JP2733015B2 - 給湯器の遠隔制御システム - Google Patents

給湯器の遠隔制御システム

Info

Publication number
JP2733015B2
JP2733015B2 JP6061807A JP6180794A JP2733015B2 JP 2733015 B2 JP2733015 B2 JP 2733015B2 JP 6061807 A JP6061807 A JP 6061807A JP 6180794 A JP6180794 A JP 6180794A JP 2733015 B2 JP2733015 B2 JP 2733015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
main body
remote control
communication circuit
microcomputer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6061807A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07269938A (ja
Inventor
秀夫 紀藤
郁朗 足立
孝文 鈴木
茂 小木曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP6061807A priority Critical patent/JP2733015B2/ja
Publication of JPH07269938A publication Critical patent/JPH07269938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2733015B2 publication Critical patent/JP2733015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Control For Baths (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯器の遠隔制御システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、以下に示す給湯器の遠隔制御
システムが知られている。給湯器の遠隔制御システム
は、給水管- 熱交換器- 出湯管を連設してなる熱交水
路、出湯管の出口に取り付けられ複数箇所(キッチン、
浴室、シャワー室)に配される複数の給湯栓、熱交水路
を流れる水量を検出する水量センサ、熱交換器を加熱す
るガスバーナ、出湯温や給水温を検出するサーミスタ、
ガスバーナに供給するガス量を操作する比例弁、運転状
態等に係る運転情報を下りデジタル信号に変換してリモ
コン側通信回路へ送るとともにリモコン側通信回路から
送られて来る上りデジタル信号から、運転開始・停止の
指示等の運転指令を復調する本体側通信回路、及び給湯
器本体が運転状態にある場合にガスバーナを燃焼状態に
するとともに、検出給水温と検出給水量に基づき出湯温
度が設定温度になる様に比例弁を制御する本体側マイク
ロコンピュータを備えた給湯器本体と、運転の開始・停
止を指示する運転スイッチ、運転指令をリモコン側通信
回路に送出するとともに運転情報を表示信号に変換する
リモコン側マイクロコンピュータ、運転指令を上りデジ
タル信号に変換して本体側通信回路へ送るとともに本体
側通信回路から送られて来た下りデジタル信号から運転
情報を復調するリモコン側通信回路、及び前記表示信号
に基づいて前記運転情報を表示する表示器とを備えた複
数のリモコンと、給湯器本体とリモコンとを接続する二
線ワイヤーとを具備する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の給
湯器の遠隔制御システムは以下の様な現象が起き、使用
者が予期せず事態に不快感を感じたり、驚いたりする。
【0004】(ア)キッチンにメインリモコン、浴室に
フロリモコン、シャワー室にサブリモコンが配設されて
おり、例えば、キッチンにおいて、湯(例えば、設定温
度50℃)の使用から水の使用に切り替える為、使用者
がメインリモコンの運転スイッチを操作して運転停止を
指示すると、本体側マイクロコンピュータは、ガスバー
ナを消火する。
【0005】キッチンで水を使用している最中に、別の
使用者がサブリモコンの運転スイッチを操作して運転開
始を指示するとともに、浴室の給湯栓を開けると、ガス
バーナが燃焼状態になり、シャワー室の給湯栓からサブ
リモコンで設定した設定温度(例えば、設定温度42
℃)の湯が吐出する。この為、キッチンの給湯栓から吐
出していた水が湯に変わってしまう。
【0006】(イ)キッチンにメインリモコン、浴室に
フロリモコン、シャワー室にサブリモコンが配設されて
おり、例えば、浴室において、湯(例えば、設定温度4
2℃)の使用から水の使用に切り替える為、使用者がフ
ロリモコンの運転スイッチを操作して運転停止を指示す
ると、本体側マイクロコンピュータは、ガスバーナを消
火する。
【0007】ところが、一緒に入っている子供が悪戯し
てフロリモコンの運転スイッチを操作すると、ガスバー
ナが燃焼状態になり、吐出する水が湯に変わってしま
う。
【0008】本発明の目的は、運転状態から運転停止状
態への切り替えは常時可能であるが、湯の使用中に一
旦、運転停止を行なうと、水を止める迄、運転状態にす
る事ができない給湯器の遠隔制御システムの提供にあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)給水管- 熱交換器- 出湯管を連設してなる熱交水
路、前記出湯管の出口に配される給湯栓、前記熱交水路
を流れる水量を検出する水量センサ、前記熱交換器を加
熱する為の加熱器、給水温を検出する給水温センサ、出
湯温を検出する出湯温センサ、前記加熱器の加熱量、前
記水量、又は前記加熱量と水量の両方を操作するアクチ
ュエータ、運転中や運転停止等の運転情報を下りデジタ
ル信号に変換して後述するリモコン側通信回路へ送ると
ともに、リモコン側通信回路から送られて来る上りデジ
タル信号から運転指令を復調する本体側通信回路、及び
検出水量が所定値以上であり、且つ給湯器本体が運転状
態にある場合に前記加熱器を作動させるとともに、検出
給水温及び検出水量に基づき、出湯温度が設定温度に維
持される様に前記アクチュエータを制御する本体側マイ
クロコンピュータを備えた給湯器本体と、操作を行なう
と操作信号を後述するリモコン側マイクロコンピュータ
へ送出する運転スイッチ、運転開始や運転停止等の運転
指令を後述するリモコン側通信回路に送出するととも
に、前記給湯器本体からの運転情報を表示信号に変換す
るリモコン側マイクロコンピュータ、前記運転指令を上
りデジタル信号に変換して前記本体側通信回路へ送ると
ともに、前記本体側通信回路から送られて来た下りデジ
タル信号から運転情報を復調するリモコン側通信回路、
及び前記表示信号に基づいて前記運転情報を表示する表
示器とを備えた複数のリモコンと、前記本体側通信回路
とリモコン側通信回路とを接続する通信線とを具備し、
復調された運転指令に基づいて前記本体側マイクロコン
ピュータが行なう、運転状態から運転停止状態への切り
替えは常時可能とし、運転停止状態から運転状態への切
り替えは検出水量が所定値未満の場合に限り可能とす
る。
【0010】(2)給水管- 熱交換器を有する熱交換器
管- 出湯管を連設してなる熱交水路、前記出湯管の出口
に配される給湯栓、前記給水管又は出湯管を流れる水量
を検出する水量センサ、前記熱交換器を加熱する為の加
熱器、給水温を検出する給水温センサ、出湯温を検出す
る出湯温センサ、前記加熱器の加熱量、前記給水管を通
過する水量、及び熱交換器を通過する熱交水量とバイパ
ス管を通って前記出湯管に到達するバイパス水量との割
合を操作するアクチュエータ、運転中や運転停止等の運
転情報を下りデジタル信号に変換して後述するリモコン
側通信回路へ送るとともに、リモコン側通信回路から送
られて来る上りデジタル信号から運転指令を復調する本
体側通信回路、及び検出水量が所定値以上であり、且つ
給湯器本体が運転状態にある場合に前記加熱器を作動さ
せるとともに、検出給水温及び検出水量に基づき、出湯
温度が設定温度に維持される様に前記アクチュエータを
制御する本体側マイクロコンピュータを備えた給湯器本
体と、操作を行なうと操作信号を後述するリモコン側マ
イクロコンピュータへ送出する運転スイッチ、運転開始
や運転停止等の運転指令を後述するリモコン側通信回路
に送出するとともに、前記給湯器本体からの運転情報を
表示信号に変換するリモコン側マイクロコンピュータ、
前記運転指令を上りデジタル信号に変換して前記本体側
通信回路へ送るとともに、前記本体側通信回路から送ら
れて来た下りデジタル信号から運転情報を復調するリモ
コン側通信回路、及び前記表示信号に基づいて前記運転
情報を表示する表示器とを備えた複数のリモコンと、前
記本体側通信回路とリモコン側通信回路とを接続する通
信線とを具備し、復調された運転指令に基づいて前記本
体側マイクロコンピュータが行なう、運転状態から運転
停止状態への切り替えは常時可能とし、運転停止状態か
ら運転状態への切り替えは検出水量が所定値未満の場合
に限り可能とする。
【0011】(3)上記(1) 又は(2) の構成を有し、前
記本体側マイクロコンピュータは、前記設定温度及び検
出給水温に基づいて前記所定値を決定する。
【0012】(4)上記(1) 又は(2) 又は(3) の構成を
有し、前記運転スイッチは、押圧操作時に接点が切り替
わるアンロック式の押しボタンスイッチである。
【0013】
【作用】
〔請求項1について〕 (運転停止状態から運転状態への切り替えについて)運
転停止状態から運転開始に切り替える場合、先ず、給湯
栓を絞るか閉じた状態にし、熱交水路を流れる水量を所
定値未満にする。つぎに、リモコンの運転スイッチを操
作して操作信号をリモコン側マイクロコンピュータへ送
出する。
【0014】リモコン側マイクロコンピュータは、運転
開始操作に係る運転指令を上りデジタル信号に変換し、
通信線を通じて本体側通信回路へ送る。本体側通信回路
は、上りデジタル信号から運転開始操作に係る運転指令
を復調する。本体側マイクロコンピュータは、本体側通
信回路が復調した運転指令に基づいて給湯器本体の運転
を開始する。尚、給湯栓が開いた状態で、熱交水路を流
れる水量が所定値以上の場合には、本体側通信回路が運
転開始に係る運転指令を復調しても給湯器本体の運転を
開始しない。
【0015】運転開始が行なわれると、本体側マイクロ
コンピュータは、加熱器を作動させるとともに、検出給
水温と検出水量に基づき、出湯温度が設定温度に維持さ
れる様にアクチュエータを制御する。尚、アクチュエー
タは、加熱器の加熱量、又は熱交水路を流れる水
量、又は加熱量と水量の両方を操作するものである。
【0016】本体側通信回路は、運転開始に係る運転情
報を下りデジタル信号に変換し、通信線を通じてリモコ
ン側通信回路へ送出する。リモコン側通信回路は、下り
デジタル信号から運転開始に係る運転情報を復調する。
リモコン側マイクロコンピュータが運転情報を表示信号
に変換し、表示器は給湯器本体が運転状態にある旨、運
転情報を表示する。
【0017】(運転状態から運転停止状態への切り替え
について)運転状態から運転停止状態へ切り替える場
合、リモコンの運転スイッチを操作して操作信号をリモ
コン側マイクロコンピュータへ送出する。
【0018】リモコン側マイクロコンピュータは、運転
停止操作に係る運転指令を上りデジタル信号に変換し、
通信線を通じて本体側通信回路へ送る。本体側通信回路
は、上りデジタル信号から運転停止操作に係る運転指令
を復調する。本体側マイクロコンピュータは、本体側通
信回路が復調した運転指令に基づいて給湯器本体の運転
を停止する。尚、給湯栓が開いた状態で、熱交水路を流
れる水量が所定値以上の場合でも、本体側通信回路が運
転停止に係る運転指令を復調すると、マイクロコンピュ
ータは、加熱器の作動を停止し、給湯器本体の運転を停
止する。
【0019】本体側通信回路は、運転停止に係る運転情
報を下りデジタル信号に変換し、通信線を通じてリモコ
ン側通信回路へ送出する。リモコン側通信回路は、下り
デジタル信号から運転停止に係る運転情報を復調する。
リモコン側マイクロコンピュータが運転情報を表示信号
に変換し、表示器は給湯器本体が運転停止状態にある
旨、運転情報を表示する。
【0020】〔請求項2について〕 (運転停止状態から運転状態への切り替えについて)運
転停止状態から運転状態に切り替える場合、先ず、給湯
栓を絞るか閉じた状態にし、給水管を流れる水量を所定
値未満にする。つぎに、リモコンの運転スイッチを操作
して操作信号をリモコン側マイクロコンピュータへ送出
する。
【0021】リモコン側マイクロコンピュータは、運転
開始操作に係る運転指令を上りデジタル信号に変換し、
通信線を通じて本体側通信回路へ送る。本体側通信回路
は、上りデジタル信号から運転開始操作に係る運転指令
を復調する。本体側マイクロコンピュータは、本体側通
信回路が復調した運転指令に基づいて給湯器本体の運転
を開始する。尚、給湯栓が開いた状態で、給水管を流れ
る水量が所定値以上の場合には、本体側通信回路が運転
開始に係る運転指令を復調しても給湯器本体の運転を開
始しない。
【0022】運転開始が行なわれると、本体側マイクロ
コンピュータは、加熱器を作動させるとともに、検出給
水温と検出水量に基づき、出湯温度が設定温度に維持さ
れる様にアクチュエータを制御する。尚、アクチュエー
タは、加熱器の加熱量、給水管を通過する水量、及び熱
交換器を通過する熱交水量とバイパス管を通って出湯管
に到達するバイパス水量との割合を操作するものであ
る。
【0023】本体側通信回路は、運転開始に係る運転情
報を下りデジタル信号に変換し、通信線を通じてリモコ
ン側通信回路へ送出する。リモコン側通信回路は、下り
デジタル信号から運転開始に係る運転情報を復調する。
リモコン側マイクロコンピュータが運転情報を表示信号
に変換し、表示器は給湯器本体が運転状態にある旨、運
転情報を表示する。
【0024】(運転状態から運転停止状態への切り替え
について)運転状態から運転停止状態へ切り替える場
合、リモコンの運転スイッチを操作して操作信号をリモ
コン側マイクロコンピュータへ送出する。
【0025】リモコン側マイクロコンピュータは、運転
停止操作に係る運転指令を上りデジタル信号に変換し、
通信線を通じて本体側通信回路へ送る。本体側通信回路
は、上りデジタル信号から運転停止操作に係る運転指令
を復調する。本体側マイクロコンピュータは、本体側通
信回路が復調した運転指令に基づいて給湯器本体の運転
を停止する。尚、給湯栓が開いた状態で、熱交水路を流
れる水量が所定値以上の場合でも、本体側通信回路が運
転停止に係る運転指令を復調すると、マイクロコンピュ
ータは、加熱器の作動を停止し、給湯器本体の運転を停
止する。
【0026】本体側通信回路は、運転停止に係る運転情
報を下りデジタル信号に変換し、通信線を通じてリモコ
ン側通信回路へ送出する。リモコン側通信回路は、下り
デジタル信号から運転停止に係る運転情報を復調する。
リモコン側マイクロコンピュータが運転情報を表示信号
に変換し、表示器は給湯器本体が運転停止状態にある
旨、運転情報を表示する。
【0027】〔請求項3について〕本体側マイクロコン
ピュータが、運転停止状態から運転状態への切り替えを
行なわなくなる検出水量(加熱器を作動する検出水量)
の所定値を、設定温度及び検出給水温に基づいて決定す
る。
【0028】〔請求項4について〕運転状態から運転停
止状態への切り替え、又は運転停止状態から運転状態へ
の切り替えは、押圧操作時に接点が切り替わるアンロッ
ク式の押しボタンスイッチを押圧操作する。
【0029】
【発明の効果】
〔請求項1について〕運転状態から運転停止状態への切
り替えは、リモコンの運転スイッチを操作する事によ
り、常時、行なう事ができる。しかし、運転停止状態
(運転状態から運転停止状態になった場合も含む)にお
いて、熱交水路を流れる水量が所定値以上であると、使
用者がリモコンの運転スイッチを操作して運転開始操作
に伴う運転指令が上りデジタル信号に変換されて本体側
通信回路へ送出され、上りデジタル信号から運転開始に
係る運転指令を本体側通信回路が復調しても本体側マイ
クロコンピュータは運転を開始しない。
【0030】つまり、リモコンの運転スイッチの操作
で、運転状態から運転停止状態への切り替えは常時可能
であるが、湯の使用中に一旦、運転停止を行なうと、水
を止める迄、運転状態にする事ができない構成であるの
で、使用者を驚かせたり、使用者に不快感を与えたりし
ない。
【0031】〔請求項2について〕運転状態から運転停
止状態への切り替えは、リモコンの運転スイッチを操作
する事により、常時、行なう事ができる。しかし、運転
停止状態(運転状態から運転停止状態になった場合も含
む)において、給水管を流れる水量が所定値以上である
と、使用者がリモコンの運転スイッチを操作して運転開
始操作に伴う運転指令が上りデジタル信号に変換されて
本体側通信回路へ送出され、上りデジタル信号から運転
開始に係る運転指令を本体側通信回路が復調しても本体
側マイクロコンピュータは運転を開始しない。
【0032】つまり、リモコンの運転スイッチの操作
で、運転状態から運転停止状態への切り替えは常時可能
であるが、湯の使用中に一旦、運転停止を行なうと、水
を止める迄、運転状態にする事ができない構成であるの
で、使用者を驚かせたり、使用者に不快感を与えたりし
ない。
【0033】〔請求項3について〕本体側マイクロコン
ピュータが、運転停止状態から運転状態への切り替えを
行なわなくなる検出水量(加熱器を作動する検出水量)
の所定値を、設定温度及び検出給水温に基づいて決定し
ているので、熱交換器の過熱、熱交換器を通過する水の
沸騰、又は出湯温が設定温度より高くなってしまう等の
不具合の発生が防止できる。
【0034】〔請求項4について〕アンロック式の押し
ボタンスイッチを押圧操作するだけで、運転の開始や停
止が行なえ、操作が容易である。又、運転スイッチが、
押圧操作時に接点が切り替わるアンロック式の押しボタ
ンスイッチであるので、操作が無効とされる場合に違和
感が無い。
【0035】
【実施例】本発明の第1実施例(請求項2、3、4に対
応)を、図1〜図3に基づいて説明する。
【0036】図に示す如く、給湯器の遠隔制御システム
Aは、屋外に設置される給湯器本体K、キッチンに設置
されるメインリモコンM、浴室に設置される防水タイプ
のフロリモコンF、シャワー室に設置される防水タイプ
のサブリモコンS、及び給湯器本体K- 各リモコン間を
接続する二線ワイヤーNとで構成される。
【0037】給湯器本体Kは、図1に示す様に、給水管
11- 熱交換器12aを有する熱交換器管12- 出湯管
13を連設してなる熱交水路1と、給湯栓C1、C2、
C3と、水量センサ16と、ガスバーナ2と、出湯温を
検出する出湯温サーミスタ18と、給水温を検出する給
水温サーミスタ19と、アクチュエータである、切替電
磁弁6、ガバナ比例電磁弁7、及び分配器付電動水量制
御装置8と、本体側通信回路4(図2参照)と、本体側
マイクロコンピュータ5(図2参照)等を備える。
【0038】給水管11は、上流側が上水道(図示せ
ず)に接続され、下流側が分配器付電動水量制御装置8
の入口に接続されている。この給水管11には、上流側
から水フィルタ兼水抜栓m1 、水量センサ16、及び給
水温サーミスタ19が配されている。
【0039】熱交換器管12は、上流側が分配器付電動
水量制御装置8の一方出口に接続され、下流側が混合器
gに接続されている。又、途中に位置する熱交換器12
aは、ガスバーナ2の上方の燃焼胴20内に配設され、
管内部を通過する水を加熱する。
【0040】分配器付電動水量制御装置8は、給水管1
1を通過する水量、及び熱交換器管12を通過する熱交
水量と熱交換器管12を経ずに出湯管13に到達するバ
イパス管14を流れるバイパス水量との割合を操作する
装置である。
【0041】バイパス管14は、上流側が分配器付電動
水量制御装置8の他方出口に接続され、下流側が混合器
gに接続されている。出湯管13は、上流側が混合器g
の出口側に接続され、出湯温サーミスタ18、過圧安全
弁兼水抜栓m2 、及び給湯栓C1 、C2 、C3 が順次、
配設される。混合器gは、バイパス管14を通過した水
と、熱交換器管12により加熱されて昇温した熱湯とを
混合して略均一温度の湯にするものである。尚、混合器
gには、水抜栓m3 、凍結予防ヒータhが配設されてい
る。
【0042】給湯栓C1 はキッチンに配される蛇口から
吐出する湯の量を調節する湯栓である。又、給湯栓C2
は浴室に配される蛇口から吐出する湯の量を調節する湯
栓である。更に、給湯栓C3 はシャワー室に配されるシ
ャワーのヘッドから吐出する湯の量を調節する湯栓であ
る。水量センサ16は、羽根車式であり、給水管11中
を流れる水量を検出する。
【0043】能力二段切替え式のガスバーナ2は、燃焼
ファン22により二次空気が送り込まれる燃焼胴20の
内底側に配され、ガス管21によりガスが供給され強制
燃焼する。このガス管21には、元電磁弁23、ガバナ
比例電磁弁7、ガス電磁弁24、及び切替電磁弁6が配
設されている。
【0044】尚、25は点火電極、26はイグナイタ、
27は燃焼炎を検知する為のフレームロッド、28は温
度ヒューズ、29は残火安全装置、30は低温感知スイ
ッチである。
【0045】出湯温サーミスタ18は出湯温を検出し、
給水温サーミスタ19は給水温を検出する為のものであ
る。又、缶体サーミスタTH は、熱交換器12aを通過
する水の沸騰を検知する為に配設されている。
【0046】切替電磁弁6は、開弁(通電)と閉弁(非
通電)により、ガスバーナ2へのガス供給量を二段階に
切り替える。ガバナ比例電磁弁7は、通電量に応じた開
度を示し、ガス管21を流れるガス量を連続的に可変す
る。
【0047】図2に示す本体側通信回路4は、燃焼の有
無、優先権の状態、運転中か否か、及び設定温度に係る
運転情報を下りデジタル信号Ddに変換し、二線ワイヤ
ーNを介してリモコン側通信回路31、41、51へ送
るとともに、リモコン側通信回路31、41、51から
送られて来る上りデジタル信号Duから運転開始・停止
指示、優先権の移動指示、及び設定温度変更指示に係る
運転指令を復調する。
【0048】本体側マイクロコンピュータ5は、給湯器
本体の電源コードのプラグがコンセントに差しこまれる
と作動用電力が供給されて作動を開始し、以下の式に基
づいて、消火水量WOFF 、ディファレンシャル水量Di
f、及び点火水量WONを求める。
【0049】消火水量WOFF =64/(設定温度TSET
−検出給水温TIN) 64:QIN×0.85(kcal/min);固定値 但し、消火水量WOFF ≧2.0(l/min)
【0050】点火水量WON=消火水量WOFF +ディファ
レンシャル水量Dif 但し、(設定温度TSET −検出給水温TIN)≦0の場合
は点火しないなお、点火水量WON≧2.7(l/mi
n)
【0051】ディファレンシャル水量Dif=128/
(TSET −TIN2 128:Qmin ×0.85×2(kcal/min);
固定値 但し、ディファレンシャル水量Dif≧0.7(l/m
in)
【0052】{A}検出水量Wが点火水量WON以上であ
り、且つ給湯器本体Kが運転状態にあると、本体側マイ
クロコンピュータ5は、燃焼ファン22に通電指示し、
ガスバーナ2へ点火指示するとともに、検出給水温TIN
及び検出水量Wに基づき、検出出湯温度Tout が設定温
度TSET 0 、TSET 1 に維持される様に、切替電磁弁
6、ガバナ比例電磁弁7、及び分配器付電動水量制御装
置8を制御する。この状態で、何れかの運転スイッチ3
4、44、54を再押圧操作すると、本体側マイクロコ
ンピュータ5は、給湯器本体Kの運転を停止する。
【0053】{B}検出水量Wが点火水量WON未満であ
り、且つ給湯器本体Kが運転停止状態にある場合に、何
れかの運転スイッチ34、44、54を押圧操作する
と、本体側マイクロコンピュータ5は、給湯器本体Kの
運転を開始する。
【0054】{C}検出水量Wが点火水量WON未満であ
り、且つ給湯器本体Kが運転状態にある場合、本体側マ
イクロコンピュータ5は、以下の事(、)を実行可
能である。
【0055】この状態で、フロリモコンFの優先スイ
ッチ40、又はサブリモコンSの優先スイッチ50で優
先権変更操作を行なうと、本体側マイクロコンピュータ
5は、復調された優先権変更の運転指令に基づいて優先
権を変更し、メモリ3内のデータを書き直す。
【0056】尚、本体側マイクロコンピュータ5は、二
種類の設定温度TSET 0 、TSET 1を独立して処理可能
であり、検出水量Wが点火水量WON未満の場合にリモコ
ンで設定温度変更操作を行なうと、復調された設定温度
変更の運転指令に基づき、優先権が有る側の設定温度を
変更し、メモリ3内のデータを書き直す。尚、設定温度
SET 0 (37℃〜55℃)はメインリモコンMにより
変更可能とされ、設定温度TSET 1 (37℃〜50℃)
はフロリモコンF又はサブリモコンSにより変更可能と
される。
【0057】この状態で、何れかの運転スイッチ3
4、44、54を再押圧操作すると、本体側マイクロコ
ンピュータ5は、給湯器本体Kの運転を停止する。
【0058】メインリモコンMは、リモコン側通信回路
31と、設定温度変更の指示を行なう押しボタンスイッ
チ32、33と、運転の開始や停止の指示を行なう運転
スイッチ34と、リモコン側マイクロコンピュータ35
と、表示回路36と、運転ランプ36aと、優先ランプ
36bと、湯温表示器36cと、燃焼ランプ36dとを
備える。
【0059】リモコン側通信回路31は、設定温度変
更、運転の開始・停止、又は優先権の変更等の運転指令
を上りデジタル信号Duに変換して二線ワイヤーNを介
して本体側通信回路4に送るとともに、本体側通信回路
4から送られて来た下りデジタル信号Ddから運転情報
を復調し、リモコン側マイクロコンピュータ35へ送出
する。
【0060】押しボタンスイッチ32、33は、押圧操
作を行なうと、操作中、接点が閉成状態に切り替わるア
ンロック式の押しボタンスイッチであり、設定温度変更
操作を行なうと操作信号32p、33pが後述するリモ
コン側マイクロコンピュータ35へ送出される。
【0061】運転スイッチ34は、押圧操作を行なう
と、操作中、接点が閉成状態に切り替わるアンロック式
の押しボタンスイッチであり、押圧操作を行なうと操作
信号34pが後述するリモコン側マイクロコンピュータ
35へ送出される。
【0062】リモコン側マイクロコンピュータ35は、
設定温度変更や運転の開始・停止の運転指令をリモコン
側通信回路31に送出するとともに、リモコン側通信回
路31により復調された運転情報を表示信号35pに変
換する。
【0063】運転ランプ36aは給湯器本体Kが運転中
である場合に点灯するバックライト、優先ランプ36b
はメインリモコンMが優先側にある時に点灯するLE
D、湯温表示器36cは設定温度TSET 0 又は設定温度
SET 1 を数値で表示する七セグメントLED、燃焼ラ
ンプ36dはガスバーナ2が燃焼状態にあると点灯する
LEDである。
【0064】フロリモコンF、サブリモコンSは、リモ
コン側通信回路41、51と、優先権の移動を行なう優
先スイッチ40、50と、設定温度変更の指示を行なう
押しボタンスイッチ42、43、52、53と、運転の
開始や停止の指示を行なう運転スイッチ44、54と、
リモコン側マイクロコンピュータ45、55と、表示回
路46、56と、運転ランプ46a、56aと、優先ラ
ンプ46b、56bと、湯温表示器46c、56cと、
燃焼ランプ46d、56dとを備える。
【0065】リモコン側通信回路41、51は、設定温
度変更、運転の開始・停止、又は優先権の変更等の運転
指令を上りデジタル信号Duに変換して二線ワイヤーN
を介して本体側通信回路4に送るとともに、本体側通信
回路4から送られて来た下りデジタル信号Ddから運転
情報を復調し、リモコン側マイクロコンピュータ45、
55へ送出する。
【0066】優先スイッチ40、50は、押圧操作を行
なうと、操作中、接点が閉成状態に切り替わるアンロッ
ク式の押しボタンスイッチであり、優先権変更操作を行
なうと操作信号40p、50pが後述するリモコン側マ
イクロコンピュータ45、55へ送出される。
【0067】押しボタンスイッチ42、43、52、5
3は、押圧操作を行なうと、操作中、接点が閉成状態に
切り替わるアンロック式の押しボタンスイッチであり、
設定温度変更操作を行なうと操作信号42p、43p、
52p、53pが後述するリモコン側マイクロコンピュ
ータ45、55へ送出される。
【0068】運転スイッチ44、54は、押圧操作を行
なうと、操作中、接点が閉成状態に切り替わるアンロッ
ク式の押しボタンスイッチであり、押圧操作を行なうと
操作信号44p、54pが後述するリモコン側マイクロ
コンピュータ45、55へ送出される。
【0069】リモコン側マイクロコンピュータ45、5
5は、設定温度変更や優先権変更や運転の開始・停止に
係る運転指令をリモコン側通信回路41、51に送出す
るとともに、リモコン側通信回路41、51により復調
された運転情報を表示信号に変換する。
【0070】運転ランプ46a、56aは、給湯器本体
Kが運転中である場合に点灯するバックライト、優先ラ
ンプ46b、56bはフロリモコンF、サブリモコンS
が優先側にある時に点灯するLED、湯温表示器46
c、56cは設定温度TSET 0、又は設定温度TSET 1
を数値で表示する七セグメントLED、燃焼ランプ46
d、56dはガスバーナ2が燃焼状態にあると点灯する
LEDである。
【0071】つぎに、給湯器の遠隔制御システムAの作
動を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0072】ステップs1で、検出水量W≧点火水量W
ONであるか否か、本体側マイクロコンピュータ5が判別
し、検出水量W<点火水量WONである場合(NO)はス
テップs2に進み、検出水量W≧点火水量WONである場
合(YES)はステップs18に進む。
【0073】ステップs2で、給湯器本体Kが運転中か
否か本体側マイクロコンピュータ5が判別し、運転停止
中の場合(NO)はステップs3に進み、運転中の場合
(YES)はステップs29に進む。
【0074】ステップs3で、何れかの運転スイッチ3
4、44、54を押圧したか否か、本体側マイクロコン
ピュータ5が判別し、押圧した場合{運転開始操作を実
施;YES}はステップs4に進み、押圧しない場合
(NO)はステップs1に戻る。ステップs4で、本体
側マイクロコンピュータ5は給湯器本体Kの運転を開始
し、ステップs5に進む。
【0075】尚、給湯器本体Kが運転状態になると、運
転ランプ36a、46a、56aが点灯し、エラー停止
の復帰時又は初回運転(プラグ差し込みから)の初期状
態では、優先権がメインリモコンM側に設定され、設定
温度TSET 1 =40℃、設定温度TSET 0 =40℃に設
定される。
【0076】又、二回目以降では、優先権は前回の状
態、設定温度TSET 1 、TSET 0 は前回の値がメモリ3
から読み出される。尚、前回の運転停止時において、設
定温度TSET 1 ≧43℃の際には設定温度TSET 1 =4
2℃、設定温度TSET 0 ≧51℃の際には設定温度T
SET 0 =50℃としてメモリ3に格納される。
【0077】ステップs5で、優先権がフロ・サブリモ
コン側にある(YES)か否(NO)か本体側マイクロ
コンピュータ5が判別し、フロ・サブリモコン側にある
場合(YES;優先権切り替え操作によりフロ・サブリ
モコン側に優先権が移行する場合も含む)はステップs
12に進み、メインリモコンM側にある場合(NO)は
ステップs6に進む。
【0078】尚、このステップs5を通過する際、復調
された運転情報から本体側マイクロコンピュータ5が、
優先スイッチ40又は優先スイッチ50の操作有無を判
別する。
【0079】即ち、ステップs1でNO→ステップs2
でNO→ステップs3でYES→ステップs4→ステッ
プs5……→ステップs1、又はステップs1でNO→
ステップs2でYES→ステップs29でNO→ステッ
プs5……→ステップs1のループ中に優先スイッチ4
0又は優先スイッチ50を押圧操作すると、押圧毎に優
先権がメインリモコンM⇔フロ・サブリモコンに切り替
わる。
【0080】ステップs6で、設定温度TSET 1 ≧43
℃であるか否か本体側マイクロコンピュータ5が判別
し、設定温度TSET 1 ≧43℃である場合(YES)は
ステップs7に進み、設定温度TSET 1 <43℃である
場合(NO)はステップs8に進む。
【0081】ステップs7で、設定温度TSET 1 =42
℃を実行し、ステップs8に進む。ステップs8で、押
しボタンスイッチ33の接点が閉成したか否か本体側マ
イクロコンピュータ5が検知し、閉成が検知される(Y
ES)とステップs9に進み、閉成が検知されない場合
(NO)はステップs10に進む。
【0082】ステップs9で、設定温度TSET 0 =設定
温度TSET 0 +1℃を実行し、ステップs10に進む。
ステップs10で、押しボタンスイッチ32の接点が閉
成したか否か本体側マイクロコンピュータ5が検知し、
閉成が検知される(YES)とステップs11に進み、
閉成が検知されない場合(NO)はステップs1に戻
る。
【0083】ステップs11で、設定温度TSET 0 =設
定温度TSET 0 −1℃を実行し、ステップs1に戻る。
【0084】ステップs12で、設定温度TSET 0 ≧5
1℃であるか否か本体側マイクロコンピュータ5が判別
し、設定温度TSET 0 ≧51℃である場合(YES)は
ステップs13に進み、設定温度TSET 0 <51℃であ
る場合(NO)はステップs14に進む。
【0085】ステップs13で、設定温度TSET 0 =5
0℃を実行し、ステップs14に進む。ステップs14
で、何方かの押しボタンスイッチ43、53の接点が閉
成したか否か本体側マイクロコンピュータ5が検知し、
閉成が検知される(YES)とステップs15に進み、
閉成が検知されない場合(NO)はステップs16に進
む。
【0086】ステップs15で、設定温度TSET 1 =設
定温度TSET 1 +1℃を実行し、ステップs16に進
む。ステップs16で、何方かの押しボタンスイッチ4
2、52の接点が閉成したか否か本体側マイクロコンピ
ュータ5が検知し、閉成が検知される(YES)とステ
ップs17に進み、閉成が検知されない場合(NO)は
ステップs1に戻る。
【0087】ステップs17で、設定温度TSET 1 =設
定温度TSET 1 −1℃を実行し、ステップs1に戻る。
【0088】ステップs18で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、給湯器本体Kが運転中であるか否か判別
し、運転中の場合(YES)はステップs19に進み、
運転停止中の場合(NO)はステップs1に戻る。
【0089】ステップs19で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は燃焼ファン22が作動開始する様に指示し、
ステップs20に進む。ステップs20で、本体側マイ
クロコンピュータ5はガスバーナ2の点火動作を指示
し、ステップs21に進む。尚、点火動作によりイグナ
イタ26が作動状態になり、点火電極25で火花放電が
起き、元電磁弁23、ガス電磁弁24、及び切替電磁弁
6が開弁状態になる。
【0090】ステップs21で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は炎が検知されるか否か(フレームロッド27
による)判別し、炎が検知される場合(YES)はステ
ップs22に進み、検知されない場合(NO)はステッ
プs31に進む。
【0091】ステップs22で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、メインリモコンM、フロリモコンF、サブ
リモコンSの燃焼ランプ36d、46d、56dを点灯
状態にし、ステップs23に進む。
【0092】ステップs23で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、優先権がメインリモコンM側にあるか否か
判別し、優先権がメインリモコンM側にある場合(YE
S)はステップs24に進み、優先権がフロ・サブリモ
コン側にある場合(NO)はステップs28に進む。
【0093】ステップs24で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、検出給水温TIN及び検出水量Wに基づき、
検出出湯温度Tout が設定温度TSET 0 に維持される様
に、切替電磁弁6、ガバナ比例電磁弁7、及び分配器付
電動水量制御装置8を制御し、ステップs25に進む。
又、湯温表示器36c、46c、56cに設定温度T
SET 0 が表示され、優先ランプ36bが点灯する様に指
示する。
【0094】ステップs25で、何れかの運転スイッチ
34、44、54を操作したか否か、本体側マイクロコ
ンピュータ5が判別し、押圧した場合{運転停止操作を
実施;YES}はステップs30に進み、押圧しない場
合(NO)はステップs26に進む。
【0095】ステップs26で、検出水量W<消火水量
OFF であるか否か本体側マイクロコンピュータ5が判
別し、検出水量W<消火水量WOFF である場合(給湯栓
1、C2 、C3 を閉めた場合;YES)はステップs
27に進み、検出水量W≧消火水量WOFF である場合
(閉めない場合;NO)はステップs21に戻る。
【0096】ステップs27で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、ガスバーナ2の消火動作を行ないステップ
s1に戻る。尚、消火動作により、元電磁弁23、ガス
電磁弁24、切替電磁弁6、及びガバナ比例電磁弁7が
閉弁状態になり、燃焼ランプ36d、46d、56dが
消灯状態になり、10秒間のポストファン動作終了後、
燃焼ファン22が停止する。
【0097】ステップs28で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、検出給水温TIN及び検出水量Wに基づき、
検出出湯温度Tout が設定温度TSET 1 に維持される様
に、切替電磁弁6、ガバナ比例電磁弁7、及び分配器付
電動水量制御装置8を制御し、ステップs25に進む。
又、湯温表示器36c、46c、56cに設定温度T
SET 1 が表示され、優先ランプ46b、56bが点灯す
る様に指示する。
【0098】ステップs29で、何れかの運転スイッチ
34、44、54を押圧したか否か、本体側マイクロコ
ンピュータ5が判別し、押圧した場合{運転停止操作を
実施;YES}はステップs30に進み、押圧しない場
合(NO)はステップs5に進む。
【0099】ステップs30で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は給湯器本体Kの運転を停止し、ステップs1
に戻る。
【0100】運転停止は、本体側マイクロコンピュータ
5が元電磁弁23、ガス電磁弁24、切替電磁弁6、及
びガバナ比例電磁弁7を閉弁してガスバーナ2を消火
し、燃焼ランプ36d、46d、56dを消灯状態に
し、運転ランプ36a、46a、56aを消灯し、10
秒間のポストファン動作終了後、燃焼ファン22を停止
する。
【0101】又、設定温度TSET 1 、TSET 0 の値をメ
モリ3に格納する。尚、設定温度T SET 1 ≧43℃の際
には設定温度TSET 1 =42℃、設定温度TSET 0 ≧5
1℃の際には設定温度TSET 0 =50℃としてメモリ3
に格納する。
【0102】ステップs31で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、元電磁弁23、ガス電磁弁24、切替電磁
弁6、及びガバナ比例電磁弁7を閉弁してガスバーナ2
を消火し、燃焼ランプ36d、46d、56dが点灯し
ている場合は消灯し、運転ランプ36a、46a、56
aを消灯し、燃焼ファン22を停止するエラー停止動作
を指示する。尚、再起動は、一旦、運転スイッチ34、
44、54の何れかを押圧操作して運転停止させた後に
エラー原因を取り除き、運転スイッチ34、44、54
の何れかを再押圧操作して給湯器本体Kを運転状態にす
る事により行なう。
【0103】つぎに、給湯器の遠隔制御システムAの利
点を述べる。 〔あ〕給湯器の遠隔制御システムAは、運転状態から運
転停止状態への切り替えは常時可能であるが、運転状態
で給湯栓C1 、C2 、C3 から湯を吐出させている時
に、何れかの運転スイッチ34、44、54を押圧操作
して一旦、運転停止を行なうと、運転スイッチ34、4
4、54を再押圧操作しても、水を止める迄は運転状態
に切り替わらない構成であるので以下の点で有利であ
る。
【0104】(1) 運転中で、且つ給湯栓C1 、C2 、C
3 から湯を吐出させているガスバーナ2の燃焼中に、何
れかの運転スイッチ34、44、54を押圧操作すれ
ば、給湯器本体Kの運転を停止できるので、湯から水に
する場合に、一旦、給湯栓C1 、C2 、C3 を閉じた後
(ガスバーナ2が消火する)に、再び開けるという面倒
な操作をする必要が無い。又、地震等の場合にも、何れ
かの運転スイッチ34、44、54を押圧操作すれば、
ガスバーナ2を直ちに燃焼停止することができ安全であ
る。
【0105】(2) キッチンにメインリモコンM、浴室に
フロリモコンF、シャワー室にサブリモコンSが配設さ
れており、例えば、キッチンにおいて、湯(例えば、設
定温度50℃)の使用から水の使用に切り替える為、使
用者はメインリモコンMの運転スイッチ34を操作して
運転停止を指示すると、本体側マイクロコンピュータ5
は、給湯器本体Kの運転を停止し、ガスバーナ2は消火
する。
【0106】そして、キッチンで水を使用している最中
に、別の使用者がサブリモコンSの運転スイッチ54を
操作しても無効とされ(シャワー室の給湯栓C3 を開く
と水が吐出する)、給湯器本体Kは運転停止状態を維持
する。
【0107】この為、キッチンの給湯栓C1 から吐出す
る水が湯に変わってしまう事が無く、予期せぬ事態に使
用者が驚くといった不具合は生じない。尚、サブリモコ
ンSの運転スイッチ54を操作しても給湯器本体Kは運
転停止状態を維持する事については、キッチン又は浴室
で水を使用している事を他の使用者が容易に予想できる
ので問題は無い。
【0108】(3) キッチンにメインリモコンM、浴室に
フロリモコンF、シャワー室にサブリモコンSが配設さ
れており、例えば、浴室において、湯(例えば、設定温
度42℃)の使用から水の使用に切り替える為、使用者
がフロリモコンFの運転スイッチ44を操作して運転停
止を指示すると,本体側マイクロコンピュータ5は,給
湯器本体Kの運転を停止し、ガスバーナ2を消火する。
【0109】ここで、一緒に入っている子供が悪戯して
フロリモコンFの運転スイッチ34を操作しても無効と
され、給湯器本体Kは運転開始しない。この為、浴室の
給湯栓C2 から吐出する水が湯に変わってしまう事が無
く、予期せぬ事態に使用者が驚くといった不具合は生じ
ない。
【0110】〔い〕ガスバーナ2を燃焼開始させる為の
点火水量WON(本体側マイクロコンピュータ5が設定温
度を変更しなくなる検出水量)を、設定温度TSET 及び
検出給水温TINに基づいて決定しているので、熱交換器
12aの過熱や熱交換器12aを通過する水の沸騰、又
は出湯温度が設定温度TSET 0 又は設定温度TSET 1
り高くなってしまう等の不具合の発生が防止できる。
【0111】〔う〕運転スイッチ34、44、54を押
圧操作するだけで、運転開始又は運転停止を行なう事が
でき(給湯栓C1 、C2 、C3 が閉まっている事)、操
作が容易である。又、運転スイッチ34、44、54が
アンロック式の押しボタンスイッチであるので操作位置
が定まる事が無く、運転開始操作が無効とされる場合に
操作しても違和感が無い。更に、押圧操作時に接点が閉
成する押しボタンスイッチであるので、押圧操作の検出
をリモコン側マイクロコンピュータ35、45、55が
行ない易い。
【0112】つぎに、本発明の第2実施例(請求項1、
4に対応)を、図4〜図6に基づいて説明する。
【0113】図に示す如く、給湯器の遠隔制御システム
Bは、屋内に設置される給湯器本体K2 、キッチンに設
置されるメインリモコンM2 、及び給湯器本体K2 - 各
リモコン間を接続する二線ワイヤーNとで構成される。
【0114】給湯器本体K2 は、給水管15- 熱交換器
12b- 出湯管17を連設してなる熱交水路1と、給湯
栓C1 、水量センサ16と、ガスバーナ2と、出湯温を
検出する出湯温サーミスタ18と、給水温を検出する給
水温サーミスタ19と、アクチュエータである、切替電
磁弁6、ガバナ比例電磁弁7、及び電動水量制御装置9
と、本体側通信回路4と、本体側マイクロコンピュータ
5等を備える。
【0115】給水管15は、上流側が上水道(図示せ
ず)に接続され、下流側が電動水量制御装置9の入口に
接続されている。この給水管15には、上流側から水フ
ィルタ兼水抜栓m1 、水量センサ16、及び給水温サー
ミスタ19が配されている。
【0116】ガスバーナ2の上方の燃焼胴20内に配設
され、内部を通過する水を加熱する熱交換器12aは、
上流側が電動水量制御装置9の出口に接続され、下流側
が出湯管17に接続されている。電動水量制御装置9
は、給水管15を通過する水量を操作する装置である。
【0117】出湯管17には、缶体サーミスタTH 、水
抜栓m3 、凍結予防ヒータh、出湯温サーミスタ18、
過圧安全弁兼水抜栓m2 、及び給湯栓C1 が順次、配設
されている。
【0118】本体側通信回路4は、優先権の状態、燃焼
の有無、運転中か否か、及び設定温度に係る運転情報を
下りデジタル信号Ddに変換し、二線ワイヤーNを介し
てリモコン側通信回路31へ送るとともに、リモコン側
通信回路31から送られて来る上りデジタル信号Duか
ら、優先権移動、運転開始・停止指示、及び設定温度変
更指示の運転指令を復調する。
【0119】本体側マイクロコンピュータ5は、給湯器
本体K2 の電源コードのプラグがコンセントに差しこま
れると作動用電力が供給されて作動を開始する。
【0120】{A2}そして、検出水量Wが消火水量W
OFF (毎分2.7リットル)以上であり、且つ給湯器本
体K2 が運転状態にあると、本体側マイクロコンピュー
タ5は、燃焼ファン22に通電指示し、ガスバーナ2を
点火指示するとともに、検出給水温TIN及び検出水量W
に基づき、検出出湯温度Tout が設定温度TSET に維持
される様に、切替電磁弁6、ガバナ比例電磁弁7、及び
電動水量制御装置9を制御する。
【0121】この状態で、運転スイッチ34を再押圧操
作すると、本体側マイクロコンピュータ5は、給湯器本
体K2 の運転を停止する。
【0122】{B2}検出水量Wが消火水量WOFF (毎
分2.7リットル)未満で、給湯器本体K2 が運転停止
状態にある場合に、運転スイッチ34を押圧操作する
と、本体側マイクロコンピュータ5は、給湯器本体K2
の運転を開始する。
【0123】{C2}検出水量Wが消火水量WOFF (毎
分2.7リットル未満)であり、且つ給湯器本体K2
運転状態にある場合、運転スイッチ34を再押圧操作す
ると、本体側マイクロコンピュータ5は、給湯器本体K
2 の運転を停止する。
【0124】尚、本実施例では、点火水量WON及び消火
水量WOFF は以下の値(固定値)に設定されている。 点火水量WON=2.7(l/min) 消火水量WOFF =2.0(l/min)
【0125】メインリモコンM2 は、リモコン側通信回
路31と、設定温度変更の指示を行なう押しボタンスイ
ッチ32、7と、運転の開始や停止の指示を行なう運転
スイッチ34と、リモコン側マイクロコンピュータ35
と、表示回路36と、運転ランプ36aと、湯温表示器
36cと、燃焼ランプ36dとを備える。
【0126】リモコン側通信回路31は、優先権移動、
設定温度変更、又は運転の開始・停止に係る運転指令を
上りデジタル信号Duに変換して二線ワイヤーNを介し
て本体側通信回路4に送るとともに、本体側通信回路4
から送られて来た下りデジタル信号Ddから運転情報を
復調し、リモコン側マイクロコンピュータ35へ送出す
る。
【0127】湯温表示器36cは設定温度TSET を数値
で表示する七セグメントLEDである。
【0128】尚、図4、図5において、給湯器の遠隔制
御システムAと同番号を付したものは同様の構成を有す
る。
【0129】つぎに、給湯器の遠隔制御システムBの作
動を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0130】ステップS1で、検出水量W≧点火水量W
ONであるか否か(検出水量Wが毎分2.7リットル以上
であるか否か)、本体側マイクロコンピュータ5が判別
し、検出水量W<点火水量WONである場合(NO)はス
テップS2に進み、検出水量W≧点火水量WONである場
合(YES)はステップS10に進む。
【0131】ステップS2で、本体側マイクロコンピュ
ータ5は給湯器本体K2 が運転中か否か判別し、運転停
止中の場合(NO)はステップS3に進み、運転中の場
合(YES)はステップS4に進む。
【0132】ステップS3で、運転スイッチ34の押圧
操作がなされたか否か本体側マイクロコンピュータ5が
判別し、なされた場合{運転開始操作を実施した場合;
YES}はステップS5に進み、なされない場合(N
O)はステップS1に戻る。
【0133】ステップS4で、運転スイッチ34の押圧
操作がなされたか否か本体側マイクロコンピュータ5が
判別し、押圧操作がなされた場合{運転停止操作を実施
した場合;YES}はステップS19に進み、なされな
い場合(NO)はステップS6に進む。ステップS5
で、本体側マイクロコンピュータ5は給湯器本体Kの運
転を開始し、運転ランプ36aが点灯し、ステップS6
に進む。
【0134】尚、給湯器本体K2 が運転状態になると、
エラー停止の復帰時又は初回運転(プラグ差し込みか
ら)の初期状態では、設定温度TSET が40℃に設定さ
れる。又、二回目以降では、設定温度TSET は前回の値
がメモリ3から読み出される。
【0135】ステップS6で、押しボタンスイッチ33
を押圧操作したか否か本体側マイクロコンピュータ5が
判別し、押圧操作した場合(YES)はステップS7に
進み、押圧操作しない場合(NO)はステップS8に進
む。
【0136】ステップS7で、設定温度TSET =設定温
度TSET +1℃を実行し、ステップS8に進む。ステッ
プS8で、押しボタンスイッチ32の接点が閉成したか
否か本体側マイクロコンピュータ5が判別し、押圧操作
した場合(YES)はステップS9に進み、押圧操作し
ない場合(NO)はステップS1に戻る。
【0137】ステップS9で、設定温度TSET =設定温
度TSET −1℃を実行し、ステップS1に戻る。
【0138】ステップS10で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は給湯器本体K2 が運転中か否か判別し、運転
停止中の場合(NO)はステップS1に戻り、運転中の
場合(YES)はステップS11に進む。
【0139】ステップS11で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は燃焼ファン22が作動開始する様に指示し、
ステップS12に進む。ステップS12で、本体側マイ
クロコンピュータ5はガスバーナ2の点火動作を指示
し、ステップS13に進む。尚、点火動作により、イグ
ナイタ26が作動状態になり点火電極25で火花放電が
起き、元電磁弁23、ガス電磁弁24、及び切替電磁弁
6が開弁状態になる。
【0140】ステップS13で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は炎が検知されるか否か(フレームロッド27
による)判別し、炎が検知される場合(YES)はステ
ップS14に進み、検知されない場合(NO)はステッ
プS18に進む。
【0141】ステップS14で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、検出給水温TIN及び検出水量Wに基づき、
検出出湯温度Tout が設定温度TSET に維持される様
に、切替電磁弁6、ガバナ比例電磁弁7、及び電動水量
制御装置9を制御し、ステップS15に進む。又、湯温
表示器36cに設定温度TSET 0 が表示され、燃焼ラン
プ36dが点灯する様に指示する。
【0142】ステップS15で、運転スイッチ34の押
圧操作がなされたか否か本体側マイクロコンピュータ5
が判別し、なされた場合{運転停止操作を実施した場
合;YES}はステップS19に進み、なされない場合
(NO)はステップS16に進む。
【0143】ステップS16で、検出水量W<消火水量
OFF であるか否か(検出水量Wが毎分2.0リットル
未満であるか否か)本体側マイクロコンピュータ5が判
別し、検出水量W<消火水量WOFF である場合(給湯栓
1 を閉めた場合;YES)はステップS17に進み、
検出水量W≧消火水量WOFF である場合(閉めない場
合;NO)はステップS13に戻る。
【0144】ステップS17で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、ガスバーナ2の消火操作を行ないステップ
S1に戻る。尚、消火動作により、元電磁弁23、ガス
電磁弁24、切替電磁弁6、及びガバナ比例電磁弁7が
閉弁状態になり、燃焼ランプ36dが消灯状態になり、
10秒間のポストファン動作終了後、燃焼ファン22が
停止する。
【0145】ステップS18で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は、元電磁弁23、ガス電磁弁24、切替電磁
弁6、及びガバナ比例電磁弁7を閉弁状態にし、燃焼ラ
ンプ36dを消灯状態にし、燃焼ファン22を停止する
エラー停止動作を指示する。尚、再起動は、一旦、運転
スイッチ34を押圧操作して運転停止させた後にエラー
原因を取り除き、運転スイッチ34を再押圧操作して給
湯器本体K2 を運転状態にする事により行なう。
【0146】ステップS19で、本体側マイクロコンピ
ュータ5は給湯器本体K2 の運転を停止し、ステップS
1に戻る。
【0147】運転停止は、本体側マイクロコンピュータ
5が元電磁弁23、ガス電磁弁24、切替電磁弁6、及
びガバナ比例電磁弁7を閉弁してガスバーナ2を消火
し、燃焼ランプ36d、46d、56dを消灯状態に
し、運転ランプ36aを消灯し、10秒間のポストファ
ン動作終了後、燃焼ファン22を停止する。又、設定温
度TSET の値をメモリ3に格納する。
【0148】つぎに、給湯器の遠隔制御システムBの利
点を述べる。 〔え〕給湯器の遠隔制御システムBは、運転状態から運
転停止状態への切り替えは常時可能であるが、運転状態
で給湯栓C1 から湯を吐出させている時に、運転スイッ
チ34を押圧操作して一旦、運転停止を行なうと、運転
スイッチ34を再押圧操作しても、水を止める迄は運転
状態に切り替わらない構成であるので以下の点で有利で
ある。
【0149】運転中で、且つ給湯栓C1 から湯を吐出
させているガスバーナ2の燃焼中に、運転スイッチ34
を押圧操作すれば、給湯器本体K2 の運転を停止できる
ので、湯から水にする場合に、一旦、給湯栓C1 を閉じ
た後(ガスバーナ2が消火する)に、再び開けるという
面倒な操作をする必要が無い。又、地震等の場合にも、
運転スイッチ34を押圧操作すれば、ガスバーナ2を直
ちに燃焼停止でき安全である。
【0150】湯の使用から水の使用に切り替える為、
使用者がメインリモコンM2 の運転スイッチ34を操作
して運転停止を指示すると、本体側マイクロコンピュー
タ5は、給湯器本体K2 の運転を停止し、ガスバーナ2
を消火する。
【0151】ここで、子供が悪戯して運転スイッチ34
を操作しても無効とされ、給湯器本体K2 は運転開始し
ない。この為、給湯栓C1 から吐出する水が湯に変わっ
てしまう事が無く、予期せぬ事態に使用者が驚くといっ
た不具合は生じない。
【0152】〔お〕運転スイッチ34を押圧操作するだ
けで、運転開始や運転停止を行なう事ができ、操作が容
易である。又、運転スイッチ34がアンロック式の押し
ボタンスイッチであるので操作位置が定まる事が無く、
運転開始操作が無効とされる場合に操作しても違和感が
無い。更に、運転スイッチ34が押圧操作時に接点が閉
成する押しボタンスイッチであるので、押圧操作の検出
をリモコン側マイクロコンピュータ35が行ない易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る、給湯器の遠隔制御
システムの給湯器本体の概略図である。
【図2】本発明の第一実施例に係る、給湯器の遠隔制御
システムのブロック図である。
【図3】本発明の第一実施例に係る、給湯器の遠隔制御
システムの作動を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の第二実施例に係る、給湯器の遠隔制御
システムの給湯器本体の概略図である。
【図5】本発明の第二実施例に係る、給湯器の遠隔制御
システムのブロック図である。
【図6】本発明の第二実施例に係る、給湯器の遠隔制御
システムの作動を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 熱交水路 2 ガスバーナ(加熱器) 4 本体側通信回路 5 本体側マイクロコンピュータ 6 切替電磁弁(アクチュエータ) 7 ガバナ比例電磁弁(アクチュエータ) 8 分配器付電動水量制御装置(アクチュエータ) 9 電動水量制御装置(アクチュエータ) 11、15 給水管 12 熱交換器管 12a、12b 熱交換器 13、17 出湯管 14 バイパス管 16 水量センサ 18 出湯温サーミスタ(出湯温センサ) 19 給水温サーミスタ(給水温センサ) 31、41、51 リモコン側通信回路 34、44、54 運転スイッチ 35 リモコン側マイクロコンピュータ 36c、46c、56c 湯温表示器 A、B 給湯器の遠隔制御システム C1 、C2 、C3 給湯栓 Du 上りデジタル信号 Dd 下りデジタル信号 K、K2 給湯器本体 M、M2 メインリモコン N 二線ワイヤー(通信線)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管- 熱交換器- 出湯管を連設してな
    る熱交水路、 前記出湯管の出口に配される給湯栓、 前記熱交水路を流れる水量を検出する水量センサ、 前記熱交換器を加熱する為の加熱器、 給水温を検出する給水温センサ、 出湯温を検出する出湯温センサ、 前記加熱器の加熱量、前記水量、又は前記加熱量と水量
    の両方を操作するアクチュエータ、 運転中や運転停止等の運転情報を下りデジタル信号に変
    換して後述するリモコン側通信回路へ送るとともに、リ
    モコン側通信回路から送られて来る上りデジタル信号か
    ら運転指令を復調する本体側通信回路、 及び検出水量が所定値以上であり、且つ給湯器本体が運
    転状態にある場合に前記加熱器を作動させるとともに、
    検出給水温及び検出水量に基づき、出湯温度が設定温度
    に維持される様に前記アクチュエータを制御する本体側
    マイクロコンピュータを備えた給湯器本体と、 操作を行なうと操作信号を後述するリモコン側マイクロ
    コンピュータへ送出する運転スイッチ、 運転開始や運転停止等の運転指令を後述するリモコン側
    通信回路に送出するとともに、前記給湯器本体からの運
    転情報を表示信号に変換するリモコン側マイクロコンピ
    ュータ、 前記運転指令を上りデジタル信号に変換して前記本体側
    通信回路へ送るとともに、前記本体側通信回路から送ら
    れて来た下りデジタル信号から運転情報を復調するリモ
    コン側通信回路、 及び前記表示信号に基づいて前記運転情報を表示する表
    示器とを備えた複数のリモコンと、 前記本体側通信回路とリモコン側通信回路とを接続する
    通信線とを具備し、 復調された運転指令に基づいて前記本体側マイクロコン
    ピュータが行なう、運転状態から運転停止状態への切り
    替えは常時可能とし、運転停止状態から運転状態への切
    り替えは検出水量が所定値未満の場合に限り可能とす
    る、給湯器の遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】 給水管- 熱交換器を有する熱交換器管-
    出湯管を連設してなる熱交水路、 前記出湯管の出口に配される給湯栓、 前記給水管又は出湯管を流れる水量を検出する水量セン
    サ、 前記熱交換器を加熱する為の加熱器、 給水温を検出する給水温センサ、 出湯温を検出する出湯温センサ、 前記加熱器の加熱量、前記給水管を通過する水量、及び
    熱交換器を通過する熱交水量とバイパス管を通って前記
    出湯管に到達するバイパス水量との割合を操作するアク
    チュエータ、 運転中や運転停止等の運転情報を下りデジタル信号に変
    換して後述するリモコン側通信回路へ送るとともに、リ
    モコン側通信回路から送られて来る上りデジタル信号か
    ら運転指令を復調する本体側通信回路、 及び検出水量が所定値以上であり、且つ給湯器本体が運
    転状態にある場合に前記加熱器を作動させるとともに、
    検出給水温及び検出水量に基づき、出湯温度が設定温度
    に維持される様に前記アクチュエータを制御する本体側
    マイクロコンピュータを備えた給湯器本体と、 操作を行なうと操作信号を後述するリモコン側マイクロ
    コンピュータへ送出する運転スイッチ、 運転開始や運転停止等の運転指令を後述するリモコン側
    通信回路に送出するとともに、前記給湯器本体からの運
    転情報を表示信号に変換するリモコン側マイクロコンピ
    ュータ、 前記運転指令を上りデジタル信号に変換して前記本体側
    通信回路へ送るとともに、前記本体側通信回路から送ら
    れて来た下りデジタル信号から運転情報を復調するリモ
    コン側通信回路、 及び前記表示信号に基づいて前記運転情報を表示する表
    示器とを備えた複数のリモコンと、 前記本体側通信回路とリモコン側通信回路とを接続する
    通信線とを具備し、 復調された運転指令に基づいて前記本体側マイクロコン
    ピュータが行なう、運転状態から運転停止状態への切り
    替えは常時可能とし、運転停止状態から運転状態への切
    り替えは検出水量が所定値未満の場合に限り可能とす
    る、給湯器の遠隔制御システム。
  3. 【請求項3】 前記本体側マイクロコンピュータは、前
    記設定温度及び検出給水温に基づいて前記所定値を決定
    する、請求項1又は請求項2記載の給湯器の遠隔制御シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記運転スイッチは、押圧操作時に接点
    が切り替わるアンロック式の押しボタンスイッチである
    請求項1又は請求項2又は請求項3記載の給湯器の遠隔
    制御システム。
JP6061807A 1994-03-31 1994-03-31 給湯器の遠隔制御システム Expired - Fee Related JP2733015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6061807A JP2733015B2 (ja) 1994-03-31 1994-03-31 給湯器の遠隔制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6061807A JP2733015B2 (ja) 1994-03-31 1994-03-31 給湯器の遠隔制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07269938A JPH07269938A (ja) 1995-10-20
JP2733015B2 true JP2733015B2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=13181739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6061807A Expired - Fee Related JP2733015B2 (ja) 1994-03-31 1994-03-31 給湯器の遠隔制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2733015B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007026199A1 (de) * 2007-06-04 2008-12-11 Carl Freudenberg Kg Zusammenstreckbares Lager

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07269938A (ja) 1995-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH052892B2 (ja)
JP2733015B2 (ja) 給湯器の遠隔制御システム
JP2911361B2 (ja) 給湯器の遠隔制御システム
JP2007278646A (ja) 給湯装置
JP2911362B2 (ja) 給湯器の遠隔制御システム
JP3267013B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2515068B2 (ja) 給湯器の制御装置
JP2914865B2 (ja) 給湯器
JP2515069B2 (ja) 給湯器の制御装置
JP2005315434A (ja) 給湯機の給湯温度制御装置
JP3579454B2 (ja) 給湯器
JP2000304350A (ja) 給湯機
JP2001059646A (ja) 風呂釜
JP2500123B2 (ja) 給湯器の制御装置
JP2715006B2 (ja) 給湯器の制御装置
JP2515056B2 (ja) 給湯器の制御装置
JP4029247B2 (ja) 風呂用給湯機
JP2525086B2 (ja) 給湯器の制御装置
JP2759714B2 (ja) 給湯器の制御装置
JP2515067B2 (ja) 給湯器の制御装置
KR930011050B1 (ko) 가스보일러의 외출기능운전 연소제어방법 및 그 장치
JP3317566B2 (ja) 燃焼制御装置
JP3961100B2 (ja) 給湯器
JP2591238Y2 (ja) 給湯器およびその燃焼制御装置
JP3869547B2 (ja) ガス給湯器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees