JP2725962B2 - タイヤ - Google Patents

タイヤ

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JP2725962B2
JP2725962B2 JP4271965A JP27196592A JP2725962B2 JP 2725962 B2 JP2725962 B2 JP 2725962B2 JP 4271965 A JP4271965 A JP 4271965A JP 27196592 A JP27196592 A JP 27196592A JP 2725962 B2 JP2725962 B2 JP 2725962B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C11/00Trolleys or crabs, e.g. operating above runways
    • B66C11/02Trolleys or crabs, e.g. operating above runways with operating gear or operator's cabin suspended, or laterally offset, from runway or track
    • B66C11/04Underhung trolleys
    • B66C11/06Underhung trolleys running on monorails
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/0318Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にタイヤトレッド
に関し、より詳細には、タイヤの周部に沿って基本ピッ
チをあるピッチ列で選択的に配列することによってタイ
ヤトレッドのノイズを減少させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現代のタイヤのトレッドは一般に、交差
する円周方向及び横方向の溝及び/又はサイプ(細い
溝)によって分離された荷重を支持する隆起した複数の
トレッドブロックに分割されている。トレッドブロック
は、タイヤの制御、加速及び制動特性を決定し、一方、
溝及び/又はサイプは、可撓性及び排水性を与えるため
に必要である。
【0003】トレッドブロックは一般に「基本ピッチ」
で配列され、各々の基本ピッチは、全体の及び/又は部
分的なトレッドブロックの所定の幾何学的形状を備えて
いる。各々の基本ピッチは、タイヤを横断する方向にお
いてその幅が変化する。例えば、各々の基本ピッチは、
タイヤの一方の肩部から他方の肩部へ横方向に伸長する
ことができ、あるいは、例えば単一のリブあるいはリブ
の組み合わせに亙って、タイヤの単一の円周方向部分に
亙ってのみ横方向に伸長することができる。いずれにし
ても、基本ピッチは、タイヤの周部に沿って繰り返さ
れ、完全なタイヤトレッドを形成する。
【0004】タイヤトレッドが路面に一定の接触を行う
と、望ましくないノイズすなわち騒音を生ずる傾向があ
る。すなわち、タイヤが路面に接触すると、個々のトレ
ッドブロックは、路面との衝突の際に空気の乱れを生ぜ
しめ、これにより、一般に「タイヤノイズ」と呼称され
るラジオ周波数のスペクトルを発生する。タイヤのノイ
ズは、(1)トレッドブロックの路面との衝突、(2)
タイヤカーカスの振動、及び(3)トレッドブロックが
圧縮されて隣接するブロックを分離する溝の中に入る際
に生ずる「エアポンピング」によって、少なくとも部分
的に発生する。ノイズの基本周波数は、タイヤの周部に
沿うトレッドブロックの数及びタイヤの回転速度の関数
である。
【0005】タイヤトレッドによって生ずるノイズ周波
数を広い周波数帯域にわたって分布させ、いわゆる「ホ
ワイトノイズ(白色雑音)」に近づけるための技術が開
発されている。トレッドのノイズを減少させるためのあ
る周知の技術は、異なったピッチ長を有する基本ピッチ
を用いるものであり、ここにおいて、「ピッチ長」は、
ある基本ピッチの先導端からタイヤの円周方向において
次に隣接する代表的な基本ピッチの先導端までの距離の
測定値である。異なったピッチ長を有する複数の基本ピ
ッチは通常、「ピッチ列」と呼称されている。
【0006】例えば、リップマン外(Lippman et al.)
の米国特許第2,878,852号明細書は、雄型及び
雌型の成形半部を有するタイヤトレッドを開示してお
り、このタイヤトレッドにおいては、各々の成形半部
は、タイヤの周部に沿って伸長する別個のピッチ列を有
している。リップマンの特許は、9 10 11 12
10 11 12 13 12 11 10 9 11
12 13 1010 13 12 11 9 10
11 12 13 12 11 1012 11 1
0 9の一連の相対的な円周方向の距離で表されるピッ
チ列を開示している。これらの円周方向の距離は、所望
の計量単位で表される連続するトレッドユニットの相対
的な円周方向の長さを示している。リップマンの特許に
おいては、トレッドユニットは、これらトレッドユニッ
ト自身のあるいは各々の対応する成形半部の他のグルー
プの鏡像となるように選択される。
【0007】他の技術は、ピッチのランダムなあるいは
三角関数的な順列を用い、抵抗感のあるすなわち耳障り
なノイズを発生する周波数を変調しようとしている。例
えば、ヴォリ(Vorih)の米国特許第3,926,23
8号明細書は、別個のピッチ長を与え、これらピッチ長
の比を、(N−1)/N:1.0(Nは2、3、4、5
又は6から選択される整数である)の境界節点で示され
る開区間の中に入るようにし、また、上記境界節点によ
って画定された比を排除することによって、トレッドの
ノイズを変調する技術を開示している。個々のピッチの
順番を、複数の荷重支持要素の列の特徴を備え、各々の
列をほぼ同一のピッチ長を有する少なくとも3つの連続
的な荷重支持要素から構成することによって、ノイズが
更に変調される。各列の長さ及び順番は、タイヤが回転
する際に生ずるブロックの周波数の高調波すなわちハー
モニックを変調するように選択される。
【0008】同様に、ランダース(Landers)の米国特
許第4,474,223号は、タイヤトレッドによって
発生されるノイズを、以下のようにして広い周波数スペ
クトルにわたって分布させることによりタイヤノイズを
減少させる方法を開示している。
【0009】すなわち、 i.装置の周囲に設けることのできる設計繰り返しサイ
クルの最大数を選定し、 ii.最大のピッチ比を選定し、 iii.以下の式に従って分割することのできる高調波部
分の適正な数を決定し、 NS=[NP×(LP−SP)]/[B×(LP+S
P)] 上式において、 NSは、高調波シーケンスの必要数であり、 NPは、ピッチ数(設計サイクル)であり、 LPは、最長のピッチ長であり、 SPは、最短のピッチ長であり、 Bは、変調指数である。 iv.各々の高調波部分の寸法、及び各々の高調波部分に
対する設計サイクル数を決定し、 v.各々の高調波部分に別個の設計サイクル長さを配列
し、これにより、高調波部分の主変調周波数の波長がそ
の部分の基本長さに対応するようにする。
【0010】従って、上述の米国特許明細書は、タイヤ
の周部に沿うトレッドブロックのピッチ長を変え、ノイ
ズを広い周波数帯域にわたって分布させることにより、
タイヤトレッドによって生ずるノイズを減少させるよう
に設計されたあるピッチ列を開示している。しかしなが
ら、タイヤの周部に沿って基本ピッチをあるピッチ列で
選択的に配列し、これにより路面に接触するタイヤトレ
ッドのノイズを減少させるための一般的な技術が、産業
界において引き続き要望されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基本的な目的
は、タイヤの周部に沿ってある基本ピッチをあるピッチ
列で選択的に配列することにより、路面上のタイヤトレ
ッドによって発生されるノイズを減少させるための一般
的な技術を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤトレッ
ドにより生ずるノイズを減少させるための新規かつ有用
な技術を提供し、特に、タイヤの周部に沿って基本ピッ
チをあるピッチ列で選択的に配列し、これにより、路面
に接触するタイヤトレッドのノイズを減少させるための
新規かつ有用な技術を提供する。
【0013】本発明によれば、複数の基本ピッチを有す
るトレッドを周囲に備えたタイヤにおいて、前記複数の
基本ピッチは、タイヤの全周にわたって延びる予め選択
されたピッチ列を構成する3種類の異なったピッチ長を
有する基本ピッチからなり、前記ピッチ列における前記
3種類の異なったピッチ長の中の最小のピッチ長を有す
る基本ピッチと前記3種類の異なったピッチ長の中の最
大のピッチ長を有する基本ピッチとの間の遷移部の数
が、該ピッチ列における異なるピッチ長の基本ピッチど
うしの間の遷移部の全数の約15%乃至30%となるよ
うに、前記基本ピッチが前記ピッチ列に配列されてお
り、最大のピッチ長及び最小のピッチ長をそれぞれ有す
る各基本ピッチが、タイヤの周囲に沿う基本ピッチの全
数の少なくとも35%をそれぞれ構成しており、同一の
ピッチ長を有する基本ピッチが、タイヤの周囲に沿って
3つを越えて互いに連続して配置されないようになされ
ていることを特徴とするタイヤが提供される。
【0014】前記最大のピッチ長及び最小のピッチ長を
それぞれ有する前記基本ピッチの各々が、タイヤの周囲
に沿う基本ピッチの全数の約35%乃至40%を構成す
るものとすることができる。
【0015】また、本発明によれば、複数の基本ピッチ
を有するトレッドを周囲に備えたタイヤにおいて、前記
複数の基本ピッチは、タイヤの全周にわたって延びる予
め選択されたピッチ列を構成する3種類の異なったピッ
チ長を有する基本ピッチからなり、前記ピッチ列におけ
る前記3種類の異なったピッチ長の中の最小のピッチ長
を有する基本ピッチと前記3種類の異なったピッチ長の
中の最大のピッチ長を有する基本ピッチとの間の遷移部
の数が、該ピッチ列における異なるピッチ長の基本ピッ
チどうしの間の遷移部の全数の約20%乃至21%とな
るように、前記基本ピッチが前記ピッチ列に配列されて
おり、最大のピッチ長及び最小のピッチ長をそれぞれ有
する各基本ピッチが、タイヤの周囲に沿う基本ピッチの
全数の約35%乃至40%をそれぞれ構成しており、同
一のピッチ長を有する基本ピッチが、前記ピッチ列にお
いて、タイヤの周囲に沿って3つを越えて互いに連続し
て配置されないようになされていることを特徴とするタ
イヤが提供される。
【0016】このタイヤにおいて、前記ピッチ列が、少
なくとも1つのタイヤの円周部に設けられるようにする
ことができる。
【0017】また、このタイヤにおいて、前記ピッチ列
が、2以上のタイヤの円周部に設けられるようにするこ
とができる。
【0018】基本ピッチを上述の技術に従ってあるピッ
チ列で配列することにより、タイヤトレッドによって生
ずるノイズ周波数が広い周波数帯域にわたって分布さ
れ、これにより、路面上のタイヤのノイズを減少させ
る。
【0019】なお、本明細書において用いられる「遷移
部」の語は、連続する基本ピッチの列において、あるピ
ッチ長の基本ピッチから異なるピッチ長の基本ピッチへ
と移る(遷移する)箇所を意味する。したがって、互い
に隣接する同じピッチ長の基本ピッチ間には遷移部は存
在しない。また、特許請求の範囲第1項に示すように、
本発明においては、最小のピッチ長を有する基本ピッチ
と最大のピッチ長を有する基本ピッチとの間の遷移部の
数が、遷移部の全数(最大ピッチ長または最小ピッチ長
を有する基本ピッチと中間のピッチ長を有する基本ピッ
チとの間の遷移部も含まれる)の約15%乃至30%を
占めることを特徴の一つとしている。
【0020】
【実施例】最初に図1を参照すると、符号10でその全
体を示されたタイヤは、符号15でその全体を示された
タイヤトレッドを備えるのが好ましい。タイヤは、軸線
Rの周囲を回転するようになされている。本発明の好ま
しい形態によれば、タイヤはラジアルタイヤであるのが
好ましいが、本発明は特定のタイプのタイヤに限定され
るものではなく、トレッドを有するどのようなタイプの
タイヤにも適する。いずれにしても、タイヤを製造しか
つ形成する技術は当業者には周知であり、その技術につ
いては本明細書においては説明しない。
【0021】図2に示すように、タイヤのトレッド15
は、タイヤの周囲を円周方向に伸長し、例えば基本ピッ
チ20A−20H等の複数の基本ピッチを備えている。
各々の基本ピッチ20A−20Hは、全体的にあるいは
部分的に荷重を支持するトレッドブロックを備えた構成
を有するのが好ましい。例えば、基本ピッチ20Eは、
全体的なトレッドブロック40A、40Bを備えると共
に、少なくとも部分的にトレッドブロック40C−40
Gを備えている。
【0022】トレッドブロックは、円周方向の溝並びに
横方向の溝及び/又はサイプ(幅の狭い溝)によって分
割されている。例えば、トレッドブロック40A及び4
0Bは、円周方向の溝45によって分割され、一方トレ
ッドブロック40A及び40Cは、横方向の溝47によ
って分割されている。横方向の溝は、一般にはタイヤの
幅を横切って変化する深さを有することができる。
【0023】基本ピッチ20A−20Hの幅もタイヤを
横断して変化することができる。例えば図2に示すよう
に、基本ピッチは、肩部48からタイヤトレッドの中央
線49に向かって横方向に伸長して底半部50を形成
し、また追加の基本ピッチが、中央線49から反対側の
肩部51に向かって伸長して頂半部52を形成するのが
好ましい。当業者には明らかなように、底半部51及び
頂半部52は一般に、タイヤの円周方向「C」に選択さ
れた量だけ変位している。しかしながら、上に述べたよ
うに、各々の基本ピッチは、例えばタイヤの1つの円周
方向部分(すなわちリブ)を横断してタイヤの一部だけ
を横切って、あるいはタイヤの全幅を横切って(すなわ
ち肩部48から反対側の肩部51まで)伸長することも
できる。
【0024】基本ピッチはタイヤの円周に沿って繰り返
され、タイヤトレッドを形成する。ピッチ列における基
本ピッチの数は、タイヤのピッチを決定する。例えば、
88ピッチのタイヤは一般に、タイヤの周部に沿って隔
置された88の基本ピッチを有する。当業者には分かる
ように、例えば61、64、67等の他のピッチを用い
ることもできる。
【0025】本発明によれば、タイヤの円周方向「C」
における基本ピッチの長さSPは選択的に変化され、路
面に接触するタイヤの騒音を減少させると共に、タイヤ
が回転することにより形成される周期的なハーモニック
すなわち高調波を防止する。本発明において、基本ピッ
チは、タイヤの周部に沿ってピッチ列を形成する3つの
異なったピッチ長(すなわち、最小、中間、最大のピッ
チ長)を有する。最小ピッチ長の基本ピッチから最大ピ
ッチ長の基本ピッチへと遷移する場合の遷移部、及び最
大ピッチ長の基本ピッチから最小ピッチ長の基本ピッチ
へと遷移する場合の遷移部の数が、遷移部の全数の約1
5%乃至30%、好ましくは20%乃至21%となるよ
うに、ピッチ列における基本ピッチが配列される。ま
た、最小及び最大の基本ピッチは各々、ピッチ列におけ
る基本ピッチの全数の約35%乃至40%を構成するの
が好ましい。また、同一のピッチ長を有する基本ピッチ
が、タイヤの周囲に沿って3つを越えて互いに連続して
配置されないようにする。このようにして、騒音がより
少ないタイヤトレッドが提供される。
【0026】いずれにしても、上述の技術に従って決定
されるピッチ列を、1又はそれ以上の円周方向の部分と
してタイヤの周部に沿って設けることができ、その場合
において、各々の円周方向の部分は全体的なあるいは部
分的な単数又は複数のリブを備えることができる。例え
ば、2又はそれ以上のピッチ列を、1991年8月20
日付け出願の「多数のピッチ列の最適化(Multiple Pitc
h Sequence Optimization)」と題する本件出願と共に係
属している米国特許出願第07/747,693号に開
示されるある種の技術に従って、別個の円周方向の部分
に配列することができる。
【0027】コンピュータによるシミュレーションテス
トを行い、上述の技術に従って配列されたピッチ列を有
するタイヤトレッドの衝撃関数の調波解析を、上述の技
術に従って配列されていないピッチ列を有するタイヤト
レッドと比較した。上述の技術に従って配列されたピッ
チ列Iに関する調波解析は図3に示されており、一方、
相対的な円周方向の距離すなわち1232221112
3222111223322211112222333
2211123322111223322211111
222223333222(すなわち、上述の技術に従
って配列されていない)を有するピッチ列に関する調波
解析は図4に示されている。調波解析は、x−y直交座
標上にプロットされており、xは高調波を表し、yは衝
撃関数の相対的な振幅を表している。
【0028】図3及び図4を比較すると、ピッチ列が上
述の技術に従って配列されているタイヤトレッドに関す
る図3の衝撃関数は、図4のピッチ列よりも幅が広くか
つ平坦な成分を有していることが分かる。調和成分がよ
り幅が広くかつ平坦であることは、タイヤが路面に接触
する際のタイヤのノイズが減少することを意味する。従
って、上述の技術に従って配列された基本ピッチを有す
るタイヤトレッドは、タイヤが路面に接触する際のトレ
ッドのノイズを減少させるものと認められる。
【0029】従って、本発明は、商業的に利用される広
範なタイヤに用いることのできる、タイヤのノイズの減
少技術を提供する。また、本発明は、タイヤの周囲の少
なくとも1つの円周方向の部分に選択的に配列される3
つのピッチ長を有する基本ピッチを備えたタイヤに関し
てタイヤのノイズを減少させる一般的な方法を提供す
る。しかしながら、本明細書の開示に基づき、当業者は
種々の変更を行うことができるものと信ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って形成されたトレッドを備えたタ
イヤの斜視図である。
【図2】本発明に従って形成されたタイヤトレッドのブ
ロックパターンの一部を概略的に示す平面図である。
【図3】本発明に従って形成された3つのピッチ長を有
するタイヤトレッドに関する衝撃関数の調波解析を示す
グラフである。
【図4】本発明に従って形成されていない3つのピッチ
長を有するタイヤトレッドに関する衝撃関数の調波解析
を示すグラフである。
【符号の説明】
10 タイヤ 15 タイヤトレ
ッド 20A−H 基本ピッチ 45 円周方向の
溝 47 横方向の溝 48、51 肩部 50 底半部 52 頂半部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−4501(JP,A) 特開 昭63−275407(JP,A) 特開 昭63−130140(JP,A) 特開 平1−285405(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基本ピッチを有するトレッドを周
    囲に備えたタイヤにおいて、前記複数の基本ピッチは、
    タイヤの全周にわたって延びる予め選択されたピッチ列
    を構成する3種類の異なったピッチ長を有する基本ピッ
    チからなり、前記ピッチ列における前記3種類の異なっ
    たピッチ長の中の最小のピッチ長を有する基本ピッチと
    前記3種類の異なったピッチ長の中の最大のピッチ長を
    有する基本ピッチとの間の遷移部の数が、該ピッチ列に
    おける異なるピッチ長の基本ピッチどうしの間の遷移部
    の全数の約15%乃至30%となるように、前記基本ピ
    ッチが前記ピッチ列に配列されており、最大のピッチ長
    及び最小のピッチ長をそれぞれ有する各基本ピッチが、
    タイヤの周囲に沿う基本ピッチの全数の少なくとも35
    %をそれぞれ構成しており、同一のピッチ長を有する基
    本ピッチが、タイヤの周囲に沿って3つを越えて互いに
    連続して配置されないようになされていることを特徴と
    するタイヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1のタイヤにおいて、前記最大の
    ピッチ長及び最小のピッチ長をそれぞれ有する前記基本
    ピッチの各々が、タイヤの周囲に沿う基本ピッチの全数
    の約35%乃至40%を構成することを特徴とするタイ
    ヤ。
  3. 【請求項3】 複数の基本ピッチを有するトレッドを周
    囲に備えたタイヤにおいて、前記複数の基本ピッチは、
    タイヤの全周にわたって延びる予め選択されたピッチ列
    を構成する3種類の異なったピッチ長を有する基本ピッ
    チからなり、前記ピッチ列における前記3種類の異なっ
    たピッチ長の中の最小のピッチ長を有する基本ピッチと
    前記3種類の異なったピッチ長の中の最大のピッチ長を
    有する基本ピッチとの間の遷移部の数が、該ピッチ列に
    おける異なるピッチ長の基本ピッチどうしの間の遷移部
    の全数の約20%乃至21%となるように、前記基本ピ
    ッチが前記ピッチ列に配列されており、最大のピッチ長
    及び最小のピッチ長をそれぞれ有する各基本ピッチが、
    タイヤの周囲に沿う基本ピッチの全数の約35%乃至4
    0%をそれぞれ構成しており、同一のピッチ長を有する
    基本ピッチが、前記ピッチ列において、タイヤの周囲に
    沿って3つを越えて互いに連続して配置されないように
    なされていることを特徴とするタイヤ。
  4. 【請求項4】 請求項3のタイヤにおいて、前記ピッチ
    列が、少なくとも1つのタイヤの円周部に設けられるこ
    とを特徴とするタイヤ。
  5. 【請求項5】 請求項4のタイヤにおいて、前記ピッチ
    列が、2以上のタイヤの円周部に設けられることを特徴
    とするタイヤ。
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