JP2711211B2 - 吸引服用式薬剤 - Google Patents

吸引服用式薬剤

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JP2711211B2
JP2711211B2 JP5225644A JP22564493A JP2711211B2 JP 2711211 B2 JP2711211 B2 JP 2711211B2 JP 5225644 A JP5225644 A JP 5225644A JP 22564493 A JP22564493 A JP 22564493A JP 2711211 B2 JP2711211 B2 JP 2711211B2
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medicine
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省吾 今西
Original Assignee
ベントレップ・サンテ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、吸引して服用するように
した薬剤に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】現在認可されている剤形には錠
剤、顆粒剤、丸剤等、25種のものがあるが、それらは
横臥している人や飲み込む力が弱っている人などにとっ
て服用するのが困難な場合がある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、斯様な点に鑑み、上記のよう
な人でも容易に服用できるようにした吸引服用式薬剤を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【発明の構成及び作用効果】すなわち、本発明に係る吸
引服用式薬剤は、薬剤と、該薬剤を収納する容器からな
り、容器が薬剤を吸引するための吸引用口と、薬剤の吸
引により生じる容器内部の空間に外部から空気を補充し
て薬剤の吸引を容易にするための通気用口とを有するよ
うにしたものであり、薬剤は、容器内部を分離壁によっ
て第1及び第2の室に分離し、該第1及び第2の室にそ
れぞれ第1及び第2の薬剤を収納し、服用に際して、外
部から力を加えて分離壁を壊して第1及び第2の薬剤を
相互に反応させてゼリー状または半固形状になるように
されていることを特徴とする。
【0005】この薬剤は、服用者の吸引力に応じて口中
に吸引され、しかもゼリー状または半固形状とされてい
るので、服用者が寝ている状態でも無理なく服用するこ
とができる。
【0006】また、薬剤吸引の際に当該容器自体を誤っ
て口中に吸引しないように容器の外側表面に服用者の唇
に引っ掛かる容器吸引防止手段を設けることもできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき説
明する。
【0008】図1は、図5に示す本発明に係る吸引服用
式薬剤において、内部の薬剤がゼリー状にされ、その両
端の蓋を取り外した状態を示すものであり、この吸引服
用式薬剤は、両端が開口されている円筒状の容器12と
されており、その中空内部にゼリー状にされた薬剤14
が充填されている。容器12は、吸引しやすいように、
例えばガラス、金属、プラスチック等の硬質の材料を用
いて作るのが好ましい。また、容器内面はゼリー状薬剤
が吸引されるときに該内面に付着残留することなしに排
出されるように滑らかな面とすることが好ましい。
【0009】図2は、上記吸引服用式薬剤が相互に平行
にして並べられており、それらが薄いプラスチックシー
ル材16によって全体が包まれ封止されている。該シー
ル材16の、隣接する吸引服用式薬剤10の間を接続し
ている接続部分18には、これら吸引服用式薬剤に平行
に延びる切り離し用のミシン目20が形成されており、
各吸引服用式薬剤はこのミシン目で相互に切り離しでき
るようにされている。
【0010】この吸引服用式薬剤を服用する場合には、
上記ミシン目20に沿って所要数の容器を切り離し、シ
ール材16を破いて当該吸引服用式薬剤を取り出し、内
部の薬剤をゼリー状にした後、両端の蓋を外して使用す
る。その場合、蓋の外された一端が吸引口となり、他端
が吸引されるゼリー状薬剤の後に残る空間に充填される
外部の空気を入れる通気口として機能する。
【0011】図3には、上記の如き形態の容器入り薬剤
において適用できる、本発明の1つの特徴である容器吸
引防止手段としてのリング22を容器12の外周に設け
たものを示している。図示のように、このリング22が
唇24に当たるようにしてゼリー状薬剤14を吸引すれ
ば、容器12自体が誤って吸引されるといった虞れをな
くすことができる。
【0012】図4には、当該吸引服用式薬剤の両端を閉
じる蓋30を示しており、該蓋は、容器12の外径と同
じ直径を有する大径部分26と、同容器の内径と同じ直
径を有する小径部分28と有し、小径部分28を当該容
器12の端部の開口に嵌合して封止することができる。
【0013】また、上記の例においては、円筒状容器1
2の両端の円形開口をそれそれ吸引口及び通気口とした
が、通気口としては、図5に示すように、一方の端を閉
止壁32により閉じ、該壁の中央部分の外側面に小さな
突起34を設けるとともに、同壁の内側面の突起の根元
部分に対応する部分には円形状の切り欠き又は溝36を
設け、使用に際して、該突起34に横向きの力をかけて
を根元部分から倒すことによって当該壁の切り欠きの部
分に穴があけ、これを通気口とすることもできる。この
場合には、容器12の材料としてはプラスチックが適し
ている。
【0014】図6には、他の例が示されている。すなわ
ち、この実施例に係る吸引服用式薬剤10は内部に薬剤
を充填した筒状容器12を円形に湾曲させて、その両端
を相互に突き合わせ、該突き合わせ部分にユニオン(円
弧状の短い管継手)38をかぶせてなる。この容器の材
料としては、可撓性を有するプラスチックが適してい
る。
【0015】図7には、本発明の特徴が示されており、
容器12の内部が分離壁39によって、第1の薬剤40
を収納する第1の室42と、第2の薬剤44を収納する
第2の室46とに分離されている。服用に際して、外部
から力を加えて分離壁39を壊し、第1及び第2の薬剤
40、44を相互に反応させてゼリー状または半固形状
の薬剤とするようになされている。
【0016】以上で述べた吸引服用式薬剤の容器は、基
本的に円筒形状またはそれを変形させたものであるが、
当該容器の形状はゼリー状薬剤を吸引するための吸引口
及び吸引された薬剤の後に残される空間に充填される空
気を導入するための通気口を有するものであれば、それ
らに限定されず、例えば、楕円形状、三角形状、四角形
状、その他、種々の断面形状を有する筒形のものとする
ことができる。例えば図8に示すように、全体的に三角
柱状にした収納部分60を有するようなものとし、その
中央部分に破断可能な線62を形成しておき、服用に際
しては、その線の部分で当該容器を破断し2つにし(図
9)、その破断開口から薬剤を吸引するようにすること
もできる。その場合、例えば、当該収納部分の両端の三
角錐状部分の先端部分に破断可能な線64を形成してお
き、この線に沿って破断して通気口とする。
【0017】また、容器全体の形態をメガフォン状と
し、その細い方の開口を吸引口としたり、両端が小さい
直径で中央部分が大きな直径とした全体的に筒状のもの
として、その一端の開口を吸引口としたりすることもで
き、そのようなものにおいては図3に示した如き容器吸
引防止手段を設けなくとも、当該容器の大径となった部
分を容器吸引防止手段となるようにすることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る吸引服用式薬剤は、上記の
如き構成を有するものであり、薬剤を服用するに際して
は、内部の薬剤を混合反応させてゼリー状とし、吸気口
及び通気口を開封し、吸引口を口に入れて吸引すること
により内部の薬剤を服用することができる。従って、薬
剤は、服用者の吸引力に応じて口中に吸引され、しかも
ゼリー状とされているので、服用者が寝た状態でも無理
なく服用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸引服用式薬剤の両端の蓋を外し
た状態を示す斜視図。
【図2】本発明に係る吸引服用式薬剤を包装した状態を
示す斜視図。
【図3】本発明の1つの特徴である容器吸引防止手段を
設けた吸引服用式薬剤の一部を示す側面図。
【図4】本発明に係る吸引服用式薬剤の端部の一例を示
す一部切欠き側面図。
【図5】本発明に係る吸引服用式薬剤の他の形態を示す
一部切り欠き側面図。
【図6】本発明に係る吸引服用式薬剤の他の形態を示す
平面図。
【図7】本発明の特徴を備えた吸引服用式薬剤の一部切
欠き側面図。
【図8】本発明に係る吸引服用式薬剤の他の形態を示す
斜視図。
【図9】図8の薬剤を服用するために、その中央部分で
折り曲げた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
10−−−吸引服用式薬剤; 12−−−容器; 22
−−−容器吸引防止手段; 39−−−分離壁; 40
−−−第1の薬剤; 42−−−第1の室; 44−−
−第2の薬剤; 46−−−第2の室。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離壁によって内部を第1の室と、第2
    の室とに分離された容器と、該容器の第1及び第2の室
    にそれぞれ収納された第1及び第2の薬剤とからなり、
    服用に際しては外部から力を加えて分離壁を壊して第1
    及び第2の薬剤を相互に反応させてゼリー状または半固
    形状の薬剤とするようになされており、当該容器にはゼ
    リー状または半固形状とされた薬剤を吸引するための吸
    引用口と、薬剤の吸引により生じる容器内部の空間に外
    部から空気を補充して薬剤の吸引を容易にするための通
    気用口とを設けてなる吸引服用式薬剤。
  2. 【請求項2】 ゼリー状または半固形状にした薬剤をそ
    の収納容器から吸引して服用するようにした吸引服用式
    薬剤であって、薬剤吸引の際に当該容器自体を誤って口
    中に吸引しないように容器の外側表面に服用者の唇に引
    っ掛かる容器吸引防止手段を有することを特徴とする吸
    引服用式薬剤。
JP5225644A 1993-09-10 1993-09-10 吸引服用式薬剤 Expired - Lifetime JP2711211B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69635993T8 (de) * 1996-01-12 2007-10-31 Teikokumedix Co., Ltd. Gelierte arzneimittel zur oralen verabreichung
US9452135B2 (en) 2012-03-20 2016-09-27 Particle Dynamics International, Llc Gelling agent-based dosage form

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5697220A (en) * 1979-12-28 1981-08-05 Shinichi Hoshino Preliminarily dosed medicine preparation
JPS57193830U (ja) * 1981-06-02 1982-12-08

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