JP2727168B2 - 振動モータ、振動モータが組み込まれるケーシング、並びに振動モータが組み込まれる振動発生装置 - Google Patents
振動モータ、振動モータが組み込まれるケーシング、並びに振動モータが組み込まれる振動発生装置Info
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- JP2727168B2 JP2727168B2 JP8503095A JP8503095A JP2727168B2 JP 2727168 B2 JP2727168 B2 JP 2727168B2 JP 8503095 A JP8503095 A JP 8503095A JP 8503095 A JP8503095 A JP 8503095A JP 2727168 B2 JP2727168 B2 JP 2727168B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータハウジングから
直線的に突出する回転軸に偏心錘を取り付け、この偏心
錘の重心を回転軸周りに周回させて振動を発生させる振
動モータ直線的に延びる振動モータ、この振動モータが
組み込まれるケーシング、並びに振動モータが組み込ま
れる振動発生装置に関する。
直線的に突出する回転軸に偏心錘を取り付け、この偏心
錘の重心を回転軸周りに周回させて振動を発生させる振
動モータ直線的に延びる振動モータ、この振動モータが
組み込まれるケーシング、並びに振動モータが組み込ま
れる振動発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】振動発生装置は、例えば、図20に示す
ように、モータハウジング101から直線的に突出する
回転軸102に半円柱状の偏心錘103を取り付け、こ
の偏心錘103を回転させる振動モータ104を備え
る。この振動モータ104では、回転軸102とともに
偏心錘103が回転すると、偏心錘103の重心が回転
軸102周りを周回し、振動を発生させる。この種の振
動モータは小型に構成することが可能であり、携帯型の
肩たたき器やペジャーの受信信号報知器における振動源
として利用されている。
ように、モータハウジング101から直線的に突出する
回転軸102に半円柱状の偏心錘103を取り付け、こ
の偏心錘103を回転させる振動モータ104を備え
る。この振動モータ104では、回転軸102とともに
偏心錘103が回転すると、偏心錘103の重心が回転
軸102周りを周回し、振動を発生させる。この種の振
動モータは小型に構成することが可能であり、携帯型の
肩たたき器やペジャーの受信信号報知器における振動源
として利用されている。
【0003】かかる振動モータ104では、誤って落下
させた場合のようにモータ全体に強い衝撃が加わると、
図21に示すように、偏心錘103の重量によって回転
軸102がモータハウジング101の軸受け部から折れ
曲がってしまう。このように折れ曲がった状態で回転軸
102が回転すると、偏心錘103の重心が移動する結
果所望の振動が得られなかったり、偏心錘103の周辺
に配置された電子部品や基板に偏心錘103が衝突して
これらを破損する恐れもある。
させた場合のようにモータ全体に強い衝撃が加わると、
図21に示すように、偏心錘103の重量によって回転
軸102がモータハウジング101の軸受け部から折れ
曲がってしまう。このように折れ曲がった状態で回転軸
102が回転すると、偏心錘103の重心が移動する結
果所望の振動が得られなかったり、偏心錘103の周辺
に配置された電子部品や基板に偏心錘103が衝突して
これらを破損する恐れもある。
【0004】特に、振動モータをペジャーに適用した場
合には、振動モータを小型化すると同時に、振動モータ
が発生する振動を増大したいといった要求がある。その
結果、偏心錘を支持する回転軸の軸径は細くなる一方
で、偏心錘の重量化が進み、さらに回転軸が折れ曲がり
やすくなる。厚み5mm程度のケーシングを有するカー
ド型のペジャーでは、かかる問題は一層深刻となる。
合には、振動モータを小型化すると同時に、振動モータ
が発生する振動を増大したいといった要求がある。その
結果、偏心錘を支持する回転軸の軸径は細くなる一方
で、偏心錘の重量化が進み、さらに回転軸が折れ曲がり
やすくなる。厚み5mm程度のケーシングを有するカー
ド型のペジャーでは、かかる問題は一層深刻となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、特開平6−9
8496号公報に開示されるように、モータハウジング
の先端に、偏心錘を収容するモータカバーを取り付け、
このモータカバーの前壁によって回転軸の先端を支持す
ることが考えられる。こうすれば、モータハウジングと
モータカバーの前壁によって偏心錘の両側から回転軸が
2個所で確実に支持される。したがって、振動モータに
大きな衝撃が加わっても、偏心錘の作用で回転軸が折れ
曲がることはないであろう。
8496号公報に開示されるように、モータハウジング
の先端に、偏心錘を収容するモータカバーを取り付け、
このモータカバーの前壁によって回転軸の先端を支持す
ることが考えられる。こうすれば、モータハウジングと
モータカバーの前壁によって偏心錘の両側から回転軸が
2個所で確実に支持される。したがって、振動モータに
大きな衝撃が加わっても、偏心錘の作用で回転軸が折れ
曲がることはないであろう。
【0006】しかし、この場合、モータカバーやその前
壁に埋め込まれる軸受けといった部品を必要とし、振動
モータの構造が複雑化し、製造コストを押し上げる。ま
た、軸受けの増加によって回転軸の駆動力が摩擦力など
に浪費されることも考えられる。
壁に埋め込まれる軸受けといった部品を必要とし、振動
モータの構造が複雑化し、製造コストを押し上げる。ま
た、軸受けの増加によって回転軸の駆動力が摩擦力など
に浪費されることも考えられる。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、落下等の大きな衝撃が振動モータ全体に加わ
っても、偏心錘が取り付けられた回転軸が折れ曲がるこ
とのない振動モータを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、このような振動モータを組み込むために
必要とされるペジャー用ハウジングに代表されるケーシ
ングを提供することを目的とする。さらに、本発明は、
このような振動モータが適用される振動発生装置を提供
することを目的とする。
たもので、落下等の大きな衝撃が振動モータ全体に加わ
っても、偏心錘が取り付けられた回転軸が折れ曲がるこ
とのない振動モータを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、このような振動モータを組み込むために
必要とされるペジャー用ハウジングに代表されるケーシ
ングを提供することを目的とする。さらに、本発明は、
このような振動モータが適用される振動発生装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明者は様々な実験を行った。その結果、回転軸の
曲げ変形が弾性限度を超えないように回転軸の曲げ変形
を規制すれば、回転軸自身の弾性力によって回転軸が元
の形状に復元することが判明した。本発明者は、この実
験結果に基づいて本発明を完成したものである。
に本発明者は様々な実験を行った。その結果、回転軸の
曲げ変形が弾性限度を超えないように回転軸の曲げ変形
を規制すれば、回転軸自身の弾性力によって回転軸が元
の形状に復元することが判明した。本発明者は、この実
験結果に基づいて本発明を完成したものである。
【0009】本発明の第1発明によれば、モータハウジ
ングから直線的に突出する回転軸に偏心錘を取り付け、
この偏心錘の重心を回転軸周りに周回させて振動を発生
させる振動モータにおいて、前記回転軸には、回転軸と
同軸の円板形の曲がり防止体が設けられ、この曲がり防
止体は、モータハウジングが任意の支持部材に支持され
る際に、支持部材に設けられた曲がり防止面に所定の間
隔を有して対向し、回転軸が屈曲すると前記曲がり防止
面に衝突して、回転軸の弾性力を用いて回転軸の直線性
を復元させることを特徴とする。
ングから直線的に突出する回転軸に偏心錘を取り付け、
この偏心錘の重心を回転軸周りに周回させて振動を発生
させる振動モータにおいて、前記回転軸には、回転軸と
同軸の円板形の曲がり防止体が設けられ、この曲がり防
止体は、モータハウジングが任意の支持部材に支持され
る際に、支持部材に設けられた曲がり防止面に所定の間
隔を有して対向し、回転軸が屈曲すると前記曲がり防止
面に衝突して、回転軸の弾性力を用いて回転軸の直線性
を復元させることを特徴とする。
【0010】また、第2発明によれば、第1発明に係る
振動モータにおいて、前記曲がり防止体は、円板の一部
を取り除いた扇形の接触部を有することを特徴とする。
振動モータにおいて、前記曲がり防止体は、円板の一部
を取り除いた扇形の接触部を有することを特徴とする。
【0011】さらに、第3発明によれば、第1発明に係
る振動モータにおいて、前記曲がり防止体は、円板の一
部を取り除いた半リング状のアーチ部を有することを特
徴とする。
る振動モータにおいて、前記曲がり防止体は、円板の一
部を取り除いた半リング状のアーチ部を有することを特
徴とする。
【0012】さらにまた、第4発明によれば、モータハ
ウジングから直線的に突出する回転軸に偏心錘を取り付
けた振動モータを収容し、偏心錘の重心を回転軸周りに
周回させる回転体が回転すると振動するケーシングにお
いて、このケーシングには、前記回転体の断面円形部に
所定の間隔を有して対向し、回転軸の屈曲時に前記断面
円形部が衝突し、回転軸の弾性限度を超えた屈曲を防止
する軸曲がり防止面が形成されることを特徴とする。
ウジングから直線的に突出する回転軸に偏心錘を取り付
けた振動モータを収容し、偏心錘の重心を回転軸周りに
周回させる回転体が回転すると振動するケーシングにお
いて、このケーシングには、前記回転体の断面円形部に
所定の間隔を有して対向し、回転軸の屈曲時に前記断面
円形部が衝突し、回転軸の弾性限度を超えた屈曲を防止
する軸曲がり防止面が形成されることを特徴とする。
【0013】さらにまた、第5発明によれば、第4発明
に係るケーシングにおいて、前記回転軸の先端が通過す
る円形開口が設けられ、この円形開口の内周面を前記曲
がり防止面に用いることを特徴とする。
に係るケーシングにおいて、前記回転軸の先端が通過す
る円形開口が設けられ、この円形開口の内周面を前記曲
がり防止面に用いることを特徴とする。
【0014】さらにまた、第6発明によれば、直線的に
延びる振動モータの回転軸に偏心錘を取り付けて回転体
を構成し、偏心錘の重心を回転軸周りに周回させて振動
を発生させる振動発生装置において、この振動発生装置
は、前記回転体の断面円形部を所定の間隔を挟んで囲
み、回転軸の屈曲時に前記断面円形部に衝突して、回転
軸の弾性力を用いて回転軸の直線性を復元させる軸曲が
り防止面を備えることを特徴とする。
延びる振動モータの回転軸に偏心錘を取り付けて回転体
を構成し、偏心錘の重心を回転軸周りに周回させて振動
を発生させる振動発生装置において、この振動発生装置
は、前記回転体の断面円形部を所定の間隔を挟んで囲
み、回転軸の屈曲時に前記断面円形部に衝突して、回転
軸の弾性力を用いて回転軸の直線性を復元させる軸曲が
り防止面を備えることを特徴とする。
【0015】さらにまた、第7発明によれば、第6発明
に係る振動発生装置において、前記断面円形部が前記回
転軸であることを特徴とする。
に係る振動発生装置において、前記断面円形部が前記回
転軸であることを特徴とする。
【0016】
【作用】第1発明の構成によれば、モータハウジングが
任意の支持部材に支持されると、この支持部材に設けら
れた曲がり防止面に所定の間隔を有して曲がり防止体が
対向する。振動モータに何らかの衝撃が加わって回転軸
が屈曲すると、曲がり防止体が軸曲がり防止面に衝突す
る。軸曲がり防止面は、回転軸の屈曲を回転軸の弾性限
度内に抑えるので、回転軸は自己の弾性力を通じて元の
直線性を復元させる。
任意の支持部材に支持されると、この支持部材に設けら
れた曲がり防止面に所定の間隔を有して曲がり防止体が
対向する。振動モータに何らかの衝撃が加わって回転軸
が屈曲すると、曲がり防止体が軸曲がり防止面に衝突す
る。軸曲がり防止面は、回転軸の屈曲を回転軸の弾性限
度内に抑えるので、回転軸は自己の弾性力を通じて元の
直線性を復元させる。
【0017】また、第2および第3発明の構成によれ
ば、曲がり防止体の円板の一部が取り除かれるので、曲
がり防止体に重量の不釣り合いを生じさせ、偏心錘と同
様の効果を発揮させることによって曲がり防止体および
偏心錘からなる構成体を小型化することができる。
ば、曲がり防止体の円板の一部が取り除かれるので、曲
がり防止体に重量の不釣り合いを生じさせ、偏心錘と同
様の効果を発揮させることによって曲がり防止体および
偏心錘からなる構成体を小型化することができる。
【0018】さらに、第4発明の構成によれば、ケーシ
ングに振動モータが組み込まれると、ケーシングの軸曲
がり防止面に、振動モータの回転軸とともに回転する回
転体の断面円形部が所定の間隔を有して対向する。ケー
シングに何らかの衝撃が加わって回転軸が屈曲すると、
断面円形部が軸曲がり防止面に衝突する。軸曲がり防止
面は、回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑えるの
で、回転軸は自己の弾性力を通じて元の直線性を復元さ
せる。したがって、このケーシングとの協働によって落
下等の大きな衝撃に強い振動モータを提供することがで
きる。
ングに振動モータが組み込まれると、ケーシングの軸曲
がり防止面に、振動モータの回転軸とともに回転する回
転体の断面円形部が所定の間隔を有して対向する。ケー
シングに何らかの衝撃が加わって回転軸が屈曲すると、
断面円形部が軸曲がり防止面に衝突する。軸曲がり防止
面は、回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑えるの
で、回転軸は自己の弾性力を通じて元の直線性を復元さ
せる。したがって、このケーシングとの協働によって落
下等の大きな衝撃に強い振動モータを提供することがで
きる。
【0019】さらにまた、第5発明の構成によれば、円
形開口の内周面が軸曲がり防止面として作用する。した
がって、大きな衝撃によって回転軸が屈曲すると、回転
体の断面円形部である回転軸が円形開口の内周面に衝突
し、円形開口が回転軸の弾性限度を超えた屈曲を防止す
る。
形開口の内周面が軸曲がり防止面として作用する。した
がって、大きな衝撃によって回転軸が屈曲すると、回転
体の断面円形部である回転軸が円形開口の内周面に衝突
し、円形開口が回転軸の弾性限度を超えた屈曲を防止す
る。
【0020】さらにまた、第6発明の構成によれば、振
動発生装置に何らかの衝撃が加わって回転軸が屈曲する
と、断面円形部が軸曲がり防止面に衝突する。軸曲がり
防止面は、回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑える
ので、回転軸は自己の弾性力を通じて元の直線性を復元
させる。したがって、落下等の大きな衝撃に強い振動発
生装置を提供することができる。
動発生装置に何らかの衝撃が加わって回転軸が屈曲する
と、断面円形部が軸曲がり防止面に衝突する。軸曲がり
防止面は、回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑える
ので、回転軸は自己の弾性力を通じて元の直線性を復元
させる。したがって、落下等の大きな衝撃に強い振動発
生装置を提供することができる。
【0021】さらにまた、第7発明の構成によれば、回
転軸自体が曲がり防止体として機能し、したがって、回
転軸が弾性限度を超えて屈曲することが防止される。
転軸自体が曲がり防止体として機能し、したがって、回
転軸が弾性限度を超えて屈曲することが防止される。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好適な
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0023】図1および図2は、本発明の第1実施例に
係る振動発生装置が適用されたペジャーの一部を示す。
ペジャーPAは、図示しない受信回路等の電子回路を収
容するケーシングとしてのペジャーケーシング10を備
える。このペジャーケーシング10の内部には振動発生
装置11が収容され、この振動発生装置11は、受信回
路が受信信号を受信するとこれに反応して振動を発生す
る。この振動によってペジャーケーシング10全体が振
動し、受信信号の受信を保持者に体感させる。
係る振動発生装置が適用されたペジャーの一部を示す。
ペジャーPAは、図示しない受信回路等の電子回路を収
容するケーシングとしてのペジャーケーシング10を備
える。このペジャーケーシング10の内部には振動発生
装置11が収容され、この振動発生装置11は、受信回
路が受信信号を受信するとこれに反応して振動を発生す
る。この振動によってペジャーケーシング10全体が振
動し、受信信号の受信を保持者に体感させる。
【0024】振動発生装置11は、供給される電流によ
って回転軸12を回転させる振動モータ13を備える。
この振動モータ13は、回転軸12に固定されるロータ
(図示せず)やこのロータを回転させるために磁界を形
成するステータ(図示せず)を収納するモータハウジン
グ14を備える。モータハウジング14から直線的に突
出した回転軸12の先端には半円柱状の偏心錘15が取
り付けられる。回転軸12を含んだ回転体が回転する
と、偏心錘15の重心が回転軸12周りに周回し、これ
によって振動モータ13全体が振動する。
って回転軸12を回転させる振動モータ13を備える。
この振動モータ13は、回転軸12に固定されるロータ
(図示せず)やこのロータを回転させるために磁界を形
成するステータ(図示せず)を収納するモータハウジン
グ14を備える。モータハウジング14から直線的に突
出した回転軸12の先端には半円柱状の偏心錘15が取
り付けられる。回転軸12を含んだ回転体が回転する
と、偏心錘15の重心が回転軸12周りに周回し、これ
によって振動モータ13全体が振動する。
【0025】回転軸12には、回転軸12と同軸の円板
形の曲がり防止体16が設けられる。この曲がり防止体
16は、回転軸12の先端側で偏心錘15に隣接配置さ
れる。
形の曲がり防止体16が設けられる。この曲がり防止体
16は、回転軸12の先端側で偏心錘15に隣接配置さ
れる。
【0026】ペジャーケーシング10はモータハウジン
グ14を支持する支持部材として機能する。ペジャーケ
ーシング10の1対の側面壁10aによって振動モータ
13の1対のスライス面14aが挟持される。振動モー
タ13の側面壁10aに沿った移動は、側面壁10a同
士を結ぶ端壁10bと、一方の側面壁10aに設けられ
た内壁17とによって完全に規制される。
グ14を支持する支持部材として機能する。ペジャーケ
ーシング10の1対の側面壁10aによって振動モータ
13の1対のスライス面14aが挟持される。振動モー
タ13の側面壁10aに沿った移動は、側面壁10a同
士を結ぶ端壁10bと、一方の側面壁10aに設けられ
た内壁17とによって完全に規制される。
【0027】ペジャーケーシング10には、振動モータ
13が組み込まれた際に振動モータ13の回転体の断面
円形部、すなわち曲がり防止体16に所定の間隔C1を
有して対向する軸曲がり防止面18が設けられる。振動
モータ13に何らかの原因によって大きな衝撃が加わ
り、回転軸12が屈曲すると、軸曲がり防止面18に曲
がり防止体16が衝突する。この衝突によって軸曲がり
防止面18が回転軸12の弾性限度を超えた屈曲を防止
する。その結果、回転軸12それ自体の弾性力を用いて
回転軸12の直線性が復元される。したがって、ペジャ
ーを誤って落下させ、この落下によって偏心錘15に大
きな衝撃が加わっても、振動モータ13の回転軸12が
折れ曲がったままとなることはない。
13が組み込まれた際に振動モータ13の回転体の断面
円形部、すなわち曲がり防止体16に所定の間隔C1を
有して対向する軸曲がり防止面18が設けられる。振動
モータ13に何らかの原因によって大きな衝撃が加わ
り、回転軸12が屈曲すると、軸曲がり防止面18に曲
がり防止体16が衝突する。この衝突によって軸曲がり
防止面18が回転軸12の弾性限度を超えた屈曲を防止
する。その結果、回転軸12それ自体の弾性力を用いて
回転軸12の直線性が復元される。したがって、ペジャ
ーを誤って落下させ、この落下によって偏心錘15に大
きな衝撃が加わっても、振動モータ13の回転軸12が
折れ曲がったままとなることはない。
【0028】この実施例では、ペジャーケーシング10
の1対の側面壁10aによって軸曲がり防止面18を構
成しているが、曲がり防止体16の全周にわたって均一
な間隔を有して軸曲がり防止面が円筒形に形成されるこ
とが望ましい。そうすればどの方向から衝撃が加わって
も回転軸12の折れ曲がりを防止することができるから
である。
の1対の側面壁10aによって軸曲がり防止面18を構
成しているが、曲がり防止体16の全周にわたって均一
な間隔を有して軸曲がり防止面が円筒形に形成されるこ
とが望ましい。そうすればどの方向から衝撃が加わって
も回転軸12の折れ曲がりを防止することができるから
である。
【0029】また、図3に明示されるように、曲がり防
止体16を偏心錘15と同径に形成すれば、偏心錘15
が軸曲がり防止面18に接触する前に必ず曲がり防止体
16が軸曲がり防止面18に衝突するので、最大限小型
化を図りながら確実な作用を保証することができる。曲
がり防止体16は、図4に示すように、偏心錘15と一
体成形することによって製造の簡略化を図ってもよい
が、図5に示すように、偏心錘15と別体とすることに
よって、既存の振動モータ13に簡単に取り付けられる
ようにしてもよい。
止体16を偏心錘15と同径に形成すれば、偏心錘15
が軸曲がり防止面18に接触する前に必ず曲がり防止体
16が軸曲がり防止面18に衝突するので、最大限小型
化を図りながら確実な作用を保証することができる。曲
がり防止体16は、図4に示すように、偏心錘15と一
体成形することによって製造の簡略化を図ってもよい
が、図5に示すように、偏心錘15と別体とすることに
よって、既存の振動モータ13に簡単に取り付けられる
ようにしてもよい。
【0030】さらに、曲がり防止体16は、円板の外周
面が必ずしも連続している必要はなく、図6に示すよう
に、円板の一部を取り除いて扇形の接触部19によって
軸曲がり防止面18と衝突するようにしてもよい。図7
に示すように、円板の一部を取り除いて半リング状のア
ーチ部20によって軸曲がり防止面18と衝突するよう
にしてもよい。いずれの場合にも曲がり防止体16に重
量の不釣り合いを生じさせ、偏心錘15と同様の効果を
発揮させることによって曲がり防止体16および偏心錘
15からなる構成体を小型化することができる。
面が必ずしも連続している必要はなく、図6に示すよう
に、円板の一部を取り除いて扇形の接触部19によって
軸曲がり防止面18と衝突するようにしてもよい。図7
に示すように、円板の一部を取り除いて半リング状のア
ーチ部20によって軸曲がり防止面18と衝突するよう
にしてもよい。いずれの場合にも曲がり防止体16に重
量の不釣り合いを生じさせ、偏心錘15と同様の効果を
発揮させることによって曲がり防止体16および偏心錘
15からなる構成体を小型化することができる。
【0031】さらに、曲がり防止体16は、図3に代表
されるように、偏心錘15よりも回転軸12先端側に設
けるだけでなく、図8に示すように、偏心錘15の回転
軸12方向中央部に設けることもできる。これらの位置
に拘ることなく偏心錘15のモータハウジング14側に
設けてもよく、複数個所に設けることも任意である。
されるように、偏心錘15よりも回転軸12先端側に設
けるだけでなく、図8に示すように、偏心錘15の回転
軸12方向中央部に設けることもできる。これらの位置
に拘ることなく偏心錘15のモータハウジング14側に
設けてもよく、複数個所に設けることも任意である。
【0032】図9および図10は本発明の第2実施例を
示す。この第2実施例では、半円柱状の偏心錘21に半
円筒状の曲がり防止体22を結合して回転体の断面円形
部を構成した点に特徴を有する。かかる構成によれば、
偏心錘21と曲がり防止体22からなる断面円形部が所
定の間隔を有して軸曲がり防止面に対向する。この断面
円形部と曲がり防止体の衝突によって回転軸の弾性変形
を超えた屈曲が防止される。特に、中実の偏心錘21と
中空の曲がり防止体22とによって重量の不釣り合いを
大きくとることができ、しかも、一般的に使用されてい
る半円柱状の偏心錘21をそのまま利用することができ
るといった利点もある。
示す。この第2実施例では、半円柱状の偏心錘21に半
円筒状の曲がり防止体22を結合して回転体の断面円形
部を構成した点に特徴を有する。かかる構成によれば、
偏心錘21と曲がり防止体22からなる断面円形部が所
定の間隔を有して軸曲がり防止面に対向する。この断面
円形部と曲がり防止体の衝突によって回転軸の弾性変形
を超えた屈曲が防止される。特に、中実の偏心錘21と
中空の曲がり防止体22とによって重量の不釣り合いを
大きくとることができ、しかも、一般的に使用されてい
る半円柱状の偏心錘21をそのまま利用することができ
るといった利点もある。
【0033】図11および図12は本発明の第3実施例
を示す。この第3実施例では、モータハウジング14の
先端にその周壁から連続する延伸部23を設け、この延
伸部23によって所定の間隔C2を維持しつつ振動モー
タ13の曲がり防止体16を囲うようにしたことに特徴
を有する。かかる構成によれば、延伸部23が軸曲がり
防止面となって、振動モータ13の回転軸12の弾性限
度を超えた屈曲を防止する。しかも、軸曲がり防止面を
振動モータ13自体に設けたことから、モータハウジン
グ14の支持部材との組立誤差を考慮する必要がなくな
る。
を示す。この第3実施例では、モータハウジング14の
先端にその周壁から連続する延伸部23を設け、この延
伸部23によって所定の間隔C2を維持しつつ振動モー
タ13の曲がり防止体16を囲うようにしたことに特徴
を有する。かかる構成によれば、延伸部23が軸曲がり
防止面となって、振動モータ13の回転軸12の弾性限
度を超えた屈曲を防止する。しかも、軸曲がり防止面を
振動モータ13自体に設けたことから、モータハウジン
グ14の支持部材との組立誤差を考慮する必要がなくな
る。
【0034】図13は本発明の第4実施例に係る振動発
生装置を示す。この第4実施例では、本発明に係るペジ
ャーケーシング30に、振動モータ13の回転軸12の
先端が通過する円形開口31が設けられる点に特徴を有
する。
生装置を示す。この第4実施例では、本発明に係るペジ
ャーケーシング30に、振動モータ13の回転軸12の
先端が通過する円形開口31が設けられる点に特徴を有
する。
【0035】図13から明らかなように、モータハウジ
ング14から直線的に突出する振動モータ13の回転軸
12には、半円柱状の偏心錘15が取り付けられる。一
方、この振動モータ13を収容するペジャーケーシング
30には立ち壁30aが設けられ、この立ち壁30aに
は円形開口31が設けられる。振動モータ13がペジャ
ーケーシング30内に組み込まれると、回転軸12の先
端が円形開口31を通過して突出する。円形開口31
は、所定の間隔C3を挟んで回転軸12の外周面と対向
する。
ング14から直線的に突出する振動モータ13の回転軸
12には、半円柱状の偏心錘15が取り付けられる。一
方、この振動モータ13を収容するペジャーケーシング
30には立ち壁30aが設けられ、この立ち壁30aに
は円形開口31が設けられる。振動モータ13がペジャ
ーケーシング30内に組み込まれると、回転軸12の先
端が円形開口31を通過して突出する。円形開口31
は、所定の間隔C3を挟んで回転軸12の外周面と対向
する。
【0036】かかる構成によれば、円形開口31の内周
面が軸曲がり防止面として作用する。したがって、大き
な衝撃によって回転軸12が屈曲すると、回転体の断面
円形部である回転軸12が円形開口31の内周面に衝突
し、円形開口31が回転軸12の弾性限度を超えた屈曲
を防止する。このようなペジャーケーシング30によれ
ば、回転軸自体が曲がり防止体として機能するので、既
存の振動モータの軸形状を僅かに変更するだけで回転軸
12の折れ曲がりを防止することが可能である。
面が軸曲がり防止面として作用する。したがって、大き
な衝撃によって回転軸12が屈曲すると、回転体の断面
円形部である回転軸12が円形開口31の内周面に衝突
し、円形開口31が回転軸12の弾性限度を超えた屈曲
を防止する。このようなペジャーケーシング30によれ
ば、回転軸自体が曲がり防止体として機能するので、既
存の振動モータの軸形状を僅かに変更するだけで回転軸
12の折れ曲がりを防止することが可能である。
【0037】図14および図15は本発明の第5実施例
に係る振動発生装置を示す。この振動発生装置40は、
振動モータ13の前端に取り付けられて偏心錘15を収
容するモータカバー41を備える。モータカバー41の
前壁41aには円形開口42が設けられる。振動モータ
13の回転軸12先端はこの円形開口42を通過し、こ
の円形開口42の内周面が回転軸12に所定の間隔C4
を有して対向する軸曲がり防止面として作用する。
に係る振動発生装置を示す。この振動発生装置40は、
振動モータ13の前端に取り付けられて偏心錘15を収
容するモータカバー41を備える。モータカバー41の
前壁41aには円形開口42が設けられる。振動モータ
13の回転軸12先端はこの円形開口42を通過し、こ
の円形開口42の内周面が回転軸12に所定の間隔C4
を有して対向する軸曲がり防止面として作用する。
【0038】いま、振動モータ13の落下等によって偏
心錘15に大きな衝撃が加わると、図16に示すよう
に、回転軸12がモータハウジング14の軸受け部から
屈曲する。回転体の断面円形部である回転軸12の先端
は、モータカバー41前壁41aに設けられた円形開口
42の内周面に衝突する。円形開口42の内周面は、回
転軸12の弾性限度を超えた変形を防止するので、回転
軸12は自己の弾性力Fによって元の直線性を復元させ
る。その結果、回転軸自体が曲がり防止体として機能
し、モータハウジング14にモータカバー41を結合す
るだけで偏心錘15を備えた回転軸12の折れ曲がりを
防止することができる。
心錘15に大きな衝撃が加わると、図16に示すよう
に、回転軸12がモータハウジング14の軸受け部から
屈曲する。回転体の断面円形部である回転軸12の先端
は、モータカバー41前壁41aに設けられた円形開口
42の内周面に衝突する。円形開口42の内周面は、回
転軸12の弾性限度を超えた変形を防止するので、回転
軸12は自己の弾性力Fによって元の直線性を復元させ
る。その結果、回転軸自体が曲がり防止体として機能
し、モータハウジング14にモータカバー41を結合す
るだけで偏心錘15を備えた回転軸12の折れ曲がりを
防止することができる。
【0039】図17は本発明の第6実施例に係る振動発
生装置を示す。この振動発生装置50は、振動モータ1
3をペジャーハウジング等に固定するためにモータハウ
ジング14を固定するモータホルダー51を備える。モ
ータホルダー51には、偏心錘15の前方で立ち上がる
前壁部51aが設けられる。この前壁部51aには円形
開口52が設けられ、振動モータ13の回転軸12の先
端はこの円形開口52を通過する。この円形開口52の
内周面が、断面円形部としての回転軸12に所定の間隔
C5を有して対向する軸曲がり防止面として作用する。
回転軸自体が曲がり防止体として機能し、したがって、
回転軸12が弾性限度を超えて屈曲することが防止され
る。
生装置を示す。この振動発生装置50は、振動モータ1
3をペジャーハウジング等に固定するためにモータハウ
ジング14を固定するモータホルダー51を備える。モ
ータホルダー51には、偏心錘15の前方で立ち上がる
前壁部51aが設けられる。この前壁部51aには円形
開口52が設けられ、振動モータ13の回転軸12の先
端はこの円形開口52を通過する。この円形開口52の
内周面が、断面円形部としての回転軸12に所定の間隔
C5を有して対向する軸曲がり防止面として作用する。
回転軸自体が曲がり防止体として機能し、したがって、
回転軸12が弾性限度を超えて屈曲することが防止され
る。
【0040】図18は本発明の第7実施例を示す。この
第7実施例では、偏心錘15の前端面に振動モータ13
の回転軸12と同軸の軸部60を設けた点に特徴を有す
る。この軸部60が回転体の断面円形部および曲がり防
止体として機能する。かかる構成によっても前述の実施
例と同様の効果を得ることができる。
第7実施例では、偏心錘15の前端面に振動モータ13
の回転軸12と同軸の軸部60を設けた点に特徴を有す
る。この軸部60が回転体の断面円形部および曲がり防
止体として機能する。かかる構成によっても前述の実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0041】図19は本発明の第8実施例を示す。この
第8実施例では、モータハウジング14自体を延伸させ
てその先端に接触板70をかしめによって取り付けた点
に特徴を有する。接触板70には円形開口71が設けら
れ、振動モータ13の回転軸12の先端はこの円形開口
71を通過する。この円形開口71の内周面が、円形断
面部である回転軸12に所定の間隔C6を有して対向す
る軸曲がり防止面として作用する。したがって、回転軸
自体が曲がり防止体として機能し、回転軸12が弾性限
度を超えて屈曲することが防止される。
第8実施例では、モータハウジング14自体を延伸させ
てその先端に接触板70をかしめによって取り付けた点
に特徴を有する。接触板70には円形開口71が設けら
れ、振動モータ13の回転軸12の先端はこの円形開口
71を通過する。この円形開口71の内周面が、円形断
面部である回転軸12に所定の間隔C6を有して対向す
る軸曲がり防止面として作用する。したがって、回転軸
自体が曲がり防止体として機能し、回転軸12が弾性限
度を超えて屈曲することが防止される。
【0042】以上の実施例ではペジャー用の振動モータ
を中心に説明したが、本発明は、肩叩き器の振動源や他
の携帯用通信機器の振動報知機構にも広く適用される。
特にコアレスモータ等の回転軸径の小さな小型モータに
最適である。
を中心に説明したが、本発明は、肩叩き器の振動源や他
の携帯用通信機器の振動報知機構にも広く適用される。
特にコアレスモータ等の回転軸径の小さな小型モータに
最適である。
【0043】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、軸曲が
り防止面が回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑え
て、回転軸が自己の弾性力を通じて元の直線性を復元さ
せるので、したがって、落下等の大きな衝撃に強い振動
モータを提供することができる。
り防止面が回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑え
て、回転軸が自己の弾性力を通じて元の直線性を復元さ
せるので、したがって、落下等の大きな衝撃に強い振動
モータを提供することができる。
【0044】また、第2および第3発明の構成によれ
ば、曲がり防止体の円板の一部が取り除かれるので、曲
がり防止体に重量の不釣り合いを生じさせ、偏心錘と同
様の効果を発揮させることによって曲がり防止体および
偏心錘からなる構成体を小型化することができる。
ば、曲がり防止体の円板の一部が取り除かれるので、曲
がり防止体に重量の不釣り合いを生じさせ、偏心錘と同
様の効果を発揮させることによって曲がり防止体および
偏心錘からなる構成体を小型化することができる。
【0045】さらに、第4発明によれば、軸曲がり防止
面が回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑え、回転軸
は自己の弾性力を通じて元の直線性を復元させるので、
したがって、このケーシングとの協働によって落下等の
大きな衝撃に強い振動モータを提供することができる。
面が回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑え、回転軸
は自己の弾性力を通じて元の直線性を復元させるので、
したがって、このケーシングとの協働によって落下等の
大きな衝撃に強い振動モータを提供することができる。
【0046】さらにまた、第5発明によれば、回転軸自
体が曲がり防止体として機能するので、既存の振動モー
タの軸形状を僅かに変更するだけで回転軸の折れ曲がり
を防止することが可能である。
体が曲がり防止体として機能するので、既存の振動モー
タの軸形状を僅かに変更するだけで回転軸の折れ曲がり
を防止することが可能である。
【0047】さらにまた、第6発明によれば、軸曲がり
防止面が回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑え、回
転軸は自己の弾性力を通じて元の直線性を復元させるの
で、したがって、落下等の大きな衝撃に強い振動発生装
置を提供することができる。
防止面が回転軸の屈曲を回転軸の弾性限度内に抑え、回
転軸は自己の弾性力を通じて元の直線性を復元させるの
で、したがって、落下等の大きな衝撃に強い振動発生装
置を提供することができる。
【0048】さらにまた、第7発明によれば、回転軸自
体が曲がり防止体として機能し、したがって、回転軸が
弾性限度を超えて屈曲することが防止される。
体が曲がり防止体として機能し、したがって、回転軸が
弾性限度を超えて屈曲することが防止される。
【図1】 本発明の第1実施例に係る振動発生装置が適
用されたペジャーの一部を示す縦断面図である。
用されたペジャーの一部を示す縦断面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】 偏心錘および曲がり防止体の斜視図である。
【図4】 図2の4−4線に沿った偏心錘および曲がり
防止体の一部断面図である。
防止体の一部断面図である。
【図5】 図4と同様の偏心錘および曲がり防止体の一
部断面図である。
部断面図である。
【図6】 曲がり防止体の他の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】 曲がり防止体のさらに他の実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図8】 曲がり防止体のさらに他の実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図9】 本発明の第2実施例に係る曲がり防止体を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図10】 図9の10−10線に沿った断面図であ
る。
る。
【図11】 本発明の第3実施例に係る振動発生装置を
示す一部縦断面図である。
示す一部縦断面図である。
【図12】 図11の矢印12方向からの振動モータの
端面図である。
端面図である。
【図13】 本発明の第4実施例に係る振動発生装置を
示す一部縦断面図である。
示す一部縦断面図である。
【図14】 本発明の第5実施例に係る振動発生装置を
示す一部縦断面図である。
示す一部縦断面図である。
【図15】 図14の矢印15方向からの振動モータの
端面図である。
端面図である。
【図16】 軸曲がり防止面の作用を説明するための図
である。
である。
【図17】 本発明の第6実施例に係る振動発生装置を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図18】 本発明の第7実施例に係る曲がり防止体を
示す斜視である。
示す斜視である。
【図19】 本発明の第8実施例に係る振動発生装置を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図20】 従来の振動モータの一部を示す斜視図であ
る。
る。
【図21】 塑性変形した回転軸を示す振動モータの一
部断面図である。
部断面図である。
【符号の説明】 10,30 ケーシング(支持部材)としてのペジャー
ケーシング、11 振動発生装置、12 回転軸(断面
円形部)、13 振動モータ、14 モータハウジン
グ、15 偏心錘、16 曲がり防止体(断面円形
部)、18 軸曲がり防止面、19 扇形接触部、20
アーチ部、31,42,52,71 円形開口、60
断面円形部としての軸部、C1,C2,C3,C4,
C5,C6 間隙。
ケーシング、11 振動発生装置、12 回転軸(断面
円形部)、13 振動モータ、14 モータハウジン
グ、15 偏心錘、16 曲がり防止体(断面円形
部)、18 軸曲がり防止面、19 扇形接触部、20
アーチ部、31,42,52,71 円形開口、60
断面円形部としての軸部、C1,C2,C3,C4,
C5,C6 間隙。
Claims (7)
- 【請求項1】 モータハウジングから直線的に突出する
回転軸に偏心錘を取り付け、この偏心錘の重心を回転軸
周りに周回させて振動を発生させる振動モータにおい
て、 前記回転軸には、回転軸と同軸の円板形の曲がり防止体
が設けられ、この曲がり防止体は、モータハウジングが
任意の支持部材に支持される際に、支持部材に設けられ
た曲がり防止面に所定の間隔を有して対向し、回転軸が
屈曲すると前記曲がり防止面に衝突して、回転軸の弾性
力を用いて回転軸の直線性を復元させることを特徴とす
る振動モータ。 - 【請求項2】 請求項1記載の振動モータにおいて、前
記曲がり防止体は、円板の一部を取り除いた扇形の接触
部を有することを特徴とする振動モータ。 - 【請求項3】 請求項1記載の振動モータにおいて、前
記曲がり防止体は、円板の一部を取り除いた半リング状
のアーチ部を有することを特徴とする振動モータ。 - 【請求項4】 モータハウジングから直線的に突出する
回転軸に偏心錘を取り付けた振動モータを収容し、偏心
錘の重心を回転軸周りに周回させる回転体が回転すると
振動するケーシングにおいて、 このケーシングには、前記回転体の断面円形部に所定の
間隔を有して対向し、回転軸の屈曲時に前記断面円形部
が衝突し、回転軸の弾性限度を超えた屈曲を防止する軸
曲がり防止面が形成されることを特徴とするケーシン
グ。 - 【請求項5】 請求項4記載のケーシングにおいて、前
記回転軸の先端が通過する円形開口が設けられ、この円
形開口の内周面を前記曲がり防止面に用いることを特徴
とするケーシング。 - 【請求項6】 直線的に延びる振動モータの回転軸に偏
心錘を取り付けて回転体を構成し、偏心錘の重心を回転
軸周りに周回させて振動を発生させる振動発生装置にお
いて、 前記回転体の断面円形部を所定の間隔を挟んで囲み、回
転軸の屈曲時に前記断面円形部に衝突して、回転軸の弾
性力を用いて回転軸の直線性を復元させる軸曲がり防止
面を備えることを特徴とする振動発生装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の振動発生装置において、
前記断面円形部が前記回転軸であることを特徴とする振
動発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8503095A JP2727168B2 (ja) | 1994-04-11 | 1995-04-11 | 振動モータ、振動モータが組み込まれるケーシング、並びに振動モータが組み込まれる振動発生装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-98208 | 1994-04-11 | ||
JP9820894 | 1994-04-11 | ||
JP8503095A JP2727168B2 (ja) | 1994-04-11 | 1995-04-11 | 振動モータ、振動モータが組み込まれるケーシング、並びに振動モータが組み込まれる振動発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07336941A JPH07336941A (ja) | 1995-12-22 |
JP2727168B2 true JP2727168B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=26426067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8503095A Expired - Fee Related JP2727168B2 (ja) | 1994-04-11 | 1995-04-11 | 振動モータ、振動モータが組み込まれるケーシング、並びに振動モータが組み込まれる振動発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2727168B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103138475A (zh) * | 2011-11-24 | 2013-06-05 | 日本电产精密株式会社 | 振动马达 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005198366A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 表面実装型振動モータ及び表面実装型振動モータの固定構造 |
US7084535B2 (en) * | 2004-07-30 | 2006-08-01 | Motorola, Inc. | Deflection limiter for vibrator motor shaft |
JP6071317B2 (ja) * | 2012-08-08 | 2017-02-01 | ミネベア株式会社 | モータ |
-
1995
- 1995-04-11 JP JP8503095A patent/JP2727168B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103138475A (zh) * | 2011-11-24 | 2013-06-05 | 日本电产精密株式会社 | 振动马达 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07336941A (ja) | 1995-12-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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