JP2727170B2 - 木質繊維化粧板の製造方法 - Google Patents

木質繊維化粧板の製造方法

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JP2727170B2
JP2727170B2 JP22792295A JP22792295A JP2727170B2 JP 2727170 B2 JP2727170 B2 JP 2727170B2 JP 22792295 A JP22792295 A JP 22792295A JP 22792295 A JP22792295 A JP 22792295A JP 2727170 B2 JP2727170 B2 JP 2727170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーティクルボー
ドやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板を基材と
し、その両面に化粧紙を同時に接着するようにした木質
繊維化粧板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーティクルボードやMDFなどの木質
繊維板1に化粧紙2を接着して木質繊維化粧板を製造す
るにあたっては、まず木質繊維板1の表面に接着剤3を
ロールコーターで塗布し、次いで木質繊維板1の表面に
化粧紙2を供給して加熱ロール4で化粧紙2を木質繊維
板1の表面に加圧して貼り付けると共に接着剤3を硬化
させることによって、行なわれている。
【0003】そして接着剤3としては、ユリア樹脂を主
成分とし、酢酸ビニルエマルジョン、体質顔料、小麦粉
等の増粘充填剤を混合すると共に、硬化剤として塩化ア
ンモニウム水溶液を添加して調製した水性のものが従来
から一般に使用されており、この接着剤3は加熱によっ
て塩化アンモニウムが分解し、ユリア樹脂の硬化が促進
されるようになっている。
【0004】しかし、このような硬化剤を添加した一液
型の水性接着剤3ではポットライフを長くするために水
分量を50重量%前後と多く配合する必要があるが、加
熱ロール4で加熱して接着剤3を硬化させる際の水分の
蒸発で接着剤3が発泡し、化粧紙2に浮き上がりや皺が
発生し易い。このために接着剤3を木質繊維板1の表面
に塗布した後、化粧紙2を貼り付ける前に乾燥処理し
て、水分量を30重量%前後にまで低下させる必要があ
り、従って乾燥のための時間が必要であって生産性等に
問題を有するものであった。またこのように水分量を多
くして硬化を遅らせるようにすると、接着剤3に酢酸ビ
ニルエマルジョンを30重量%前後と多く配合して木質
繊維板1への化粧紙2の仮接着性を高くする必要があ
り、このように酢酸ビニルエマルジョンの配合量が多く
なると接着剤3の硬化層の硬度が低下すると共に耐水性
も低下し、この結果、製造された木質繊維化粧板の化粧
紙2の表面の耐水性や耐引きかき硬度が悪くなるという
問題もあった。
【0005】また、木質繊維板1の上下両面に化粧紙2
を接着する場合、生産性の上では、木質繊維板1の上面
と下面に同時に接着剤3を塗布し、そして木質繊維板1
の上面と下面に同時に化粧紙2を貼り付けるようにする
のが好ましい。しかしこのように木質繊維板1の上面と
下面にそれぞれ接着剤3を塗布する場合、接着剤3の塗
布の工程から化粧紙2を貼り付ける工程に木質繊維板1
を搬送する際に、木質繊維板1の下面に搬送コンベア等
が触れると、木質繊維板1の下面の接着剤3の塗布面が
傷付き、この接着剤3で接着した化粧紙2の表面に凹凸
が表れるおそれがあるという問題があった。
【0006】さらに、図5(a)に示すように、木質繊
維板1の表面に化粧紙2を加熱ロール4で加圧して貼り
付けるにあたって、従来から加熱ロール4としては直径
250mm前後の鉄ロールが使用されている。しかしこ
のような直径が大きくない加熱ロール4を用いて加圧を
行なう場合、加熱ロール4の外周の曲率半径が小さいた
めに加熱ロール4による加圧幅Wは図6にみられるよう
に小さく、加圧を短時間しか作用させることができず、
木質繊維板1に化粧紙2を平滑に貼り付けることが難し
いという問題があった。また上下一対の加熱ロール4間
に木質繊維板1を通過させて加熱ロール4間で木質繊維
板1を加圧する場合、図5(b)に矢印で示すように加
熱ロール4の両端部に圧力を作用させ、この圧力によっ
て木質繊維板1を加圧するようにしているが、上記のよ
うな直径が大きくない加熱ロール4を用いると、上下の
加熱ロール4はその両端部の間隔が中央部の間隔よりも
小さくなるように撓み(この状態を誇張して鎖線で示
す)、木質繊維板1の中央部では加圧力が不足して化粧
紙2に皺や接着不良が発生するおそれがあると共に、木
質繊維板1の両側端部は圧縮によって厚みが減少し、製
造された木質繊維化粧板に厚みむらが発生するおそれが
あるという問題があった。
【0007】また、加熱ロール4で加熱しながら木質繊
維板1の表面に化粧紙2を加圧して接着することによっ
て得られた木質繊維化粧板は、表面温度が上面及び下面
それぞれ100℃前後になっている。そしてこの木質繊
維化粧板を堆積場所に搬送し、積み重ねて堆積しながら
室温にまで自然放冷させるようにしている。しかし、木
質繊維化粧板は上面の放熱速度が下面の放熱速度より速
く、特に木質繊維化粧板をコンベア等に載せて搬送する
場合には下面の放熱速度が一層遅くなり、木質繊維化粧
板を堆積する時には、例えば、気温が25℃±5℃のと
きで、木質繊維化粧板の上面は50℃、木質繊維化粧板
の下面は周囲が55℃、中央部が65℃になっており、
木質繊維化粧板の上面と下面の間に温度差がある。この
ために、木質繊維化粧板にはこの上面と下面の温度差に
よって反り狂いが発生し易いという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明が解決し
ようとする課題は、水分量や酢酸エマルジョンの配合量
が少ない接着剤を用いて耐水性や耐引きかき硬度を高め
た木質繊維化粧板の製造方法を提供することであり、木
質繊維板の下面の接着剤の塗布面が傷付くことを防止し
て平滑な表面になるように化粧紙を接着した木質繊維化
粧板の製造方法を提供することであり、加圧時間を長く
維持し且つ単位面積当たりの加圧力を大きくして加熱ロ
ールで化粧紙を接着することができると共に、皺や接着
不良が発生することなく化粧紙を接着することができ、
加えて厚みむらの発生のおそれがない木質繊維化粧板の
製造方法を提供することであり、上面と下面の温度差を
小さくして反り狂いが発生することを防止できる木質繊
維化粧板の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る木質繊維化
粧板の製造方法は、木質繊維板1の上面と下面にそれぞ
れ塩酸を配合してpHが1.0以下に調製された強酸性
の硬化剤を塗布した後、この硬化剤の上からユリア樹脂
を主成分とし水分率が35重量%以下に調製された主剤
を塗布し、しかる後に木質繊維板1の上面と下面にそれ
ぞれ化粧紙2を貼り付けて上記主剤と硬化剤とからなる
接着剤3で化粧紙2を木質繊維板1に接着することを特
徴とするものである。
【0010】また請求項2の発明は、木質繊維板1の上
面と下面に接着剤3を塗布した後、木質繊維板1の両側
端面でその幅方向への位置規制を行ないながら、木質繊
維板1の両側の下端縁を支持して木質繊維板1を次工程
へ搬送することを特徴とするものである。また請求項3
の発明は、木質繊維板1の上面と下面に接着剤3を塗布
した後、直径が450mm以上の加熱ロール4に化粧紙
2を1/4周以上巻き付けながら木質繊維板1の上面と
下面にそれぞれ化粧紙2を供給すると共に、この加熱ロ
ール4で10〜30kg/cmの線圧で加圧して木質繊
維板1の上面と下面にそれぞれ化粧紙2を貼り付けるこ
とを特徴とするものである。
【0011】さらに請求項4の発明は、木質繊維板1の
上面と下面に加熱ロール4で化粧紙2を貼り付けた後、
木質繊維板1の下面側を冷却することを特徴とするもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明において木質繊維板1としては、パーチク
ルボードやMDF等任意のものを用いることができるも
のであり、特に限定されるものではない。また本発明に
おいて化粧紙2としては、特に限定されるものではない
が、例えば、重量23〜30g/m2 の薄葉紙にグラビ
ア印刷で着色したり木目柄や抽象柄を2〜4色刷りして
その表面に上塗り透明塗料を塗布したものを使用するこ
とができる。またこの紙質に予め樹脂含浸して重量30
〜60g/m2 にしたものに、上記印刷や上塗りを施し
たものや、裏貼りとして未晒クラフト紙や薄葉紙の表面
を塗装したものを貼ったものも使用することができる。
【0013】そして水平姿勢で搬送される木質繊維板1
の上面と下面にそれぞれ接着剤3を塗布し、この接着剤
3で木質繊維板1の上面と下面にそれぞれ化粧紙2を接
着することによって木質繊維化粧板を製造するにあたっ
て、本発明では接着剤3として主剤と硬化剤とからなる
二液硬化型のものを用い、ロールコーターでまず硬化剤
を木質繊維板1の上面と下面に塗布したのち、その直後
に他のロールコーターで硬化剤の上から木質繊維板1の
上面と下面に主剤を重ね塗りするようにしてある。硬化
剤や主剤の塗布は、木質繊維板1の上面と下面に同時に
塗布するようにするのが好ましいが、木質繊維板1の上
面と下面のいずれか一方に塗布した後、他方に塗布する
ようにしてもよい。このように、接着剤3は主剤と硬化
剤が別々の二液硬化型であるために、2〜3日の長いポ
ットライフを有するものである。
【0014】ここで本発明において、硬化剤としては、
塩酸を配合してpHが1.0以下に調製された強酸性の
ものが使用されるものであり、さらに塩化アンモニウム
やポリビニルアルコール、尿素等を配合して水溶液とし
て調製するようにしてある。塩酸を配合してpHを1.
0以下に調製した硬化剤を用いることによって、主剤を
短時間で硬化させることができるものであり、例えば2
5℃の雰囲気中では1分程度で硬化させることができ
る。このように硬化速度を速めることによって、主剤中
の酢酸ビニルエマルジョンの配合量を低減することが可
能になるものである。pHの下限は特に設定されない
が、pH0.9程度が実用上の下限である。
【0015】塩酸はpHを1.0以下に調整するため
に、35重量%水溶液として使用するときには、60〜
70重量%の範囲で配合するのが好ましく、また塩化ア
ンモニウムは25重量%水溶液として使用するときに
は、20〜40重量%の範囲で配合するのが好ましい。
尿素は木質繊維板1や主剤中の遊離ホルムアルデヒドを
捕捉するキャッチャ剤として使用されるものであり、1
〜2重量%程度の配合量で配合するのが好ましい。ポリ
ビニルアルコールは木質繊維板1への硬化剤の含浸速度
を調整し、造膜の粘度調整をするために添加されるもの
であり、2〜4重量%程度の配合量で配合するのが好ま
しい。
【0016】また、硬化剤はフォードカップ#4使用で
25秒以下程度の低粘度のものを用いるのが好ましく、
このように低粘度の硬化剤を用いることによって、木質
繊維板1の表層に迅速に浸透させることができ、硬化剤
の上に主剤を重ね塗りする際にロールコーター上に硬化
剤が転移されることが無くなり、ロールコーター上でゲ
ル化が生じることを未然に防ぐことができるものであ
る。硬化剤の塗布量は、3.5〜5.0g/m2 程度の
微量塗布に設定するのが好ましい。
【0017】また本発明において主剤としては、ユリア
樹脂を主成分とし水分率が35重量%以下に調製された
水性のものを用いる。ユリア樹脂としては、尿素とホル
ムアルデヒドのアルカリ触媒による付加縮合反応初期生
成物であって各種のメチロール化物を含む水溶性樹脂を
減圧脱水濃縮したものを使用することができるものであ
り、このユリア樹脂に酢酸ビニル樹脂エマルジョンや尿
素、酸性リン酸アンモニウム等を混合して主剤を調製す
ることができる。
【0018】この主剤には硬化剤が配合されていないの
で、ポットライフを長くするために主剤中の水分量を多
くする必要がなく、主剤の水分量は上記のように35重
量%以下に設定することができるものである。そして主
剤の水分量をこのように35重量%以下に設定すること
によって、水分率を下げるために乾燥を行なうような必
要がなくなるものであり、また接着剤3の硬化速度が速
くなるために、仮接着のために配合する酢酸ビニルエマ
ルジョンの使用量を最小限にすることができ、酢酸ビニ
ルエマルジョンの使用による接着剤3の硬度低下や耐水
性の低下を防いで、木質繊維板1に接着した化粧紙2の
表面の耐水性や耐引きかき硬度を高めることができるも
のである。主剤の水分量の下限は特に限定されるもので
はないが、28重量%程度が実用上の下限である。
【0019】主剤の各成分の配合は、ユリア樹脂と酢酸
ビニルエマルジョンとの合計を100重量%とすると、
ユリア樹脂80重量%以上、酢酸ビニルエマルジョン2
0重量%以下が好ましい。酢酸ビニルエマルジョンはユ
リア樹脂の空隙充填と、可撓性、靱性付与のために使用
され、また若干の仮接着性を得るために使用されている
ものであり、下限は特に限定されるものではないが、こ
れらの性能を最低限度得るためには10重量%以上であ
ることが好ましい。またユリア樹脂は水分率が28重量
%以下のものが、酢酸ビニルエマルジョンは水分率が4
5重量%以下のものが好ましい。尿素は既述のように木
質繊維板1や主剤中の遊離ホルムアルデヒドを捕捉する
キャッチャ剤として使用されるものであり、1〜2重量
%程度の配合量で配合するのが好ましい。酸性リン酸ア
ンモニウムは主剤の硬化を促進するために使用するもの
であり、0.1重量%以下の微量の添加でよい。そして
主剤は使用粘度が25ポイズ(25℃)以上の高粘度に
調製して使用するのが好ましく、塗布量は35〜50g
/m2 程度に設定するのが好ましい。
【0020】上記のように、木質繊維板1の上面と下面
に塗布された主剤と硬化剤とからなる水性の接着剤3
は、主剤と硬化剤の塗り重ねによって主剤の木質繊維板
1への接触面から硬化が始まっている。従ってこの硬化
が接着剤3の表面まで及ばないうちに木質繊維板1への
化粧紙2の貼り付けを完了する必要がある。木質繊維板
1の上面と下面に主剤を塗布してから、化粧紙2を貼り
付けるまでの時間は、5〜10秒の間に設定するのが好
ましい。主剤を塗布してから5秒以内であると、接着剤
3の硬化が不十分で、接着剤3が化粧紙2の表面に滲み
出し、加熱ロール4の表面を汚すおそれがある。逆に主
剤を塗布してから10秒以上を経過すると、接着剤3の
硬化が進み過ぎて、化粧紙2への接着剤3の含浸不足に
なり、化粧紙2の表面硬度、耐水性が悪くなると共に、
木質繊維板1への化粧紙2の接着が不良になって化粧紙
2の紙間剥離を招くおそれがある。
【0021】このように5〜10秒の短い時間に木質繊
維板1を化粧紙2を貼る工程に搬送する必要がある。木
質繊維板1は水平状態の姿勢で搬送されるが、木質繊維
板1の下面には未硬化の接着剤3が塗布されているため
に、搬送の際に木質繊維板1の下面に接触があると接着
剤3の塗布面に擦り傷や押し傷等が発生する。このため
に本発明では、木質繊維板1の両側端面でその幅方向へ
の位置規制を行ないながら、木質繊維板1の両側の下端
縁を支持して重量を支え、木質繊維板1を次工程へ搬送
するようにして、木質繊維板1の下面の接着剤3の塗布
面に他の物が触れて傷が付かないようにしてある。
【0022】図3は木質繊維板1を搬送する装置の一例
を示すものであり、左右に対向配置した一対のガイドロ
ール10,10と、このガイドロール10,10の下部
の高さレベルにおいて左右に対向配置した一対の搬送ロ
ール11,11とを具備して形成してあり、搬送方向に
沿ってこのガイドロール10と搬送ロール11を交互に
複数本ずつ配列することによって、ロールコンベア12
が形成されるようにしてある。ガイドロール10は外方
へ僅かに傾向く程度の角度で回転軸10aがほぼ鉛直方
向に向くようにようにしてあり、また搬送ロール11は
ガイドロール10よりも大きな角度で外方へ傾向くよう
に回転軸11aを傾斜させてある。上面と下面に接着剤
3を塗布した木質繊維板1はその搬送方向と平行な両側
の側端面が各ガイドロール10の外周に近接して対向
し、また木質繊維板1はこの側端面の下端縁が各搬送ロ
ール11の外周に点として接するようにして搬送ロール
11の上に支持されるようになっている。
【0023】そしてガイドロール10と搬送ロール11
を図3の矢印のように回転させることによって、木質繊
維板1の両側端面をガイドロール10によってその幅方
向への位置規制を行ないながら、木質繊維板1の両側の
下端縁を搬送ロール11で支持すると共に木質繊維板1
を送ることができ、このようにして木質繊維板1の下面
の接着剤3の塗布面に接触することなく、木質繊維板1
を次工程へ搬送することができるものである。尚、図3
に図示は省略してあるが、ガイドロール10の周面や搬
送ロール11の周面に当接してこれらの周面に付着する
接着剤を除去するブレードを設けるのが好ましい。
【0024】図4は木質繊維板1を搬送する装置の他の
一例を示すものであり、左右に対向配置した一対のつば
付きコーンロール13を具備して形成してあり、このつ
ば付きコーンロール13を搬送方向に沿って複数本配列
することによって、ロールコンベア12が形成されるよ
うにしてある。つば付きコーンロール13は円錐台形状
のロール部13aの外周に鍔13bを全周に亘って設け
て形成されるものであり、回転軸13cが水平方向を向
くように配置してある。上面と下面に接着剤3を塗布し
た木質繊維板1はその搬送方向と平行な両側の側端面が
各つば付きコーンロール13の鍔13bの内面に近接対
向し、また木質繊維板1はこの側端面の下端縁がロール
部13aの外周に点として接するようにしてつば付きコ
ーンロール13のロール部13aの上に支持されるよう
になっている。
【0025】そしてつば付きコーンロール13を図4の
矢印のように回転させることによって、木質繊維板1の
両側端面を鍔13bによってその幅方向への位置規制を
行ないながら、木質繊維板1の両側の下端縁をロール部
13aで支持すると共に木質繊維板1を送ることがで
き、このようにして木質繊維板1の下面の接着剤3の塗
布面に接触することなく、木質繊維板1を次工程へ搬送
することができるものである。また、各つば付きコーン
ロール13には、ロール部13aの外周面と鍔13bの
内面に当接する薄鋼板製のブレード14が設けてあり、
ロール部13aや鍔13bに付着した接着剤等をブレー
ド14で除去して、ロール部13aや鍔13bを清浄に
保つようにしてある。
【0026】上記のようにして上面と下面にそれぞれ接
着剤3を塗布した木質繊維板1をロールコンベア12で
化粧紙2の貼り付け工程に搬送し、図2(a)のように
木質繊維板1の上下両面に化粧紙2を供給しつつ上下一
対の加熱ロール4間に木質繊維板1を通すことによっ
て、木質繊維板1の上下両面にそれぞれ化粧紙2を加圧
して貼り付けると共に接着剤3を加熱で硬化させて、木
質繊維板1に化粧紙2を接着することができるものであ
る。
【0027】そして本発明では加熱ロール4は直径が4
50mm以上の鉄ロールとして形成された大きなものを
用いるようにしている。加熱ロール4として直径が45
0mm以上の大きなものを用いるようにした理由は、加
熱ロール4によって木質繊維板1の表面に化粧紙2を加
圧して貼り付けを行なう場合、加圧時間を長く維持する
と共に単位面積当たりの加圧力を大きくすることができ
るためである。すなわち、このような直径が大きい加熱
ロール4を用いて加圧を行なう場合、加熱ロール4の外
周の曲率半径が大きいために加熱ロール4による加圧幅
Wは図1にみられるように大きくなり、加圧を木質繊維
板1の表面に長い時間作用させることができるものであ
る。また単位面積当たりの加圧力を大きくするために
は、木質繊維板1の表面への線圧で10kg/cm以上
に設定する必要があるが、例えば加圧ロール4の幅が1
20cmの場合には加圧ロール4の両端に図2(b)の
矢印のように1000kg前後の圧力を作用させる必要
がある。そしてこの圧力によって加圧ロール4に曲げ荷
重による撓みが図5(b)の場合のように発生すること
を防いで、木質繊維板1に発生する厚みむらを許容範囲
である0.05mm以内にするには、加熱ロール4の直
径を450mm以上に形成する必要があるのである。こ
のとき、加熱ロール4はロール肉厚8mm以上の鉄ロー
ルであることが好ましい。加熱ロール4の上限は特に設
定されるものではないが、実用の上では600mm程度
が上限である。また加熱ロールの加圧力は下限が上記の
ように10kg/cmに設定されるが、加圧力が過ぎる
と木質繊維板1を破壊したり板厚不足になったたりする
おそれがあるので30kg/cmの線圧が上限である。
【0028】加熱ロール4は芯部に熱油を循環させる等
して表面温度が一定になるように加熱してある。加熱ロ
ール4の表面温度は60〜180℃程度の範囲に設定す
るのが好ましく、表面温度をこの範囲に設定することに
よって、加熱ロール4で接着剤3を加熱して硬化させる
際に、水分の急速な蒸発による発泡が生じることなく硬
化反応を促進することができるものである。厳密には加
熱ロール4の表面温度を、冬期では120℃±5℃、夏
期では130℃±5℃に設定するのがより好ましい。冬
期と夏期では木質繊維板1の表面温度が異なるので、加
熱による温度変化が大きくなり過ぎると接着剤3をこの
加熱によって硬化させる際に水分の蒸発による発泡等が
発生するおそれがあり、このために季節に応じて加熱ロ
ール4の表面温度を変えるようにするのがよいのであ
る。
【0029】また、化粧紙2は長尺のものをロールから
巻き外しながら木質繊維板1と加熱ロール4との間に供
給されるようにしてあるが、化粧紙2は加熱ロール4の
外周に1/4周以上巻き付けながら供給するようにして
ある。加熱ロール4は直径が450mm以上と大きく、
しかもこのように加熱ロール4の外周に1/4周以上の
長さで化粧紙2を巻き付けるようにすると、加熱ロール
4の外周に化粧紙2が接触する時間が長くなって、加熱
ロール4で化粧紙2が加熱される時間が長くなり、この
ことにより化粧紙2中の水分が蒸発して化粧紙2は乾燥
されると共に水分が均一化されることになる。従って木
質繊維板1の表面に化粧紙2を貼り付ける際に、化粧紙
2の繊維を膨潤させることなく接着剤3が化粧紙2の繊
維間に良好に浸透し、化粧紙2を強固に木質繊維板1に
接着することができるものである。また、このように外
周面が平滑に形成される加熱ロール4の外周に化粧紙2
を1/4周以上巻き付けことによって、化粧紙2の皺を
カレンダー作用(アイロン効果)で延ばして平滑にする
ことができ、皺延ばしのための装置を設備しなくても、
化粧紙2に皺が残ることなく木質繊維板1に接着するこ
とができるものである。加熱ロール4の外周に化粧紙2
をできるだけ長く巻きつかせることが上記の効果を得る
上で好ましいが、実用的な設備においては、1/2周以
上巻きつかせることは困難である。
【0030】また、上下の加熱ロール4の間隔は、木質
繊維板1の厚みが4mm以下の薄物の場合、木質繊維板
1の厚みに対して−0.05mm〜−0.08mmに、
木質繊維板1の厚みが9mm以上の厚物の場合、木質繊
維板1の厚みに対して−0.1mm〜−0.15mm
に、設定するようにしてある。このように上下の加熱ロ
ール4の間隔を木質繊維板1の厚みより小さくすること
によって、木質繊維板1の厚みむらを是正しながら接着
剤3の主剤と硬化剤の混合を促進することができるもの
である。上下の加熱ロール4の間隔がこの範囲より大き
いと加圧不足による化粧紙2の接着低下を招くおそれが
あり、逆に上下の加熱ロール4の間隔がこの範囲より小
さいと木質繊維板1が圧縮されて板厚不足になるおそれ
がある。
【0031】上記のようにして加熱ロール4で加熱しつ
つ加圧することによって、木質繊維板1の両面に加熱ロ
ール4で化粧紙2を接着した後、長尺の化粧紙2を切り
離し、さらにゴムロール及び再加熱ロール等で補足的に
圧締をして木質繊維化粧板を得ることができる。そして
木質繊維化粧板は加熱ロール4等による加熱によって表
面温度が高いために、水平に積み重ねて堆積した状態で
室温にまで放冷される。本発明では、木質繊維板1の両
面に同時に化粧紙2を貼り付けを行なっており、しかも
接着剤3は低含水率のものを少量塗布して、高温高圧下
で貼り付けをしているために、従来のものとは比較にな
らない程、反り狂いは少なくなっている。しかし既述の
ように木質繊維化粧板は上面の放熱速度が下面の放熱速
度より速く、木質繊維化粧板の上面と下面の間に温度差
があり、この温度差によって反り狂いが発生し易い。こ
のために本発明では、木質繊維板1に化粧紙2を接着す
る工程の次に冷却送風装置を設け、木質繊維板1に化粧
紙2を接着した直後にその下面に冷風を送風し、木質繊
維化粧板の下面を冷却して木質繊維化粧板の下面の温度
と上面の温度とがほぼ同じになるようにし、木質繊維化
粧板に反り狂いが生じることを未然に防ぐようにしてあ
る。冷風温度は気温に合わせて調整するようにしてあ
り、冷風送風して1分後に木質繊維化粧板を堆積する際
に木質繊維化粧板の上面と下面の温度差が±2℃以内に
なるように冷風温度を調整するようにするのが好まし
い。
【0032】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
る。 (実施例)木質繊維板1としてパーティクルボードUF
150タイプ(寸法15mm×920mm×1820m
m)を、化粧紙2として重量30g/m2 のウレタンを
トップコートした樹脂含浸印刷紙を用いた。
【0033】また接着剤3として次の組成の主剤と硬化
剤とからなる二液型水性タイプのものを用いた(以下、
「%」、「部」はそれぞれ「重量%」、「重量部」)。 ・主剤 ユリア樹脂(水分率28%) 85部 酢酸ビニルエマルジョン(水分率45%) 15部 尿素(粒状;水分率0%) 1.5部 酸性リン酸アンモニウム(水分率0%) 0.1部 水道水 7.4部 合計 109部(水分率35%) ・硬化剤(pH0.98) 塩酸水溶液(水分率65%) 70部 塩化アンモニウム(水分率75%) 30部 尿素(粒状;水分率0%) 2部 ポリビニルアルコール(水分率0%) 2部 合計 104部(水分率65%) そしてまず、木質繊維板1を水平姿勢で送りつつ、その
上面と下面にそれぞれれ硬化剤を4.2g/m2 の塗布
量で塗布し、直後にその上から木質化粧板1の上面と下
面に主剤を48g/m2 の塗布量で塗布した。
【0034】また、直径500mmの鉄ロールで作製し
た加熱ロール4の表面温度を125℃に設定し、この加
熱ロール4を14.88mmの隙間を介して上下に対向
させて一対配置した。そして図2(a)のように化粧紙
2を加熱ロール4の外周に1/4周巻き付かせた状態で
木質繊維板1と加熱ロール4との間に供給するようにし
て、上記のように接着剤3の主剤を塗布して7秒後の木
質繊維板1を加熱ロール4間に通し、木質繊維板1の上
下両面にそれぞれ化粧紙2を貼り付けた。このとき、加
熱ロール4は片側軸荷重を690kgに設定して15k
g/cmの線圧で加圧力が作用するようにした。
【0035】上記のように木質繊維板1の上下両面に化
粧紙2を接着した直後に、木質繊維板1の下側から20
℃の冷風を2秒間吹き付け、木質繊維化粧板の上面の温
度が50℃、下面の温度が49℃になるように調整し、
これを積み重ねて堆積した状態で放冷した。 (比較例)実施例と同じ木質繊維板1と化粧紙2を用
い、また接着剤として次の組成の一液型水性タイプのも
のを用いた。
【0036】 ユリア樹脂(水分率50%) 50部 酢酸ビニルエマルジョン(水分率55%) 30部 小麦粉(水分率0%) 10部 塩化アンモニウム水溶液(水分率75%) 10部 合計 100部(水分率49%) そして木質繊維板1の上面と下面にこの接着剤それぞれ
90g/m2 の塗布量で塗布し、60℃で15秒間乾燥
した。
【0037】また、直径280mmの鉄ロールで作製し
た加熱ロール4の表面温度を100℃に設定し、この加
熱ロール4を14.95mmの隙間を介して上下に対向
させて一対配置した。そして図5(a)のように化粧紙
2を加熱ロール4の外周に1/6周巻き付かせた状態で
木質繊維板1と加熱ロール4との間に供給するようにし
て、木質繊維板1を加熱ロール4間に通し、木質繊維板
1の上下両面にそれぞれ化粧紙2を貼り付けた。このと
き、加熱ロール4は片側軸荷重を230kgに設定して
5kg/cmの線圧で加圧力が作用するようにした。
【0038】上記のように木質繊維板1の上下両面に化
粧紙2を接着した後、これを積み重ねて堆積した状態で
放冷した。この堆積時の木質繊維化粧板の上面の温度は
48℃、下面の温度は55℃であった。上記のようにし
て実施例及び比較例で得た木質繊維化粧板について、J
AS特殊合板規格、特殊加工合板規格、FW規格に準じ
て、表面硬度、耐水性、耐摩耗性、密着性、耐候性、含
水率を測定した。また上記の木質繊維化粧板を30°の
角度に傾けて立てかけ、温度20℃±10℃、湿度50
%±15%の条件下で30日間放置する反り狂い試験を
おこなった。これらの結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】上記のように本発明は、木質繊維板の上
面と下面にそれぞれ塩酸を配合してpHが1.0以下に
調製された強酸性の硬化剤を塗布した後、この硬化剤の
上からユリア樹脂を主成分とし水分率が35重量%以下
に調製された主剤を塗布し、しかる後に木質繊維板の上
面と下面にそれぞれ化粧紙を貼り付けて上記主剤と硬化
剤とからなる接着剤で化粧紙を木質繊維板に接着するよ
うにしたので、接着剤を二液型として使用すると共に強
酸性の硬化剤を用いることによって、水分量を少なく且
つ酢酸エマルジョンの配合量を少なくした接着剤として
使用することができ、耐水性や耐引っかき硬度を高める
ことができるものである。
【0041】また請求項2の発明は、木質繊維板の上面
と下面に接着剤を塗布した後、木質繊維板の両側端面で
その幅方向への位置規制を行ないながら、木質繊維板の
両側の下端縁を支持して木質繊維板を次工程へ搬送する
ようにしたので、木質繊維板の下面の接着剤の塗布面に
傷が付くことなく木質繊維板を搬送することができ、表
面が凹凸になるようなことなく化粧紙を接着することが
できるものである。
【0042】また請求項3の発明は、木質繊維板の上面
と下面に接着剤を塗布した後、直径が450mm以上の
加熱ロールに化粧紙を1/4周以上巻き付けながら木質
繊維板の上面と下面にそれぞれ化粧紙を供給すると共
に、この加熱ロールで10〜30kg/cmの線圧で加
圧して木質繊維板の上面と下面にそれぞれ化粧紙を貼り
付けるようにしたので、直径の大きな加熱ロールによっ
て加圧時間を長く維持すると共に単位面積当たりの加圧
力を大きくすることができ、また化粧紙の皺を加熱ロー
ルで延ばすことができ、しかも加熱ロールの撓みによる
厚みむらの発生のおそれがないものである。
【0043】さらに請求項4の発明は、木質繊維板の上
面と下面に加熱ロールで化粧紙を貼り付けた後、木質繊
維板の下面側を冷却するようにしたので、木質繊維板の
下面の温度と上面の温度とがほぼ同じになるように調整
することができ、木質繊維化粧板に反り狂いが生じるこ
とを防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧紙の貼り付け工程の実施の一形態
を示す一部の拡大した側面図である。
【図2】同上の化粧紙の貼り付け工程の実施の一形態を
示すものであり、(a)は側面図、(b)は正面図であ
る。
【図3】本発明の搬送工程の実施の一形態を示す正面図
である。
【図4】本発明の搬送工程の実施の他の一形態を示す正
面図である。
【図5】従来の化粧紙の貼り付け工程を示すものであ
り、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図6】従来の化粧紙の貼り付け工程の一部の拡大した
側面図である。
【符号の説明】
1 木質繊維板 2 化粧紙 3 接着剤 4 加熱ロール

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質繊維板の上面と下面にそれぞれ塩酸
    を配合してpHが1.0以下に調製された強酸性の硬化
    剤を塗布した後、この硬化剤の上からユリア樹脂を主成
    分とし水分率が35重量%以下に調製された主剤を塗布
    し、しかる後に木質繊維板の上面と下面にそれぞれ化粧
    紙を貼り付けて上記主剤と硬化剤とからなる接着剤で化
    粧紙を木質繊維板に接着することを特徴とする木質繊維
    化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 木質繊維板の上面と下面に接着剤を塗布
    した後、木質繊維板の両側端面でその幅方向への位置規
    制を行ないながら、木質繊維板の両側の下端縁を支持し
    て木質繊維板を次工程へ搬送することを特徴とする請求
    項1に記載の木質繊維化粧板の製造方法。
  3. 【請求項3】 木質繊維板の上面と下面に接着剤を塗布
    した後、直径が450mm以上の加熱ロールに化粧紙を
    1/4周以上巻き付けながら木質繊維板の上面と下面に
    それぞれ化粧紙を供給すると共に、この加熱ロールで1
    0〜30kg/cmの線圧で加圧して木質繊維板の上面
    と下面にそれぞれ化粧紙を貼り付けることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の木質繊維化粧板の製造方法。
  4. 【請求項4】 木質繊維板の上面と下面に加熱ロールで
    化粧紙を貼り付けた後、木質繊維板の下面側を冷却する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の木
    質繊維化粧板の製造方法。
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