JP2734939B2 - ランプ光源及び露光装置 - Google Patents

ランプ光源及び露光装置

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JP2734939B2
JP2734939B2 JP18228293A JP18228293A JP2734939B2 JP 2734939 B2 JP2734939 B2 JP 2734939B2 JP 18228293 A JP18228293 A JP 18228293A JP 18228293 A JP18228293 A JP 18228293A JP 2734939 B2 JP2734939 B2 JP 2734939B2
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light
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opening slit
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章宏 鎌田
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はランプ光源及び露光装置
に関し、詳しくは、カラー陰極線管の製造において、フ
ェースパネル内面に蛍光膜を形成するために、そのフェ
ースパネル内面に形成した感光性被膜を露光する露光装
置及びその露光装置に使用されるランプ光源に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管の製造において、フェー
スパネルの内面に蛍光膜を形成するに際して、フェース
パネル内面に蛍光膜を被着させるに先立って、そのフェ
ースパネル内面に形成された感光性被膜〔以下、レジス
ト膜と称す〕を蛍光膜パターンに応じて露光する露光工
程がある。
【0003】この露光工程では、以下のようなランプ光
源を具備した露光装置が使用される。この露光装置は、
図3に示すように後述する水銀灯1をランプハウス2に
収納したランプ光源3と、そのランプ光源3に離隔して
蛍光膜が形成される内面を対向させて位置決め配置さ
れ、その内面にレジスト膜を被着したフェースパネル4
と、ランプ光源3とフェースパネル4間に固定配置さ
れ、ランプ光源3からの投射光Lを屈折させながら透過
させて軌道修正することにより、その投射光Lが陰極線
管における電子ビームの照射軌跡を再現するようにした
補正レンズ5とを主要部として構成される。
【0004】この露光装置におけるランプ光源3は、図
3及び図4に示すように、棒状の水銀灯1〔図5(a)
(b)参照〕を、その管軸がフェースパネル4に向く方
向と直交する方向となるようにランプハウス2に収納し
た構造のもので、水銀灯1の管軸と平行となるランプハ
ウス2のフェースパネル対向面に円形の開口凹部6を有
し、ランプハウス2に収納した水銀灯1の発光部7を開
口凹部6に配置する。この開口凹部6では、水銀灯1の
発光部7の両側が二つの筒状部材8により被覆され、そ
の二つの筒状部材8間に開口スリット9が形成されて水
銀灯1の発光部7が露呈する。尚、図示しないが、ラン
プハウス2には冷却水が供給され、透明板10で閉塞さ
れた開口凹部6の内部空間に冷却水を充満させることに
より、水銀灯1の発熱を抑制するようにしている。
【0005】ランプ光源3の水銀灯1の発光部7から発
せられた光Lは、開口スリット9を通過してフェースパ
ネル4に向けて投射される。このランプ光源3からの投
射光Lは、補正レンズ5により屈折しながら透過して軌
道修正され、陰極線管における電子ビームの照射軌跡を
再現するように進行して、フェースパネル4の内面のレ
ジスト膜上に達し、この投射光Lによりレジスト膜が露
光される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した露
光装置に使用されるランプ光源3では、水銀灯1の発光
部7から発せられてフェースパネル4の内面のレジスト
膜を露光する光Lとしては所定の強度を必要とし、その
強度を確保するために水銀灯1に所定のランプ電流を供
給するようにしている。
【0007】一方、水銀灯1の発光部7で発せられる光
Lは、水銀灯1の管全面に向けて放射状に投射され、そ
の一部の光が、開口スリット9を通過してフェースパネ
ル4に向けて投射されている。従って、発光部7での全
光量のうち、その一部のみがフェースパネル4の内面の
レジスト膜を露光することになり、他の光量分について
は、水銀灯1の管壁及びその管壁を介してランプハウス
2の内壁面に吸収されている。このように発光部7での
一部の光のみで、露光に必要な光量を確保しようとする
と、水銀灯1に供給するランプ電流を大きくせざるを得
ず、水銀灯1のランプ効率が悪く、且つ、水銀灯1の寿
命を短くするという問題があった。
【0008】尚、この問題を解消するための手法とし
て、水銀灯の石英ガラスパイプの外周片側表面に、Ce
2 とMgF2 の多層膜からなり、近紫外部での反射率
が大きく且つ赤外部での反射率が小さい選択光学膜を形
成したものがある〔特開昭57−60656号公報〕。
しかしながら、この選択光学膜は、水銀灯の管外周に形
成されているため、水銀灯から発せられた光は、選択光
学膜に達するまでに水銀灯自体の管壁で吸収されてしま
い、その分、光量が低下する。而も、その選択光学膜が
水銀灯の片側だけにしか形成されていないので、水銀灯
から発せられた光のうち、選択光学膜での反射量もそれ
程多くないというのが現状である。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、水銀灯から発
せられた光を効率よく使用し、且つ、その水銀灯の長寿
命化を図り得るランプ光源及び露光装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明のランプ光源は、棒状の水
銀灯を被覆した状態で収納したランプハウスの一部に、
その水銀灯の管軸と直交する方向に開口スリットを形成
し、その開口スリットから所定の領域に向けて水銀灯の
光を照射するランプ光源において、水銀灯の開口スリッ
トと対応する、例えば、管軸に沿うスリット状部位を除
く管内面に、紫外領域の光を反射し且つ赤外領域の光を
透過する選択光学膜を被着したことを特徴とする。
【0011】また、本発明の露光装置は、前記ランプ光
源と、そのランプ光源と離隔して対向配置された陰極線
管用フェースパネルと、ランプ光源とフェースパネル間
に配置され、開口スリットを通過したランプ光源からの
投射光を屈折させながら透過させて軌道修正する補正レ
ンズとを含むことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明のランプ光源では、選択光学膜を、水銀
灯の開口スリットと対応する部位を除く管内面に形成し
たので、水銀灯から発せられた紫外領域の光は、水銀灯
の管壁を透過することなく、選択光学膜で即座に反射す
る。その結果、水銀灯から開口スリットを通過して投射
される光の強度が増大するので、所定の光量を確保する
ための水銀灯のランプ電流を低減することが可能とな
る。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2に示して説明
する。尚、図3乃至図5と同一部分には同一参照符号を
付して重複説明は省略する。
【0014】本発明の特徴は、ランプ光源12のランプ
ハウス2に収納された水銀灯11にある。この水銀灯1
1は、図1(a)(b)に示すようにそのほぼ中央に位
置する発光部13の開口スリット9と対応する管軸に沿
うスリット状部位mを除く管内面に、紫外領域の光を反
射し且つ赤外領域の光を透過する選択光学膜14を被着
する。この選択光学膜14は、CeO2 やMgF2 等の
多層膜を一定の膜厚で形成したもので、例えば、紫外領
域の光の反射率が70〜90%程度、赤外領域の光の反
射率が10〜20%程度である。
【0015】この水銀灯11をランプハウス2に収納し
たランプ光源12は、図2に示すようにランプハウス2
の開口凹部6に水銀灯11の発光部13が配置され、二
つの筒状部材8間に形成された開口スリット9から発光
部13が露呈する。この水銀灯11への通電により、発
光部13から発せられる光La,Lbはその発光中心O
から管全面に向けて放射状に投射されるが、その管内面
に選択光学膜14が存在するため、その光のうち、露光
に必要とする紫外領域の光のほとんどが水銀灯11の管
壁を透過することなく、即座に選択光学膜14で反射す
るのに対し、露光に不必要な赤外領域の光のほとんどは
水銀灯11の管壁を透過する。このようにして、選択光
学膜14で反射された紫外領域の光Lbは、発光中心O
から直接的に開口スリット9に向かう光Laと共に、そ
の開口スリット9を通過し、フェースパネル4に向けて
投射される。
【0016】このランプハウス2の開口スリット9を通
過してフェースパネル4に向かうランプ光源12からの
投射光La,Lbは、補正レンズ5により屈折しながら
透過して軌道修正され、陰極線管における電子ビームの
照射軌跡を再現するように進行して、フェースパネル4
の内面のレジスト膜上に達し、この投射光La,Lbに
よりレジスト膜が露光される。
【0017】この時、ランプ光源12において、水銀灯
11の発光中心Oから直接的に開口スリット9に向かう
光Laと共に、選択光学膜14で反射した上で開口スリ
ット9に間接的に向かう光Lbが加えられるので、レジ
スト膜を露光するのに必要な所定の光量を得るための水
銀灯11に供給されるランプ電流を減少させることがで
きる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、選択光学膜を、水銀灯
の開口スリットと対応する部位を除く管内面に形成した
ので、水銀灯から発せられた紫外領域の光は、水銀灯の
管壁を透過することなく選択光学膜で即座に反射するの
で、水銀灯から開口スリットを通過して投射される光の
強度が大幅に増大し、所定の光量を確保するための水銀
灯のランプ電流を飛躍的に低減させることができ、水銀
灯の長寿命化が図れてその実用的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するためのもので、
(a)はランプ光源に使用する水銀灯を示す斜視図、
(b)はその水銀灯の管軸と直交する方向での断面図
【図2】図1の水銀灯を収納したランプ光源、補正レン
ズ及びフェースパネルから構成される露光装置を示す概
略構成図
【図3】従来の露光装置の概略構成を示す説明図
【図4】図3の露光装置に使用されるランプ光源を示す
部分平面図
【図5】図4のランプ光源に使用される水銀灯を示し、
(a)はその斜視図、(b)は水銀灯の管軸と直交する
方向での断面図
【符号の説明】
2 ランプハウス 4 フェースパネル 5 補正レンズ 9 開口スリット 11 水銀灯 12 ランプ光源 14 選択光学膜 m 開口スリットと対応する管軸に沿うスリット状
部位

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の水銀灯を被覆した状態で収納した
    ランプハウスの一部に、その水銀灯の管軸と直交する方
    向に開口スリットを形成し、その開口スリットから所定
    の領域に向けて水銀灯の光を照射するランプ光源におい
    て、水銀灯の開口スリットと対応する部位を除く管内面
    に、紫外領域の光を反射し且つ赤外領域の光を透過する
    選択光学膜を被着したことを特徴とするランプ光源。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水銀灯の開口スリットと
    対応する部位を除く管内面が、水銀灯の開口スリットと
    対応する管軸に沿うスリット状部位を除く管内面である
    ことを特徴とするランプ光源。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のランプ光源と、そ
    のランプ光源と離隔して対向配置された陰極線管用フェ
    ースパネルと、ランプ光源とフェースパネル間に配置さ
    れ、開口スリットを通過したランプ光源からの投射光を
    屈折させながら透過させて軌道修正する補正レンズとを
    含むことを特徴とする露光装置。
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JP5278648B2 (ja) * 2007-12-11 2013-09-04 ウシオ電機株式会社 エキシマランプ
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