JP2720558B2 - 片封止形金属蒸気放電灯 - Google Patents
片封止形金属蒸気放電灯Info
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- JP2720558B2 JP2720558B2 JP551990A JP551990A JP2720558B2 JP 2720558 B2 JP2720558 B2 JP 2720558B2 JP 551990 A JP551990 A JP 551990A JP 551990 A JP551990 A JP 551990A JP 2720558 B2 JP2720558 B2 JP 2720558B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は小形メタルハライドランプ等に適用されてい
る片封止形の小形金属蒸気放電灯に関する。
る片封止形の小形金属蒸気放電灯に関する。
(従来の技術) 近年、屋内、屋外照明等に使用される小形の金属蒸気
放電灯の開発が行われ、最近発光管の片側の端部にのみ
一対の電極を封着する、いわゆる片封止形の構造のもの
が検討されている。
放電灯の開発が行われ、最近発光管の片側の端部にのみ
一対の電極を封着する、いわゆる片封止形の構造のもの
が検討されている。
この従来検討されている片封止形のランプは、第3図
に示す如く、略楕円球形の放電空間を有する発光管11の
内部には、所定量の水銀と、ナトリウム、タリウム、イ
ンジウムなどの金属ハロゲン化物、および始動用希ガス
が封入されている。
に示す如く、略楕円球形の放電空間を有する発光管11の
内部には、所定量の水銀と、ナトリウム、タリウム、イ
ンジウムなどの金属ハロゲン化物、および始動用希ガス
が封入されている。
また、その発光管11の片側の端部に位置する封止部12
には、電極軸部13と熱容量は大きくするためにコイル14
が固着された電極先端部とからなる一対の電極15が封着
されている。
には、電極軸部13と熱容量は大きくするためにコイル14
が固着された電極先端部とからなる一対の電極15が封着
されている。
この電極軸部13は圧潰封止部12に封着されたモリブデ
ン等の金属箔動態16にそれぞれ接続され、また、電極先
端部14は、両者が対向するように電極軸部13の延在方向
に対し曲折しており、この間で放電が生ずるように構成
されている。
ン等の金属箔動態16にそれぞれ接続され、また、電極先
端部14は、両者が対向するように電極軸部13の延在方向
に対し曲折しており、この間で放電が生ずるように構成
されている。
(発明が解決しようとする課題) 一般的に、電極間距離を大きくすることができれば、
それに応じてランプ電圧を高くすることができるため、
この電極間距離が僅かでも大きすることが望まれるが、
上記構造の発光管の場合、一端にのみ設けられた封止部
に2枚の金属箔導体を並置して封止してあり、封止部は
発光管全体の小形化のためその幅方向の大きさを大きく
できず、また、2枚の金属箔導体の距離を離すように封
止部の幅は方向の端部に金属箔導体を近づけて封止する
ことはできないため電極先端部間の距離を大きくしよう
とすることは難しい。
それに応じてランプ電圧を高くすることができるため、
この電極間距離が僅かでも大きすることが望まれるが、
上記構造の発光管の場合、一端にのみ設けられた封止部
に2枚の金属箔導体を並置して封止してあり、封止部は
発光管全体の小形化のためその幅方向の大きさを大きく
できず、また、2枚の金属箔導体の距離を離すように封
止部の幅は方向の端部に金属箔導体を近づけて封止する
ことはできないため電極先端部間の距離を大きくしよう
とすることは難しい。
さらに、上記片封止形金属蒸気放電灯の電極は、その
先端の部分での放電を安定維持させるために、先端部が
対向するように電極軸部の延在方向に対し曲折して形成
されているため、電極先端部間の距離を大きくすること
は著しく困難であるという支障があった。
先端の部分での放電を安定維持させるために、先端部が
対向するように電極軸部の延在方向に対し曲折して形成
されているため、電極先端部間の距離を大きくすること
は著しく困難であるという支障があった。
本発明においては、封止部の大きさを変えることなし
に、電極先端部間の距離を大きくすることのできる片封
止形金属蒸気放電灯を提供しようとするものである。
に、電極先端部間の距離を大きくすることのできる片封
止形金属蒸気放電灯を提供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明の片封止形金属蒸気
放電灯は、電極軸部および前記電極軸部から曲折した先
端部を各々有する一対の電極を封着する圧潰封止部が一
端に形成されていると共に、始動用希ガスと発光金属お
よび水銀が封入された発光管を備えた片封止形金属蒸気
放電灯であり、その電極の先端部は、一対の軸部を含む
平面に対し互いに異なる方向に配設されていることを特
徴とする。
放電灯は、電極軸部および前記電極軸部から曲折した先
端部を各々有する一対の電極を封着する圧潰封止部が一
端に形成されていると共に、始動用希ガスと発光金属お
よび水銀が封入された発光管を備えた片封止形金属蒸気
放電灯であり、その電極の先端部は、一対の軸部を含む
平面に対し互いに異なる方向に配設されていることを特
徴とする。
(作用) 本発明においては、電極の先端部が電極軸部間を含む
平面に対し互いに異なる方向に配設されているため、封
止部の大きさを変えることなしに、電極先端部間の距離
を大きくすることのできる片封止形金属蒸気放電灯を提
供できる。
平面に対し互いに異なる方向に配設されているため、封
止部の大きさを変えることなしに、電極先端部間の距離
を大きくすることのできる片封止形金属蒸気放電灯を提
供できる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
する。
第1図に本発明に係るランプ入力電力が150Wの片封止
形金属蒸気放電灯の実施例を示すように、所定量の水銀
と、ナトリウム、タリウム、インジウムなどの金属ハロ
ゲン化物、および始動用が封入された発光管1は、例え
ば石英等の耐熱透光性材料で形成され、内容積が約0.5c
cである略楕円球形の放電空間を有しており、そのバル
ブ短方向の一端に圧潰封止部2が設けられている。
形金属蒸気放電灯の実施例を示すように、所定量の水銀
と、ナトリウム、タリウム、インジウムなどの金属ハロ
ゲン化物、および始動用が封入された発光管1は、例え
ば石英等の耐熱透光性材料で形成され、内容積が約0.5c
cである略楕円球形の放電空間を有しており、そのバル
ブ短方向の一端に圧潰封止部2が設けられている。
また、発光管1の圧潰封止部2の幅方向に離間して一
対の電極3が配置されるように、電極の軸部4は圧潰封
止部2に各々略平行に封着され、また電極3の先端部5
は、放電を安定維持させるために電極軸部4の延在方向
に対し曲折して対向するように構成されており、電極軸
部4から対向する電極方向に水平距離で1.7mmの長さを
有している。
対の電極3が配置されるように、電極の軸部4は圧潰封
止部2に各々略平行に封着され、また電極3の先端部5
は、放電を安定維持させるために電極軸部4の延在方向
に対し曲折して対向するように構成されており、電極軸
部4から対向する電極方向に水平距離で1.7mmの長さを
有している。
ここで、電極3の先端部5には、その熱容量を大きく
するために例えば線径0.5mmのタングステンまたはトリ
ウムを2%程度含有したトリエーテッドタングステンか
らなるコイル6が巻装され、また、電極軸部4は線径0.
5mmのレニウムまたはレニウム−タングステン合金から
なり、その端部は圧潰封着された例えばモリブデン等の
金属箔導体7に夫々接続されている。
するために例えば線径0.5mmのタングステンまたはトリ
ウムを2%程度含有したトリエーテッドタングステンか
らなるコイル6が巻装され、また、電極軸部4は線径0.
5mmのレニウムまたはレニウム−タングステン合金から
なり、その端部は圧潰封着された例えばモリブデン等の
金属箔導体7に夫々接続されている。
そして、第2図に示すように電極3の先端部5は一対
の電極軸部4を含む平面に対し、例えば20゜程度の角度
分互いに異なる方向に曲折されており、電極の先端部間
最短距離は6.4mmとなっている。
の電極軸部4を含む平面に対し、例えば20゜程度の角度
分互いに異なる方向に曲折されており、電極の先端部間
最短距離は6.4mmとなっている。
これに対して、参考例として先端部が電極軸部を含む
平面上に位置する、つまり、電極軸部を含む平面に対し
て曲折されていない同種の従来の片封止径金属蒸気放電
灯を作成したところ、電極の先端部最短距離は6.2mMで
あった。
平面上に位置する、つまり、電極軸部を含む平面に対し
て曲折されていない同種の従来の片封止径金属蒸気放電
灯を作成したところ、電極の先端部最短距離は6.2mMで
あった。
本発明者らの実験によると、この曲折角度が30゜を超
えると発光管内壁面とアークが近接して、発光管材料の
失透を生じる虞があり、また、5゜未満になると、ラン
プ寿命初期の先端部間距離とランプ寿命中の電極飛散に
伴う先端部間距離の変化の割合が大きくなり、そのため
寿命中のランプ特性の変化が大きくなり易いことを確認
している。
えると発光管内壁面とアークが近接して、発光管材料の
失透を生じる虞があり、また、5゜未満になると、ラン
プ寿命初期の先端部間距離とランプ寿命中の電極飛散に
伴う先端部間距離の変化の割合が大きくなり、そのため
寿命中のランプ特性の変化が大きくなり易いことを確認
している。
そのため、好ましくは、この曲折角度は電極軸部を含
む平面に対し、5゜乃至30゜の範囲に設定した方が望ま
しい。
む平面に対し、5゜乃至30゜の範囲に設定した方が望ま
しい。
上記の実施例によれば、電極の先端部を電極軸部を含
む平面に対し、互いに異なる方向に曲折したため、電極
先端間距離が従来の片封止形金属蒸気放電灯のものより
も大きくすることができる。
む平面に対し、互いに異なる方向に曲折したため、電極
先端間距離が従来の片封止形金属蒸気放電灯のものより
も大きくすることができる。
また、電極の先端部を電極軸部を含む平面に対し、互
いに異なる方向に曲折するだけであるため、圧潰封止部
の大きさを変えることなしに、電極先端間距離を大きく
することができる。
いに異なる方向に曲折するだけであるため、圧潰封止部
の大きさを変えることなしに、電極先端間距離を大きく
することができる。
尚、以上の実施例では、電極の先端部を電極軸部を含
む平面に対し、互いに等量分異なる方向に曲折している
ものについて説明しているが、本発明はこれに限るもの
ではなく、例えば電極先端部の曲折角度を両者異ならし
たり、電極の軸部を回転させるように捩ることにより、
電極の先端部を電極軸部を含む平面に対し、互いに異な
る方向に位置させる等のものであっても良い。
む平面に対し、互いに等量分異なる方向に曲折している
ものについて説明しているが、本発明はこれに限るもの
ではなく、例えば電極先端部の曲折角度を両者異ならし
たり、電極の軸部を回転させるように捩ることにより、
電極の先端部を電極軸部を含む平面に対し、互いに異な
る方向に位置させる等のものであっても良い。
[発明の効果] 以上説明した本発明によれば、電極軸部および電極軸
部から曲折した先端部を各々有する一対の電極を封着す
る圧潰封止部が一端に形成されていると共に、始動用希
ガスと発光金属および水銀が封入された発光管を備えた
片封止形金属蒸気放電灯であり、その電極の先端部は、
一対の軸部を含む平面に対し互いに異なる方向に配設さ
れているため、封止部の大きさを変えることなしに、電
極先端部間の距離を大きくすることができる。
部から曲折した先端部を各々有する一対の電極を封着す
る圧潰封止部が一端に形成されていると共に、始動用希
ガスと発光金属および水銀が封入された発光管を備えた
片封止形金属蒸気放電灯であり、その電極の先端部は、
一対の軸部を含む平面に対し互いに異なる方向に配設さ
れているため、封止部の大きさを変えることなしに、電
極先端部間の距離を大きくすることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る片封止形金属蒸気放電
灯の概略図、第2図は第1図に示した片封止形金属蒸気
放電灯の横断面を示す図面、第3図は従来の片封止形金
属蒸気放電灯の概略図である。 1,11……発光管、2,12……圧潰封止部 3,15……電極、4,13……電極軸部 5,14……先端部
灯の概略図、第2図は第1図に示した片封止形金属蒸気
放電灯の横断面を示す図面、第3図は従来の片封止形金
属蒸気放電灯の概略図である。 1,11……発光管、2,12……圧潰封止部 3,15……電極、4,13……電極軸部 5,14……先端部
Claims (1)
- 【請求項1】電極軸部および前記電極軸部から曲折した
先端部を各々有する一対の電極を封着する圧潰封止部が
一端に形成されていると共に、始動用希ガスと発光金属
および水銀が封入された発光管を備えた片封止形金属蒸
気放電灯であって、前記電極の先端部は、一対の前記軸
部を含む平面に対し互いに異なる方向に配設されている
ことを特徴とする片封止形金属蒸気放電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP551990A JP2720558B2 (ja) | 1990-01-14 | 1990-01-14 | 片封止形金属蒸気放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP551990A JP2720558B2 (ja) | 1990-01-14 | 1990-01-14 | 片封止形金属蒸気放電灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03210747A JPH03210747A (ja) | 1991-09-13 |
JP2720558B2 true JP2720558B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=11613439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP551990A Expired - Fee Related JP2720558B2 (ja) | 1990-01-14 | 1990-01-14 | 片封止形金属蒸気放電灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2720558B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-14 JP JP551990A patent/JP2720558B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03210747A (ja) | 1991-09-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |