JP2726867B2 - 遠赤外線発生装置 - Google Patents

遠赤外線発生装置

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JP2726867B2 JP62223765A JP22376587A JP2726867B2 JP 2726867 B2 JP2726867 B2 JP 2726867B2 JP 62223765 A JP62223765 A JP 62223765A JP 22376587 A JP22376587 A JP 22376587A JP 2726867 B2 JP2726867 B2 JP 2726867B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、暖房及び生体治療等に用いられる遠赤外線
発生装置の改良に関するものであり、更に詳しくは、放
射される遠赤外線の強度に変化を与えることにより、生
体にとって快い温熱効果を与えることができるようにし
た遠赤外線発生装置に関するものである。 (従来の技術) 電磁波の中でも、波長が可視光線の最長波長端から1m
m程度までの範囲のものを赤外線といい、従来からその
放射による熱作用が赤外線ストーブ等の暖房に利用さ
れ、又、各種の加熱,乾燥器具に利用されているよう
に、良く知られたものであったが、最近になって、特に
その長波長側領域に属する遠赤外線が別の側面から注目
されるようになった。 即ち、明確なものではないが、赤外線のうち概略4乃
至5μ以上の長波長のものと定義される遠赤外線は、は
じめは塗装業界等で乾燥や焼付等に利用されていたので
あるが、放射を利用する熱源である点では従来から利用
されていた赤外線(近赤外線)に共通するものの、有機
物や水分が良くこの遠赤外線を吸収するので、これらを
多く含む例えば人体等に対し加熱効果が高いことや、被
加熱対象の表面からある程度の深さに至るまで浸達する
性質を具えるという特徴があるため、調理器具等の民生
用品,とりわけ局所暖房器のような治療乃至は健康器具
への応用が急速に拡大しつつあるのである。 尚、遠赤外線の利用がこのように急速に拡大した背景
には、被加熱物に対応した波長の遠赤外線を安定に放射
することのできる発熱体,特にファインセラミックス技
術によるものが豊富に提供されるようになったという事
実のあることを指摘することができる。 (発明が解決しようとする問題点) 然し乍ら、上記のような従来装置,特に局所暖房器の
ような治療乃至は健康器具にあっては、遠赤外線を被加
熱物に対し、所定の時間内において常に一定の強度で照
射するか、そうでなければ、単にサーモスタットの働き
により一定間隔でオン−オフを繰り返すだけであったの
で、加熱或いは乾燥装置のように加熱効果のみを目的と
するのであれば充分であるが、上記局所暖房器のような
治療乃至は健康器具として利用するには、更に工夫をこ
らし、人体に与える温熱効果をより好ましいものとした
方が、治療乃至は健康増進効果上好都合であることが明
らかであるにもかかわらず、全く検討の対象とはなって
いなかった。 本発明は上述した従来技術の難点を解決して、遠赤外
線の前記有用性は損なわず、治療乃至は健康器具として
利用する場合には人体に快い温熱感覚を与えることがで
きる遠赤外線発生装置を提供することを目的としてなさ
れた。 (問題点を解決するための手段) 本発明が上記目的を達成するために採用した主たる構
成は、通電されることによって少なくとも遠赤外線を発
生することのできる発熱体により遠赤外線を発生させる
と共に、該発熱体の電源を制御することにより、放射さ
れる遠赤外線の強度に、そのパワースペクトルが周波数
に反比例若しくは略反比例する部分を有している周波数
パターンに基づく不規則な変化を与えるようにしたこと
を特徴とするか、或いは、前記発熱体を適宜に遮蔽し、
該遮蔽状態を変化させることにより、放射される遠赤外
線の強度に、そのパワースペクトルが周波数に反比例若
しくは略反比例する部分を有している周波数パターンに
基づく不規則な変化を与えるようにしたことを特徴とす
る。 (発明の作用) 即ち、本発明の発明者は、遠赤外線発生装置を例えば
治療乃至は健康器具として利用する場合、遠赤外線が人
体に浸達し吸収されることにより温熱効果を与えるので
あるが、このような作用が人体に対する一種の刺激と考
えられるものである以上、これを連続的に作動させて遠
赤外線を放射させたり、定期的にオン−オフして遠赤外
線を断続するのみでは、快い温熱感覚を与えることまで
はできないのではないかという点に着目し、更に研究を
重ねた末に本発明を完成させたものである。 ここで、本発明において使用する発熱体は、遠赤外線
を発生することのできるものであり、これには、従来か
ら使用されている金属酸化物や炭化物を用いたセラミッ
クスを例として挙げることができ、更に詳細に説明すれ
ば、このような発熱体には、金属酸化物や炭化物をセラ
ミックス原料と共に焼結したものや、セラミックス成型
後に金属酸化物や炭化物を塗布したもの、或いは、金属
酸化物や炭化物を含むフィルムを貼付したもの等ある
が、本発明においては、いずれの種類のものも利用する
ことができ、更に、それ自体にヒーターが内蔵されたも
のであっても、別に熱源を必要とするものであっても良
い。 又、現在では様々な波長帯の遠赤外線を安定に放射す
ることのできる発熱体が豊富に提供されているが、本発
明における発熱体も、少なくとも遠赤外線を放射するこ
とのできるものであれば良く、それ以外の波長の赤外線
が発生することは差支えない。 尚、このようにして放射される遠赤外線については、
抹消血管を拡張したり血液循環を促進したりする他、神
経機能,特に自律神経の機能を調整する効果が高いもの
といわれている。 又、理論的には裏付けられていないが、食品の鮮度が
維持されたり、味が良くなったりするといしことも報告
されているものである。 而して、本発明が特徴とするところは、放射される遠
赤外線の強度に不規則な変化を与えるようにしたことに
あり、これにはいくつかの態様がある。 即ち、本発明における前記発熱体に、通電されて遠赤
外線を放射する種のものを採用した場合は、その発熱体
を作動させるための電源装置を制御して、放射される遠
赤外線の強度に不規則な変化が起こるようにすれば良
く、具体的には、不規則に変化する周波数パターンを発
生することのできる電気的回路を用い、この電気的回路
の出力により電源装置を制御して、発熱体に対する通電
を不規則的に断続させたり、発熱体に供給される電圧等
の条件を変化させたりするほか、これらの手段を適宜に
組合せたりすることを例示することができる。 一方、発熱体に電力を供給する電源を制御することに
よらない場合には、発熱体を従来品と同様に作動させて
遠赤外線を発生させると共に、該発熱体の全部又は一部
を適宜の遮蔽装置により覆う一方、この遮蔽装置による
遮蔽状態を、上記のような周波数パターンを発生する電
気的回路により制御して、放射される遠赤外線の強度に
不規則な変化が起こるようにすれば良く、具体的には、
スリットを穿設した円筒状の遮蔽装置により発熱体を覆
い、この遮蔽装置をモーター等で回転させたり、或い
は、ブラインド状の遮蔽装置を発熱体の前に配設しこれ
をモーター等で開閉させたりすることを例示することが
できる。 尚、上記に一例として挙げたような円筒状の遮蔽装置
を使用する場合は、スリットを不等間隔に穿設すること
により、上記電気的回路によらずとも放射される遠赤外
線の強度に不規則な変化が起こるようにすることもでき
る。 更に、上記説明した電源制御による方法と、遮蔽装置
による方法とを併用することができることも勿論であ
る。 而して、上記態様における不規則的な変化は、あまり
に急俊なものや逆にあまりに緩慢なものは本発明に適し
ているとはいえず、とりわけ、放射される遠赤外線の強
度に不規則な変化を与えるのは、遠赤外線による効果に
対し、温熱感覚の快さを加味するためであるから、不規
則な変化における周波数パターン自体が人体にとって快
く感ずるものであることは、更に望ましいことといえ
る。 このような要求を満たす周波数パターンとしては、周
波数をfとした場合にそのパワースペクトルが1/fとな
るものを利用することができる。 「1/fゆらぎ」とも称されるこの周波数パターンは、
人間の耳にとって快い小川のせせらぎや、クラッシック
等の名曲の周波数変動がこれに属するとされ、更には冥
想時における脳波のα波もこの「1/fゆらぎ」に属する
といわれていたように、人体にとって快く感ずる周波数
パターンと考えられ始めたものである。 このような「1/fゆらぎ」と称される周波数パターン
を得る方法としては、乱数を基礎としてコンピューター
等により合成する方法のほか、上述したようにこの「1/
fゆらぎ」に属する周波数成分を有する音源がいくつか
知られているので、これらのうちのいずれかからサンプ
リングし、これを基礎としてフーリエ変換することによ
り得る方法等が挙げられる。 尚、いずれの場合も、得られた周波数パターンが完全
に、周波数をfとした場合にそのパワースペクトルが1/
fとなる必要はなく、これに近似したものであれば良
い。 (実施例) 次に本発明を図に拠り詳細に説明する。 第1図は本発明の実施の一例を示したもので、1は発
熱体、2は該発熱体1に電力を供給するための電源部、
3は該電源部2の制御部、4は不規則な周波数パターン
を発生するパターン発生回路部であり、前記電源部2か
らの電力の供給を受けて、発熱体1が遠赤外線を発生,
放射することは、従来公知の遠赤外線発生装置と同様で
あるが、この実施例においては、該電源部2がパターン
発生回路部4の発生する不規則な周波数パターンに基づ
いて制御部2により制御されていることが異なってい
る。 ここで、上記周波数パターンは、不規則的ではある
が、変化があまりに急俊であったりあまりに緩慢なもの
ではなく、しかも人体にとって快く感ずるものとするた
め、第2図に示したような「1/fゆらぎ」と称される周
波数パターンに近似したもの(図において折線で示して
ある)をパターンを発生回路部4に発生させており、こ
の周波数パターンは、概略的にはコンピューターを用
い、合成した疑似乱数を−3dB/octのフィルターで濾波
することにより得ている。 そして、この実施例では、使用者の選択により、発熱
体に不規則的に通電したり、発熱体に供給される電圧等
を変化させたり、又は、これらの手段を適宜に組合せた
りすることにより、放射される遠赤外線の強度に不規則
な変化を与えているのである。 (発明の効果) 上記のように構成される本発明装置によれば、従来公
知の遠赤外線発生装置と同様、これを治療乃至は健康器
具として利用すれば、遠赤外線が人体に浸達し吸収され
ることにより温熱感覚を与えることができるものであ
る。 そして、本発明においては、不規則な周波数パターン
を発生する電気的回路を用い、この電気的回路の出力に
より電源装置を制御して、発熱体に不規則的に通電した
り、発熱体に供給される電圧等を変化させたり、又は、
これらの手段を適宜に組合せたりすることにより、放射
される遠赤外線の強度に不規則な変化を与えており、と
りわけ上記適宜の周波数パターンとして周波数をfとし
た場合にそのパワースペクトルが1/fとなる「1/fゆら
ぎ」に近似したものを利用しているので、上記効果に加
え快い温熱感覚を与えることができる、非常に有用な遠
赤外線発生装置を提供することができるのである。 (他の実施例) 上記実施例は、電源部を制御することによって目的を
達成するものであったが、本発明はこれに限られること
なく、発熱体を遮蔽し、その遮蔽状態を変化させること
により放射される遠赤外線の強度に不規則な変化を与え
るようにしても良い。 即ち、第3図に示すように、発熱体1(但し、電源部
は省略してある)を、適宜幅のスリット5を周設した遮
蔽筒6で覆い、該遮蔽筒6をモーター7により回転させ
るようにすると共に、該モーター7の回転を上記実施例
と同様、電源部8,制御部9及び不規則な周波数パターン
を発生するパターン発生回路部10により制御し、遮蔽筒
6から放射される遠赤外線の強度に不規則な変化を与え
るようにすることもできるのである。 尚、遮蔽筒6におけるスリット5自体を非等間隔にし
ても良く、この場合は、モーター7を特に制御せずとも
放射される遠赤外線の強度に不規則な変化を与えること
ができる。 本発明は以上の通りであるから、遠赤外線発生装置と
して極めて優れているものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施の一例を示す断面図、第2図は本
発明に使用する周波数パターンの一例を対数により表わ
したグラフ、第3図は本発明の実施の別例を示す平面図
である。 1……発熱体 2……電源部 3……制御部 4……パターン発生回路 6……遮蔽筒 7……モーター 8……電源部 9……制御部 10……電気回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.通電されることによって少なくとも遠赤外線を発生
    することのできる発熱体により遠赤外線を発生させると
    共に、該発熱体の電源を制御することにより、放射され
    る遠赤外線の強度に、そのパワースペクトルが周波数に
    反比例若しくは略反比例する部分を有している周波数パ
    ターンに基づく不規則な変化を与えるようにしたことを
    特徴とする遠赤外線発生装置。 2.少なくとも遠赤外線を発生することのできる発熱体
    により遠赤外線を発生させると共に、発熱体を適宜に遮
    蔽し、該遮蔽状態を変化させることにより、放射される
    遠赤外線の強度に、そのパワースペクトルが周波数に反
    比例若しくは略反比例する部分を有している周波数パタ
    ーンに基づく不規則な変化を与えるようにしたことを特
    徴とする遠赤外線発生装置。
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