JP2710315B2 - 変倍装置 - Google Patents

変倍装置

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JP2710315B2
JP2710315B2 JP62182717A JP18271787A JP2710315B2 JP 2710315 B2 JP2710315 B2 JP 2710315B2 JP 62182717 A JP62182717 A JP 62182717A JP 18271787 A JP18271787 A JP 18271787A JP 2710315 B2 JP2710315 B2 JP 2710315B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] この発明は、電動式ズームカメラもしくはオートズー
ム機構を有したズームレンズ、等のズーム機構付き光学
機器に好適な変倍装置に関するものである。 [発明の背景] 従来、レンズ非交換式の35mmカメラでは、撮影光学系
の焦点距離が不変であったため撮影倍率を変えることが
できず、望遠撮影は不可能であったが、最近では前記型
式のカメラ(すなわち、コンパクトカメラ)においても
撮影光学系の焦点距離を変更することができる焦点距離
可変装置が搭載されている機種が増加しつつある。 焦点距離可変装置付きコンパクトカメラとして最近発
売されたものに電動式ズームカメラがあり、このカメラ
では焦点距離を35mmから70mmまでの間で連続的に変化さ
せることができるためレンズ交換が不可能にもかかわら
ず種々の撮影倍率の写真をとることができるという長所
を備えている。 しかしながら、前記公知の電動式ズームカメラには次
のような欠点も有していた。 前記の電動式ズームカメラの場合、最短焦点距離が35
mmで最長焦点距離が70mmであるから焦点距離を70mm以下
に設定して撮影した時の写真の像は焦点距離を35mmに設
定して撮影した時の写真の像にくらべて2倍以下の像倍
率となるが、一般に広角撮影時の写真とくらべて2倍以
下の像倍率で撮影された写真は望遠効果(像拡大効果)
が極めて少いため撮影者等の期待を満足させることは不
可能である。従って、焦点距離70mm及び35mmでの撮影は
頻繁に行われても、焦点距離70mmと35mmとの間の焦点距
離での撮影が頻繁に行われることは全く期待できない。
それ故、各焦点距離の使用頻度は最短焦点距離35mmと最
長焦点距離70mmとにおいて極端に高く、他の焦点距離で
の使用頻度は極端に少くなることが予想されるが、前記
カメラではそのような使用状況に応じた設計がされてお
らず、一眼レフ用ズームレンズと同じ基本思想に基いて
設計されているので以下のような使いにくさがあった。 例えば、前記カメラでは、ズーミング操作ボタンを押
込んでいる時には撮影光学系が移動し、ズーミング操作
ボタンから手を離すと撮影光学系が停止するという構造
になっていたので撮影光学系をそのストロークエンドに
位置決めして撮影しようとする時には該撮影光学系がス
トロークエンドに到達するまでズーミング操作ボタンを
押し続けていなければならなかったが、前記のように撮
影光学系が全ストロークを移動するまでにはかなりの時
間がかかるため、撮影者はかなりの時間の間、ズーミン
グ操作ボタンを押し続ける忍耐を要求されていた。すな
わち、前記カメラは使用者に不快な思いをさせるという
点から見て使用性及び操作性に欠点があった。 [発明の目的] 本発明は、以上の事情に鑑みてなされたもので、操作
性の良い変倍装置を提供しようとするものである。 [発明の概要] 上記の目的を達成するため、本願第1の発明では、操
作手段の操作解除のタイミングに合わせて変倍光学系を
高倍率端及び低倍率端を含む変倍領域のいずれかの位置
に駆動するための第1の駆動制御手段と、操作手段の操
作解除のタイミングによらず前記変倍領域のいずれかの
位置に設定されている前記変倍光学系を前記変倍領域の
高倍率端及び低倍率端のいずれかの位置に駆動するため
の第2の駆動制御手段とを有する変倍装置を構成してい
る。 また、本願第2の発明では、操作手段の操作解除のタ
イミングに合わせて変倍光学系を高倍率端及び低倍率端
を含む変倍領域のいずれかの位置に駆動するための第1
の駆動制御手段と、操作手段の操作解除のタイミングに
よらず前記変倍光学系を前記変倍領域の高倍率端及び低
倍率端のいずれかの位置に前記第1の駆動制御手段より
速い速度で駆動するための第2の駆動制御手段とを有す
る変倍装置を構成している。 [発明の実施例] 以下に図面を参照して本発明の動力式ズーム装置の実
施例を説明する。 第1図は本発明の第1実施例の電気的構成を示した回
路図である。 第1図において、100は撮影レンズを光軸に沿って移
動させるための可逆転型モータ、17〜20は該モータ100
に駆動電流を供給するトランジスタ、であり、モータ10
0とトランジスタ17〜20は撮影光学系の駆動手段を構成
している。トランジスタ17及び19のそれぞれのベース駆
動回路に設けられたインバータ15及び16から左側の回路
には、撮影光学系を最長焦点対応位置及び最短焦点対応
位置に直行させるための制御手段、撮影光学系を最長焦
点対応位置と最短焦点対応位置との間の任意位置に停止
させることのできるズーミング制御手段,撮影光学系を
最長焦点対応位置及び最短焦点対応位置に直行させたい
時にのみ操作される専用スイッチ,等が含まれている。 また、第1図において、1は撮影レンズを最長焦点対
応位置(テレ端)に直行させたい時に操作される第1の
専用スイッチ(またはテレモードスイッチ)、2は撮影
レンズを最短焦点対応位置(ワイド端)に直行させたい
時に操作される第2の専用スイッチ(またはワイドモー
ドスイッチ)、3は撮影レンズを最長焦点側へ向ってズ
ーム移動させたい時に操作されるテレズームスイッチ、
4は撮影レンズを最短焦点側へ向ってズーム移動させた
い時に操作されるワイドズームスイッチ、5は撮影レン
ズが最長焦点対応位置に到達した時に閉じられるテレ端
検出スイッチ、6は撮影レンズが最短焦点対応位置に到
達した時に閉じるワイド端検出スイッチ、7及び8はOR
ゲート、9及び10はANDゲート、11及び12はDフリップ
フロップ(以下にはD−FFと記載)、13〜16はインバー
タ、Rは抵抗、である。なおテレモードスイッチ1、ワ
イドモードスイッチ2、テレズームスイッチ3、ワイド
ズームスイッチ4、はいずれも一旦投入操作した後に手
を離すと自動的に開いてしまう手動操作自動復帰型のス
イッチである。 また、D−FF11及び12は不図示の電源スイッチが投入
された時にリセットされてそのQ端子の出力電圧のレベ
ルが“L"(ロウレベル)になり、テレモードスイッチ1
及びワイドモードスイッチ2の投入時にそれぞれのQ端
子出力のレベルが“H"(ハイレベル)に反転するように
なっている。 次に第1図を参照しつつ、カメラ操作と関連して回路
動作を説明する。なお、カメラの使用状態もしくは使用
準備状態においては不図示の電源スイッチが投入されて
いるので、D−FF11及び12はリセットされた状態にあ
り、従って、D−FF11及び12のそれぞれのQ端子出力は
“L"になっている。 (i)撮影者がズーミングを行いたい場合(すなわち撮
影レンズを最長焦点対応位置と最短焦点対応位置との間
で移動させつつ両位置間の任意の焦点位置で停止させた
後に撮影を行おうとする場合)。 この場合は、撮影者がテレズームスイッチ3もしくは
ワイドズームスイッチ4を投入した後、該スイッチを手
で投入状態に保持する。 以下には撮影レンズが最短焦点対応位置に近い場所に
停止している時にテレズームスイッチ3を投入して撮影
レンズをテレ方向にズーミングする場合を説明する。 テレズームスイッチ3が閉じられるとORゲート7の入
力の一つが“H"(ハイレベル)となるのでORゲート7の
出力も“H"となり、従ってANDゲート9の入力の一つも
“H"となる。この時、テレ端検出スイッチ5は開いてい
るのでANDゲート9の他の入力も“H"であるため、ORゲ
ートの出力が“H"になるとANDゲート9の出力も“H"と
なり、その結果、インバータ15の出力は“H"から“L"に
反転する。このためPNP型のトランジスタ17がONとなり
そのエミッタからコレクタに電流が流れ、そのコレクタ
に接続されたベースを有するNPNトランジスタ18にはベ
ース電流が流入し、トランジスタ18もONとなる。従っ
て、そのコレクタからエミッタに電流が流れ、その結
果、トランジスタ17からモータ100を経てトランジスタ1
8に図示矢印A方向の電流が流れてモータ100は正転し、
不図示の伝達機構によって撮影レンズは最長焦点側へ向
って移動を始める。 撮影レンズが最長焦点側へ向って移動しつつある時に
撮影者がテレズームスイッチ3から手を離すと、該スイ
ッチ3が開かれるため、ORゲート7の出力は“L"(ロウ
レベル)となり、従ってANDゲート9の出力も“L"とな
るのでトランジスタ17及び18がオフとなってモータ100
が停止し撮影レンズは任意の位置に停止する。 しかしながら、撮影者がテレズームスイッチ3を押し
続けていると、撮影レンズは更に最長焦点対応位置へ向
って移動し続ける。そして撮影レンズが最長焦点対応位
置に到達すると、テレ端検出スイッチ5がONとなるた
め、インバータ13の出力が“L"となってANDゲート9の
出力も“L"となるのでモータ100は停止され、撮影レン
ズは最長焦点対応位置に停止する。 次に、撮影者が短焦点側へズーミングを行いたい欲し
た時には第1図の状態においてワイドズームスイッチ4
を閉じればよい。 ワイドズームスイッチ4が閉じられると、ORゲート8
の入力の一つが“H"となるためORゲート8の出力も“H"
となる。この時撮影レンズはテレ端(最長焦点対応位
置)に停止しているのでワイド端検出スイッチ6はOFF
となっているためインバータ14の出力は“H"であり、従
ってORゲート8の出力が“H"になると同時にANDゲート1
0の出力も“H"になり、インバータ16の出力は“L"にな
る。それ故PNP型のトランジスタ19がONとなり、続いてN
PN型のトランジスタ20がONとなるため、モータ100には
B方向の電流が流れてモータ100は逆転駆動される。従
って、撮影レンズは最短焦点側へ向って移動を始める。 撮影レンズが最短焦点側へ向って移動しつつある時に
撮影者がワイドズームスイッチ4から手を離すと、該ス
イッチ4が開かれるため、ORゲート8の出力が“L"、AN
Dゲート10の出力も“L"となってトランジスタ19がOFFと
なり、その結果、モータ100が停止して撮影レンズは最
長焦点対応位置と最短焦点対応位置との間に任意位置で
停止する。 しかしながら撮影者がワイドズームスイッチ4を押し
続けていると、撮影レンズは更に最短焦点対応位置へ向
って移動を続け、撮影レンズが最短焦点対応位置に到達
した時にワイド端検出スイッチ6がONとなってANDゲー
ト10の出力が“L"となる。このため、トランジスタ19が
OFFとなってモータ100は停止し、撮影レンズは最短焦点
対応位置に停止する。 (ii)最長焦点距離もしくは最短焦点距離での撮影を行
おうとする場合。 撮影レンズが最長焦点対応位置と最短焦点対応位置と
の間の任意の位置に停止していて、次に最長焦点距離で
の望遠撮影を行おうとする場合について説明する。 テレモードスイッチ1を投入した後、該スイッチから
指を離す。テレモードスイッチ1は残留接点型のスイッ
チではないため指を離すとスイッチ投入状態が解除され
ることになるが、本発明の装置ではD−FF11がスイッチ
1の投入状態を電気的に保持する手段として設けられて
いるので、スイッチ1の機械的投入状態が解除されて
も、電気的にはスイッチ投入状態が保持されることにな
る。すなわち、スイッチ1が瞬間的に投入されるとD−
FF11のクロック端子の入力電圧が“H"となり、このため
D−FF11ののQ端子の出力電圧が“H"となり、スイッチ
1の開放後もこの状態が保持される。 D−FF11のQ端子出力が“H"になると、ORゲート7の
出力も“H"となるため、ANDゲート9の出力も“H"とな
り、その結果、トランジスタ17がONとなり、続いてトラ
ンジスタ18がONとなるのでモータ100には矢印A方向の
電流が流れてモータ100は正転し、撮影レンズは最長焦
点対応位置(テレ端)へ向って移動を始める。 なお、この場合は、テレズームスイッチ3の操作の如
何にかかわらず、D−FF11のQ端子出力は“H"の状態に
保持されるため撮影光学系をテレ端とワイド端との間の
任意位置に停止させることはできない。 その後、撮影レンズがテレ端に到達してテレ端検出ス
イッチ5が閉じると、インバーダ13の出力が“L"に反転
するため、ANDゲート9の出力も“L"に反転し、トラン
ジスタ17及び18がオフとなってモータ100は停止する。
このため、撮影レンズがテレ端に停止し、最長焦点距離
での撮影が可能となる。なおD−FF11はワイドズームス
イッチ4が閉じられたときにリセットされてQ端子出力
は“H"から“L"に反転する。 次に撮影レンズをワイド端に直行させて広角撮影を行
おうとする時にはワイドモードスイッチ2を投入した
後、該スイッチ2から手を離す。該スイッチ2が投入さ
れた瞬間、D−FF12のクロック端子の入力電圧のレベル
は“H"になり、その結果、Q端子の出力電圧のレベルも
“H"となる。そして、該スイッチ2が開かれてしまった
後もD−FF12のQ端子出力のレベルが“H"に保持される
ので該スイッチ2を手で押し続ける必要はない。 D−FF12はQ端子の出力レベルが“H"になると、ORゲ
ート8の出力も“H"となり、また、ANDゲート10の出力
も“H"となるため、トランジスタ19がONとなり、続いて
トランジスタ20もONとなる。その結果、モータ100は逆
転し、撮影レンズはワイド端へ向って移動を始める。そ
して、撮影レンズがワイド端に到達するまでは撮影レン
ズを停止させることはできないため(すなわちワイドズ
ームスイッチ4の操作の如何にかかわらず、D−FF12の
Q端子出力は“H"の状態に保持されるためにORゲート8
の出力を“L"にする手段はないため)撮影レンズはワイ
ド端に向って直行する。 撮影レンズがワイド端に到達するとワイド端検出スイ
ッチ6が閉じてANDゲート10の出力が“L"となるためモ
ータ100が停止して撮影レンズはワイド端に停止する。 第2図及び第3図は第1図の電気的構成とともに使用
しうる機械的構成の一実施例を示したものである。 第2図において、100は撮影光学系を移動させるため
のモータであり、該モーター100は第1図のモータ100と
同じものである。101はモータピニオン、102〜106は減
速ギヤ、107は後に第3図を参照して説明する変速操作
用のギヤ、108〜112は撮影レンズを低速で移動させる時
に駆動力を伝達するための低速駆動用のギヤ、113は撮
影レンズを高速で移動させる時に使用される高速駆動用
のギヤ、115は撮影レンズ116を担持するとともに該撮影
レンズの光軸方向に沿って移動可能なレンズホルダー、
114は該レンズホルダー115の外周面に設けられてギヤ11
2及びギヤ113に噛み合っているラックである。 ギヤ107は第3図に示すように操作ボタン122の軸126
及び123と一体に形成されたギヤであり、軸方向に長い
一個の駆動ギヤ106と常に噛み合されるとともに2個の
被動ギヤ108及び113に選択的に噛み合わされるようにな
っている。操作ボタン122は第1図のテレモードスイッ
チ1及びワイドモードスイッチ2を操作するための部材
であり、該操作ボタンが第3図の位置から押下げられた
時に該テレモードスイッチ2が投入されるようになって
いる。操作ボタン122と一体の軸123及び126はそれぞれ
地板(すなわち、静止構造部材)118及び125に設けた孔
に回転及び軸方向移動可能に挿入されて支持されるとと
もにばね127によって上向きに附勢されている。軸126の
外周面には周方向の溝121が刻設されており、該溝121に
は第2図に示す係止レバー119の一方の腕部119bが落込
むようになっている。係止レバー119はベルクランク形
のレバーであり、二つの腕部119aと119bとを有し、両腕
部の結合部に形成された軸部120において回動可能に不
図示の構造部材に枢着されており、腕部119bが前記溝12
1に落込むようにばね124によって軸部120を中心として
反時計方向に付勢されている。ギヤ107は、操作ボタン1
22が押込まれる前にはばね127の力で第3図の位置に保
持されてギヤ106とギヤ108とに噛み合わされているが、
操作ボタン122が第3図の矢印Dの方向に押込まれた時
にはギヤ106とギヤ113とに噛み合わされ、この時、係止
レバー119の腕部119bが溝121に落込むことにより操作ボ
タン122の上方向への復帰を妨げてギヤ107とギヤ106及
びギヤ113との噛み合い状態を保持するようになってい
る。 第2図及び第3図に示した構成において、撮影者が撮
影レンズ116に通常のズーム動作をさせる時には第1図
に示したテレズームスイッチ3もしくはワイドズームス
イッチ4を閉じることによって前記のようにモータ100
を駆動させる。この場合、第1図のテレモードスイッチ
1もしくはワイドモードスイッチ2を操作するための操
作部材である操作ボタン122は押込み操作されないので
ギヤ107は第3図に示すようにギヤ106とギヤ108とに噛
み合わされており、モータ100の回転はモータピニオン1
01からギヤ102〜ギヤ107及びギヤ108〜ギヤ112に伝達さ
れ、ギヤ112と噛み合っているラック114によりレンズホ
ルダー115が撮影レンズ116を光軸方向に移動される。な
お、ギヤ108〜ギヤ112の総減速率はギヤ113の減速率よ
りも大きいので撮影レンズ116は比較的低速で移動する
ことになる。そして、撮影レンズの移動中に第1図のテ
レズームスイッチ3もしくはワイドズームスイッチ4を
開けばモータ100が停止するので撮影レンズ116をテレ端
とワイド端との間の任意の位置に停止させることができ
る。 一方、撮影者がテレ端もしくはワイド端で撮影を行お
うとする時には操作ボタン122を第3図の位置から押下
げる。すると、軸126及び123並びにギヤ107が第3図の
位置から下降し、軸123に関連する部材もしくは軸123そ
れ自身によって第1図のテレモードスイッチ1もしくは
ワイドモードスイッチ2が投入され、また、ギヤ107は
ギヤ113に噛み合される。そして係止レバー119の腕部11
9bが軸126の外周面の溝121内に落ち込むため、操作ボタ
ン122及び軸126は押下げられた位置に保持され、ギヤ10
7とギヤ113との噛み合い状態が保持される。テレモード
スイッチ1もしくはワイドモードスイッチ2の投入によ
りモータ100は前記したように駆動され、モータの回転
はギヤ107からギヤ113に伝達される。このためレンズホ
ルダー115は前記のズーム動作の時よりも高速で動かさ
れることになり、しかも、この高速移動中は第1図にお
いて説明したようにモータ100を停止させることはでき
ないので、撮影レンズ116はテレ端もしくはワイド端に
短時間で直行する。撮影レンズ116がテレ端もしくはワ
イド端に到達した時には第1図の構成によって自動的に
モータ100が停止するので撮影レンズ116がテレ端もしく
はワイド端に停止され、テレ端もしくはワイド端におけ
る撮影が可能となる。 次にズーム操作を行なう場合には前記テレズームスイ
ッチ3もしくはワイドズームスイッチ4の投入に連動し
て不図示のリンク機構等により係止レバー119の腕部119
aに第2図に示した矢印C方向の力が加えられるため、
係止レバー119の他方の腕部119bは操作ボタン軸126の溝
121内から脱出し、操作ボタン122及び軸126はばね127の
力により第3図の位置に復帰してギヤ107が再びギヤ108
と噛みあう位置に戻される。 第2図及び第3図に示した機械的構成の中に含まれる
機械的増速手段に代り、電気的な増速手段を第1図の電
気的構成に付加させてもよい。 第4図は第1図に示した実施例の変形実施例である。
この実施例では第1図に示した構成に電気的増速手段を
付加したことを特徴とするものである。 第4図において、22はモータ100に給電する電源であ
り、該電源22には中間タップに連なる出力端子bと全電
圧の出力端子cとが設けられている。21はテレモードス
イッチ1及びワイドモードスイッチ2と連動するスイッ
チであり、該スイッチ21はテレモードスイッチ1及びワ
イドモードスイッチ2が投入された時には電源22の全電
圧の出力端子cをモータ側の入力端子aに接続するよう
に動作し、テレモードスイッチ1及びワイドモードスイ
ッチ2が操作されない時には中間タップに連なる1/2出
力端子bをモータ側入力端子aに接続するように駆動す
る。すなわち、該スイッチ21はテレモード選択時及びワ
イドモード選択時には撮影レンズの移動速度を通常のズ
ーム動作の時よりも増加させるための増速手段となって
いる。 なお、第4図に示した他の回路構成は第1図の回路構
成と全く同じであるから説明を省略する。 第4図の実施例において、撮影者がテレモードスイッ
チ1もしくはワイドモードスイッチ2を閉じると、スイ
ッチ21はその操作に連動して電源22の出力端子cに投入
され、その結果、トランジスタ17及び19のエミッタには
電源22の全出力電圧が印加される。この状態において、
第1図で説明したようにANDゲート9もしくはANDゲート
10の出力が“H"になると、トランジスタ17もしくはトラ
ンジスタ19がONとなるため電源22の全電圧がモータ100
に印加されてモータ100は高速で回転駆動され、撮影レ
ンズは高速でテレ端もしくはワイド端へ向って動かされ
る。 一方、テレズームスイッチ3もしくはワイドズームス
イッチ4が投入される時にはテレモードスイッチ1及び
ワイドモードスイッチ2が開いているのでスイッチ21は
電源22の出力端子bに投入された状態に保持されるた
め、モータ100には電源22の1/2の出力電圧しか印加され
ず、その結果、モータ100はテレモードもしくはワイド
モードの場合よりも低速で回転することになり、撮影レ
ンズはワイドモード及びテレモード選択時よりも遅い速
度で動かされる。 第2図乃至第4図に示したように増速手段を含む構成
の場合は撮影レンズをテレ端及びワイド端に急速移動さ
せることができるので、テレ端及びワイド端で撮影を行
う際の待ち時間を一層少くすることができ、更に使いや
すいカメラを実現することができる。 なお、第4図において、スイッチ21をアナログスイッ
チ等の電子スイッチとし、該アナログスイッチをD−FF
の出力で制御するようにしてもよい。また、テレモード
スイッチ1及びワイドモードスイッチ2を機械的な残留
接点自己復帰型のスイッチ(すなわち、投入後は自動的
に投入状態を維持した後、撮影レンズがテレ端もしくは
ワイド端に到達した時に自動的に開かれる型式のスイッ
チ)にしてもよい。その場合はD−FFを省略することも
可能である。 [発明と実施例との対応] 以上の実施例において、テレズームスイッチ3,ワイド
ズームスイッチ4およびトランジスタ17〜20が本願第1
および第2の発明における第1の駆動制御手段に、テレ
モードスイッチ1,ワイドモードスイッチ2,テレ端検出ス
イッチ5,ワイド端検出スイッチ6,ANDゲート9,10および
Dフリップフロップ11,12が本願第1の発明における第
2の駆動制御手段に、テレモードスイッチ1,ワイドモー
ドスイッチ2,テレ端検出スイッチ5,ワイド端検出スイッ
チ6,ANDゲート9,10,Dフリップフロップ11,12およびスイ
ッチ21が本願第2の発明における第2の駆動制御手段
に、それぞれ相当する。 [発明の効果] 以上説明したように、本願発明によれば、操作性の非
常に良い変倍装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のズーム装置の電気的構成に関する第1
実施例の回路図、第2図は第1図の電気的構成とともに
使用しうる機械的構成の実施例を示した平面図、第3図
は第2図のIII−III矢視断面図、第4図は電気的構成に
関する第2実施例の回路図、である。 1……テレモードスイッチ、 2……ワイドモードスイッチ、 3……テレズームスイッチ、 4……ワイドズームスイッチ、 5……テレ端検出スイッチ、 6……ワイド端検出スイッチ、 9,10……ANDゲート 11,12……Dフリップフロップ 17〜20……トランジスタ 21……スイッチ 100……モータ、119……係止レバー、 122……操作ボタン。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.操作手段の操作解除のタイミングに合わせて変倍光
    学系を高倍率端及び低倍率端を含む変倍領域のいずれか
    の位置に駆動するための第1の駆動制御手段と、 操作手段の操作解除のタイミングによらず前記変倍領域
    のいずれかの位置に設定されている前記変倍光学系を前
    記変倍領域の高倍率端及び低倍率端のいずれかの位置に
    駆動するための第2の駆動制御手段とを有することを特
    徴とする変倍装置。 2.操作手段の操作解除のタイミングに合わせて変倍光
    学系を高倍率端及び低倍率端を含む変倍領域のいずれか
    の位置に駆動するための第1の駆動制御手段と、 操作手段の操作解除のタイミングによらず前記変倍光学
    系を前記変倍領域の高倍率端及び低倍率端のいずれかの
    位置に前記第1の駆動制御手段より速い速度で駆動する
    ための第2の駆動制御手段とを有することを特徴とする
    変倍装置。
JP62182717A 1987-07-22 1987-07-22 変倍装置 Expired - Fee Related JP2710315B2 (ja)

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