JP2725914B2 - 水中ポンプ - Google Patents

水中ポンプ

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JP2725914B2
JP2725914B2 JP3227550A JP22755091A JP2725914B2 JP 2725914 B2 JP2725914 B2 JP 2725914B2 JP 3227550 A JP3227550 A JP 3227550A JP 22755091 A JP22755091 A JP 22755091A JP 2725914 B2 JP2725914 B2 JP 2725914B2
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JP
Japan
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casing
motor
discharge port
pump
discharge
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JP3227550A
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正人 土居
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水中ポンプは吸込口と吐出口を有
するポンプケーシングと、ポンプケーシング内に配置さ
れて羽根車を回転駆動するモータと、モータを防水する
ためのモータケーシングとを有しており、ポンプケーシ
ングとモータケーシングは一体に鋳造されていた。ま
た、ポンプケーシングの吐出口の口径はポンプの吐出量
によって規定され、モータケーシングはモータの定格、
すなわち出力および極数によって規定されており、モー
タの定格はポンプの揚程および吐出量によって規定され
ている。このため、水中ポンプはそれぞれの吐出量およ
び揚程に応じて製作され、それぞれ異なるポンプケーシ
ングおよびモータケーシングを有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成によれば、ポンプケーシングとモータケーシング
を一体に形成するものであるために、鋳型コストが高く
なるとともに、鋳造工程が複雑で鋳造品に寸法誤差が生
じ易く歩留りが悪くなり、鋳造品の加工にあたって取り
扱いに手間がかかる等の問題があった。特に、ポンプケ
ーシングの内径に対するモータケーシングの芯出しに誤
差が生じると、モータの駆動軸に傾が生じて羽根車がポ
ンプケーシングの内周面に当たり、欠陥品となる問題が
あった。
【0004】さらに、ポンプケーシングとモータケーシ
ングが一体に、かつ吐出量および揚程に応じて製作され
るために、規格のことなるポンプ間に部品の共通性がな
く、工場における部品ストック点数が増加する問題があ
った。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、構成
部材を容易に、かつ高精度に製造することができ、部品
に共通性を持たせることにより、目的に応じて仕様を容
易に変更することができる水中ポンプを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の水中ポンプは、羽根車を囲む形状をなして吸
込口を形成する吸込口ケーシングと、吸込口ケーシング
の上端に続いて設けた外ケーシングと外ケーシングに案
内羽根を介して一体に設けた内ケーシングを有する案内
羽根装置と、筒状をなして羽根車を駆動するモータを内
包し、案内羽根装置の内ケーシングの上端に着脱可能
固定して設けたモータケーシングと、モータケーシング
を囲む形状をなして吐出口を形成するとともに、案内羽
根装置の外ケーシングの上端に着脱自在に固定して設け
た吐出口ケーシングとを備え、吐出口ケーシングは、モ
ータケーシングを固定配置する状態において、モータケ
ーシングの上端側に対して挿抜自在に嵌合する開口部を
有する構成としたものである。
【0007】
【作用】上記した構成により、吐出口ケーシングとモー
タケーシングが別途に形成されているので、ポンプの吐
出量と揚程に応じた吐出口ケーシングとモータケーシン
グを選択して組み合わせることができる。ポンプの吐出
量は吐出ケーシングの吐出口の口径によって規定され、
揚程はモータの定格によって規定される。このため、吐
出量を変更する場合には、吐出口ケーシングを吐出量に
見合った口径の吐出口を有する他の吐出口ケーシングに
代えることにより目的に応じた水中ポンプを構成するこ
とができ、揚程を変更する場合には、モータケーシング
を揚程に見合ったモータを内包可能な他のモータケーシ
ングに代えることにより目的に応じた水中ポンプを構成
することができる。さらに、吐出口ケーシングを代える
ことにより、吐出口の位置および方向の変更が容易に行
える。
【0008】したがって、仕様が異なる複数種類の水中
ポンプ間において主要構成部品が共通化されるので、複
数種類の水中ポンプを製造するに際して部品点数の削減
を図り、製造コストの低減を図ることができる。
【0009】そして、吐出口ケーシングとモータケーシ
ングを別体に形成することにより、鋳造成形における鋳
型の簡素化、鋳造工程の簡略化、加工の簡便化を図るこ
とができ、鋳型の簡素化および鋳造工程の簡略化によっ
て鋳造品の精度の向上を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、吸込口1を形成する吸込口ケー
シング2は羽根車3を囲む形状をなしており、内部には
羽根車3の前方に位置して第1案内羽根4が一体に形成
されている。
【0011】そして、吸込口ケーシング2に着脱自在に
固定して案内羽根装置5が設けられており、案内羽根装
置5は吸込口ケーシング2の上端に続く形状をなす外ケ
ーシング6と、外ケーシング6の内部に配置された円錐
状の内ケーシング7を有し、外ケーシング6と内ケーシ
ング7が第2案内羽根8を介して一体に形成されてい
る。また、内ケーシング7の内部には油溜り部9が形成
されており、内ケーシング7の上部には軸受け部10が
設けられている。
【0012】そして、筒状をなすモータケーシング11
が内ケーシング7の上端に軸受け部10を介して着脱自
在に固定して設けられており、モータケーシング11の
内部にはモータ12が内包されている。このモータ12
の駆動軸13の先端側は軸受け部10および内ケーシン
グ7の底部を貫通して吸込口ケーシング2の内部に達
し、先端に羽根車3が装着固定されており、駆動軸13
はベアリング14を介して軸受け部10に回転自在に支
承されている。
【0013】そして、外ケーシング6の上端に着脱自在
に固定して吐出口ケーシング15が設けられており、吐
出口ケーシング15はモータケーシング11を囲む曲管
形状をなすとともに、吸込口1に対して直角方向に向く
吐出口16を形成している。さらに、吐出口16と吸込
口1はモータ12に対して対向する位置に設けられてい
る。また、吐出口ケーシング15の上側部にはモータケ
ーシング11を挿通するための開口部が形成されてお
り、吐出口ケーシング15は開口部においてモータケー
シング11の上端側を着脱自在に保持しており、開口部
の内周面とモータケーシング11の上端外周面との間は
水密にシールされている。
【0014】そして、吐出口ケーシングング15の外部
に突出するモータケーシング11の上端には電極台17
が設けられており、電極台17を覆って上部カバー18
が設けられている。また、上部カバー18を貫通して電
源コード類19が挿入されており、電源コード類19と
上部カバー18の間は水密に止水されている。
【0015】以下、上記構成における作用を説明する。
モータ12の駆動により駆動軸13の先端に装着された
羽根車3を回転駆動し、吸込口1から流体を吸い込む。
吸い込まれた流体は案内羽根装置5の外ケーシング6と
内ケーシング7の間の流路を通過し、吐出口ケーシング
15の吐出口16から外部に吐き出される。
【0016】このとき、内ケーシング7の油溜り部9に
充填された油は内ケーシング7と駆動軸13の間に介装
したメカニカルシールSによってシールされ、流体がモ
ータケーシング11の内部に浸水することがない。ま
た、モータケーシング11と内ケーシング7は軸受け部
10を介してボルトで締め付け固定しているので、完全
な止水性が確保される。
【0017】ところで、ポンプの吐出量は吐出ケーシン
グ15の吐出口16の口径によって規定され、揚程はモ
ータ12の定格(出力や極数)によって規定される。し
たがって、吐出口ケーシング15とモータケーシング1
1を別途に形成することにより、ポンプの吐出量と揚程
に応じた吐出口ケーシング15とモータケーシング11
を選択して組み合わせ、任意のポンプ仕様を構成するこ
とができる。
【0018】このため、図2に示すように、吐出量を変
更する場合には、図1における吐出口ケーシング15を
吐出量に見合った口径の吐出口を有する他の吐出口ケー
シング15Aに代えることにより目的に応じた水中ポン
プを構成することができる。図2においては、吐出量を
少なくしたので、吐出口16Aの口径が小さくなる。
【0019】また、図3に示すように、揚程を変更する
場合には、図1におけるモータケーシング11を揚程に
見合ったモータ12Aを内包可能な他のモータケーシン
グ11Aに代えることにより目的に応じた水中ポンプを
構成することができる。図3においては、モータ12A
の出力が小さくなって揚程が低くなる。
【0020】さらに、図4に示すような吐出口ケーシン
グ21に代えることにより、吐出口22の位置および方
向の変更が容易に行える。図4において、外ケーシング
6の上端に続いて設けられた吐出口ケーシング21は、
直管状の胴ケーシング23と吐出口22を形成する上部
ケーシング24とモータケーシング11の上端を覆うガ
イドケーシング25とで構成されており、上部ケーシン
グ24とガイドケーシング25はサポート部26を介し
て一体に形成されている。また、ガイドケーシング25
は上部カバー18を覆って設けられており、電源コード
類19はサポート部26の内部を挿通して上部ケーシン
グ24の外に引き出されている。
【0021】したがって、仕様が異なる複数種類の水中
ポンプ間において主要構成部品が共通化されるので、複
数種類の水中ポンプを製造するに際して部品点数の削減
を図り、製造コストの低減を図ることができる。
【0022】そして、吐出口ケーシング15とモータケ
ーシング11を別体に形成することにより、鋳造成形に
おける鋳型の簡素化、鋳造工程の簡略化、加工の簡便化
を図ることができ、鋳型の簡素化および鋳造工程の簡略
化によって鋳造品の精度の向上を図ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、吐出
口ケーシングとモータケーシングを別途に形成すること
により、ポンプの吐出量と揚程に応じた吐出口ケーシン
グとモータケーシングを選択して組み合わせ、任意のポ
ンプ仕様を具現することができ、複数種類の水中ポンプ
を製造するに際して部品点数の削減を図り、製造コスト
の低減を図ることができる。また、吐出口ケーシングと
モータケーシングを別体に形成することにより、鋳造成
形における鋳型の簡素化、鋳造工程の簡略化、加工の簡
便化を図り、鋳造品の精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の水中ポンプを示す全体縦断
面図である。
【図2】本発明の他の実施例の水中ポンプを示す全体縦
断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の水中ポンプを示す
全体縦断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の水中ポンプを示す
全体縦断面図である。
【符号の説明】
1 吸込口 2 吸込口ケーシング 6 外ケーシング 7 内ケーシング 11 モータケーシング 15 吐出口ケーシング 16 吐出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車を囲む形状をなして吸込口を形成
    する吸込口ケーシングと、吸込口ケーシングの上端に続
    いて設けた外ケーシングと外ケーシングに案内羽根を介
    して一体に設けた内ケーシングを有する案内羽根装置
    と、筒状をなして羽根車を駆動するモータを内包し、案
    内羽根装置の内ケーシングの上端に着脱可能に固定して
    設けたモータケーシングと、モータケーシングを囲む形
    状をなして吐出口を形成するとともに、案内羽根装置の
    外ケーシングの上端に着脱自在に固定して設けた吐出口
    ケーシングとを備え、吐出口ケーシングは、モータケー
    シングを固定配置する状態において、モータケーシング
    の上端側に対して挿抜自在に嵌合する開口部を有する
    とを特徴とする水中ポンプ。
JP3227550A 1991-09-09 1991-09-09 水中ポンプ Expired - Lifetime JP2725914B2 (ja)

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