JP2713341B2 - ボイラ装置 - Google Patents

ボイラ装置

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JP2713341B2
JP2713341B2 JP62093246A JP9324687A JP2713341B2 JP 2713341 B2 JP2713341 B2 JP 2713341B2 JP 62093246 A JP62093246 A JP 62093246A JP 9324687 A JP9324687 A JP 9324687A JP 2713341 B2 JP2713341 B2 JP 2713341B2
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隆弘 松尾
誠 綿崎
博司 永久
展雄 下野
茂和 堀
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バブコツク日立株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば蒸気などの流体の発生装置、輸送配
管ならびにそれらの付属系統などに設置する管台に係
り、特にその管台で発生する気柱共鳴を防止する装置に
関するものである。 〔従来の技術〕 例えばボイラ装置の蒸気供給管などのように流体が高
速で流通する管部で流体の乱れを生じ、それによつて管
台内で気柱共鳴が発生していた。第9図はこの状態を示
す図で、主蒸気管この側面に管台8を設けると、管台8
の付根部付近において剥離渦9が発生し、これが原因し
て管台8内の流体に周期的な変動が生じる。図中のAは
蒸気(高速流体)の流れ方向を示している。 そして前述の変動の周波数が、管台8の音響的な固有
振動数に近づくと、管台8内において強い共鳴振動が生
じる。この共鳴による自動振動は、騒音問題ならびに管
台8の強度問題を引き起こすばかりでなく、管台8内に
例えばセンサなどの特別な機能を有する機器等が装備さ
れている場合は、共鳴振動によりそれの正常な機能が阻
害されるなどの問題を有している。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、前述したような従来技術の欠点を解
消し、気柱共鳴による振動が有効に防止できるボイラ装
置を提供するにある。 〔発明の概要〕 前述の目的を達成するため、本発明は、高圧の蒸気が
流通する蒸気配管の側壁に管台が設けられ、その管台内
部に発生する気柱共鳴とほぼ同じ音響の共鳴周波数を有
する一方の開口部が閉塞された共鳴防止用枝管を、当該
管台の側部に連通するように接合し、その共鳴防止用枝
管に気柱共鳴と逆位相の気柱共鳴振動を発生せしめて、
共鳴防止用枝管の開口部でこの2つの振動が相互に打ち
消し合うように構成されていることを特徴とするもので
ある。 〔実施例〕 次に本発明の実施例について図面とともに説明する。
第1図は、実施例に係る管台気柱共鳴防止装置の適用例
を示す概略構成図である。図中の1は2次過熱器、2は
主蒸気管、3は圧力調整弁、4は安全弁、5は温度計
座、6は圧力計座、7は高圧タービン、8は管台、矢印
Aは蒸気の流れ方向をそれぞれ示している。 前記主蒸気管2内には高温,高圧,高速の蒸気が流れ
ており、配管の配置上の折れ曲がりなどにより、流れの
角度,強さ,流速分布などは微妙に変化している。 そして主蒸気管2に取付けられた管台8の内部は流体
のよどみとなつており、管台8の付根部(開口部)付近
で剥離渦が生じる。この剥離渦が管台8の内面に沿つて
移動することにより、結果として気柱共鳴が生じる。 そのため第2図に示すように、第1実施例では管台8
の側壁中間部でかつ流体の流れ方向後流側には、管台8
の内部に発生する気柱共鳴とほぼ同じ共鳴周波数を有す
る共鳴防止用枝管10が、管台8と連通するように設けら
れている。 第3図は、気柱共鳴防止装置の第2実施例を示す図で
ある。この実施例で前記第1実施例と相違する点は、枝
管10の反管台8側端部に絞り板11が介されている点であ
る。 第4図は、気柱共鳴防止装置の第3実施例を示す図で
ある。この実施例で前記第2実施例と相違する点は、絞
り板11の代りにバルブ12を用い、このバルブ12の開度調
整により共鳴振動防止のための周波数特性の調整が可能
である。 第5図は、気柱共鳴防止装置の第4実施例を示す図で
ある。この実施例で前記第2実施例と相違する点は、絞
り板11の代りに例えば炭素繊維、金属繊維、金属発泡体
などからなる吸音材13を設けた点である。 前記実施例ではボイラ装置の場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、他の流体
装置にも適用することができる。 〔発明の効果〕 主蒸気管2に管台8を接続し、透引通風機で主蒸気管
2内を吸引した場合の管台8内の振動周波数特性を第6
図に示す。同図に示すように従来の管台8の場合、375H
zに共鳴ピークを有している。 第7図は、前述の管台8に共鳴防止用枝管10を接続し
た場合(第1実施例)の周波数特性を示す図である。こ
の図から明らかなように、前述の共鳴ピーク(375Hz)
が減衰し、共鳴振動がなくなつている。 第8図は、前述の枝管10に透孔を有する絞り板11を途
中に介在した場合(第2実施例)の周波数特性を示す図
で、第1実施例のものよりもさらに振動ピーク値が減衰
していることが分かる。 なお、第3実施例ならびに第4実施例においても前記
第8図とほぼ同様の優れた周波数特性を有することが実
験で確認されている。 本発明は前述のような構成になつており、管台に共鳴
防止用枝管を設けることにより、この枝管に管台内の気
柱共鳴振動と逆位相の気柱共鳴振動が発生し、枝管の開
口部でこの2つの振動が相互に打ち消し合い、管台内の
気柱共鳴が抑制される。そのため振動に起因する騒音や
構造物に与える悪影響が有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例に係る管台気柱共鳴防止装置の
適用例を示す概略構成図、第2図,第3図、第4図,第
5図は本発明の各実施例に係る管台気柱共鳴防止装置の
断面図、第6図,第7図,第8図は各例の振動周波数特
性図、第9図は従来の管台付近の断面図である。 2……主蒸気管、8……管台、10……枝管、11……絞り
板、12……バルブ、13……吸音部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永久 博司 呉市宝町6番9号 バブコツク日立株式 会社呉工場内 (72)発明者 下野 展雄 呉市宝町6番9号 バブコツク日立株式 会社呉工場内 (72)発明者 堀 茂和 呉市宝町6番9号 バブコツク日立株式 会社呉工場内 (56)参考文献 実開 昭60−14400(JP,U) 特公 昭57−27359(JP,B2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.高圧の蒸気が流通する蒸気配管の側壁に管台が設け
    られ、その管台内部に発生する気柱共鳴とほぼ同じ音響
    の共鳴周波数を有する一方の開口部が閉塞された共鳴防
    止用枝管を、当該管台の側部に連通するように接合し、
    その共鳴防止用枝管に気柱共鳴と逆位相の気柱共鳴振動
    を発生せしめて、共鳴防止用枝管の開口部でこの2つの
    振動が相互に打ち消し合うように構成されていることを
    特徴とするボイラ装置。
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