JP2719763B2 - 帯状発熱体 - Google Patents
帯状発熱体Info
- Publication number
- JP2719763B2 JP2719763B2 JP20144995A JP20144995A JP2719763B2 JP 2719763 B2 JP2719763 B2 JP 2719763B2 JP 20144995 A JP20144995 A JP 20144995A JP 20144995 A JP20144995 A JP 20144995A JP 2719763 B2 JP2719763 B2 JP 2719763B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ladder
- heater element
- shaped
- heating element
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Surface Heating Bodies (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば床面ヒータ
ーやヒーターカーペット等の暖房具、或いは降雪地方の
道路や屋根に埋設して積もった雪を融解するのに使用さ
れる融雪ユニットの熱媒体として使用される帯状発熱体
に関するものである。
ーやヒーターカーペット等の暖房具、或いは降雪地方の
道路や屋根に埋設して積もった雪を融解するのに使用さ
れる融雪ユニットの熱媒体として使用される帯状発熱体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の発熱体としてニクロム
線等の導体金属線を絶縁樹脂で被覆したものが知られて
いる。このような発熱体は、低温での平衡安定性が悪
く、温度制御装置を必要として敷設コストが高くつくと
共に、ニクロム線等の導体金属線は長期使用中に酸、ア
ルカリで腐食して断線する恐れがある。そこでこの欠点
をカバーするために、電気を通すことにより効率的に発
熱する薄板状の丈夫なヒーター素子を、例えばカーボン
短繊維を圧縮するなどして形成し、これを導線で連鎖状
に連結して長尺の発熱体をつくることが望まれる。
線等の導体金属線を絶縁樹脂で被覆したものが知られて
いる。このような発熱体は、低温での平衡安定性が悪
く、温度制御装置を必要として敷設コストが高くつくと
共に、ニクロム線等の導体金属線は長期使用中に酸、ア
ルカリで腐食して断線する恐れがある。そこでこの欠点
をカバーするために、電気を通すことにより効率的に発
熱する薄板状の丈夫なヒーター素子を、例えばカーボン
短繊維を圧縮するなどして形成し、これを導線で連鎖状
に連結して長尺の発熱体をつくることが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多数のヒータ
ー素子を導線で連鎖状に、しかも均等に連結する手段は
大変面倒であって複雑且つ精密な装置を必要とし、製作
コストが高くつくといった問題点がある。
ー素子を導線で連鎖状に、しかも均等に連結する手段は
大変面倒であって複雑且つ精密な装置を必要とし、製作
コストが高くつくといった問題点がある。
【0004】そこで本発明は、多数のヒーター素子を導
線に対して簡単な手段で、しかも均一且つ確実に連鎖状
に連結することのできる帯状発熱体の構造を提供し、以
って上記した従来課題を解決することを主たる目的とす
るものである。
線に対して簡単な手段で、しかも均一且つ確実に連鎖状
に連結することのできる帯状発熱体の構造を提供し、以
って上記した従来課題を解決することを主たる目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる帯状発熱体にあっては、平行な左右二本の支
柱1、1が所定の間隔で横桟2…より一体連結された導
電板製の梯子状基材Aを含み、該基材の横桟2がその中
間部で開口部を上に向けたコの字形に屈曲形成され、該
コの字形部分2aに隣接する横桟上面がハンダ材3を付
着した平らなヒーター素子受部2bを形成しており、こ
の梯子状基材の受部2bにヒーター素子Cを載置してハ
ンダ材7を加熱溶融させることにより両者をハンダ付け
すると共に、前記横桟2のコの字形部分2aを切断除去
して、ヒーター素子Cを支柱並びに横桟残余部分と共に
絶縁性合成樹脂シート4により上下両面から密封した構
造とするものである。
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる帯状発熱体にあっては、平行な左右二本の支
柱1、1が所定の間隔で横桟2…より一体連結された導
電板製の梯子状基材Aを含み、該基材の横桟2がその中
間部で開口部を上に向けたコの字形に屈曲形成され、該
コの字形部分2aに隣接する横桟上面がハンダ材3を付
着した平らなヒーター素子受部2bを形成しており、こ
の梯子状基材の受部2bにヒーター素子Cを載置してハ
ンダ材7を加熱溶融させることにより両者をハンダ付け
すると共に、前記横桟2のコの字形部分2aを切断除去
して、ヒーター素子Cを支柱並びに横桟残余部分と共に
絶縁性合成樹脂シート4により上下両面から密封した構
造とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図に示した
実施例に基ずき説明する。図において符号Aは薄い銅板
等の導電板で一体加工された基材であって、平行に配置
された左右二本の支柱1、1と、これら支柱を所定のピ
ッチで一体的に連結する横桟2…により梯子状に形成さ
れている。
実施例に基ずき説明する。図において符号Aは薄い銅板
等の導電板で一体加工された基材であって、平行に配置
された左右二本の支柱1、1と、これら支柱を所定のピ
ッチで一体的に連結する横桟2…により梯子状に形成さ
れている。
【0007】前記横桟2はその中間部で開口部を上に向
けた状態でコの字形に屈曲形成され、該コの字形部分2
aに隣接する横桟上面がハンダ材3を付着した平らなヒ
ーター素子受部2bを形成しており、この梯子状基材の
受部2bにヒーター素子Cを載置してハンダ材7を加熱
溶融させることにより両者がハンダ付けされている。
けた状態でコの字形に屈曲形成され、該コの字形部分2
aに隣接する横桟上面がハンダ材3を付着した平らなヒ
ーター素子受部2bを形成しており、この梯子状基材の
受部2bにヒーター素子Cを載置してハンダ材7を加熱
溶融させることにより両者がハンダ付けされている。
【0008】前記ヒーター素子Cは通電することによっ
て発熱する素材で形成されている。好ましい実施例とし
てこのヒーター素子Cは、カーボン短繊維を集合圧縮し
て、6×8mmの長方形で厚み1.6mmの立方体に形成し
たものが使用され、0.1アンペアの通電で30Kオー
ムの電気抵抗値を有するのがよい。また前記左右の受部
2bに接触する下面の両端部分には電極となる薄い銀被
膜をコーティングしておくのがよい。この炭素繊維の集
合体で形成されたヒーター素子Cは発熱面積が大きくて
発熱効率がよく、遠赤外線が出ることによって加熱効率
が高い。また低温平衡温度の安定性も優れている。ま
た、前記梯子状基材Aの材料となる銅板の厚みは0.3
〜0.5mmで各支柱1の巾が2.5mm、支柱1、1の間隔
(外側寸法)が17mm、横桟2のピッチが50mm程度が
好ましい。
て発熱する素材で形成されている。好ましい実施例とし
てこのヒーター素子Cは、カーボン短繊維を集合圧縮し
て、6×8mmの長方形で厚み1.6mmの立方体に形成し
たものが使用され、0.1アンペアの通電で30Kオー
ムの電気抵抗値を有するのがよい。また前記左右の受部
2bに接触する下面の両端部分には電極となる薄い銀被
膜をコーティングしておくのがよい。この炭素繊維の集
合体で形成されたヒーター素子Cは発熱面積が大きくて
発熱効率がよく、遠赤外線が出ることによって加熱効率
が高い。また低温平衡温度の安定性も優れている。ま
た、前記梯子状基材Aの材料となる銅板の厚みは0.3
〜0.5mmで各支柱1の巾が2.5mm、支柱1、1の間隔
(外側寸法)が17mm、横桟2のピッチが50mm程度が
好ましい。
【0009】梯子状基材の受部2bにヒーター素子Cを
ハンダ付けしたあと、前記横桟2のコの字形部分2aを
切断除去して、ヒーター素子Cを支柱1、1並びに横桟
残余部分と共に絶縁性合成樹脂シート4により上下両面
から密封して長尺の帯状発熱体Bが形成されている。
尚、前記シート4は透明または半透明が好ましいが色付
きであっても支障がない。このようにして構成された発
熱体にあっては、梯子状基材Aが製造過程において複数
のヒーター素子Cを定間隔で仮保持するための取付けゲ
ージ台としての役目をなすと共に、梯子状基材の不要な
コの字形部分2bを切断除去した後は梯子状基材Aの左
右の支柱1、1がそのままヒーター素子Cを連鎖状に連
結する導線としての役目をなす。
ハンダ付けしたあと、前記横桟2のコの字形部分2aを
切断除去して、ヒーター素子Cを支柱1、1並びに横桟
残余部分と共に絶縁性合成樹脂シート4により上下両面
から密封して長尺の帯状発熱体Bが形成されている。
尚、前記シート4は透明または半透明が好ましいが色付
きであっても支障がない。このようにして構成された発
熱体にあっては、梯子状基材Aが製造過程において複数
のヒーター素子Cを定間隔で仮保持するための取付けゲ
ージ台としての役目をなすと共に、梯子状基材の不要な
コの字形部分2bを切断除去した後は梯子状基材Aの左
右の支柱1、1がそのままヒーター素子Cを連鎖状に連
結する導線としての役目をなす。
【0010】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、その構成要件を備え、
かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内
において適宜改変して実施できるものである。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、その構成要件を備え、
かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内
において適宜改変して実施できるものである。
【0011】
【発明の効果】上記のごとく本発明にあっては、梯子状
基材が製造過程において複数のヒーター素子を定間隔で
仮保持するための取付けゲージ台としての役目をなし、
これにより自動機による製造ラインへの組み込みが容易
になると共に、梯子状基材の不要なコの字形部分を切断
除去した後は梯子状基材の左右の支柱がそのままヒータ
ー素子を連鎖状に連結する導線としての役目をなし、し
かもヒーター素子が横桟の受部で連結固定されているの
で、別個に作成したコネクターによりヒーター素子と導
線とを接続する、と云った煩雑な工程を省略することが
できて製造工程を著しく簡素化することができ、更に加
えて、合成樹脂シートによってヒーター素子並びに導線
が完全密封されているので防水性や耐腐食性に優れた高
品位の発熱体を得ることができる、といった優れた効果
がある。
基材が製造過程において複数のヒーター素子を定間隔で
仮保持するための取付けゲージ台としての役目をなし、
これにより自動機による製造ラインへの組み込みが容易
になると共に、梯子状基材の不要なコの字形部分を切断
除去した後は梯子状基材の左右の支柱がそのままヒータ
ー素子を連鎖状に連結する導線としての役目をなし、し
かもヒーター素子が横桟の受部で連結固定されているの
で、別個に作成したコネクターによりヒーター素子と導
線とを接続する、と云った煩雑な工程を省略することが
できて製造工程を著しく簡素化することができ、更に加
えて、合成樹脂シートによってヒーター素子並びに導線
が完全密封されているので防水性や耐腐食性に優れた高
品位の発熱体を得ることができる、といった優れた効果
がある。
【図1】本発明における梯子状基材の斜視図。
【図2】本発明の第1製造過程を示す斜視図。
【図3】上記の第1製造過程を示す断面図。
【図4】本発明の第2製造過程を示す断面図。
【図5】本発明に係る発熱体の断面図。
1 支柱 2 横桟 2a 横桟のコの字形部分 2b 横桟のヒーター素子受部 3 ハンダ材 4 シート A 梯子状基材 B 発熱体 C ヒーター素子
Claims (1)
- 【請求項1】 平行な左右二本の支柱1、1が所定の間
隔で横桟2…より一体連結された導電板製の梯子状基材
Aを含み、該基材の横桟2がその中間部で開口部を上に
向けたコの字形に屈曲形成され、該コの字形部分2aに
隣接する横桟上面がハンダ材3を付着した平らなヒータ
ー素子受部2bを形成しており、この梯子状基材の受部
2bにヒーター素子Cを載置してハンダ材7を加熱溶融
させることにより両者をハンダ付けすると共に、前記横
桟2のコの字形部分2aを切断除去して、ヒーター素子
Cを支柱並びに横桟残余部分と共に絶縁性合成樹脂シー
ト4により上下両面から密封してなる帯状発熱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20144995A JP2719763B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 帯状発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20144995A JP2719763B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 帯状発熱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0935857A JPH0935857A (ja) | 1997-02-07 |
JP2719763B2 true JP2719763B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=16441278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20144995A Expired - Lifetime JP2719763B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 帯状発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2719763B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030000750A (ko) * | 2001-06-27 | 2003-01-06 | 김재규 | 가열장치 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP20144995A patent/JP2719763B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0935857A (ja) | 1997-02-07 |
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