JP2707042B2 - 留置針の製造方法とその留置針 - Google Patents
留置針の製造方法とその留置針Info
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Description
分野に属し、人体へ血管を経由して医療薬剤を注入する
留置針に関する。
する装置は、一般的には血液又は薬液ビン又はバッグ、
流量調節器、濾過器、輸液用ビニール管、カテーテルと
二重構造の留置針、等を構成した輸血装置、輸液装置又
は点滴装置が良く知られている。使用する際には、カテ
ーテルと穿刺針とで二重構造の留置針を患者の静脈血管
へ穿刺してから、その穿刺針を少し引き抜いて血液フラ
ッシュバックを確認してからその穿刺針を抜き取って、
片手指でその患者の血液の流出を抑えながら素早く準備
完了した輸血又は輸液等の装置ラインへ接続して輸血又
は輸液の操作をする。前記したラインの準備は血液バッ
グ又は薬液ビンをそのラインの端末よりも高い位置に置
いてから、血液バッグ又は薬液ビンから血液又は薬液を
流して該ラインの端末部へ噴出させて、該ライン装置区
間内に滞留している空気を押出除去する。輸液又は輸血
を行う時には、留置針の操作と輸血又は輸液のライン装
置の準備操作の二つの操作タイミングを必要としてい
る、それら部材を利用する限りにおいてその必然性的な
二操作事項は避けがたいのである。
血管へ輸血又は輸液等を行う際の準備操作は、二つの異
なった操作を短時間に行うべく求められているので、緊
急を要する場面においてそれらの準備操作は極めて煩わ
しさを感ずるのである。その接続操作の簡素化は各医療
現場から要望されているのでその問題を解決の課題し
て、留置針と輸血又は輸液のライン装置との接続の操作
が、緊急時に即応できる部材の製造方法を提供して問題
の解決をより効果的にした。
の管体で各部材の組み立て点数を省いて、血管内へ留置
するカテーテルへ穿刺針を内蔵した留置針とY字状の分
岐管体とを結合して、前記した留置針の準備操作と輸血
又は輸液のラインの準備操作とを併合して的確な操作が
得られる様にして従前の必然的な操作事項を極めて簡易
な操作で輸血又は輸液の操作が出来るようにした。さら
に詳述すれば、穿刺針を摺動自在に内蔵する該Y字状の
管体の直線管路の先端部分に血管内へ留置する先絞り形
状のカテーテル部分と該直線管路の中程へ分岐合流して
薬液等を注入する管路とを一体形状に成形して、該直線
管路の他端に血液又は薬液の逆流を防止する止栓とゴム
質の逆止弁を挿入固定する逆止弁ルームと該カテーテル
部分の先絞り付近の該穿刺針が密に摺接していない部分
に輸血又は輸液のラインの中に残存している空気を抜く
横穴サイドホールとを一体形状に成形して、それらを成
形金型で同時成形することによって部品点数を省いて、
取扱勝手の良い、組み立て容易な留置針の製造方法を提
供する。
字状の分岐管体とを一体成形結合して部品点数を省いて
組み立て容易にして、該カテーテルに内蔵している穿刺
針は摺動自在になっているが、その穿刺針の引き抜きを
しなくても、そのカテーテル部分の内側隙間と横穴サイ
ドホールと分岐合流している薬液等を通す管路とは連通
状態に一体成形をしているために、該輸血又は輸液のラ
イン装置へ本発明の留置針をその分岐合流している管路
へ接続して、そのライン装置内へ薬液等の流れを開始す
れば、そのライン内空気はその薬液等の流れによって押
し出されて該横穴サイドホールから大気外へ噴出し、そ
の薬液等が続いて噴出した所で、患者の静脈血管へその
カテーテル部分を浅く挿入して該穿刺針を少し引いて患
者の血液フラッシュバックを確認してから該穿刺針を引
き抜いて、更にその儘該カテーテルを該血管内へ押し込
めば良いのである。その一体成形によった留置針は、前
記した従前の留置針の穿刺針を引き抜いて患者の血液フ
ラッシュバックを確認してから該穿刺針を引き抜いて片
手でその血液の流出を抑えながら、傍らに準備した輸血
又は輸液のラインへ接続する等の煩わしい手順を省くこ
とができる等作用がある。
である。留置針はカテーテル1と穿刺針2とで二重針構
造を成して、カテーテル1の基3は透明な材質で出来て
いて、カテーテル1の先端部と穿刺針刃先とが揃った状
態で患者の血管5へ穿刺してから穿刺針2をカテーテル
基3まで引き抜いて、血液のフラッシュバックを確認し
てその穿刺針を完全に引き抜いてから、そのカテーテル
基3の口を片手指先で抑えて患者の血液の流出を防止し
ながら、該カテーテル基3へライン6等回路内の空気を
抜き取って準備を整えた輸血又は輸液バッグ8のライン
6のコネクター7を、素早く接続してクランプ6aを開
いて血液又は薬液9を患者の血管5内へ注入操作を行
う。
る。本発明に係わる留置針12であるY字状管体を図示
した様に構成させ一体成形をする。すなわち、直線管路
10の端部が先絞り形状のカテーテル部分10aと横穴
サイドホール10bと薬液等を注入する分岐管路10d
とゴム質逆止弁を固定する逆止弁ルーム10eと止め栓
10iを嵌め込むコネクター部10fと及び輸血又は輸
液等のライン装置6のコネクター7(図1参照)へ接続
するコネクター10gとを公知の成形方法により一体成
形する。次に液漏れ等を防止するゴム質の逆止弁10h
を逆止弁ルーム10eへ挿入して固定して置き、続いて
該直線経路10と先絞り形状のカテーテル部分10aと
先絞り部分10cとを直線状態にして、その内部に穿刺
針11を摺動可能に内蔵させその刃先11aを出没可能
にさせ挿入して本留置針を製造する。尚、本方法で製造
されるカテーテル部分10aの先端の先絞り部分10c
は、穿刺針11と密に摺接して、横穴サイドホール10
bは先絞り部分10cの絞り部分の付近でカテーテル部
分10aの穿刺針11と密に摺接していない部分に孔開
けを同時成型をして分岐管路10dと連通する様に成型
し且つカテーテル部分10aは先絞り度合いを緩めて穿
刺針11と密に摺接しない状態に成型する。
穿刺針11の刃先をカテーテル部分10aの先絞り部分
10cの先端へ露出させて、分岐管10dのコネクター
10gを血液又は薬液バッグ8のライン6のコネクター
7へ接続して、ライン6のクランプ6aを開くと血液又
は薬液9がそのライン内へ下がって来て該直線管路10
と先絞り形状のカテーテル部分10aの内部に充満して
来て、横穴サイドホール10bからライン6等回路内に
滞留していた空気を押出し大気外へ排出して、続いてラ
イン6等回路から下がって来たその血液又は薬液9が噴
出してから、一時的にクランプ6aを閉じる。
いる状態で、穿刺針11の刃先をカテーテル部分10a
の先絞り部分10cの先端へ露出させて、患者の血管5
内へ穿刺し適度深さまでカテーテル部分10aの先絞り
部分10cを挿入して、穿刺針11を少し引いて患者の
血液フラッシュバックを確認してその穿刺針11を引き
抜いて、止め栓10iをコネクター10fへ嵌めて完全
に液漏れを防止し、ライン6のクランプ6aを開いて、
輸血又は薬液9を血管5内へ注入を開始する。
テーテルとY字状の分岐管体とを結合し一体成形して部
品の組み立て点数を省いて組み立て容易にして、該カテ
ーテルに内蔵している穿刺針は摺動自在になっているの
で、そのカテーテル部分の内側隙間と横穴サイドホール
と分岐合流している薬液等を通す管路とは連通状態にな
る様に一体成形をしているために、前記した従前の留置
針の穿刺針を引き抜いて患者の血液の流出を片手指で抑
えながら、準備した輸血又は輸液のラインへ接続す等の
煩わしい手順を省くことができる等作用効果がある。
又、留置針12を使用する前に穿刺針11の刃先をカテ
ーテル部分10aの先絞り部分10cの先端へ露出させ
て血液又は薬液バッグ8のライン6のコネクター7へ分
岐管路10dのコネクター10gを接続して、ライン6
のクランプ6aを開くと血液又は薬液9が下がって来て
該直線管路10と先絞り形状のカテーテル部分10aの
内部に充満して横穴サイドホール10aから内在してい
た空気を押し出して排出し次いでその血液又は薬液9が
横穴サイドホール10bから噴出することで輸血又は輸
液の準備が直に完了する効果がある。即ち留置針12の
コネクター10gをライン6のコネクター7へ接続して
ライン6のクランプ6aの開閉操作で血液又は薬液等9
を落下又は停止をさせてライン6等の回路内の滞留空気
の押し出し又は薬液等の流れの停止、流れの加減を得
て、直に輸血又は輸液の作業を開始することが出来る等
の態勢が整う効果が有り、特に組み立て工数を従前に比
して極度に削減できて大量生産が一挙に可能になったの
である。
ある。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 薬液等を注入するY字状の管体に於い
て、穿刺針を摺動自在に内蔵するY字状の管体の直線管
路の先端に先絞り形状のカテーテル部分と該直線管路の
中程へ分岐合流する管路とを一体形状に成形して、該直
線管路の他端に止栓と逆止弁のルームと該カテーテル部
分の先絞り付近の該穿刺針が密に摺接していない部分に
横穴サイドホールとを一体形状に成形して、それらを同
時成形することを特徴とした留置針の製造方法 - 【請求項2】 請求項1により製造された留置針に於い
て、該先絞り形状のカテーテル部分の横穴サイドホール
と該分岐合流する管路とが常時導通していることを特徴
とした留置針
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5136456A JP2707042B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 留置針の製造方法とその留置針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5136456A JP2707042B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 留置針の製造方法とその留置針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06319800A JPH06319800A (ja) | 1994-11-22 |
JP2707042B2 true JP2707042B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=15175542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5136456A Expired - Fee Related JP2707042B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 留置針の製造方法とその留置針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2707042B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000030113A (ko) * | 1999-12-23 | 2000-06-05 | 송인금 | 카테터 조립체 |
CN109091213A (zh) * | 2018-09-20 | 2018-12-28 | 南京医科大学附属逸夫医院 | 一种简易深静脉置管组套 |
CN114469282B (zh) * | 2022-03-31 | 2022-07-01 | 真健康(北京)医疗科技有限公司 | 正交结构五自由度穿刺机器人 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP5136456A patent/JP2707042B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06319800A (ja) | 1994-11-22 |
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