JP2731482B2 - 小型電気機器 - Google Patents

小型電気機器

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JP2731482B2
JP2731482B2 JP4378592A JP4378592A JP2731482B2 JP 2731482 B2 JP2731482 B2 JP 2731482B2 JP 4378592 A JP4378592 A JP 4378592A JP 4378592 A JP4378592 A JP 4378592A JP 2731482 B2 JP2731482 B2 JP 2731482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型電気機器の外郭
形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、偏平な本体ケースの収納室に、摺
動自在にプラグ体を収納した小型電気機器が知られてい
る。
【0003】図10に示す小型電気機器1は、偏平の本
体ケース2を構成する二分割ケース3,4の組み合わせ
により本体ケース2の下部に形成された収納室5に、偏
平方向に対峙する一対のプラグ刃6a,6bを有するプ
ラグ体6cを摺動自在に収納しており、プラグ体6cに
は、収納室5の下側に設けた長孔7から突出する摘み8
が取り付けられている。
【0004】そして、プラグ体6cは、摘み8を長孔7
に沿って移動させることにより収納室5内を長孔7に沿
い側面2bに対し略直交して移動し、プラグ刃6a,6
bを側面2bから進出((a)参照)或は退避((b)
参照)させている。
【0005】進出・退避口9から進出したプラグ刃6
a,6bを電源コンセント等に差し込むことにより、プ
ラグ刃6a,6bを介して小型電気機器1は通電状態と
なり、本体ケース2に内蔵する回路基板に設置した電源
トランス(図示せず)を介して内蔵する充電電池(図示
せず)を充電する。
【0006】このような小型電気機器1には、使用者の
視認し易い位置に、法令による各種定格値等を記載表示
するための定格表示部が形成されている。
【0007】ところで、偏平の本体ケース2において
は、操作上及びデザイン上の向上のためにより薄型にす
ることが求められており、このような要請に応えるもの
として、両側面が薄くなったラウンドフォルムを有する
薄型に形成することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本体ケ
ースをラウンドフォルムを有する薄型に形成した場合、
定格表示部が曲面となってしまい、視認し難くなるばか
りでなく定格表示部を形成するために金型を彫刻機によ
り加工する際に加工が困難となり、定格表示部形成のた
めのコストアップを招くという問題点があった。
【0009】また、内蔵される電源トランスは、その高
さが制限されるが、高さが低い小型化されたものは、低
くなるにしたがって大幅にコストアップするという問題
点もあった。
【0010】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、本体ケースをラ
ウンドフォルムを有する薄型に形成した場合であって
も、定格表示部の良好な視認性を確保すると共に定格表
示部を形成するために金型の彫刻機による加工を容易に
して、定格表示部形成のためのコストアップを招かず、
更に、内蔵される電源トランスの高さを可能な限り高く
することができる小型電気機器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る小型電気機器は、偏平な本体ケース
の内部空間に、電源トランスを備えた回路基板を有する
小型電気機器において、前記電源トランスの配置位置に
対応する前記本体ケースの配置対応位置に、前記本体ケ
ースの外表面側の最高部に位置し且つ略水平面からなる
表示面により、前記本体ケースの内面と前記回路基板と
の間に最大離間間隙を確保すると共に外表面に定格値を
表示記載するための定格表示部を形成したことを特徴と
している。
【0012】
【作用】この発明に係る小型電気機器は、電源トランス
の配置位置に対応する本体ケースの配置対応位置に、本
体ケースの外表面側の最高部に位置し且つ略水平面から
なる表示面により本体ケースの内面と前記回路基板との
間に最大離間間隙を確保することができることから、内
蔵される電源トランスに応じて本体ケースを必要以上に
大型化せず形成できる上に、表示面に形成した定格表示
部の良好な視認性を確保することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る小型電気機器の実施例
を図面を参考にしつつ説明する。
【0014】図1〜図9に示すように、電気かみそり
(小型電気機器)10は、偏平な本体ケース11と、本
体ケース11の上部に装着されてキャップ12に覆われ
たかみそり部(図示せず)とを有している。
【0015】本体ケース11は、厚み方向に二分割され
た二分割ケース13,14の組み合わせにより外郭を形
成しており、厚み方向両側の正面11a及び裏面11b
は突出部を設けることなく幅方向にラウンドフォルムを
有すると共に、厚み方向に沿う両側面11c,11dが
薄い薄肉形状に形成されている(図1,2参照)。
【0016】二分割ケース13の外表面により形成され
た正面11a、及び二分割ケース14の外表面により形
成された裏面11bは、略全域に亙って滑べり止め用の
僅かに突出する凸部15を複数個有しており、裏面11
bの下部には、後述する電源トランス38の設置位置に
対応する設置対応位置に定格表示部16が形成されてい
る。
【0017】両二分割ケース13,14の両周壁13
a,14aにより形成された側面11cには、上部に、
電気かみそり10を作動させる操作スイッチ17が突設
されており、操作スイッチ17を上下に摺動させること
により、ON・OFFを切り変えることができる。
【0018】両二分割ケース13,14の両周壁13
a,14aにより形成された側面11dには、上部に、
装飾部を兼ねた保持用突部(突出部)18が突設されて
おり、下部に、後述する差込みプラグ35を進出或は退
避させるプラグ進出部19が形成されている。保持用突
部18は、操作スイッチ17と同様の形状及び大きさを
有すると共に操作スイッチ17に対応する位置に形成さ
れており、本体ケース11は、正面11aの幅方向中心
線を軸として略左右対称形を有している。
【0019】また、両二分割ケース13,14の両周壁
13a,14aには、二分割ケース13,14の組み合
わせ時に互いに係合する係合部と被係合部からなる係合
手段20が、側面11cに二組、側面11dに一組、底
面11eに一組、それぞれ形成されている(図2参
照)。
【0020】定格表示部16は、裏面11bの幅方向中
心から側面11cに向って略水平に延びる表示面16a
を有しており、曲面状の裏面11bに対して水平面状で
あると共に本体ケース11の外表面である裏面11bの
最高部に位置して、最大厚みより厚くなく形成されてい
る。この表示面16aには、法定による各種定格値等が
記載表示される(図1参照)。
【0021】プラグ進出部19は、二分割ケース13と
一体の板状体により形成されており、二分割ケース1
3,14の組み合わせ時、二分割ケース14に形成され
た受け部21に入り込んで側面11dを形成する(図1
(c),3参照)。
【0022】このプラグ進出部19は、保持用突部18
側である上部側が外側に突出することにより全体が外側
に傾斜しており、傾斜角度は、プラグ進出部19表面の
延長線が側面11dの上部に形成された保持用突部18
の最大突出部より外側を通る角度である、側面11dに
対し約2度に設定されている(図1(a),4参照)。
【0023】また、側面11dの長手方向であるプラグ
進出部19の両端部に厚肉状に形成されたリブ22に
は、表裏面を貫通する貫通孔23が二個離間して並設さ
れており、両貫通孔23,23間のプラグ進出部19内
面下部には、プラグ進出部19内面側に開口して上面に
係合段部24aを有する横向きの溝24が形成されてい
る(図3参照)。
【0024】受け部21は、二分割ケース14の周壁1
4aのプラグ進出部19相当部分を切り欠いた切欠部2
5と共に、切欠部25の略中央に位置する二分割ケース
14の内面14bに突設された係止板26により形成さ
れている。この係止板26は、受け部21に入り込ませ
たプラグ進出部19に内側から当接する位置に配置され
ると共に少なくともリブ22の厚みより厚く形成されて
おり、先端には、プラグ進出部19の係合段部(被係合
部)24aに係合する係合突起(係合部)26aが形成
されている(図3参照)。
【0025】二分割ケース13,14を組み合わせた本
体ケース11には、内部空間が形成されており、内部空
間は、上部隔壁27と下部隔壁28により、かみそり部
を作動させる駆動装置29等が格納された上空間30、
モータ31や充電電池32及び回路基板33等が格納さ
れた中空間34、差込みプラグ35が格納された下空間
36の三つに区画されている(図4参照)。
【0026】駆動装置29は、モータ31の回転軸31
aに装着されたカウンターウエイト37を介して作動
し、モータ31は、充電電池32に充電された電力が供
給されて駆動され、充電電池32は、差込みプラグ35
を介して回路基板33に形成された充電回路を経て充電
される。
【0027】中空間34には、最も重量を有し手に持っ
た操作感に大きな影響を与えるバランス上の決定要素で
あると共に、駆動装置29への駆動力の伝達を効率良く
行う必要があるモータ31が、やや回路基板33寄りの
略中央に配置され、その両側に回路基板33及び充電電
池32が配置されている。薄板状に形成された回路基板
33は、下空間36の幅方向略半分を占めて配置されて
おり、下空間36に位置する部分には重量のある電源ト
ランス38が設置されている(図4参照)。
【0028】この電源トランス38の設置部分は、二分
割ケース14の定格表示部16に位置しており、表示面
16aを有する定格表示部16により本体ケース11内
に形成される内部空間は、厚み方向に最大離間距離が確
保されている(図1(b)参照)。
【0029】下空間36には、回路基板33を除いた部
分に、差込みプラグ35がプラグ進出部19に向けて摺
動自在に配置されており、差込みプラグ35は、プラグ
進出部19に対して直交する方向に摺動する(図5参
照)。
【0030】また、本体ケース11の底面11eには、
両二分割ケース13,14の両周壁13a,14aによ
り、長手方向に沿うと共に外側に開口する凹所39が形
成されており、凹所39には、二分割ケース13,14
の接合面に沿って、下空間36に連通する長孔39aが
形成されている(図3,6,7参照)。
【0031】両周壁13a,14aは、下空間36の下
側壁を形成しており、プラグ進出部19に対して直交す
る方向、即ち底面11eに対し側面11cに向って略2
度の角度を有している(図3,4参照)。
【0032】周壁13aの内面(下空間36側)上部及
び周壁14aの内面(下空間36側)下部には、貫通孔
23近傍に凹部40aが、後述するネジボス41近傍に
凹部40aよりも浅い凹部40bが、それぞれ形成され
ており、両凹部40a,40bには、後述する突部50
が係合する(図3参照)。
【0033】ネジボス41は、二分割ケース13の下空
間36に突設されており、差込みプラグ35収納時、後
述するプラグ体43後端に当接する係止部として機能す
る。ネジボス41上端には、プラグ進出部19側に向け
て突出する係止突部42が形成されており、この係止突
部42は、差込みプラグ35の退避時、プラグ体43後
端面上部に形成された係止凹部43aに係止する。ネジ
ボス41の後方には、回路基板33がネジボス41下部
に位置決め固定されている(図2,4参照)。
【0034】このネジボス41に、上下に組み合わせた
両二分割ケース13,14をネジ41a止めすることに
より、両二分割ケース13,14は固着され、本体ケー
ス11は組み合わせ固定される(図1参照)。この際、
各係合手段20もそれぞれ係合状態にある。
【0035】差込みプラグ35は、プラグ体43と一対
のプラグ刃44,44を有している。
【0036】プラグ体43は、成形樹脂等により形成さ
れて偏平方向に並設されたプラグ刃44,44のそれぞ
れの端部を固定しており、下空間36を形成する下部隔
壁28と両周壁13a,14a間に相当する横幅を有し
ている。このプラグ体43の側面11d側端面には、係
止板26を入り込ませる凹所45が形成されている(図
3参照)。
【0037】両プラグ刃44,44は、刃厚面である下
端面44aをプラグ体43の底面から露出させている
(図8参照)。プラグ体43の長孔39aに面した側面
43bには、深奥部に向って段階的に縮径された二段階
の円形断面を有する凹部46が形成されており、この凹
部46には、後述する指掛け部49を凹所39に位置さ
せたプラグ摘み47が装着されている(図3参照)。
【0038】プラグ摘み47は、横向き棒状の基部48
と、基部48の一端に形成された平板状の指掛け部49
を有しており、基部48の直径位置である両側には、指
掛け部49から周壁13a(周壁14a)の厚み分離間
した位置に、突部50が突設されている(図9参照)。
【0039】両突部50,50を除く基部48の外径
は、長穴39aの上下方向(本体ケース11の厚み方向
と同一方向)幅と略同一に形成されており、長穴39a
内を自在に移動させることができる(図6参照)。
【0040】基部48の他端には、先端側に向って棒状
のバネ保持部51及び係合部52が段階的に縮径されて
形成されており、バネ保持部51及び係合部52は、バ
ネ保持部51を内包させたコイルスプリング53を介し
係合部52を奥側にバネ保持部51を手前側に位置させ
て、凹部46に挿入される(図5参照)。
【0041】このプラグ摘み47を介してプラグ体43
を摺動させることにより、両プラグ刃44,44は両貫
通孔44から進出或は退避し、コイルスプリング53の
弾発力により、両突部50と両凹部40a或は両凹部4
0bとの係合が維持されて、進出或は退避状態が保持さ
れる。
【0042】また、指掛け部49は、凹部40bに両突
部50が係合した際に、凹所39内に隠れて底面11e
から突出しない長さを有している(図5(b)参照)。
【0043】従って、両周壁13a,14aが底面11
eに対し傾斜しており凹所39のプラグ進出部19側が
浅くなっていることに加え、凹部40aが凹部40bよ
りも深いことから、凹部40aに両突部50が係合した
際には、凹所39内から露出して底面11eから突出す
ることとなる(図5(a)参照)。
【0044】そして、突部50と凹部40aとの係合状
態で差込みプラグ35は進出状態、突部50と凹部40
bとの係合状態で差込みプラグ35は退避状態となる。
【0045】差込みプラグ35の進出状態において、プ
ラグ体43の凹所45には係合段部24aに係合突起2
6aが係合した状態の係止板26が入り込み、入り込ん
だ係止板26は、プラグ体43と一方の二分割ケース1
3に形成されたプラグ進出部19とに挟持された状態で
保持される。また、退避状態にある差込みプラグ35
は、プラグ刃44の先端が貫通孔23内に入り込んでい
る(図5参照)。
【0046】なお、入り込んだ係止板26は、プラグ体
43とプラグ進出部19とに挟持された状態で保持され
るが、この挟持状態は、例えば係合突起26aの一定以
上の後方移動を阻止して係合段部24aと係合突起26
aとの係合状態を維持することができれば、必ずしも当
接状態にある必要はない。
【0047】更に、二分割ケース13の下空間36に
は、両貫通孔23,23の延長上に一本ずつ二本の給電
接片54,54が配置されている。両給電接片54,5
4は、各後端部54a,54aを下側から回路基板33
に固着させると共に、各先端部54b,54bを両貫通
孔23,23の近傍に位置させている(図2,3,8参
照)。
【0048】回路基板33に固着された給電接片54
は、充電回路を介して充電電池32に接続される。
【0049】従って、両二分割ケース13,14を組み
合わせて固着することにより、差込みプラグ35が、本
体ケース11の厚み方向中心に位置させられると共に、
給電接片54が、プラグ刃44の刃厚面である下端面4
4aと、二分割ケース13との間に位置させられること
となり、両給電接片54,54は、両プラグ刃44,4
4の両下端面44a,44aに弾接した状態となる。
【0050】次に、上記構成を有する小型電気機器の作
用を説明する。
【0051】先ず、図2に示すように、中空間34にモ
ータ31や充電電池32及び回路基板33等を配置する
と共に下空間36に差込みプラグ35を配置し、更に、
指掛け部49を凹所39に位置させて、二分割ケース1
3と二分割ケース14を上下に組み合わせ、係合段部2
4aに係合突起26aを係合させてプラグ進出部19を
受け部25に組み込むと共に、各係合手段20も係合状
態として、本体ケース11を形成する。
【0052】プラグ体43を組み込む際には、貫通孔2
3にプラグ刃44を先に入れて前方に移動させ係止突部
42を越えた後に、プラグ体43を戻して係止凹部43
aに係止突部42を係合させる。
【0053】このとき、両給電接片54,54は、両プ
ラグ刃44,44の下端面44a,44aに常時弾接し
た状態となる。
【0054】本体ケース11を形成する際、回路基板3
3の電源トランス38の設置部分は、二分割ケース13
の定格表示部16に位置しており、本体ケース11の最
大厚みより厚くなることなく略水平に形成された表示面
16aにより、本体ケース11内に形成される内部空間
は、厚み方向に最大離間距離が確保されている。
【0055】このため、定格表示部16を形成するため
に金型を彫刻機により加工する際に加工し易いばかりで
なく視認し易いことから、定格表示部16形成のための
コスト低減及び視認性の向上を図ることができる。
【0056】また、電源トランス38の高さを確保して
より低コストの電源トランスの使用を可能としつつ、本
体ケース11をより薄型に形成することが可能となる。
【0057】言い替えれば、内蔵される電源トランス3
8に応じて本体ケース11を必要以上に大型化せず形成
できる上に、表示面16aに形成した定格表示部16の
良好な視認性を確保することができる。
【0058】更に、内部空間が、駆動装置29等が格納
された上空間30、モータ31や充電電池32及び回路
基板33等が格納された中空間34、差込みプラグ35
が格納された下空間36の三つに区画されて、バランス
のよい重量配分及び最短接続距離等を可能とした配置が
行われていることにより、より快適な操作感が得られる
と共により薄型化且つより小型化が達成できる。
【0059】そして、突部50が凹部40bに係合した
状態にある差込みプラグ35を(図5(b)参照)、指
掛け部49に指を掛け、コイルスプリング51の弾発力
に抗してプラグ摘み47を下空間36側に押し込む。
【0060】プラグ摘み47を押し込むことにより、突
部50と凹部40bとの係合が解除され、指掛け部49
をプラグ進出部19側へと移動させることができ、指掛
け部49の移動によりプラグ体43が下空間36を形成
する下部隔壁28と両周壁13a,14aに沿って二分
割ケース13上を摺動し、プラグ刃44を貫通孔23か
ら突出させることができる(図5(a)参照)。
【0061】このとき、貫通孔23から突出させたプラ
グ刃44は、側面11dに対して約2度外側に傾斜して
おり、プラグ進出部19表面の延長線が側面11dの上
部に形成された保持用突部18の最大突出部より外側を
通ることから、壁面に形成された電源コンセントのよう
に差し込み口の周囲が平面であっても、プラグ進出部1
9が平面に当接した状態となって差込みプラグ35を差
し込む場合の障害とはならない。
【0062】従って、側面11dにスイッチ等の突出部
を形成しても何等障害とならず、操作上及びデザイン上
の制約となることがない。
【0063】この差込みプラグ35の進出状態におい
て、係合段部24aに係合突起26aが係合した状態の
係止板26がプラグ体43の凹所45に入り込み、入り
込んだ係止板26はプラグ体43とプラグ進出部19と
に挟持された状態で保持される(図8参照)ことから、
例えばプラグ刃44をコンセントから抜き取る際に捻っ
た場合に、係止板26が変形し係合突起26aが係合段
部24aから外れるのを防止することができる。
【0064】また、指掛け部49は、差込みプラグ35
の退避時、凹所39内に隠れて底面11eから突出しな
い(図5(b)参照)ことから、邪魔にならないばかり
か突出部のないすっきりしたデザインとすることができ
る。
【0065】その上、差込みプラグ35の進出時、凹所
39内から露出して底面11eから突出する(図5
(a)参照)ことから、差込みプラグ35の退避時に比
べて強力に係合した状態にある突部50を容易に押し込
むことができ、係合解除が容易に行えてプラグ刃44の
退避操作がし易い。
【0066】更に、バネ保持部51の先端に係合部52
が形成されていることにより、両突部50と凹部40a
或は凹部40bとが係合状態及び非係合状態何れの場合
にも、基部48が凹所39に係合部52が凹部46にそ
れぞれ保持されてプラグ摘み47が不安定になることが
ないことから、プラグ体43がガタつくことなく摺動可
能に保持することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る小
型電気機器により、内蔵される電源トランスの高さを可
能な限り高くすることができることから、低コストの電
源トランスの採用が可能となる上に本体ケースを必要以
上に大型化せずにラウンドフォルムを有する薄型に形成
することができ、加えて、定格表示部の良好な視認性を
確保すると共に、定格表示部を形成するための金型の彫
刻機による加工が容易になり定格表示部形成のためのコ
ストアップを招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電気かみそりを示しており、
(a)は裏面図、(b)は一方の側面図、(c)は他方
の側面図である。
【図2】電気かみそりの分解構成図である。
【図3】プラグを格納する下空間を形成する本体ケース
の部分構成説明図である。
【図4】内部配置状態を示す本体ケースの一部破断した
説明図である。
【図5】差込みプラグが格納された本体ケースの一部を
示しており、(a)はプラグ刃進出時の説明図、(b)
はプラグ刃退避時の説明図である。
【図6】本体ケースに装着されたプラグ摘みを示す縦断
面図である。
【図7】プラグ刃進出時のプラグ摘みを示す底面図であ
る。
【図8】係止板が挟持された状態を示すプラグ刃進出時
の縦断面図である。
【図9】プラグ摘みの斜視図である。
【図10】従来の小型電気機器を示しており、(a)は
プラグ進出時の斜視図、(b)はプラグ退避時の断面説
明図である。
【符号の説明】
10 電気かみそり(小型電気機器) 11 本体ケース 11b 裏面(外表面) 16 定格表示部 16a 表示面 33 回路基板 38 電源トランス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な本体ケースの内部空間に、電源ト
    ランスを備えた回路基板を有する小型電気機器におい
    て、 前記電源トランスの配置位置に対応する前記本体ケース
    の配置対応位置に、前記本体ケースの外表面側の最高部
    に位置し且つ略水平面からなる表示面により、前記本体
    ケースの内面と前記回路基板との間に最大離間間隙を確
    保すると共に外表面に定格値を表示記載するための定格
    表示部を形成したことを特徴とする小型電気機器。
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