JP2708965B2 - 乾燥収納装置 - Google Patents

乾燥収納装置

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JP2708965B2
JP2708965B2 JP2404503A JP40450390A JP2708965B2 JP 2708965 B2 JP2708965 B2 JP 2708965B2 JP 2404503 A JP2404503 A JP 2404503A JP 40450390 A JP40450390 A JP 40450390A JP 2708965 B2 JP2708965 B2 JP 2708965B2
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克朗 村井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厨房等に設置して内
部に濡れたふきんやまな板等を収納する乾燥収納装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、厨房や台所で使用するふきん
やまな板を、内部に設けられたハンガやフックに掛けて
収納できるような構造の収納装置が実用に供されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用し
た後のふきんやまな板を濡れた状態で収納すると、収納
装置の内部が高湿度となり収納装置の内部を傷めるだけ
でなく、雑菌やかび等が発生し易く衛生上の問題があ
る。この発明の目的は、内部を傷めることなく衛生的に
使用することができる乾燥収納装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の乾燥収納装置
は、引出しユニットを出し入れ自在に収納する本体の上
部に温風乾燥器を設け、引出しユニットの前板と本体の
天板との間に吸気用の隙間を設け、側板の一部に排気用
の開口を設けた水受けトレイを引出しユニットに配置し
たものである。
【0005】
【作用】この発明の乾燥収納装置は、外気を引出しユニ
ットの前板と本体の天板との間に設けた吸気用の隙間か
ら吸気して本体の上部に設けた温風乾燥器で温め、収納
した状態の引出しユニットの上方から吹きつけることが
できるとともに、水受けトレイで引出しユニットに収納
する濡れ物の水分を受けることができる。
【0006】
【実施例】この発明の乾燥収納装置の一実施例を図1な
いし図4に基づいて説明する。図1は引出しユニット2
を引き出した状態の乾燥収納装置の斜視図、図2は引出
しユニット2を収納した状態の乾燥収納装置の斜視図で
ある。この乾燥収納装置は、両側の収納装置11と共通
の天板3を有する本体4の内部をスリット孔5a(図
4)を設けた中板5で仕切り、この中板5の下部に図2
に示ような側板の一部に開口6aを設けた水切りトレイ
6を配置して出し入れ自在な引出しユニット2を収納
し、中板5で仕切った本体4の上部に温風乾燥器7を設
けたものであり、本体4に引出しユニット2を収納した
状態で引出しユニット2の前板2aの上端面と天板3と
の間に隙間9(図4)を設けるようにするとともに、前
板2aが当接する本体4の両側板と底板の前端面および
中板5の前端面には防虫パッキン8が設けられている。
【0007】また、引出しユニット2には、ふきん12
を掛けたりまな板13を立て掛けたりするハンガーアー
ム14が設けられている。このような構成の乾燥収納装
置において、濡れた状態のふきん12やまな板13を収
納するときは、引出しユニット2を本体4から引出して
ハンガーアーム14にふきん12,まな板13を配置
(図1)し、温風乾燥器7を操作して作動させた後、引
出しユニット2を本体4の内部に収納して図3および図
4の状態にする。
【0008】このような状態にした乾燥収納装置の内部
には、外気が引出しユニット2の前板2aと天板3との
隙間9から図4の矢印Aで示すように外部から吸気さ
れ、温風乾燥器7で温められて図3の矢印Bに示すよう
に引出しユニット2の上方から内部に配置収納したふき
ん12やまな板13(図1)に吹きつけられ、本体4の
内部の湿気を含んで水切りトレイ6の開口6aを通り、
引出しユニット2および本体4の底板の前方に設けた排
気口2bおよび排気口4bから図3の矢印Cに示すよう
に外部に排気される。このとき、水受けトレイ6の上面
の周面が本体4の内壁に接近していることから排気が円
滑に行われない。このことを防ぐために、水受けトレイ
6の側板に開口6aを設けるとともに、各底板に排気口
2b,4bを設け、排気を円滑にしている。
【0009】また、引出しユニット2に配置収納したふ
きん12やまな板13(図1)から滴り落ちる水分15
がある場合は、その水分15が引出しユニット2に配置
した水切りトレイ6で受け取られ、引出しユニット2お
よび本体4を濡らすことがない。このように、ふきん1
2やまな板13を配置収納して収納状態の引出しユニッ
ト2の前板2aと天板3との間に設けた隙間9から本体
4の内部に外気を吸気して、この外気を本体4の上部に
設けた温風乾燥器7で温めて引出しユニット2の上方か
ら吹きつけ、本体4の内部の湿気を含んで水切りトレイ
6の開口6aを通り外部に排気するとともに、滴り落ち
る水分15を水切りトレイ6で受けることにより、乾燥
収納装置の内部を乾燥状態に保持することができるの
で、乾燥収納装置の内部を傷めたることがなく、内部を
衛生的に保つことができる。
【0010】なお、この実施例では、図2に示すような
引出しユニット2の底板に対して垂直な側板に開口6a
を設けた水切りトレイ6を用いた例を説明したが、図5
の(a),(b)に示すように側板に段差16bや斜辺
26bを設け、この段差16bまたは斜辺26bに開口
16aまたは開口26aを設けることにより、多量の水
分15が滴り落ちる場合でも、開口16a,26aから
水分15が伝って流れ出すことがない。
【0011】
【発明の効果】この発明の乾燥収納装置は、引出しユニ
ットの前板と本体の天板との間に設けた吸気用の隙間か
ら吸気した外気を、本体の上部に設けた温風乾燥器で温
めて収納した状態の引出しユニットの上方から吹きつけ
るとともに、滴り落ちる水分を水切りトレイで受けるの
で、本体の内部を乾燥状態に保持することができ、内部
を湿気で傷めたることがなく、衛生的に保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥収納装置の引出しユニットを引き出した状
態の斜視図である。
【図2】水受けトレイの斜視図である。
【図3】乾燥収納装置の引出しユニットを収納した状態
の斜視図である。
【図4】図3の部分縦断面図である。
【図5】図5(a)および図5(b)は他の例の水切り
トレイの部分縦断面図である。
【符号の説明】
2 引出しユニット 2a 前板 3 天板 4 本体 6 水切りトレイ 6a 開口 7 温風乾燥器 9 隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引出しユニットを出し入れ自在に収納する
    本体の上部に温風乾燥器を設け、前記引出しユニットの
    前板と前記本体の天板との間に吸気用の隙間を設け、側
    板の一部に排気用の開口を設けた水受けトレイを前記引
    出しユニットに配置した乾燥収納装置。
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US20070151306A1 (en) 2005-12-30 2007-07-05 Gilboe Kevin J Modular laundry system with work surface
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