JP2717866B2 - コーティング組成物およびコーティングフィルム - Google Patents

コーティング組成物およびコーティングフィルム

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JP2717866B2 JP33341989A JP33341989A JP2717866B2 JP 2717866 B2 JP2717866 B2 JP 2717866B2 JP 33341989 A JP33341989 A JP 33341989A JP 33341989 A JP33341989 A JP 33341989A JP 2717866 B2 JP2717866 B2 JP 2717866B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアクリル系樹脂を主成分とする水性コーティ
ング組成物に係わり、さらに詳しくは、アクリル系樹脂
水溶液もしくは微粒子アクリル系樹脂水分散体と導電性
共重合体を含むアクリル系樹脂水性エマルジョン組成物
とを混合してなる、プラスチックフィルム(以下フィル
ムと略す)等に直接塗工されて、透明性、ヒートシール
性、帯電防止性、耐水性に優れた塗膜を与える水性コー
ティング組成物および該水性コーティング組成物を塗工
した透明性、ヒートシール性、帯電防止性、耐水性に優
れたフィルムに関するものである。
(従来の技術) 自動包装機の普及に伴い、連続的に包装することので
きる易ヒートシール性と帯電防止性を併せ持つフィルム
等の要求が高まり、この種のフィルムの製造方法につい
て種々の提案がなされている。さらに最近は、自動包装
機は包装速度の高速化がなされ、それまでに比べて、包
装機とフィルムとの摩擦による静電気のため、フィルム
が帯電し易くなり、より優れた帯電防止性が要求されて
いる。
高速包装に適した帯電防止性と易ヒートシール性を有
するフィルムを製造する有効な方法として、その塗膜が
帯電防止性と易ヒートシール性を有するコーティング剤
をフィルムに塗布する方法があり、例えば特開昭54−95
636号において開示されているスルホン酸塩を分子内に
有する導電性ビニル系モノマーを含むアクリル系樹脂水
性エマルジョンをフィルムに塗布することによって、高
速包装に適した帯電防止性と易ヒートシール性を有する
フィルムを製造することができる。
また、予めアクリル系樹脂やウレタン系樹脂等を塗布
したフィルムに、塩化ビニリデン系樹脂に帯電防止剤を
加えたコーティング剤をフィルムに塗布する方法もあ
る。
(発明が解決しようとする問題点) フィルムに優れた帯電防止性を付与する導電性ビニル
系モノマー、例えばスチレンスルホン酸塩を含むアクリ
ル系樹脂水性エマルジョンは、アクリル系樹脂において
導電性ビニル系モノマーからなる部分が電解質であり本
質的に親水性であるため、該アクリル系樹脂水性エマル
ジョンの塗膜は耐水性が劣っていて、塗布したフィルム
が水や水蒸気で白化するという問題があった。
一方、塩化ビニリデン系樹脂に帯電防止剤を加えたコ
ーティング剤をフィルムに塗布する方法は塩化ビニリデ
ン系樹脂がフィルム、とりわけ、表面エネルギーの低い
ポリオレフィン系フィルムに対して密着性が劣り、フィ
ルムに直接塗工できず、アンダーコートが必要で製造工
程が複雑で、コストが高いという問題があった。
(発明の目的) 本発明の目的は、フィルム、とりわけ、表面エネルギ
ーの低いポリオレフィン系フィルムに直接塗工されて、
透明性、ヒートシール性、帯電防止性、耐水性に優れた
塗膜を与える水性コーティング組成物と該水性コーティ
ング組成物を塗工した透明性、ヒートシール性、帯電防
止性、耐水性に優れたフィルムを提供することである。
(発明の構成) 本発明者らは、スチレンスルホン酸塩等の導電性ビニ
ル系モノマーを含むアクリル系樹脂水性エマルジョンに
水溶性アクリル系樹脂またはアクリル系樹脂の微粒子水
分散体を混合した水性コーティング組成物がアンダーコ
ート無しに、フィルムに直接に塗工でき、高速包装に適
した帯電防止性と易ヒートシール性を有する透明性、耐
水蒸気白化性に優れたフィルムを製造することができる
ことを見出だし、本発明を完成した。
即ち本発明は、 (I)(a)少なくとも1個のカルボキシル基を有する
α,β−不飽和カルボン酸 と、 (b)(メタ)アクリル酸アルキルエステル(そのアル
キル基は1〜4個の炭素原子を有する)の少なくとも1
種 と、さらに必要に応じて、 (c)上記(a),(b)とラジカル共重合可能なビニ
ル系モノマー とからなる共重合体であって、該重合体の酸価が10〜20
0でかつ該重合体中に含まれるカルボキシル基の少なく
とも30%が塩を形成している共重合体を水媒体中に溶解
もしくは0.1ミクロン以下の粒子径で分散している水性
組成物 と、 (II)A成分として (d)スルホン酸またはその塩を分子内に有する導電性
ビニル系モノマーの少なくとも1種100〜25重量% と (e)上記(d)とラジカル共重合可能なビニル系モノ
マー0〜75重量% からなるモノマー混合物0.5〜20重量部 B成分として (f)少なくとも1個のカルボキシル基を有するα,β
−不飽和カルボン酸の少なくとも1種0〜10重量% (g)(メタ)アクリル酸アルキルエステル(そのアル
キル基は1〜12個の炭素原子を有する)の少なくとも1
種10〜98重量% (h)上記(f),(g)とラジカル共重合可能なビニ
ル系モノマー0〜80重量% からなるモノマー混合物100重量部とからなり、A成分
からなる共重合体の存在下でB成分を水媒体中で重合し
て得られる共重合を実質的に粒子として含む水性エマル
ジョン組成物 とを、固形分重量比で(I)/(II)=5〜50/95〜50
になるように混合してなるコーティング組成物、及び該
コーティング組成物を塗工したプラスチックフィルムを
提供するものである。
〔(I)の水性組成物〕
本発明を構成する(I)の水性組成物に使用する
(a)少なくとも1個のカルボキシル基を有するα,β
−不飽和カルボン酸(以下、モノマー(a)と略す)と
しては、アクリル酸、メタクリル酸、イタンコ酸、クロ
トン酸、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、無水マ
レイン酸等がある。また、モノマー(a)として、2個
以上のカルボキシル基を有するα,β−不飽和カルボン
酸を使用する場合は、そのハーフエステルでも良い。
次に(b)のそのアルキル基が1〜4個の炭素原子を
有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(以下、モ
ノマー(b)と略す)とは、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸ブチルである。
上記モノマー(a)、モノマー(b)とラジカル共重
合可能なビニル系モノマー(以下モノマー(c)と略
す)としては、例えば、(メタ)アクリル酸ヘキシル、
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アク
リル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メ
タ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ジ
シクロペンチニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸グリシジル、
(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ド、N−ブチロールアクリルアミド、酢酸ビニル、酢酸
アリル、スチレン、ビニルトルエン、塩化ビニル、(メ
タ)アクリロニトリル等が挙げられる。必要に応じて、
これらのモノマーのうち、少なくとも1種用いれば良
い。
モノマー(a)の使用量は本発明を構成する(I)の
水性組成物の酸価が10〜200になるような範囲であり、
好ましくは25〜100の範囲である。酸価が10未満のとき
は、そのカルボキシル基の30%以上を塩にしても、0.1
ミクロン以下の粒子の分散状態にするには著しく困難で
あり、またコーティング剤として要求される密着性を十
分に発現させることは難しい。また、脂肪族系有機溶剤
に対して塗膜が侵され易くなる。
一方、酸価が200を越えるときは、塗膜の耐水性が劣
り、さらに本発明を構成する(I)の水性組成物を乳化
重合を経由して得る場合は、重合時の安定性が劣る。酸
価が25〜100の範囲であるときは塗膜の柔軟性がコーテ
ィング剤として最適な共重合体が得られる。
(I)の水性組成物の重合体のガラス転移温度(Tg)
は、約20〜約120℃で、好ましくは、40〜100℃である。
Tgが20℃より低いときは被覆膜が粘着性を示し、ブロ
ッキングを起こす。一方、120℃より高いときは、被覆
膜が硬く、柔軟性が低下し、フィルムへの密着性を損な
うため、実用的なヒートシール強度がで難い。Tgが40〜
100℃であるときは、水性組成物の重合体に含まれるカ
ルボキシル基の30%以上を塩にして、水媒体中に溶解も
しくは0.1ミクロン以下の粒子の分散状態にし易い。
(I)の水性組成物の重合体得るには、上記モノマー
(a)、モノマー(b)、およびモノマー(c)をラジ
カル重合すれば良く、一般には、アニオン系乳化剤およ
び/またはノニオン系乳化剤と水溶性ラジカル重合開始
剤を用いて、一般に公知の乳化重合によって得ることが
できる。
こうして得た重合体のカルボキシル基の30%以上、好
ましくは、カルボキシル基の30〜100%当量の塩基によ
って中和反応すれば、本発明を構成する(I)の水性組
成物が得られる。
なお、中和反応するときにセロソルブ類やアルコール
等の親水性有機溶剤を添加することは、(I)の水性組
成物がより細かく分散された状態になるので好ましく、
また用いる塩基としては、アンモニア、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、あるいは、有機アミン化合物等が
挙げられるが、被覆膜形成後も重合体中のカルボキシル
基が塩のままだと、被覆膜の耐水性が劣ることから、揮
発性の塩基が好ましく、さらに臭気の点からアンモニア
が好ましい。
(I)の水性組成物の得る方法は、特公昭49−36942
号公報にも記載されている。
〔(II)の水性エマルジョン組成物〕
<A成分> 本発明を構成する(II)の水性エマルジョン組成物の
A成分に使用する(d)スルホン酸またはその塩を分子
内に有する導電性ビニル系モノマー(以下、モノマー
(d)と略す)としては、一般式(1)〜(2)に示す
単量体が挙げられる。
一般式(1) ただし、n=0,1 M=NH4、または、Li、Na、K等のアルカリ金属 一般式(2) ただし、m=0,1 n=1〜4 R1=Hまたは、CH3 M=NH4、または、Li、Na、K等のアルカリ金属 これらのモノマーのうち、一般式(1)の範疇のp−
スチレンスルホン酸のナトリウム塩または、アンモニウ
ム塩およびビニルベンジルスルホン酸ナトリウムが特に
好適に使用できる。
上記モノマー(d)とラジカル共重合可能なビニル系
モノマー(以下モノマー(e)と略す)としてはモノマ
ー(a)、モノマー(b)、モノマー(c)に挙げたも
のを、単独または、2種以上混合して使用することがで
きる。モノマー(e)の組成は、B成分のモノマー組成
と同一か、それに近い組成にすることが好ましい。
これにより、A成分の重合体とB成分の共重合体との
相溶性が増すため、透明性に優れ、ヒートシール性が良
いコーティング組成物が得られる。さらに、モノマー
(e)として、Tgの高い重合体に成るよう選択すること
により、耐ブロッキング性が向上する。
A成分において、モノマー(d)とモノマー(e)の
割合は、モノマー(d)100〜25重量%、モノマー
(e)0〜75重量%であり、好ましくは、モノマー
(d)80〜33重量%、モノマー(e)20〜67重量%であ
る。モノマー(e)の割合が75重量%を越えると、帯電
防止効果が低下するので好ましくない。またモノマー
(e)の割合が20〜67重量%であるときには、耐水性、
耐ブロッキング性の特に良い被覆塗膜が得られるので好
ましい。
<B成分> (II)の水性エマルジョン組成物において、B成分に
使用する(f)少なくとも一個カルボキシル基を有する
α,β−不飽和カルボン酸(以下モノマー(f)と略
す)としては、モノマー(a)と同じものが挙げられ
る。これらのモノマーより単独または、二種以上混合し
て使用すれば良い。
モノマー(f)は、(II)の水性エマルジョン組成物
の安定性を向上すると共に、フィルムとの密着性を向上
しうる効果があり、その使用量はB成分において0〜10
重量%であり、10重量%を越えると、本発明のコーティ
ング組成物の塗膜の耐水性が低下するので好ましくな
い。
B成分に使用する(g)の(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル(そのアルキル基は1〜12個の炭素原子を有
する)(以下、モノマー(g)と略す)としては、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル等が挙げられ
る。
次に(h)の上記モノマー(f)、モノマー(g)と
ラジカル共可能なビニル系モノマーとしては、(メタ)
アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキ
シル、(メタ)アクリル酸ジシクロペンチル、(メタ)
アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエ
チル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メ
タ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリルアミド、
N−ブチロール(メタ)アクリルアミド、酢酸ビニル、
酢酸アリル、スチレン、ビニルトルエン、塩化ビニル、
(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。
モノマー(g)およびモノマー(h)は、コーティン
グ組成物の塗膜の柔軟性や、耐ブロッキング性、および
得られる重合体のTgに影響を与える重要な成分であるの
で、得られる重合体のTgを考慮して、単独または、二種
以上混合して使用すれば良く、モノマー(g)の使用量
はB成分において10〜98重量%であり、モノマー(h)
の使用量はB成分において0〜80重量%である。
B成分の共重合体は、平均分子量が、5000〜150000
で、好ましくは、8000〜80,000であり、Tgが20℃〜100
℃で、好ましくは、25℃〜70℃である。平均分子量が、
5000未満では、コーティング組成物としての特性が発揮
され難くなり、十分なヒートシール強度が得られない。
150000を越えるとフィルムとの密着性が低下し、良好な
ヒートシール性を得るための粘性流動特性がなくなる。
なお、ここで言う平均分子量とは、数平均分子量であ
る。またTgが100℃を越える場合は、コーティング組成
物の塗膜が堅く、柔軟性が低下し、ヒートシール性が損
なわれる。
本発明において、A成分とB成分の比率は、B成分10
0重量部に対してA成分は0.5〜20重量部、好ましくは2
〜10重量部使用することが必要であり、0.5重量部より
少ないと帯電防止性が発現しない。一方、20重量部を越
えると、水性分散液の粘度が高くなり、重合安定性が悪
くなったり、耐ブロッキング性が低下するので好ましく
ない。
本発明のコーティング組成物の塗膜において帯電防止
性が発現するのは、主にスルホン酸またはその塩を有す
るモノマー(d)による電気のイオン伝導機構によるも
のと考えられ、カルボキシル基や水酸基等の寄与は、小
さいと思われる。
<(II)の水性エマルジョンの製造> 次に本発明の(II)のエマルジョン組成物を製造する
方法について記述する。
モノマー(d)とモノマー(e)を予め水媒体中にて
重合する。なお、重合系は、酸素を除去するため、窒素
等で置換しておくことが好ましい。
重合開始剤としては、t−ブチルヒドロペルオキシ
ド、2,5−ジメチル2,5−ジ(t−ブチルベンジルオキ
シ)ヘキサン、過酸化水素等の過酸化物、過硫化カリウ
ム、過硫酸アンモニウム、あるいはこれらの重合開始剤
と各種還元剤との組合わせによるレドックス系開始剤、
さらには、2,2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ヒ
ドロクロリド等の水溶性アゾ系化合物を用いて重合を開
始することできる。
重合温度、重合系内の圧力、攪拌方式は、開始剤の種
類、組合わせに応じて選定すべきである。重合温度とし
ては、一般的にはレドックス系の開始剤を使用する場合
には、20〜85℃、過酸化物あるいはアゾ系開始剤を使用
する場合には40〜120℃が好ましい。
このようにして得られたA成分の重合体の存在下に、
B成分の単量体混合物と開始剤とを添加し、水媒体中で
重合する。この際に使用される開始剤や重合温度は、A
成分の重合体を製造する時に用いられたものと同じであ
ってもよいが、必ずしも同一である必要はない。
A成分の重合体がエマルジョン重合において、分散安
定性を向上させるという性質を利用して、該重合体を分
散安定剤として本発明の(II)の水性エマルジョン組成
物を製造できる。なお、得られる(II)の水性エマルジ
ョン組成物中には、実質的には、乳化剤を含有していな
いが、必要に応じて、少量の乳化剤または保護コロイド
を補助的に添加しても良い。
このようにして得られる(II)の水性エマルジョン組
成物は、そのままでも安定であるが、場合によってはア
ンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリメ
チルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、ジエ
タノールアミン、トリエチルアミンの塩基性物質でpHを
調整した方が、さらに安定性が増し、好適である。アン
モニアやジエチルアミン等の揮発性の塩基が好ましく、
特にアンモニアが好ましい。
(II)の水性エマルジョン組成物を得る方法は、特開
昭54−95636号公報にも記載されている。
〔コーティング組成物の混合〕
本発明において、(I)の水性組成物と(II)の水性
エマルジョン組成物とを固形分重量比で(I)/(II)
=5〜50/95〜50になるように、公知の方法で混合すれ
ば、本発明コーティング組成物が得られる。
(I)の組成物が5重量%未満では、コーティング組
成物の塗膜の耐水性が十分でなく、塗布したフィルムが
水や水蒸気で白化することがあり、また、50重量%を越
えるとコーティング組成物の塗膜の帯電防止性が十分で
なく、高速自動包装には、適さない。
また、(I)の水性組成物と(II)の水性エマルジョ
ン組成物の混合に際して、必要に応じて、滑剤、ブロッ
キング防止剤、帯電防止剤、可塑剤、酸化防止剤、安定
剤等を添加しても良い。
〔フィルムへの塗工〕
次に本発明のコーティング組成物の塗布基材であるフ
ィルムについて説明する。
本発明の対象となるフィルムは、プラスチックフィル
ムであり、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピ
レンフィルム、ポリブテンフィルム等のポリオレフィン
フィルムやポリエステルフィルム、ナイロンフィルム等
が挙げられる。これらは一軸延伸フィルム、二軸延伸フ
ィルムまたは、無延伸フィルムであってもよい。特に、
本発明のコーティング組成物は、二軸延伸ポリプロピレ
ンフィルム等のポリオレフィンフィルムに対して効果的
である。またフィルムの厚みもシート状と称される厚み
であっても良い。
また、基材フィルム表面は、そのままでも使用できる
が、水に対する接触角が85度以下になるよう処理して用
いるのが好ましく、特に、ポリオレフィンフィルムは、
コロナ放電処理、酸化剤処理等により、表面を活性化し
て使用するのが好ましい。
本発明のコーティング組成物のフィルム表面への塗布
は、グラビアコーター法、リバースロールコーター法、
ロットコーター法、ディップコーター法、エアナイフコ
ーター法等の公知の塗布方法で、所望の厚さに塗布する
ことができる。
この時の塗布量は、少なくとも0.1g/m2以上、特に0.2
g〜3g/m2が好ましい。塗布量が0.1g/m2未満であるとフ
ィルムのヒートシール強度が弱く、包装用フィルムとし
て実用に耐えない。また塗布量が3g/m2を越えると塗膜
の乾燥時間が長くなる傾向があり生産性が悪くなる。
コーティング組成物をフィルム表面にコーティングし
た後で、フィルム状の基材を乾燥するのに用いられる熱
風乾燥機、赤外線乾燥機、蒸気乾燥機等の一般に使用さ
れている乾燥機を用いる公知の方法で乾燥すれば良い。
(発明の効果) 本発明のコーティング組成物の効果は、以下の通りで
ある。
水系のコーティング組成物なので、火災、爆発、人
体への有害性、大気汚染の問題が無く、さらに、塗布し
たフィルムの残留溶剤の問題が無い。
水に溶解もしくは、0.1ミクロン以下の粒子で分散
している(I)の水性組成物と(II)の水性エマルジョ
ン組成物とを混合したため、各々単独では予想し得なか
ったプラスチックフィルムへの密着性が優れている。
本発明のコーティング組成物中には、極性の大きい
官能基、とりわけスルホン酸またはその塩やカルボキシ
ル基を、通常のエマルジョンに比べて、粒子表面に多く
含有しているため、有機溶剤、特に、脂肪族系有機溶剤
に対して相溶性が小さく、そのため本発明のコーティン
グ組成物を塗布したフィルムは、印刷時に基材であるプ
ラスチックフィルムに有機溶剤が吸収され、フィルムが
膨潤して、しわになったりすることが無い。
通常のエマルジョンからなるコーティング剤に比べ
て、本発明のコーティング組成物は、造膜性が優れ、ブ
ロッキングし難い。
このことは、造膜時に(II)の水性エマルジョン組成
物粒子の間に、より微細に分散もしくは溶解したポリマ
ーである(I)の水性組成物が入りこみ、(II)の水性
エマルジョン組成物の粒子間をつないで緻密な膜を造り
易く、そのためブロッキングがし難くなっていると考え
られる。
また、(II)の水性エマルジョン組成物において導
電性ビニル系モノマーからなる部分が電解質であっても
(I)の水性組成物が(II)の水性エマルジョン組成物
の粒子間に入りこみ、緻密な膜を造るので塗膜の耐水性
が良い。
コーティング組成物には、導電性ビニル系モノマー
を含む重合体が存在しているため、帯電防止性の良い被
覆塗膜を与える。
(発明の利用) 本発明のコーティング組成物はフィルムの被覆に用い
るのが好適で、その被覆塗膜は優れた帯電防止性とヒー
トシール性とを合せ持っており、塗布したフィルムは、
特に高速のオーバーラップ式の自動包装機で包装される
タバコ、菓子類等の外包用の包装材料として適している
だけでなく、一般の包装用フィルムとしても適してい
る。
なお、プラスチックフィルム以外の紙、セロハン、繊
維製品、プスラチック類、皮革類、無機素材等に塗布し
てもよい。
また、本発明のコーティング組成物の被覆塗膜が優れ
た帯電防止性を持っており、包装用フィルムの被覆に用
いるだけでなく、帯電防止剤として、あるいは静電記録
紙や通電記録紙の導電層の材料として使用できる。
また、本発明のフィルムに塩化ビニリデン系樹脂の溶
液またはエマルジョンをさらにトップコートすることも
できる。この時のトップコート層の厚みは、特に限定さ
れるものでないが、0.5〜6ミクロンが好ましい。
(実施例) さらに実施例にて、本発明を説明する。尚、実施例及
び比較例において、特にことわりのない場合は、%は重
量%を示す。
尚、実施例及び比較例において、得られた被膜フィル
ムの性能は、次の測定法によって求められた値である。
1.試料フィルムの作成 水性組成物と水性エマルジョン組成物とを混合したコ
ーティング組成物の固形分が20%になるように稀釈し、
このものに、コーティング組成物の固形分100部に対し
てカルナバワックスの水性分散液(固形分20%)4部と
微粉末コロイダルシリカ(商品名;サイロイド0.3部を
加えたコーティング液を、コロナ放電処理した二軸延伸
プラスチックフィルム(膜厚20μ)の表面に、バーコー
ターを用いて固形分塗布量が1.5g/m2となるように塗布
し、温度110℃で30秒間乾燥して試料フィルムを得た。
2.テスト方法 帯電特性…スタティック・オネストメーター(宍戸商
会)を使用し、10kVの電圧印加し、温度20℃、湿度65%
pHの雰囲気で帯電圧の減衰半減時間を測定した。90秒以
下は実用に適している。
ヒートシール強度…フィルム塗布面と塗布面を合せて、
バータイプヒートシーラーを用いて、120℃、1kg/cm2
圧力で1秒間ヒートシールした。このフィルムを温度20
℃、湿度65%pHの雰囲気中に24時間放置した後、引張り
試験機を用いて、100mm/minの速度でフィルムを引き剥
がすのに必要な力を測定した。50g/15mm以上は実用に適
している。
透明性…試料フィルムを4枚重ねて直読式ヘーズメータ
ー(東洋精機製作所(株)製:206型)を用いてヘーズ値
を測定した。
◎…ヘーズ値10%未満 ○…ヘーズ値10%以上16%未満 ×…ヘーズ値16%以上 ◎および○は実用に適している。
耐水白化性…試料フィルムを80℃の熱水の上10cmの位置
に15秒間置いた後、フィルムの塗布面の白化状態を観察
した。
◎…塗膜が全く白化していない ○…塗膜が僅かに白化している ×…塗膜の大部分が白化している ◎および○は実用に適している。
合成例1 還流冷却器、温度計、攪拌機、滴下ロートを付した2l
セバブルフラスコにノニルフェニルエーテルポリエチレ
ングリコールスルホン酸ソーダ12.2gと水510gを仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しながら80℃まで加熱した。
次いで、このものに、メタクリル酸40g、アクリル酸
エチル70g、メタクリル酸メチル290gとラウリルメルカ
プタン6gとの混合溶液と、5%過流酸アンモニウム水溶
液36g、5%重亜硫酸ソーダ水溶液36gを各々2時間かけ
て滴下する。滴下終了後、80℃で1時間保った後、4%
アンモニア水145gを徐々に加えた。かくして、粘度1080
cps、固形分濃度34.8%、pH7.8のアクリルポリマー水溶
液が得られた。
合成例2 還流冷却器、温度計、攪拌機、滴下ロートを付した2l
セバブルフラスコにノニルフェニルエーテルポリエチレ
ングリコールスルホン酸ソーダ12.2gと水510gを仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しながら80℃まで加熱した。
次いで、このものに、メタクリル酸40g、アクリル酸
エチル70g、メタクリル酸メチル290gとラウリルメルカ
プタン6gとの混合溶液と、5%過硫酸アンモニウム水溶
液36g、5%重亜硫酸ソーダ水溶液36gを各々2時間かけ
て滴下する。滴下終了後、80℃で1時間保った後、冷却
した。かくして、粘度15cps、固形分濃度40.8%、pH2.2
の水性組成物が得られた。
合成例3 還流冷却器、温度計、攪拌機、滴下ロートを付した2l
セバブルフラスコにラウリル硫酸ナトリウム3.2gと、過
硫酸カリウム1gを含む水540gを仕込み、窒素雰囲気下で
攪拌しながら90℃まで加温した。
次いで、このものに、メタクリル酸16.2g、アクリル
酸エチル97.8gおよびメタクリル酸メチル226gとラウリ
ルメルカプタン2.6gとの混合溶液を2時間かけて滴下し
た。
滴下終了後、80℃で2時間保った後イソプロピルアル
コール60gとカルビトール30gを加え、その後10%アンモ
ニア水22gを加えた後、冷却する。かくして、0.04ミク
ロンのポリマー粒子に分散した粘度1760cps、固形分濃
度34.8%、pH7.8の水性組成物が得られた。
合成例4 還流冷却器、温度計、攪拌機、滴下ロートを付した2l
セバブルフラスコ内に水961gとp−スチレンスルホン酸
ナトリウム30.8g、アクリル酸0.2g、メタクリル酸ヒド
ロキシエチル1.5g、メタクリル酸メチル2.7g、アクリル
酸エチル2.9g、スチレン2.7g、t−ドデシルメルカブタ
ン0.1gとを仕込み、窒素雰囲気下で攪拌しながら、85℃
まで昇温する。このものに過硫酸カリウム0.2gを水18g
に溶かした水溶液を添加し、60分間重合する。次いで、
アクリル酸8.8g、メタクリル酸ヒドロキシエチル51.6
g、メタクリル酸メチル94.6g、アクリル酸エチル176g、
スチレン94.6gとt−ドデシルメルカブタン4.4gとの混
合液と過硫酸カリウム2gを水162gに溶かした水溶液と
を、各々別の滴下ロートから2時間かけて滴下する。滴
下終了後85℃にて、さらに3時間重合を行った後、冷却
する。かくして、粘度23cps、固形分濃度30%、pH2.1の
水性エマルジョン組成物が得られた。
合成例5 還流冷却器、温度計、攪拌機、滴下ロートを付した2l
セバブルフラスコ内に水933gとp−スチレンスルホン酸
ナトリウム18.3g、過硫酸カリウム0.2gとを、窒素雰囲
気下で仕込み、85℃で、60分間重合する。次いで、メタ
クリル酸ヒドロキシエチル68.8g、メタクリル酸メチル1
97.2g、アクリル酸エチル183.4g、アクリル酸9.2gとt
−ドデシルメルカブタン4.6gとの混合液と過硫酸カリウ
ム4.4gを水193gに溶かした水溶液とを、それぞれ別の滴
下ロートから2時間かけて滴下する。滴下終了後85℃に
て、さらに3時間重合を行い、冷却後、アンモニア水5.
3gを加えた。かくして、粘度23cps、固形分濃度30%、p
H7.2の水性エマルジョン組成物が得られた。
実施例1〜3 合成例1で得られたアクリルポリマー水溶液および合
成例4で得られた水性エマルジョン組成物を表1の割合
(固形分比)で十分に混合してコーティング液を調整
し、その性能を評価した。評価結果を表2に示す。
実施例4 合成例3で得られた水性組成物および合成例4で得ら
れた水性エマルジョン組成物を表1の割合(固形分比)
で十分に混合して、コーティング液を調整し、その性能
を評価した。評価結果を表2に示す。
実施例5 合成例3で得られた水性組成物および合成例5で得ら
れた水性エマルジョン組成物を表1の割合(固形分比)
で十分に混合して、コーティング液を調整し、その性能
を評価した。評価結果を表2に示す。
実施例6 合成例1で得られたアクリルポリマー水溶液および合
成例3で得られた水性組成物と合成例5で得られた水性
エマルジョン組成物を表1の割合(固形分比)で十分に
混合して、コーティング液を調整し、その性能を評価し
た。評価結果を表2に示す。
比較例1 合成例4で得られた水性エマルジョン組成物をコーテ
ィング液として用い、その性能を評価した。評価結果を
表2に示す。
比較例2 合成例1で得られたアクリルポリマー水溶液および合
成例4で得られた水性エマルジョン組成物を表1の割合
(固形分比)で十分に混合してコーティング液を調整
し、その性能を評価した。評価結果を表2に示す。
比較例3 合成例2で得られた水性分散液と合成例4で得られた
水性エマルジョン組成物を表1の割合(固形分比)で十
分に混合してコーティング液を調整し、その性能を評価
した。評価結果を表2に示す。
比較例4 ポリアクリル酸ソーダ(東亜合成化学工業(株)製:
アロンA−20L)と合成例4で得られた水性エマルジョ
ン組成物を固形分比で30:70になるよう配合し、十分に
混合してコーティング液を調整し、その性能を評価し
た。評価結果を表2に示す。
なお、各単量体の単独重合体のTgは、以下の数値を用
いた。
アクリル酸 :379゜K アクリル酸エチル :251゜K メタクリル酸 :458゜K メタクリル酸メチル :378゜K メタクリル酸ヒドロキシエチル:328゜K スチレン :373゜K

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(I)(a)少なくとも1個のカルボキシ
    ル基を有するα,β−不飽和カルボン酸 と (b)(メタ)アクリル酸アルキルエステル(そのアル
    キル基は1〜4個の炭素原子を有する)の少なくとも1
    種 と、さらに必要に応じて (c)上記(a),(b)とラジカル共重合可能なビニ
    ル系モノマーとからなる共重合体であって、該重合体の
    酸価が10〜200でかつ該重合体中に含まれるカルボキシ
    ル基の少なくとも30%が塩を形成している共重合体を水
    媒体中に溶解もしくは0.1ミクロン以下の粒子径で分散
    している組成物 と (II)A成分として (d)スルホン酸またはその塩を分子内に有する導電性
    ビニル系モノマーの少なくとも1種100〜25重量% と (e)上記(d)とラジカル共重合可能なビニル系モノ
    マー0〜75重量%からなるモノマー混合物0.5〜20重量
    部 B成分として (f)少なくとも1個のカルボキシル基を有するα,β
    −不飽和カルボン酸の少なくとも1種0〜10重量% (g)(メタ)アクリル酸アルキルエステル(そのアル
    キル基は1〜12個の炭素原子を有する)の少なくとも1
    種10〜98重量% (h)上記(f),(g)とラジカル共重合可能なビニ
    ル系モノマー0〜80重量% からなるモノマー混合物100重量部とからなり、A成分
    からなる共重合体の存在下でB成分を水媒体中で重合し
    て得られる共重合を実質的に粒子として含む水性エマル
    ジョン組成物 とを、固形分重量比で(I)/(II)=5〜50/95〜50
    になるように混合してなるコーティング組成物
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項のコーティング組成
    物を塗工したことを特徴とするプラスチックフィルム
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