JP2720665B2 - 超伝導積層薄膜およびその製造方法 - Google Patents
超伝導積層薄膜およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2720665B2 JP2720665B2 JP3291887A JP29188791A JP2720665B2 JP 2720665 B2 JP2720665 B2 JP 2720665B2 JP 3291887 A JP3291887 A JP 3291887A JP 29188791 A JP29188791 A JP 29188791A JP 2720665 B2 JP2720665 B2 JP 2720665B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- superconducting
- laminated thin
- substrate
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims description 52
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 229910052691 Erbium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052693 Europium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052688 Gadolinium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052689 Holmium Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims description 2
- -1 D y Inorganic materials 0.000 claims 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 claims 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 45
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 33
- 239000002887 superconductor Substances 0.000 description 22
- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 description 12
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 10
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 10
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 9
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 9
- MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N Dioxygen Chemical compound O=O MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 229910001882 dioxygen Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 7
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 5
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 4
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 4
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 3
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 3
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910002367 SrTiO Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 229910052692 Dysprosium Inorganic materials 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002003 electron diffraction Methods 0.000 description 1
- 238000004453 electron probe microanalysis Methods 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical group 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 description 1
- 229910052727 yttrium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高い臨界温度(Tc)を
有するY系超伝導酸化物層により非超伝導酸化物中間層
を挟んだ構造を持つ超伝導積層薄膜およびその製造方法
に関するものである。
有するY系超伝導酸化物層により非超伝導酸化物中間層
を挟んだ構造を持つ超伝導積層薄膜およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高いTcを持つY系酸化物超伝導体の発
見以来、その高いTcをもたらす超伝導機構の解明のた
めの基礎研究や電子素子等への応用研究が活発に行われ
ている。Y系超伝導体は90Kという高いTcを持つた
め、その使用に際しては、77Kの沸点を持つ安価な液
体窒素を冷媒として使用でき、またその低温の維持のた
めの設備も簡単なものですむという長所を持っている。
このため、従来の低いTcを持つ物質を用いて実現した
超伝導磁石や超伝導電子素子等を、高いTcを持つY系
超伝導体を用いて実現することは産業上大きな貢献とな
る。
見以来、その高いTcをもたらす超伝導機構の解明のた
めの基礎研究や電子素子等への応用研究が活発に行われ
ている。Y系超伝導体は90Kという高いTcを持つた
め、その使用に際しては、77Kの沸点を持つ安価な液
体窒素を冷媒として使用でき、またその低温の維持のた
めの設備も簡単なものですむという長所を持っている。
このため、従来の低いTcを持つ物質を用いて実現した
超伝導磁石や超伝導電子素子等を、高いTcを持つY系
超伝導体を用いて実現することは産業上大きな貢献とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このY系超伝導体を用
いて超伝導電子素子を作製する際、この素子の重要な構
成部分であるジョセフソン・トンネル接合やジョセフソ
ン弱接合を再現性および制御性良く作製する必要があ
る。このための方法として、非超伝導体中間層を超伝導
体で挟んだ積層構造を作製する技術が一般的である。こ
の中間層を構成する非超伝導物質としては、Y系超伝導
体と結晶構造が似ていること、Y系超伝導体との相互拡
散が小さいこと、低温で比抵抗が充分高いことなどの条
件を満足する必要がある。したがって、Y系超伝導積層
薄膜の中間層として、従来の低Tc超伝導積層構造で用
いられていたAl酸化物等の非超伝導物質をそのまま用
いると、相互拡散やY系超伝導薄膜の結晶配向性の乱れ
等の問題が発生し、超伝導積層薄膜の作製が不可能とな
る。本発明の目的は、Y系超伝導積層薄膜で用いられる
中間層としてY系超伝導体に良く適した物質を選択する
ことによって、界面における相互拡散やY系超伝導薄膜
の結晶配向性の乱れ等のない良質のY系超伝導積層薄膜
およびその製造方法を提供することにある。
いて超伝導電子素子を作製する際、この素子の重要な構
成部分であるジョセフソン・トンネル接合やジョセフソ
ン弱接合を再現性および制御性良く作製する必要があ
る。このための方法として、非超伝導体中間層を超伝導
体で挟んだ積層構造を作製する技術が一般的である。こ
の中間層を構成する非超伝導物質としては、Y系超伝導
体と結晶構造が似ていること、Y系超伝導体との相互拡
散が小さいこと、低温で比抵抗が充分高いことなどの条
件を満足する必要がある。したがって、Y系超伝導積層
薄膜の中間層として、従来の低Tc超伝導積層構造で用
いられていたAl酸化物等の非超伝導物質をそのまま用
いると、相互拡散やY系超伝導薄膜の結晶配向性の乱れ
等の問題が発生し、超伝導積層薄膜の作製が不可能とな
る。本発明の目的は、Y系超伝導積層薄膜で用いられる
中間層としてY系超伝導体に良く適した物質を選択する
ことによって、界面における相互拡散やY系超伝導薄膜
の結晶配向性の乱れ等のない良質のY系超伝導積層薄膜
およびその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は 、YaBabC
ucOx なる式で表され、aは0.5≦a≦1.5,b
は1.5≦b≦2.5,cは2.5≦c≦3.5,xは
6.5≦x≦7.0である組成の超伝導酸化物層によ
り、PrdCueOy なる式で表され、dは1.5≦d≦
2.5,eは0.5≦e≦1.5,yは3.5≦y≦
4.5である組成の非超伝導酸化物、またはPrf(Cu
1-RMR)gOZなる式(MはAl,Fe,Zn,Ni,P
tの中の少なくとも1種)で表され、Rは0<R≦0.
1,fは1.9≦f≦2.2,gは0.8≦g≦1.
1,zは3.5≦z≦4.5である組成の非超伝導酸化
物、または(Pr1-sLs)hCuiOwなる式(LはEu,
Gd,Dy,Ho,Er,Yの中の少なくとも1種)で
表され、Sは0<S≦0.2,hは1.8≦h≦2.
4,iは0.6≦i≦1.2,wは3.5≦w≦4.5
である組成の非超伝導酸化物よりなる中間層の両側を挟
んだ構造を持つことを特徴とする超伝導積層薄膜であ
る。
ucOx なる式で表され、aは0.5≦a≦1.5,b
は1.5≦b≦2.5,cは2.5≦c≦3.5,xは
6.5≦x≦7.0である組成の超伝導酸化物層によ
り、PrdCueOy なる式で表され、dは1.5≦d≦
2.5,eは0.5≦e≦1.5,yは3.5≦y≦
4.5である組成の非超伝導酸化物、またはPrf(Cu
1-RMR)gOZなる式(MはAl,Fe,Zn,Ni,P
tの中の少なくとも1種)で表され、Rは0<R≦0.
1,fは1.9≦f≦2.2,gは0.8≦g≦1.
1,zは3.5≦z≦4.5である組成の非超伝導酸化
物、または(Pr1-sLs)hCuiOwなる式(LはEu,
Gd,Dy,Ho,Er,Yの中の少なくとも1種)で
表され、Sは0<S≦0.2,hは1.8≦h≦2.
4,iは0.6≦i≦1.2,wは3.5≦w≦4.5
である組成の非超伝導酸化物よりなる中間層の両側を挟
んだ構造を持つことを特徴とする超伝導積層薄膜であ
る。
【0005】また、上記の超伝導積層薄膜の製造方法
は、非超伝導酸化物よりなる中間層を作製する際、超伝
導酸化物層を作製するときより高い温度で作製すること
を特徴とする。
は、非超伝導酸化物よりなる中間層を作製する際、超伝
導酸化物層を作製するときより高い温度で作製すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】Y系超伝導体において、aの範囲を0.5≦a
≦1.5、bの範囲を1.5≦b≦2.5、cの範囲を
2.5≦c≦3.5、xの範囲を6.5≦x≦7.0と
限定したのは、この範囲をはずれると、作製された薄膜
中に超伝導相以外の第2相が高い割合で生成してしま
い、Tcの値の著しい低下や、表面平坦性の悪化等の問
題が生じるためである。
≦1.5、bの範囲を1.5≦b≦2.5、cの範囲を
2.5≦c≦3.5、xの範囲を6.5≦x≦7.0と
限定したのは、この範囲をはずれると、作製された薄膜
中に超伝導相以外の第2相が高い割合で生成してしま
い、Tcの値の著しい低下や、表面平坦性の悪化等の問
題が生じるためである。
【0007】さらに、Pr−Cu系酸化物において、d
の範囲を1.5≦d≦2.5、eの範囲を0.5≦e≦
1.5、fの範囲を1.9≦f≦2.2、gの範囲を
0.8≦g≦1.1、hの範囲を1.8≦h≦2.4、
iの範囲を0.6≦i≦1.2、yの範囲を3.5≦y
≦4.5、zの範囲を3.5≦z≦4.5、wの範囲を
3.5≦w≦4.5、Rの範囲を0<R≦0.1、Sの
範囲を0<S≦0.2と限定したのは、この範囲をはず
れると、作製された薄膜中にPr−Cu系酸化物以外の
第2相が高い割合で生成してしまい、中間層としての均
一性ならびに表面平坦性が悪化するためである。
の範囲を1.5≦d≦2.5、eの範囲を0.5≦e≦
1.5、fの範囲を1.9≦f≦2.2、gの範囲を
0.8≦g≦1.1、hの範囲を1.8≦h≦2.4、
iの範囲を0.6≦i≦1.2、yの範囲を3.5≦y
≦4.5、zの範囲を3.5≦z≦4.5、wの範囲を
3.5≦w≦4.5、Rの範囲を0<R≦0.1、Sの
範囲を0<S≦0.2と限定したのは、この範囲をはず
れると、作製された薄膜中にPr−Cu系酸化物以外の
第2相が高い割合で生成してしまい、中間層としての均
一性ならびに表面平坦性が悪化するためである。
【0008】また、Pr−Cu系酸化物を中間層として
用いたのは、Y系超伝導体と同様にペロブスカイト構造
を基本とする結晶構造を持っており、Y系超伝導体層の
上にPr−Cu系酸化物層をエピタキシャル成長させる
こと、および逆にPr−Cu系酸化物層の上にY系超伝
導体層をエピタキシャル成長させることが可能であるこ
と、Y系超伝導体層との間の相互拡散が小さいこと、低
温で充分高い比抵抗を持つことが理由である。
用いたのは、Y系超伝導体と同様にペロブスカイト構造
を基本とする結晶構造を持っており、Y系超伝導体層の
上にPr−Cu系酸化物層をエピタキシャル成長させる
こと、および逆にPr−Cu系酸化物層の上にY系超伝
導体層をエピタキシャル成長させることが可能であるこ
と、Y系超伝導体層との間の相互拡散が小さいこと、低
温で充分高い比抵抗を持つことが理由である。
【0009】さらに、Pr−Cu系酸化物の構成元素の
うち、Al等でCuを、またはEu等でPrを一部置換
すれば、Pr−Cu系酸化物の比抵抗をさらに高めるこ
とができ、ジョセフソン・トンネル接合への応用を考え
るとより好ましい。Y系超伝導積層薄膜の作製に際して
は、Y系酸化物に比べPr−Cu系酸化物は最適作製温
度が高いので、Y系超伝導積層薄膜作製の際、Pr−C
u系酸化物層作製時にY系超伝導体層作製時より作製温
度を高くすると、Pr−Cu系酸化物の結晶性が向上し
て、より高い比抵抗を持つ良質のPr−Cu系酸化物層
を作製することができ、さらにY系超伝導体との相互拡
散が小さくなり、良質の積層薄膜が作製できる。また、
真空蒸着法により500〜750℃の温度でY系超伝導
積層薄膜を作製すれば、作製後の約900℃での高温熱
処理をしなくてもY系酸化物の超伝導性が得られ、平坦
な表面を持つ超伝導積層薄膜が得られる。
うち、Al等でCuを、またはEu等でPrを一部置換
すれば、Pr−Cu系酸化物の比抵抗をさらに高めるこ
とができ、ジョセフソン・トンネル接合への応用を考え
るとより好ましい。Y系超伝導積層薄膜の作製に際して
は、Y系酸化物に比べPr−Cu系酸化物は最適作製温
度が高いので、Y系超伝導積層薄膜作製の際、Pr−C
u系酸化物層作製時にY系超伝導体層作製時より作製温
度を高くすると、Pr−Cu系酸化物の結晶性が向上し
て、より高い比抵抗を持つ良質のPr−Cu系酸化物層
を作製することができ、さらにY系超伝導体との相互拡
散が小さくなり、良質の積層薄膜が作製できる。また、
真空蒸着法により500〜750℃の温度でY系超伝導
積層薄膜を作製すれば、作製後の約900℃での高温熱
処理をしなくてもY系酸化物の超伝導性が得られ、平坦
な表面を持つ超伝導積層薄膜が得られる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明によるY系超伝導積層薄膜の概略断面図であ
る。基板1には(001)SrTiO3単結晶基板を用
いた。基板としてはSrTiO3基板の他の方位の結晶
や、LaAlO3、MgO等、他の材質を用いてもさし
つかえない。基板の大きさは15mm角で、厚さは0.
5mmである。基板1上に、まずY系超伝導体層2を堆
積させ、その上にPr−Cu系酸化物層3を、最後にそ
の上にY系超伝導体層4を堆積させて積層薄膜を作製す
る。
1は本発明によるY系超伝導積層薄膜の概略断面図であ
る。基板1には(001)SrTiO3単結晶基板を用
いた。基板としてはSrTiO3基板の他の方位の結晶
や、LaAlO3、MgO等、他の材質を用いてもさし
つかえない。基板の大きさは15mm角で、厚さは0.
5mmである。基板1上に、まずY系超伝導体層2を堆
積させ、その上にPr−Cu系酸化物層3を、最後にそ
の上にY系超伝導体層4を堆積させて積層薄膜を作製す
る。
【0011】図2は図1に示したY系超伝導積層薄膜を
作製するために本実施例で用いた多元蒸着装置の概略構
成図である。真空槽11には電子線加熱装置13,1
4,15,16,17,18が備え付けられており、6
種類の蒸着材料Y19,Pr20,Ba21,Cu2
2,Al等23、Eu等24をそれぞれ独立に加熱し、
各成分原子を独立に蒸発させる。この際、加熱装置とし
ては抵抗加熱装置等、他の加熱装置を用いてもさしつか
えない。さらに蒸着材料として、例えばBaの代わりに
BaCO3、Yの代わりにY2O3を用いる等、他の組み
合わせを採用してもさしつかえない。積層薄膜作製中、
基板42はヒ−タ37によって900℃まで加熱するこ
とができる。また積層薄膜の均一性を高めるため、積層
薄膜作製中に基板を基板回転機構38によって回転させ
ることができる。酸素ガスをオゾン発生装置39に導入
してオゾンを含む酸素ガスを作製し、これをテフロン製
チュ−ブ40および石英管41を通して積層薄膜作製中
の基板に向けて吹き付けることができる。
作製するために本実施例で用いた多元蒸着装置の概略構
成図である。真空槽11には電子線加熱装置13,1
4,15,16,17,18が備え付けられており、6
種類の蒸着材料Y19,Pr20,Ba21,Cu2
2,Al等23、Eu等24をそれぞれ独立に加熱し、
各成分原子を独立に蒸発させる。この際、加熱装置とし
ては抵抗加熱装置等、他の加熱装置を用いてもさしつか
えない。さらに蒸着材料として、例えばBaの代わりに
BaCO3、Yの代わりにY2O3を用いる等、他の組み
合わせを採用してもさしつかえない。積層薄膜作製中、
基板42はヒ−タ37によって900℃まで加熱するこ
とができる。また積層薄膜の均一性を高めるため、積層
薄膜作製中に基板を基板回転機構38によって回転させ
ることができる。酸素ガスをオゾン発生装置39に導入
してオゾンを含む酸素ガスを作製し、これをテフロン製
チュ−ブ40および石英管41を通して積層薄膜作製中
の基板に向けて吹き付けることができる。
【0012】薄膜作製に際しては、まず真空槽11を真
空排気系12により10-7Torr台まで排気する。こ
の後、真空槽11内の真空度が4×10-4Torr程度
になるように、酸素ガスをオゾン発生装置39、テフロ
ン製チュ−ブ40および石英管41を通して真空槽11
内に導入する。この際、真空槽11内の真空度は10-5
Torr台〜10-3Torr台の範囲内であれば、他の
真空度でもさしつかえない。オゾン発生装置39でオゾ
ンを発生させると、オゾンを含む酸素ガスを基板42に
向けて吹き付ける。オゾン発生装置39を稼働させず、
酸素ガスのみを基板に向けて吹き付けた場合は、良質の
Y系超伝導体が得られず、目的の超伝導積層薄膜を作製
することはできない。基板42はヒータ37によって加
熱され、基板温度は約600℃に保持されている。なお
この基板温度は500〜750℃の範囲であれば他の温
度でもさしつかえない。また積層薄膜作製中、基板42
は基板回転機構38で約10rpmの速度で回転してい
る。この状態で電子線加熱装置13,14,15,1
6,17,18で各蒸着材料19,20,21,22,
23,24を加熱し、各原子を蒸発させる。ただしY系
超伝導体層を堆積させる際は、Pr用シャッタ26、A
l等用シャッタ29およびEu等用シャッタ30を閉じ
て不要な原子が基板に到達しないようにし、Pr−Cu
系酸化物層を堆積させる際にはY用シャッタ25および
Ba用シャッタ27、Al等用シャッタ29およびEu
等用シャッタ30を閉じて不要な原子が基板に到達しな
いようにする。また例えば、Pr−Cu系酸化物層のC
uをAlで一部置換したい場合は、蒸着材料23として
Alを置き、Pr−Cu系酸化物層堆積時にシャッタ2
9もあわせて開ければよい。
空排気系12により10-7Torr台まで排気する。こ
の後、真空槽11内の真空度が4×10-4Torr程度
になるように、酸素ガスをオゾン発生装置39、テフロ
ン製チュ−ブ40および石英管41を通して真空槽11
内に導入する。この際、真空槽11内の真空度は10-5
Torr台〜10-3Torr台の範囲内であれば、他の
真空度でもさしつかえない。オゾン発生装置39でオゾ
ンを発生させると、オゾンを含む酸素ガスを基板42に
向けて吹き付ける。オゾン発生装置39を稼働させず、
酸素ガスのみを基板に向けて吹き付けた場合は、良質の
Y系超伝導体が得られず、目的の超伝導積層薄膜を作製
することはできない。基板42はヒータ37によって加
熱され、基板温度は約600℃に保持されている。なお
この基板温度は500〜750℃の範囲であれば他の温
度でもさしつかえない。また積層薄膜作製中、基板42
は基板回転機構38で約10rpmの速度で回転してい
る。この状態で電子線加熱装置13,14,15,1
6,17,18で各蒸着材料19,20,21,22,
23,24を加熱し、各原子を蒸発させる。ただしY系
超伝導体層を堆積させる際は、Pr用シャッタ26、A
l等用シャッタ29およびEu等用シャッタ30を閉じ
て不要な原子が基板に到達しないようにし、Pr−Cu
系酸化物層を堆積させる際にはY用シャッタ25および
Ba用シャッタ27、Al等用シャッタ29およびEu
等用シャッタ30を閉じて不要な原子が基板に到達しな
いようにする。また例えば、Pr−Cu系酸化物層のC
uをAlで一部置換したい場合は、蒸着材料23として
Alを置き、Pr−Cu系酸化物層堆積時にシャッタ2
9もあわせて開ければよい。
【0013】なお、各材料の蒸発速度は蒸発速度計3
1,32,33,34,35,36で常に測定し、その
測定値をもとに電子線加熱装置を制御し、蒸発速度を制
御している。各材料の蒸発速度が目的組成の酸化物層を
堆積するのに適した値になったことを確認してから基板
シャッタ43を開け、薄膜の堆積を開始する。なお各蒸
着材料の蒸発速度、すなわち各酸化物層の組成は、Y系
酸化物およびPr−Cu系酸化物の各単層薄膜をあらか
じめ作製し、その組成をもとに決定した。単層薄膜の組
成は電子線励起X線微小分析装置(EPMA)で決定し
た。各蒸発原子は酸素分子またはオゾン分子と反応し、
加熱された基板上で酸化物層として堆積する。堆積速度
は約0.5オングストロ―ム/sである。作製した積層
薄膜の各層の厚さは、上下のY系超伝導層がいずれも約
500オングストロ―ム、Pr−Cu系非超伝導層が約
150オングストロームである。
1,32,33,34,35,36で常に測定し、その
測定値をもとに電子線加熱装置を制御し、蒸発速度を制
御している。各材料の蒸発速度が目的組成の酸化物層を
堆積するのに適した値になったことを確認してから基板
シャッタ43を開け、薄膜の堆積を開始する。なお各蒸
着材料の蒸発速度、すなわち各酸化物層の組成は、Y系
酸化物およびPr−Cu系酸化物の各単層薄膜をあらか
じめ作製し、その組成をもとに決定した。単層薄膜の組
成は電子線励起X線微小分析装置(EPMA)で決定し
た。各蒸発原子は酸素分子またはオゾン分子と反応し、
加熱された基板上で酸化物層として堆積する。堆積速度
は約0.5オングストロ―ム/sである。作製した積層
薄膜の各層の厚さは、上下のY系超伝導層がいずれも約
500オングストロ―ム、Pr−Cu系非超伝導層が約
150オングストロームである。
【0014】積層薄膜作製後は、各シャッタ25,2
6,27,28,29,30および基板シャッタ43を
閉じて堆積を終了させる。次にヒ−タ37での加熱をや
め、基板42およびその上に作製された積層薄膜を自然
冷却する。この冷却の際も、オゾンを含む酸素ガスは基
板に向けて吹き付け続ける。約1時間の冷却で基板温度
は約100℃にまで下がる。ここで基板42を大気中に
取り出す。
6,27,28,29,30および基板シャッタ43を
閉じて堆積を終了させる。次にヒ−タ37での加熱をや
め、基板42およびその上に作製された積層薄膜を自然
冷却する。この冷却の際も、オゾンを含む酸素ガスは基
板に向けて吹き付け続ける。約1時間の冷却で基板温度
は約100℃にまで下がる。ここで基板42を大気中に
取り出す。
【0015】こうして作製したY系超伝導積層薄膜を2
次イオン質量分析装置(SIMS)で分析すると、各層
は相互拡散せず堆積されており、良質の積層薄膜が作製
されていることが確認された。各層が相互拡散していな
いことは、高分解能電子顕微鏡による積層薄膜断面の観
察によっても確認された。また、この積層薄膜をX線回
折法および電子線回折法で調べると、各層ともc軸が基
板表面に垂直で、かつ基板の[100]方向と各酸化物
の[100]方向とが平行となるエピタキシャル成長し
ていることが確認された。なおX線回折法で調べた結
果、Y系酸化物相およびPr−Cu系酸化物相以外の相
は薄膜中に存在していないことが確認された。積層薄膜
の表面および同条件で作製した各単層薄膜の表面を2次
電子顕微鏡で観察したところ、表面は50オングストロ
―ム以下の精度で平坦であることが確認された。4端子
法でY系超伝導体層2,4の抵抗の温度変化を測定した
ところ、いずれの層もともに85K以上のTcを持つこ
とが確認され、良質のY系超伝導体層が作製されている
ことがわかった。また、室温でのY系酸化物層間の抵抗
値は充分に高く、Pr−Cu系酸化物層3がY系酸化物
層間に均一に存在していることが確認された。また、P
r−Cu系酸化物の比抵抗をAl等によるCuの一部置
換およびEu等によるPrの一部置換により、置換無し
の場合に比べて2倍以上高くすることができた。
次イオン質量分析装置(SIMS)で分析すると、各層
は相互拡散せず堆積されており、良質の積層薄膜が作製
されていることが確認された。各層が相互拡散していな
いことは、高分解能電子顕微鏡による積層薄膜断面の観
察によっても確認された。また、この積層薄膜をX線回
折法および電子線回折法で調べると、各層ともc軸が基
板表面に垂直で、かつ基板の[100]方向と各酸化物
の[100]方向とが平行となるエピタキシャル成長し
ていることが確認された。なおX線回折法で調べた結
果、Y系酸化物相およびPr−Cu系酸化物相以外の相
は薄膜中に存在していないことが確認された。積層薄膜
の表面および同条件で作製した各単層薄膜の表面を2次
電子顕微鏡で観察したところ、表面は50オングストロ
―ム以下の精度で平坦であることが確認された。4端子
法でY系超伝導体層2,4の抵抗の温度変化を測定した
ところ、いずれの層もともに85K以上のTcを持つこ
とが確認され、良質のY系超伝導体層が作製されている
ことがわかった。また、室温でのY系酸化物層間の抵抗
値は充分に高く、Pr−Cu系酸化物層3がY系酸化物
層間に均一に存在していることが確認された。また、P
r−Cu系酸化物の比抵抗をAl等によるCuの一部置
換およびEu等によるPrの一部置換により、置換無し
の場合に比べて2倍以上高くすることができた。
【0016】このように良質なY系超伝導積層薄膜が多
元蒸着法で作製できたが、Pr−Cu系酸化物層3を堆
積中に限って基板温度を約700℃に高めると、Pr−
Cu系酸化物の結晶性が向上し、また比抵抗も高くな
り、より良質な積層薄膜を作製することができた。なお
このPr−Cu系酸化物層を堆積する際の基板温度は5
00〜750℃の範囲内であれば他の温度でも差し支え
ない。なお、本実施例ではオゾン発生装置を用いてオゾ
ンを含んだ酸素ガスを基板に吹き付けて薄膜を酸化した
が、酸素ガスを高周波(RF)やマイクロ波で活性化さ
せ、薄膜の酸化を行っても同じように良質の超伝導積層
薄膜を作製することができる。
元蒸着法で作製できたが、Pr−Cu系酸化物層3を堆
積中に限って基板温度を約700℃に高めると、Pr−
Cu系酸化物の結晶性が向上し、また比抵抗も高くな
り、より良質な積層薄膜を作製することができた。なお
このPr−Cu系酸化物層を堆積する際の基板温度は5
00〜750℃の範囲内であれば他の温度でも差し支え
ない。なお、本実施例ではオゾン発生装置を用いてオゾ
ンを含んだ酸素ガスを基板に吹き付けて薄膜を酸化した
が、酸素ガスを高周波(RF)やマイクロ波で活性化さ
せ、薄膜の酸化を行っても同じように良質の超伝導積層
薄膜を作製することができる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よるY系超伝導積層薄膜は、相互拡散やY系超伝導薄膜
の結晶配向性の乱れ等のない良質なもので、Y系超伝導
体の超伝導電子素子への応用上効果が大きい。
よるY系超伝導積層薄膜は、相互拡散やY系超伝導薄膜
の結晶配向性の乱れ等のない良質なもので、Y系超伝導
体の超伝導電子素子への応用上効果が大きい。
【図1】本発明によるY系超伝導積層薄膜の概略断面図
である。
である。
【図2】本発明による実施例で使用した多元蒸着装置の
一例の概略構成図である。
一例の概略構成図である。
1,42 基板 2,4 Y系超伝導
体層 3 Pr−Cu系酸化物層 11 真空槽 12 真空排気系 13,14,15,16,17,18 電子線加熱装置 19,20,21,22,23,24 蒸着材料 25,26,27,28,29,30 シャッタ 31,32,33,34,35,36 蒸発速度計 37 ヒ−タ 38 基板回転機構 39 オゾン発生装置 40 テフロン製チ
ュ−ブ 41 石英管 43 基板シャッタ
体層 3 Pr−Cu系酸化物層 11 真空槽 12 真空排気系 13,14,15,16,17,18 電子線加熱装置 19,20,21,22,23,24 蒸着材料 25,26,27,28,29,30 シャッタ 31,32,33,34,35,36 蒸発速度計 37 ヒ−タ 38 基板回転機構 39 オゾン発生装置 40 テフロン製チ
ュ−ブ 41 石英管 43 基板シャッタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−125672(JP,A) 特開 平2−21676(JP,A) 特開 平4−275918(JP,A) 特開 平4−243916(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】 YaBabCucOx なる式で表され、a
は0.5≦a≦1.5,bは1.5≦b≦2.5,cは
2.5≦c≦3.5,xは6.5≦x≦7.0である組
成の超伝導酸化物層により、PrdCueOy なる式で表
され、dは1.5≦d≦2.5,eは0.5≦e≦1.
5,yは3.5≦y≦4.5である組成の非超伝導酸化
物よりなる中間層の両側を挟んだ構造を持つことを特徴
とする超伝導積層薄膜。 - 【請求項2】 請求項1記載の超伝導酸化物層により、
Prf(Cu1-RMR)gOZなる式(MはAl,Fe,Z
n,Ni,Ptの中の少なくとも1種)で表され、Rは
0<R≦0.1,fは1.9≦f≦2.2,gは0.8
≦g≦1.1,zは3.5≦z≦4.5である組成の非
超伝導酸化物よりなる中間層の両側を挟んだ構造を持つ
ことを特徴とする超伝導積層薄膜。 - 【請求項3】 請求項1記載の超伝導酸化物層により、
(Pr1-sLs)hCuiOwなる式(LはEu,Gd,D
y,Ho,Er,Yの中の少なくとも1種)で表され、
Sは0<S≦0.2,hは1.8≦h≦2.4,iは
0.6≦i≦1.2,wは3.5≦w≦4.5である組
成の非超伝導酸化物よりなる中間層の両側を挟んだ構造
を持つことを特徴とする超伝導積層薄膜。 - 【請求項4】 非超伝導酸化物よりなる中間層を作製す
る際、超伝導酸化物層を作製するときより高い温度で作
製することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
された超伝導積層薄膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3291887A JP2720665B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 超伝導積層薄膜およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3291887A JP2720665B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 超伝導積層薄膜およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105441A JPH05105441A (ja) | 1993-04-27 |
JP2720665B2 true JP2720665B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17774739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3291887A Expired - Fee Related JP2720665B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 超伝導積層薄膜およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2720665B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP3291887A patent/JP2720665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05105441A (ja) | 1993-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2567460B2 (ja) | 超伝導薄膜とその作製方法 | |
JP3207058B2 (ja) | 超電導体薄膜及びその製造方法 | |
Jergel | Synthesis of high-Tc superconducting films by deposition from an aerosol | |
JP2004530046A (ja) | 2軸性の集合組織を有する結晶薄膜のバッファ層ならびに構造を作製するための方法及び装置 | |
Ramesh et al. | Ferroelectric bismuth titanate/superconductor (Y‐Ba‐Cu‐O) thin‐film heterostructures on silicon | |
JP2004071359A (ja) | 酸化物超電導線材 | |
JP2007521397A (ja) | 反応性蒸発による現場での薄膜の生長 | |
EP0406126B2 (en) | Substrate having a superconductor layer | |
EP0635894B1 (en) | Layered structure comprising insulator thin film and oxide superconductor thin film | |
JP3188358B2 (ja) | 酸化物超電導体薄膜の製造方法 | |
US5567673A (en) | Process of forming multilayered Tl-containing superconducting composites | |
JP2720665B2 (ja) | 超伝導積層薄膜およびその製造方法 | |
US5585332A (en) | Process for preparing a perovskite Bi-containing superconductor film | |
JPH0297427A (ja) | 酸化物超伝導薄膜の製造方法 | |
JP3001273B2 (ja) | 超伝導積層薄膜 | |
KR20110081112A (ko) | 입자 배향이 향상된 코팅된 전도체 | |
JPH04275918A (ja) | 超伝導積層薄膜およびその製造方法 | |
JPS63225599A (ja) | 酸化物超伝導薄膜の作製方法 | |
EP0640994B1 (en) | Superconductor thin film and manufacturing method | |
Braginski et al. | In-situ fabrication, processing and characterization of superconducting oxide films | |
JPH06196760A (ja) | 超伝導積層薄膜 | |
JP2835235B2 (ja) | 酸化物超電導体薄膜の形成方法 | |
JP2852753B2 (ja) | 酸化物超伝導素子および酸化物超伝導体薄膜の製造方法 | |
JP2577056B2 (ja) | 複合酸化物超電導薄膜の作製方法 | |
JPH057027A (ja) | 酸化物超電導薄膜およびその製造方法ならびに超電導トンネル接合およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |