JP2722178B2 - 管状打込杭の打設装置 - Google Patents
管状打込杭の打設装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管状打込杭の打設装置
に関し、更に詳しくは例えば、湾岸や河川敷等での埋め
立て工事や各種の基礎工事に適用される管状打込杭の打
設装置に関する。
に関し、更に詳しくは例えば、湾岸や河川敷等での埋め
立て工事や各種の基礎工事に適用される管状打込杭の打
設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種管状打込杭の打設装置とし
ては、特公昭54-21648号記載の装置が存在する。即ち、
前記管状打込杭の打設装置は図8に示すように、管状打
込杭としての鋼管杭30を挟持可能なチャックアーム31の
設けられたチャッキング装置32と、該チャッキング装置
32を打設する起振機33と、該起振機33の振動を緩衝する
緩衝装置34と、前記チャッキング装置32の下端側に設け
られ、且つチャックアーム31で鋼管杭30を挟持した際、
該鋼管杭30の内空部30a の一端側を密閉する挿入部35
と、該密閉された鋼管杭30の内空部30a に圧縮空気又は
圧力水を供給するホース36とから構成されてなる。
ては、特公昭54-21648号記載の装置が存在する。即ち、
前記管状打込杭の打設装置は図8に示すように、管状打
込杭としての鋼管杭30を挟持可能なチャックアーム31の
設けられたチャッキング装置32と、該チャッキング装置
32を打設する起振機33と、該起振機33の振動を緩衝する
緩衝装置34と、前記チャッキング装置32の下端側に設け
られ、且つチャックアーム31で鋼管杭30を挟持した際、
該鋼管杭30の内空部30a の一端側を密閉する挿入部35
と、該密閉された鋼管杭30の内空部30a に圧縮空気又は
圧力水を供給するホース36とから構成されてなる。
【0003】即ち、使用に際しては、鋼管杭30をチャッ
クアーム31で挟持するとともに挿入部35を鋼管杭30の内
空部30a の一端側より挿入して前記鋼管杭30の内空部30
a の一端側を密閉して前記河川等に打設した後、ホース
36で前記鋼管杭30の内空部30a に圧縮空気等を供給する
ことで鋼管杭30を引き抜くことができるものである。
クアーム31で挟持するとともに挿入部35を鋼管杭30の内
空部30a の一端側より挿入して前記鋼管杭30の内空部30
a の一端側を密閉して前記河川等に打設した後、ホース
36で前記鋼管杭30の内空部30a に圧縮空気等を供給する
ことで鋼管杭30を引き抜くことができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の管状打込杭の打設装置においては、鋼管杭30の内空
部30a の一端側の密閉する挿入部35がチャッキング装置
32のチャックアーム31側に一体的に設けられてなるため
に、前記鋼管杭30を引き抜く際鋼管杭30を挟持したチャ
ックアーム31が離脱又はズレ等を生じると、鋼管杭30と
鋼管杭30の内空部30a との間に隙間が生じ、該隙間より
水が鋼管杭30の内空部30a に侵入するため鋼管杭30の引
き抜作業を効率的に行うことができないという問題点が
あった。
来の管状打込杭の打設装置においては、鋼管杭30の内空
部30a の一端側の密閉する挿入部35がチャッキング装置
32のチャックアーム31側に一体的に設けられてなるため
に、前記鋼管杭30を引き抜く際鋼管杭30を挟持したチャ
ックアーム31が離脱又はズレ等を生じると、鋼管杭30と
鋼管杭30の内空部30a との間に隙間が生じ、該隙間より
水が鋼管杭30の内空部30a に侵入するため鋼管杭30の引
き抜作業を効率的に行うことができないという問題点が
あった。
【0005】それ故に、本発明は上記問題点に鑑みて発
明されたもので、打設された管状打込杭を引き抜く際
に、確実に管状打込杭の内空部を密閉した状態で管状打
込杭を引き抜くことができ、水が管状打込杭の内空部に
侵入することがなく効率的に引き抜作業を行うことので
きる管状打込杭の打設装置を提供することを課題とす
る。
明されたもので、打設された管状打込杭を引き抜く際
に、確実に管状打込杭の内空部を密閉した状態で管状打
込杭を引き抜くことができ、水が管状打込杭の内空部に
侵入することがなく効率的に引き抜作業を行うことので
きる管状打込杭の打設装置を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決する手段として請求項1記載の管状打込杭の打設
装置は、内空部2aを有する管状打込杭2の一端部を挟持
可能なチャックアーム3,3の設けられたチャッキング
装置4と、該チャッキング装置4を振動させる起振機5
とからなる管状打込杭の打設装置において、前記チャッ
キング装置4には、挟持した管状打込杭2の内空部2aに
進出することにより該管状打込杭2の一端側を閉塞状態
とする閉塞手段が設けられてなることにある。
を解決する手段として請求項1記載の管状打込杭の打設
装置は、内空部2aを有する管状打込杭2の一端部を挟持
可能なチャックアーム3,3の設けられたチャッキング
装置4と、該チャッキング装置4を振動させる起振機5
とからなる管状打込杭の打設装置において、前記チャッ
キング装置4には、挟持した管状打込杭2の内空部2aに
進出することにより該管状打込杭2の一端側を閉塞状態
とする閉塞手段が設けられてなることにある。
【0007】また、請求項2記載の管状打込杭の打設装
置は、前記閉塞手段が、管状打込杭2の内空部2aの内周
壁2bに密接すべく膨張可能な袋体7で構成されてなるこ
とにある。
置は、前記閉塞手段が、管状打込杭2の内空部2aの内周
壁2bに密接すべく膨張可能な袋体7で構成されてなるこ
とにある。
【0008】さらに、請求項3記載の管状打込杭の打設
装置は、前記袋体7には、流体注入装置7aが設けられて
なることにある。
装置は、前記袋体7には、流体注入装置7aが設けられて
なることにある。
【0009】また、請求項4記載の管状打込杭の打設装
置は、前記閉塞手段が、管状打込杭2の内空部2aの内周
壁2bに密接可能な周縁部を有する板状の蓋体12a と、該
蓋体12a を内空部2aに進出すべく押圧する押圧シリンダ
ー12b とから構成されてなることにある。
置は、前記閉塞手段が、管状打込杭2の内空部2aの内周
壁2bに密接可能な周縁部を有する板状の蓋体12a と、該
蓋体12a を内空部2aに進出すべく押圧する押圧シリンダ
ー12b とから構成されてなることにある。
【0010】さらに、請求項5記載の管状打込杭の打設
装置は、前記管状打込杭2の内空部2aの内周壁2bには、
該内空部2a内に進出する閉塞手段と当接することによ
り、閉塞手段の進出量を常に一定とするストッパー体13
b が設けられてなることにある。
装置は、前記管状打込杭2の内空部2aの内周壁2bには、
該内空部2a内に進出する閉塞手段と当接することによ
り、閉塞手段の進出量を常に一定とするストッパー体13
b が設けられてなることにある。
【0011】また、請求項6記載の管状打込杭の打設装
置は、前記管状打込杭2又はチャッキング装置4の何れ
かには、一端側が閉塞されて打設される管状打込杭2の
内空部2aの内圧を調整可能な内圧調整手段が設けられて
なることにある。
置は、前記管状打込杭2又はチャッキング装置4の何れ
かには、一端側が閉塞されて打設される管状打込杭2の
内空部2aの内圧を調整可能な内圧調整手段が設けられて
なることにある。
【0012】
【作用】上記請求項1記載の管状打込杭の打設装置は、
チャッキング装置4のチャックアーム3,3により一端
部を挟持された内空部2aを有する管状打込杭2を起振機
5により振動させて打設する際に、前記内空部2aに進出
することにより該管状打込杭2の一端側を閉塞手段で閉
塞状態として打設することができる。
チャッキング装置4のチャックアーム3,3により一端
部を挟持された内空部2aを有する管状打込杭2を起振機
5により振動させて打設する際に、前記内空部2aに進出
することにより該管状打込杭2の一端側を閉塞手段で閉
塞状態として打設することができる。
【0013】また、請求項2記載の管状打込杭の打設装
置は、閉塞手段を、管状打込杭2の内空部2aの内周壁2b
に密接すべく膨張可能な袋体7で構成することにより、
該袋体7を膨張させて内空部2aを閉塞することができ
る。
置は、閉塞手段を、管状打込杭2の内空部2aの内周壁2b
に密接すべく膨張可能な袋体7で構成することにより、
該袋体7を膨張させて内空部2aを閉塞することができ
る。
【0014】さらに、請求項3記載の管状打込杭の打設
装置は、袋体7に、流体注入装置7aが設けられてなるこ
とにより、該流体注入装置7aで適切な状態まで袋体7を
膨張させて内空部2aの一端側を閉塞することができる。
装置は、袋体7に、流体注入装置7aが設けられてなるこ
とにより、該流体注入装置7aで適切な状態まで袋体7を
膨張させて内空部2aの一端側を閉塞することができる。
【0015】また、請求項4記載の管状打込杭の打設装
置は、閉塞手段を管状打込杭2の内空部2aの内周壁2bに
密接可能な周縁部を有する板状の蓋体12a と、該蓋体12
a と押圧する押圧シリンダー12b とで構成することによ
り、蓋体12a を内空部2aの内周壁2bに密接させた状態に
押圧して内空部2aの一端側を閉塞することができる。
置は、閉塞手段を管状打込杭2の内空部2aの内周壁2bに
密接可能な周縁部を有する板状の蓋体12a と、該蓋体12
a と押圧する押圧シリンダー12b とで構成することによ
り、蓋体12a を内空部2aの内周壁2bに密接させた状態に
押圧して内空部2aの一端側を閉塞することができる。
【0016】さらに、請求項5記載の管状打込杭の打設
装置は、管状打込杭2の内空部2aの内周壁2bに、該内空
部2a内に進出する閉塞手段と当接するストッパー体13a
が設けられてなることにより、該ストッパー体13b で内
空部2a内へ進出する閉塞手段の進出量を常に一定とする
ことができる。
装置は、管状打込杭2の内空部2aの内周壁2bに、該内空
部2a内に進出する閉塞手段と当接するストッパー体13a
が設けられてなることにより、該ストッパー体13b で内
空部2a内へ進出する閉塞手段の進出量を常に一定とする
ことができる。
【0017】また、請求項6記載の管状打込杭の打設装
置は、管状打込杭2又はチャッキング装置4の何れかに
は、一端側が閉塞されて打設される管状打込杭2の内空
部2aの内圧を調整可能な内圧調整手段を設けることによ
り、該管状打込杭2の内空部2aの内圧を調整して打設作
業を行うことができる。
置は、管状打込杭2又はチャッキング装置4の何れかに
は、一端側が閉塞されて打設される管状打込杭2の内空
部2aの内圧を調整可能な内圧調整手段を設けることによ
り、該管状打込杭2の内空部2aの内圧を調整して打設作
業を行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の管状打込杭の打設装置の一実
施例を図面に従って説明する。
施例を図面に従って説明する。
【0019】図1〜3において、1はタワークレーン
(図示せず)に設けられた打設装置本体で、該打設装置
本体1は、円筒状の管状打込杭としての鋼管杭2を挟持
すべく対向して設けられた一対のチャックアーム3,3
と、該チャックアーム3,3を相互に近接及び離反すべ
く夫々のチャックアーム3,3の一端側に設けられたチ
ャッキング装置4と、該チャッキング装置4を振動すべ
く該チャッキング装置4の上部に設けられた起振機5
と、該起振機5による振動を緩衝すべくバネの設けられ
た緩衝装置6とから構成されてなる。前記チャックアー
ム3は固定部3aと、該固定部3aに当接すべく移動する移
動部3bとから構成されてなる。4aは前記チャッキング装
置4の下面に設けられたゴム性のガイド座を示す。
(図示せず)に設けられた打設装置本体で、該打設装置
本体1は、円筒状の管状打込杭としての鋼管杭2を挟持
すべく対向して設けられた一対のチャックアーム3,3
と、該チャックアーム3,3を相互に近接及び離反すべ
く夫々のチャックアーム3,3の一端側に設けられたチ
ャッキング装置4と、該チャッキング装置4を振動すべ
く該チャッキング装置4の上部に設けられた起振機5
と、該起振機5による振動を緩衝すべくバネの設けられ
た緩衝装置6とから構成されてなる。前記チャックアー
ム3は固定部3aと、該固定部3aに当接すべく移動する移
動部3bとから構成されてなる。4aは前記チャッキング装
置4の下面に設けられたゴム性のガイド座を示す。
【0020】7は前記鋼管杭2の内空部2aを圧縮すべく
前記チャックアーム3の固定部3aの下方側に設けられた
膨張可能な閉塞手段としての袋体で、該袋体7は使用時
において鋼管杭2の内空部2aの内周壁2bを密接し一端側
を閉塞した状態にすべく構成されてなる。7aは前記袋体
7を膨張すべく前記チャッキング装置4に設けられた空
気注入装置を示す。
前記チャックアーム3の固定部3aの下方側に設けられた
膨張可能な閉塞手段としての袋体で、該袋体7は使用時
において鋼管杭2の内空部2aの内周壁2bを密接し一端側
を閉塞した状態にすべく構成されてなる。7aは前記袋体
7を膨張すべく前記チャッキング装置4に設けられた空
気注入装置を示す。
【0021】8は前記鋼管杭2の内空部2aの内圧を調整
するべく管8aと、該管8aを介して圧縮空気を供給する供
給機8bとからなる内圧調整装置を示す。
するべく管8aと、該管8aを介して圧縮空気を供給する供
給機8bとからなる内圧調整装置を示す。
【0022】次に、上記のように構成された管状打込杭
の打設装置9を使用する場合について説明する。
の打設装置9を使用する場合について説明する。
【0023】先ず、タワークレーン(図示せず)に管状
打込杭打設装置本体1を連結した後、該打設装置本体1
のチャックアーム3,3をチャッキング装置4,4の作
動で相互に近接する方向に移動して円筒状の鋼管杭2の
一端側を挟持することで、管状打込杭の打設装置9を構
成する。その後、前記チャッキング装置4に設けられた
空気注入装置7aを作動して袋体7をガイド座4aに沿って
膨張し鋼管杭2の中空部2aの内周壁2bに密接すること
で、前記鋼管杭2の一端側を閉塞する。
打込杭打設装置本体1を連結した後、該打設装置本体1
のチャックアーム3,3をチャッキング装置4,4の作
動で相互に近接する方向に移動して円筒状の鋼管杭2の
一端側を挟持することで、管状打込杭の打設装置9を構
成する。その後、前記チャッキング装置4に設けられた
空気注入装置7aを作動して袋体7をガイド座4aに沿って
膨張し鋼管杭2の中空部2aの内周壁2bに密接すること
で、前記鋼管杭2の一端側を閉塞する。
【0024】その後、図4に示すように、起振機5を作
動して前記打設装置本体1を振動することで鋼管杭2を
河川敷の地盤に打設する。この際、前記鋼管杭2の内空
部2aは袋体7が内空部2aの内周壁2bに密接した状態で進
出し該鋼管杭2の一端側を閉塞した状態としているため
に、鋼管杭2の内空部2aに侵入する泥水、砂、泥等の侵
入を阻止した状態で打設することができ、鋼管杭2を打
設する際に該鋼管杭2の内空部2aより噴出する泥水等で
河川が汚染されることがない。
動して前記打設装置本体1を振動することで鋼管杭2を
河川敷の地盤に打設する。この際、前記鋼管杭2の内空
部2aは袋体7が内空部2aの内周壁2bに密接した状態で進
出し該鋼管杭2の一端側を閉塞した状態としているため
に、鋼管杭2の内空部2aに侵入する泥水、砂、泥等の侵
入を阻止した状態で打設することができ、鋼管杭2を打
設する際に該鋼管杭2の内空部2aより噴出する泥水等で
河川が汚染されることがない。
【0025】その後、前記鋼管杭2を引き抜く際は、鋼
管杭2の内空部2aに内圧調整装置8の作動で管8aを介し
て圧縮空気を供給しながら引き抜くことで、内空部2aに
水等が侵入することなくスムーズに鋼管杭2を引き抜く
ことができる。しかも、袋体7で鋼管杭2の内空部2aの
内周壁2bに密接した状態で進出してなることにより、前
記鋼管杭2を引き抜く際、チャッキングアーム3,3が
離脱したり又はズレ等を生ずることがあっても鋼管杭2
と袋体7との間に隙間があくことなく確実に鋼管杭2の
一端側を閉塞することができる。
管杭2の内空部2aに内圧調整装置8の作動で管8aを介し
て圧縮空気を供給しながら引き抜くことで、内空部2aに
水等が侵入することなくスムーズに鋼管杭2を引き抜く
ことができる。しかも、袋体7で鋼管杭2の内空部2aの
内周壁2bに密接した状態で進出してなることにより、前
記鋼管杭2を引き抜く際、チャッキングアーム3,3が
離脱したり又はズレ等を生ずることがあっても鋼管杭2
と袋体7との間に隙間があくことなく確実に鋼管杭2の
一端側を閉塞することができる。
【0026】尚、上記実施例では、閉塞手段として管状
打込杭2の内空部2aに密接して一端側を閉塞する袋体7
を使用したが、本発明の閉塞手段はこれに限定されるも
のでなく、例えば図5(イ)に示すように、鋼管杭2の
内空部2aの内周壁に密接可能な周縁部11を有する蓋体12
a と該蓋体12a を押圧する押圧用シリンダー12b とで構
成してもよく、また同図(ロ)に示すように管状打込杭
2の内空部2aに進出し、先端側に弾性体としてのゴムの
設けられた閉塞体13a と、該閉塞体13a の進出を一定に
すべく前記ゴムに当接するストッパー体13b を設けるこ
とで閉塞してもよい。要は、鋼管杭2の一端側を閉塞す
ることができるならその手段は問うものでない。
打込杭2の内空部2aに密接して一端側を閉塞する袋体7
を使用したが、本発明の閉塞手段はこれに限定されるも
のでなく、例えば図5(イ)に示すように、鋼管杭2の
内空部2aの内周壁に密接可能な周縁部11を有する蓋体12
a と該蓋体12a を押圧する押圧用シリンダー12b とで構
成してもよく、また同図(ロ)に示すように管状打込杭
2の内空部2aに進出し、先端側に弾性体としてのゴムの
設けられた閉塞体13a と、該閉塞体13a の進出を一定に
すべく前記ゴムに当接するストッパー体13b を設けるこ
とで閉塞してもよい。要は、鋼管杭2の一端側を閉塞す
ることができるならその手段は問うものでない。
【0027】又、上記実施例では、内圧調整装置8を鋼
管杭2に直接設けたが、本発明の内圧調整装置8を設け
る位置はこれに限定されるものでなく、例えば図6に示
すように、チャッキング装置4に内圧調整装置8を設け
ることも可能である。
管杭2に直接設けたが、本発明の内圧調整装置8を設け
る位置はこれに限定されるものでなく、例えば図6に示
すように、チャッキング装置4に内圧調整装置8を設け
ることも可能である。
【0028】更に、上記実施例では、袋体7を別体の気
体封入装置7aで膨張させて管状打込杭2の内空部2aに密
接させたが、袋体7を膨張するのは気体に限らず、例え
ばオイル、水等で袋体7を膨張することも可能である。
体封入装置7aで膨張させて管状打込杭2の内空部2aに密
接させたが、袋体7を膨張するのは気体に限らず、例え
ばオイル、水等で袋体7を膨張することも可能である。
【0029】又、上記実施例では、略円筒状の鋼管杭2
を使用したが、本発明の管状打込杭の形状はこれに限定
さるれるものでなく、四角,六角等断面視略矩形状であ
ってもよく、又他の管状打込杭であってもい。
を使用したが、本発明の管状打込杭の形状はこれに限定
さるれるものでなく、四角,六角等断面視略矩形状であ
ってもよく、又他の管状打込杭であってもい。
【0030】更に、上記実施例では、チャックアーム
3,3で管状打込杭2の対向する両端側を挟持したが、
本発明の管状打込杭2を挟持する位置はこれに限定され
るものでなく例えば、4箇所を挟持することも可能であ
り、又図7に示すように単一のチャックアーム3,3を
使用することも可能である。
3,3で管状打込杭2の対向する両端側を挟持したが、
本発明の管状打込杭2を挟持する位置はこれに限定され
るものでなく例えば、4箇所を挟持することも可能であ
り、又図7に示すように単一のチャックアーム3,3を
使用することも可能である。
【0031】
【発明の効果】叙上のように、請求項1記載の管状打込
杭の打設装置は、チャッキング装置により一端側を挟持
された内空部を有する管状打込杭を起振機により振動さ
せて打設した管状打込杭を引き抜く際に、従来のように
鋼管杭を挟持したチャックアームが離脱又は、ズレ等を
生じると、管状打込杭の内空部との間に隙間を生じ水が
管状打込杭の内空部に侵入するようなことがなく、確実
に内空部を閉塞することができ、管状打込杭の引き抜作
業をより効率的に行うことができるとうい顕著な効果が
ある。
杭の打設装置は、チャッキング装置により一端側を挟持
された内空部を有する管状打込杭を起振機により振動さ
せて打設した管状打込杭を引き抜く際に、従来のように
鋼管杭を挟持したチャックアームが離脱又は、ズレ等を
生じると、管状打込杭の内空部との間に隙間を生じ水が
管状打込杭の内空部に侵入するようなことがなく、確実
に内空部を閉塞することができ、管状打込杭の引き抜作
業をより効率的に行うことができるとうい顕著な効果が
ある。
【0032】しかも、打設する際も、前記内空部に進出
することにより該管状打込杭の一端側を閉塞手段で閉塞
状態にして、内空部への泥水等の流入を阻止した状態で
打設作業を行うことができるので、従来のように打設し
た際、内空部に流入した泥水等が噴出することなく、湾
岸や河川を汚染することのなく管状打込杭の打設作業を
効率よく行うことができるという利点がある。
することにより該管状打込杭の一端側を閉塞手段で閉塞
状態にして、内空部への泥水等の流入を阻止した状態で
打設作業を行うことができるので、従来のように打設し
た際、内空部に流入した泥水等が噴出することなく、湾
岸や河川を汚染することのなく管状打込杭の打設作業を
効率よく行うことができるという利点がある。
【0033】また、請求項2記載の管状打込杭の打設装
置は、閉塞手段を、管状打込杭の内空部の内周壁に密接
すべく膨張可能な袋体で構成することにより、該袋体を
膨張させて内空部を閉塞することができ、少ない部品点
数で容易に管状打込杭の内空部を閉塞することができる
という利点がある。
置は、閉塞手段を、管状打込杭の内空部の内周壁に密接
すべく膨張可能な袋体で構成することにより、該袋体を
膨張させて内空部を閉塞することができ、少ない部品点
数で容易に管状打込杭の内空部を閉塞することができる
という利点がある。
【0034】さらに、請求項3記載の管状打込杭の打設
装置は、袋体に、流体注入装置が設けられてなることに
より、該流体注入装置で適切な状態まで袋体を膨張させ
て管状打込杭の内空部の一端側を閉塞することができ、
種々の径の相違する管状打込杭に使用することができる
という利点がある。
装置は、袋体に、流体注入装置が設けられてなることに
より、該流体注入装置で適切な状態まで袋体を膨張させ
て管状打込杭の内空部の一端側を閉塞することができ、
種々の径の相違する管状打込杭に使用することができる
という利点がある。
【0035】また、請求項4記載の管状打込杭の打設装
置は、閉塞手段を管状打込杭の内空部の内周壁に密接可
能な周縁部を有する板状の蓋体で構成することにより、
蓋体を内空部の内周壁に密接させて内空部の一端側を閉
塞することができ、簡易な構成で閉塞することができる
とともに、該蓋体を押圧シリンダーで、常に押圧するこ
とで確実に内空部を閉塞することができるという利点が
ある。
置は、閉塞手段を管状打込杭の内空部の内周壁に密接可
能な周縁部を有する板状の蓋体で構成することにより、
蓋体を内空部の内周壁に密接させて内空部の一端側を閉
塞することができ、簡易な構成で閉塞することができる
とともに、該蓋体を押圧シリンダーで、常に押圧するこ
とで確実に内空部を閉塞することができるという利点が
ある。
【0036】さらに、請求項5記載の管状打込杭の打設
装置は、管状打込杭の内空部の内周壁に、該内空部内に
進出する開閉手段と当接して閉塞手段の進出量を常に一
定とするストッパー体を設けることにより、管状打込杭
の一端側の適切な位置で閉塞することができるという利
点がある。
装置は、管状打込杭の内空部の内周壁に、該内空部内に
進出する開閉手段と当接して閉塞手段の進出量を常に一
定とするストッパー体を設けることにより、管状打込杭
の一端側の適切な位置で閉塞することができるという利
点がある。
【0037】また、請求項6記載の管状打込杭の打設装
置は、管状打込杭又はチャッキング装置の何れかには、
一端側が閉塞されて打設される管状打込杭の内空部の内
圧を調整可能な内圧調整手段を設けることにより、該管
状打込杭の内空部の内圧を調整して打設作業を行うこと
ができるので、泥水等の侵入を確実に阻止して打設作業
を行うことができるという利点がある。
置は、管状打込杭又はチャッキング装置の何れかには、
一端側が閉塞されて打設される管状打込杭の内空部の内
圧を調整可能な内圧調整手段を設けることにより、該管
状打込杭の内空部の内圧を調整して打設作業を行うこと
ができるので、泥水等の侵入を確実に阻止して打設作業
を行うことができるという利点がある。
【図1】本発明の管状打込杭の打設装置の一実施例を示
す一部断面側面図。
す一部断面側面図。
【図2】管状打込杭及び袋体の取付け状態を示す一部断
面側面図。
面側面図。
【図3】管状打込杭の取付け状態を示す一部断面底面
図。
図。
【図4】管状打込杭の打設装置の使用状態を示す一部断
面側面図。
面側面図。
【図5】(イ),(ロ)は閉塞手段の他実施例を示す一
部断面側面図。
部断面側面図。
【図6】内圧調整装置の他実施例を示す一部断面側面
図。
図。
【図7】チャックアームの他実施例を示す一部断面側面
図。
図。
【図8】従来例を示す一部断面側面図。
2…管状打込杭 2a…内空部 2b…内周壁 3…チャックアーム 4…チャックング装置 7…袋体 11…流体送付装置 12a …蓋体 12b …押圧シリンダー 13b …ストッパー体
Claims (6)
- 【請求項1】 内空部(2a)を有する管状打込杭(2) の一
端部を挟持可能なチャックアーム(3),(3) の設けられた
チャッキング装置(4) と、該チャッキング装置(4) を振
動させる起振機(5) とからなる管状打込杭の打設装置に
おいて、前記チャッキング装置(4) には、挟持した管状
打込杭(2) の内空部(2a)に進出することにより該管状打
込杭(2) の一端側を閉塞状態とする閉塞手段が設けられ
てなることを特徴とする管状打込杭の打設装置。 - 【請求項2】 前記閉塞手段が、管状打込杭(2) の内空
部(2a)の内周壁(2b)に密接すべく膨張可能な袋体(7) で
構成された請求項1記載の管状打込杭の打設装置。 - 【請求項3】 前記袋体(7) には、流体注入装置(7a)が
設けられてなる請求項2記載の管状打込杭の打設装置。 - 【請求項4】 前記閉塞手段が、管状打込杭(2) の内空
部(2a)の内周壁(2b)に密接可能な周縁部を有する板状の
蓋体(12a) と、該蓋体(12a) を内空部(2a)に進出すべく
押圧する押圧シリンダー(12b) とから構成されてなる請
求項1記載の管状打込杭の打設装置。 - 【請求項5】 前記管状打込杭(2) の内空部(2a)の内周
壁(2b)には、該内空部(2a)内に進出する閉塞手段と当接
することにより、閉塞手段の進出量を常に一定とするス
トッパー体(13b) が設けられてなる請求項1乃至4の何
れかに記載の管状打込杭の打設装置。 - 【請求項6】 前記管状打込杭(2) 又はチャッキング装
置(4) の何れかには、一端側が閉塞されて打設される管
状打込杭(2) の内空部(2a)の内圧を調整可能な内圧調整
手段が設けられてなる請求項1乃至5何れかに記載の管
状打込杭の打設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1395795A JP2722178B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 管状打込杭の打設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1395795A JP2722178B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 管状打込杭の打設装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08209695A JPH08209695A (ja) | 1996-08-13 |
JP2722178B2 true JP2722178B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=11847699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1395795A Expired - Lifetime JP2722178B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 管状打込杭の打設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2722178B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6982178B2 (en) | 2002-06-10 | 2006-01-03 | E Ink Corporation | Components and methods for use in electro-optic displays |
CN110080225B (zh) * | 2019-03-29 | 2021-06-18 | 徐胜祥 | 用于超长超大钢护筒的回收方法 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP1395795A patent/JP2722178B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08209695A (ja) | 1996-08-13 |
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