JP2721050B2 - ピグを用いた管内洗浄装置 - Google Patents
ピグを用いた管内洗浄装置Info
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- JP2721050B2 JP2721050B2 JP3121525A JP12152591A JP2721050B2 JP 2721050 B2 JP2721050 B2 JP 2721050B2 JP 3121525 A JP3121525 A JP 3121525A JP 12152591 A JP12152591 A JP 12152591A JP 2721050 B2 JP2721050 B2 JP 2721050B2
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- pig
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- B08—CLEANING
- B08B—CLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
- B08B9/00—Cleaning hollow articles by methods or apparatus specially adapted thereto
- B08B9/02—Cleaning pipes or tubes or systems of pipes or tubes
- B08B9/027—Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages
- B08B9/04—Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages using cleaning devices introduced into and moved along the pipes
- B08B9/053—Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages using cleaning devices introduced into and moved along the pipes moved along the pipes by a fluid, e.g. by fluid pressure or by suction
- B08B9/055—Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages using cleaning devices introduced into and moved along the pipes moved along the pipes by a fluid, e.g. by fluid pressure or by suction the cleaning devices conforming to, or being conformable to, substantially the same cross-section of the pipes, e.g. pigs or moles
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はピグを用いた管内洗浄装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】管路を利用した下水道においては、老朽
化にともない、管の内面にスケールなどが発生し、通水
量の低下などの不都合を引き起こす。そこで、このよう
なスケールなどの成長を防止するため、管内洗浄用のピ
グが使用されている。このピグは、発泡ポリウレタンな
どの軟質素材からなる砲弾形の材料にて構成され、これ
を管内に圧入した後にその後側に加圧状態の水を供給す
ることで管内を移動し、この移動に伴って管内面を洗浄
するものである。
化にともない、管の内面にスケールなどが発生し、通水
量の低下などの不都合を引き起こす。そこで、このよう
なスケールなどの成長を防止するため、管内洗浄用のピ
グが使用されている。このピグは、発泡ポリウレタンな
どの軟質素材からなる砲弾形の材料にて構成され、これ
を管内に圧入した後にその後側に加圧状態の水を供給す
ることで管内を移動し、この移動に伴って管内面を洗浄
するものである。
【0003】従来、このピグ用いて管内面を洗浄する装
置として、たとえば実開昭62−140993号公報に開示され
るように、管路の途中に開閉式のピグ挿入口を設け、管
内を流れる加圧状態の水でピグを後押しすることで、こ
のピグを移動させるようにしたものが知られている。
置として、たとえば実開昭62−140993号公報に開示され
るように、管路の途中に開閉式のピグ挿入口を設け、管
内を流れる加圧状態の水でピグを後押しすることで、こ
のピグを移動させるようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のものでは、管内へのピグの挿入時に管路への通水を
停止しなければならず、著しく能率が悪いという問題点
がある。
来のものでは、管内へのピグの挿入時に管路への通水を
停止しなければならず、著しく能率が悪いという問題点
がある。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、管内へのピグの挿入を容易に行えるようにすること
を目的とする。
し、管内へのピグの挿入を容易に行えるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、管路における上流部分にこの管路からの分岐
部を設けて、この分岐部にピグの発射装置を取り付け、
前記分岐部よりも上流側における管路の部分からピグの
発射装置に向かうバイパス管を設けて、前記管路の上流
側からバイパス管内へ送られる加圧状態の管路内の水に
より前記ピグを管路内に向けて発射させるように構成
し、前記ピグの発射装置に、発射前のピグを収容可能で
あるとともに、分岐部に向かうにつれて口径が小さくな
る先細り状に形成された本体胴部と、この本体胴部の端
部に設けられてこの本体胴部内へピグを挿入させるため
の開閉蓋とを設け、前記ピグの発射装置における本体胴
部に加圧状態の清水の供給管を接続し、前記管路におけ
る分岐部よりも下流側の部分に管路内への流体供給管を
設けたものである。
本発明は、管路における上流部分にこの管路からの分岐
部を設けて、この分岐部にピグの発射装置を取り付け、
前記分岐部よりも上流側における管路の部分からピグの
発射装置に向かうバイパス管を設けて、前記管路の上流
側からバイパス管内へ送られる加圧状態の管路内の水に
より前記ピグを管路内に向けて発射させるように構成
し、前記ピグの発射装置に、発射前のピグを収容可能で
あるとともに、分岐部に向かうにつれて口径が小さくな
る先細り状に形成された本体胴部と、この本体胴部の端
部に設けられてこの本体胴部内へピグを挿入させるため
の開閉蓋とを設け、前記ピグの発射装置における本体胴
部に加圧状態の清水の供給管を接続し、前記管路におけ
る分岐部よりも下流側の部分に管路内への流体供給管を
設けたものである。
【0007】
【作用】このようなものにおいて、管路内を洗浄すると
きには、まず、バルブなどによって管路内と発射装置と
の連通を絶った状態で、この発射装置の開閉蓋を開いて
その内部にピグを挿入し、次いで開閉蓋を閉じる。そし
て、その状態でバイパス管に前記管路の上流側の部分か
らの加圧状態の水を供給すれば、この加圧状態の管路内
の水によって、ピグは、発射装置の本体胴部の先細り状
の部分を通過することにより弾性的に縮径された状態で
管路内に押し出される。その後は、ピグはこの管路内を
流れる加圧状態の水によってこの管路内を下流側へ移動
され、上記の弾性的な縮径にもとづく反発力によってこ
の管路内を洗浄することになる。供給管からの加圧状態
の清水を本体胴部の内部へ供給することで、前述の管路
の上流側の部分からの加圧状態の水に代えて、この清水
でピグを発射させることもできる。また、これら管路の
上流側の部分からの加圧状態の水と供給管からの加圧状
態の清水との両者の作用によりピグを発射させることも
できる。管路の途中に大きな異物がある場合など、発射
後に管路の途中でピグが動かなくなったときには、流体
供給管から管路の内部に気体または水を送り込むこと
で、このピグを逆送りさせて発射装置に戻すことができ
る。
きには、まず、バルブなどによって管路内と発射装置と
の連通を絶った状態で、この発射装置の開閉蓋を開いて
その内部にピグを挿入し、次いで開閉蓋を閉じる。そし
て、その状態でバイパス管に前記管路の上流側の部分か
らの加圧状態の水を供給すれば、この加圧状態の管路内
の水によって、ピグは、発射装置の本体胴部の先細り状
の部分を通過することにより弾性的に縮径された状態で
管路内に押し出される。その後は、ピグはこの管路内を
流れる加圧状態の水によってこの管路内を下流側へ移動
され、上記の弾性的な縮径にもとづく反発力によってこ
の管路内を洗浄することになる。供給管からの加圧状態
の清水を本体胴部の内部へ供給することで、前述の管路
の上流側の部分からの加圧状態の水に代えて、この清水
でピグを発射させることもできる。また、これら管路の
上流側の部分からの加圧状態の水と供給管からの加圧状
態の清水との両者の作用によりピグを発射させることも
できる。管路の途中に大きな異物がある場合など、発射
後に管路の途中でピグが動かなくなったときには、流体
供給管から管路の内部に気体または水を送り込むこと
で、このピグを逆送りさせて発射装置に戻すことができ
る。
【0008】
【実施例】図1において、1は下水管路であり、ポンプ
場に集められた下水を下水処理場まで圧送するために用
いられる。図1において、2はポンプ場内の集水ピッ
ト、3は下水処理場内の集水ピットである。ポンプ場と
下水処理場との間では、一般に下水管路1は道路下に埋
設される。ポンプ場内の集水ピット2の近傍における下
水管路1の部分には、汚水圧送ポンプ4が設けられてい
る。またポンプ場内において、汚水圧送ポンプ4よりも
下流側における下水管路1の部分には、この管路を開閉
するための仕切弁5が設けられている。
場に集められた下水を下水処理場まで圧送するために用
いられる。図1において、2はポンプ場内の集水ピッ
ト、3は下水処理場内の集水ピットである。ポンプ場と
下水処理場との間では、一般に下水管路1は道路下に埋
設される。ポンプ場内の集水ピット2の近傍における下
水管路1の部分には、汚水圧送ポンプ4が設けられてい
る。またポンプ場内において、汚水圧送ポンプ4よりも
下流側における下水管路1の部分には、この管路を開閉
するための仕切弁5が設けられている。
【0009】この仕切弁5よりも下流側における下水管
路1の部分には、T字管を利用した分岐部6が設けられ
ている。この分岐部6には、仕切弁7を介してピグ発射
装置8が接続されている。
路1の部分には、T字管を利用した分岐部6が設けられ
ている。この分岐部6には、仕切弁7を介してピグ発射
装置8が接続されている。
【0010】図2および図3に詳細に示すように、ピグ
発射装置8は分岐部6に接続される大径の本体胴部9を
有し、この本体胴部9は、分岐部6に向かうにつれ口径
が小さくなって下水管路1と同径となるような先細り状
に形成されている。分岐部6とは反対側における本体胴
部9の端部には開閉蓋10が設けられており、この開閉蓋
10を通してピグ11を本体胴部9の内部へ挿入可能であ
る。12は安全装置であり、開閉蓋10を閉状態にロック可
能である。
発射装置8は分岐部6に接続される大径の本体胴部9を
有し、この本体胴部9は、分岐部6に向かうにつれ口径
が小さくなって下水管路1と同径となるような先細り状
に形成されている。分岐部6とは反対側における本体胴
部9の端部には開閉蓋10が設けられており、この開閉蓋
10を通してピグ11を本体胴部9の内部へ挿入可能であ
る。12は安全装置であり、開閉蓋10を閉状態にロック可
能である。
【0011】仕切弁5よりも上流側における下水管路1
の部分と、開閉蓋10の近傍における本体胴部9の部分と
の間には、バイパス管13がわたされて、両者間を連通さ
せている。このバイパス管13には、仕切弁14が設けられ
ている。
の部分と、開閉蓋10の近傍における本体胴部9の部分と
の間には、バイパス管13がわたされて、両者間を連通さ
せている。このバイパス管13には、仕切弁14が設けられ
ている。
【0012】本体胴部9において、開閉蓋10の近傍に
は、加圧状態の清水の供給管15が接続されている。この
供給管15には、仕切弁16と、逆止弁17と、仕切弁18付き
のエア抜き管19とが取り付けられている。供給管15の近
傍には、圧力計20が取り付けられている。また本体胴部
9において、分岐部6との接続部分の近傍に形成された
同径部21には、この同径部21をピグ11が通過したことを
検知するためのピグ通過確認装置22と、仕切弁付きのド
レン管23とが設けられている。図示は省略したが、ピグ
の確認装置は、下水管路1における途中の部分と集水ピ
ット3の近傍部分とにもそれぞれ設けられ、ピグ11の進
行を確認できるようにされている。ドレン管23は、パイ
プを用いて下水溝まで導かれている。
は、加圧状態の清水の供給管15が接続されている。この
供給管15には、仕切弁16と、逆止弁17と、仕切弁18付き
のエア抜き管19とが取り付けられている。供給管15の近
傍には、圧力計20が取り付けられている。また本体胴部
9において、分岐部6との接続部分の近傍に形成された
同径部21には、この同径部21をピグ11が通過したことを
検知するためのピグ通過確認装置22と、仕切弁付きのド
レン管23とが設けられている。図示は省略したが、ピグ
の確認装置は、下水管路1における途中の部分と集水ピ
ット3の近傍部分とにもそれぞれ設けられ、ピグ11の進
行を確認できるようにされている。ドレン管23は、パイ
プを用いて下水溝まで導かれている。
【0013】下水処理場内の集水ピット3の近傍ににお
ける下水管路1の部分には、仕切弁24と、管路1内への
流体供給管25とが設けられている。圧送式の下水管路1
に使用される配管には、長期的に腐食を防止するため
に、内面モルタルライニングや粉体ライニングが施工さ
れている。このため、管内を通過中にピグ11がその内面
に損傷を与えないように、ピグ11は、発泡ポリウレタン
樹脂の全面を耐下水用樹脂で覆った構成とされている。
またピグ11は、集水ピット3での回収に便利なように、
下水に対して十分な浮力を有するとともに、その先端
に、運搬、引上げ用のロープなどが設けられている。あ
るいは、これに代えて、集水ピット3における下水管路
1の開口にピグ回収用のカゴなどを設けることもでき
る。
ける下水管路1の部分には、仕切弁24と、管路1内への
流体供給管25とが設けられている。圧送式の下水管路1
に使用される配管には、長期的に腐食を防止するため
に、内面モルタルライニングや粉体ライニングが施工さ
れている。このため、管内を通過中にピグ11がその内面
に損傷を与えないように、ピグ11は、発泡ポリウレタン
樹脂の全面を耐下水用樹脂で覆った構成とされている。
またピグ11は、集水ピット3での回収に便利なように、
下水に対して十分な浮力を有するとともに、その先端
に、運搬、引上げ用のロープなどが設けられている。あ
るいは、これに代えて、集水ピット3における下水管路
1の開口にピグ回収用のカゴなどを設けることもでき
る。
【0014】このような構成において、平常時には、仕
切弁5、24を「開」とするとともに、仕切弁7、14を
「閉」として、ポンプ4を運転する。すると、ポンプ場
の集水ピット2内の下水は、下水管路1内を圧送されて
下水処理場の集水ピット3へ送られる。
切弁5、24を「開」とするとともに、仕切弁7、14を
「閉」として、ポンプ4を運転する。すると、ポンプ場
の集水ピット2内の下水は、下水管路1内を圧送されて
下水処理場の集水ピット3へ送られる。
【0015】管内を洗浄するときには、ピグ発射装置8
の開閉蓋10を開いて本体胴部9の中にピグ11を挿入し、
このピグ11を、供給管15およびバイパス管13の位置を越
えた同径部21の位置まで送り込む。かつ、蓋10を閉じて
安全装置12を作用させる。次にポンプ4を停止し、仕切
弁5を閉じるとともに仕切弁14を開く。そしてポンプ4
を運転すると、加圧された下水がバイパス管13を通って
発射装置8に導かれ、ピグ11の後方への注水が行われ
る。そこで仕切弁7を開くと、バイパス管13からの下水
により後押しされることで、ピグ11は、同径部21から管
路1の中へ送り込まれる。こうすることで、仕切弁7を
開くことによる逆流の作用でピグ11が後方へ押し流さ
れ、管路1内に進入しなくなるといった事態の発生が防
止される。同径部21をピグ11が通過したことが確認装置
22によって検知されると、このピグ11が管路1内に入っ
たことが確認される。
の開閉蓋10を開いて本体胴部9の中にピグ11を挿入し、
このピグ11を、供給管15およびバイパス管13の位置を越
えた同径部21の位置まで送り込む。かつ、蓋10を閉じて
安全装置12を作用させる。次にポンプ4を停止し、仕切
弁5を閉じるとともに仕切弁14を開く。そしてポンプ4
を運転すると、加圧された下水がバイパス管13を通って
発射装置8に導かれ、ピグ11の後方への注水が行われ
る。そこで仕切弁7を開くと、バイパス管13からの下水
により後押しされることで、ピグ11は、同径部21から管
路1の中へ送り込まれる。こうすることで、仕切弁7を
開くことによる逆流の作用でピグ11が後方へ押し流さ
れ、管路1内に進入しなくなるといった事態の発生が防
止される。同径部21をピグ11が通過したことが確認装置
22によって検知されると、このピグ11が管路1内に入っ
たことが確認される。
【0016】管路1の中に入ったピグ11は、ポンプ4か
ら供給される加圧状態の下水により押圧され、下水処理
場の集水ピット3へ向けて移動される。このとき、管路
1の内面のスケールなどが除去され、管内が洗浄され
る。スケールの成長を防止するため、一定期間ごとにピ
グ11を用いた同様の洗浄を行う。
ら供給される加圧状態の下水により押圧され、下水処理
場の集水ピット3へ向けて移動される。このとき、管路
1の内面のスケールなどが除去され、管内が洗浄され
る。スケールの成長を防止するため、一定期間ごとにピ
グ11を用いた同様の洗浄を行う。
【0017】ポンプ4からの下水に代えて、清水でピグ
11を発射させることもできる。その場合には、仕切弁14
を閉じるとともに仕切弁16を開き、供給管15からの加圧
状態の清水を本体胴部9の内部へ供給する。この供給管
15には逆止弁17が設けられているため、下水が清水側へ
流れ込むことが防止される。
11を発射させることもできる。その場合には、仕切弁14
を閉じるとともに仕切弁16を開き、供給管15からの加圧
状態の清水を本体胴部9の内部へ供給する。この供給管
15には逆止弁17が設けられているため、下水が清水側へ
流れ込むことが防止される。
【0018】ピグ11を発射するためには、通常、高圧状
態の多量の水を必要とするので、バイパス管13からの下
水または供給管15からの清水のいずれか一方だけでは不
足する場合には、両者を同時に本体胴部9に送り込むこ
ともできる。またピグ発射装置8内を洗浄するときに
は、供給管15からの清水をそのために利用すればよい。
態の多量の水を必要とするので、バイパス管13からの下
水または供給管15からの清水のいずれか一方だけでは不
足する場合には、両者を同時に本体胴部9に送り込むこ
ともできる。またピグ発射装置8内を洗浄するときに
は、供給管15からの清水をそのために利用すればよい。
【0019】管路1の途中に大きな異物がある場合な
ど、管路1の途中でピグ11が動かなくなったときには、
これを逆送りさせる。このときには、まずポンプ4を停
止し、仕切弁24を閉じる。次に、流体供給管25から、管
路1の内部へ気体または水を送り込む。するとピグ11は
逆送りされ、仕切弁7を通過してピグ発射装置に戻され
る。
ど、管路1の途中でピグ11が動かなくなったときには、
これを逆送りさせる。このときには、まずポンプ4を停
止し、仕切弁24を閉じる。次に、流体供給管25から、管
路1の内部へ気体または水を送り込む。するとピグ11は
逆送りされ、仕切弁7を通過してピグ発射装置に戻され
る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、管路
に設けられた分岐部にピグの発射装置を取り付け、前記
分岐部よりも上流側における管路の部分からピグの発射
装置に向かうバイパス管を設けて、前記管路の上流側か
らバイパス管内へ送られる加圧状態の管路内の水により
前記ピグを管路内に向けて発射させるようにしたため、
管路内と発射装置との連通を絶った状態でこの発射装置
内にピグを挿入し、その後に管路からバイパス管を経て
供給される上流側の管路内の加圧状態の水を発射装置内
に供給することで、管路の通水を停止することなしに、
また外部から加圧水の供給を受けることなしに、ピグに
よる管路内の洗浄を行うことができ、しかもその際に、
ピグの発射部よりも上流側の管路内の加圧状態の水によ
ってこのピグを発射させるため、発射時に管路からの逆
流の作用でピグが後方へ押し流されて管路内に進入しな
くなるといった事態の発生を防止することができる。ま
たピグの発射装置が、発射前のピグを挿入可能な本体胴
部の端部に設けられてこの本体胴部内へピグを挿入させ
るための開閉蓋を有するため、この本体胴部内へピグを
容易に挿入することができ、さらに本体胴部を、分岐部
に向かうにつれて口径が小さくなる先細り状に形成した
ため、この先細り状の部分を通過させることによりピグ
を容易に弾性的に縮径させることができて、この弾性的
な縮径にもとづく反発力によって管路内を良好に洗浄さ
せることができる。ピグの発射装置における本体胴部に
加圧状態の清水の供給管を接続したため、前述の管路の
上流側の部分からの加圧状態の水に代えて、この清水で
ピグを発射させることもできる。また、これら管路の上
流側の部分からの加圧状態の水または供給管からの加圧
状態の清水の一方だけでは不足する場合には、両者の作
用によりピグを発射させることもできる。清水により発
射装置を洗浄することもできる。さらに管路における分
岐部よりも下流側の部分に管路内への流体供給管を設け
たため、管路の途中に大きな異物がある場合など、発射
後に管路の途中でピグが動かなくなったときには、流体
供給管から管路の内部に気体または水を送り込むこと
で、このピグを逆送りさせて発射装置に戻すことができ
る。
に設けられた分岐部にピグの発射装置を取り付け、前記
分岐部よりも上流側における管路の部分からピグの発射
装置に向かうバイパス管を設けて、前記管路の上流側か
らバイパス管内へ送られる加圧状態の管路内の水により
前記ピグを管路内に向けて発射させるようにしたため、
管路内と発射装置との連通を絶った状態でこの発射装置
内にピグを挿入し、その後に管路からバイパス管を経て
供給される上流側の管路内の加圧状態の水を発射装置内
に供給することで、管路の通水を停止することなしに、
また外部から加圧水の供給を受けることなしに、ピグに
よる管路内の洗浄を行うことができ、しかもその際に、
ピグの発射部よりも上流側の管路内の加圧状態の水によ
ってこのピグを発射させるため、発射時に管路からの逆
流の作用でピグが後方へ押し流されて管路内に進入しな
くなるといった事態の発生を防止することができる。ま
たピグの発射装置が、発射前のピグを挿入可能な本体胴
部の端部に設けられてこの本体胴部内へピグを挿入させ
るための開閉蓋を有するため、この本体胴部内へピグを
容易に挿入することができ、さらに本体胴部を、分岐部
に向かうにつれて口径が小さくなる先細り状に形成した
ため、この先細り状の部分を通過させることによりピグ
を容易に弾性的に縮径させることができて、この弾性的
な縮径にもとづく反発力によって管路内を良好に洗浄さ
せることができる。ピグの発射装置における本体胴部に
加圧状態の清水の供給管を接続したため、前述の管路の
上流側の部分からの加圧状態の水に代えて、この清水で
ピグを発射させることもできる。また、これら管路の上
流側の部分からの加圧状態の水または供給管からの加圧
状態の清水の一方だけでは不足する場合には、両者の作
用によりピグを発射させることもできる。清水により発
射装置を洗浄することもできる。さらに管路における分
岐部よりも下流側の部分に管路内への流体供給管を設け
たため、管路の途中に大きな異物がある場合など、発射
後に管路の途中でピグが動かなくなったときには、流体
供給管から管路の内部に気体または水を送り込むこと
で、このピグを逆送りさせて発射装置に戻すことができ
る。
【図1】本発明の一実施例のピグを用いた管内洗浄装置
の正面図である。
の正面図である。
【図2】図1におけるピグ発射装置の拡大正面図であ
る。
る。
【図3】図2の発射装置の一部を切り欠いて示す側面図
である。
である。
1 下水管路 4 汚泥圧送ポンプ 6 分岐部 8 ピグ発射装置 9 本体胴部 10 開閉蓋 11 ピグ 13 バイパス管 15 供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 昭男 東京都中央区日本橋室町3丁目3番2号 株式会社クボタ東京本社内 (72)発明者 和泉 洋三 東京都中央区日本橋室町3丁目3番2号 株式会社クボタ東京本社内 (72)発明者 定金 高志 東京都中央区日本橋室町3丁目3番2号 株式会社クボタ東京本社内 (72)発明者 河野 雄一 東京都中央区日本橋室町3丁目3番2号 株式会社クボタ東京本社内 (72)発明者 大工 貞晋 大阪府泉佐野市中庄1327番地 (56)参考文献 特開 昭55−8851(JP,A) 実公 昭55−35520(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】 水を圧送させるための管路の内部にピグ
を通過させて管内面を洗浄するための装置であって、前
記管路における上流部分にこの管路からの分岐部を設け
て、この分岐部にピグの発射装置を取り付け、前記分岐
部よりも上流側における管路の部分からピグの発射装置
に向かうバイパス管を設けて、前記管路の上流側からバ
イパス管内へ送られる加圧状態の管路内の水により前記
ピグを管路内に向けて発射させるように構成し、前記ピ
グの発射装置に、発射前のピグを収容可能であるととも
に、分岐部に向かうにつれて口径が小さくなる先細り状
に形成された本体胴部と、この本体胴部の端部に設けら
れてこの本体胴部内へピグを挿入させるための開閉蓋と
を設け、前記ピグの発射装置における本体胴部に加圧状
態の清水の供給管を接続し、前記管路における分岐部よ
りも下流側の部分に管路内への流体供給管を設けたこと
を特徴とするピグを用いた管内洗浄装置。
Priority Applications (1)
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JP3121525A JP2721050B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | ピグを用いた管内洗浄装置 |
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JP3121525A JP2721050B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | ピグを用いた管内洗浄装置 |
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JPH04349986A JPH04349986A (ja) | 1992-12-04 |
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Family Applications (1)
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JP3121525A Expired - Lifetime JP2721050B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | ピグを用いた管内洗浄装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1991
- 1991-05-28 JP JP3121525A patent/JP2721050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101420008B1 (ko) * | 2012-08-21 | 2014-07-17 | 주식회사 한국가스기술공사 | 배관 세척장치 |
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