JP2714292B2 - 下水道管における既設管との接続方法 - Google Patents

下水道管における既設管との接続方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水道管の工事に関
し、さらに詳しくは、下水道管における既設管と新設管
との接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の下水道管に関する工事方法におい
て、既設の下水道管に新設の下水道管を取り付けたりマ
ンホールの改修の際、その工事場所に下水が流入するの
を防ぐための止水は、その工事場所の上流のマンホール
に土のうを積み上げて止水している。止水後、前記上流
のマンホール等に流れこむ下水は、排水ポンプにより揚
水して工事場所を迂回させ下流にある既設下水道管やマ
ンホールに排出し、新設管の取り付け工事やマンホール
の改修等を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の下水道管に関する工事方法では、下記のような問題が
ある。下水道は、家庭の雑排水,工場の排水等で常時流
量があるため、上水道のように遮水することは不可能に
近い。雨天時などは、一時的に大量の雨水が流入し、既
設の下水道管における工事場所やマンホールの改修場所
の排水が排水ポンプでは排水しきれないことが多い。さ
らに、マンホール等は数箇所の下水道管が集まるため、
改修時にはこの下水の排水処理に困り、改修場所のマン
ホール以外のマンホールにも個々に排水ポンプを設置し
なければならないことにもなり、多くの排水ポンプが必
要となることも多々ある。そこで、本発明の目的は、既
設の下水道管の工事場所やマンホールの改修場所におけ
る排水を、排水ポンプを用いることなく良好に行なえ、
前記工事の作業場所が良好に確保できる下水道管に関す
る工事方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下水道管およ
びマンホールにおける既設下水道管と新設下水道管との
接続作業において、上記目的を達成したものである。す
なわち既設下水道管の軸に対して左右一方に半円筒状の
切回しバイパス管を設置するとともに、切回しバイパス
管の軸方向両端で既設下水道管内の残りの部分を止水板
で閉鎖し、さらに切回しバイパス管と止水板との外周
と、既設下水道管内壁との間の隙間をエアーチューブで
密封し、切回しバイパス管内を下水が流れる状態とし
て、2つの止水板の間の位置の既設下水道管に新設下水
道管を接続する。また前記既設下水道管に他の小径の既
設下水道管が連通されている場合は、小径の下水道管内
に円形の止水板を固定するとともにその外周をエアーチ
ューブで密封し、円形の止水板の集水口に取り付けられ
たフレキシブルチューブを介して集水口からの下水を切
回しバイパス管内に流出させる。
【0005】
【作用】本発明の下水道管における既設管との接続方法
では、既設下水管と新設下水管の接続作業等において、
その作業用空間への下水の流れ込みを迂回させる組立て
式の切回しバイパス管またはフレキシブルチューブ管等
を既設下水管に設置しているので、前記既設下水管と新
設下水管の接続作業等の時もその作業前と同様に排水を
行なうことができる。したがって、排水ポンプ等を用い
ることなく、前記接続作業場所が良好に確保できるの
で、前記接続作業が従来より容易に行える。
【0006】
【実施例】以下、図に示す実施例により本発明をさらに
詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定される
ものではない。図1は、本発明の実施例を示す組立式の
切回しバイパス管8によるマンホールにおける既設下水
道管と新設下水道管の接続部の平面図である。図2は、
図1に示す既設下水道本管2に設置した切回しバイパス
管8を下流側からみた要部図である。既設のマンホール
1には、既設下水道本管2および既設下水道枝管3がマ
ンホール1を中心とし左右から集っている。なお、通常
は既設下水道本管2および既設下水道枝管3とも下水が
常時流れている。新設下水管4は、マンホール1のコン
クリート壁にこれから新たに取付ける下水管であり、図
5に示すように新設下水管4は、シールド立抗15に配
置したシールド機14によって掘削した後に取付けられ
る。
【0007】以下に、マンホール1における既設下水道
本管2および既設下水道枝管3と新設下水道管4の接続
方法を説明する。まず、マンホール1および既設下水道
本管2の内部で切回しバイパス管8を組み立てる。これ
は、切回しバイパス管8を組上げた状態で、マンホール
1および既設下水道本管2の中に入れるのが困難なため
である。なお、切回しバイパス管8は、半円筒形であ
り、既設下水道本管2内の軸線方向に対して左右一方に
配置されて、その中を下水が通過するようにして、作業
空間11には切回しバイパス管の仕切板5cにより作業
用空間11に下水が行かないように迂回させる。図1お
よび図2に示すように、既設下水道管内で切回しバイパ
ス管8が配置された残りの部分に下水が流れないように
するため、切回しバイパス管8の軸線方向両端に半円の
止水板5a,5bが配置される。なお本実施例では止水
板5a、5bは切回しバイパス管8に取付けた。切回し
バイパス管8と止水板5a、5bを既設下水道本管2の
コンクリート壁に固定する方法は、止水板5や切回しバ
イパス管8等が下水で押し流されないように、固定ボル
ト7によりコンクリート壁へ強固に固定する。さらに切
回しバイパス管8の軸方向両端外周部と止水板5a、5
bの外周に漏水防止のための環状エアーチューブ6を設
けておき、それにポンプでエアーを注入して膨らませる
ことにより、既設下水道本管2のコンクリート内壁と、
切回しバイパス管8の外周及び止水板5a,5bの外周
縁との間を密封させ、作業用空間11への漏水を防いで
いる。以上により、既設下水道本管2の中を流れる下水
は、図2に示すように切回しバイパス管8の中のみを流
れるようになる。
【0008】次に、小径の既設下水枝管3を流れる下水
を切回しバイパス管8の中へ流し、さらに下流の下水道
管に流すための工事をする。図3は、既設下水枝管3内
に設置した円形止水板12を上流側からみた図である。
図4は、図1に示す既設下水枝管3内に設置した円形止
水板12の周辺の断面図である。まず、円形止水板12
を既設下水枝管3内に取り付ける。このとき、円形止水
板12等は下水で押し流されないように、固定ボルト7
により既設下水枝管3のコンクリート壁へ強固に固定す
る。さらに円形止水板12の外周に設けたドーナツ型エ
アーチューブ10にポンプでエアーを注入して膨らませ
ることにより、円形止水板12の外周と既設下水枝管3
の内壁との間を密封させて、漏水を防いでいる。既設下
水枝管3内の下水は、円形止水板12の集水口13に取
付けたフレキシブルチューブ管9にて切回しバイパス管
8の中へ流し、さらに下流の下水道管に流出させる。以
上により、図1に示す作業空間11には、下水は流れ込
まず漏水もなく良好な環境で作業ができるので、新設下
水管4をマンホール1のコンクリート壁に取り付ける作
業が容易にできる。前記作業が完了すれば、切回しバイ
パス管8を分割して撤去し、他の作業用具も撤去して、
新設下水管4の接続工事が完了する。
【0009】
【発明の効果】本発明の下水道管における既設管との接
続方法によれば、組立て式の切回しバイパス管またはフ
レキシブルチューブ管を既設管に設置することにより、
すべての排水は本流に排水されて、既設管と新設管の接
続作業等の時の排水を良好に行なうことができ、前記接
続作業場所が良好に確保できるので、排水ポンプ等を用
いることなく、前記接続作業が従来より容易に行える。
また、大雨等による増水でも止水板を脱着することによ
り、前記既設管の通常の管経が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す組立式の切回しバイパス
管等によるマンホールにおける既設下水道管と新設下水
道管の接続部の平面図である。
【図2】図1に示す既設下水道本管に設置した切回しバ
イパス管を下流側からみた要部図である。
【図3】図1に示す既設下水枝管を上流側からみた図で
ある。
【図4】図1に示す既設下水枝管内に設置した円形止水
板の周辺の断面図である。
【図5】マンホールにおける既設下水道管と新設下水道
管の接続部の断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール 2 既設下水道本管 3 既設下水枝管 4 新設下水管 5 止水板 6 エアーチューブ 8 切回しバイパス管 9 フレキシブルチューブ管 10 ドーナツ型エアーチューブ 13 集水口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道管およびマンホールにおける既設
    下水道管と新設下水道管との接続作業において、既設下
    水道管の軸に対して左右一方に半円筒状の切回しバイパ
    ス管を設置するとともに、切回しバイパス管の軸方向両
    端で既設下水道管内の残りの部分を止水板で閉鎖し、さ
    らに切回しバイパス管と止水板との外周と、既設下水道
    管内壁との間の隙間をエアーチューブで密封し、切回し
    バイパス管内を下水が流れる状態として、2つの止水板
    の間の位置の既設下水道管に新設下水道管を接続するこ
    とを特徴とする下水道管における既設管との接続方法。
  2. 【請求項2】 前記既設下水道管に他の小径の既設下水
    道管が連通されており、小径の下水道管内に円形の止水
    板を固定するとともにその外周をエアーチューブで密封
    し、円形の止水板の集水口に取り付けられたフレキシブ
    ルチューブを介して集水口からの下水を切回しバイパス
    管内に流出させることを特徴とする請求項1の下水道管
    における既設管との接続方法。
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