JP2730076B2 - 結露センサの製造方法 - Google Patents

結露センサの製造方法

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JP2730076B2 JP63222717A JP22271788A JP2730076B2 JP 2730076 B2 JP2730076 B2 JP 2730076B2 JP 63222717 A JP63222717 A JP 63222717A JP 22271788 A JP22271788 A JP 22271788A JP 2730076 B2 JP2730076 B2 JP 2730076B2
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寛 竹中
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビテオテープレコーダー(VTR)等に用い
られ、結露状態を検出する結露センサの製造方法に関す
るものである。
従来の技術 近年、VTRのシリンダ,自動車の窓ガラス,建材,そ
の他精密機器などの結露現象によるトラブルがクローズ
アップされ、この対策として結露センサが開発され実用
化に至っている。最近では、このVTRが一般家庭に普及
し、小型化・軽量化・低価格化が進むため、小型でしか
も安価な結露センサの要望が非常に大きくなってきてい
る。ここで述べる結露センサの製造方法は、このような
背景のもとに考案されたものである。本結露センサは吸
湿性樹脂と導電粉の分散抵抗皮膜が湿度の吸脱着により
導電粒子間隔が変化して、一定相対湿度域で抵抗値がス
イッチング的に変化する原理に基づくものである。従来
の結露センサの構造を、特願昭54−52912号の発明を例
として第3図を参照して説明する。
第3図は、従来の結露センサの部分破砕斜視図であ
る。第2図において、1はアルミナ基板で、一方の表面
に一対の銀の対向電極2a,2b、および結露感応体3が配
置されている。対向電極2a,2bには各々リード線4a,4bが
半田により接続されている。
以上のように構成された結露センサについて、以下そ
の動作について説明する。この結露センサは、導電性の
炭素粉と、水分を含むと膨張するシリコン系樹脂を混合
したペーストを、あらかじめ銀などの対向電極が配置さ
れたアルミナ基板1に塗布、焼き付けしたもので、結露
すると樹脂が膨潤し、炭素粒子間の距離が伸びて電気抵
抗値が増加するという原理になっている。この抵抗値変
化を対向電極2a,2bを介してリード線4a,4bから検出させ
るものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、リード線を半田付
けするため結露感応体に飛び散ったフラックスを洗浄す
る工程が必要であり、又製造作業者はリード線かあるた
めそのリード線のくせを真直ぐに直し、センサ同志が絡
み合うのを注意しながら、一つ一つ、包装ケースに摘ま
んで入れるなど、自動機械化への量産性に欠けるという
問題を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、安価で
非常に量産性に富んだ結露センサを製造することを目的
とする。
課題を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、フープ状のア
ルミニウム製のブラケットを用いて結露感応素子、コネ
クタを接着剤で固定配置して、スポット溶接で結露感応
素子の銀電極とコネクタのリードピンを接続し、特性検
査を終えた後フープ材から離し、包装するので、結露感
応素子のブラケット貼りつけから包装に至るまで連続的
に製造するものである。
作用 この製造方法によって、フープ状のブラケットを用い
て結露感応素子,コネクタを接着剤で固定配置して、ス
ポット溶接で結露感応素子の銀電極とコネクタのリード
ピンを接続し、特性検査を終えた後フープ材から離し、
包装するので、結露感応素子のブラケット貼りつけから
包装に至るまで連続的に、自動機械化することができ
る。しかも半田を用いないのでフラックス洗浄工程が省
け、またリード線がないのでセンサ同志が絡みつくこと
もない。従って、安価で非常に量産性に富んだ結露セン
サを製造することができる。
実施例 以下、本発明の製造方法の一実施例について、図面を
参照しながら説明する。
第1図は本発明の製造方法で製造される結露センサの
斜視図である。
第1図において5はアルミナ基板、6a,6bは銀電極、
7は結露感応素子、8はビス止め用孔9を設けフープ材
10に接続されたアルミニウム製のブラケット、11はリー
ドピン12a,12bを備え、外部リード線が挿入することで
リードピン12a,12bと電気的に接続できる外部接続用孔1
3a,13bを設けたコネクタである。
以上のように構成された本発明の製造方法で製造され
る結露センサについて、以下その動作を説明する。結露
状態になった場合、結露感応体を構成している樹脂が膨
潤し、炭素粒子間の距離が伸びて電気抵抗値が増加す
る。この電気抵抗値の変化を銀電極6a,6bを介し、スポ
ット溶接等で点接触したコネクタ11のリードピン12a,12
bを介して検出される。リードピンはアルミ製ブラケッ
ト8上に接着固定されたコネクタ11に埋設されており、
外部リード線が外部接続用孔13a,13bに挿入されること
により電気抵抗値変化が外部に伝えられる。
第2図はフープ材貼りつけの製造工程を示した状態図
である。フープ材10に接続されたアルミニウム製のブラ
ケット8に、まず結露感応素子7が接着固定され(Aの
矢印)、続いてコネクタ11ガ接着固定される(Bの矢
印)。第2図に示した工程の後、リードピン12a,12bと
銀電極6a,6bとのスポット溶接による接続,特性検査,
選別,包装と一貫自動機械化ラインで製造する。
以上のように本実施例の製造法によればフープ状のブ
ラケットを用いて結露感応素子,コネクタを接着剤で固
定配置して、スポット溶接で結露感応素子の銀電極とコ
ネクタのリードピンを接続し、特性検査を終えた後フー
プ材から離し、包装するので、結露感応素子のブラケッ
ト貼りつけから包装に至るまで連続的に、自動機械化す
ることができる。しかも半田を用いないのでフラックス
洗浄工程が省け、またリード線がないのでエンサ同志が
絡みつくこともない。このように安価で非常に量産性に
富んだ結露センサを製造することができる。
発明の効果 以上のように本発明は、孔を設けたブラケット上に、
結露感応素子と、コネクタとを固定配置し、前記結露感
応素子の対向銀電極と前記コネクタのリードピンが各々
電気的に接続された構造の結露センサにおいてブラケッ
トはフープ材を用いることにより連続的に製造されるこ
とによって、フープ状アルミ製ブラケットを用いて結露
感応素子,コネクタ,を接着剤で固定配置して、スポッ
ト溶接で結露感応素子の銀電極とコネクタのリードピン
を接続し、特性検査を終えた後フープ材から離し、包装
するので、結露感応素子のブラケット貼りつけから包装
に至るまで連続的に、自動機械化することができる。し
かも半田を用いないのでフラックス洗浄工程が省け、ま
たリード線がないのでセンサ同志が絡みつくこともな
い。従って、安価で非常に量産性に富んだ結露センサを
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法で製造される結露センサの斜
視図、第2図はフープ材貼りつけの製造工程を示した斜
視図、第3図は従来の結露センサの部分破砕斜視図であ
る。 5……アルミナ基板、6a,6b……銀電極、7……結露感
応素子、8……ブラケット、9……ビス止め用孔、10…
…フープ材、11……コネクタ、12a,12b……リードピ
ン、13a,13b……外部接続用孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】孔を設けたブラケットが複数個連結された
    フープ材を用い、そのブラケット上に、結露感応素子と
    コネクタとを固定配置し、前記結露感応素子の対向銀電
    極と前記コネクタのリードピンが各々電気的に接続した
    後、ブラケットをフープ材から分離する結露センサの製
    造方法。
JP63222717A 1988-09-06 1988-09-06 結露センサの製造方法 Expired - Lifetime JP2730076B2 (ja)

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JPH0269650A JPH0269650A (ja) 1990-03-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0750053B2 (ja) * 1986-12-23 1995-05-31 フイガロ技研株式会社 ガスセンサ

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