JP2715585B2 - 信号伝送装置 - Google Patents

信号伝送装置

Info

Publication number
JP2715585B2
JP2715585B2 JP21637689A JP21637689A JP2715585B2 JP 2715585 B2 JP2715585 B2 JP 2715585B2 JP 21637689 A JP21637689 A JP 21637689A JP 21637689 A JP21637689 A JP 21637689A JP 2715585 B2 JP2715585 B2 JP 2715585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
receiving
data signal
transmission device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21637689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0380700A (ja
Inventor
俊一 長本
雄一 江村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP21637689A priority Critical patent/JP2715585B2/ja
Publication of JPH0380700A publication Critical patent/JPH0380700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2715585B2 publication Critical patent/JP2715585B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は信号伝送装置に係り、特にデータ信号を搬送
波を用い、狭帯域伝送するに好適な信号伝送装置に関す
る。
従来の技術 従来のこの種の信号伝送装置は、第5図に示すような
構成であった。すなわち送信装置1は送信処理手段4、
搬送波発生手段5、変調手段6で構成され、送信処理手
段4から出力されるベースバンド形式のデータ信号S1
搬送波fに変調し、狭帯信号に変換した後伝送回線2を
介して伝送するものである。又、受信装置3は搬送波f
に共振する共振回路7、同じく共振周波数にロックする
PLL検波回路9、受信処理手段11で構成され、送信装置
1から搬送波fによって搬送されてきた信号を共振回路
7、PLL検波回路9で選択的に入力し、再び元のベース
バンド形式のデータ信号S2として受信処理手段11に入力
し、受信処理を行うものであった。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、たとえば第6図
(a)に示すようなインパルス性ノイズが伝送回線2を
介して侵入して来た場合、共振回路7によって同図
(b)のような共振波を発生してしまい、それがPLL検
波回路9に入力されて同図(c)のように比較的長い時
間幅(TN2)に亘るノイズパルスとして出力される。受
信処理手段11ではこのノイズパルスと本来データ信号と
の区別を時間幅で行っているが、時間幅が大きいと全く
区別出来ず、正常な通信が出来ないという課題を有して
いた。
本発明はかかる従来の課題を解消し、伝送回線に多少
イズが乗ってきても正常な通信が可能な信頼性の高い信
号伝送装置を簡単な構成で安価に提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の信号伝送装置は、
ベースバンド形式のデータ信号を搬送波を用いて変調
し、狭帯域にて送信するための送信装置と、前記送信装
置から伝送されて来たデータ信号を受信するための受信
装置を有するものにおいて、前記受信装置は前記搬送波
の周波数に共振する共振回路と、前記共振回路の出力信
号のうち所定レベル以上の信号のみを通過させるための
信号レベル選択回路と、該信号レベル選択回路の出力信
号を入力し、元のベースバンド形式のデータ信号に復調
するための検波回路を設けた構成を備えたものである。
又、上記信号レベル選択回路は、共振回路の出力にダ
イオードを逆並列接続したものを直列に挿入した構成を
備えたものである。
又、受信装置は搬送波の周波数に共振する共振回路
と、前記共振回路の出力信号を入力し、元のベースバン
ド形式のデータ信号に復調するための検波回路と、検波
回路の出力信号のうち所定のパルス幅以上のパルス信号
のみを通過させるためのパルス幅選択回路を設けた構成
を備えたものである。
又、前記パルス幅選択回路は、積分回路を用いるとと
もに、パルス信号の立上り方向と、立下り方向で時定数
を異ならしめた構成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、次のように作用す
る。伝送回線を介してインパルス性ノイズが受信装置に
侵入してきた場合、共振回路によって共振波が生じる信
号レベル選択回路によって、共振波のうち所定レベル以
下の微弱部分はカットされる。そのため検波回路によっ
てロックされる時間幅を小さく抑えることが出来る。
信号レベル選択回路として、ダイオードを逆並列接続
した回路を用いることによって、ダイオードの順方向電
圧降下より小さい共振波部分を抑えることが可能であ
る。
検波回路で検波されてしまったノイズ部分はパルス幅
選択回路によって所定パルス幅以下のノイズパルスの通
過を阻止することが出来る。
パルス幅選択回路として積分回路を用いることによっ
て、パルス信号の立上りと立下り時定数を変えることが
でき、受信処理手段での衝突検知処理を行う側、すなわ
ち検波回路が検波動作しない側への時定数を短くして受
信処理に支障のないような構成にすることが出来る。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第1図は本発明の一実施例における信号伝送装置の
回路ブロック図であり、1は送信装置から送出されたデ
ータ信号を伝送回線2を介して伝送し、3の受信装置で
受信する基本構成を備えている。
送信装置1は送信処理手段4、搬送波発生回路5、変
調回路6等で構成されている。送信処理手段4はマイク
ロコンピュータ等によって実現され、送信すべき情報を
ベースバンド形式のデータ信号S1として出力する。
搬送波発生回路5からは搬送波fが変調回路6に供給
される。変調回路6では前記データ信号S1によって搬送
波fに変調がかけられ、狭帯域信号として伝送回線2へ
送出される。
伝送回線2を介して伝送された狭帯域のデータ信号は
受信装置3の共振回路7で周波数同調し、効率よく選択
される。8は信号レベル選択回路であり、共振回路7か
らの出力信号の所定レベル以下の微弱部分を阻止する働
きをする。9はPLL検波回路であり、搬送波周波数を有
する信号成分が入力するとアクティブ信号を出力するよ
う設定されており、変調されたデータ信号を元のベース
バンド形式のデータ信号S2に復調する。一般にPLL方式
の検波回路は非常に周波数選択度を高くすることが出来
るため、入力感度を上げることが可能であり、微小レベ
ルの入力信号でも動作する特徴を有する。
10はパルス幅選択回路であり、PLL検波回路9から出
力されたパルス信号のうち所定時間幅に満たないものは
阻止する働きをする。これによってパルス幅の小さいノ
イズなどが受信処理手段11に入力されるのを阻止するこ
とが可能となる。
受信処理手段11はマイクコンピュータ等によって実現
され、入力されたデータ信号から情報を解読するもので
ある。
第2図は本発明の受信装置の一実施例を示す回路構成
図である。
共振回路7は、LとC1の並列共振回路を用いている。
信号レベル選択回路8は2つのダイオードD1、D2を逆
並列に接続した回路で構成している。
PLL検波回路9はトーンデコーダ用IC(たとえばロー
ム社製BA1604)等を利用することができる。PLLのロッ
ク周波数はR1とC2で設定される。
パルス幅選択回路10は、積分回路で構成しており、パ
ルスの立下り方向の時定数τはR3とC3で決定され、立
上り方向の時定数τはR2とC3で決定される。
第3図は、上記構成において、伝送回線2を介して同
図(a)のようなインパルス性ノイズが侵入してきた場
合の受信装置3内部でのノイズ処理の様子を示した信号
波形である。
同図(a)のようなインパルス性ノイズが侵入すると
共振回路7は共振を引起こし、同図(b)のような共振
波が継続する。この共振波は第2図で示される2つのダ
イオードD1、D2の逆並列接続で構成された信号レベル選
択回路8によって±VF電圧以下の微小部分は阻止され、
第3図(c)のように継続時間が短くなる。そのためPL
L検波回路9のロック時間幅TN1も短くなる。
第4図はノイズパルス(I)と本来のデータ信号(I
I)についてのパルス幅選択回路10および受信処理手段1
1の動作を示すタイミング図である。
同図(a)はPLL検波回路9からの出力信号であり、L
owレベル区間(TN1、TS1)がロック状態にある時を示
す。同図(b)は上記パルス信号が第2図の積分回路で
構成されたパルス幅選択回路10を通した後の信号波形で
あり、パルスの立下りでは時定数τで、立上りでは時
定数τで積分される。図中VTは受信処理手段11での論
理判定レベルであり、同図(c)がその判定結果であ
る。このような構成によって、ノイズパルス(I)のみ
が効果的に阻止されることが明らかである。
次にパルスの立下りと立上りで積分の時定数を変える
有効性について説明する。図示していないが、一般に送
信機能と受信機能を合わせ持った送受信装置が複数個接
続されるシステムにおいては自分が信号を送出する場
合、他の装置からも同時に信号を出していないか否か常
に監視するという衝突検知の機能を備えた方法が良く使
用される。このような場合、第4図で言えばPLL検波回
路9がロック状態でない区間(たとえばTS2)で衝突検
知を行う必要がある。すなわち図中〜が衝突検知の
タイミングである。従って、パルスの立上り時の積分の
時定数τが大きいと、あたかも他装置からの信号と衝
突している場合と同様の信号となって誤った判定をする
畏れがあり、時定数τは短くした方が良い。
一方、今問題にしているインパルス性ノイズ等により
発生したパルスノイズを吸収するためにはパルスの立下
り時の時定数τが所定値以上必要である。
以下の理由でパルスの立下りと立下りで積分時定数を
変える必要がある。
発明の効果 以上のように本発明の信号伝送装置によれば、次の効
果が得られる。
(1) インパルス性ノイズによって生じた共振波のう
ち、通常信号として取扱わない微弱電圧部分を阻止する
ための信号レベル選択回路を設けることによって、イン
パルス性ノイズの影響を抑えることができるのみなら
ず、共振回路に共振する他の微弱電圧レベルのノイズも
同様に阻止することができる。
(2) 信号レベル選択回路として、共振回路の出力に
ダイオードを逆並列接続したものを直列に設けた簡単な
構成によって安価に上記効果が実現できる。
(3) PLL検波回路の出力にパルス幅選択回路を設け
ることによって、インパルス性ノイズ等によって生じた
パルスノイズを吸収るのみならず、PLL検波回路自体の
ロック不安定領域に生ずるチャタリング出力も吸収する
ことができるので、その後に設けられた受信処理手段で
の処理が非常に簡単になる。
(4) パルス幅選択回路として、積分回路を用いると
ともに、パルス信号の立上り方向と立下り方向で時定数
を変えることによって、ノイズパルスを吸収し、かつ衝
突検知処理に支障のないパルス幅選択回路が実現でき
る。
(5) 信号レベル選択回路と、パルス幅選択回路の両
方を合わせ備えることが出来るので、効果は一段と向上
し、ノイズに非常に強い信号伝送装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における信号伝送装置の回路
ブロック図、第2図は同装置の一部詳細回路図、第3図
は同装置の一部信号波形図、第4図は同じく他の信号波
形図、第5図は従来例における信号伝送装置の回路ブロ
ック図、第6図は同装置の一部信号波形図である。 1……送信装置、2……伝送回路、3……受信装置、4
……送信処理手段、5……搬送波発生回路、6……変調
回路、7……共振回路、8……信号レベル選択回路、9
……PLL検波回路、10……パルス幅選択回路、11……受
信処理手段。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースバンド形式のデータ信号を搬送波に
    よって変調し、狭帯域にて送信するための送信装置と、
    前記送信装置から伝送されて来たデータ信号を受信する
    ための受信装置を有し、前記受信装置は前記搬送波の周
    波数に共振する共振回路と、前記共振回路の出力信号の
    うち所定レベル以上の信号のみを通過させるための信号
    レベル選択回路と、前記信号レベル選択回路の出力信号
    を入力し、元のベースバンド形式のデータ信号に復調す
    るための検波回路を備えた信号伝送装置。
  2. 【請求項2】ベースバンド形式のデータ信号を搬送波に
    よって変調し、狭帯域にて送信するための送信装置と、
    前記送信装置から伝送されて来たデータ信号を受信する
    ための受信装置を有し、前記受信装置は前記搬送波の周
    波数に共振する共振回路と、前記共振回路の出力信号を
    入力し、元のベースバンド形式のデータ信号に復調する
    ための検波回路と、前記検波回路の出力信号のうち所定
    のパルス幅以上のパルス信号のみを通過させるためのパ
    ルス幅選択回路を備えた信号伝送装置。
  3. 【請求項3】ベースバンド形式のデータ信号を搬送波に
    よって変調し、狭帯域にて送信するための送信装置と、
    前記送信装置から伝送されて来たデータ信号を受信する
    ための受信装置を有し、前記受信装置は前記搬送波の周
    波数に共振する共振回路と、前記共振回路の出力信号の
    うち所定レベル以上の信号のみを通過させるための信号
    レベル選択回路と、前記信号レベル選択回路の出力信号
    を入力し、元のベースバンド形式のデータ信号に復調す
    るための検波回路と、前記検波回路の出力信号のうち所
    定のパルス幅以上のパルス信号のみを通過させるための
    パルス幅選択回路を備えた信号伝送装置。
  4. 【請求項4】信号レベル選択回路は、共振回路と検波回
    路の間に少なくも2本のダイオードを逆並列接続した回
    路構成とした特許請求の範囲第1項または第3項記載の
    信号伝送装置。
  5. 【請求項5】検波回路は、フェーズドロックループ(PL
    L)方式の回路構成とした特許請求の範囲第1項から第
    3項記載の信号伝送装置。
  6. 【請求項6】パルス幅選択回路は、積分回路を用いると
    ともに、パルス信号の立上り方向と立下がり方向で時定
    数を異ならせた特許請求の範囲第2項または第3項記載
    の信号伝送装置。
JP21637689A 1989-08-23 1989-08-23 信号伝送装置 Expired - Lifetime JP2715585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21637689A JP2715585B2 (ja) 1989-08-23 1989-08-23 信号伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21637689A JP2715585B2 (ja) 1989-08-23 1989-08-23 信号伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0380700A JPH0380700A (ja) 1991-04-05
JP2715585B2 true JP2715585B2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=16687604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21637689A Expired - Lifetime JP2715585B2 (ja) 1989-08-23 1989-08-23 信号伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2715585B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0380700A (ja) 1991-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0583084B1 (en) Non-contact IC card, non-contact IC card reader/writer and data transmission method
US5068521A (en) Non-contact ic card
US6049292A (en) Method for the transmission of information and base station for receiving of information
US4942590A (en) Optimum clock generator in data communication
JP2715585B2 (ja) 信号伝送装置
US4653116A (en) Detector for indicating frequency deviation peaks
US5867533A (en) Digital delta mode carrier sense for a wireless LAN
US5351273A (en) Process and system for the transmission of a signal
EP0842566B1 (en) A receiver, a demodulator, and a demodulation method
US5206887A (en) Unique word detection apparatus
JPH04270523A (ja) 狭帯域妨害波検出装置
US5701296A (en) Reliable burst signal detecting apparatus
US5926302A (en) Bi-directional optical wireless communication apparatus and method of Bi-directional optical wireless communication
JPH01272398A (ja) リモコン信号デコーダ装置
JP2002368829A (ja) 変調方式識別装置および受信機
JPH02260090A (ja) 物品識別システム
JPH071948B2 (ja) 産業機器用遠隔制御装置
JPS59147593A (ja) 遠隔制御用送受信方法
JPH04150498A (ja) 通信システム
JPH04259876A (ja) 応答器、識別システム及び応答器の製造方法
SU1424132A2 (ru) Устройство дл передачи и приема псевдослучайных сигналов
SU1555683A1 (ru) Устройство контрол работоспособности радиоприемников многоканальных систем св зи
JPS6154743A (ja) 送信制御方式
JPS6327125A (ja) Pllのアンロツク検出回路
JPS59122980A (ja) 対象物識別装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

EXPY Cancellation because of completion of term