JP2725497B2 - 楽音合成装置 - Google Patents

楽音合成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドラム等の打楽器音
の合成に用いて好適な楽音合成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は本出願人が先に提案した電子演奏
装置(実開昭54−172726号公報参照)の構成例
を示す回路図、図10は同電子演奏装置の演奏機構部の
構成例を示す概略図であり、これらの図において、1は
演奏機構部の基台であり、その上部中心位置および上
下、左右の各対称位置に5個の圧電素子等からなる圧力
検出素子2a〜2eが配置されている。そして、この5
個の圧力検出素子2a〜2eによって、ある程度の剛性
を有する合成樹脂等からなる演奏操作板3が多点支持さ
れている。
【0003】すなわち、演奏操作板3の中心部を叩け
ば、その中心部にある圧力検出素子2aからその打撃力
に応じた強さの圧力検出信号が得られ、他の圧力検出素
子2b〜2eからは、それぞれ打撃ポイントからの距離
の2乗に反比例して小さくなるような打撃力に対応する
圧力検出信号が得られる。これらの圧力検出信号は、図
11に示すように、演奏操作板3の操作に対応して急激
に立ち上がるトリガ状の信号であり、その立ち上がりレ
ベルは検出された打撃力に比例している。つまり、演奏
操作板3の打撃ポイントに応じて、その打撃ポイントに
最も近い圧力検出素子2から主として打撃力検出信号が
得られ、その打撃ポイントからの距離の2乗に反比例し
て、遠くの圧力検出素子2から小さな圧力検出信号が得
られる。
【0004】また、図9において、4a〜4eは圧力検
出素子2a〜2eからそれぞれ出力される圧力検出信号
を増幅するバッファアンプ、5は差動増幅器であり、バ
ッファアンプ4a〜4eの出力信号をそれぞれ同じ値の
抵抗Rを介して加算し、演奏操作板3に対する打撃力に
応じた総合的圧力信号を生成し、音量制御信号Voとし
て出力する。
【0005】さらに、6は差動増幅器であり、図10
(a)において縦方向に並ぶ圧力検出素子2b,2a,
2cからそれぞれ出力される圧力検出信号を増幅するバ
ッファアンプ4b,4a,4cの出力信号をそれぞれ順
次値が大きくなる抵抗R,2R,4Rを介して加算し、
音高ピッチ制御信号Poとして出力する。すなわち、演
奏操作板3の上下方向の打撃ポイントを選択するととも
に打撃力を可変することで音高ピッチ制御信号Poが変
化し、たとえば、上方であればあるほど音高ピッチが上
がる。
【0006】加えて、7は差動増幅器であり、図10
(a)において横方向に並ぶ圧力検出素子2d,2a,
2eからそれぞれ出力される圧力検出信号を増幅するバ
ッファアンプ4d,4a,4eの出力信号をそれぞれ順
次値が大きくなる抵抗R,2R,4Rを介して加算し、
音色制御信号Foとして出力する。すなわち、演奏操作
板3の左右方向の打撃ポイントを選択するとともに打撃
力を可変することで音色制御信号Foが変化し、音色が
制御される。
【0007】また、8は音高ピッチ制御信号Poに対応
した電圧を出力するバイアス設定回路、9はバイアス設
定回路8の出力電圧のピーク値を記憶するピークデータ
記憶回路、10はピークデータ記憶回路9の記憶電圧信
号によってその発振周波数が制御され、鋸歯状波信号を
発生する電圧制御発振器(以下、VCOという)、11
は鋸歯状波信号をそのままおよび三角波信号、矩形波信
号に変換して出力する波形変換回路、12は鋸歯状波信
号、三角波信号および矩形波信号を混合合成して所定の
打楽器音信号を出力する混合回路である。
【0008】さらに、13は電圧制御型の可変特性フィ
ルタから構成されるバンドパスフィルタ(以下、BPF
という)、14は電圧制御型の可変特性フィルタから構
成されるローパスフィルタ(以下、LPFという)であ
り、BPF13およびLPF14は、音色形成回路を構
成しており、主としてBPF13によって打楽器音の音
色を設定する。加えて、15は音色制御信号Foに対応
した電圧を出力するバイアス設定回路、16はバイアス
設定回路15の出力電圧のピーク値を記憶するピークデ
ータ記憶回路であり、ピークデータ記憶回路16の記憶
電圧信号によってBPF13の周波数特性が制御され
る。
【0009】また、17はエンベロープ発生回路であ
り、音量制御信号Voに対応してアタック状に立ち上が
り、以後所定の特性をもって減衰するパーカッシブエン
ベロープ状のエンベロープ波形信号を発生する。このエ
ンベロープ波形信号は、LPF14から出力される打楽
器音信号を増幅する電圧制御型可変利得増幅器18に利
得制御信号として入力され、打楽器音信号のエンベロー
プを制御する。また、エンベロープ波形信号は、バイア
ス設定回路19に入力され、バイアス設定回路19の出
力信号によってLPF14のカットオフ周波数が制御さ
れる。
【0010】このような構成によれば、演奏操作板3を
叩く力の強さを可変することによって、音量制御信号V
oのレベルが変化してエンベロープ発生回路17から出
力されるエンベロープ波形信号のレベルが設定され、打
楽器音信号をレベル制御、すなわち、音量制御して出力
することができる。また、同時に、演奏操作板3の叩く
位置を変えることによって、その位置とその時の叩く強
さに応じて音高ピッチ制御信号Poおよび音色制御信号
oのレベルが変化してVCO10における発振周波数
およびBPF13の通過帯域周波数が可変制御される。
したがって、発音される打楽器音のピッチおよび音色
が、演奏操作板3の打撃ポイントおよび打撃力によって
可変制御される。なお、上述した技術の詳細について
は、実公昭58−37110号公報を参照されたい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電子演奏装置においては、打撃ポイントと発音され
る打楽器音のピッチや音色との関係が、単に機械的に設
定されているだけなので、演奏者は、あらかじめこれら
の関係を記憶しておいて演奏しなければならないため、
わずらわしいという欠点があった。
【0012】また、打撃力によっても打楽器音のピッチ
や音色が変化してしまうため、通常の自然楽器の打楽器
の演奏とは異なり、違和感があるという問題があった。
この発明は、このような背景の下になされたもので、自
然楽器の打楽器と同様に演奏して変化に富んだ打楽器音
を合成することができる楽音合成装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明による楽音合成
装置は、演奏操作板と、該演奏操作板の所定の位置に設
けられ、前記演奏操作板に加えられる打撃操作に応じた
信号を出力する複数の検出手段と、少なくとも遅延素子
を含んだループ手段と、前記複数の検出手段の出力信号
に基づいて打撃操作された位置を検出し、その検出され
た位置に応じて前記遅延素子の遅延量を算出して前記遅
延素子に設定する遅延量制御手段と、前記複数の検出手
段の出力信号に応じた励振信号を前記ループ手段に入力
する励振手段とを具備することを特徴としている。
【0014】
【作用】上記構成によれば、演奏者が演奏操作板に打撃
操作を加えると、複数の検出手段は、打撃操作に応じた
信号を出力する。これにより、遅延量制御手段は、複数
の検出手段の出力信号に基づいて打撃操作された位置を
検出し、その検出された位置に応じて遅延素子の遅延量
を算出して遅延素子に設定する。また、励振手段は、複
数の検出手段の出力信号に応じた励振信号をループ手段
に入力する。したがって、励振信号は、ループ手段を循
環し、このループ手段を循環する信号が楽音信号として
取り出される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。この実施例においては、楽音合成装
置の音源として実際の自然楽器の発音原理をシミュレー
トすることにより得られたモデルを動作させ、これによ
り、自然楽器の楽音を合成する物理モデル(遅延フィー
ドバックアルゴリズム)音源(ウェーブガイドネットワ
ーク)を用いることにする。
【0016】図1はこの発明の一実施例による楽音合成
装置の楽音合成部の共振回路部の構成を示すブロック図
である。この共振回路部は、打楽器の振動体(ドラムヘ
ッド等)における音の伝幡をシミュレートしたものであ
る、図1において、20は双方向伝送回路であり、図2
に示すように、入力信号を遅延量Dだけ遅延する遅延回
路21と、入力信号から1つの遅延回路21の出力信号
を減算して他の遅延回路21に入力する減算器22とか
ら構成されている。なお、図示していないが、遅延回路
21には、直列にフィルタおよび減衰項を乗算する乗算
器が接続されている。
【0017】また、図1において、23は各双方向伝送
回路20の接合点に設けられたジャンクションであり、
図3に示すように、入力信号を重み付けして出力する乗
算器24と、各乗算器24の出力信号を加算する加算器
25とから構成され、加算器25の出力信号が各双方向
伝送回路20に入力されている。なお、図1は、打撃さ
れる打楽器のイメージを2次元的に表すため、各構成要
素の接続を2次元的に表している。ここで、図4に図1
において交差している2つの双方向伝送回路20の交差
部aの詳細な構成例を示す。図4において、26〜29
はそれぞれ遅延量DA〜DDの遅延回路、30は加算器、
31は後述する総合的圧力信号が励起波形信号として入
力される入力端子である。
【0018】次に、図5にこの発明の一実施例による楽
音合成装置の演奏機構部の構成例を示す。図5におい
て、32はある程度の剛性を有する合成樹脂等からなる
演奏操作板であり、その下部上下、左右の各対称位置に
は、4個の圧電素子等からなる同一のゲインに調整され
た圧力検出素子33a〜33dが配置されている。そし
て、これらの圧力検出素子33a〜33dからは、上述
の場合と同様、演奏操作板32の操作に対応して急激に
立ち上がり、その立ち上がりレベルが検出された打撃力
に比例したトリガ状の圧力検出信号SA〜SDがそれぞれ
出力される。これらの圧力検出信号SA〜SDは、そのゲ
インが等しい図示せぬバッファアンプによって増幅され
た後、図示せぬ差動増幅器によってそれぞれ同じ値の抵
抗Rを介して加算され、演奏操作板32に対する打撃力
に応じた総合的圧力信号として図4の入力端子31から
入力される。
【0019】また、圧力検出信号SA〜SDは、図6に示
す遅延量制御回路34に入力される。この遅延量制御回
路34は、圧力検出信号SA〜SDのそれぞれの振幅が圧
力検出素子33a〜33dのそれぞれの位置から打撃ポ
イントまでの距離の逆数にほぼ比例しているという考察
のもとに構成されている。すなわち、遅延量制御回路3
4は、まず、圧力検出信号SA〜SDのそれぞれの逆数
(1/SA〜1/SD)を求めた後、互いに対角位置に配
置されている圧力検出素子33に対応した圧力検出信号
A〜SDのそれぞれの逆数(1/SA〜1/SD)の和を
とり、その和によってそれぞれの逆数(1/SA〜1/
D)を正規化する。そして、遅延量制御回路34は、
正規化された値に双方向伝送回路20の総遅延量(DA
+DC)(=DB+DD)を乗算する。これにより、打撃
ポイントに応じた遅延回路26〜29のそれぞれの遅延
量DA〜DDの概算的な値が求められる。
【0020】次に、遅延量制御回路34の構成を図6を
参照して説明する。図6において、35は圧力検出信号
A〜SDのそれぞれの逆数1/SA〜1/SDを演算する
逆数回路、36は信号1/SAと信号1/SCとを加算す
る加算器、37は信号1/SAを加算器36の出力信号
で除算する除算器、38は信号1/SCを加算器36の
出力信号で除算する除算器、39は除算器37の出力信
号に遅延回路26および28のそれぞれの遅延量DA
よびDCの和(DA+DC)(あらかじめ設定されている
双方向伝送回路20の総遅延量)を乗算して遅延回路2
6の遅延量DAを出力する乗算器、40は除算器38の
出力信号に双方向伝送回路20の総遅延量(DA+DC
を乗算して遅延回路28の遅延量DCを出力する乗算器
である。
【0021】41は信号1/SBと信号1/SDとを加算
する加算器、42は信号1/SBを加算器41の出力信
号で除算する除算器、43は信号1/SDを加算器41
の出力信号で除算する除算器、44は除算器42の出力
信号に遅延回路27および29のそれぞれの遅延量DB
およびDDの和(DB+DD)(あらかじめ設定されてい
る双方向伝送回路20の総遅延量)を乗算して遅延回路
27の遅延量DBを出力する乗算器、45は除算器43
の出力信号に双方向伝送回路20の総遅延量(DB
D)を乗算して遅延回路29の遅延量DDを出力する乗
算器である。なお、特に図示していないが、打楽器音信
号は、図1〜図4の任意の遅延回路、ジャンクションな
どからの出力信号を適宜混合した後、イコライジングの
ためのフィルタや音作り用のリヴァーブ等を通過させて
取り出す。
【0022】このような構成において、演奏者が、たと
えば、図5に示す演奏操作板32の×印のポイントを叩
くと、圧力検出素子33a〜33dからは、そのレベル
がSB>SA>SC>SDとなるような圧力検出信号SA
Dが出力される。これらの圧力検出信号SA〜SDは、
そのゲインが等しい図示せぬバッファアンプによって増
幅された後、図示せぬ差動増幅器によってそれぞれ同じ
値の抵抗Rを介して加算され、演奏操作板32に対する
打撃力に応じた総合的圧力信号として図4の入力端子3
1から入力される。
【0023】また、圧力検出信号SA〜SDは、図6に示
す遅延量制御回路34にも入力される。これにより、逆
数回路35において、圧力検出信号SA〜SDのそれぞれ
逆数1/SA〜1/SDが演算されて出力される。次に、
加算器36および41において、互いに対角位置に配置
されている圧力検出素子33aと33cおよび33bと
33dに対応した圧力検出信号SA〜SDのそれぞれの逆
数(1/SA〜1/SD)の和{(1/SA)+(1/
C)}および{(1/SB)+(1/SD)}がとられ
た後、除算器37、38、42および43において、逆
数(1/SA〜1/SD)の和{(1/SA)+(1/
C)}および{(1/SB)+(1/SD)}によって
それぞれの逆数(1/SA〜1/SD)が正規化され、
{SC/(SA+SC)}、{SA/(SA+SC)}、{S
D/(SB+SD)}および{SB/(SB+SD)}が出力
される。
【0024】そして、乗算器39、40、44および4
5において、正規化された値{SC/(SA+SC)}、
{SA/(SA+SC)}、{SD/(SB+SD)}および
{SB/(SB+SD)}に双方向伝送回路20の総遅延
量(DA+DC)(=DB+DD)が乗算され、これによ
り、打撃ポイントに応じた遅延回路26〜29のそれぞ
れの遅延量DA〜DDの概算的な値{SC(DA+DC)/
(SA+SC)}、{SA(DA+DC)/(SA
C)}、{SD(DB+DD)/(SB+SD)}および
{SB(DB+DD)/(SB+SD)}が求められ、それ
ぞれの遅延回路26〜29に設定される。
【0025】これにより、楽音合成部は、打撃ポイント
をパラメータとして打楽器音信号を出力することができ
る。また、たとえば、演奏操作板32の各圧力検出素子
33a〜33dのいずれかのごく近傍を演奏者が叩く
と、上述の場合と同様、遅延回路26〜29のそれぞれ
の遅延量DA〜DDの概算的な値{SC(DA+DC)/
(SA+SC)}、{SA(DA+DC)/(SA
C)}、{SD(DB+DD)/(SB+SD)}および
{SB(DB+DD)/(SB+SD)}が求められ、それ
ぞれの遅延回路26〜29に設定されるが、これらの遅
延量DA〜DDのいずれがか非常に小さくなり、小さな遅
延があるほうからの負の反射が高まることによる微分効
果により、各圧力検出素子33a〜33dからの打撃波
形が高域強調されて図1の楽音合成部の共振回路部(ウ
ェーブガイドネットワーク)中を駆け回り、いかにも太
鼓の端を叩いたような響きを得ることができる。
【0026】次に、図7に図1の双方向伝送回路20の
交差部aの他の詳細な構成例を示す。この図において、
図4の各部に対応する部分には、同一の符号を付け、そ
の説明を省略する。図7において、46は加算器、47
は励起波形信号を出力する励起波形信号発生回路であ
る。ここで、図8に励起波形信号発生回路47の構成例
を示す。この励起波形信号発生回路47は、ピアノハン
マと同様な打撃の力学モデルによるものであり、ドラム
ヘッドのたわみをモデリングしている。入力信号Fある
いはVとしては、演奏操作板32に対する打撃力に応じ
た総合的圧力信号をそのまま用いたり、総合的圧力信号
の全波整流波形、あるいは、平滑波形等を用いる。な
お、図8に示す励起波形信号発生回路47の原理につい
ては、本出願人が先に提案した楽音合成装置(特願平2
−161863号の願書に添付した明細書および図面参
照)の原理と同様であるので、その説明を省略する。
【0027】また、励起波形信号発生回路47の非線形
部として擦弦楽器の物理モデル音源の擦弦アルゴリズム
の非線形系を応用すれば、擦ったような音のパーカッシ
ョンのヴォイシングがある程度得られ、管楽器の物理モ
デル音源のアルゴリズムの非線形系を応用すれば、管を
吹いたような音のパーカッションのヴォイシングがある
程度得られる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、自然楽器の打楽器と同様に演奏して変化に富んだ打
楽器音を合成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による楽音合成装置の楽
音合成部の共振回路部の構成を示すブロック図である。
【図2】 双方向伝送回路20の構成例を示すブロック
図である。
【図3】 ジャンクション23の構成例を示すブロック
図である。
【図4】 図1の双方向伝送回路20の交差部aの詳細
な構成例を示すブロック図である。
【図5】 この発明の一実施例による楽音合成装置の演
奏機構部の構成例を示す概略図である。
【図6】 遅延量制御回路34の構成例を示すブロック
図である。
【図7】 図1の双方向伝送回路20の交差部aの他の
詳細な構成例を示すブロック図である。
【図8】 図7の励起波形信号発生回路47の構成例を
示すブロック図である。
【図9】 従来の電子演奏装置の構成例を示す回路図で
ある。
【図10】 従来の電子演奏装置の演奏機構部の構成例
を示す概略図である。
【図11】 圧力検出信号の波形の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
20……双方向伝送回路、21,26〜29……遅延回
路、22……減算器、23……ジャンクション、24,
39,40,44,45……乗算器、25,30,3
6,41,46……加算器、31……入力端子、32…
…演奏操作板、33a〜33d……圧力検出素子、34
……遅延量制御回路、35……逆数回路、37,38,
42,43……除算器、47……励起波形信号発生回
路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏操作板と、 該演奏操作板の所定の位置に設けられ、前記演奏操作板
    に加えられる打撃操作に応じた信号を出力する複数の検
    出手段と、 少なくとも遅延素子を含んだループ手段と、 前記複数の検出手段の出力信号に基づいて打撃操作され
    た位置を検出し、その検出された位置に応じて前記遅延
    素子の遅延量を算出して前記遅延素子に設定する遅延量
    制御手段と、 前記複数の検出手段の出力信号に応じた励振信号を前記
    ループ手段に入力する励振手段とを具備することを特徴
    とする楽音合成装置。
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