JP2713837B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP2713837B2
JP2713837B2 JP4261733A JP26173392A JP2713837B2 JP 2713837 B2 JP2713837 B2 JP 2713837B2 JP 4261733 A JP4261733 A JP 4261733A JP 26173392 A JP26173392 A JP 26173392A JP 2713837 B2 JP2713837 B2 JP 2713837B2
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基準の色信号から色変更
信号を生成し、他の色信号を色補正する色補正手段を有
する電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療用分野における診断
等に用いられ、又、工業用分野においてもプラント等の
検査等に広く用いられるようになった。図6は従来の電
子内視鏡装置を示す。図6に示す電子内視鏡装置は電子
内視鏡1を有し、この電子内視鏡1は、細長で例えば可
撓性の挿入部2を有し、この挿入部2の後端に太径の操
作部3が連設されている。上記操作部3の後端付近から
は側方に可撓性のユニバーサルケ―ブル4が延設され、
このケ―ブル4の先端部にコネクタ5が設けられてい
る。
【0003】上記電子内視鏡1は、上記コネクタ5を介
して、光源装置及び信号処理回路が内蔵されたビデオプ
ロセッサ6に接続されるようになっている。さらに、上
記ビデオプロセッサ6には、カラーモニタ7が接続され
るようになっている。上記挿入部2の先端側には、硬性
の先端部9及びこの先端部9に隣接する後方側に湾曲可
能な湾曲部10が順次設けられている。
【0004】また、上記操作部3に設けられた湾曲操作
ノブ11を回動操作することによって、上記湾曲部10
を左右方向あるいは上下方向に湾曲できるようになって
いる。また、上記操作部3には、上記挿入部2内に設け
られた図示しない処置具チャンネルに連通する挿入口1
2が設けられている。図7は信号処理系の構成を示す。
【0005】図7に示すように、電子内視鏡1の挿入部
2内には、照明光を伝達するライトガイド14が挿通さ
れている。このライトガイド14の先端面は、挿入部2
の先端部9に配置され、この先端部9から照明光を出射
できるようになっている。また、上記ライトガイド14
の入射端側は、ユニバーサルケーブル4内に挿通されて
上記コネクタ5に接続されている。
【0006】また、上記先端部9には、対物レンズ系1
5が設けられ、この対物レンズ系15の結像位置に、固
体撮像素子16が配設されている。この固体撮像素子1
6は、可視領域を含め紫外領域から赤外領域に至る広い
波長域で感度を有している。上記固体撮像素子16に
は、信号線26,27が接続され、これら信号線26,
27は、上記挿入部2及びユニバーサルケーブル4内に
挿通されて上記コネクタ5に接続されている。
【0007】一方、ビデオプロセッサ6内に設けられた
光源装置20は、紫外光から赤外光に至る広帯域の光を
発光するランプ21を備えている。このランプ21とし
ては、一般的なキセノンランプやストロボランプ等を用
いることができる。上記キセノンランプやストロボラン
プは、可視光のみならず紫外光及び赤外光を大量に発光
する。
【0008】このランプ21は、電源部22によって電
力が供給されるようになっている。上記ランプ21の前
方には、モータ23によって回転駆動される回転フィル
タ50が配設されている。この回転フィルタ50には通
常観察用の赤(R),緑(G),青(B)の各波長領域
の光を透過するフィルタが周方向に沿って配列されてい
る。
【0009】又、モータ23はモータドライバ25によ
って回転が制御されて駆動されるようになっている。上
記回転フィルタ50を透過し、R,G,Bの各波長領域
の光に時系列的に分離された光は、更にライトガイド1
4の入射端に入射され、このライトガイド14を介して
先端部9に導かれ、この先端部9から出射されて、観察
部位等を照明するようになっている。
【0010】この照明光による観察部位等の被検体(被
写体)からの戻り光は、対物レンズ系15によって、固
体撮像素子16上に結像され、光電変換されるようにな
っている。この固体撮像素子16には、上記信号線26
を介して、上記ビデオプロセッサ6内のドライバ31か
らの駆動パルスが印加され、この駆動パルスによって光
電変換された被検体の画像に対応した電気信号(映像信
号)のみ読出しが行われるようになっている。
【0011】この固体撮像素子16から読み出された電
気信号は、上記信号線27を介して、上記ビデオプロセ
ッサ6内または電子内視鏡1内に設けられたプリアンプ
32に入力されるようになっている。このプリアンプ3
2で増幅された映像信号は、プロセス回路33に入力さ
れ、γ補正及びホワイトバランス等の信号処理を施さ
れ、A/Dコンバータ34によって、デジタル信号に変
換されるようになっている。
【0012】このデジタルの映像信号は、セレクト回路
35によって、例えば赤(R),緑(G),青(B)の
各色に対応する3つのメモリ(1)36a,メモリ
(2)36b,メモリ(3)36cに選択的に記憶され
るようになっている。上記メモリ(1)36a,メモリ
(2)36b,メモリ(3)36cに記憶されたR,
G,B色信号は、同時に読み出され、色補正回路59に
入力する。
【0013】上記色補正回路59では、R,B色信号が
それぞれ係数器51、52に入力する。係数器51、5
2では入力信号の大きさを所定の大きさに変換する。こ
の変換は予め設定された値或いは外部より設定された値
によって行われる。
【0014】上記色補正回路59によって、色補正され
たR,G,B色信号は、D/Aコンバータ37によっ
て、アナログ信号に変換され、R,G,B色信号として
出力されると共に、エンコーダ38に入力され、このエ
ンコーダ38からNTSCコンポジット信号として出力
されるようになっている。
【0015】そして、上記R,G,B色信号または、N
TSCコンポジット信号が、カラーモニタ7に入力さ
れ、このカラーモニタ7によって、観察部位がカラ―表
示されるようになっている。
【0016】また、上記ビデオプロセッサ6内には、シ
ステム全体のタイミングを作るタイミングジェネレータ
42が設けられ、このタイミングジェネレータ42によ
って、モータドライバ25,ドライバ31,セレクト回
路35等の各回路間の同期が取られている。
【0017】
【発明が解決しようとする問題点】上述した色補正法に
おいては、単純にRあるいはB信号の大きさを変化させ
て色調整を行う。例えば、電子内視鏡の場合には、色を
ファイバースコープ風にするために全体的に黄色っぽく
する場合がある。この場合、上述した色補正法では、B
信号を減少させることによって実現できる。
【0018】しかし、例えばメチレンブルー等で青色に
染色した場合、上記のようにB信号を減少したものでは
青色自体の彩度が小さくなり、染色された被写体が黒ず
んでしまい、検査がやりにくくなる場合がある。また、
粘膜の赤い色を薄くするために、R信号を減少させた場
合、出血等における血液の色の彩度まで小さくなり、血
液の見分け(新鮮血と古い血等)が困難になるという欠
点がある。
【0019】また、電子内視鏡の場合には、検査の際、
血液の色の再現性が重要となる。特に、色相方向につい
ては、細かい調整が必要となる。従来方式の場合は、R
およびB信号の2系統の信号を調整することによって可
能であるが、2系統の信号を調整するため調整が複雑に
なり、調整する目的の色(この場合は血液の色)以外の
色まで大きく変化してしまう。
【0020】また、色差平面上で各色の色相を変換させ
る方法(Hue調整)もあるが、この場合は、ベースバ
ンドで処理する場合は回路が複雑になる上に、特定色の
み補正する場合はさらに回路が複雑になる。例えば、特
開平1ー121034号には色相、彩度等を強調するも
のが開示されているが、その回路構成が非常に複雑にな
っている。
【0021】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、検査の際に細かい調整を要する所定の色の色相を他
の色には影響の少ないように、比較的簡単に補正できる
色補正手段を備えた電子内視鏡装置を提供することを目
的とする。
【0022】
【問題点を解決する手段及び作用】本発明による電子内
視鏡装置は被検体からの光情報を処理して赤、緑、青
の3原色の情報を表す第1〜第3の色信号を生成し、該
第1〜第3の色信号に基づき内視鏡像を表示させる電子
内視鏡装置において、前記第1〜第3の色信号のうち比
較の基準として特定される1つの色信号の第1の信号レ
ベルと、前記比較基準信号の他の2つの色信号を演算し
て得られた比較対象となる第2の信号レベルとの相対的
な大きさを比較して、該比較結果に対応した色変更信号
を出力する色変更信号発生回路と前記色変更信号発生
回路から出力された色変更信号に基づき、前記第1〜第
3の色信号のうち特定の色信号を強調処理する色信号強
調回路とを具備したことを特徴とし、また被検体か
らの光情報を処理して赤、緑、青の3原色の情報を表す
第1〜第3の色信号を生成し、該第1〜第3の色信号に
基づき内視鏡像を表示させる電子内視鏡装置において
前記第1〜第3の色信号のうち比較の基準として特定さ
れる第1の色信号の第1の信号レベルと、前記第2およ
び第3の色信号を演算して得られた第2の信号レベルと
の相対的な大きさを比較して、前記第1〜第3の色信号
に基づく色変更信号を出力する色変更信号発生回路と
前記色変更信号発生回路から出力された色変更信号に基
づき、前記第2または第3の色信号のうち少なくとも一
方を強調処理する色信号強調回路とを具備したことを
特徴とし、更に被検体からの光情報を処理して赤、
緑、青の3原色の情報を表す第1〜第3の色信号を生成
し、該第1〜第3の色信号に基づき内視鏡像を表示させ
る電子内視鏡装置において前記第1〜第3の色信号の
うち比較の基準として特定される第1の色信号の第1の
信号レベルと、前記第2および第3の色信号を演算して
得られた第2の信号レベルとの相対的な大きさを比較し
て、前記第1の信号レベルまたは前記第2の 信号レベル
に応じた色変更信号を出力する色変更信号発生回路と
前記色変更信号発生回路から出力された色変更信号に基
づき、前記第1の色信号を強調処理する色強調回路と
を具備したことを特徴とする
【0023】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して以下に説明
する。図1ないし図5は本発明の1実施例に係り、図1
は1実施例の電子内視鏡装置の信号処理系の構成を示
し、図2は第1色補正回路の構成を示し、図3は第1色
補正回路による色補正の機能の説明図を示し、図4は第
2色補正回路の構成を示し、図5は第2色補正回路によ
る色補正の機能の説明図を示す。
【0024】図1に示す本発明の1実施例の電子内視鏡
装置は図7の従来例の色補正回路59とは異なる構成の
色補正回路60を用いて構成され、色補正回路60以外
の部分は、図7の従来例と同様であり、その説明を省略
する。
【0025】色補正回路60は第1色補正回路91と第
2色補正回路92とで構成される。そして、メモリ
(1)36a,メモリ(2)36b,メモリ(3)36
cから読み出されたRGB色信号は色補正回路60内の
第1色補正回路91で色補正された後、第2色補正回路
92に入力されて、さらに色補正され、D/Aコンバー
タ37に出力される。この第1色補正回路91をまず説
明する。
【0026】第1色補正回路91のブロック構成図を図
2に示す。第1色補正回路91に入力したRGB色信号
は色変更信号発生器61に入力する。色変更信号発生器
61では、下式にしたがって色変更信号Cを発生する。
【0027】 C=R−(pG+qB) ただし、R−(pG+qB)<0の時はC=0 (1) ここで、例えばp=1,q=1の場合を考える。
【0028】被写体色がR原色の場合、G=0,B=0
である。つまりC=Rとなる。次に、被写体色が黄色Y
eの場合は、R=G,B=0となり、C=R−G=0と
なる。同様に、被写体色がマゼンタMgの場合もC=0
となる。
【0029】つまり、色が、Rの時は色変更信号Cは最
大値Rとなり、YeあるいはMgに近づくにつれて小さ
くなる。さらに、YeあるいはMgより、G,Cy,B
の方面の色になるとR<G+Bとなるために、C=0と
なる。
【0030】また、R=1,G≧1/2,B≧1/2の
場合も、C=0となり、GおよびBが小さくなるにつれ
て、CはRに近づいてくる。以上より、被写体の色にお
いて、R成分の比が大きい、すなわちR成分の純度が高
くなるにつれて、Cの値が大きくなる。
【0031】次に、色変更信号発生器61から出力され
る色変更信号Cは係数kで示す係数器62に入力し、色
補正設定回路63から出力される制御信号Sにより所定
の大きさに変換される。
【0032】また、色補正設定回路63は選択スイッチ
64,65,66の選択制御を行う。ここで、Rに近い
被写体の色相をYe方向に補正する場合を考える(例え
ば色調をファイバスコープ風にする)。この場合、色変
更信号発生器61によって発生された色変更信号Cを所
定の大きさにして、G信号に加算して補正G信号として
出力すれば良い。
【0033】よって、この補正をする場合は、色補正設
定回路63によって図2に示すようにスイッチ64を接
点a、スイッチ65を接点a、スイッチ66を接点bに
切り換え、係数器62によって所定の大きさになった色
補正信号Cを加算器67によって選択されたG信号に加
算し、スイッチ65を通して補正された補正G信号が出
力される。この場合、B信号はそのまま出力される。
【0034】従って、B信号の彩度を低下しないので、
B信号成分の彩度が低いものでも、その青の色調を保持
でき、被写体が黒ずんでしまうことを防止できる。つま
り、特定の色方向に色補正を行った場合、他の色成分の
色調をあまり変化させることなく行える。
【0035】同様に、Rに近い被写体の色相をMg方向
に補正する場合は、色補正設定回路63によってスイッ
チ64を接点b、スイッチ65を接点b、スイッチ66
を接点aに切り換え、係数器62によって所定の大きさ
になった色補正信号Cを加算器67によって選択された
B信号に加算し、スイッチ66を通して補正された補正
B信号として出力すれば良い。尚、R信号自体は補正さ
れないでそのままR信号が出力される。
【0036】上記のように、色変更信号Cは、R信号の
純度の高い場合に大きくなり、Ye,Mg,G,Cy,
B等の他の色には零となるため、以上の補正法によって
R信号の純度の高い被写体の色相を、他の色には影響な
く補正することができる。よって、R信号の純度の高い
血液等を、他の被写体に影響を与えずに色補正すること
が可能となる。
【0037】以上の色補正を行った場合(RをYe方向
に補正した場合)における、色差平面上での各色の動き
をの1例を図3に示す。図3において、矢印により、色
補正された色変化の方向とその色変化量の大きさとを示
す。
【0038】以上の説明は第(1)式のp=1,q=1
として説明したが、p,qを適当に選ぶことにより、色
変更信号Cが零となる領域を変更することができ、色補
正範囲を変更することができる。この場合も、R=1,
B=G=0の場合、すなわち純粋なR信号の場合はC=
Rとなるため補正量は上記p=1,q=1の場合と同じ
である。図2の場合には第1色補正回路91に入力され
るRGB信号は、この第1色補正回路91によりGとB
信号の少なくとも一方が色補正されて、色補正されたR
GB信号(図2ではRG1B1で示す)が出力される。
【0039】本実施例において色補正設定回路63の設
定は、任意に設定できるようにしたり、外部より指定で
きるようにすると、操作者に適した色補正が容易にでき
る。以上により、第1色補正回路91によって、色相補
正が行われたRGB信号は第2色補正回路92に入力す
る。
【0040】図4は第2色補正回路92のブロック構成
図を示す。第2色補正回路92に入力されるRGB信号
(図4ではR,G1,B1となる)のうち、R信号、G
信号は、それぞれ係数lで示すR用係数器75、係数m
で示すG用係数器76を通した、加算器77で後加算さ
れ、さらに係数1/nで示す係数器78で平均等の処理
が行われる。
【0041】この係数器78を通した信号はスイッチ7
9および判別回路80に入力する。このスイッチ79へ
の入力および判別回路80への入力信号CEは次式で示
される。
【0042】CE=(lR+mG)/n 判別回路80ではCE信号とB信号との大きさを比較し
てスイッチ79を切り換える。スイッチ79の切換は次
の条件で切り換えられる。
【0043】 CE≦Bの時:スイッチ接点a CE>Bの時:スイッチ接点b (2) スイッチ79の出力信号は係数rで示す係数器81を通
して所定の大きさに調整されてB信号と加算され、補正
された補正B信号として出力される。
【0044】次にこの第2補正回路92の動作をl=
1,m=1,n=2の場合について述べる。
【0045】この場合、CE=(R+G)/2となり、
判別回路80における境界線(CE=1)は色差平面上
では図5上の点線となる。つまり、(2)により、図5
の点線の左半面においてはスイッチ79は接点bが、右
半面においてはスイッチ79は接点aが選択される。よ
って、図5の点線の左半面はB信号によって変換が行わ
れ、右半面はCE信号によって変換が行われる。
【0046】ここで、図5において、Mg,R,Ye,
G付近はB信号レベルはほとんど零であるので、B信号
における変換はほとんど行われない。また、図5におい
て、B付近はR,Gともほとんど零であるのでCE信号
もほとんど零となり、CE信号による変換はほとんど行
われない。以上より、本補正においては、R,G,B原
色信号やMg,Ye信号付近はほとんど変換されず、白
色付近の色は大きく変換される。
【0047】つまり、青色染色被写体や、血液等の色を
変えずに、白色付近の色を補正することができる。ま
た、図4においても、係数器81の設定を任意に設定で
きるようにしたり、外部より指定できるようにすると、
操作者に適した色補正が容易にできる。
【0048】ここでは、l=1,m=1,n=2の場合
について述べたが、l,m,nを適当に選ぶことによっ
て、図5における領域を分割する点線の位置や、CEの
値が変化し、新たな色補正特性を持たせることができ
る。
【0049】以上は、B信号を補正することによって色
補正をしているが、同様の補正法をR信号、G信号にも
適用することもでき、これらを組み合わせることもでき
る。以上のように第2色補正回路92を出力したRGB
信号は色補正回路60の出力信号として出力される。
【0050】本実施例の場合は、第1色補正回路91の
出力が第2色補正回路92へ入力されるように2つの色
補正回路を直列に配置しているが、順番はこの限りでは
ない。また、目的に応じて、第1色補正回路91または
第2色補正回路92が1つのみで色補正を行っても良
い。また、各色補正回路の判別定数(p,q,l,m,
n)を変えた色補正回路同士を組み合わせることによっ
て、より複雑で精密な色補正も可能となる。
【0051】なお、第1色補正回路91、92で色補正
する場合、コンポジットビデオ信号の色信号を想定した
色差平面における色補正でも良いし、一般の色差平面に
おける色補正を行うものでも良い。
【0052】また、本実施例の場合、RGB信号のまま
で処理ができるため、色差信号に変換する処理方式のよ
うなマトリクス回路は必要ないため、回路が簡単になる
というメリットを有する。
【0053】以上の実施例は、面順次方式としてRGB
原色信号を原信号として処理する方式として説明した
が、面順次方式に限らず、固体撮像素子前面にカラーフ
ィルタアレイを装着した同時式の場合にも適用できる。
【0054】その場合、信号処理がRGB信号で行われ
る場合は、上記実施例の通りに処理することができる
が、信号処理がY,R−Y,B−Yで処理される場合
は、Y,R−Y,B−Y信号をRGB信号に変換するマ
トリクス回路が必要となる。尚、本発明は光学式の内視
鏡に撮像素子を内蔵したTVカメラを装着した内視鏡の
場合にも適用できることは明かである。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、所定
の色に影響なく、特定の色付近の色を補正することが可
能であり、検査の際に必要な所定の色には影響の少ない
色補正回路を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の電子内視鏡装置の信号処理
系の構成を示すブロック図。
【図2】第1色補正回路の構成を示す回路図。
【図3】第1色補正回路による色補正の機能の説明図。
【図4】第2色補正回路の構成を示す回路図。
【図5】第2色補正回路による色補正の機能の説明図。
【図6】従来例の電子内視鏡装置の全体図。
【図7】従来例の電子内視鏡装置の信号処理系の構成を
示すブロック図。
【符号の説明】
1…電子内視鏡 2…挿入部 3…操作部 4…ユニバーサルケーブル 5…コネクタ 6…ビデオプロセッサ 7…カラーモニタ 9…先端部 14…ライトガイド 16…固体撮像素子 21…ランプ 36a,36b,36c…メモリ 37…D/Aコンバータ 38…エンコーダ 50…回転フィルタ 60…色補正回路 61…色変更信号発生器 62…係数器 63…色補正設定回路 64、65、66…スイッチ 63…加算器 91…第1色補正回路 92…第2色補正回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体からの光情報を処理して赤、緑、
    青の3原色の情報を表す第1〜第3の色信号を生成し、
    該第1〜第3の色信号に基づき内視鏡像を表示させる
    子内視鏡装置において、前記第1〜第3の色信号のうち比較の基準として特定さ
    れる1つの色信号の第1の信号レベルと、前記比較基準
    信号の他の2つの色信号を演算して得られた比較対象と
    なる第2の信号レベルとの相対的な大きさを比較して、
    該比較結果に対応した色変更信号を出力する色変更信号
    発生回路と前記色変更信号発生回路から出力された色変更信号に基
    づき、前記第1〜第3の色信号のうち特定の色信号を強
    調処理する色信号強調回路とを具備した ことを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 被検体からの光情報を処理して赤、緑、
    青の3原色の情報を表す第1〜第3の色信号を生成し、
    該第1〜第3の色信号に基づき内視鏡像を表示させる電
    子内視鏡装置において前記第1〜第3の色信号のうち比較の基準として特定さ
    れる第1の色信号の第1の信号レベルと、前記第2およ
    び第3の色信号を演算して得られた第2の信号レベルと
    の相対的な大きさを比較して、前記第1〜第3の色信号
    に基づく色変更信号を出力する色変更信号発生回路と前記色変更信号発生回路から出力された色変更信号に基
    づき、前記第2または第3の色信号のうち少なくとも一
    方を強調処理する色信号強調回路とを具備したことを特徴とする電子内視鏡装置
  3. 【請求項3】 被検体からの光情報を処理して赤、緑、
    青の3原色の情報を表す第1〜第3の色信号を生成し、
    該第1〜第3の色信号に基づき内視鏡像を表示させる電
    子内視鏡装置において前記第1〜第3の色信号のうち比較の基準として特定さ
    れる第1の色信号の第1の信号レベルと、前記第2およ
    び第3の色信号を演算して得られた第2の信号レベルと
    の相対的な大きさを比較して、前記第1の信号レベルま
    たは前記第2の信号レベルに応じた色変更信号を出力す
    る色変更信号発生回路と前記色変更信号発生回路から出力された色変更信号に基
    づき、前記第1の色信 号を強調処理する色強調回路とを具備したことを特徴とする電子内視鏡装置
JP4261733A 1992-09-30 1992-09-30 電子内視鏡装置 Expired - Fee Related JP2713837B2 (ja)

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