JP2729388B2 - タンクローリ用配管装置 - Google Patents

タンクローリ用配管装置

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JP2729388B2
JP2729388B2 JP63285912A JP28591288A JP2729388B2 JP 2729388 B2 JP2729388 B2 JP 2729388B2 JP 63285912 A JP63285912 A JP 63285912A JP 28591288 A JP28591288 A JP 28591288A JP 2729388 B2 JP2729388 B2 JP 2729388B2
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正靖 亀川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、石油等の液体を運ぶタンクローリの荷卸
し用配管装置に係り、詳しくは液体がタンクローリの荷
卸し用配管内に残存することを防止することができるタ
ンクローリ用配管装置に関する。
〔従来の技術〕
第6図はタンクローリのタンクから石油を排出するた
めの従来の配管の概略回路図である。タンクローリのタ
ンクは、前後方向へ4個のタンク室に分割、仕切られ、
底弁10は、各タンク室の底部に設けられ、手動操作によ
り開閉される。マニホールド配管12は、タンクの下側に
おいてタンクローリの前後方向へ延び、各底弁10を介し
て各タンク室へ接続されている。中間部流出点A及び前
端部流出点Bはタンクローリの前後方向に関してマニホ
ールド配管12の中間部及び前端部の位置にそれぞれ設定
され、マニホールド配管12は、石油がタンクに十分に荷
積みされている状態において中間部流出点Aが最低点と
なるように、マニホールド配管12の前端部及び後端部か
ら中間部流出点Aへ向かって下向きに所定の勾配で緩や
かに傾斜している。排出配管14は、タンクの前後方向ほ
ぼ中央部でかつマニホールド配管12より下側において左
右方向へ延び、吐出弁16は、排出配管14の左右の両端部
に取付けられ、手動により開閉操作される。第1の接続
配管18はマニホールド配管12の中間部流出点Aと排出配
管14とを接続し、第2の接続配管20は、マニホールド配
管12の前端部流出点Bと排出配管14とを接続し、第1の
接続配管18及び第2の接続配管20は、中間部流出点A及
び前端部流出点Bから排出配管14へ向かって下向きの勾
配を付与されている。タンク内の石油を吐出弁16から流
出させる際に、石油が排出配管14に残存することを防止
するために、排出配管14は、排出配管14と第1の接続配
管8及び第2の接続配管20との接続点から両吐出弁16の
方へ下向きに傾斜している。ポンプ22は、第1の接続配
管18に設けられ、中間部流出点Aからの石油をポンプ22
か、このポンプ22を迂回させるバイパス通路23かへ、選
択的に導く、仕切り弁24は、第2の接続管20に設けら
れ、手動操作により第2の接続管20を開閉する。タンク
内の石油が減少するに連れて、タッンクローリの後輪側
の懸架ばねが復元し、中間部流出点Aより前側のマニホ
ールド配管12の部分との高さの差が減少し、中間部流出
点Aより前側のマニホールド配管12の部分において石油
が残存し易くなる。第2の接続管20は、これを回避する
ために設けられるのであり、マニホールド配管12の前端
部流出点Bを排出配管14へ接続し、これによりタンクロ
ーリの後輪ばねの復元にもかかわらず、中間部流出点A
より前側に排出配管14の部分内に石油が残存することを
回避する。
石油をタンク室から卸す場合、石油の種類によってポ
ンプ22を使用して荷卸しするか、又は仕切り弁24を開い
て重力により荷卸しするかが決められる。ポンプ22の使
用による荷卸しの場合では、切換弁21において、中間部
流出点A側をポンプ22側へ接続するとともに、第2の接
続管20を経て石油が排出配管14側からマニホールド配管
12側へ逆流するのを回避するために、仕切り弁24を閉じ
る。重力による荷卸しの場合では、仕切り弁24を開き、
マニホールド配管12内の石油は中間部流出点A及び前端
部流出点Bからそれぞれ第1の接続管18及び第2の接続
管20を経て排出配管14へ導かれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のタンクローリ用配管装置では、仕切り弁24が手
動作業で開閉されるので、タンク室から石油を重力によ
り卸す場合に、仕切り弁24を閉じ忘れると、石油が第2
の接続管20を経て排出配管14から前端部流出点Bへ逆流
し、開放中の幾つかの底弁10からタンク室内へ逆流する
不具合がある。請求項1及び2の発明の目的は、閉じ忘
れによる逆流を防止すると共に、逆止弁の弁体の上流側
や弁室内に液体が残存するのを回避することにある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1のタンクローリ用配管装置は、前後方向へ複
数個のタンク室に仕切られているタンクと、前後方向へ
延びて各タンク室へ底弁を介して接続され前後方向中間
の中間部流出点に向かって下向きの勾配をもつマニホー
ルド配管と、このマニホールド配管の前端部に設定され
る前端部流出点と、マニホールド配管より下方において
左右方向に延び端部において吐出弁を備える排出配管
と、中間部流出点を排出配管へ接続する第1の接続配管
と、この第1の接続配管を介して中間部流出点から排出
配管へ液体を送るポンプと、第1の接続配管においてポ
ンプを迂回させて中間部流出点から排出配管へ液体を導
く切換弁と、前端部流出点を排出配管へ接続する第2の
接続配管と、この第2の接続配管に設けられる開閉弁と
を有してなる。そして、この開閉弁は、排出配管から前
端部流出点への液体の逆流を阻止する逆止弁とされ、か
つこの逆止弁は、前端部流出点へ連通する入口通路部
と、排出配管へ連通し中心線が入口側通路部の中心線に
対して平行でかつ下側となっている出口通路部と、下端
が上端に対して出口通路部の方へ突き出すように入口通
路部の下流端において鉛直面に対して斜めに形成されて
いる弁座と、この弁座に就座可能となるように揺動自在
に上端部において支持され自由状態で下端部において弁
座から離れている弁体とを有している。
請求項2のタンクローリ用配管装置は、前後方向へ複
数個のタンク室に仕切られているタンクと、前後方向へ
延びて各タンク室へ底弁を介して接続され前後方向中間
の中間部流出点に向かって下向きの勾配をもつマニホー
ルド配管と、このマニホールド配管の前端部に設定され
る前端部流出点と、マニホールド配管より下方において
左右方向に延び端部において吐出弁を備える排出配管
と、中間部流出点を排出配管へ接続する第1の接続配管
と、この第1の接続配管を介して中間部流出点から排出
配管へ液体を送るポンプと、第1の接続配管においてポ
ンプを迂回させて中間部流出点から排出配管へ液体を導
く切換弁と、前端部流出点を排出配管へ接続する第2の
接続配管と、この第2の接続配管に設けられる開閉弁と
を有してなる。そして、この開閉弁は、排出配管から前
端部流出点への液体の逆流を阻止する逆止弁とされ、か
つこの逆止弁は、第2の接続配管の一部を形成する通路
部と、この通路部内に回動自在に配置され自由状態では
鉛直位置となって下端部において通路部との間に間隙を
残している弁体と、この弁体の下端部が前端部流出点の
方へ振れるのを阻止するように弁体の上端に当接可能で
あるストッパとを有している。
〔作用〕
ポンプによりタンク室内の液体を卸す場合は、開放中
の底弁を経てマニホールド配管へ導かれた液体は、ポン
プの駆動によりマニホールド配管から排出配管へ圧送さ
れる。排出配管内の高圧の液体は、開放中の吐出弁を経
て卸される。また、排出配管内の高圧の液体は、排出配
管から前端部流出点の方へ第2の接続配管内を逆流しよ
うとするが、逆止弁により前端部流出点の方への流れが
阻まれる。
重力により荷卸しが行なわれる場合、切換弁21は、ポン
プを迂回させて、中間部流出点からの液体を第1の接続
配管に流すようにする。底弁を経てマニホールド配管内
へ出た液体は、マニホールド配管の中間部流出点及び前
端部流出点へ流れ、さらに、第1の接続配管及び第2の
接続配管へ導入され、第1の接続配管へ導かれた液体は
ポンプを迂回して排出配管へ流れる。他方、逆止弁は第
2の接続配管における前端部流出点から排出配管への液
体の流れを許容するので、第2の接続配管の方へ導かれ
た液体は逆止弁を通過して排出配管へ至り、第1の接続
配管からの液体と合流して、吐出弁へ導かれる。
請求項1の発明では、重力による荷卸し時、逆止弁に
おいて、前端部流出点から入口通路部へ導かれた液体は
弁体に衝突し、弁体は、この衝突力により上端部の回動
点の回りに揺動し、弁座から離れる。これにより、液体
は、弁座を経て出口通路部へ流れ、排出配管へ至る。
第2の接続配管における前端部流出点から排出配管の
方への液体の流れが停止すると、逆止弁における入口通
路部側から弁体への液体の衝突力が消失し、弁体は、重
力により上端部の回動点の回りに回動し、自由状態とな
り、弁体の下端部と弁座との間に所定の間隙が残され
る。入口通路部は出口通路部より高い位置にあり、入口
通路部に残存する液体は、弁座と弁体との間隙を経て出
口通路部へ落ち、重力により排出配管へ流れる。
ポンプによる荷卸し時、排出配管内の高圧液体は第2
の接続配管内を逆止弁の方へ流れる。液体は、逆止弁に
おいて出口通路部側から弁体に衝突し、衝突力により弁
体を弁座に押圧する。こうして、液体は、逆止弁におい
て出口通路部側から入口通路側への流れを阻まれる。
請求項2の発明では、重力による荷卸し時、逆止弁に
おいて、前端部流出点側から通路部へ導かれた液体は弁
体に衝突し、弁体は、この衝突力により回動し、開度を
増大する。これにより、液体は、開状態の弁体と通路部
との間の間隙を経て逆止弁を通過し、排出配管へ至る。
第2の接続配管における前端部流出点から排出配管の
方への液体の流れが停止すると、逆止弁における前端部
流出点側から弁体への液体の衝突力が消失し、弁体は、
自由状態となり、重力により回動して、鉛直位置とな
り、弁体の下端部と通路部との間に所定の間隙が残され
る。弁体に対して前端部流出点側に残存する液体は、弁
体と通路部との間の間隙を経て重力により排出配管へ流
れる。
ポンプによる荷卸し時、排出配管内の高圧液体は第2
の接続配管内を逆止弁の方へ流れる。液体は、逆止弁に
おいて排出配管側から弁体に衝突し、衝突力により弁体
をその下端部が前端部流出点側へ振られるように、付勢
する。これにより、弁体の上端部がストッパに当接し、
弁体はほぼ鉛直位置に保持されて、通路部はほぼ全閉状
態に保持され、液体は逆止弁において排出配管側から前
端部流出点側への実質的な流れを阻まれる。
〔実施例〕
以下、この発明の図面の実施例について説明する。な
お、第6図において既に説明した部分については、同符
号により指示するとともに、説明は省略する。
第1図はタンクローリのタンクから石油を排出するた
めの配管の概略回路図である。逆止弁26は、第6図の仕
切り弁24の代わりに第2の接続配管20に設けられ、排出
配管14から前端部流出点Bへの石油の流れを防止する。
第1図の実施例の作用について説明すると、ポンプ22
によりタンク室内の石油を卸す場合は、切換弁21におい
て、中間部流出点A側をポンプ22側へ接続するととも
に、ポンプ22を駆動状態にする。開放中の底弁10を経て
マニホールド配管12へ導かれた石油は、ポンプ22の駆動
によりマニホールド配管12から排出配管14へ圧送され
る。排出配管14内の高圧の石油は、開放中の吐出弁16を
経て卸される。また、排出配管14内の高圧の石油は、第
2図の接続配管20内を排出配管14から前端部流出点Bの
方へ逆流しようとするが、逆止弁26により前端部流出点
Bの方への流れを阻まれる。
重力により荷卸しが行なわれる場合、切換弁21におい
て、中間部流出点A側をバイパス通路23側へ接続すると
ともに、ポンプ22は停止状態にされる。底弁10を経てマ
ニホールド配管12へ出た石油は、マニホールド配管12の
中間部流出点A及び前端部流出点Bへ流れ、さらに、第
1の接続配管18及び第2の接続配管20へ導入される。第
1の接続配管18へ導かれた石油は、ポンプ22を迂回し
て、バイパス通路23を流れ、排出配管14へ至る。また、
逆止弁26は第2の接続配管20における前端部流出点Bか
ら排出配管14への石油の流れを許容するので、第2の接
続配管20へ導かれた石油は、逆止弁26を通過して、排出
配管14へ至る。これにより、第1の接続配管18及び第2
の接続配管20からの石油は、排出配管14において合流
し、さらに、吐出弁16へ導かれる。
第2図は第1図の逆止弁26として適用してもよいが構
造自体は既に公知である逆止弁28の断面図である。逆止
弁28において、通路30は、ケーシング32を貫通するよう
に、ケーシング32内に形成され、通路30の中心線34はケ
ーシング32内においてほぼ水平方向へ一直線になってい
る。弁室36は、通路30の両端部より大きい径とされて、
ケーシング32の中間、すなわち通路30の中央部に形成さ
れ、弁座38は、弁室36に前端部流出点B側から臨むよう
に設けられ、中心線34に対して直角とならず、下端部が
上端部に対して傾斜している。弁体40は、弁室36内に配
置され、弁室36の上面から張り出している支持部42にピ
ン部44を介して上端部を回動自在に支持されている。前
端部流出点B側から排出配管14側へ流れる石油が弁体40
に衝突すると、弁体40は、その衝突力によりピン部44の
軸線の周りに回動して、下端部を弁座38から離す。この
結果、石油は、弁座38と弁体40との間の間隙を経て、排
出配管14側へ流れる。また、配管14側から前端部流出点
B側へ石油が流れようとすると、石油は弁体40に排出配
管14側から衝突し、弁体40を弁座38に押圧する。この結
果、石油は排出配管14から前端部流出点Bへの逆流を阻
止される。このような逆止弁28は第1図の逆止弁26とし
使用可能であるが、弁室36が通路30に対して落ち込んで
いるので、弁室36の下部に石油が残存するという不具合
がある。また、前端部流出点B側からの石油の流れ力が
低下して、重力による弁体40の回動力を下回ると、弁体
40が、弁座38に重力により就座して、閉鎖状態となり、
弁体40に対して前端部流出点B側に石油が残存するとい
う不具合がある。
第3図は第1図の逆止弁26の一例を示す断面図であ
る。第2図と共通する部分は、同符号により指示して、
説明は省略する。第3図の逆止弁26aでは、入口側通路
通路部46及び出口側通路部48は、それぞれ前端部流出点
B側及び及び排出配管14側へ接続され、入口側通路部46
及び出口側通路部48の中心線50,52は、互いに平行で、
かつほぼ水平方向へ延び、中心線50は中心線52よりL1だ
け高くなっている。また、弁座54は、入口側通路部46の
出口側通路部48側の端部開口として形成され、第2図の
弁座38と同様に、中心線34に対して直角とならず、下端
部が上端部に対して排出配管14側へ突き出すように、鉛
直面に対して傾斜している。しかし、その突き出し量は
弁座38の場合より小さく、弁座38の場合より鉛直方向へ
近付けられている。この結果、弁体40が、ほぼ鉛直位置
となる自由状態では、弁体40の下端部は弁座38の下端部
からL2だけ離れている。出口側通路部48の下側周壁は、
弁座5の下方に至るまで、中心線52に対して平行となっ
ており、途中に陥没部を有しない形状となっている。
第3図の逆止弁26aが第1図の逆止弁26として使用さ
れる場合、重力による荷卸し時、逆止弁26aにおいて、
前端部流出点Bから入口側通路部46へ導かれた石油は弁
体40に衝突し、弁体40は、この衝突力によりピン部44の
軸線の周りに揺動し、弁座54から離れる。これにより、
石油は、弁座54を経て出口側通路部48へ流れ、排出配管
14へ至る。
第2の接続配管20における前端部流出点Bから排出配
管14の方への石油の流れが停止すると、逆止弁26aにお
ける入口側通路部46側から弁体40への石油の衝突力が消
失し、弁体40は、重力によりピン部44の軸線の周りに回
動し、自由状態となり、弁体40の下端部と弁座54との間
に所定の間隙が残される。入口側通路部46は出口側通路
部48より高い位置にあり、入口側通路部46に残存する石
油は、弁座54と弁体40との間の間隙を経て出口側通路部
48へ落ち、重力により排出配管14へ流れる。
ポンプ22による荷卸し時、排出配管14内の高圧石油は
第2の接続配管20内を逆止弁26aの方へ流れる。石油
は、逆止弁26aにおいて出口側通路部48側から弁体40に
衝突し、衝突力により弁体40を弁座54に押圧する。こう
して、石油は、逆止弁26aにおいて出口側通路部48側か
ら入口側通路部46側への流れを阻まれる。
第4図は第1図の逆止弁26の別の一例を示す断面図、
第5図は第4図の逆止弁26aのV矢視図である。第2図
と共通する部分は、同符号により指示して、説明は省略
する。第4図及び第5図の逆止弁26aでは、通路部56
は、円筒上のケーシング58を直線的に貫通するように、
ケーシング58の内周側に形成され、第2の接続配管20の
一部を構成する。複数個の挿通孔60は、ケーシング58の
肉厚部に周方向へ等角度間隔に形成され、ケーシング58
を第2の接続配管20の組付けるボルトを挿通される。円
形板状の弁体62は、通路部56の径より少し小さい直径を
備え、通路部56の壁面との間に小さい間隙L3を残すよう
に、通路部56内に配置される。ピン64は、弁体62の上端
より少し低い個所において弁体62に一体的に固定され、
通路部56に対して直角な水平方向へ延び、両端において
ケーシング58の肉厚部に回動自在に軸支されている。こ
れにより、弁体62は、ピン64の軸線の周りに回動自在と
なり、通路部56における開度を変更可能となる。ストッ
パ66は、前端部流出点B側の方へ向けられて、下方へ張
り出すように、通路部56の排出配管14側の端部の上部に
形成され、弁体62の上端部に当接可能となっている。弁
体62は、上端部におけるストッパ66との当接により、弁
体62の自由状態時の鉛直位置を基準として下端部が前端
津流出点B側へ振れるのを阻まれる。
第4図及び第5図の逆止弁26bが第1図の逆止弁26と
して使用される場合、重力による荷卸し時には、逆止弁
26bにおいて、前端部流出点B側から通路部56へ導かれ
た石油は弁体62に衝突し、弁体62は、この衝突力により
ピン64の軸線の周りに回動し、開度を増大する。これに
より、石油は、開状態の弁体62と通路部56との間の間隙
を経て逆止弁26bを通過し、排出配管14hへ至る。
第2の接続配管20における前端部流出点Bから排出配
管14の方への石油の流れが停止すると、逆止弁26bにお
ける前端部流出点B側から弁体62への石油の衝突力が消
失し、弁体62は、自由状態となり、重力によりピン64の
軸線の周りに回動して、鉛直位置となり、弁体62の下端
部と通路部56との間には寸法L3の間隙が残される。弁体
62に対して前端部流出点B側に残存する石油は、弁体62
と通路部56との間の前述の間隙を経て重力により排出配
管14側へ流れる。
ポンプ22による荷卸し時、排出配管14内の高圧石油は
第2の接続配管20内を逆止弁26bの方へ流れる。石油
は、逆止弁26bにおいて排出配管14側から弁体62に衝突
し、衝突力により弁体62を、その下端部が前端部流出点
B側へ振られるように付勢する。これにより、弁体62の
上端部がストッパ66に当接し、弁体62はのぼ全閉状態に
保持されてる。この結果、石油は逆止弁26bにおいて排
出配管14側から前端部流出点B側へ無視できる量、流れ
るのみとなり、実質的な流れを阻まれる。
〔発明の効果〕
請求項1の発明では、マニホールド配管の前端部と排
出配管とを接続する第1の接続配管には、逆止弁が設け
られ、逆止弁は、作業者により開閉を手動操作されるこ
となく、前端部流出点から排出配管への液体の流れを許
容し、かつ排出配管から前端部流出点への液体の流れを
阻止する。したがって、ポンプの駆動に先立って第2の
接続配管を閉じる手間が省略され、作業能率が向上す
る。また、第2の接続配管における開閉弁の閉じ忘れに
よる逆流も確実に回避することができる。この際、逆止
弁における弁体の自由状態では、弁体は重力により回動
して、弁座との間に所定の間隙を残すとともに、入口通
路部は出口通路部より高くなっているので、入口通路部
の残存液体を弁体と弁座との間隙から出口通路部へ流
し、弁体より前端部流出点側に液体が残存するのを防止
することができる。
請求項2の発明では、逆止弁における弁体の自由状態
では、弁体は重力により回動して、ほぼ鉛直状態とな
り、下端部において通路部の壁部との間に所定の間隙を
残す。したがって、弁体に対して前端部流出点側の残存
液体は弁体と通路部の壁部との間隙から排出配管側へ流
れ、弁体より前端部流出点側に液体が残存するのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の実施例に関し、第1図
はタンクローリのタンクから石油を排出するための配管
の概略回路図、第2図は第1図の逆止弁として適用して
もよいが構造自体は既に公知である逆止弁の断面図、第
3図は第1図の逆止弁の一例を示す断面図、第4図は第
1図の逆止弁の別の一例を示す断面図、第5図は第4図
の逆止弁のV矢視図、第6図はタンクローリのタンクか
ら石油を排出するための従来の配管の概略回路図であ
る。 10……底弁、12……マニホールド配管、14……排出配
管、16……吐出弁、18……第1の接続配管、20……第2
の接続配管、21……切換弁、22……ポンプ、26,26a,26b
……逆止弁、38……弁座、40,62……弁体、46……入口
側通路部、48……出口側通路部、50,52……中心線、54
……弁座、56……通路部、66……ストッパ、A……中間
部流出点、B……前端部流出点。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向へ複数個のタンク室に仕切られて
    いるタンクと、前後方向へ延びて各タンク室へ底弁を介
    して接続され前後方向中間の中間部流出点に向かって下
    向きの勾配をもつマニホールド配管と、このマニホール
    ド配管の前端部に設定される前端部流出点と、前記マニ
    ホールド配管より下方において左右方向へ延び端部にお
    いて吐出弁を備える排出配管と、前記中間部流出点を前
    記排出配管へ接続する第1の接続配管と、この第1の接
    続配管を介して前記中間部流出点から前記排出配管へ液
    体を送るポンプと、前記第1の接続配管において前記ポ
    ンプを迂回させて前記中間部流出点から前記排出配管へ
    液体を導く切換弁と、前記前端部流出点を前記排出配管
    へ接続する第2の接続配管と、この第2の接続配管に設
    けられる開閉弁とを有してなるタンクローリ用配管装置
    において、前記開閉弁は、前記排出配管から前記前端部
    流出点への液体の逆流を阻止する逆止弁であって、この
    逆止弁は、前記前端部流出点へ連通する入口通路部と、
    前記排出配管へ連通し中心線が前記入口通路部の中心線
    に対して平行でかつ下側となっている出口通路部と、下
    端が上端に対して前記出口通路部の方へ突き出すように
    前記入口通路部の下流端において鉛直面に対して斜めに
    形成されている弁座と、この弁座に就座可能となるよう
    に揺動自在に上端部において支持され自由状態では下端
    部において前記弁座から離れている弁体とを有している
    ことを特徴とするタンクローリ用配管装置。
  2. 【請求項2】前後方向へ複数個のタンク室に仕切られて
    いるタンクと、前後方向へ延びて各タンク室へ底弁を介
    して接続され前後方向中間の中間部流出点に向かって下
    向きの勾配をもつマニホールド配管と、このマニホール
    ド配管の前端部に設定される前端部流出点と、前記マニ
    ホールド配管より下方において左右方向へ延び端部にお
    いて吐出弁を備える排出配管と、前記中間部流出点を前
    記排出配管へ接続する第1の接続配管と、この第1の接
    続配管を介して前記中間部流出点から前記排出配管へ液
    体を送るポンプと、前記第1の接続配管において前記ポ
    ンプを迂回させて前記中間部流出点から前記排出配管へ
    液体を導く切換弁と、前記前端部流出点を前記排出配管
    へ接続する第2の接続配管と、この第2の接続配管に設
    けられる開閉弁とを有してなるタンクローリ用配管装置
    において、前記開閉弁は、排出配管から前端部流出点へ
    の液体の逆流を阻止する逆止弁とされ、かつこの逆止弁
    は、前記第2の接続配管の一部を形成する通路部と、こ
    の通路部内に回動自在に配置され自由状態では鉛直位置
    となって下端部において前記通路部との間に間隙を残し
    ている弁体と、この弁体の下端部が前記前端部流出点の
    方へ振れるのを阻止するように前記弁体の上端に当接可
    能であるストッパを有していることを特徴とするタンク
    ローリ用配管装置。
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