JP2707675B2 - 光磁気デイスク装置 - Google Patents

光磁気デイスク装置

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JP2707675B2 JP1453589A JP1453589A JP2707675B2 JP 2707675 B2 JP2707675 B2 JP 2707675B2 JP 1453589 A JP1453589 A JP 1453589A JP 1453589 A JP1453589 A JP 1453589A JP 2707675 B2 JP2707675 B2 JP 2707675B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図、第5図及び
第6図) F 作用(第1図、第5図及び第6図) G 実施例 (G1)第1の実施例(第1図〜第3図) (G2)第2の実施例(第4図及び第5図) (G3)第3の実施例(第6図及び第7図) (G4)他の実施例(第8図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は光磁気デイスク装置に関し、例えば記録情報
を光磁気デイスク上に重書き記録し得るようになされた
光磁気デイスク装置に適用して好適なものである。
B 発明の概要 第1の発明は、記録用の第1の光スポツトがパルス状
に照射される磁界変調記録方式の光磁気デイスク装置に
おいて、第1の光スポツトが形成される記録トラツク
に、所定間隔だけ後行して第2の光スポツトを形成し、
その戻り光に基づいて、第1の光スポツトで磁気記録さ
れた記録情報を検出するようにしたことにより、記録情
報を記録とほぼ同時に検出し得る。
また第2の発明は、記録用の第1の光スポツトがパル
ス状に照射される磁界変調記録方式の光磁気デイスク装
置において、記録トラツク上に形成される第1及び第2
の光スポツトのスポツト間隔を、記録情報の最短ピツト
長の略整数倍に選定したことにより、確実に記録情報を
記録とほぼ同時に検出し得る。
さらに第3の発明は、記録用の第1の光スポツトがパ
ルス状に角速度一定で回転する光磁気デイスクに照射さ
れる磁界変調記録方式の光磁気デイスク装置において、
記録トラツク上に形成される第1及び第2の光スポツト
のスポツト間隔を、第1の光スポツトが形成される記録
トラツク情報に応じて変更制御するようにしたことによ
り、光磁気デイスクが角速度一定で回転する場合にも、
確実に記録情報を記録とほぼ同時に検出し得る。
さらに第4の発明は、記録用の第1の光スポツトがパ
ルス状に角速度一定で回転する光磁気デイスクに照射さ
れる磁界変調記録方式の光磁気デイスク装置において、
第1の光スポツトが形成される記録トラックの後行側
に、所定間隔毎に複数の光スポツトを形成し、その戻り
光によつて得られる複数の受光出力を、第1の光スポツ
トが形成される記録トラツク情報に応じて合成して、第
1の光スポツトで磁気記録された記録情報を検出するよ
うにしたことにより、光磁気デイスクが角速度一定で回
転する場合にも簡易な構成で確実に記録情報を記録とほ
ぼ同時に検出し得る。
C 従来の技術 従来、光磁気デイスク装置においては、垂直磁気異方
性を有する垂直磁化膜でなる光磁気デイスクの磁化特性
がキユーリ温度TCを境にして大きく変化することを利用
して、所望の記録情報を磁気記録するようになされてい
る。
すなわち、光磁気デイスクの垂直磁化膜は、その保磁
力HCがキユーリ温度TCで急激に減少する磁化特性を有
し、従つて垂直磁化膜を一旦キユーリ温度TC以上に暖め
た状態で外部磁界を印加し、この後光磁気デイスクをキ
ユーリ温度TC以下に冷却することにより、垂直磁化膜の
磁化方向を外部磁界の向きに配向し得る。
かかる磁化原理に基づいて、重書き記録いわゆるオー
バライト可能な磁界変調記録方式の光磁気デイスク装置
においては、光ビームを連続的に照射して光磁気デイス
ク上に光スポツトを走査させることにより、光磁気デイ
スク上の所定領域をキユーリ温度TC以上に暖めると共
に、磁気ヘツドを用いて基準クロツク信号のタイミング
で記録情報に応じて極性が反転する変調磁界を印加す
る。
このようにすれば、光スポツトが照射された領域は、
一旦キユーリ温度TC以上に暖められた後、光スポツトが
通過することによつて自然冷却され、キユーリ温度TC
下になるタイミングで、印加された変調磁界の向きに配
向される。
かくして光磁気デイスク上に、すでに磁化パターンが
形成されている場合でも、基準クロツク信号の周期で光
スポツトの走査軌跡に、変調磁界に応じて配向された微
少領域(以下ピツトと呼ぶ)が順次形成され、これによ
り光磁気デイスク上に所望の記録情報をオーバライトし
得るようになされている。
D 発明が解決しようとする問題点 ところでかかる構成の光磁気デイスク装置において、
単一のレーザ光源から射出された光ビームを、例えばグ
レーテイングを介して0次光及び±1次光でなる3本の
光ビームに整形して、記録情報の確認用(いわゆる照合
用)の光スポツトを形成するようになされた光磁気デイ
スク装置が提案されている(特開昭62−252552号公
報)。
すなわち、このような光磁気デイスク装置において
は、0次光でなる光ビームを用いて光磁気デイスク上に
所望の記録情報をオーバライトすると共に、±1次光で
なる2本の光ビームを0次光でなる光ビームが照射され
る記録トラツク上で0次光でなる光ビームに対して所定
間隔だけ前後に配置し、0次光でなる光ビームに先行す
る光ビームで、アドレス読み取り用の光スポツトを形成
すると共に、後行する光ビームで、照合用の光スポツト
を形成するようになされている。
ところが、かかる構成の光磁気デイスク装置のよう
に、光ビームを照射した後自然冷却する場合には、光ス
ポツトが走査した後キユーリ温度TC以下に温度降下する
までの時間が光磁気デイスク自体の温度特性に応じて変
化し、この場合光磁気デイスク自体の温度特性に応じて
基準クロツク信号に対してピツトの形成位置が変化する
問題がある。
従つて、例えば予め光磁気デイスク上に形成されたプ
リピツトから基準クロツク信号を形成する場合、当該プ
リピツトに対してピツトの形成位置が変化し、プリピツ
トを基準にした記録情報の再生が困難になる(すなわ
ち、プリピツトから得られる再生信号の位相に対して、
位相ずれが発生する)。
さらに、隣接するピツトとの間で配向の変化を確実に
検出して記録情報を再生するためには、隣接するピツト
間で配向が急峻に反転する磁化パターンを形成する必要
がある。
従つて、光ビームを連続的に照射する場合において
は、変調磁界を形成する磁気ヘツド及びその磁気ヘツド
を駆動する駆動回路として周波数特性の優れたものを選
択して、変調磁界の極性を急激に反転させる必要があ
り、その分全体の構成が複雑になる問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、全体と
して簡易な構成で、基準クロツク信号のタイミングに対
して正しい位置にピツトを形成することができ、かつ記
録情報を記録と同時に検出し得る光磁気デイスク装置を
提案しようとするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため第1の発明においては、
所定の基準クロツク信号SCKのタイミングで、順次光磁
気デイスク4の記録トラツクTR上に第1の光スポツトSP
RWを形成すると共に、基準クロツク信号SCKに同期して
記録情報DTRECに応じて極性が反転する所定の変調磁界H
Wを印加することにより、光磁気デイスク4に記録情報D
TRECを磁気記録するようになされた光磁気デイスク装置
1、30、40において、基準クロツク信号SCKのタイミン
グで、順次記録トラツクTR上の第1の光スポツトSPRW
対して所定間隔lだけ後行する位置に第2の光スポツト
SPSB2を形成し、その第2の光スポツトSPSB2からの戻り
光によつて得られる受光出力SPPD2に基づいて、第1の
光スポツトSPRWで光磁気デイスク4上に磁気記録された
記録情報DTMNを検出するようにした。
また第2の発明においては、第1及び第2の光スポツ
トSPRW及びSPSB2のスポツト間隔lを、第1の光スポツ
トSPRWで光磁気デイスク4上に磁気記録された記録情報
DTRECの最短ピツト長λminの略整数倍に選定するように
した。
さらに第3の発明においては、光磁気デイスク4は、
角速度一定に回転制御され、第1及び第2の光スポツト
SPRW及びSPSB2のスポツト間隔l(l1、l2)を、第1の
光スポツトSPRWが形成される記録トラツク情報TRIN、TR
OUTに応じて変更制御するようにした。
さらにまた第4の発明においては、光磁気デイスク4
は、角速度一定に回転制御され、基準クロツク信号SCK
のタイミングで、順次記録トラツクTR上の第1の光スポ
ツトSPRWに対して後行する位置に、所定間隔l21毎に複
数の光スポツトSPSB20、SPSB21を形成し、その複数の光
スポツトSPSB20、SPSB21からの戻り光によつて得られる
複数の受光出力SPD40、SPD41を、第1の光スポツトSPRW
が形成される記録トラツク情報TRIN、TROUTに応じて合
成し、第1の光スポツトSPRWで光磁気デイスク4上に磁
気記録された記録情報DTMN1を検出するようにした。
F 作用 記録用の第1の光スポツトSPRWがパルス状に照射され
る磁界変調記録方式の光磁気デイスク装置1、30、40に
おいて、第1の光スポツトSPRWが形成される記録トラッ
クTRに、所定間隔lだけ後行して第2の光スポツトSP
SB2を形成し、その戻り光に基づいて、第1の光スポツ
トSPRWで磁気記録された記録情報DTMNを検出するように
したことにより、記録情報DTRECを記録とほぼ同時に照
合し得る。
また、記録トラツクTR上に形成される第1及び第2の
光スポツトSPRW及びSPSB2のスポツト間隔lだけを、記
録情報の最短ピツト長λminの略整数倍に選定したこと
により、確実に記録情報DTRECを記録とほぼ同時に照合
し得る。
さらに、角速度一定で回転する光磁気デイスク4を用
いた光磁気デイスク装置30においては、記録トラツクTR
上に形成される第1及び第2の光スポツトSPRW及びSP
SB2のスポツト間隔l(l1、l2)を、第1の光スポツトS
PRWが形成される記録トラツク情報TRIN、TROUTに応じて
変更制御するようにしたことにより、光磁気デイスク4
が角速度一定で回転する場合にも、確実に記録情報DT
RECを記録とほぼ同時に照合し得る。
さらにまた、第1の光スポツトSPRWが形成される記録
トラツクTRの後行側に、所定間隔毎に複数の光スポツト
SPSB20、SPSB21を形成し、その戻り光によつて得られる
複数の受光出力SPD40、SPD41を、第1の光スポツトSPRW
が形成される記録トラツク情報TRIN、TROUTに応じて合
成して、第1の光スポツトSPRWで磁気記録された記録情
報DTMN1を検出するようにしたことにより、光磁気デイ
スク4が角速度一定で回転する場合にも、簡易な構成で
確実に記録情報DTRECを記録とほぼ同時に照合し得る。
G 実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)第1の実施例 第1の実施例は第1及び第2の発明を適用したもの
で、第1図において、1は全体として特願昭63−263503
号に記載された光磁気記録装置の光学系に、グレーテイ
ングを付加することにより、光磁気デイスクの記録トラ
ツク上に3個の光スポツトを形成するようになされた光
磁気デイスク装置を示す。
すなわち、この光磁気デイスク装置1においては、例
えばポリカーボネイト、ガラス等でなる透明保護基盤2
に垂直磁化膜3が、例えば連続スパツタリングによつて
披着されてなる光磁気デイスク4が、軸5を中心にスピ
ンドルモータ6に駆動され、線速度一定(CLV(constan
t linear velocity))で回転制御されている。
この光磁気デイスク装置1の場合、レーザ光源7から
射出されたレーザ光L1は、コリメータレンズ8及びグレ
ーテイング9を介して、3本の平行光ビームL10、L11、
L12に変換された後、ビームスプリツタ10を透過し対物
レンズ11によつて集光され、第2図に示すように、光磁
気デイスク4の記録トラツクTR上に走行方向(矢印aで
示す)順に順次3個の光スポツトSPSB1、SPRW、SPSB2
形成する。
なお、この実施例の光磁気デイスク装置1において
は、3個の光スポツトSPSB1、SPRW、SPSB2の内、中央の
光スポツトSPRWを用いて記録データの記録再生を行い、
先行する光スポツトSPSB1で、例えば記録トラツクTR上
に記録されたアドレス情報等を読み出すと共に、後行す
る光スポツトSPSB2で、中央の光スポツトSPRWを用いて
記録トラツクTR上に記録された記録データを照合し得る
ようになされている。
ここで光磁気デイスク4には、所定の間隔で配置され
たサーボ領域に予めサンプルフオーマツトのサーボパタ
ーンが形成されており、これによりこの光磁気デイスク
装置1においては、光磁気デイスク4の中央の光スポツ
トSPRWからの戻り光ビームを、対物レンズ11を介してビ
ームスプリツタ10で90°折り曲げ、検光子12を通じてフ
オトデイテクタ部13に集光する。
かくして、フオトデイテクタ部13の中央に配置された
4分割フオトデイテクタ13Aから得られる各受光出力を
用いて、例えばプシユプル法によるトラツキング制御及
び非点収差法によるフオーカス制御を実行すると共に、
その各受光出力の和信号SPD1は、クロツク信号発生回路
14に入力され、この結果サンプルフオーマツトのサーボ
パターンから得られる再生信号に基づいて、記録データ
の書き込み及び読み出し用の基準クロツク信号SCK(第
3図(A))を得、レーザ駆動系の発光パルス発生回路
15及び磁気ヘツド駆動系の磁界変調回路16に送出する。
レーザ駆動系の発光パルス発生回路15は、入力される
基準クロツク信号SCKに基づいて、基準クロツク信号SCK
の立ち上がるタイミング(時点t1)で立り上がり、所定
のパルス幅τを有するレーザ発光パルスSP(第3図
(B))を発生し、レーザ駆動回路17を介してレーザ光
源7に供給し、かくして、基準クロツク信号SCKのタイ
ミングで、順次光磁気デイスク4の記録トラツクTR上に
3個の光スポツトSPSB1、SPRW、SPSB2を形成する。
一方磁気ヘツド駆動系の磁界変調回路16は、例えば記
録情報処理回路(図示せず)から入力される記録データ
DTRECを、クロツク信号発生回路14から入力される基準
クロツク信号SCKのタイミングに同期させ、これを磁気
ヘツド駆動信号SDR(第3図(C))として磁気ヘツド
駆動回路18を介して、電磁石構成の磁気ヘツド19に供給
する。
かくして、磁気ヘツド19は中央の光スポツトSPRWが形
成される光磁気デイスク4に対して、基準クロツク信号
SCKに同期して記録データDTRECに応じて極性が反転する
変調磁界HW(第3図(D))を印加する。
このようにして、この光磁気デイスク装置1において
は、光磁気デイスク4の順次中央の光スポツトSPRWが照
射される位置に、記録データDTRECの値に基づいて極性
が反転する変調磁界HWを印加するようにしたことによ
り、光磁気デイスク4の記録トラツクTR上にすでに記録
パターンが形成されている場合でも、予め消去すること
なく記録トラツクTR上に記録データDTRECに応じて、垂
直磁化膜3を上又は下方向に配向してなる記録パターン
PTN(第3図(E))を形成して、オーバライト記録し
得るようになされている。
またこの光磁気デイスク装置1においては、光磁気デ
イスク4の記録トラツクTR上に照射された3個の光スポ
ツトSPSB1、SPRW、SPSB2の内、後行する光スポツトSP
SB2の戻り光ビームを、対物レンズ11を介してビームス
プリツタ10で90°折り曲げ、検光子12を通じてフオトデ
イテクタ部13に集光する。
かくして、フオトデイテクタ部13の後行側の光スポツ
トSPSB2に対応する位置に配置されたフオトデイテクタ1
3Bから得られる受光出力信号SPD2は、クロツク信号発生
回路14から入力される基準クロツク信号SCKと共に、例
えばサンプルホールド回路構成の記録モニタ信号検出回
路20に入力される。
なお記録用の光スポツトSPRW及び照合用の光スポツト
SPSB2の間隔lは、記録データDTRECの最短波長λmin
用いて、次式 で表される値に選定され、この実施例の場合スポツト間
隔lは、第3図(F)で示すように、基準クロツク信号
SCKの1周期、すなわち記録データDTRECの最短波長λ
minに等しい間隔に選定されている。
かくして、基準クロツク信号SCKのタイミングで、受
光出力信号SPD2をサンプリングすることにより、基準ク
ロツク信号SCKの1周期分だけ遅れて、記録トラツクTR
上の記録パターンPTNを読み出してなるモニタデータDT
MNを検出することができ、このようにして、記録トラツ
クTR上に記録された記録データを実用上ほぼ記録と同時
に照合することができる。
以上の構成によれば、記録用の第1の光スポツトがパ
ルス状に照射される磁界変調記録方式の光磁気デイスク
装置において、全体として簡易な構成で、光磁気デイス
クに記録した記録データを、記録と同時に照合し得る光
磁気デイスク装置を実現できる。
(G2)第2の実施例 第2の実施例は、第1及び第3の発明を適用したもの
で、光磁気デイスク4は軸5を中心にスピンドルモータ
6に駆動され、角速度一定(CAV(constant angular ve
locity))で回転制御されている。
従つて、この光磁気デイスク4においては、内周側の
記録トラツクTRIN及び外周側の記録トラツクTROUTで、
記録データDTRECの最短波長λminを可変して記録するよ
うになされ、かくして、内周側の最短波長λmin1に応じ
た記録パターンPTN1(第4図(A))に対して、外周側
では長い最短波長λmin2に応じた記録パターンPTN2(第
4図(C))が形成されている。
このため、この実施例の光磁気デイスク装置において
は、光磁気デイスク4の半径情報に基づいて、記録用の
光スポツトSPRW及び照合用の光スポツトSPSB2の間隔
を、内周側及び外周側の最短波長λmin1及びλmin2に応
じた間隔l1及びl2に可変制御し、かくして、CAVで回転
制御される光磁気デイスク4の場合にも、(1)式につ
いて上述した条件を満足するようになされている。
すなわち、第1図との対応部分に同一符号を付した第
5図に示すように、この光磁気デイスク装置30において
は、グレーテイング9が可動コイル31でなる移動手段に
取り付けられ、矢印bで示すように光学系の光軸方向に
移動制御し得るようになされている。
従つて、光磁気デイスク4の半径情報に応じて可動コ
イル31を制御し、例えば内周側の帰路トラツクTRINの場
合、グレーテイング9をビームスプリツタ10側に移動す
ることにより、記録用の光スポツトSPRW及び照合用の光
スポツトSPSB2の間隔(第4図(B))を、内周側の最
短波長λmin1に応じた間隔l1に制御し得(第5図
(A))、逆に外周側の記録トラツクTROUTの場合、グ
レーテイング9をコリメータレンズ8側に移動すること
により、記録用の光スポツトSPRW及び照合用の光スポツ
トSPSB2の間隔(第4図(D))を、外周側の最短波長
λmin2に応じた間隔l2に制御し得るようになされている
(第5図(B))。
なお。この実施例の場合、光磁気デイスク4の内周側
及び外周側で記録パターンPTN1及びPTN2の最短波長λ
min1及びλmin2が変化しても、レーザ光源7の発光周波
数fLD及ぶ記録データDTRECの最高繰り返し周波数fDATA
が、次式 fLD≧2fDATA ……(2) で表される関係を満足するようになされている。
以上の構成によれば、記録用の第1の光スポツトがパ
ルス状に照射される磁界変調記録方式の光磁気デイスク
装置において、光磁気デイスク4がCAVで回転制御され
る場合にも、記録情報を記録と同時に照合し得る光磁気
デイスク装置を実現できる。
(G3)第3の実施例 第3の実施例は、第1及び第4の発明を適用したもの
で、第1図との対応部分に同一符号を付した第6図に示
すように、この光磁気デイスク装置40において、レーザ
光源7から射出されたレーザ光L1がグレーテイング41を
介して、0次光、±1次光、±2次光でなる5本の光ビ
ームL20、L21、L22、L23、L24に整形される。
この5本の光ビームL20〜L24は、CAVで回転制御され
る光磁気デイスク4の同一記録トラツクTR上に照射さ
れ、これにより0次光、±1次光、±2次光ビームに対
応した5個の光スポツトが形成される。
この結果0次光ビームL20に対応した光スポツトSPRW
の照射される位置に、磁気ヘツド19を用いて変調磁界HW
を印加することにより、光磁気デイスク4の記録トラツ
クTR上に内周側及び外周側で異なる最短波長λmin10
びλmin11で、記録データDTRECに応じた記録パターンPT
N10及びPTN11(第7図(A)及び(B))が形成され
る。
またこの実施例においては、0次光ビームL20に対応
した光スポツトSPRWに後行する光磁気デイスク4の記録
トラツクTR上に、+1次光及び+2次光ビームL21及びL
22又は−1次光及び−2次光ビームL23及びL24に応じた
第1及び第2の光スポツトSPSB20及びSPSB21(第7図
(C))が形成される。
なおこの第1の光スポツトSPSB20は、0次光ビームL2
0に応じた光スポツトSPRWに対して、間隔l20を有するよ
うに配置され、さらに第1及び第2の光スポツトSPSB20
及びSPSB21は間隔l21を有するように配置されている。
これにより、この光磁気デイスク装置40においては、
第1及び第2の光スポツトSPSB20及びSPSB21の戻り光
を、フオトデイテクタ部42に各々対応して設けられたフ
オトデイテクタ42A及び42Bで受光し、この結果得られる
2つの受光出力SPD40及びSPD41が、記録モニタ信号検出
回路43に入力される。
この記録モニタ信号検出回路43においては、例えば光
磁気デイスク4の記録トラツクTRの半径情報に応じて第
1の光スポツトSPSB20の受光出力SPD40を遅延させ、こ
れにより得られる遅延出力及び第2の光スポツトSPSB21
の受光出力SPD41を合成してモニタデータDTMN1を送出す
る。
このようにすれば、内周側の記録トラツクTRIN及び外
周側の記録トラツクTROUTで、記録データDTRECの最短波
長λmin10及びλmin11が異なる場合でも、0次光ビーム
L20に対応した光スポツトSPRWに対する第1及び第2の
光スポツトSPSB20及びSPSB21の間隔を固定した状態で、
常に最適化した条件で記録トラツクTRIN及びTROUTの記
録パターンPTN10及びPTN11を読み出してなるモニタデー
タDTMN1を得ることができる。
以上の構成によれば、記録用の第1の光スポツトがパ
ルス状に照射される磁界変調記録方式の光磁気デイスク
装置において、光磁気デイスク4がCAVで回転制御され
る場合にも、簡易な構成で記録情報を記録と同時に照合
し得る光磁気デイスク装置を実現できる。
(G4)他の実施例 (1)上述の第1の実施例においては、記録用の光スポ
ツトSPRWに対して記録トラツクTR上を先行する光スポツ
トSPSB1を用いて、記録トラツクTR上のアドレスデータ
を再生する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、グレーテイング9に代えてホログラム素子を用い、
第8図に示すように、同一記録トラツクTR上に存在する
記録用の光スポツトSPRW及び照合データ検出用の光スポ
ツトSPSB2に対して、先行する光スポツトSPSB30を所定
量だけ記録トラツクTRの内周側にオフセツトさせて照射
するようにしても良い。
因に、この場合、この先行する光スポツトSPSB30の戻
り光を、記録トラツクTR方向に2分割されたフオトデイ
テクタで受光すれば、記録用の光スポツトSPRWの戻り光
を受光する4分割フオトデイテクタを用いたプツシユプ
ル方式に加えて、いわゆる差動プツシユプル(DPP(dif
ferential push−pull))方式のトラツキング制御回路
を構成し得、これにより一段と安定なトラツキングサー
ボを実現できる。
(2)上述の第2の実施例においては、可動コイル31の
制御によつてグレーテイング9を光学系の光軸方向に移
動制御して、第1及び第2の光スポツトSPRW、SPSB2
スポツト間隔l(l1、l2)を可変した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば小型モータの制御
によつてグレーテイング9を移動制御しても良く、さら
にグレーテイングの移動制御によらず、種々の光学的手
段を用いて第1及び第2の光スポツトSPRW、SPSB2のス
ポツト間隔l(l1、l2)を可変するようにしても上述の
実施例と同様の効果を実現できる。
(3)上述の第3の実施例においては、グレーテイング
41を介してレーザ光L1を0次光、±1次光及び±2次光
でなる光ビームL20〜L24に整形した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、必要に応じてさらに±3次
光、±4次光等複数の光ビームを用いるようにしても良
い。
H 発明の効果 上述のように第1の発明によれば、第1の光スポツト
が形成される記録トラツクに、所定間隔だけ後行して第
2の光スポツトを形成し、その戻り光に基づいて、記録
用の第1の光スポツトで磁気記録された記録情報を検出
するようにしたことにより、記録情報を記録とほぼ同時
に検出し得る。
また第2の発明によれば、記録トラツク上に形成され
る第1及び第2の光スポツトのスポツト間隔を、記録情
報の最短ピツト長の略整数倍に選定したことにより、確
実に記録情報を記録とほぼ同時に検出し得る。
さらに第3の発明によれば、記録トラツク上に形成さ
れる第1及び第2の光スポツトのスポツト間隔を、記録
用の第1の光スポツトが形成される記録トラツク情報に
応じて変更制御するようにしたことにより、角速度一定
で回転する光磁気デイスク上においても確実に記録情報
を記録とほぼ同時に検出し得る。
さらにまた第4の発明によれば、記録用の第1の光ス
ポツトが形成される記録トラツクの後行側に、所定間隔
毎に複数の光スポツトを形成し、その戻り光によつて得
られる複数の受光出力を、第1の光スポツトが形成され
る記録トラツク情報に応じて合成して、第1の光スポツ
トで磁気記録された記録情報を検出するようにしたこと
により、角速度一定で回転する光磁気デイスクにおいて
も、簡易な構成で確実に記録情報を記録とほぼ同時に検
出し得る。
かくして、全体として簡易な構成で、所定のタイミン
グで光磁気デイスク上の正しい位置にピツトを形成する
ことができ、かつ記録情報を記録と同時に検出して照合
し得る光磁気デイスク装置を実現でき、光磁気デイスク
装置の有用性を一段と向上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による光磁気デイスク装
置を示す略線的系統図、第2図はその光スポツトの配置
を示す略線図、第3図はその動作の説明に供するタイミ
ングチヤート、第4図は第2の実施例の光スポツト間隔
と内外周の記録パターンの関係を示すタイミングチヤー
ト、第5図は第2の実施例による光磁気デイスク装置の
光学系を示す略線的系統図、第6図は第3の実施例によ
る光磁気デイスク装置を示す略線的系統図、第7図はそ
の動作の説明に供するタイミングチヤート、第8図は他
の実施例による光スポツトの配置を示す略線図である。 1、30、40……光磁気デイスク装置、4……光磁気デイ
スク、7……レーザ光源、8……コリメータレンズ、
9、41……グレーテイング、10……ビームスプリツタ、
11……対物レンズ、12……検光子、13、42……フオトデ
イテクタ部、19……磁気ヘツド、20、43……記録モニタ
信号検出回路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の基準クロツク信号のタイミングで、
    順次光磁気デイスクの記録トラツク上に第1の光スポツ
    トを形成すると共に、上記基準クロツク信号に同期して
    記録情報に応じて極性が反転する所定の変調磁界を印加
    することにより、上記光磁気デイスクに上記記録情報を
    磁気記録するようになされた光磁気デイスク装置におい
    て、 上記基準クロツク信号のタイミングで、順次上記記録ト
    ラツク上の上記第1の光スポツトに対して所定間隔だけ
    後行する位置に第2の光スポツトを形成し、 当該第2の光スポツトからの戻り光によつて得られる受
    光出力に基づいて、上記第1の光スポツトで上記光磁気
    デイスク上に磁気記録された上記記録情報を検出するよ
    うにした ことを特徴とする光磁気デイスク装置。
  2. 【請求項2】第1項記載の光磁気デイスク装置におい
    て、 上記第1及び第2の光スポツトのスポツト間隔を、上記
    第1の光スポツトで上記光磁気デイスク上に磁気記録さ
    れた上記記録情報の最短ピツト長の略整数倍に選定する
    ようにした ことを特徴とする光磁気デイスク装置。
  3. 【請求項3】第1項記載の光磁気デイスク装置におい
    て、 上記光磁気デイスクは、角速度一定に回転制御され、 上記第1及び第2の光スポツトのスポツト間隔を、上記
    第1の光スポツトが形成される上記記録トラツク情報に
    応じて変更制御するようにした ことを特徴とする光磁気デイスク装置。
  4. 【請求項4】第1項記載の光磁気デイスク装置におい
    て、 上記光磁気デイスクは、角速度一定に回転制御され、 上記基準クロツク信号のタイミングで、順次上記記録ト
    ラツク上の上記第1の光スポツトに対して後行する位置
    に、所定間隔毎に複数の光スポツトを形成し、 当該複数の光スポツトからの戻り光によつて得られる複
    数の受光出力を、上記第1の光スポツトが形成される上
    記記録トラツク情報に応じて合成し、 上記第1の光スポツトで上記光磁気デイスク上に磁気記
    録された上記記録情報を検出するようにした ことを特徴とする光磁気デイスク装置。
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