JP2722004B2 - タレツト旋回速度の適応制御方法 - Google Patents

タレツト旋回速度の適応制御方法

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JP2722004B2 JP28084189A JP28084189A JP2722004B2 JP 2722004 B2 JP2722004 B2 JP 2722004B2 JP 28084189 A JP28084189 A JP 28084189A JP 28084189 A JP28084189 A JP 28084189A JP 2722004 B2 JP2722004 B2 JP 2722004B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は工作機械のタレット旋回速度の工具取付状態
による適応制御方法に関するものである。
従来の技術 従来、工作機械例えば旋盤のタレットは、垂直平面内
で旋回される形式のもが多く、旋回速度は一定のものが
普通である。
発明が解決しようとする課題 従来の技術で述べた一定速度でタレットを旋回する方
法は、重量工具を全装備した場合、若しくはアンバラン
ス量が大きい場合に、安定して旋回できるよう低い旋回
速度に設定されている。このため工具装備数が少ない
か、又はアンバランス量の少ない場合には、速度を上げ
得る要素を残しながらも非能率な低速旋回が行われると
いう問題点を有している。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところは、装備
工具の重量、アンバランス量をタレット旋回用モータの
駆動電流により求めて、装備工具の状態に見合った安定
限界速度で旋回割出しを行うタレット旋回速度の適応制
御方法を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明におけるタレット旋
回速度の工具状態適応制御方法においては、NC工作機械
において、垂直平面内または傾斜平面内で旋回可能なタ
レットを加工に必要な全工具を装備して回転させ、駆動
モータへの供給電流を計測し、該供給電流の工具装備量
に比例する電流平均値(Is)と工具アンバランス量に比
例する電流変動値(Id)とを算出し、予め設定した平均
値に対する安定限界速度の関係式により前記電流平均値
(Is)に対応する安定限界速度(Vs)と予め設定した変
動値に対する安定限界速度のマスタテーブルにより前記
電流変動値(Id)に対応する安定限界速度(Vd)とを選
出し、選出した二つの前記安定限界速度(Vs,Vd)を比
較して小さい方の値にタレット旋回速度を決定するもの
である。
また、NC工作機械において、垂直平面内または傾斜平
面内で旋回可能なタレットを加工に必要な全工具を装備
して回転させ、駆動モータへの供給電流を計測し、該供
給電流の工具装備量に比例する電流平均値(Is)と工具
アンバランス量に比例する電流変動値(Id)とを算出
し、予め設定した平均値に対する安定限界速度のマスタ
テーブルにより前記電流平均値(Is)に対応する安定限
界速度(Vs)と予め設定した変動値に対する安定限界速
度の関係式により前記電流変動値(Id)に対応する安定
限界速度(Vd)とを算出し、選出した二つの前記安定限
界速度(Vs,Vd)を比較して小さい方の値にタレット旋
回速度を決定するものである。
作用 加工に必要な全工具を装備したタレットを数回転させ
て、このときの電流の平均値と変動値とを求め、予めNC
装置内に設定されている電流平均値に対する安定限界速
度のマスタテーブル又は関係式により電流平均値に対応
する安定限界速度と、予めNC装置内に設定されている電
流変動値に対する安定限界速度のマスタテーブル又は関
係式により電流変動値に対応する安定限界速度とをそれ
ぞれ選出し両者を比較して小さい方の安定限界速度をタ
レット旋回速度とする。
実施例 実施例について第1図〜第5図を参照して説明する。
周知の旋盤において、刃物台1に回転可能に支持され
るZ軸方向の図示しない旋回軸の先端にタレット2が固
着されている。タレット2には外周に穴ぐり又は穴明け
用工具3Aが、また主軸側端面に刃先が外周方向に突出す
るように外径又は端面切削用工具の3Bが、それぞれ着脱
可能に取付けられている。
刃物台1内にはNC5により回転制御されるタレット旋
回用モータ4が固着されており、モータ4の出力軸に嵌
着される駆動歯車6が刃物台1内に回転可能に支持され
る中間軸の中間歯車7と噛合され、更に中間軸の歯車8
がタレット旋回軸に嵌着される被動歯車9に噛合されて
いる。
次いで本実施例の作用を第2図のフローチャート図に
従って説明する。
ステップS1において、タレット2に加工に必要な全工
具例えば第1図に示すように穴ぐり又は穴明け用工具3A
と外径又は端面切削用工具3Bがそれぞれ6個ずつ塊った
状態に取付けられて工具装備が完了する。ステップS2に
おいて、タレット2を数回転してモータ駆動電流値を計
測し、刻々の電流値を記憶する。ステップS3において、
計測した電流値は工具の重量アンバランス位置の上昇時
と下降時とで差が出るので第3図に示すように1回転1
サイクルの変動成分(Id)を含んだ刻々に変化するもの
であり、計測値から電流平均値Isと変動成分(変動値)
Idとを算出する。ステップS4において、予めNC内に設定
されている第4図の供給電流平均値Isに対する安定限界
速度Vsを表すグラフ図に示すような値のマスタテーブ
ル、及び第5図の供給電流変動値Idに対する安定限界速
度Vdを表すグラフ図に示すような値のマスタテーブルに
よりIsとIdに対応するVsとVdと選出する。
尚、安定限界速度とはタレットが安定して旋回割出し
可能な上限速度であって、重量工具を全装備した場合、
もしくはアンバランス量が大きい場合など過酷な装備条
件ほど遅く、反対に軽量工具又はアンバランス量が少な
いほど軽い装備条件ほど速く設定される速度である。
ステップS5において、Vs≧Vdかが確認されYESの場合
にはステップS6において、旋回速度をVdと決定し、NOの
場合には旋回速度をVsと決定する。
尚安定限界速度Vs,Vdは、予め設定されたマスタテー
ブルにより選出するものと限定する必要はなく、予め関
係式を定めておいて演算により算出するようにすること
もできる。
発明の効果 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
加工に必要な全工具を装備したタレットを数回転させ
てモータ供給電流値を計測し、電流平均値と、電流変動
値とを算出する。そして電流平均値に対応する安定限界
速度と電流変動値に対応する安定限界速度とをそれぞれ
マスタテーブルにより選出し、両者を比較して小さい方
の速度でタレットを旋回させることにより、工具のアン
バランス量又は装備重量に応じて変速形旋回速度とな
り、工具数が少ない場合、若しくはバランスよく配設さ
れている場合に、今までの工具の最大積載重量及び最大
アンバランス量を基準に設定されていた低い一定速度か
ら解放されて、安定限界速度で高速に旋回することが可
能となり割出時間が短縮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はアンバランスに工具を装備したタレット及び刃
物台の説明図、第2図は本実施例の作用を示すフローチ
ャート図、第3図は第1図のタレットを旋回させたとき
のモータ供給電流値を表すグラフ図、第4図は供給電流
平均値と安定限界速度の関係を表すグラフ図、第5図は
供給電流変動成分と安定限界速度の関係を表すグラフ図
である。 2……タレット、Is……電流平均値 Id……電流変動値 Vs,Vd……安定限界速度

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】NC工作機械において、垂直平面内または傾
    斜平面内で旋回可能なタレット(2)を加工に必要な全
    工具を装備して回転させ、駆動モータ(4)への供給電
    流を計測し、該供給電流の工具装備量に比例する電流平
    均値(Is)と工具アンバランス量に比例する電流変動値
    (Id)とを算出し、予め設定した平均値に対する安定限
    界速度のマスタテーブルにより前記電流平均値(Is)に
    対応する安定限界速度(Vs)と予め設定した変動値に対
    する安定限界速度のマスタテーブルにより前記電流変動
    値(Id)に対応する安定限界速度(Vd)とを選出し、選
    出した二つの前記安定限界速度(Vs,Vd)を比較して小
    さい方の値にタレット旋回速度を決定することを特徴と
    するタレット旋回速度の適応制御方法。
  2. 【請求項2】NC工作機械において、垂直平面内または傾
    斜平面内で旋回可能なタレット(2)を加工に必要な全
    工具を装備して回転させ、駆動モータ(4)への供給電
    流を計測し、該供給電流の工具装備量に比例する電流平
    均値(Is)と工具アンバランス量に比例する電流変動値
    (Id)とを算出し、予め設定した平均値に対する安定限
    界速度の関係式により前記電流平均値(Is)に対応する
    安定限界速度(Vs)と予め設定した変動値に対する安定
    限界速度の関係式により前記電流変動値(Id)に対応す
    る安定限界速度(Vd)とを算出し、選出した二つの前記
    安定限界速度(Vs,Vd)を比較して小さい方の値にタレ
    ット旋回速度を決定することを特徴とするタレット旋回
    速度の適応制御方法。
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