JP2712192B2 - カセット式磁気記録再生装置 - Google Patents

カセット式磁気記録再生装置

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JP2712192B2
JP2712192B2 JP62230598A JP23059887A JP2712192B2 JP 2712192 B2 JP2712192 B2 JP 2712192B2 JP 62230598 A JP62230598 A JP 62230598A JP 23059887 A JP23059887 A JP 23059887A JP 2712192 B2 JP2712192 B2 JP 2712192B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は、以下の順序で説明される。 A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G−1 回転磁気ヘッド式オーディオPCMテープレコー
ダに装着されるテープカセット(第16図〜第19図) G−2 回転磁気ヘッド式オーディオPCMテープレコー
ダの概略構成(第1図,第2図,第3図及び第4図) G−3 カセットホルダー(第1図,第5図,第6図及
び第7図) G−4 カセットホルダーロック機構(第1図第3図,
第4図,第5図,第6図及び第7図) G−5 カセットホルダーのイジェクト操作機構(第1
図,第8図,第9図,第10図及び第11図) G−6 外蓋及び外蓋の開閉機構(第1図,第2図,第
10図,第11図及び第12図) G−7 イジェクト操作禁止機構(第1図,第8図,第
9図,第10図及び第11図) G−8 カセットホルダーロック機構のロック解除禁止
機構(第3図,第4図,第13図及び第14図) G−9 テープカセット装着検出機構(第6図,第7
図,第14図及び第15図) G−10 ローディング開始操作機構(第1図,第10図及
び第11図) G−11 テープカセットの装着操作及びローディング操
作 G−12 その他 H.発明の効果 A.産業上の利用分野 本発明は、テープレコーダ等記録再生装置の装置本体
内のテープカセット装着位置に装着されたテープカセッ
ト内に収納された磁気テープを、ローディング操作機構
によって引き出し所定のテープ走行路にローディング操
作するカセット式磁気記録再生装置に関し、特にテープ
カセットを装着操作するカセットホルダーを覆って閉蓋
される外蓋を設け、この外蓋が閉蓋されたことを検出し
て上記ローディング操作機構による磁気テープのローデ
ィング操作を開始させるようにしたものである。 B.発明の概要 本発明は、テープレコーダ等記録再生装置の装置本体
内のテープカセット装着位置に装着されたテープカセッ
ト内に収納された磁気テープを、ローディング操作機構
によって引き出し所定のテープ走行路にローディング操
作するカセット式磁気記録再生装置において、テープカ
セット装着位置にテープカセットを装着操作するカセッ
トホルダーと、上記カセットホルダーと独立して開閉自
在に取付けられ、少なくともテープカセット装着位置に
移動操作された上記カセットホルダーを覆って閉蓋され
る外蓋とを設け、この外蓋が閉蓋されたことを検出して
上記ローディング操作機構による磁気テープのローディ
ング操作を開始するようになし、テープカセットのテー
プカセット装着位置への確実な装着を行った後、磁気テ
ープのローディング操作を行うことによって、磁気テー
プの保護及び装置本体内の各種操作機構等の保護を図る
ようにしたものである。 C.従来の技術 従来、磁気テープを収納したテープカセットを記録媒
体に用いこのテープカセットに収納された磁気テープを
回転磁気ヘッド装置のテープ案内ドラムに巻回して走行
させ、上記磁気テープに回転磁気ヘッドを摺接させて音
声信号又は映像信号の記録再生を行うようにした回転磁
気ヘッド式オーディオPCMテープレコーダやビデオテー
プレコーダ等のカセット式磁気記録再生装置が提案され
且つ用いられている。 この種のカセット式磁気記録再生装置には、テープカ
セット挿脱可能位置とテープカセット装着位置間に亘っ
て移動自在に支持されたテープカセット移送体やカセッ
トホルダーが設けられ、テープカセットは上記テープカ
セット移送体やカセットホルダーを介して上記テープカ
セット装着位置に装着操作される。 また、回転磁気ヘッド装置を用いたカセット式磁気記
録再生装置にあっては、テープカセットから引き出され
た磁気テープは、上記回転磁気ヘッド装置のテープ案内
ドラムに所定角度範囲に亘って巻回されて回転磁気ヘッ
ドとの摺接が図れれる。そのため、上記磁気テープのテ
ープ走行路は、上記回転磁気ヘッド装置を中心にして略
M字状あるいは略U字状をなす複雑なものとなってい
る。このような複雑なテープ走行路に磁気テープをロー
ディングするため、カセット式磁気記録再生装置には、
移動ガイドローラ等からなるローディング操作機構が設
けられている。磁気テープは、上記ローディング操作機
構を介してテープカセットから引き出され、テープ案内
ドラムに巻回されて走行可能なテープ走行路に自動的に
ローディング操作される。 D.発明が解決しようとする問題点 上述したようにローディング操作機構を介して自動的
に磁気テープをテープ走行路にローディング操作するよ
うに構成されてなるカセット式磁気記録再生装置にあっ
ては、テープカセットがテープカセット装着位置に確実
且つ正確に装着される必要がある。特に、上記ローディ
ング操作機構は、移動ガイドローラ等のテープガイド手
段をテープカセットの前面側に延在する磁気テープに引
き掛けて引き出し操作を行うものである。そのため、テ
ープカセットが所定のテープカセット装着位置に正確に
装着されていないと上記テープガイド手段を磁気テープ
に引き掛けることができなくなったり、引き出し途中で
外れるなどして磁気テープのローディング操作が行えな
くなる虞れがある。また、テープガイド手段が磁気テー
プを損傷させてしまう虞れがあり、磁気テープを確実に
保護できないばかりか、ローディング操作機構自体を損
傷する虞れがある。 ことろで、従来のカセット式磁気記録再生装置は、テ
ープカセット装着位置に移動操作されたことを検出して
直ちにローディング操作機構の作動を開始させて磁気テ
ープのローディング操作を行うようになし、あるいは上
記カセットホルダーのテープカセット装着位置への移動
操作後ローディング開始スイッチを操作して磁気テープ
のローディング操作を開始させるようにしている。すな
わち、従来のカセット式磁気記録再生装置は、カセット
ホルダーがテープカセット装着位置に正しく移動操作さ
れ、テープカセットがテープカセット装着位置に正しく
装着されたか否かの判断を行うことなくローディング操
作を開始するようにしている。そのため、テープカセッ
トがテープカセット装着位置に正しく装着されていなく
とも、カセットホルダーがテープカセット装着位置に移
動操作されただけでローディング操作機構が作動する虞
れがある。そして、上述したような磁気テープのローデ
ィング不良を生じ、磁気テープの損傷やローディング操
作機構を含むその他の機構部を損傷させてしまう虞れが
ある。 そこで、本発明は、テープカセットが所定のテープカ
セット装着位置に確実に正しく装着されることを条件に
ローディング操作機構による磁気テープのローディング
操作を可能となすカセット式磁気記録再生装置を提供す
ることを目的とする。 また、本発明は、安全で確実な磁気テープのローディ
ング操作を可能となすことによって磁気テープを含むテ
ープカセットの保護を図るとともに、ローディング操作
機構等装置本体側の機構部の保護を達成し得るカセット
式磁気記録再生装置を提供することを目的とする。 E.課題を解決するための手段 本発明に係るカセット式磁気記録再生装置は、上述し
たような目的を達成するため、テープカセットを保持し
て、テープカセットの装着位置とテープカセットの挿脱
可能位置との間を移動されるカセットホルダーと、この
カセットホルダーが上記装着位置にときにテープカセッ
トより磁気テープを引き出して回転ヘッドにローディン
グするテープローディング機構と、カセットホルダーが
上記装着位置に移動された後に移動操作されて上記装着
位置にあるカセットホルダーを覆うことによって閉蓋す
るとともに、カセットホルダーが上記挿脱位置に移動さ
れるときにカセットホルダーの移動に先立って移動され
ることによって開蓋する外蓋と、この外蓋の開閉状態を
検出する第1の検出手段と、カセットホルダーが上記装
着位置に移動されてテープカセットが上記装着位置にあ
ることを検出する第2の検出手段とを備え、第2の検出
手段によってカセットホルダーとテープカセットが上記
装着位置にあることが検出され、且つ第1の検出手段に
よって上記外蓋が上記閉蓋状態にあることが検出された
ときに、テープローディング機構によりテープカセット
から磁気テープを引き出して上記回転ヘッドにローディ
ングさせるようにしたものである。 F.作用 本発明に係るカセット式磁気記録再生装置は、テープ
カセットが装着位置にあることを検出する第2の検出手
段によってカセットホルダーとテープカセットが上記装
着位置にあることが検出され、外蓋の開閉状態を検出す
る第1の検出手段によって外蓋が閉蓋状態にあることが
検出されたときに、テープローディング機構により磁気
テープのローディング操作が行われる。 G.実施例 以下、本発明を回転磁気ヘッド式オーディオPCMテー
プレコーダに適用した具体的な実施例を図面を参照しな
がら説明する。 G−1 回転磁気ヘッド式オーディオPCMテープレコー
ダに装着されるテープカセット(第16図〜第19図) 本発明が適用される回転磁気ヘッド式オーディオPCM
テープレコーダの具体的な実施例を説明するに先立って
上記テープレコーダに装着されるテープカセットを説明
する。 このテープカセット201は、第16図から第19図に示す
ように、一対の上下ハーフ202,203を突き合わせ結合し
てなるカセットハーフ204内に一対のテープリール205,2
06を回転自在に支承し、これらテープリール205,206間
に亘って磁気テープ207を巻装して収納してなる。この
磁気テープ207は、カセットハーフ204の前面側両側に形
成されたテープ引き出し口208,209を介して上記カセッ
トハーフ204の前面側外方に延在されて一方のテープレ
コーダ205から他方のテープリール206に亘って巻装され
ている。また、上記カセットハーフ204の前面側には、
当該テープカセット201のテープレコーダへの非装着時
に上記カセットハーフ204の前面側に延在される磁気テ
ープ207の保護を図るため前面蓋210が回動自在に取付け
られている。この前面蓋210は、第18図に示すように、
回転軸210aに巻装された付勢手段である捩りコイルバネ
211によって上記カセットハーフ204の前面側に延在する
磁気テープ207を覆う閉蓋方向に回動付勢されている。 さらに、カセットハーフ204の底面側には、第17図、
第18図及び第19図に示すように、当該テープカセット20
1のテープレコーダへの非装着時に上記カセットハーフ2
04の底面側に穿設されたリール軸挿通穴212,213を閉蓋
してカセットハーフ204内への塵芥等の侵入を防止し磁
気テープ207の保護を図る断面コ字状をなす閉塞板214が
前後方向に摺動自在に取付けられている。この閉塞板21
4の前端縁には一対の突片215,215が突設され、第19図に
示すようにカセットハーフ204側に取付けられるトーシ
ョンバネ216によって上記リール軸挿通孔212,213を閉塞
する方向のカセットハーフ204の前方側に付勢移動され
たとき、第17図に示すようにカセットハーフ204の前面
側に係止して上記閉塞板214の移動位置を規制してい
る。なお、上記突片215,215に対応する前面蓋210の下端
縁には、上記カセットハーフ204が閉塞板214に対し相対
移動するときの逃げ部となる切欠き凹部217,217が形成
されている。 また、上記閉塞板214の主面部には、一対の挿通孔21
8,218が穿設されており、この閉塞板214がカセットハー
フ204の後方に相対移動させられたとき、第19図に2点
鎖線で示すように、この挿通孔218,218が下ハーフ203の
底板に形成されたリール軸挿通孔212,213と一致されテ
ープレコーダに設けられたリール駆動軸がカセットハー
フ204内に進入することができるようになっている。そ
して、閉塞板214が前方へ移動されて、第18図に示すよ
うに、カセットハーフ204の前面側に形成された磁気テ
ープ207をカセットハーフ204の外方に引き出しローディ
ング操作を行うテープレコーダ側に設けられるローディ
ング操作機構のテープ引き出し手段が臨む空間部219の
下方を閉塞する状態となると、閉塞板214の挿通孔218,2
18と下ハーフ203のリール軸挿通孔212,213とが互いにそ
の位置をずらされ、これらリール軸挿通孔212,213が閉
塞板214の主面部で閉塞される。 さらに、閉塞板214には、後述するテープレコーダに
設けられるカセットホルダーの底板に形成される閉塞板
214の係止手段の係止を解除する係止解除手段である突
条部が進入する浅溝220が形成されている。この浅溝220
は、閉塞板214の前後方向に亘りこの閉塞板214の前端縁
側を開口して形成されている。そして、上記浅溝220に
は、閉塞板214がカセットハーフ204の空間部219及びリ
ール軸挿通孔212,213を閉塞した閉塞位置及びこれら空
間部219及びリール軸挿通孔212,213を開放した開き位置
で上記閉塞板214を係止するカセットハーフ204に設けた
ロック片221の係合突起222が係合する係合孔223及び係
合切欠224が穿設されている。上記ロック片221は、下ハ
ーフ203の底板にU字状の切溝を形成することによって
後端部が下ハーフ203の底板に連結され前端部の下面に
半球状の係合突起222を一体に形成している。 そして、第17図及び第19図に示すように、閉塞板214
が閉じた状態では、この閉塞板214に設けられた係合孔2
23にロック片221先端の係合突起222が係合し、上記閉塞
板214が開き位置へ向かって移動しないように係止され
ている。 さらにまた、カセットハーフ204内には、このカセッ
トハーフ204内に回転自在に支承されたテープリール20
5,206がテープレコーダへの非装着時に不用意に回転し
ここに巻装された磁気テープ207が弛まされ損傷を受け
ることを防止するリールロックレバー226が上ハーフ202
の内側面に幅方向に亘って延在され、上記上ハーフ202
の内側面に植立した一対のスライドガイドピン227,227
に長孔228,228を係合させてテープリール205,206に対し
前後方向にスライド自在に支持され、上ハーフ202の内
側面に取付けた捩りコイルバネ229によって上記テープ
リール205,206側に移動付勢されて取付けられている。
そして、リールロックレバー226の一側に突設した押圧
片230,230をテープリール205,206の上端側外周面に圧接
することによって上記テープリール205,206を回動不能
にロックする。また、リールロックレバー226の両側に
は、前面蓋210の開放操作される際この前面蓋210の回動
片210bと相対係合する移動操作アーム231がカセットハ
ーフ204の側面において前後方向に延在するようにして
形成されている。そして、前面蓋210が第18図に示すよ
うにカセットハーフ204の前面側を開放するように回動
操作されると、上記前面蓋210の回動片210bによって移
動操作アーム231がカセットハーフ204の前方へ移動さ
れ、リールロックレバー226が捩りコイルバネ229の付勢
力に抗してテープリール205,206から離間する方向に移
動される。このリールロックレバー226の移動操作によ
って押圧片230,230によるテープリール205,206の押圧が
解除され、これらテープリール205,206は回転自由とな
って磁気テープ207のカセットハーフ204の外方への繰り
出しを可能となす。 G−2 回転磁気ヘッド式オーディオPCMテープレコー
ダの概略構成(第1図,第2図,第3図及び第4図) 上述のように構成されてなるテープカセット201が装
着される回転磁気ヘッド式オーディオPCMテープレコー
ダは、第1図及び第2図に示すようにテープレコーダ本
体を構成する外筺1内に収納配置されたメカシャーシ2
を介して外筺外方のテープカセット挿脱可能位置と上記
メカシャーシ2上に構成されるテープカセット装着位置
間に亘って回動自在に支持されたカセットホルダー3
と、このカセットホルダー3がテープカセット装着位置
に回動操作されたとき上記カセットホルダー3を覆って
閉蓋される上記外筺1に回動自在に取付けられた外蓋4
を備えている。そして、前述した如く構成されてなるテ
ープカセット201は、このテープカセット201を挿入保持
したカセットホルダー3がカセット挿脱可能位置からテ
ープカセット装着位置に回動操作されることによって上
記テープカセット装着位置に装着される。このメカシャ
ーシ2上に構成されるテープカセット装着位置には、上
記テープカセット201のテープリール205,206にそれぞれ
係合しこれらテープリール205,206を回転操作して磁気
テープ207をいずれか一方のテープリール205,206に巻取
り操作するリール軸5,6を備えた一対のリール台7,8が配
設されている。これらリール台7,8は、図示しないリー
ルモータによって回転駆動される。また、上記テープカ
セット装着位置には、ここに装着されるテープカセット
201の装着高さ位置を位置決めする高さ位置決めピン9
が植立されている。 さらに、テープカセット201が装着されるリール台等
が配設されるテープカセット装着位置と対向する側には
第3図及び第4図に示すように、メカシャーシ2を介し
て上記テープカセット201から引き出された磁気テープ2
07が巻回される回転磁気ヘッド装置10が配設されてい
る。そして、テープカセット装着位置と回転磁気ヘッド
装置10との間には、テープカセット201から磁気テープ2
07を引き出し回転磁気ヘッド装置10のテープ案内ドラム
に巻回走行するローディング操作機構を構成する一対の
移動ガイドブロック11,12が配設されている。これら移
動ガイドブロック11,12には、磁気テープ207が引き掛け
られ、この磁気テープ207を回転磁気ヘッド装置10のテ
ープ案内ドラムに所定角度、例えば略90°の角度範囲に
亘って巻回するようにガイドするテープガイドローラ13
及び傾斜ガイドピン14が植立されている。そして、上記
移動ガイドブロック11,12は、メカシャーシ2に形成さ
れたスライドガイド溝15,16にガイドされて、上記テー
プガイドローラ13及び傾斜ガイドピン14がテープカセッ
ト装着位置に装着されたテープカセット201の空間部219
に臨む第3図に示す位置から回転磁気ヘッド装置10の側
方に至る第4図に示す位置間に亘って移動操作される。
この移動ガイドブロック11,12の移動操作は、回転磁気
ヘッド装置10の外周囲に配設された2枚のローディング
リング17,18の回転駆動によって行われる。すなわち、
上記各移動ガイドブロック11,12は、それぞれ連結アー
ム19,20によって各ローディングリング17,18に連設さ
れ、これらローディングリング17,18がローディングモ
ータ21によって回転操作されることによって移動操作さ
れるものである。なお、各ローディングリング17,18
は、連結ギア機構22及び連結ベルト23を介して駆動力の
伝達を受けるようにローディングモータ21に連結されて
いる。 また、テープカセット装着位置と回転磁気ヘッド装置
10間の間には、キャプスタン軸24に圧着して磁気テープ
207の定速走行駆動を行うピンチローラ25を先端に植立
したピンチローラ支持アーム26、先端にテープガイドピ
ン27を植立したテープガイド支持アーム28及び先端にテ
ンレギガイドピン29を植立したテンションレギュレータ
を構成するテンレギアーム30が回動可能に配設されてい
る。これらピンチローラ支持アーム26、テープガイド支
持アーム28及びテンレギアーム30は、移動ガイドブロッ
ク11,12を移動操作するローディングリング17,18の回転
駆動によって第3図に示すテープカセット装着位置側に
回動された位置と第4図に示す回転磁気ヘッド装置10側
に回動された位置間に亘って回動操作され、上記移動ガ
イドブロック11,12の移動とともに回動されてテープカ
セット201内の磁気テープ207を回転磁気ヘッド装置10に
巻回されて走行可能な所定のテープ走行路にローディン
グ操作を行うものである。 G−3 カセットホルダー(第1図,第5図,第6図及
び第7図) そして、テープカセット201をメカシャーシ2上のテ
ープカセット装着位置に装着操作するカセットホルダー
3は、第1図及び第5図に示すように上記テープカセッ
ト201が挿入保持されるホルダー部31の両側から基端方
向に向かって延長された一対の回動アーム32,33を有
し、これら回動アーム32,33の基端部をメカシャーシ2
上に取付けられる一対のシャーシフレーム34,35の相対
向する内側面に植立した支持軸36,36に貫通孔37,37を挿
入して第6図に示すテープカセット挿脱可能位置から第
7図に示すテープカセット装着位置間に亘って回動可能
となるように支持されている。そして、上記カセットホ
ルダー3は、上記支持軸36,36に巻装された捩りコイル
バネ38,38によってカセット挿脱可能位置側に回動付勢
され、後述するようにカセットホルダーロック手段によ
りロックされない限り上記捩りコイルバネ38,38の付勢
力によってカセット挿脱可能位置に回動付勢された状態
となる。そして、上記支持軸36,36に巻装された捩りコ
イルバネ38,38は、一方のアーム部38aの先端をカセット
ホルダー3の回動アーム32,33に穿設した係止孔39に係
止させ、他方のアーム部38bの先端をシャーシフレーム3
4,35に穿設した係止孔40に係止させて取付けられること
によって上記カセットホルダー3をカセット挿脱可能位
置へ回動付勢している。上記他方のアーム部38bが係止
される係止孔40は、第6図及び第7図に示すようにシャ
ーシフレーム34,35に放射状に複数突設され、上記他方
のアーム部38bの係止位置を可変可能となし、上記捩り
コイルバネ38,38のカセットホルダー3を回動付勢する
付勢力を調整可能となしている。また、カセットホルダ
ー3が支持される一対のシャーシフレーム34,35間に
は、カセットホルダー回動規制板41が差し渡し取付けら
れている。カセットホルダー3は、回動アーム32,33の
中途部を上記カセットホルダー回動規制板41に当接させ
ることによって上記捩りコイルバネ38,38による回動付
勢位置が規制されテープカセット挿脱可能位置が決定さ
れる。 そして、テープカセット201が挿入保持されるホルダ
ー部31は、第1図及び第5図に示すように、上記テープ
カセット201が載置される底板42と上記底板42の両側に
立上り形成した側板43,44と上記底板42に対向配置され
て上記側板43,44間に亘って取付けられる上方板45とか
らなり略箱状に形成されてなる。上記底板42は、互いに
左右方向に離間して位置するリール軸5,6の挿通用の貫
通孔46,46が穿設されている。また、底板42の後端縁の
中央部に逆台形状の切欠部47が形成されるとともに、こ
の切欠部27の両側端に連続した部分が僅かに後方へ突出
した部分には、テープカセット201の閉塞板214に設けた
突片215,215に当接して上記閉塞板214の移動を規制する
摺動規制突片48,48が立上り形成されている。さらに、
上記底板42上の両側板43,44側に寄った位置には、テー
プカセット201の閉塞板214を係止するロック片221を押
圧操作する一対の突条部49,49が突設されている。 また、上方板45には、このホルダー部31に挿入保持さ
れるテープカセット201を押圧支持して所定位置に保持
して抜け止めを図る板バネで形成された一対のカセット
押圧板50,50が設けられている。これらカセット押圧板5
0,50は、先端に取付けた押圧ローラ51,51を上方板45に
穿設した透孔52,52からホルダー部31内に臨ませて上記
上方板45上に一端を固定して取付けられている。なお、
上記カセット押圧板50,50は、ホルダー部31に挿入保持
されたテープカセット201の上面両側部寄りであってテ
ープカセット201の浅溝220,220に対応する位置近傍を均
等に押圧するように左右対象な位置に取付けられてな
る。 さらに、ホルダー部31を構成する底板42の前端側に
は、後述するカセットホルダーロック手段を構成するカ
セットホルダーロックレバーが係合する被ロック部53が
設けられている。この被ロック部53は、第5図に示すよ
うに、底板42の中央部前端側に突設するように設けた一
対の軸受け部55,55間に軸体4を取り付けて構成されて
いる。すなわち、被ロック部53は、第3図に示すよう
に、底板42の前端縁の中央に設けられ、カセットホルダ
ーロックレバー3の左右方向(幅方向)の中央の前端縁
位置に設けられる。 また、上記底板42の前端側中央部には、テープカセッ
ト装着位置に植立した高さ位置決めピン9が進入する貫
通孔56が穿設されている。 さらにまた、ホルダー部31の上面側には、このホルダ
ー部31に挿入保持されるテープカセット201の保護を図
るため、上面保護板57が取付けられている。 上述のように構成されてなるカセットホルダー3のホ
ルダー部31には、テープカセット201は前面蓋210側から
挿入される。ここで、テープカセット201をホルダー部3
1の底板42上に沿わせて挿入していくと、側板43,44に左
右方向の挿入位置が規制されて挿入され、底板42とカセ
ット押圧板50,50とによって圧着挟持される。ここで、
さらにテープカセット201をホルダー部31内に挿入する
と、底板42に形成した突条部49,49が上記テープカセッ
ト201の閉塞板214に形成した浅溝220,220に係合し、上
記閉塞板214をカセットハーフ204に係止するロック片22
1をカセットホルダー204の内方に押し上げて上記閉塞板
214の閉塞位置での係止を解除する。この閉塞板214の係
止解除に続いて底板42後端側の摺動規制突片48,48が上
記閉塞板214先端に形成した突片215,215に当接して上記
閉塞板214の移動を規制する。この閉塞板214の移動が規
制されたところからさらにテープカセット201をホルダ
ー部31内に挿入するとカセットハーフ204のみがホルダ
ー部31の内方へ移動される。このカセットハーフ204と
閉塞板214の相対移動によって前述した第18図に示すよ
うに上記カセットハーフ204のリール軸挿通孔212,213と
閉塞板214の挿通孔218,218とが対応し上記リール軸挿通
孔212,213が開放される。このようにリール軸挿通孔21
2,213が開放されるまでカセットハーフ204が挿入された
位置がテープカセット201のホルダー部31への挿入保持
位置となり、上記リール軸挿通孔212,213と底板42に穿
設した貫通孔46,46が対応し、テープリール205,206へリ
ール軸5,6が係合可能な状態となる。 上述のようにリール軸挿通孔212,213が開放されてホ
ルダー部31に挿入保持されてなるテープカセット201の
前面蓋210は、閉塞板214の相対移動によって蓋ロックが
解除され捩りコイルバネ211の付勢力に抗して回動操作
されカセットハーフ204の磁気テープ207が延在する前面
側を開放可能な状態となる。 このようにテープカセット201を挿入保持したカセッ
トホルダー3は、第6図に示すテープカセット挿脱可能
位置から捩りコイルバネ38,38の付勢力に抗して第6図
中矢印A方向に回動操作されるとテープカセット装着位
置に移動される。そして,ホルダー部31に挿入保持され
たテープカセット201は、高さ位置決めピン9によって
装着高さ位置が規制され、テープリール205,206にリー
ル軸5,6を係合させて装着される。このカセットホルダ
ー3のテープカセット装着位置側への回動操作時にテー
プカセット201の前面蓋210は、メカシャーシ2上に設け
た蓋開け部材58に下端縁が突き当てられ、この蓋開け部
材58の回動付勢力を受けて捩りコイルバネ211の付勢力
に抗してカセットハーフ204の前面側を第7図及び前述
した第18図に示すように開放するように回動されるとと
もに、リールロックレバー226が移動されてテープリー
ル5,6のロックが解除され、上記前面側に延在された磁
気テープ207をローディング操作機構によって引き出し
可能となす。 G−4 カセットホルダーロック操作機構(第1図,第
3図,第4図,第5図,第6図及び第7図) メカシャーシ2の前端側であってテープカセット装着
位置側に移動操作された状態にあるカセットホルダー3
の前端側に対向する位置には、上記テープカセット装着
位置にカセットホルダー31にロックするカセットホルダ
ーロック手段であるカセットホルダーロック機構60が設
けられている。このこカセットホルダーロック機構60
は、テープカセット装着位置に回動操作されたカセット
ホルダー3の前端側に設けた被ロック部53に係合して上
記カセットホルダー3をテープカセット装着位置にロッ
クするロック片61を一側に設けたカセットホルダーロッ
クレバー62をメカシャーシ2の前端側に回動可能に取付
けて構成されてなる。このロックレバー62は、第5図に
示すように略中央部を切欠いた方形状の回動板62aの一
側にこの回動板62aに対し直交するように一体にロック
片61を形成し、このロック片と対向する他側上端にバネ
係止片62bを一体に延長して形成されてなる。上記回動
板62aの基端側には、メカシャーシ2の前端下側に設け
られた支軸63,63に枢支される枢支部62c,62cが形成され
ている。また、回動板62aのロック片61が設けられる一
側側には、カセットホルダー3のカセットホルダーロッ
クレバー62のロック状態を検出するカセットホルダーロ
ック検出スイッチ64を押圧操作するスイッチ押圧片65が
略コ字状に折曲されて突設されている。 そして、上記カセットホルダーロックレバー62は、第
1図及び第4図に示すように、ロック片61をテープカセ
ット装着位置に回動操作されたカセットホルダー3の前
端側の左右方向の中央位置において被ロック部53に係合
し得る位置に臨ませ、バネ係止片62bをメカシャーシ2
の一側に取付けられる一方のシャーシフレーム34上に延
在させ、回動板62aの枢支部62c,62cをメカシャーシ2の
支軸63、63に枢支してカセットホルダー3の被ロック部
53に直交する方向に回動可能に取付けられている。さら
に、上記バネ係止片62bの先端に設けたバネ係止舌片62d
には、上記シャーシフレーム34の中途部に形成したバネ
係止部34aに一端を係止した引張りコイルバネ66の他端
が係止され、上記カセットホルダーロックレバー62は、
第6図及び第7図中矢印B方向のカセットホルダー3側
に回動付勢されてなる。従って、ロックレバー62は、カ
セットホルダー3がテープカセット装着位置に回動操作
され上記カセットホルダー3の被ロック部53によってロ
ック片61が押圧されて上記引張りコイルバネ66の付勢力
に抗して一担回動された後回動復帰して上記被ロック部
53に係合する状態を保持し、上記カセットホルダー3を
ロックする。 G−5 カセットホルダーのイジェクト操作機構(第1
図,第8図,第9図,第10図及び第11図) 上述のように構成されたカセットホルダーロック機構
によってテープカセット装着位置にロックされているカ
セットホルダー3のロックを解除するイジェクト操作機
構67が一方のシャーシフレーム34を介して配設されてい
る。このイジェクト操作機構67は、第1図,第8図及び
第9図に示すように、ロックレバー62に対し進退自在な
イジェクト操作レバー68と、このイジェクト操作レバー
68に取付けられ、このイジェクト操作レバー68を移動操
作する操作つまみ69と、上記イジェクト操作レバー68を
ロックレバー62から離間する方向の第8図中矢印C方向
に付勢するイジェクト操作レバー復帰バネ70とからな
る。 そして、上記イジェクト操作レバー68は、シャーシフ
レーム34の内側面側に植立されるスライドガイドピン7
1,71に長手方向を長径としたスライドガイド孔72,72を
係合させ、先端側を上記シャーシフレーム34上に延在さ
れたロックレバー62のバネ係止片62bに対向させてスラ
イド自在に上記シャーシフレーム34に取付けられてい
る。また、操作つまみ69は、イジェクト操作レバー68の
上端縁側に折曲形成した取付け片68aにビス73によって
取付けられ、先端のつまみ部69aを外筺1に穿設した透
孔74から外方に突出させている。さらにイジェクト操作
レバー復帰バネ70は、一端をイジェクト操作レバー68の
基端部に穿設したバネ係止孔75に係止させ、他端をシャ
ーシフレーム34に穿設したバネ係止孔76に係止して取付
けられ、上記イジェクト操作レバーをロックレバー62か
ら離間する方向に移動付勢している。 上述したように構成されてなるイジェクト操作機構67
は、操作つまみ69を操作してイジェクト操作レバー68を
イジェクト操作レバー復帰バネ70の付勢力に抗して第9
図中矢印D方向のカセットホルダーロックレバー62側に
移動操作してイジェクト操作レバー68の先端でロックレ
バー62のバネ係止片62bを押圧操作することによって上
記カセットホルダーロックレバー62を引張りコイルバネ
66の付勢力に抗して第9図中矢印E方向に回動操作し、
ロック片61のカセットホルダー3の被ロック部53に対す
るロックを解除せしめ上記カセットホルダー3のイジェ
クト操作を行う。 なお、操作つまみ69は、外蓋4によって覆われる位置
に設けられる。 G−6 外蓋及び外蓋の開閉機構(第1図,第2図,第
10図,第11図及び第12図) また、本発明に係る回転磁気ヘッド式オーディオPCM
テープレコーダには、上述したカセットホルダー3とは
独立して開閉自在となされた外蓋4が設けられている。
この外蓋4は、第2図に示すように、少なくともテープ
カセット装着位置にロックされたカセットホルダー3を
覆うとともにイジェクト操作機構67の操作つまみ69を覆
うに足る大きさの方形上に形成され、第10図及び第11図
に示すように基端側を外筺1に取付けた回動軸77に枢支
させカセットホルダー3の回動方向と同方向に回動して
開閉され得るように上記カセットホルダー3を覆うよう
にして取付けられている。 上記外蓋4は、この外蓋4の開閉操作に関連してイジ
ェクト操作機構67のイジェクト操作レバー68をロックし
てイジェクト操作を禁止しあるいは上記イジェクト操作
レバー68のロックを解除してイジェクト操作を可能とな
すイジェクト操作ロック板78を回動操作するとともに磁
気テープ207を所定のテープ走行路にローディング操作
するローディング操作機構の第1の検出手段を構成する
ローディングスタートスイッチ79を操作するラック板80
に外蓋開閉アーム81を介して連結されている。すなわ
ち、この外蓋開閉アーム81は、ラック板80の中途部に植
立した支軸82に一端を枢支し、他端を上記外蓋4の一側
の回動軸への枢支部寄りに設けた取付け片83に植立した
支軸84に枢支して上記外蓋4とラック板80を連結してい
る。 上記ラック板80は、下側縁に前端側から中途部に亘っ
てラック85を刻設し、このラック85の前端に垂下するよ
うにイジェクト操作ローディング板78に植立した回動操
作ピン86に係合する操作ピン係合片87が突設され、この
操作ピン係合片87と対向する上端側にはローディングス
タートスイッチ79を押圧操作するスイッチ押圧操作片88
が折曲形成されている。そして、このラック板80は、第
1図及び第10図に示すように一方のシャーシフレーム34
の外側面側に取付けられる取付け板90の上記シャーシフ
レーム34と対向する内側面に植立されるスライドガイド
ピン91,91に長手方向を長径となしたスライドガイド孔9
2,92を係合支持させ上記シャーシフレーム34の長手方向
に亘るメカシャーシ2の前後方向にスライド可能に取付
けられている。 また、上記ラック板80は、下側縁中途部に形成したバネ
係止片93と取付け板90の後端側下側縁に形成したバネ係
止片94間に張設される引張りコイルバネ95によって第10
図中矢印F方向のメカシャーシ2の後方である外蓋4の
回動軸77の枢支部側へ移動付勢されている。さらに、上
記ラック板80のラック85には、取付け板90の外側面に取
付けられたバネダンパー96の上記取付け板90に穿設され
た貫通孔を介してラック板80側に突設されたピニオン97
が噛合され、上記ラック板80が引張りコイルバネ95の付
勢力に抗して移動操作された後に弾性復帰される際の急
峻な戻りを防止している。 上述のように引張りコイルバネ95によって外蓋4の回
動軸77への枢支部側へ移動付勢されたラック板80に外蓋
開閉アーム81を介して外蓋4に連結され、且つ外蓋開閉
アーム81の枢支点を回動軸77への枢支部寄りに位置させ
てなる上記外蓋4は、ラック板80の移動付勢力を受けて
第10図に示すように矢印G方向の開蓋方向に常時回動付
勢されている。また、外蓋4は回動軸77への枢支部を中
心にしてテープカセット装着位置に移動されたカセット
ホルダー3を覆うように回動操作されると、外蓋開閉ア
ーム81のラック板80への枢支部側が第10図中矢印H方向
に移動されて上記ラック板80を引張りコイルバネ95の付
勢力に抗して同じく第10図及び第11図中矢印H方向にス
ライド操作してラック85にピニオン97を噛合させたバネ
ダンパー96を回動付勢させる。このように閉蓋操作時に
バネダンパー96を回動付勢させてなるので、バネダンパ
ー96に引張りコイルバネ95の引張力に抗する付勢力が蓄
積され、外蓋4は開蓋時に急峻な回動が防止されてソフ
トな回動が保証される。 また、外蓋4がカセットホルダー3を覆って閉蓋され
ると、この外蓋4の前面側寄りの一側に設けた蓋被ロッ
ク片98に外蓋開閉機構99の蓋ロック片100が係合し、上
記外蓋4をを閉蓋位置にロックする。この外蓋4を閉蓋
位置にロックする外蓋開閉機構99は、第12図(A),
(B)及び(C)に示すように、外蓋4の蓋被ロック片
98に係合するロック爪100aと回動操作片100bを備え略L
字状に形成された蓋ロック片100と、この蓋ロック片100
を回動操作して外蓋4のロック解除操作をなす開閉操作
つまみ101とから構成されてなる。そして、蓋ロック片1
00は、回動操作片100bを閉蓋位置にある外蓋4の蓋被ロ
ック片98に臨ませ、基端部の枢支部100cを外筺1に設け
た支軸102を枢支させるとともに上記100aが蓋被ロック
片98に係合する方向に図示しない捩りコイルバネで回動
付勢して取付けられる。また、開蓋操作部材101は、第
2図に示すように、外筺1の上面に穿設した開口部105
からつまみ部101aを突出させ、下面側に突設した蓋ロッ
ク片回動操作片101bを上記蓋ロック片100の回動操作片1
00bに対向させて上記外筺1にスライド可能に支持する
とともに、第12図(A)に示すように外筺1の一部に係
止させた圧縮コイルバネ103をその一部に係止して上記
蓋ロック回動操作片101bが蓋ロック片100の回動操作片1
00bから離間する同図中矢印I方向に移動付勢する。な
お、開蓋操作つまみ101の移動付勢位置は、外筺1から
突設された位置規制片104によって規制される。 上述のように構成された外蓋開閉機構99にあっては、
外蓋4が閉蓋位置に回動されると、蓋ロック片100のロ
ック爪100aがフレーム被ロック片98に係合して上記外蓋
4をロックする。また、開蓋操作つまみ101を圧縮コイ
ルバネ103の付勢力に抗して移動操作すると、蓋ロック
片回動操作片101bの傾斜面部101cが、第12図(C)に示
すように、徐々に蓋ロック片100の回動操作片100bを押
圧操作して上記ロック爪100aが蓋被ロック片98から離間
する方向に蓋ロック片100を回動操作し、外蓋4のロッ
クを解除する。このように開蓋操作つまみ101の操作に
よってロックが解除されると、外蓋4は前述したように
ラック板80を移動付勢する引張りコイルバネ95の付勢力
を受けて自動的に開蓋位置に回動復帰される。 なお、取付け板90は、下惻縁に突設した被係合片90a
をシャーシフレーム34に突設した係合片89の係合孔89a
に係合させ、上惻縁に突設したビス取付け片90bをシャ
ーシフレーム34のビス止め片89bにビス90cによってビス
止めして上記シャーシフレーム34に取付けられる。 G−7 イジェクト操作禁止機構(第1図,第8図,第
9図,第10図及び第11図) そして、ラック板80が取付けられる取付け板90が取付
けられるシャーシフレーム34の外側面であってイジェク
ト操作レバー68が配設される近傍にはイジェクト操作禁
止機構を構成するイジェクト操作ロック板78が取付けら
れている。このイジェクト操作ロック板78は、第1図,
第8図及び第9図に示すように、略扇形に形成され、基
端部に枢支軸110が挿通する挿通孔111が穿設され、この
挿通孔111と対向する先端側の一側部には上記イジェク
ト操作レバー68の前端側下側縁に突設した係合片112に
係合する係止片113が折曲形成され、この係止片113と対
向する先端側の他側部側には上記係止片113の折曲方向
と逆方向に突出して前記したラック板80の前端に設けた
操作ピン係合片87が係合する回動操作ピン86が植立され
ている。そして、イジェクト操作ロック板78は、シャー
シフレーム34に穿設した略扇形をなす開口部114に係止
片113を挿通してイジェクト操作レバー68の係合片112に
対向するように臨ませ、回動操作ピン86を操作ピン係合
片87に係合させ、枢支軸110に挿通孔111を挿通してシャ
ーシフレーム34に回動自在に取付けられる。さらに、こ
のイジェクト操作ロック板78は、メカシャーシ2の前端
側に形成したバネ係止片115に一端を係止した引張りコ
イルバネ116の他端が上記回動操作ピン86の植立側であ
ってこの回動操作ピン86の植立方向と逆方向に折曲形成
されたバネ係止片117に係止されることによって第8図
中矢印J方向の係止片113がイジェクト操作レバー68の
係合片112に係合する方向に回動付勢されている。 従って、イジェクト操作ロック板78が引張りコイルバ
ネ116の付勢力に抗して回動されない状態においては、
第8図に示すように係止片113がイジェクト操作レバー6
8のイジェクト操作レバー復帰バネ70に抗した第9図中
矢印D方向の移動操作が禁止されロックレバー62の回動
操作が不能となりカセットホルダー3のイジェクトが禁
止される。 また、外蓋4が開蓋操作されてラック板80が引張りバ
ネ95の付勢力に抗してメカシャーシ2前方の第11図中矢
印H方向に移動操作されると、操作ピン係合片87によっ
て回動操作ピン86が回動操作され、イジェクト操作ロッ
ク板78は枢支軸110を中心にして第9図中矢印K方向に
回動され、係止片113がイジェクト操作レバー68の係合
片112から外れ上記イジェクト操作レバー68のスライド
操作を可能となし、ロックレバー62を回動操作してカセ
ットホルダー3のイジェクト操作が行われることにな
る。 G−8 カセットホルダーロック機構のロック解除禁止
機構(第3図,第4図,第13図及び第14図) さらに、本発明に係る回転磁気ヘッド式オーディオPC
Mテープレコーダにあっては、ローディング操作機構の
作動中、すなわち磁気テープのローディング操作中及び
アンローディング操作中、さらには磁気テープ207がテ
ープ走行路へローディングされた状態にあるときカセッ
トホルダー3がイジェクト操作されテープカセット201
の取り出し操作を禁止するため、カセットホルダーロッ
ク機構60のロック解除操作を禁止するロック解除禁止機
構118が設けられている。 このロック解除機構118は、第13図に示すように、カ
セットホルダーロックレバー62の回動片62aに穿設され
た切欠孔119の一側に係合して上記ロックレバー62の回
動を禁止する回動禁止レバー120と、移動ガイドブロッ
ク11,12等からなるローディング操作機構を移動操作し
て磁気テープ207のローディング操作を行うローディン
グリング17,18の回動によって移動操作されて上記回動
禁止レバー120を回動操作する移動操作レバー121とから
なる。 そして、上記回動禁止レバー120は、第3図及び第13
図に示すように、略L字状に形成され先端に形成したロ
ック爪120aをカセットホルダーロックレバー62の回動片
62aに穿設された切欠孔119に臨ませ、メカシャーシ2の
下面側に植立された支軸122を介して回動自在に支持さ
れ、この支軸122に巻装された捩りコイルバネ123によっ
て上記ロック爪120aが上記切欠孔119に係合する方向の
第13図中矢印L方向に回動付勢されて取付けられてい
る。また、移動操作レバー121は、先端の回動禁止レバ
ー回動操作部121aを上記回動禁止レバー120の他端に突
設した被回動操作片120bに対向させ、基端側に折曲形成
した被押圧片121bを上記ローディングリング17上に植立
した移動操作ピン124の回動軌跡上に臨ませ、長手方向
を長径としたスライドガイド孔125をメカシャーシ2の
下面側一側に植立したスライドガイド軸126に係合して
一方のシャーシフレーム34の延在方向に平行にスライド
自在に取付けられている。この移動操作レバー121は、
一端をメカシャーシ2に係止した引張りコイルバネ127
によって先端の回動禁止レバー回動操作部121aが回動禁
止レバー120他端の被回動操作片120bから離間する方向
の第13図中矢印N方向に移動付勢されている。さらに、
ローディングリング17上の移動操作ピン124は、移動ガ
イドブロック11,12、ピンチローラ支持アーム26、テー
プガイド支持アーム28及びテンレギアーム30が回転磁気
ヘッド装置10から離間したテープカセット装着位置側に
移動された磁気テープ207のローディング操作を行わな
い不作動状態にあるとき、被押圧片121bを押圧して上記
移動操作レバー121を引張りコイルバネ127の付勢力に抗
して移動操作して回動禁止レバー120のロック爪120aの
カセットホルダーロックレバー62への係合を解除する方
向に回動操作した状態になす位置に植立されている。 上述のように構成されてなるロック解除禁止機構118
は、磁気テープ207をテープカセット201内から引き出し
操作するように移動ガイドブロック11,12等を回動磁気
ヘッド装置10側に移動する方向の第13図中矢印R方向に
ローディングリング17が回動されると、移動操作ピン12
4が移動操作レバー121の被押圧片121bから離間する。そ
して、移動操作レバー121は引張りコイルバネ127の付勢
力を受けて第13図中矢印N方向に移動され、先端の回動
禁止レバー回動操作部121aが回動禁止レバー120の引張
りバネ回動操作片120bから離間し、上記回動禁止レバー
120が捩りコイルバネ123の付勢力を受けて第13図中矢印
L方向に回動付勢されてロック爪120aがカセットホルダ
ーロックレバー62の回動片62aに係合し上記カセットホ
ルダーロックレバー62をロックして回動操作を禁止す
る。 従って、ローディング操作機構が作動された状態とな
る磁気テープ207がテープカセット201からテープ走行路
に引き出された状態にあるときには、カセットホルダー
ロックレバー62をロックしてカセットホルダー3のイジ
ェクト操作が禁止される。 G−9 テープカセット装着検出機構(第6図,第7
図,第14図及び第15図) この本発明に係る回転磁気ヘッド式オーディオPCMテ
ープレコーダにあっては、テープカセット201がテープ
カセット装着位置に正しく装着されない状態でローディ
ング操作機構が作動させられて磁気テープ207のローデ
ィング不良や磁気テープ207あるいはローディング操作
機構を含む装置側の機構部の損傷を防止するため、テー
プカセット201が挿入保持されたカセットホルダー3が
テープカセット装着位置にロックされ、且つ上記テープ
カセット201が上記テープカセット装着位置に装着され
たことが検出されたことを条件にローディングリング1
7,18を回動操作してローディング操作機構を作動せしめ
るローディングモータ21の駆動を可能となす第2の検出
手段を構成するテープカセット装着検出機構が設けられ
ている。 このテープカセット装着検出機構は、カセットホルダ
ー3がカセットホルダーロックレバー62のロックされる
ときこのロックレバー62によって操作されて上記カセッ
トホルダー3がロックされたことを検出するカセットホ
ルダーロック検出スイッチ64と、テープカセット201が
テープカセット装着位置に装着されたときこのテープカ
セット201によって操作されてテープカセット201の装着
を検出する一対のテープカセット装着検出スイッチ128,
128とからなる。 そして、上記カセットホルダーロック検出スイッチ64
は、メカシャーシ2の前端側に取付けられ、第6図に示
すように、一対の接触操作子129a及び129bをカセットホ
ルダーロックレバー62の一側に突設したスイッチ押圧片
65の内側面に係合するようにして配設されている。そし
て、一方の接触操作子129aは、カセットホルダーロック
レバー62が引張りコイルバネ66の付勢力に抗して回動操
作されないメカシャーシ2に対し直立した状態では、第
6図に示すように、スイッチ押圧片65によって押圧操作
されて他方の接触操作子129bに接触し、上記カセットホ
ルダーロック検出スイッチ64をON状態に保持している。 また、一対のテープカセット装着検出スイッチ128,12
8は、メカシャーシ2上の高さ位置決めピン9を中心に
した左右対称の位置であって、カセットホルダー3の底
板42の前端側両側の切欠部42aに対応し、上記カセット
ホルダー3に挿入保持されたテープカセット201の上記
カセットホルダー3から突出した背面側の底面によって
押圧可能な位置に配設される。 そして、上記カセットホルダーロック検出スイッチ64
は、カセットホルダーロックレバー62が不作動状態にあ
るときに第15図に示すようにON状態にあり、カセットホ
ルダー3がテープカセット装着位置側に回動操作され、
被ロック部53によってロック片62を押圧してカセットホ
ルダーロックレバー62を引張りコイルバネ66の付勢力に
抗して第14図に示すように所定角度回動操作すると、ス
イッチ押圧片65による一方の接触操作子129aの押圧操作
が解除され、第15図に示すように一旦OFF状態となる。
そしてさらにカセットホルダー3がテープカセット装着
位置側に回動操作され被ロック部53がロック片62に係合
するカセットホルダー3のロック状態となるとカセット
ホルダーロックレバー62が引張りコイルバネ66の付勢力
を受けて回動復帰し、再びスイッチ押圧片65が接触操作
子129aを押圧操作して上記カセットホルダーロック検出
スイッチ64は第15図に示すようにON状態となる。すなわ
ち、カセットホルダーロック検出スイッチ64は、カセッ
トホルダー3のテープカセット装着位置側への回動操作
によって一旦OFF状態となされた後再びON状態となされ
たときカセットホルダーロックレバー62によってカセッ
トホルダー3をロックしたことを検出する。 一方、テープカセット装着検出スイッチ128,128は、
カセットホルダー3がカセットホルダーロック検出スイ
ッチ64を一旦OFF状態となすテープカセット装着位置側
に回動操作され後第14図に示すように僅か回動されたと
き、上記カセットホルダー3に挿入保持されたテープカ
セット201によって操作子128aが押圧され、このテープ
カセット201による押圧操作によって第15図に示すよう
にON状態となってテープカセット201の装着を検出す
る。このとき、一対のテープカセット装着検出スイッチ
128,128が共に押圧され、テープカセット201の装着検出
出力を出力する。このように左右対称位置にある一対の
テープカセット装着検出スイッチ128,128が共に押圧さ
れたときテープカセット201の装着検出出力を出力する
ので、テープカセット装着位置へのテープカセット201
の正確な装着を確実に検出可能となす。 そして、カセットホルダーロック検出スイッチ64と一
対のテープカセット装着検出スイッチ128,128の検出出
力が共に得られたとき、ローディングモータ21の作動を
可能となす。 G−10 ローディング開始操作機構(第1図,第10図及
び第11図) さらに、この本発明に係る回転磁気ヘッド式オーディ
オPCMテープレコーダにあっては、テープカセット201の
テープカセット装着位置への装着操作に続くカセットホ
ルダー3とは独立して回動操作可能な外蓋4の閉蓋を行
うことによってローディングモータ21が回転駆動され
る。 すなわち、上記外蓋4の開閉操作によって移動操作さ
れるラック板80によって操作されるローディングスター
トスイッチ79が取付板90を介して取付けられている。こ
のローディングスタートスイッチ79は、上記取付板90に
穿設された透孔106から臨まされたラック板80のスイッ
チ押圧操作片88に操作子79aを対向させ、上記外蓋4が
閉蓋されてラック板80が移動操作された位置において上
記スイッチ押圧操作片88によって操作子79aが押圧操作
される位置に取付けられる。 このようにカセットホルダー3を覆って閉蓋される外
蓋4の閉蓋に関連して操作されるローディングスタート
スイッチ79を設けることにより、テープカセット201の
テープカセット装着地位への確実な装着操作が完了した
後確実な操作をもってローディング操作機構の作動を開
始させることができる。 G−11 テープカセットの装着操作及びローディング操
作 次に、本発明に係る回転磁気ヘッド式オーディオPCM
テープレコーダにおけるテープカセット201のテープカ
セット装着位置への装着操作及び上記テープカセット20
1に収納された磁気テープ207のローディング操作を説明
する。 まず、テープカセット装着位置にテープカセット201
を装着するには、外蓋開閉機構99の開蓋操作部材101を
操作して第2図及び第10図に示すように外蓋4を開蓋位
置におく。外蓋4が開蓋されると、第9図及び第10図に
示すようにラック板80が引張りコイルバネ95によって移
動されてイジェクト操作ロック板78のイジェクト操作レ
バー68への係合が解除され、このイジェクト操作レバー
68の移動操作を可能な状態となす。ここでイジェクト操
作レバー68を移動操作してカセットホルダーロックレバ
ー62を引張りコイルバネ66の付勢力に抗して開動操作
し、第6図に示すようにカセットホルダー3をイジェク
ト位置に回動復帰させる。 なお、このときローディングリング17,18は不作動位
置にあって移動ガイドブロック11,12等のローディング
操作機構をテープカセット装着位置側に移動させた状態
にあり、移動操作レバー121を押圧して回動禁止レバー1
20を捩りコイルバネ123の付勢力に抗して回動せしめ、
カセットホルダーロックレバー62への係合を解除した状
態におく。 上述のようにカセットホルダー3をイジェクトした所
で、上記カセットホルダー3にテープカセット201を挿
入する。テープカセット201を前面蓋210側から挿入する
と、前述したように閉塞板214が移動操作されてカセッ
トハーフ294の底面のリール軸挿通孔212,213が開放さ
れ、前面蓋210が回動可能状態となるとともにテープリ
ール205,206のロックが外れて回転可能状態となって所
定挿入保持位置に保持される。 そして、テープカセット201を挿入保持したカセット
ホルダー3をテープカセット装着位置側に回動操作し
て、第7図に示すようにカセットホルダーロックレバー
62に被ロック部53がロックされるまで回動する。カセッ
トホルダー3がテープカセット装着位置まで回動操作さ
れると、前面蓋210は蓋開け部58によって回動されカセ
ットハーフ204の前面側を開放し、磁気テープ207をロー
ディング操作機構によって引き出し可能状態となす。ま
た、テープカセット装着位置に配設されたリール軸5,6
がテープリール205,206に係合して回転操作可能な状態
となす。 このとき、カセットホルダー3がカセットホルダーロ
ックレバー62にロックされ、且つテープカセット201が
高さ位置決めピン9に装着高さ位置が位置決めされるな
どして正しく装着されると、カセットホルダーロック検
出スイッチ64及びテープカセット装着検出スイッチ218,
218によってカセットホルダー3のロック及びテープカ
セット210の装着が検出され、前述したようにローディ
ング操作機構の作動を開始可能な状態となす。 上述のようにテープカセット201をテープカセット装
着位置に装着した所で第11図に示すようにカセットホル
ダー3を覆うように外蓋4を閉蓋操作する。外蓋4が閉
蓋操作されると、外蓋開閉アーム81を介して上記外蓋4
に連結されたラック板80が引張りコイルバネ95の付勢力
に抗して移動され、第8図に示すようにイジェクト操作
ロック板78がイジェクト操作レバー68に係合し、このイ
ジェクト操作レバー68の操作を禁止してカセットホルダ
ー3のイジェクト操作を不能な状態となす。従って、一
旦外蓋4が閉蓋位置近傍まで回動されると、イジェクト
操作レバー68の操作によるイジェクト操作を行うことが
できなくなる。 そして、外蓋4が閉蓋されると、第11図に示すように
ラック板80に設けたスイッチ押圧操作片88によってロッ
クスタートスイッチ79が操作されてローディングモータ
21が回動を開始する。ローディングモータ21が回転駆動
されると、ローディングリール17,18が回転操作され、
移動ガイドブロック11,12等のローディング操作機構が
作動を開始してテープカセット201内から磁気テープ207
を引き出し第4図に示すように回転磁気ヘッド装置10に
巻回されて走行可能な所定のテープ走行路にローディン
グ操作し、ローディングが完了する。 ところで、ローディングモータ21が回転駆動を開始し
てローディングリング17,18が回転操作されると、第13
図に示すように移動操作ピン124による移動操作レバー1
21の押圧が解除される。そして、第13図に示すように上
記移動操作レバー121は、引張りコイルバネ127によって
移動操作されて回動禁止レバー120の回動付勢を解除す
る。そして、この回動禁止レバー120の捩りコイルバネ1
23によって回動されてカセットホルダーロックレバー62
に係合し、カセットロックレバー62の回動を禁止する。
この状態は、ローディングリング17,18が再び移動ガイ
ドブロック11,12等のローディング操作機構をテープカ
セット装着位置側の不作動位置に復帰するまで続けられ
る。 G−12 その他 上述した実施例では、回転磁気ヘッド式オーディオPC
Mテープレコーダの例を挙げて説明したが、本発明は、
テープカセットを記録媒体とし、このテープカセットを
保持してテープカセット挿脱可能位置からテープカセッ
ト装着位置に亘って移動操作されて上記テープカセット
を所定のテープカセット装着位置に装着操作するように
したカセットホルダー等のテープカセット移送体を備え
たカセット式磁気記録再生装置に広く適用することがで
きるものである。 H.発明の効果 上述したように、本発明は、テープカセット挿脱可能
位置とテープカセット装着位置の間に亘って移動自在に
支持されたカセットホルダーのテープカセットの挿脱方
向への移動が規制されるとともに、このカセットホルダ
ーと独立して開閉自在に設けられた外蓋が、テープカセ
ット装着位置に移動操作された上記カセットホルダーを
覆って閉蓋されたことが検出されたことを条件にローデ
ィング操作機構による磁気テープのローディング操作を
開始するようにしてなるので、テープカセットが所定の
テープカセット装着位置に確実に正しく装着されたとき
に限ってローディング機構による磁気テープのローディ
ング操作が行うことを可能となし、安全で確実な磁気テ
ープのローディング操作を行い、磁気テープを含むテー
プカセットの保護が図られ、ローディング機構等装置本
体側の機構部の保護を達成し得るカセット式磁気記録再
生装置を提供することができる。 特に、本発明は、カセットホルダーの移動操作と外蓋
の閉蓋操作の2回の操作をもってローディング操作を作
動させるので、安全で確実なローディング操作が達成さ
れる。また、外蓋がローディング操作作動用の操作手段
となるので、特に安全なローディング操作が保証され
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る回転磁気ヘッド式オーディオPCM
テープレコーダの主要部を示す分解斜視図であり、第2
図は上記テープレコーダの外観斜視図であり、第3図は
ローディング操作機構の作動前の状態を示す平面図であ
り、第4図はローディング操作機構の作動後の状態を示
す平面図である。第5図はカセットホルダーとカセット
ホルダーロックレバーとの相対関係を示す斜視図であ
る。第6図はカセットホルダーのテープカセット挿脱可
能位置への回動状態を示す右側面図であり第7図はカセ
ットホルダーのテープカセット装着位置への回動状態を
示す右側面図である。第8図はイジェクト操作機構の非
操作状態を示す斜視図であり、第9図はイジェクト操作
機構の操作状態を示す斜視図である。第10図は外蓋の開
蓋状態を示す左側面図であり、第11図は外蓋の閉蓋状態
を示す左側面図である。第12図(A)は外蓋開閉機構を
示す概略平面図であり、第12図(B)はその正面図であ
り、第12図(C)は開蓋操作状態を示す側面図である。
第13図はカセットホルダーロック機構のロック解除機構
を示す斜視図である。第14図はカセットホルダーロック
検出スイッチの動作状態を示す概略側面図であり、第15
図はカセットホルダーロック検出スイッチとテープカセ
ット装着検出スイッチの作動状態を示すタイムチャート
である。第16図は本発明に用いられるテープカセットの
上面側からの斜視図であり、第17図は上記テープカセッ
トの底面側からの斜視図であり、第18図は前面蓋の開閉
状態を示す斜視図であり、第19図は閉塞板の移動操作状
態を示す底面図である。 3……カセットホルダー 4……外蓋 10……回転磁気ヘッド装置 11,12……移動ガイドブロック 31……ホルダー部 79……ローディングスタートスイッチ 80……ラック板 88……スイッチ押圧操作片 201……テープカセット 207……磁気テープ 210……前面蓋 214……閉塞板

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.テープカセットを保持して、テープカセットの装着
    位置とテープカセットの挿脱可能位置との間を移動され
    るカセットホルダーと、 上記カセットホルダーが上記装着位置にときにテープカ
    セットより磁気テープを引き出して回転ヘッドにローデ
    ィングするテープローディング機構と、 上記カセットホルダーが上記装着位置に移動された後に
    移動操作されて上記装着位置にあるカセットホルダーを
    覆うことによって閉蓋するとともに、上記カセットホル
    ダーが上記挿脱位置に移動されるときに上記カセットホ
    ルダーの移動に先立って移動されることによって開蓋す
    る外蓋と、 上記外蓋の開閉状態を検出する第1の検出手段とを備
    え、 上記カセットホルダーが上記装着位置に移動されてテー
    プカセットが上記装着位置にあることを検出する第2の
    検出手段とを備え、 上記第2の検出手段によって上記カセットホルダーとテ
    ープカセットが上記装着位置にあることが検出され、且
    つ上記第1の検出手段によって上記外蓋が上記閉蓋状態
    にあることが検出されたときに、上記テープローディン
    グ機構によりテープカセットから磁気テープを引き出し
    て上記回転ヘッドにローディングさせることを特徴とす
    るカセット式磁気記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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