JP2708953B2 - 油圧エレベータのロープ伸び量測定方法 - Google Patents

油圧エレベータのロープ伸び量測定方法

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JP2708953B2 JP25729790A JP25729790A JP2708953B2 JP 2708953 B2 JP2708953 B2 JP 2708953B2 JP 25729790 A JP25729790 A JP 25729790A JP 25729790 A JP25729790 A JP 25729790A JP 2708953 B2 JP2708953 B2 JP 2708953B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油圧エレベータのロープ伸び量測定方法に関
する。
[従来の技術] 一般にロープ式油圧エレベータにおいては、油圧ジヤ
ツキのプランジヤが上昇しきつた状態で、かごの敷居が
乗場敷居より所定距離Xだけ高くなるようにロープ長さ
が設定され、これを維持するように定期的にロープの長
さを測定し、もし伸び量が規定範囲を越えていれば詰め
る作業を行なつている。
従来のロープ伸び量の測定は、先ず、作業員の一人が
かご上に乗つて、油圧ジヤツキのプランジヤが上昇しき
るまで上昇運転を行ない、この状態で、もう一人の作業
員が乗場敷居面からかご敷居面までの距離を測定し、こ
の測定値と上述した当初の所定距離Xとの差を伸び量と
していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、油圧エレベータは、巻上機の代用をす
る油圧ジヤツキが昇降路側方に設置されているため、昇
降路の上部に機械室を設置する必要がなく、また油圧ジ
ヤツキのプランジヤが上昇しきつたときでもかごより上
方に突き出さないため、かごが最上方に位置したとき、
かご上と昇降路天井壁との間には必要最少限の隙間しか
ない。従つて、前述のように一方の作業員が乗場でロー
プ伸び量測定を行なうとき、かごに乗り込んだ他の作業
員はプランジヤが上昇しきるまでかごを上昇させるが、
このときかご上と昇降路天井壁との隙間の故にかご上の
作業員に危険を強いることになる。
本発明の目的は、ロープ伸び量の測定を安全に行なう
ことができる油圧エレベータのロープ伸び量測定方法を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、かごを最上階よ
りも下方の任意の位置に止め、プーリ側とかご側のそれ
ぞれ対応する静止部材との間でプーリ側位置指示装置お
よびかご側位置指示装置とを構成し、これら位置指示装
置の対応位置にそれぞれ目印を付け、所定期間経過後
に、かごを昇降させながら何れか一方の上記位置指示装
置と目印を一致させ、このときの他方の上記位置指示装
置と目印との距離からロープの伸び量を求めることを特
徴とする。
[作用] 本発明による油圧エレベータのロープ伸び量測定方法
は上述の如く、プランジヤが上昇しきつたときよりも下
方の位置にかごを停止させた状態で行なえるので、かご
上と昇降路天井壁との間には充分な距離を確保すること
ができ、かご上の作業員は昇降路天井を何等気にせず
に、安全にかごの昇降操作およびロープ伸び量の測定を
行なうことができる。
[実施例] 以下本発明の一実施例による油圧エレベータのロープ
伸び量測定方法を図面によつて説明する。
第1図は油圧エレベータの基本的構成を示す側面図で
ある。
昇降路7の下部には油圧シリンダ1が配置され、この
油圧シリンダ1内にプランジヤ2が可摺動的に嵌合され
ている。プランジヤ2の上端部にはプーリ4が取付けら
れ、このプーリ4には一端を適当な固定部に固定したロ
ープ3が巻き掛けられ、ロープ3の他端はかご8に連結
されている。詳細は後述するが、このプーリ4はプーリ
用ガイドレール5によつて上下方向に案内される。一
方、かご8は詳細を後述する主ガイドレール6によつて
上下方向に案内される。
第2図は第1図の要部正面図で、プランジヤ2の上部
にはブラケツト16が固定されていて、このブラケツト16
にはプーリ4が支持されると共に、プーリ用ガイドレー
ル5へ上下方向に移動可能に嵌合したガイドシユ14A,14
Bが支持されている。従つて、プランジヤ2およびプー
リ4の上下方向の移動は、ブラケツト16およびガイドシ
ユ14A,14Bを介してプーリ用ガイドレール5によつて案
内される。またかご8の上部には主ガイドレール6に沿
つて転動するガイドローラ13が圧接され、かご8の上下
方向の移動はガイドローラ13を介して主ガイドレール6
によつて案内される。
また第1図に示すように、プーリ4にはプーリ位置指
示針10が静止部材であるプーリ用ガイドレール5に対向
して取り付けられてプーリ側位置指示装置20が構成さ
れ、同様に静止部材である主ガイドレール6に対向して
かご8にはかご位置指示針9が取り付けられてかご側位
置指示装置21が構成されている。この詳細を第3図およ
び第4図に示している。
第3図はプーリ側位置指示装置20の構成例を示し、ガ
イドシユ14Aの下部にプーリ位置指示針10をプーリ用ガ
イドレール5に対向するように設けて構成している。ま
た第4図はかご側位置指示装置21の構成例を示し、主ガ
イドレール6に対向する部分の部材をかご位置指示針9
として構成している。これらプーリ位置指示針10および
かご位置指示針9は、その近傍に存在する静止部材に対
向するように構成されるなら、他の位置および構成であ
つても良い。
次にロープ伸び量測定方法について説明する。
先ず、従来の場合と同じ領域によつて油圧ジヤツキの
プランジヤ2が上昇しきつた状態にし、またかご8の敷
居が乗場17の敷居より所定距離Xだけ高くなるようにロ
ープ3の長さを設定する。その後、かごを任意の位置ま
で下降させ、たとえば第1図に示すように、建物の最上
階からかご8の上に乗り込めるような位置に停止させ、
第3図および第4図に示すようにプーリ位置指示針10と
対向したプーリ用ガイドレール5、およびかご位置指示
針9と対向した主ガイドレール6にそれぞれプーリ側目
印12およびかご側目印11を付けておく。
次いで、所定期間経過後にロープ伸び量を測定する場
合、かご8を第1図のように最上階よりも下方側の任意
の位置に停止させ測定者が、かご8上に乗り込みこれを
昇降させながら第3図に示すようにプーリ位置指示針10
とプーリ側目印12とが一致するようにし、第4図に示す
ようにこの状態でのかご位置指示針9とかご側目印11の
差である距離Yを測定し、この距離Yがロープ伸び量と
なる。
このようにかご8の上に天井までの距離が充分確保さ
れた状態でロープ伸び量を測定することができるので、
測定者の安全を確保できる。また、かご8の上で、かご
の昇降操作と測定との両方を行なうことができるので、
一人の作業者で足りる。
尚、上記実施例では第4図に示すかご側目印11とかご
位置指示針9との距離Yをものさし等で測つているが、
かご側目印11を基準に目盛りゲージを予め貼付しておい
てもよい。またかご側目印11とかご位置指示針9とを一
致させた状態でかご8を停止させ、このときのプーリ側
目印12とプーリ位置指示針10との距離を測定あるいは読
み取つてもロープ伸び量を求めることができる。ただ
し、この場合は測定値を2倍した値がロープ伸び量とな
る。更に上記実施例ではかご8とプーリ4にそれぞれか
ご位置指示針9とプーリ位置指示針10とを設け、これら
に対向する静止部材に目印11,12を付けたが、静止部材
に位置指示針を設けると共にかご8とプーリ4に目印を
付けても良く、結局、かご側とプーリ側において、それ
ぞれ対向する静止部材との間で1対の位置指示装置20,2
1を構成すれば良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、最上階よりも下方の任
意の位置にかごを停止させ、かご側とプーリ側のそれぞ
れに対応する静止部材との間で1対の位置指示装置を構
成し、先ず、それぞれの位置指示装置の対応位置に目印
を付け、所定時間経過後、いずれか一方の位置指示装置
を上記目印に一致させてかごを停止させ、このときの他
方の位置指示装置と目印間のずれからロープ伸び量を得
るため、かご上の作業者の安全を確保しながら一人でこ
の測定作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による油圧エレベータのロー
プ伸び量測定方法を適用する油圧エレベータの縦断面側
面図、第2図は第1図の要部拡大正面図、第3図は第2
図の要部拡大図、第4図は第2図の他の要部を拡大した
斜視図である。 1……油圧シリンダ、2……プランジヤ、3……ロー
プ、4……プーリ、5……プーリガイドレール、6……
主ガイドレール、7……昇降路、8……かご、9……か
ご位置指示針、10……プーリ位置指示針、11……かご側
目印、12……プーリ側目印、20……プーリ側位置指示装
置、21……かご側位置指示装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧シリンダとこれに挿入されたプランジ
    ヤとを有する油圧ジヤツキと前記プランジヤの端部に固
    定されたプーリと、昇降路内に昇降可能に設けられたか
    ごと、途中が前記プーリに巻き掛けられると共に、一方
    の端部が前記かごに連結され他方の端部が固定されたロ
    ープを備え、所定期間経過後に上記ロープの伸び量を測
    定する油圧エレベータのロープ伸び量測定方法におい
    て、プーリ側とかご側にそれぞれ対応する静止部材との
    間で位置指示装置を構成し、最上階よりも下方の任意の
    位置に上記かごを停止させた状態で、上記両位置指示装
    置の対応位置にそれぞれ目印を付け、所定期間経過後
    に、いずれか一方の上記位置指示装置と目印とが一致す
    るよう上記かごを昇降操作し、このときの他方の上記位
    置指示装置と目印との距離から上記ロープの伸び量を求
    めることを特徴とする油圧エレベータのロープ伸び量測
    定方法。
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