。
【0045】第3の実施例が第1の実施例と異なる点
は、図1と図3とを比較して明らかなように量子化回路
7と補間回路9とが無いことである。これは、スペクト
ルパラメータ抽出装置が量子化を必要とせず、かつ、補
間されたスペクトルパラメータを必要としない場合の実
施例であり、例えば、補間分析回路6のスペクトルパラ
メータk(n,m)を、k パラメータ以外のスペクトルパラメ
ータに変換した後に、本発明とは別の回路で補間を行う
場合に用いて有用である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力端
子から入力した入力信号を分析窓で切出す分析窓回路
と、補間関数を蓄積している補間テーブル回路と、スペ
クトルパラメータを量子化した量子化スペクトルパラメ
ータを受信し蓄積するバッファ回路と、バッファ回路が
蓄積している量子化スペクトルパラメータと分析窓回路
が切出した入力信号と補間テーブル回路が蓄積している
補間関数とを用いて最新のスペクトルパラメータを計算
し出力する補間分析回路と、補間分析回路で計算したス
ペクトルパラメータを量子化して得た最新の量子化スペ
クトルパラメータをバッファ回路に出力する量子化回路
と、補間テーブル回路が蓄積している補間関数とバッフ
ァ回路が蓄積している量子化スペクトルパラメータと量
子化回路が量子化して得た最新の量子化スペクトルパラ
メータとを用いて補間スペクトルパラメータを計算し出
力端子に出力する補間回路とを有することにより、分析
窓内で入力信号のスペクトル特性が大きく変化する場合
であってもスペクトルパラメータの抽出精度を向上し、
フレーム処理型の信号処理装置の性能を向上することが
できるという効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例のブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例のブロック図である。
【図5】図1〜4に記載されている補間分析回路のスペ
クトルパラメータの計算手順を説明するための流れ図で
ある。
【図6】符号化方式の基本的な符号化過程を説明する説
明図である。
【図7】従来のスペクトルパラメータ抽出装置の動作を
説明する説明図である。
【図8】バーグ(Burg)分析の処理を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
1,10,11,12 スペクトルパラメータ抽出装
置 2 入力端子 3 分析窓回路 4 補間テーブル回路 5 バッファ回路 6 補間分析回路 7 量子化回路 8 出力端子 9 補間回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子から入力した入力信号を分析窓
    で切出す分析窓回路と、補間関数を蓄積している補間テ
    ーブル回路と、スペクトルパラメータを量子化した量子
    化スペクトルパラメータを受信し蓄積するバッファ回路
    と、前記バッファ回路が蓄積している量子化スペクトル
    パラメータと前記分析窓回路が切出した入力信号と前記
    補間テーブル回路が蓄積している補間関数とを用いて最
    新のスペクトルパラメータを計算し出力する補間分析回
    路と、前記補間分析回路で計算したスペクトルパラメー
    タを量子化して得た最新の量子化スペクトルパラメータ
    を前記バッファ回路に出力する量子化回路と、前記補間
    テーブル回路が蓄積している補間関数と前記バッファ回
    路が蓄積している量子化スペクトルパラメータと前記量
    子化回路が量子化して得た最新の量子化スペクトルパラ
    メータとを用いて補間スペクトルパラメータを計算し出
    力端子に出力する補間回路とを有することを特徴とする
    スペクトルパラメータ抽出装置。
  2. 【請求項2】 入力端子から入力した入力信号を分析窓
    で切出す分析窓回路と、補間関数を蓄積している補間テ
    ーブル回路と、スペクトルパラメータを受信し蓄積する
    バッファ回路と、前記バッファ回路が蓄積しているスペ
    クトルパラメータと前記分析窓回路が切出した入力信号
    と前記補間テーブル回路が蓄積している補間関数とを用
    いて最新のスペクトルパラメータを計算し前記バッファ
    回路に出力する補間分析回路と、前記補間テーブル回路
    が蓄積している補間関数と前記バッファ回路が蓄積して
    いるスペクトルパラメータと前記補間分析回路が計算し
    て得た最新のスペクトルパラメータとを用いて補間スペ
    クトルパラメータを計算し出力端子に出力する補間回路
    とを有することを特徴とするスペクトルパラメータ抽出
    装置。
  3. 【請求項3】 入力端子から入力した入力信号を分析窓
    で切出す分析窓回路と、補間関数を蓄積している補間テ
    ーブル回路と、スペクトルパラメータを量子化した量子
    化スペクトルパラメータを受信し蓄積するバッファ回路
    と、前記バッファ回路が蓄積している量子化スペクトル
    パラメータと前記分析窓回路が切出した入力信号と前記
    補間テーブル回路が蓄積している補間関数とを用いて最
    新のスペクトルパラメータを計算し出力する補間分析回
    路と、前記補間分析回路で計算したスペクトルパラメー
    タを量子化して得た最新の量子化スペクトルパラメータ
    を前記バッファ回路および出力端子に出力する量子化回
    路とを有することを特徴とするスペクトルパラメータ抽
    出装置。
  4. 【請求項4】 入力端子から入力した入力信号を分析窓
    で切出す分析窓回路と、補間関数を蓄積している補間テ
    ーブル回路と、スペクトルパラメータを受信し蓄積する
    バッファ回路と、前記バッファ回路が蓄積しているスペ
    クトルパラメータと前記分析窓回路が切出した入力信号
    と前記補間テーブル回路が蓄積している補間関数とを用
    いて最新のスペクトルパラメータを計算し出力端子およ
    び前記バッファ回路に出力する補間分析回路とを有する
    ことを特徴とするスペクトルパラメータ抽出装置。
JP6196566A 1994-08-22 1994-08-22 スペクトルパラメータ抽出装置 Expired - Fee Related JP2734995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6196566A JP2734995B2 (ja) 1994-08-22 1994-08-22 スペクトルパラメータ抽出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6196566A JP2734995B2 (ja) 1994-08-22 1994-08-22 スペクトルパラメータ抽出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0863192A JPH0863192A (ja) 1996-03-08
JP2734995B2 true JP2734995B2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=16359873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6196566A Expired - Fee Related JP2734995B2 (ja) 1994-08-22 1994-08-22 スペクトルパラメータ抽出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2734995B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4733552B2 (ja) * 2006-04-06 2011-07-27 日本電信電話株式会社 Parcor係数算出装置、parcor係数算出方法、そのプログラムおよびその記録媒体
JP4746532B2 (ja) * 2006-12-20 2011-08-10 日本電信電話株式会社 線形予測係数算出方法、及びその装置とそのプログラムと、その記憶媒体
JP4691050B2 (ja) * 2007-01-29 2011-06-01 日本電信電話株式会社 Parcor係数算出方法、及びその装置とそのプログラムと、その記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0863192A (ja) 1996-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100304682B1 (ko) 음성 코더용 고속 여기 코딩
JP3196595B2 (ja) 音声符号化装置
JP3254687B2 (ja) 音声符号化方式
JPH06222797A (ja) 音声符号化方式
JP3180786B2 (ja) 音声符号化方法及び音声符号化装置
JPH08179795A (ja) 音声のピッチラグ符号化方法および装置
JP2624130B2 (ja) 音声符号化方式
JP2970407B2 (ja) 音声の励振信号符号化装置
JP2734995B2 (ja) スペクトルパラメータ抽出装置
JP2800599B2 (ja) 基本周期符号化装置
JPH0854898A (ja) 音声符号化装置
JP3360545B2 (ja) 音声符号化装置
JP2010256932A (ja) 音声信号標本値の符号化または復号化のための方法並びに符号化器ないし復号化器
JP3153075B2 (ja) 音声符号化装置
JPH08185199A (ja) 音声符号化装置
JP3089967B2 (ja) 音声符号化装置
JP3471889B2 (ja) 音声符号化方法及び装置
JP3194930B2 (ja) 音声符号化装置
JP3192051B2 (ja) 音声符号化装置
JP3471542B2 (ja) 音声符号化装置
JPH04301900A (ja) 音声符号化装置
JPH08320700A (ja) 音声符号化装置
JP3112462B2 (ja) 音声符号化装置
JP3039293B2 (ja) 音声符号化装置
JP2808841B2 (ja) 音声符号化方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971202

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees