JP2723219B2 - 交流電気車の制御装置 - Google Patents

交流電気車の制御装置

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JP2723219B2
JP2723219B2 JP62052032A JP5203287A JP2723219B2 JP 2723219 B2 JP2723219 B2 JP 2723219B2 JP 62052032 A JP62052032 A JP 62052032A JP 5203287 A JP5203287 A JP 5203287A JP 2723219 B2 JP2723219 B2 JP 2723219B2
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英明 高原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、交流電気車の制御装置に関し、特にサージ
電圧吸収回路に関するものである。 (従来の技術) ゲートタンオフ(以下、GTOと言う。)サイリスタな
どの電力高速スイッチング素子の発達により、パルス幅
変調制御を用いて交流側電力の力率がよく、かつ高周波
電流の少い交流直流変換器が用いられるようになってい
る。 単相交流電力を入力とする交流電気車においても交流
直流変換器が用いられる。第2図に従来の交流電気車の
主回路図を示す。交流電力は集電器PANにより入力され
スイッチVを通してトランスT1に入力される。P1はトラ
ンスT1の1次巻線を示している。トランスT1の2次巻線
S1にはリアクトルL,接触器Kを介してGTOサイリスタG1
〜G4及びダイオードD1〜D4にて構成される高周波変調交
直変換器(以下、PWMコンバータと言う。)CONVが接続
される。またこの出力側にはコンデンサC1と、電動機回
路を含む負荷回路LOADが接続される。 トランスT1の2次巻線S1に接続されるコンデンサC2及
び抵抗R2は、サージ吸収回路を構成している。また、S2
はトランスの3次巻線であり補助回路AUXに電力を供給
する。この回路における接触器Kの必要性を説明する。
まず、第1はPWMコンバータCONVのGTOサイリスタあるい
はダイオードが短絡故障となった場合、トランスT1の2
次巻線S1が短絡を防止するために接触器Kが無いと、ス
イッチVを開放する以外にないが、この場合、補助回路
AUXの電源もしゃ断される。最近の電気車では乗客サー
ビス向上のため車内冷房などを3次巻線S2から得ている
ため、主回路側の故障によって以降の運用が不可能とな
る。もしも補助回路だけでも動作できれば乗客は乗せた
まま他の車両の救援で以降の運行を続けることができ
る。このような理由から接触器Kは必要となる。 またもう1つの理由は、回路構成上接触器Kが無い
と、スイッチVの投入によってトランス巻線及びPWMコ
ンバータCONVのダイオードを通してコンデンサC1が急速
に充電される。この充電々源は制限するインピーダンス
がほとんど無いため大きな突入電流となり、機器に損傷
を与えるなどの不具合を生じる。従って、第2図に示す
ように接触器Kに並列に高い抵抗値を持つ抵抗器R3と開
放用の接触器K1を設けて接触器Kを開放,接触器K1の投
入の状態にてスイッチVを投入し抵抗器R3を通してコン
デンサC1をある時間をもって充電した後に接触器Kを投
入する方法が用いられる。このような理由から接触器K
は必要となる。 以上により、接触器Kを開放した状態でスイッチVの
投入,しゃ断は通常行われることになるが、トランスT1
の1次側は20000V〜30000Vの特高圧であるため、スイッ
チVとしては真空しゃ断器などが用いられる。一般にこ
のような高圧の投入しゃ断では、トランスT1の励磁エネ
ルギを短時間で入切するため、瞬時的に大きなサージが
発生し、空間や電線を伝わって制御回路などの低電圧回
路へノイズとなって伝わり、誤動作などを起こさせる原
因となる。接触器Kが投入されたままであれば、直流回
路のコンデンサC1及び第2図の図面では省略されている
が実際にはGTOサイリスタ,ダイオードに並列に取付け
られた小容量の抵抗,コンデンサで構成されるサージ吸
収回路である程度これを吸収することができる。しかし
接触器Kが開かれている場合のスイッチVの開閉を考え
ると、これを吸収するためコイデンサC2と抵抗器R2によ
るサージ吸収回路をトランスT1の2次巻線S1に接続する
ことが行われている。 ところで、PWMコンバータは原理的に交流回路のリア
クタンスによってこれにかかる電圧で交流電流や直流電
圧を制御するため、交流回路のリアクトルLが必要とな
る。しかし一方ではこのリアクトルは外形も大きく重量
も大となるため、この一部をトランスT1の2次巻線S1の
漏れリアクタンス分で分担することが行われている。こ
のようにした場合、トランスT1の重量をそれ程増加させ
ないで、交流回路に必要なリアクタンスを得ることがで
きる。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、上述の構成において、次に示す欠点がある。 第3図はPWMコンバータCONV動作中における交流電圧
電流を示したもので、(a)はトランスT1の1次電圧を
示し、これが正弦波々形であることを示す。これに対
し、(b)は2次電圧波形を示すが、先述したように巻
線の漏れリアクタンスとリアクトルLにて電圧を分担す
るため、高周波変調動作による高周波々形が生じ、高周
波の凹凸を生じる。このような電圧波形の部分にコンデ
ンサC2と抵抗器R2で構成されるフィルタ回路を接続する
と電圧が急激に変化する時点でコンデンサC2の充電及び
放電々流が第3図(c)のように流れ、これは抵抗器R2
にも流れるため抵抗器の熱容量として非常に大きなもの
が必要となる。 本発明はこの点に関して成されたもので、その目的は
熱損失が少くかつ、接触器Kが開放された場合にスイッ
チVを開閉してもサージ電圧の生じない交流電気車の主
回路を提供するものである。 〔発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) 上述した目的を達成するために、本発明は、交流電源
に第1の開閉手段を介して接続される1次巻線、2次巻
線及び3次巻線とを有し、前記1次巻線と前記2次巻線
との結合を疎結合とし、前記1次巻線と前記3次巻線と
の結合を密結合とした主変圧器と、この主変圧器の2次
巻線に第2の開閉手段を介して接続される交直変換器
と、コンデンサと抵抗器とからなり前記主変圧器の3次
巻線に接続され、前記第1の開閉手段の開閉動作に伴っ
て前記主変圧器に発生するサージ電圧を吸収するサージ
吸収回路とを有してなる。 (作用) 交直変換器は主変換器の2次巻線より得た電力を変換
して負荷に供給する。サージ吸収回路を3次巻線に接続
することにより、サージ吸収回路への流入電流を少なく
することができ、熱損失を低減することができる。サー
ジ電圧は1次巻線に接続される第1の開閉手段の開閉動
作により発生する。このサージ電圧は3次巻線に多く流
入して、サージ吸収回路で抑制される。また結果として
3次巻線に結合される1次巻線、2次巻線のすべてのサ
ージ電圧を抑制することができる。一方、サージ吸収回
路で発生する損失は、サージ吸収回路を流れる電流で決
まるが、主変圧器の電圧波形の瞬時的変化値が少ないほ
うが損失低減には効果的である。3次巻線に発生する電
圧は高周波の凹凸が2次巻線に発生する電圧よりも小さ
くなるため、2次巻線で生じる大きな電圧変動が3次巻
線に伝達されると、電圧変動幅が低下し、サージ吸収回
路での損失も少なくなる。またもちろんのこと、1次巻
線で発生するサージ電圧の吸収効果に変わりはない。 (実施例) 本発明に基づく一実施例を図面を用いて説明する。第
1図は本発明に基づく一実施例の交流電気車の主回路図
を示す。第1図中、第2図に示されるものと同一のもの
には同一符号を付する。交直変換器直流出力側のコンデ
ンサC1の負荷側には、GTOサイリスタG11〜G16及びダイ
オードD11〜D16により構成されるインバータ回路INVと
誘導電動機IMが接続される。また、トランスT1の3次巻
線S2にはサージ吸収回路のコンデンサC及び抵抗R、ま
た、これと並列に補助回路AUXが接続される。この場合
トランスT1の各巻線の結合度は次のようにする。先に説
明したように2次巻線S1はある程度の漏れリアクタンス
が必要となるため1次巻線P1との結合は疎な関係となる
必要がある。一方、3次巻線S2は、1次巻線P1と密結合
の関係に構成することが可能である。サージ電圧は1次
巻線P1に接続されるスイッチVの開閉動作により発生す
る。このサージ電圧は1次巻線P1との結合度が密なる結
合関係にある3次巻線S2に多く流入して、コンデンサC
および抵抗器Rからなるサージ吸収回路で抑制される。
また、結果として3次巻線S2に結合される1次巻線P1、
2次巻線S1のすべてのサージ電圧を抑制することができ
る。一方サージ吸収回路の抵抗器Rで発生する損失は、
サージ吸収回路を流れる電流で決まるが、この電流分は
大きく分けて、(1)交流電流の基本波分によるもの、
(2)電圧波形が瞬時的に変化するときに生じる充放電
電流によるものとがある。サージ吸収回路に流れる電流
は、(1)よりも(2)の電流のほうが比較的大きいた
め、トランスの電圧波形の瞬時的変化値が少ないほうが
抵抗器Rの損失低減には効果的である。2次巻線S1と1
次巻線P1との結合度は疎なる結合関係にあるため、2次
巻線S1と1次巻線P1との相互インダクタンス分は小さい
が、3次巻線S2と1次巻線P1との相互インダクタンス分
は大きいため、1次巻線P1を介した2次巻線S1と3次巻
線S2との結合度は結果的に疎なる結合関係となる。 上述のようにトランス巻線T1を構成した場合、PWMコ
ンバータCONV動作中の交流電圧波形は第3図のようにな
る。すなわち、2次巻線S1は(b)のように凹凸の多い
波形となるが、3次巻線S2は(d)のように多少の凹凸
はあるものの、(b)の波形に比較すると小さい。 このように構成することにより、3次巻線S2に取付け
られたフィルタ回路には過渡的な変動分はほとんど流れ
ないため、抵抗器容量を小とすることができる。 〔発明の効果〕 以上説明したように第2の開閉手段が開放されている
状態における第1の開閉手段の開閉動作によるサージを
吸収することができ、さらにサージ吸収回路を3次巻線
に接続し、主変圧器を構成する各巻線の結合度を調整す
ることで、サージ吸収回路への流入電流を少なくでき、
サージ吸収回路での熱損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に基づく一実施例の交流電気車の主回路
図、第2図は従来の交流電気車の主回路図、第3図は主
回路の各部の波形図を示す。 T1…トランス、L…リアクトル K…接触器、CONV…PWMコンバータ C…コンデンサ、R…抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭44−13884(JP,B1) 東芝レビュー 23〔11〕 (昭43− 11) 1444〜1450頁EF71形交流電気機 関車−サイリスタを用いた回生ブレーキ 式電気機関車

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.交流電源に第1の開閉手段を介して接続される1次
    巻線、2次巻線及び3次巻線とを有し、前記1次巻線と
    前記2次巻線との結合を疎結合とし、前記1次巻線と前
    記3次巻線との結合を密結合とした主変圧器と、 この主変圧器の2次巻線に第2の開閉手段を介して接続
    される交直変換器と、コンデンサと抵抗器とからなり前
    記主変圧器の3次巻線に接続され、前記第1の開閉手段
    の開閉動作に伴って前記主変圧器に発生するサージ電圧
    を吸収するサージ吸収回路と を有する交流電気車の制御装置。
JP62052032A 1987-03-09 1987-03-09 交流電気車の制御装置 Expired - Lifetime JP2723219B2 (ja)

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JPS63220701A JPS63220701A (ja) 1988-09-14
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
東芝レビュー 23〔11〕 (昭43−11) 1444〜1450頁EF71形交流電気機関車−サイリスタを用いた回生ブレーキ式電気機関車

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