JP2719623B2 - 無機発泡粒体の表面処理方法 - Google Patents
無機発泡粒体の表面処理方法Info
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- JP2719623B2 JP2719623B2 JP63253243A JP25324388A JP2719623B2 JP 2719623 B2 JP2719623 B2 JP 2719623B2 JP 63253243 A JP63253243 A JP 63253243A JP 25324388 A JP25324388 A JP 25324388A JP 2719623 B2 JP2719623 B2 JP 2719623B2
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- asphalt
- inorganic
- surface treatment
- powdery
- treatment method
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B20/00—Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
- C04B20/0016—Granular materials, e.g. microballoons
- C04B20/002—Hollow or porous granular materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B20/00—Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
- C04B20/10—Coating or impregnating
- C04B20/1018—Coating or impregnating with organic materials
- C04B20/1029—Macromolecular compounds
- C04B20/1044—Bituminous materials
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はパーライト、バーミキュライト、シラスバル
ーン、人工軽量骨材等の無機発泡粒体の表面処理方法に
関し、特に、吸水率の小さい無機発泡粒体を得るための
無機発泡粒体の表面処理方法に関するものである。
ーン、人工軽量骨材等の無機発泡粒体の表面処理方法に
関し、特に、吸水率の小さい無機発泡粒体を得るための
無機発泡粒体の表面処理方法に関するものである。
[従来の技術] パーライト、バーミキュライト、シラスバルーン、人
工軽量骨材等の無機発泡粒体は極めて軽いため、セメン
ト軽量板等の製造において骨材として広く利用されてい
る。しかし、これらの無機発泡粒子は多孔質のため吸水
率が高いという欠点を有し、セメント軽量板に用いられ
る骨材としては、パーライトの吸水率が少ないもの、例
えば現在の1/2〜1/3程度以下になることが要求されてい
る。
工軽量骨材等の無機発泡粒体は極めて軽いため、セメン
ト軽量板等の製造において骨材として広く利用されてい
る。しかし、これらの無機発泡粒子は多孔質のため吸水
率が高いという欠点を有し、セメント軽量板に用いられ
る骨材としては、パーライトの吸水率が少ないもの、例
えば現在の1/2〜1/3程度以下になることが要求されてい
る。
この欠点を改良するため、その表面を被覆処理するこ
とが試みられており、被覆剤として、ワックス、金属石
鹸、シリコン等の撥水剤や合成樹脂エマルジョン、水ガ
ラス等が用いられていた。また、アスファルトをトリク
ロルエチレンで溶解した液でパーライトを浸透処理する
ことによって、パーライトの吸水防止処理する方法も提
案されている。
とが試みられており、被覆剤として、ワックス、金属石
鹸、シリコン等の撥水剤や合成樹脂エマルジョン、水ガ
ラス等が用いられていた。また、アスファルトをトリク
ロルエチレンで溶解した液でパーライトを浸透処理する
ことによって、パーライトの吸水防止処理する方法も提
案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、被覆剤による処理は、被覆剤を水に溶
解ないしは懸濁させて用いるので、被覆処理後に乾燥処
理が必要であり、また、アスファルト溶液を用いる方法
は、悪臭があり、取扱いが不便である。
解ないしは懸濁させて用いるので、被覆処理後に乾燥処
理が必要であり、また、アスファルト溶液を用いる方法
は、悪臭があり、取扱いが不便である。
本発明はこれらの欠点がなく、無機発泡粒体の防水性
を高めて、その吸水率を1/2以下に低下させる簡便な表
面処理方法を提供するものである。
を高めて、その吸水率を1/2以下に低下させる簡便な表
面処理方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の課題を解決する方法として、無機発
泡粒体に針入度20以下の塊状アスファルト原料を粉砕機
により200メッシュ程度に粉砕した粉末状アスファルト
を添加して、無機発泡粒体の表面に粉末状アスファルト
を付着させ、付着せずに残った粉末状アスファルトを取
り除いた後、無機発泡粒体の表面で熱により粉末状アス
ファルトを溶融させ、冷却することを特徴とする無機発
泡粒体の表面処理方法を提供するものである。
泡粒体に針入度20以下の塊状アスファルト原料を粉砕機
により200メッシュ程度に粉砕した粉末状アスファルト
を添加して、無機発泡粒体の表面に粉末状アスファルト
を付着させ、付着せずに残った粉末状アスファルトを取
り除いた後、無機発泡粒体の表面で熱により粉末状アス
ファルトを溶融させ、冷却することを特徴とする無機発
泡粒体の表面処理方法を提供するものである。
本発明で処理される無機発泡粒体は、パーライト、バ
ーミキュライト、シラスバルーン、人工軽量骨材等多孔
性の無機質粒状体で、その粒度は0.5〜2.5mm程度であ
る。以下の説明では主としてパーライトについて述べ
る。
ーミキュライト、シラスバルーン、人工軽量骨材等多孔
性の無機質粒状体で、その粒度は0.5〜2.5mm程度であ
る。以下の説明では主としてパーライトについて述べ
る。
粉末状アスファルトは、針入度が20以下の塊状アスフ
ァルト原料を粉砕機により200メッシュ程度に粉砕した
もので、室温で安定な粉末を形成し、かつ、この粉末を
例えば100℃以上に加熱したとき容易に溶融するもので
あればよい。
ァルト原料を粉砕機により200メッシュ程度に粉砕した
もので、室温で安定な粉末を形成し、かつ、この粉末を
例えば100℃以上に加熱したとき容易に溶融するもので
あればよい。
このようなアスファルトとしては、ストレートアスフ
ァルト、ブローンアスファルトのほか、ギルソナイト、
グランスピッチ、グラハマイト等の天然アスファルトを
粉砕したものがあり、粉砕方法としては例えば特開昭62
−86091号明細書に開示された方法がある。粉末状アス
ファルトはその貯蔵中の再凝縮を防ぐためにワックスエ
マルジョン、カーボン、けい酸カルシウム、タルク等で
混合又は被覆処理したものでもよい。
ァルト、ブローンアスファルトのほか、ギルソナイト、
グランスピッチ、グラハマイト等の天然アスファルトを
粉砕したものがあり、粉砕方法としては例えば特開昭62
−86091号明細書に開示された方法がある。粉末状アス
ファルトはその貯蔵中の再凝縮を防ぐためにワックスエ
マルジョン、カーボン、けい酸カルシウム、タルク等で
混合又は被覆処理したものでもよい。
発泡パーライトに粉末状アスファルトを添加する方法
としては任意の方法が採用できるが、一般にはドラムミ
キサー、V型混合器、コニカルミキサー等の回転容器混
合器が用いられる。撹拌式混合器も用い得る。
としては任意の方法が採用できるが、一般にはドラムミ
キサー、V型混合器、コニカルミキサー等の回転容器混
合器が用いられる。撹拌式混合器も用い得る。
粉末状アスファルトの添加量はパーライト表面に均一
に薄く付着するに足る量であればよいが、一般には多め
に用い、付着せずに残った粉末状アスファルトは取り除
かれる。
に薄く付着するに足る量であればよいが、一般には多め
に用い、付着せずに残った粉末状アスファルトは取り除
かれる。
粉末状アスファルトが表面に付着したパーライトはそ
のまま加熱器で加熱される。
のまま加熱器で加熱される。
加熱温度は、粉末状アスファルトの再溶融温度であ
り、例えば、140℃程度である。
り、例えば、140℃程度である。
加熱方法は任意であり、例えば回転ドラムの外側から
加熱する方法又は熱風により加熱する方法等がある。
加熱する方法又は熱風により加熱する方法等がある。
加熱処理により粉末状アスファルトが溶融してパーラ
イト表面を覆い、その後これを室温まで冷却し、軽くく
っつきあったパーライト粒子をほぐすことにより表面処
理が完了する。
イト表面を覆い、その後これを室温まで冷却し、軽くく
っつきあったパーライト粒子をほぐすことにより表面処
理が完了する。
また、別法として、予め焼成により得られた無機発泡
体を冷却する工程で、無機発泡体が未だ熱い間に、この
粉末状アスファルトを添加する方法がある。この方法に
おいては、無機発泡体を新ためて加熱しなくても、その
まま粉末状アスファルトが溶融して、無機発泡体の表面
を被覆することができる。
体を冷却する工程で、無機発泡体が未だ熱い間に、この
粉末状アスファルトを添加する方法がある。この方法に
おいては、無機発泡体を新ためて加熱しなくても、その
まま粉末状アスファルトが溶融して、無機発泡体の表面
を被覆することができる。
[実施例] 以下の実施例において、吸水率の測定は次の方法によ
った。
った。
吸水率の測定 直径が60mmφの塩化ビニール製パイプの一端を濾紙で
封止した管状容器内に試料を入れ、容器の他端を同様に
濾紙で封止して供試体とする。この供試体を水中に24時
間浸漬して吸水させた後、これを吸引濾過器上に載置し
て、0.1〜0.2気圧の条件下で10分間吸収濾過することに
よって、試料骨材の間隙にある水分を除去する。
封止した管状容器内に試料を入れ、容器の他端を同様に
濾紙で封止して供試体とする。この供試体を水中に24時
間浸漬して吸水させた後、これを吸引濾過器上に載置し
て、0.1〜0.2気圧の条件下で10分間吸収濾過することに
よって、試料骨材の間隙にある水分を除去する。
最初の吸水前の試料の重量と吸水後に吸引濾過した試
料の重量の差から吸水率を算定した。
料の重量の差から吸水率を算定した。
実施例1〜3 アサノパーライト3号品(黒曜石系、粒度1.5〜3.0m
m、容積重量0.063kg/l)に、粉末アスファルト(アメリ
カンギルソナイト社製、ギルソナイト粉末、平均粒径0.
074mm、軟化点138℃)を、それぞれ8g/l、16g/l及び32g
/lの割合で、V型混合機を用いて十分に撹拌混合し、パ
ーライト表面にアスファルト粉末をまぶした。
m、容積重量0.063kg/l)に、粉末アスファルト(アメリ
カンギルソナイト社製、ギルソナイト粉末、平均粒径0.
074mm、軟化点138℃)を、それぞれ8g/l、16g/l及び32g
/lの割合で、V型混合機を用いて十分に撹拌混合し、パ
ーライト表面にアスファルト粉末をまぶした。
次いで、この混合物を125℃のエアーバス中で10分間
加熱してアスファルトを再溶融させた後取り出して冷却
し、軽くほぐしてアスファルト被覆パーライトを得た。
加熱してアスファルトを再溶融させた後取り出して冷却
し、軽くほぐしてアスファルト被覆パーライトを得た。
これらの製品の吸水率は、それぞれ3回の測定の平均
値で、95.1、64.4及び39.1であり、無処理パーライトの
吸水率375.3の1/3以下であった。
値で、95.1、64.4及び39.1であり、無処理パーライトの
吸水率375.3の1/3以下であった。
[発明の効果] 本発明によれば、吸水率の大きい無機発泡粒体の表面
に防水処理剤を付着させる工程が簡単で、しかも表面処
理後の乾燥工程が不要である。
に防水処理剤を付着させる工程が簡単で、しかも表面処
理後の乾燥工程が不要である。
また、処理剤として粉末状アスファルトを使用するの
で悪臭がなく、製造時及び使用時の作業環境が良好であ
る。
で悪臭がなく、製造時及び使用時の作業環境が良好であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】無機発泡粒体に針入度20以下の塊状アスフ
ァルト原料を粉砕機により200メッシュ程度に粉砕した
粉末状アスファルトを添加して、無機発泡粒体の表面に
粉末状アスファルトを付着させ、付着せずに残った粉末
状アスファルトを取り除いた後、無機発泡粒体の表面で
熱により粉末状アスファルトを溶融させ、冷却すること
を特徴とする無機発泡粒体の表面処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63253243A JP2719623B2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | 無機発泡粒体の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63253243A JP2719623B2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | 無機発泡粒体の表面処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02102153A JPH02102153A (ja) | 1990-04-13 |
JP2719623B2 true JP2719623B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=17248551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63253243A Expired - Lifetime JP2719623B2 (ja) | 1988-10-07 | 1988-10-07 | 無機発泡粒体の表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2719623B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5110339B2 (ja) * | 2001-09-17 | 2012-12-26 | 東急建設株式会社 | モルタル用軽量骨材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5116205A (ja) * | 1974-07-31 | 1976-02-09 | Nippon Steel Corp | Yokoroyodoreikyakuhako |
-
1988
- 1988-10-07 JP JP63253243A patent/JP2719623B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02102153A (ja) | 1990-04-13 |
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