JP2731441B2 - 使い捨て注射器 - Google Patents

使い捨て注射器

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JP2731441B2
JP2731441B2 JP1506688A JP50668889A JP2731441B2 JP 2731441 B2 JP2731441 B2 JP 2731441B2 JP 1506688 A JP1506688 A JP 1506688A JP 50668889 A JP50668889 A JP 50668889A JP 2731441 B2 JP2731441 B2 JP 2731441B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は使い捨て注射器、すなわち1回のみ使用する
ことのできる注射器に係り、とりわけ第1回目の注射の
後は、封止連結部を不作動とする機構を備えた注射器に
関する。
背景技術 治療の分野においては、液体を人体の組織あるいは腔
内に注入する注射器が広範囲にわたって使用されてい
る。通常、注射器は、内部をプランジャが摺動する円筒
状本体と、中空の針が装着される形状をしたノズルを備
えた部分とを有している。そして針は例えばスチールあ
るいはニッケル製であり、円筒状本体内には、注射され
る液体のための貯蔵室が形成されている。プランジャの
構造は、実用に応じて変更することができる。プランジ
ャは、いかなる場合でも、一端部に注射器の本体との密
封を確実にするための連結部を備え、他端部、これは常
に注射器の本体部から外方位置にある、には操作を容易
にするためのプランジャヘッドが設けられている。この
従来の注射器は、従来からの使用方法において通常実施
されているような注射の操作を行うことができる。すな
わち、まず最初に注射器の底部から封止連結部を離脱さ
せ、続いてプランジャを注射器の本体から外方に引出
し、ある量の液体を吸引する。続いて注射器を転倒位置
にし、すなわち注射針を上方に向け、プランジャにわず
かの圧力を加えて貯蔵室に残っている空気を排出する。
この操作は補充的な量の液体を吸引した後に行うことが
でき、また空気の排出操作を可能とする。
厳格に述べれば、注射の前に、検査の目的のための挿
入の後、わずかな再吸引が行われる。
製造所であらかじめ注射液が充填され注射の後はもは
や液体を吸引することができない種痘用の使い捨て注射
器が知られている。しかし、ほとんどの使用されている
注射器は、あらかじめ注射液が充填されたものではな
く、また上記した操作を行う間に、あるいは空の状態の
間にプランジャの前後動がなされる可能性があるので、
このシステムを適用することはできない。
したがって、本発明の1つの目的は、注射のために必
要なすべての操作を可能とし、したがってプランジャの
前後動あるいは上記したような空の状態の間の操作を含
む操作を可能とし、しかし第2回目の注射のための再使
用を完全に防止することのできる注射器に適用できる装
置を提供することにある。この装置は、注射中に、封止
連結部の可撓性部分に、液体により生ずる圧力作用を用
いて、あるいは封止部材としての作用を破壊することを
用いて、第1回目の注射の後は、封止連結部を不動にす
ることができる。
発明の概要 本発明は円筒状注射器本体と、この注射器本体の基部
に固着されるサンプリングおよびまたは注射針と、上記
注射器本体の内部を摺動するプランジャと、このプラン
ジャの端部に設けられ注射器本体の内壁との間を摺動し
ながら封止する連結部とを有する使い捨て注射器におい
て、上記連結部は注射する時に注射器本体に収容された
流体により生じる圧力作用で平衡位置から変形または可
動の少なくとも1つの部材(6)を有し、上記プランジ
ャは上記部材の変形または動きに応動する構成部材を介
して連結部に結合され、連結部をつぎの注入のための不
作動状態にすることを特徴とする使い捨て注射器であ
る。
本発明の特定の特徴は連結部は中空円筒形をなし、中
空円筒形の一端面は変形部材である可撓性部材により形
成され、可撓性部材は注射器本体と連結部の内部空間の
間を封止し、また連結部の他端部に設けた環状部がプラ
ンジャを支持することにある。
本発明の特定の特徴の一つは可撓性部材は閉じ部材に
よって常時封止的に閉じられるオリフイスを有し、上記
閉じ部材は注射する時に生じる圧力による可撓性部材の
変形または動きに追従し、かつ可撓性部材が初期の位置
に戻った時に、オリフイス開いていたり、連結部の上部
および下部の封止が破損している場合に閉じ部材は不動
装置によってその位置に保つことにある。
図面の簡単な説明 第1図は休止位置にある注射器の側面図であり、 第2図は注射工程における注射器の側面図であり、 第3図および第4図は他の実施例における注射器の休
止位置および注射工程を示す側面図であり、 第5図および第6図は休止位置および注射位置におい
て連結部を取付けた注射器の他の変形例を示す図であ
り、 第7図および第8図は休止位置および注射位置におい
て連結部を貫通する注射器を示す図であり、 第9図は本実施例の他の改変例を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 第1図に示す注射器は、円筒状注射器本体1とこの本
体の基部に取付けられたサンプリングまたは注射用の針
3と、本体の内部を摺動するプランジャ2と、プランジ
ャ2の端部に取付けられ注射器内壁を密封的に摺動する
密封連結部4とを備えている。プランジャは注射器の本
体から引出すことはできない。なぜなら装置と干渉を防
止する非戻装置16を有するからである。
連結部4は中空円筒部材形状をなし、その外壁には一
体成形リブ5が設けられ、このリブ5によって注射器本
体1の内壁とのシールを行なっている。注射器本体の開
口に対向する連結部の下面は、柔軟膜6を形成してお
り、その厚みは他の場所よりも小さくなっている。その
柔軟膜6は平衡位置において略水平をなし、注射器本体
と連結部内の室21との間の密閉状態を確保している。
他側において、環状連結部の上方部分7はプランジャ
の肩部9に対向しており、その厚さは大きくかつ中央開
口8を有している。また連結部の上方部分7の下面は肩
部19に対向しており、肩部19はプランジャ2から連結部
内に延びる中空円筒状ロッド10から突出している。この
ように連結部4は一体に形成されている。中空ロッド10
の内側に密閉部材25が配設されている。この密閉部材25
は略細長状となっており、その断面は円筒状または星形
状となっている。この部材はロッド10によって構成され
たシャフト内でわずかの間隔をもって移動できるように
なっている。また部材は更に内部肩部26と当接し、ロッ
ド内の移動が制限されるとともに、下方シャフトは環状
部分7における上方シャフトよりも小さな断面形状を有
している。
肩部はまたシャフトの全周を覆うボスとなっている。
密閉部材は25は底部に向って延び、その端部に密閉ヘッ
ド27が形成されている。このヘッドは膜6に設けられた
小開口28を密閉するものである。上方部分において、密
閉部材25は弾性平板17を支持しており、これはロッド10
の内壁に当接した場合、後方に折れ曲るようになってい
る。またこの平板は後でみるように、非戻部材の一部を
形成している。更にロッド10には開口20が横方向に形成
され、この開口は連結部4の内室21とロッドの内側シャ
フトとを連通させるとともに、これによってプランジャ
内の開口22を介してプランジャの肩部上方の注射器内と
連通させている。第1図に示す位置は注射する前の段階
であり、密閉部材のヘッド27は膜6を密封的に閉鎖し、
膜6の移動に従うようになっている。
第2図に示すように注射工程が直接的に開始される
と、圧力形成効果により膜6は破線で示す位置から実線
で示す位置まで変化する。密閉部材25はこの動きに従
い、その後、弾性平板17は下方シャフトから離れ、上壁
で開く。次にこの平板は肩部26によって係止され、密閉
部材をもとの位置に戻すことは困難となる。
この非戻機能は容器内の圧力が所定最大値をとったと
きのみ効果があり、密閉部材25の変位は、この最大値以
下の圧力においては可逆状態となる。この注射工程の
後、連結部材4はプランジャと一体に残るけれども、膜
6の変形部分は正圧を受けない。このため膜6はもとの
形に戻る。しかしながら、密閉ヘッドは膜6から所定距
離だけ離れるので開口28との係合が解かれる。室21はプ
ランジャ2に設けられた開口22および開口20によって大
気と連通し、また開口28を介して注射器底部と連通す
る。このようにして連結部の上部底部との密封が解除さ
れる。この場合、溶液中の引抜きおよび圧力溶液の作用
によって注射器内に充てんしたり、注射したりすること
は困難となる。
図示していない他の実施例によれば、底面6は剛のも
のであって、環状部分7の下方の連結部4の側壁は注射
時に変形し、連結部と密閉された室の底面が上方に押し
上げられる。
また図示していない他の実施例によれば、前記密閉部
材は逆止平板17が備えておらず、プランジャ或いは前記
密閉された室に塗布された接着剤やのりによってその上
部がプランジャに接着される。
第3図および第4図にはさらに他の実施例の前記同様
の二つの作動状態が示されている。この実施例において
は、密閉された室25はドーム状の平板31を有し、この平
板31は連結部4の内部にあり、その弧は連結部4の変形
前の柔軟膜6と同じ方向に下方に凸である。このドーム
状の平板31は中心に、オリフィス28に同様に嵌挿する密
閉先端27を有する。初期段階(第3図)では、平板31は
図示のようにオリフィス28が閉塞される凸状の位置にあ
る。第4図に図示する注射時には、シリンジの正圧は柔
軟膜6を変形させ、ドーム状の平板31を上方に押し上げ
るのに十分な圧力となる。前記ドーム状の平板31は同一
位置にとどまりつつ、その弧の凸方向を変える。注射の
終了時には前記柔軟膜は初期の位置にもどり、一方平板
31は上方に凸のままでいるので、オリフィス28は密閉先
端27によって閉塞されなくなる。柔軟膜6が初期の位置
にもどる引張り力のみによってドーム状の平板31が第4
図に示す位置から第3図に示す位置に引き戻されるほ
ど、密閉先端27と柔軟膜のオリフィス28周縁部との摩擦
抵抗は大きくあってはならない。
図示していない他の実施例によれば、ドーム状の平板
は連結部4に設けられる代わりに転置可能な剛な部材に
設けられることができる。第3図および第4図の変形実
施例は作動およびその結果は第1図および第2図と同様
である。
本発明は、連結部4について述べている。この連結部
4は中空の円筒形をなし、その外周面はシリンジ本体1
の内側面とのシール部をなすリブと一体に成型され、円
筒形の下部は変形可能な柔軟膜となっている。この発明
はプランジャに連結部を付加するか或いはプランジャ自
体が連結部として機能するような形態とすることもでき
る。この連結部は、変形可能な柔軟膜を有することによ
り、或いはこの連結部は、底面に柔軟膜を一体に設ける
代わりに、前述のように転置可能な部材を設けることに
より、圧力により上述の機能を果たす。
使い捨ての目的をさらに確実にするために、たとえ
ば、密閉先端27のような部材中に弱い部分を設けること
ができる。密閉室25をその初期の状態にもどす試みが、
前記密閉先端と密閉部材の破壊をもたらすようにするこ
とができる。
第5図および第6図により、他の実施例について以下
に述べる。連結部4の柔軟膜6は穿孔されておらず水密
を保ち続けるが、プランジャから連結部を分離する装置
を有する。
第5図に示すように、第1図と同一の部品は同一の符
号を付されている。プランジャのロッド10はオリフィス
8の孔より小さい径を有する小径ロッド10aを有し、ま
た前記ロッド10は径がより大きい肩部19を有する円錐先
端11をその末端に有する。前記円錐先端11は先端が連結
部の柔軟膜6を指向し、肩部の径はオリフィス8の孔径
より小さい。前記ロッド10は肩部19と円錐先端11との間
に首部12を有し、前記円錐先端は円錐形態をなし、プラ
ンジャを挟持部材に容易に取り付けられるようになって
いる。前記首部と円錐先端との間の連結ロッド部10b
は、第1図に示すように、わずかに円錐形をなすように
テーパーされている。連結部4の内部には、円錐先端11
に嵌合されて、弾性的な挟持部材13が配置されている。
挟持部材13は、顎部15を経てシリンジの中心に向かって
湾曲する腕部14によって形成されている。第5図に明ら
かに示されるように、顎部15は、末端面が連結ロッド部
10bに対応して円錐形態を有し、ロッド10の連結ロッド
部10bと円錐先端11の肩部19と当接している。
プランジャ2を下方向に押すと、その肩部9は連結部
4の環状部7を押圧する。一方、プランジャ2を上方に
引くと、液体はシリンジ内に吸引される。この場合、中
央開口8の大きさよりも大きいロッド10の部分10bによ
って所定距離隔たっているクランプ13の顎部15が連結部
4の環状部7に接することになり、当該連結部4はプラ
ンジャ2とともに引かれていく。プランジャ2と連結部
4がかようにして一体的になることにより、前述した注
射に先立つ操作が可能となる。
第6図は、プランジャ2がシリンジ1の底部に向かっ
て下降した注射の最終段階を示したものである。この
時、連結部4の押圧下でのシリンジ1内の液体の圧力に
よって、柔軟膜6の変形が生ずる。この変形によって、
柔軟膜6は当該連結部4の内側に向かって膨らむ。柔軟
膜6はクランプ13を押すようにしてその顎部15がロッド
10の部分10bからはずれるように上向きに押し上げる。
この結果、アーム14の柔軟性のため、顎部15がグルーブ
12に対して窄まる。クランプ13の大きさは、中央開口8
の大きさよりも小さなサイズになる。このため、次にも
う一度注射をしようと試みてシリンジ1からプランジャ
2を引いても、クランプ13が中央開口8を通り抜け、従
って、連結部4は当該シリンジ1の底部に遺留される。
ここで、次のことを指摘しておく。たとえ、プランジャ
2を押し込む操作の最初の過程で、クランプ13が連結部
4から抜けてプランジャ2と連結部4との分離が起こっ
たとしても、これによって注射操作は影響されず、プラ
ンジャ2の肩部9で連結部4を押すことによってそのま
ま通常の操作を継続することができる。ストローク端で
プランジャ2の円錐頭部11が、柔軟膜6に対する作用を
通じて柔軟膜6をシリンジ1の底部に押し付け、これに
よって、すべて液体の射出を可能とする。この最終段階
での連結部4の変形は、いずれにせよ、重要ではない。
というのは、クランプ13は、連結部4の環状部7と連結
しておらず、連結部4はシリンジ1の底部に残るからで
ある。
なお、何らかの理由によって、例えば、圧力を原因と
して、ロッドの部分10bからクランプ13の顎部15が抜け
なかった場合でも、最終的には、クランプ13が、プラン
ジャ2のストローク端で柔軟膜6に当接することによっ
て、プランジャ2と連結部4の分離がなされる。
第5図および第6図に示されたクランプ13は、図示さ
れたものとは異なる輪郭形状にすることができる。特
に、腕14から膨出する下面を実質的に大きくして柔軟膜
6と滑らないようまた注射のの最終段階で協働するよう
にできる。
次に、他の変形例について説明する。上記の実施例で
は、柔軟膜6が液体を通さない点は同じであるが、上記
柔軟膜6は穿孔されるようになっている。
この変形例について、第7図および第8図を参照して
説明する。プランジャ2とロッド10を介して一体的であ
り連結部4の内部に収装されている円錐頭部11は、第5
図のものよりも大きなサイズである。ロッド10と隣接す
る円錐頭部11の肩部19は連結部4の環状部7の下面に接
していることによって、中央開口8を覆っている。この
連結部4の環状部7は、かようにしてプランジャ7の肩
部9と円錐頭部11の肩部19に挟まれており、これによっ
てプランジャ2と連結部4は非分離となっている。
第1図乃至第4図に図示したように円錐頭部11は、内
部に開口20が横切るとともに、中央開口8と連通するよ
うに室21の内部に配置されている。他の開口22はプラン
ジャ内に形成されており、この開口により空気が、上記
室21とプランジャの肩部9の上方に形成されたシリンジ
との間を自由に連通できるようになっている。また、上
記円錐頭部11の先端部には柔軟膜6の方向を向くように
針23が形成されている。
第7図に示された状態は、正確には注射される前の状
態の操作段階に相当し、柔軟膜6は上記針23から離れて
平衡を保持した状態にある。一旦、注射する段階になる
と、内部の液圧は上記柔軟膜6を変形させるのに十分な
ほど高められ、この柔軟膜6は上記針23の方向に押圧さ
れ、針が柔軟膜を貫通する(第8図)。しかしながら、
上記針が貫通孔を塞いで液が室21に流入するのを防いで
いるので、注射を正常に行うことができる。注射が終わ
った状態では連結部4は上記プランジャと一体の状態に
あるが、再度注射しようとして液を抜き取ろうとしても
上記柔軟膜の貫通孔のためにこの操作を行うことができ
ない。実際には、空気が上記開口20、22と貫通孔を通じ
て上記シリンジの底部に流入し、確実に負圧を生じさせ
ず、また液を抜き取る可能性を生じさせないようにでき
る。上記の各実施例において、シリンジの上部には上記
プランジャの摺動を許容し、かつシリンジとの干渉を生
じさせないようなシリンジの逆止装置16やその他の閉塞
機構が設けられている。
第9図に示されたような他の実施例によれば、第5図
及び第6図の実施例に示されたクランプ13と同じ形状で
あって、先端に球状のチップを装着可能な突起部24を有
するクランプ13が示されている。上記連結部が装着され
ると、上記クランプは上記球状のチップが上記柔軟膜に
形成された中央孔を貫通して突起部24が確実に柔軟膜の
反対側に出るような手段が講じられるようになってい
る。
この結果、上記クランプと柔軟膜と一体化する。そし
て、第5図及び第6図の実施例に示された形式と同様に
して操作することができる。すなわち、注射している状
態において、柔軟膜6が上方へ変形することにより上記
クランプは上方に押圧され、あご部が溝12に係止するよ
うになる。もし、利用者がプランジャ2を引き抜こうと
するとクランプ13が移動して突起部24が柔軟膜から引き
抜かれ、これにより柔軟膜には開口が形成される。そし
て、連結部4に設けられているこの開口は、連結部とプ
ランジャとが互いに分離した後にも引き続き開口を形成
しており、連結部を操作不能にさせる。また、突起部は
柔軟膜の孔に突起を保持しようとする摩擦力よりシリン
ジ内の連結部の摩擦力の方が大きいので、上記突起部は
柔軟膜から引き抜くことができる。このことは第1図乃
至第4図に示された実施例にも言えることである。
本実施例の補助的な利点としては上記クランプを完全
に連結部内に配置することができることがある。
上述のように本装置はあらゆるタイプのシリンジにて
きようすることができる。そして、本装置を備えたシリ
ンジの再使用を完全かつ効率よく防止するこができると
言う事実を別にしても、本装置は簡単に製造でき、この
ため安価とすることができるという効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポツィ,ディディエ フランス国ムードン、リュ、ポール、ウ ェット、8 (72)発明者 ポツィ,ジャン‐ピエール フランス国ムードン、アレー、デ、ティ ユール、6

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状注射器本体と、この注射器本体の基
    部に固着されるサンプリングおよびまたは注射針と、上
    記注射器本体の内部を摺動するプランジャと、このプラ
    ンジャの端部に設けられ注射器本体の内壁との間を摺動
    しながら封止する連結部とを有する使い捨て注射器にお
    いて、上記連結部は注射する時に注射器本体に収容され
    た流体により生じる圧力作用で平衡位置から変形または
    可動の少なくとも1つの部材(6)を有し、上記プラン
    ジャ(2)は上記部材(6)の変形または動きに応動す
    る構成部材(11,13,23,27)を介して連結部に結合さ
    れ、連結部をつぎの注入のための不作動状態にすること
    を特徴とする使い捨て注射器。
  2. 【請求項2】連結部(4)は中空円筒形をなし、中空円
    筒形の一端面は変形部材である可撓性部材(6)により
    形成され、可撓性部材(6)は注射器本体(1)と連結
    部(4)の内部空間(21)の間を封止し、また連結部
    (4)の他端部に設けた環状部がプランジャ(2)を支
    持することを特徴とする請求の範囲1に記載の使い捨て
    注射器。
  3. 【請求項3】可撓性部材(6)は閉じ部材(25,26)に
    よって常時封止的に閉じられるオリフイスを有し、上記
    閉じ部材は注射する時に生じる圧力による可撓性部材の
    変形または動きに追従し、かつ可撓性部材が初期の位置
    に戻った時に、オリフイス開いていたり、連結部の上部
    および下部の封止が破損している場合に閉じ部材は不動
    装置(17,31)によってその位置に保たれることを特徴
    とする請求の範囲1または2に記載の使い捨て注射器。
  4. 【請求項4】閉じ部材(25)はプランジャ(2)を延び
    る内側肩部(26)を支持する中空ロッド(10)の内部に
    装着され、閉じ部材(25)の閉じヘッド(27)で可撓性
    部材(6)に設けたオリフイスを閉じることを特徴とす
    る請求の範囲3に記載の使い捨て注射器。
  5. 【請求項5】閉じ部材(25)を固定する装置は閉じ部材
    (25)と一体に成形された弾性片を中空ロッド(10)の
    内部に折り曲げて形成され、この弾性片が閉じ部材(2
    5)が可撓性部材(6)によって動かされた時に内側肩
    部(26)を把持することを特徴とする請求の範囲3また
    は4に記載の使い捨て注射器。
  6. 【請求項6】閉じ部材(25)を固定する装置はプランジ
    ャ(2)およびまたは閉じ部材(25)に設けた接着剤で
    あることを特徴とする請求の範囲3または4に記載の使
    い捨て注射器。
  7. 【請求項7】閉じ部材(25)が連結部(4)の内側を保
    持するドーム状片(31)であり、このドーム状片(31)
    の凹面は連結部の変形前と同じ方向を向き、ドーム状片
    (31)の中心部に可撓性部材(6)に設けたオリフイス
    を閉じる閉じヘッド(27)が形成されていることを特徴
    とする請求の範囲1または3に記載の使い捨て注射器。
  8. 【請求項8】連結部の側壁の環状部(7)の下側の部位
    が可撓性部材(6)の下部が剛性を保つ間変形されるこ
    とを特徴とする請求の範囲1ないし3のいずれかに記載
    の使い捨て注射器。
  9. 【請求項9】閉じ部材(25)の閉じヘッド(27)に再使
    用時に破損し得る弱め区域が設けられていることを特徴
    とする請求の範囲1に記載の使い捨て注射器。
  10. 【請求項10】プランジャ(2)が連結部の環状部分
    (7)のオリフイスを通って軸方向ロッド(10)まで延
    び、この軸方向ロッド(10)は上記オリフイスの直径よ
    り小さい外径をなし端部を肩部(19)を形成するヘッド
    (11)に終わっていることを特徴とする請求の範囲1ま
    たは2に記載の使い捨て注射器。
  11. 【請求項11】連結部(4)の内側でヘッド(11)の上
    方の位置にアーム(14)により形成される弾性クランプ
    装置(13)を設け、アーム(14)のロッド側端に設けた
    掴み部(15)でロッド(10)下端部(10a)を支持し、
    この下端部(10a)のプランジャとヘッドとの間に等し
    い距離で首部(12)を形成したことを特徴とする請求の
    範囲1または10に記載の使い捨て注射器。
  12. 【請求項12】ロッド(10)下端部(10a)の形状は掴
    み部(15)の端部に設けた面よりわずかに円錐形をなし
    ていることを特徴とする請求の範囲11に記載の使い捨て
    注射器。
  13. 【請求項13】弾性クランプ装置(13)に設けた延長部
    に可撓性部材(6)が変形しない限り可撓性部材(6)
    のオリフイス(8)の直径より大きく拡がる掴み部(1
    5)を有することを特徴とする請求の範囲1または2ま
    たは11に記載の使い捨て注射器。
  14. 【請求項14】可撓性部材(6)の変形が弾性クランプ
    装置(13)の変位、掴み部(15)の首部への引っ込みお
    よび連結部のプランジャからの分離を保証することを特
    徴とする請求の範囲1または2または11に記載の使い捨
    て注射器。
  15. 【請求項15】弾性クランプ装置(13)はプランジャの
    移動ストロークの端部で可撓性部材(6)を介して注射
    器本体の下部と当接し、掴み部(15)を首部に引っ込み
    かつ連結部をプランジャから分離させることを特徴とす
    る請求の範囲1または2または11に記載の使い捨て注射
    器。
  16. 【請求項16】ヘッド(11)の肩部(19)の外径は可撓
    性部材(6)のオリフイス(8)の直径より大きく、ヘ
    ッド(11)は可撓性部材(6)のオリフイス(8)に連
    通する連結部(4)の内側室(21)に設けた開口(20)
    を横切るように動き、プランジャ(2)に開口(22)を
    設けたことを特徴とする請求の範囲10に記載の使い捨て
    注射器。
  17. 【請求項17】ヘッド(11)の下端部に可撓性部材
    (6)の方向を向く切断部材(23)を設け、この切断部
    材(23)は可撓性部材(6)が変形しない限り、連結部
    (4)の内側室(21)に引き戻されていることを特徴と
    する請求の範囲1または16に記載の使い捨て注射器。
  18. 【請求項18】可撓性部材(6)の変形は切断部材(2
    3)が貫通して連結部の封止を破壊することを特徴とす
    る請求の範囲1または17に記載の使い捨て注射器。
  19. 【請求項19】弾性クランプ装置(13)の下部に封止部
    を形成する連結部(4)の可撓性部材(6)に設けた孔
    を通る突出部(24)を設けたことを特徴とする請求の範
    囲1または2または11に記載の使い捨て注射器。
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