JP2714647B2 - 画像連動形音声再生方式 - Google Patents

画像連動形音声再生方式

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JP2714647B2
JP2714647B2 JP1072920A JP7292089A JP2714647B2 JP 2714647 B2 JP2714647 B2 JP 2714647B2 JP 1072920 A JP1072920 A JP 1072920A JP 7292089 A JP7292089 A JP 7292089A JP 2714647 B2 JP2714647 B2 JP 2714647B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、動画または静止画に含まれる顔、口、楽
器等の発音体の画像パターンが写し出される音響反射板
に向かって、その発音体の音声を指向性スピーカから出
力して反射させ、その反射音を視聴者に伝ぱんする画像
連動形音声再生方式に関するものである。
「従来の技術」 音像定位を生成する従来方式として、複数のスピーカ
を用いて音声の位相差、音圧レベル差を調整して音声再
生する方法が知られている。
第10図は2台のスピーカを用いた従来のシステム例を
示している。動画または静止画を写し出すスクリーン画
面11の周囲にスピーカ12,13が配置されている。最適な
視聴者14はスピーカ12からの音波の行路長10とスピーカ
13からの音波の行路長10とが等しい領域15に位置してい
る。特に、スピーカ12と13との距離を一辺とする正三角
形の頂点が最良な位置である。この領域15では、前者ま
たは後者の音波に対して適宜位相差、音圧レベル差を調
整することによって音像定位が良好に発生する。他方、
視聴者16の位置に関しては、スピーカ12からの行路長12
がスピーカ13からの行路長13より短い。このため、最適
な視聴者14がスクリーン画面11の中央に定位すると感じ
る音像を視聴者16はスクリーン画面11の左側に定位する
ように感じてしまう。即ち、スクリーン画面11の中央に
例えば人物像の動画または静止画が写し出され、その人
物の音声がスピーカ12,13から再生され、その音像が中
央に定位するように視聴者14が感じたとしても、視聴者
16は人物像の位置より左側にずれて音像定位してしま
い、臨場感がそこなわれるという第1の欠点がある。な
お、視聴者17は同様な理由から、人物像の位置より右側
にずれて音像定位してしまう。
第2の欠点としては、スクリーン画面が大きくなれば
なるほど、即ちスピーカ間隔が大きくなるほど最適な視
聴者14の領域15は、音圧が距離に反比例すること等によ
り縮小してしまう。この点に関して、スピーカの台数を
増やしてスピーカ間隔をせばめる方法が考えられるが、
複数スピーカの微妙な位相や音圧レベル調整が困難にな
ると同時に、音の干渉が生じ易くなり音像定位がぼやけ
るという問題が生じる。
第3の欠点としては、スクリーン画面が同一サイズに
おいて視聴者14,16の位置がスクリーン画面に近づいた
形態になると、上記行路長差の関係に影響され易くな
り、音像定位の精度が低下する。
この発明の目的は、動画または静止画に含まれる顔、
口、楽器等の発音体の画像パターンと、その発音体の音
像を精度良く一致させることをねらいとし、上記従来の
欠点を除去するため、発音体の画像パターンが写し出さ
れる音響反射板に向かってその発音体の音声を狭指向性
スピーカから出力し、発音体の画像パターン付近で反射
するようにして音像定位の精度を向上させる画像連動形
音声再生方式を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この発明は、音響反射板上に写し出される発音体の画
像パターンの位置を発音体の音声の反射点として設定
し、その反射点に発音体の音声が到達するように指向性
の高いスピーカを方向駆動制御するかまたは複数の指向
性スピーカから適するスピーカを選択することを主な特
徴とし、従来の技術では複数個のスピーカを用いて各ス
ピーカから出力される音声に対して位相差、音圧レベル
差を調整して音像定位を行っていたが、この発明では音
響反射板を用いて音像定位の精度向上を図っている点が
従来技術と異なる。
「実施例」 第1図はこの発明の第1の実施例を示す。ビデオ信号
入力端子21からの動画または静止画信号はプロジェクタ
22により不透明な音響反射板23のスクリーンに画像とし
て投影される。ビデオ信号入力端子21の動画または静止
画信号と対応する音声信号が音声信号入力端子24から入
力されて狭指向性スピーカ25で再生される。スピーカ25
の音声再生中心軸は音響反射板23と交差しており、その
交差点はスピーカ首振り方向26の制御により移動する。
ビデオ信号入力端子21からの動画または静止画信号は反
射点設定部27へも供給され、ここで発音体音声反射点が
設定され、この設定反射点にもどづいてスピーカ方向駆
動制御部28がスピーカ25の指向方向を制御する。
これを動作するには、制御部29の指令により、反射点
設定部27はビデオ信号入力端子21から転送されてくる動
画または静止画を受信し、その動画または静止画に含ま
れている顔、口、楽器等の発音体の画像パターンのその
動画または静止画の画面上の位置座標を抽出し、音響反
射板23の画面上の位置座標である発音体画像パターン位
置に31に換算し、発音体画像パターン位置31またはその
付近を発音体音声反射点32として設定する。その設定に
際しては、発音体画像パターン位置31と発音体音声反射
点32とを一致させる場合と、一致させない場合とがあ
る。前者は例えば人物像が正面に向いている場合であ
り、後者は例えば人物像が左側の方向に横顔になった場
合、発音体画像パターン位置31の口元より少し左側にず
らして発音体音声反射点32を設定する場合に相当し、い
ずれの場合も臨場感の向上が図れる。
さて、反射点設定部27は音響反射板23上の位置座標に
換算された発音体音声反射点32の位置情報をスピーカ方
向駆動制御部28に転送する。その転送完了後、スピーカ
方向駆動制御部28は転送された位置情報から位置座標と
スピーカ方向との関係が格納されている方向参照テーブ
ル33を用いて、狭指向性スピーカ25の方向を判定し、こ
の判定結果に基づいて狭指向性スピーカ25の音声再生中
心軸の方向を駆動制御して発音体音声反射点32に向け
る。
第2図はこの発明の第2の実施例を示すブロック図で
あって、複数の指向性スピーカ25が設けられ、その一つ
がスピーカ選択部34で選択される。この動作は第1図の
動作と基本的に同じであるが、相違点はスピーカ方向駆
動制御部28の代わりに音声再生中心軸を固定された複数
個(n個)の狭指向性スピーカ25(S1〜Sn)の中から発
音体音声反射点32に最も近い位置に反射させ得るスピー
カを選択するスピーカ選択部34を用いる点である。その
選択に当たっては、スピーカ選択部34は反射点設定部27
から転送されてくる発音体画像パターン位置31の位置情
報から、各狭指向性スピーカ25(Si,i=1,…,n)の音響
反射板23上の反射位置が格納されている選択参照テーブ
ル35を参照して、発音体画像パターン位置31に最も近い
反射位置を有する狭指向性スピーカ25を選択する。
第3図は反射点設定部27の構成例を示す図であって、
発音体画像パターン認識部36は、ビデオ信号入力端子21
から転送されてくる動画または静止画の中から顔、口、
楽器等の発音体画像パターンを認識し、その画像パター
ン位置31を計数するとともに、発音体画像パターンが正
面向きか、上下左右方向のいずれかを判定し、その結果
を反射点位置座標設定部37に転送する。反射点位置座標
設定部37は上記計数結果と画像パターンの向きに基づい
て発音体音声反射点32を決める。
第4図は反射点設定部27の他の構成例を示す図であっ
て、各画面ごとに発音体の位置が予め判っている場合で
あり、画面枚数計数部38は、ビデオ信号入力端子21から
転送されてくる画面(フレーム)の面数を計数し、それ
ぞれの画面が何番目の画面になるかを判定し、これに基
づき画面通番を付与して反射点位置座標設定部37に転送
する。反射点位置座標設定部37は転送されてくる画面番
号から、画面番号とそれに対応する反射点が予め格納さ
れている画面番号参照テーブル39を参照して反射点32を
決める。適用例としてはスライド映写等がある。
第5図は反射点設定部27の更に他の構成例を示す図で
あって、第3図、第4図が入力される動画または静止画
から反射点を自動液に決める方法であるのに対して、第
5図では操作者が画面を見て手動で反射点を設定する構
成である。
第6図はこの発明の特徴を示す第1のシステム例で、
不透明な音響反射板23のスクリーン画面上に動画または
静止画をプロジェクタ22を用いて写し出し、投写するプ
ロジェクタ22の位置する側に狭指向性スピーカ25を配置
する例である。
第7図はこの発明の特徴を示す第2のシステム例で、
半透明な音響反射板23の裏側からプロジェクタ22を用い
て投写し、音響反射板23を境にしてプロジェクタ22と反
対側に位置するように狭指向性スピーカ25を配置する例
である。
第8図はこの発明の特徴を示す第3のシステム例でス
クリーン画面投写方法の代わりに、ブラウン管41の画面
前面に透明な音響反射板23を配置する例である。
第9図はこの発明の特徴を示す第4のシステム例で音
響反射板23上にポスター状の静止画42が装着またはプリ
ントされた例を示している。ポスター状の静止画42に含
まれている顔、口、楽器等の発音体画像パターン位置31
またはその付近に発音体音声反射点32を設定して、その
反射点32に向けて音声を狭指向性スピーカ25から出力す
る。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明による画像連動形音声
再生方式によれば、発音体の画像が写し出される音響反
射板に向かって発音体の音声を指向性スピーカから出力
し、その発音体の画像パターン付近で反射させることか
ら、スクリーン画面に対して正面方向に位置する視聴者
が感じる音像定位と左右両端方向に位置する視聴者が感
じる音像定位とが一致することから聴取位置によらず臨
場感が向上するという利点がある。また、スクリーン画
面サイズの大小によらず、最適な聴取位置範囲が確保で
きるという利点がある。更に、スクリーン画面と視聴者
との距離が接近した場合においても音像定位の精度が低
下しないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示すブロック図、第
2図はこの発明の第2の実施例を示すブロック図、第3
図は第1,2図中の反射点設定部27の構成例を示すブロッ
ク図、第4図は第1,2図中の反射点設定部27の他の構成
例を示すブロック図、第5図は第1,2図中の反射点設定
部27の更に他の構成例を示すブロック図、第6図はこの
発明の特徴を示す第1のシステム例を示す図、第7図は
この発明の特徴を示す第2のシステム例を示す図、第8
図はこの発明の特徴を示す第3のシステム例を示す図、
第9図はこの発明の特徴を示す第4のシステム例を示す
図、第10図は従来のシステムを示す図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画または静止画を不透明または透明な音
    響反射板を介して表示するとともに、その動画または静
    止画に対応する音声を指向性の高いスピーカから出力
    し、上記音響反射板を介して再生するシステムであっ
    て、 上記動画または静止画に含まれる発音体の画像パターン
    が写し出される上記音響反射板上の位置座標を計数しこ
    れに基づいて上記発音体の音声の反射点を設定する反射
    点設定手段と、 その設定された反射点に上記スピーカの音声再生中心軸
    を交差させるようにその指向性スピーカの方向を駆動制
    御するスピーカ方向駆動制御手段とを具備することを特
    徴とする画像連動形音声再生方式。
  2. 【請求項2】動画または静止画を不透明または透明な音
    響反射板を介して表示するとともに、その動画または静
    止画に対応する音声を指向性の高いスピーカから出力
    し、上記音響反射板を介して再生するシステムであっ
    て、 上記動画または静止画に含まれる発音体の画像パターン
    が写し出される上記音響反射板上の位置座標を計数しこ
    れに基づいて上記発音体の音声の反射点を設定する反射
    点設定手段と、 音声再生中心軸を固定された複数個の上記指向性スピー
    カの中から、上記設定された反射点に最も近い点で交差
    する音声再生中心軸を有する指向性スピーカを選択する
    スピーカ選択手段とを具備することを特徴とする画像連
    動形音声再生方式。
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