JP2723627B2 - 同軸円形導波管変換器 - Google Patents
同軸円形導波管変換器Info
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- JP2723627B2 JP2723627B2 JP22241089A JP22241089A JP2723627B2 JP 2723627 B2 JP2723627 B2 JP 2723627B2 JP 22241089 A JP22241089 A JP 22241089A JP 22241089 A JP22241089 A JP 22241089A JP 2723627 B2 JP2723627 B2 JP 2723627B2
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- Japan
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- waveguide
- hole
- coaxial
- circular waveguide
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- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、同軸線路（同軸管および同軸ケーブルを含
む）と円形導波管との相互のインピーダンスを整合して
両者間でのマイクロ波の伝送を可能にする同軸円形導波
管変換器に関する。
む）と円形導波管との相互のインピーダンスを整合して
両者間でのマイクロ波の伝送を可能にする同軸円形導波
管変換器に関する。
（従来の技術） 従来、この種の同軸円形導波管変換器には、第２図に
示すようなものがある。すなわち、基本モードおよび少
なくとも一つの高次モードを伝送できる円形導波管１と
インピーダンス変換部５と矩形導波管４とが一体に形成
されている。中心導体２と該電体３と外部導体６とで同
軸線路７を構成している。この同軸線路７は矩形導波管
４に接続されている。矩形導波管４の金属壁には貫通孔
が設けられていて、この貫通孔には中心導体２が挿入さ
れており、その中心導体２は矩形導波管４の導波路に突
出している。この中心導体２は、図中の下方に落下しな
いように貫通孔に嵌入された誘電体３により矩形導波管
４の金属壁に固定されている。外部導体６はその貫通孔
の周縁に該貫通孔と同心に固着されている。中心導体２
の中心と端面4aとの距離Ｓは、同軸線路７と矩形導波管
４との間の整合を最適にする距離に設定される。例え
ば、波長をλとすると、距離Ｓはλ/8からλ/4の間に設
定される。インピーダンス変換部５は、円形導波管１と
矩形導波管４とのインピーダンスを整合させる。インピ
ーダンス変換部５の長さｌは、一般にはλ/4に設定され
る。なお、第２図（ｃ）はＡ−Ａ矢視断面図、第２図
（ｄ）はＢ−Ｂ矢視断面図である。
示すようなものがある。すなわち、基本モードおよび少
なくとも一つの高次モードを伝送できる円形導波管１と
インピーダンス変換部５と矩形導波管４とが一体に形成
されている。中心導体２と該電体３と外部導体６とで同
軸線路７を構成している。この同軸線路７は矩形導波管
４に接続されている。矩形導波管４の金属壁には貫通孔
が設けられていて、この貫通孔には中心導体２が挿入さ
れており、その中心導体２は矩形導波管４の導波路に突
出している。この中心導体２は、図中の下方に落下しな
いように貫通孔に嵌入された誘電体３により矩形導波管
４の金属壁に固定されている。外部導体６はその貫通孔
の周縁に該貫通孔と同心に固着されている。中心導体２
の中心と端面4aとの距離Ｓは、同軸線路７と矩形導波管
４との間の整合を最適にする距離に設定される。例え
ば、波長をλとすると、距離Ｓはλ/8からλ/4の間に設
定される。インピーダンス変換部５は、円形導波管１と
矩形導波管４とのインピーダンスを整合させる。インピ
ーダンス変換部５の長さｌは、一般にはλ/4に設定され
る。なお、第２図（ｃ）はＡ−Ａ矢視断面図、第２図
（ｄ）はＢ−Ｂ矢視断面図である。
（発明が解決しようとする課題） 上述したように、従来の同軸円形導波管変換器では、
円形導波管１に入力された高次モードが同軸線路７に伝
搬しないようにするために、同軸モードへの変換部を矩
形導波管４としている。従って、矩形導波管４と円形導
波管１との間にインピーダンス変換部５が必要である。
このインピーダンス変換部５を多段に接続すれば広帯域
な特性とすることができる。しかし、同軸円形導波管変
換器自体が長くなり、且つ構造が複雑になるので高価に
なる。反対に、インピーダンス変換部５を一段にすると
狭帯域となる。このように従来の同軸円形導波管変換器
には解決すべき課題がある。
円形導波管１に入力された高次モードが同軸線路７に伝
搬しないようにするために、同軸モードへの変換部を矩
形導波管４としている。従って、矩形導波管４と円形導
波管１との間にインピーダンス変換部５が必要である。
このインピーダンス変換部５を多段に接続すれば広帯域
な特性とすることができる。しかし、同軸円形導波管変
換器自体が長くなり、且つ構造が複雑になるので高価に
なる。反対に、インピーダンス変換部５を一段にすると
狭帯域となる。このように従来の同軸円形導波管変換器
には解決すべき課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、円形導波管に入力された高次モード波
が同軸線路に伝搬するおそれがなく、しかもインピーダ
ンス変換部がない同軸円形導波管変換器を提供すること
にある。
り、その目的は、円形導波管に入力された高次モード波
が同軸線路に伝搬するおそれがなく、しかもインピーダ
ンス変換部がない同軸円形導波管変換器を提供すること
にある。
（課題を解決するための手段） 本発明の同軸円形導波管変換器は、上記目的を達成す
るために、同軸線路と円形導波管とを相互のインーピー
ダンスを整合させて接続する同軸円形導波管変換器にお
いて、金属壁で囲んでなる導波管が内円すい形をなし、
該内円すい形の軸に垂直な向きに前記金属壁に貫通孔が
形成されている円すい導波管と、外部導体が前記貫通孔
の周縁に該貫通孔に同心に固着されており、中心導体が
前記貫通孔を貫通して前記円すい導波路に突出している
同軸線路とからなり、 前記円すい導波路が前記同軸線路の基本モードの波長
と同一基本モードの波長だけを通過させる基準円すい直
径となる軸方向の位置に前記貫通孔が位置し、 前記円すい導波路の基準大端径は前記同軸線路の基本
モードの波長および該基本モード以外の少なくとも一つ
の高次モードの波長を伝搬するのにに足るだけの長さで
ある。
るために、同軸線路と円形導波管とを相互のインーピー
ダンスを整合させて接続する同軸円形導波管変換器にお
いて、金属壁で囲んでなる導波管が内円すい形をなし、
該内円すい形の軸に垂直な向きに前記金属壁に貫通孔が
形成されている円すい導波管と、外部導体が前記貫通孔
の周縁に該貫通孔に同心に固着されており、中心導体が
前記貫通孔を貫通して前記円すい導波路に突出している
同軸線路とからなり、 前記円すい導波路が前記同軸線路の基本モードの波長
と同一基本モードの波長だけを通過させる基準円すい直
径となる軸方向の位置に前記貫通孔が位置し、 前記円すい導波路の基準大端径は前記同軸線路の基本
モードの波長および該基本モード以外の少なくとも一つ
の高次モードの波長を伝搬するのにに足るだけの長さで
ある。
（実施例） 次に、本発明について図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第１図（ｂ）は本発明の一実施例の同軸円形導波管変
換器の縦断面図、第１図（ａ）は正面図である。この実
施例には第１図（ｂ）の左端（開放端）に円形導波管が
接続される。なお、内円すいの用語についてはJIS〓BO1
54「円すい用語」に規定されているので、本明細書では
その用語を用いる。第３図は内円すい用語の説明図であ
る。
換器の縦断面図、第１図（ａ）は正面図である。この実
施例には第１図（ｂ）の左端（開放端）に円形導波管が
接続される。なお、内円すいの用語についてはJIS〓BO1
54「円すい用語」に規定されているので、本明細書では
その用語を用いる。第３図は内円すい用語の説明図であ
る。
第１図（ｂ）の実施例における円すい導波管には金属
壁12で囲んで内円すい形の導波路11が形成されている。
この導波路11の開口（図の左端）の径が第３図における
基準大端径である。導波路11の右端の径が第３図におけ
る基準小端径であり、この右端から距離Ｓの位置には金
属壁12に貫通孔が設けてある。この貫通孔に同軸線路７
が取り付けてある。同軸線路７は中心導体２と誘電体３
と外部導体６とでなっている。外部導体６は貫通孔の周
縁の金属壁12にその貫通孔と同心に固着されている。中
心導体２は貫通孔に挿入され、中心導体２の先端部は円
すい導波路11に突出している。この中心導体２は、図中
の下方に落下しないように貫通孔に嵌入された誘電体３
により固定されている。
壁12で囲んで内円すい形の導波路11が形成されている。
この導波路11の開口（図の左端）の径が第３図における
基準大端径である。導波路11の右端の径が第３図におけ
る基準小端径であり、この右端から距離Ｓの位置には金
属壁12に貫通孔が設けてある。この貫通孔に同軸線路７
が取り付けてある。同軸線路７は中心導体２と誘電体３
と外部導体６とでなっている。外部導体６は貫通孔の周
縁の金属壁12にその貫通孔と同心に固着されている。中
心導体２は貫通孔に挿入され、中心導体２の先端部は円
すい導波路11に突出している。この中心導体２は、図中
の下方に落下しないように貫通孔に嵌入された誘電体３
により固定されている。
円すい導波路11の基準大端径は、同軸部の基本モード
の波長と同一の基本モードの波長およびこの基本モード
以外の少なくとも一つの高次モードの波長を伝搬するの
に足りるだけの長さである。そして基準小端径面からの
距離Ｓにおける基準円すい直径は、同軸線路７の基本モ
ードの波長と同一の波長だけを伝搬するように設定され
ている。
の波長と同一の基本モードの波長およびこの基本モード
以外の少なくとも一つの高次モードの波長を伝搬するの
に足りるだけの長さである。そして基準小端径面からの
距離Ｓにおける基準円すい直径は、同軸線路７の基本モ
ードの波長と同一の波長だけを伝搬するように設定され
ている。
このように構成された本実施例の同軸円形導波管変換
器に、基本モードおよび高次モードを伝搬する円形導波
管たとえばホーン等を接続した場合、同軸線路７には基
本モードだけしか伝搬しないので共振が起きたりしな
い。
器に、基本モードおよび高次モードを伝搬する円形導波
管たとえばホーン等を接続した場合、同軸線路７には基
本モードだけしか伝搬しないので共振が起きたりしな
い。
（発明の効果） 以上に説明したように、本発明の同軸円形導波管変換
器は、インピーダンス変換部をなくし簡単な構造にし且
つ円形導波管の内面を内円すい状としたので、鋳型で構
成することにより低価格にできる。また、インピーダン
ス変換部をなくしたことにより、同軸円形導波管変換器
を小型にできる。
器は、インピーダンス変換部をなくし簡単な構造にし且
つ円形導波管の内面を内円すい状としたので、鋳型で構
成することにより低価格にできる。また、インピーダン
ス変換部をなくしたことにより、同軸円形導波管変換器
を小型にできる。
第１図（ａ）は本発明の一実施例の同軸円形導波管変換
器の正面図、第１図（ｂ）はその実施例の縦断面図であ
る。 第２図は従来の同軸円形導波管変換器を示し、同図
（ａ）は正面図、同図（ｂ）は縦断面図、同図（ｃ）は
Ａ−Ａ矢視断面図、同図（ｄ）はＢ−Ｂ矢視断面図であ
る。 第３図は円すい用語の説明図である。 １…円形導波管、２…中心導体、３…誘電体、４…矩形
導波管、５…インピーダンス交換部、６…外部導体、７
…同軸線路、10…円すい導波管、11…円すい導波路。
器の正面図、第１図（ｂ）はその実施例の縦断面図であ
る。 第２図は従来の同軸円形導波管変換器を示し、同図
（ａ）は正面図、同図（ｂ）は縦断面図、同図（ｃ）は
Ａ−Ａ矢視断面図、同図（ｄ）はＢ−Ｂ矢視断面図であ
る。 第３図は円すい用語の説明図である。 １…円形導波管、２…中心導体、３…誘電体、４…矩形
導波管、５…インピーダンス交換部、６…外部導体、７
…同軸線路、10…円すい導波管、11…円すい導波路。
Claims (1)
- 【請求項１】同軸線路と円形導波管とを相互のインーピ
ーダンスを整合させて接続する同軸円形導波管変換器に
おいて、 金属壁で囲んでなる導波路が内円すい形をなし、該内円
すい形の軸に垂直な向きに前記金属壁に貫通孔が形成さ
れている円すい導波管と、外部導体が前記貫通孔の周縁
に該貫通孔に同心に固着されており、中心導体が前記貫
通孔を貫通して前記円すい導波路に突出している同軸線
路とからなり、 前記円すい導波路が前記同軸線路の基本モードの波長と
同一基本モードの波長だけを通過させる基準円すい直径
となる軸方向の位置に前記貫通孔が位置し、 前記円すい導波路の基準大端径は前記同軸線路の基本モ
ードの波長と同一の基本モードの波長および該基本モー
ド以外の少なくとも一つの高次モードの波長を伝搬する
のに足るだけの長さであることを特徴とする同軸円形導
波管変換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22241089A JP2723627B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 同軸円形導波管変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22241089A JP2723627B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 同軸円形導波管変換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0385801A JPH0385801A (ja) | 1991-04-11 |
| JP2723627B2 true JP2723627B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16781946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22241089A Expired - Fee Related JP2723627B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 同軸円形導波管変換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2723627B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-29 JP JP22241089A patent/JP2723627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0385801A (ja) | 1991-04-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |