JP2725822B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置

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JP2725822B2
JP2725822B2 JP1056687A JP5668789A JP2725822B2 JP 2725822 B2 JP2725822 B2 JP 2725822B2 JP 1056687 A JP1056687 A JP 1056687A JP 5668789 A JP5668789 A JP 5668789A JP 2725822 B2 JP2725822 B2 JP 2725822B2
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篤治 小川
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、紙幣あるいは商品券等の紙葉類の受入れ及
び返却等を行う紙葉類処理装置に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、挿入口から挿入された紙葉の真偽及び種類を識
別し真紙葉を受入れる識別部と、該識別部で受入れた紙
葉を保留するとともに保留されている紙葉を返却可能な
保留部と、識別部で受入れた紙葉を収納する収納部とを
備えた紙葉類処理装置が知られており、例えば特開昭53
−55196号公報に示されている。
そしてかかる従来技術における紙葉類処理装置では、
返却を要する紙葉は保留部が満杯になるまで全て保留部
へ保留し、返却要求に応じて該保留部から返却するよう
に構成している。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 従って、従来の紙葉類処理装置における保留部は、常
に多数枚の紙葉を保留する構成のため保留部が大型とな
る問題があるとともに、後から保留された紙葉が返却紙
葉として先に使用される構成のため、先に保留されてい
る紙葉は長く保留されたままになることが多く、従って
紙葉に反り等の癖が付き、返却搬送時に詰まり等を生じ
る問題があった。
本発明はこのようなことから、保留部内に保留する紙
葉の枚数を必要最少限にすることのできる紙葉類処理装
置を提供するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、挿入された紙葉の真偽を識別して真紙葉を
受入れる識別部と、巻取ローラを備え前記識別部で受入
れた紙葉を巻取ローラの外周に巻き取って保留するとと
もに保留されている紙葉を返却可能な保留部と、識別部
で受入れた紙葉を収納する収納部とを備えた紙葉類処理
装置において、一動作時に前記識別部で受入れた同一種
の紙葉の枚数を記憶する記憶手段と、前記保留部に保留
可能な紙葉の最大保留枚数に対応した複数の記憶エリア
を有し保留されている紙葉の種類データを各記憶エリア
に記憶する保留記憶手段と、前記保留記憶手段の各記憶
エリアの種類データと前記記憶手段に記憶された紙葉の
枚数データとを比較し、前記記憶手段に記憶される紙葉
の枚数が前記保留記憶手段に記憶された種類データに基
づく同一種の紙葉の枚数と同枚数までは識別部で受入れ
た紙葉を前記収納部へ収納し、また前記記憶手段に記憶
される紙葉の枚数が前記保留記憶手段に記憶された種類
データに基づく同一種の紙葉の枚数を超えると識別部で
受入れた紙葉を前記保留部へ保留するよう制御する制御
手段とを備えた構成である。
(ホ) 作用 本発明は、保留部に保留した紙葉について保留記憶手
段によって記憶しておいた種類データに基づく同一種の
紙葉の枚数と記憶手段で記憶された一動作時に受入れら
れた同一種の紙葉の枚数とを比較し、記憶手段に記憶さ
れた紙葉の枚数が保留記憶手段に記憶されている種類デ
ータに基づく紙葉の枚数と同枚数になるまでは受入紙幣
を収納部へ収納し、また、記憶手段に記憶された紙葉の
枚数が保留記憶手段に記憶されている種類データに基づ
く紙葉の枚数を越えて受入れられた紙葉は保留部へ保留
するように制御手段によって制御される。
(ヘ) 実施例 各図は本発明の実施例を示すもので、第1図は紙葉類
処理装置の概略縦断側面図であり、1は紙葉の挿入口、
2は挿入口1に挿入された紙葉を受入れ搬送及び返却搬
送を行う正転・逆転可能な搬送装置であり、駆動プーリ
3に連結した正逆転可能な駆動モータM1と、駆動プーリ
3と従動プーリ4との間に張設した一対の搬送ベルト5
と、駆動プーリ3と従動プーリ6との間に張設され紙葉
の両側部に対応した一対の搬送ベルト7とによって構成
しているとともに、搬送ベルト5,7に沿って紙葉の搬送
通路8を形成している。
9は搬送装置2によって受入れ搬送される紙葉を、そ
の搬送中に真偽及び種類を識別する識別装置であり、該
識別装置9で真紙葉と識別された紙葉は受入れられ、ま
た偽紙葉と識別された紙葉は挿入口1へ返却される。
なお、本実施例における紙葉類処理装置は、千円紙
幣、五千円紙幣、一万円紙幣及び商品券の4種類の紙葉
を受入れ可能に構成している。
10は搬送通路8途中に対応して設けた、紙葉を重ね合
わせて収納する収納部としての収納庫であり、所定枚数
の紙葉を収納して満杯となると、満杯センサ10Aが満杯
状態を検出する。
11は搬送通路8を挟んで収納庫10に対向配置した押込
装置であり、搬送装置2によって搬送通路8内を搬送さ
れた紙葉を収納庫10内へ押し込み、重ね合わせ収納させ
るものである。即ちこの押込装置11は、一対の搬送ベル
ト7,7間の開口を通して収納庫10内へ往復移動し、搬送
ベルト7,7間に支持された紙葉を収納庫10内へ押し込み
収納する押込板12と、この押込板12を1往復駆動させる
駆動モータM2とによって構成している。
13は搬送装置2の下端に対応して設けられ、搬送装置
2から受入れて保留した紙葉を、搬送装置2へ送り出し
可能な保留部としての保留装置であり、2回転する毎に
1枚の紙葉を外周に巻き付けまたは送出する正逆転可能
な巻取ローラ14と、この巻取ローラ14の外周に対向して
複数配設され巻取ローラ14との間に紙葉を挟持する正逆
転可能な押圧ローラ15と、紙葉の送出時に巻取ローラ14
に巻き付けられている紙葉を、巻取ローラ14から剥離し
て搬送装置2の下端へ案内する送出ローラ16と、巻取ロ
ーラ14と押圧ローラ15及び送出ローラ16を正逆転駆動す
る駆動モータM3とを設けている。また、巻取ローラ14は
側面に磁石17を設けており、1回転する毎に磁気センサ
18を動作するようになっている。
また、巻取ローラ14は、紙葉の巻き込み方向の長さ寸
法の、2/3の長さの外周寸法を有し、巻取ローラ14が2
回転する毎に、前紙葉との間に1/3の間隔を有して重ね
巻き付けするようにしている。
従って保留装置13は、駆動モータM3の正転駆動による
巻取ローラ14の2回転毎に、1枚の紙葉を受入れて複数
枚を保留可能と成し、また逆転駆動による巻取ローラ14
の逆2回転毎に、保留している紙葉を順次1枚ずつ送出
できるようになっている。
P1,P2,P3は紙葉センサであり、搬送通路8を挟んで設
けた一対の発光素子と受光素子からなるフォトセンサで
ある。
第2図は第1図に示す紙葉類処理装置の制御構成のブ
ロック図であり、19は制御手段としてのCPUで、紙葉セ
ンサP1,P2,P3、及び識別装置9、満杯センサ10A、磁気
センサ18、挿入紙葉データ記憶部20、及び保留記憶手段
としての保留記憶部21、フラグ記憶部22、紙葉類処理装
置を設置する自動販売機等の外部制御装置23、及び駆動
モータM1,M2,M3をそれぞれ接続しており、ROM24に記憶
されたプログラムに基づいて制御動作する。
挿入紙葉データ記憶部20は、識別装置9で識別した挿
入紙葉の種類を記憶する記憶エリア、及び一動作時にお
ける千円紙幣の枚数を記憶する記憶エリアを設けてお
り、また、保留記憶部21は第3図に示すように、保留装
置13に保留可能な紙葉の最大保留枚数に対応した記憶エ
リアR1〜Rnを設け、該記憶エリアは保留装置13に保留さ
れた紙葉の種類データを、保留した順番に記憶エリアR1
から順次記憶する。即ち、記憶エリアR1は1枚目の紙葉
データをメモリし、記憶エリアR2は2枚目の紙葉データ
をメモリするよう保留順の紙葉データエリアを設けてい
る。
第4図乃至第7図は、第2図のCPU19による制御動作
を示すフローチャートである。
ステップS1では外部制御装置23からの収納信号の有無
が判別される。この収納信号は自動販売機等が販売動作
を終了したときに、外部制御装置23からCPU19へ出力さ
れるもので、搬送通路8内にある紙葉を収納庫10に収
納、あるいは保留途中にある保留装置13内の紙葉を完全
保留させるためのものである。
ステップS1で収納信号が入力されるとステップ16へ進
み、収納信号の入力が無いとステップS2へ進む。そして
ステップS2で外部制御装置23からの返却信号の有無がチ
ェックされ、返却信号が入力されるとステップS42へ進
み、入力が無い場合はステップS3へ進んで、挿入口1へ
挿入された紙葉により紙葉センサP1が動作されているか
がチェックされる。このステップS3で紙葉が検出されな
い場合は、ステップS1へ戻る。即ち待機状態では、ステ
ップS1,S2,S3が順次繰り返しチェックされる。
ステップS3で紙幣の挿入が確認されると、ステップS4
へ進み、CPU19はフラグ記憶部22のフラグの有無を確認
することで搬送通路8内の紙葉の有無を判断する。即
ち、該挿入紙葉が1枚目の紙葉であればフラグはセット
されていないためステップS6へ進み、また2枚目以降の
紙葉であれば、先に挿入した紙葉が、後述するように搬
送通路8内に停止保留状態となってることがあるため、
フラグの確認により搬送通路8内に紙葉が有ると確認さ
れると、ステップS5で駆動モータM2が駆動されて押込装
置11が1往復駆動され、搬送通路8内の紙葉が収納庫10
に収納される。そしてステップS6でフラグがリセットさ
れる。
ステップS7では、巻取ローラ14が紙葉を完全状態に保
留した正規位置に有るか否かを、磁気センサ18が磁石17
を検出したON状態にあるかでチェックし、ON状態でない
場合はステップ8で駆動モータM3を正転駆動し、またON
状態を確認するとステップS9へ進んで駆動モータM3を停
止する。
駆動モータM3が停止すると、ステップS10で駆動モー
タM1を正転駆動する。従って搬送装置2が正転駆動して
紙葉を取り込み搬送する。
ステップS11で搬送される紙葉が識別装置9により識
別される。そして紙葉が偽紙葉と識別されると、ステッ
プS12へ進んで駆動モータM1を停止し、逆転駆動する。
これによって搬送装置2は偽紙葉を挿入口1へ返却搬送
し、ステップS13で紙葉の返却が紙葉センサP1により確
認すると、ステップS14では駆動モータM1を停止し、ス
テップ1へ戻って待機状態となる。
一方、ステップS11で千円紙幣、五千円紙幣、1万円
紙幣あるいは所定の商品券のいずれかであることが識別
されると、真紙葉として確認され、ステップS15へ進ん
で真紙葉の種類データと千円紙幣の枚数データを紙葉デ
ータ記憶部20にメモリする。そしてステップS16では、
満杯センサ18の状態をチェックして、収納庫10が満杯で
あるか確認し、満杯であればステップS34へ進み、また
満杯でなければステップS24へ進む。
ステップS16で収納庫10が満杯と確認すると、ステッ
プS34で、搬送装置2によって受け入れ搬送される紙葉
が紙葉センサP3に到達したか確認され、到達を確認する
とステップS35で所定の時間を設定した後、ステップS36
で駆動モータM3も正転駆動する。ステップS35における
時間待ちは、駆動モータM1の正転駆動に基づく搬送装置
2の正転搬送により、紙葉センサP3に到達した紙葉が先
端が、保留装置13の巻取ローラ14に到達するのに要する
程度の時間に設定される。
ステップS36で正転駆動された駆動モータM3により、
巻取ローラ14が正転して紙葉を巻き取り動作し、ステッ
プS37で紙葉の通過終了を紙葉センサP3が検出すると、
ステップS38で駆動モータM1を停止し、ステップS39で駆
動モータM3を停止する。従って、搬送装置2及び巻取ロ
ーラ14による紙葉の取り込み駆動が停止する。このとき
巻取ローラ14に巻き取られた紙葉の後端は、紙葉センサ
P3を通過した所にあり、完全な保留状態とはなっていな
い。
ステップS40では、該保留装置13内に保留された紙葉
の種類データが、保留記憶部21の上位の記憶エリアにメ
モリされる。即ち、該保留された紙葉が1枚目であれば
記憶エリアR1にメモリし、また3枚目であれば記憶エリ
アR1,R2は既にメモリされているため記憶エリアR3にメ
モリする。そして、ステップS41で外部制御装置23へ保
留紙葉の種類データを送信し、ステップS1へ戻る。
一方、ステップS16で収納庫10が満杯でないと確認す
ると、ステップS24で紙葉データ記憶部20にメモリした
紙葉種類データに基づいて、紙葉が千円紙幣であるかチ
ェックし、千円紙幣であればステップS28へ進み、千円
紙幣でなければステップS25へ進んで五千円紙幣である
かをチェックする。そして五千円紙幣であればステップ
S29へ進み、五千円紙幣でなければステップS26へ進んで
1万円紙幣であるかをチェックする。更に、ステップS2
6で1万円紙幣であると確認されると、ステップS30へ進
み、また1万円紙幣でなければステップS27へ進んで商
品券の1枚目であるかをチェックする。即ち、ステップ
S27では、紙葉データ記憶部20の種類データとともに、
保留記憶部21の最下位の記憶エリアにメモリされている
最後に保留した紙葉の種類データをチェックして、商品
券が保留装置13内に保留されているか否かが確認され、
保留装置13内に保留されていない場合は1枚目の商品券
であると判定してステップ34へ進み、保留装置13内に商
品券が保留されている場合はステップS30へ進む。
また、ステップS28では、ステップS24で確認された千
円紙幣が、保留装置13に保留されている千円紙幣の枚数
以下であるか確認し、保留枚数以下であればステップS3
0へ進み、また千円紙幣の保留枚数を越える場合はステ
ップS34へ進む。即ち、ステップS28では、保留装置13内
に保留されている千円紙幣の枚数に対して、一動作時に
挿入された千円紙幣の枚数が同枚数以下であればステッ
プS30へ進み、保留枚数を越えるとステップS34へ進む。
ステップS28でのチェックは保留記憶部21の各記憶エリ
アの種類データと、紙葉データ記憶部20に記憶された一
動作時の千円紙幣の枚数データとによって比較演算し確
認する。
またステップS29では、五千円紙幣が保留装置13に保
留されているか否かを、保留記憶部21の各記憶エリアか
らの情報に基づいてチェックし、五千円紙幣が既に保留
されていると確認するとステップS30へ進み、また、保
留されていない場合はステップS34へ進む。
即ち、ステップS27で商品券の1枚目が確認されたと
き、及びステップS28で千円紙幣が保留枚数を越えると
確認されたとき、更にはステップS29で五千円紙幣が保
留装置13内に保留されていないと確認されたときは、そ
れぞれステップS34へ進んで、前記したステップS34から
ステップS41の動作を行い、ステップS1へ戻る。即ち、
受け入れた紙葉を保留装置13へ保留する動作が行われ
る。
ステップS30では、搬送装置2により受け入れ搬送さ
れる紙葉の後端が、紙葉センサP2を通過終了したか確認
し、通過終了を確認するとステップS31で駆動モータM1
を停止して、紙葉を収納庫10に対向する搬送通路8内に
停止保留する。そして、ステップS32では搬送通路8内
に紙葉が停止保留されているとして、フラグ記憶部22に
フラグセットし、ステップS33で外部制御装置23へ停止
保留紙葉の種類データを送信してステップS1へ戻る。
一方、ステップS1で収納信号が外部制御装置23から入
力されると、ステップS17で搬送通路8内に紙葉がある
か否かを、フラグ記憶部22のフラグの有無によってチェ
ックし、搬送通路8内に紙葉がある場合にはステップS1
8へ進み、紙葉が無い場合はステップS20へ進む。ステッ
プS18では駆動モータM2を駆動して押込装置11を1往復
駆動し、搬送通路8内の紙葉を収納庫10へ押し込み収納
する。そしてステップS19でフラグ記憶部22にメモリさ
れているフラグをリセットし、ステップS20へ進む。ス
テップS20では、巻取ローラ14の磁石17が磁気センサ18
に対向した正規状態にあるか否かを、磁気センサ18が磁
石17を検出してON状態にあることで確認する。従って磁
気センサ18がOFF状態であれば、ステップS21へ進んで磁
気センサ18が磁石17を検出してON状態となるまで駆動モ
ータM3を正転駆動し、またON状態になればステップS22
へ進んで駆動モータM3を停止する。そしてステップS23
で、紙葉データ記憶部20にメモリされた紙葉の種類デー
タ及び千円紙幣の枚数データをクリアし、ステップS1へ
戻って待機状態となる。
一方、ステップS2で外部制御装置23から返却信号を入
力すると、ステップS42でフラグ記憶部22にフラグがセ
ットされているか否かをチェックして、フラグがセット
されていると搬送通路8内に紙葉が有ると判断し、ステ
ップS55で該搬送通路8内の紙葉が返却要求対象の紙葉
種類であるか否か、紙葉データ記憶部20にメモリされた
種類データと比較する。そして、ステップS55で搬送通
路8内の紙葉が返却要求対象の紙葉でないと確認する
と、ステップS56で駆動モータM2を駆動して押込装置11
を1往復駆動し、搬送通路8内の紙葉を収納庫10内に押
し込み収納してステップS61へ進む。また、ステップS55
で搬送通路8内の紙葉が返却対象の紙葉種類であると確
認すると、ステップS57で駆動モータM1を逆転駆動して
搬送装置2を逆転駆動し、搬送通路8内の紙葉を挿入口
1へ返却搬送する。そしてステップS58で、紙葉の返却
終了を紙葉センサP1によって確認すると、ステップS59
で駆動モータM1を停止し、搬送装置2の逆転駆動を停止
するとともに、ステップS60で外部制御装置23へ紙葉の
返却終了信号を送信し、ステップS61へ進む。ステップS
61ではフラグ記憶部22のフラグをリセットしてステップ
S3へ進む。
ステップS43では、保留装置13に返却要求対象の紙葉
が保留されているか否かを、保留記憶部21の各記憶エリ
アR1〜Rnにメモリされている紙葉種類データ情報によっ
て確認し、保留装置13内に返却要求対象の紙葉が無いと
確認すると、ステップS44へ進んで外部制御装置23へ返
却要求対象の紙葉が無いことを送信する。また、ステッ
プS43で返却要求対象の紙葉が保留装置13に有ると確認
すると、ステップS45へ進んで駆動モータM3を逆転駆動
する。この逆転駆動により巻取ローラ14が逆回転し、巻
き付け保留している紙葉を搬送装置2方向へ送出する。
そして、ステップS46で該送出紙葉の先端の到達を紙葉
センサP3が検出すると、ステップS47で駆動モータM1を
逆転駆動し、搬送装置2を逆転駆動する。そしてステッ
プS48で巻取ローラ14の2回転を、磁気センサ18による
磁石17の2回検出により確認すると、ステップS49で保
留装置13から送出した紙葉が、返却要求対象の紙葉であ
るか否かを、保留記憶部21の記憶エリアに最終にメモリ
された記憶エリアの種類データと比較して確認する。
ステップS49で保留装置13から送出される紙葉が、返
却要求対象の紙葉でない場合は、ステップS62へ進み、
返却要求対象の紙葉であればステップS50へ進む。
そしてステップS49で、紙葉が返却要求対象の紙葉で
はないと確認すると、ステップS62で駆動モータM3を停
止して保留装置13の送出駆動を停止し、ステップS63で
保留記憶部21の最終にメモリされた記憶エリアの種類デ
ータをクリアする。そして、ステップS64で紙葉が収納
庫10に対向した位置に到達したことを、紙葉の先端を紙
葉センサP2が検出することによって確認すると、ステッ
プS65で駆動モータM1を停止して搬送装置2の逆転駆動
を停止し、更にステップS66で駆動モータM2を駆動して
押込装置11を1往復駆動し、搬送通路8内の紙葉を収納
庫10内に押し込み収納してステップS45へ戻る。即ち、
ステップS49で保留装置13から送出される紙葉が、返却
要求対象の紙葉ではないと確認されると、該紙葉は収納
庫10内へ収納される。
一方、ステップS49で保留装置31から送出される紙葉
が、返却要求対象の紙葉であると確認すると、ステップ
S50で駆動モータM3を停止して保留装置13の送出駆動を
停止し、ステップS51で保留記憶部21の最終にメモリさ
れた記憶エリアの種類データをクリアする。そしてステ
ップS52で、搬送装置2によって挿入口1へ返却搬送さ
れる紙葉の返却終了が、紙葉センサP1により確認できる
と、ステップS53で駆動モータM1を停止して搬送装置2
の逆転駆動による返却搬送を停止し、ステップS54で外
部制御装置23へ返却終了紙葉の種類データを送信してス
テップS1へ戻る。
従って、上記の実施例では、返却信号を入力すると、
搬送通路8内に紙葉が有る無いにかかわらず、かつ保留
装置13内に保留された順番にかかわらず、返却要求対象
外の紙葉は収納庫へ収納し、返却要求対象の紙葉だけを
挿入口から返却することができる。
また、挿入紙葉の保留装置13への保留は、一動作時に
受け入れられる紙葉の枚数が、保留装置13に保留されて
いる同一種の紙葉の枚数以内であれば収納庫10へ収納し
て、返却時には保留装置13内の紙幣を返却し、また一動
作時に受け入れられる紙葉の枚数が、保留装置13に保留
されている同一種の紙葉の枚数を越える場合は、その越
える枚数を保留装置13内へ保留して、返却時には保留装
置13内の紙葉を返却することができる。これによって、
保留装置13内の紙葉の保留枚数を常に少なくでき、長期
保留による紙葉の曲がり癖を防止できる。
一方、保留装置13は保留枚数を少なく制御されるが、
収納庫10が満杯になると、挿入紙葉を収納することがで
きる。
(ト) 発明の効果 本発明は上記したように、保留部に保留した紙葉のう
ち保留記憶手段によって記憶しておいた種類データに基
づく同一種の紙葉の枚数と記憶手段で記憶された一動作
時に受入れられた同一種の紙葉の枚数とを比較し、記憶
手段に記憶された紙葉の枚数が保留記憶手段に記憶され
ている種類データに基づく紙葉の枚数と同枚数になるま
では受入紙幣を収納部へ収納し、また、記憶手段に記憶
された紙葉の枚数が保留記憶手段に記憶されている種類
データに基づく紙葉の枚数を越えて受入れられた紙葉は
保留部へ保留するように制御手段によって制御する構成
であるから、保留部は一動作時に識別部にて受入れた紙
葉の枚数と同枚数までを保留して返却可能としている。
従って、返却される場合は保留部の紙葉が返却されるた
め、保留部の紙葉は長く保留されることが少なくなり、
長期間保留による紙葉の反り等の癖付きを防止でき、紙
葉の返却搬送が詰まり等を発生させることなく確実にで
きる。また、保留部を従来に比べて小さくすることがで
き、小型の紙葉類処理装置を得ることができる等の効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の実施例を示すもので、第1図は紙葉類処
理装置の概略縦断側面図、第2図は紙葉類処理装置の制
御構成のブロック図、第3図は保留記憶部の記憶エリア
を示す図、第4図乃至第7図はCPUによる制御動作を示
すフローチャートである。 9……識別装置、10……収納庫、13……保留装置、19…
…CPU、20……紙葉データ記憶部、21……保留記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−258699(JP,A) 特公 昭63−30672(JP,B2) 特公 平2−26274(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入された紙葉の真偽を識別して真紙葉を
    受入れる識別部と、巻取ローラを備え前記識別部で受入
    れた紙葉を巻取ローラの外周に巻き取って保留するとと
    もに保留されている紙葉を返却可能な保留部と、識別部
    で受入れた紙葉を収納する収納部とを備えた紙葉類処理
    装置において、一動作時に前記識別部で受入れた同一種
    の紙葉の枚数を記憶する記憶手段と、前記保留部に保留
    可能な紙葉の最大保留枚数に対応した複数の記憶エリア
    を有し保留されている紙葉の種類データを各記憶エリア
    に記憶する保留記憶手段と、前記保留記憶手段の各記憶
    エリアの種類データと前記記憶手段に記憶された紙葉の
    枚数データとを比較し、前記記憶手段に記憶される紙葉
    の枚数が前記保留記憶手段に記憶された種類データに基
    づく同一種の紙葉の枚数と同枚数までは識別部で受入れ
    た紙葉を前記収納部へ収納し、また前記記憶手段に記憶
    される紙葉の枚数が前記保留記憶手段に記憶された種類
    データに基づく同一種の紙葉の枚数を超えると識別部で
    受入れた紙葉を前記保留部へ保留するよう制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
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