JP2706620B2 - ケースコンベアー - Google Patents

ケースコンベアー

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JP2706620B2
JP2706620B2 JP9924294A JP9924294A JP2706620B2 JP 2706620 B2 JP2706620 B2 JP 2706620B2 JP 9924294 A JP9924294 A JP 9924294A JP 9924294 A JP9924294 A JP 9924294A JP 2706620 B2 JP2706620 B2 JP 2706620B2
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信康 窪田
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北陸建工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に地下道を掘削する
際に、その縦孔内に設置して排土するためのケースコン
ベアーであるが、必ずしも縦孔用の排土に限らず、土
砂、砂利など重量の重い流動物を搬送する際に使用する
ケースコンベアーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術として、イ.特開平
5ー246524号公報、ロ.実開昭58−4517号
公報などによって知られている。
【0003】上記イ公報のものは、筒体の両側にスリッ
トを介して補助筒体を設け、各補助筒体にそれぞれリン
クチェーンを挿通し、各リンクチェーンは各々エンドレ
スのものであり、左右の各リンクチェーンより突設した
両シャックルリンク間に移送板を固着したものである。
【0004】上記ロ公報のものは、筒体の一部にスリッ
トを介して一つの補助筒体を設け、補助筒体内にエンド
レスのユニバーサルチェーンを走行するように挿入し、
ユニバーサルチェーンより突設した取付軸にカキ板を固
着し、カキ板は筒体内を封鎖する状態で走行するように
形成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】地下道を掘削する場
合、まず縦孔から掘り出される場合があり、その際、ケ
ースコンベアーを、縦孔内に垂直に垂下する部分から地
上に横へ走行する部分を連続して設け、その横部の下方
にダンプカーなどの搬送車を待機しておき、垂直部の下
部に設置した投入口より掘削した土砂を投入して地上へ
移送し、地上の横部で土砂を落下する作業を行い、縦孔
が深くなれば、ケースコンベアーの垂直部を継ぎ足して
繰り返し土砂の排出作業が行われ、所定の深さまで掘り
下げた後、地下道を掘削されるが、その際に排出する土
砂を縦孔に設置しているケースコンベアーを使用して排
土されるものである。
【0006】以上の作業を前記イ公報に記載のコンベア
ーで行うと、移送板を左右一対の無端チェーンで支持し
ているものであるから、重量物の搬送に適しているが、
前述のように垂直部を継ぎ足す場合、双方のチェーンに
同長のチェーンを繋ぐ必要があり、その作業に以外と手
間のかかるものである。また、移送板は筒体内を挿通す
るもので、両側が支持されていることから、たまたま移
送板の外周と筒体の内面間の隙間に石が挟まって移送板
の走行が不能になることもあり、その障害によって移送
板、チェーン、筒体あるいはチェーンの駆動装置に故障
を惹起することもあった。
【0007】一方前記ロ公報のコンベアーであると、一
本のチェーンであり継ぎ足し作業が容易に行うことがで
きる。またカキ板は片持ち支持であるから、石を噛み込
んでも傾斜する自由度があるため故障する恐れがない
が、土砂の如く重量物を搬送すると、カキ板に加わった
大きな荷重によって、チェーンのカキ板を設けている一
つのリンクに偏った力が加わり、他の垂直に走行するリ
ンクに対して傾斜し、荷重が大きいほどその傾斜が大き
くなることから、チェーンが補助筒体の内面に接触し、
抵抗が生じ破損を起こすこともあった。
【0008】本発明は以上の問題を解決することにあ
り、継ぎ足し操作が容易になり、重量物を搬送しても異
常なく正常に作動するケースコンベアーを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、搬送路に沿って回動可能に架設するエンドレスのリ
ンクチェーンの少なくとも被搬送物を移送する間に、平
行する一対の筒体を、その間に両筒体の長手方向に沿う
誘導溝を備えている連結部によって互いに連結している
と共に、誘導溝と両筒体内とが互いに連通している双胴
管を配設し、該双胴管の誘導溝内に前記リンクチェーン
が挿通してあり、該リンクチェーンの複数のリンクおき
に、リンクより左右一対のアームを双胴管の両筒体内に
向かって突設している保持具を設け、該保持具の各アー
ムにそれぞれ各筒体内をほぼ封鎖する状態で走行する搬
送板を固着していることを特徴とする。
【0010】
【作用】リンクチェーンを駆動してから、搬送路の送り
元側で双胴管内に被搬送物を投入すれば、双胴管の各筒
体内を走行する搬送板で送り先側へ搬送されるが、リン
クチェーンの一つのリンクに対して左右一対の搬送板を
突設しているため、双方の荷重は殆ど平衡を保ち、搬送
板を支持したリンクが傾くこともなく他のリンクと同様
に垂直にあるいは水平に走行する。
【0011】また、搬送板の外周面と筒体の内周面間に
石などのように堅い塊を噛み込んだ場合、その抵抗で搬
送板が傾斜しながら走行し、塊を除去することができ、
以後再び双方平衡を保つように復帰するものである。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を地下道用の縦孔を掘削、及
び掘削後にもその縦孔内に設置する排土用のケースコン
ベアーによって説明する。
【0013】図5に概要を示しているように、地上にモ
ーター1で回転される駆動スプロケット2を設け、掘削
する縦孔の上方部に送込みスプロケット3と、送出しス
プロケット4を、また縦孔の底部で送込みスプロケット
3と送出しスプロケット4間に反転スプロケット5をそ
れぞれ配設し、各スプロケット3,4,5にエンドレス
のリンクチェーン6を掛け、送込みスプロケット3にリ
ンクチェーン6の緊張調整装置7を設けている。
【0014】上記リンクチェーン6の送込みスプロケッ
ト3から反転スプロケット5間の送込み側と、反転スプ
ロケット5から送出しスプロケット4間の送出し側と
に、図1と図5に示しているように、それぞれリンクチ
ェーン6を誘導する双胴管8,9を設けている。
【0015】リンクチェーン6は図2に示すように、丸
棒を長円形に屈曲した多数のリンク10を互いに輪内に
潜った状態で連鎖状に連結したもので、一般にブロック
チェーンに使用されているものであって、このリンクチ
ェーン6に、その長手方向に沿い等間隔おきに複数の保
持具11,11を介在している。
【0016】上記保持具11は図2に示しているよう
に、丸棒を屈曲してΩ型に形成した一対の部材よりな
り、しかも屈曲する部分の断面は円形であるが、左右に
突出する部分を断面角形にしてアーム12,12とする
もので、図面上では、上のΩ型部材をリンクチェーン6
の上側に存在するリンク10に連結し、同様に下のΩ型
部材を逆さにして下側のリンク10に連結し、上下の各
左右に突出する各アーム12,12間にそれぞれ搬送板
13,13をビス止めなどの手段で挾持したものであ
り、従って保持具11は、上下のΩ型部材と左右の両搬
送板13,13で一つのリンク10を形成するものであ
る。
【0017】送込み側と送出し側の各双胴管8,9は図
1に示しているように、双方とも概ね同構造のもので、
前記左右に突設した搬送板13,13を挿通する一対の
筒体14,14とリンクチェーン6が挿通する誘導溝1
5とからなり、更に詳説すると、左右一対の筒体14,
14を平行に配し、両筒体14,14間に誘導溝15を
形成する連結部16を介して両筒体14,14を一体に
形成したものである。
【0018】尚、その送込み側と送出し側との違いは、
送出し側は搬送板13で筒体14内を殆ど封じるように
形成し、送込み側では搬送板13を送る空間を大きく形
成したものである。更に、双胴管8,9は単位長さの単
体を上下口縁に設けたフランジ17を互いにボルト締め
して連結するもので、縦孔が掘り込まれるに従って順次
継ぎ足していくものである。
【0019】以上の双胴管8,9は図1と図3に示すよ
うに、断面C形の一対の筒体14,14に連結部16を
溶接して一体に形成したものであるが、この構造に限る
ことがなく、図4に示しているように、前記構造を持つ
双胴管8,9を縦に半割りした形態、即ち平行する一対
の樋状体を帯板を介して溶着し、両樋状体の帯板とは反
対側の縁に突片18を設けるように形成し、この一対の
半割り部材を対向する突片18同士をボルト締めして双
胴管8,9に形成しても良い。
【0020】また前記送込み側の双胴管8と送出し側の
双胴管9は、図1と図5に示すように、縦孔の底に設置
する収集箱19上に連結するもので、収集箱19内に前
記反転スプロケット5を備えており、またこの収集箱1
9に連結する最下段の送込み側の双胴管8より収集箱1
9の上部に跨がって投入ホッパー20を設けている。
【0021】更に前記送出しスプロケット4と駆動スプ
ロケット2が連続するカバー21で覆われ、その下部に
排出ホッパー22を設けている。
【0022】以上の構造であるから、地上より掘り下げ
た縦孔内にケースコンベアーを設定してモーター1を駆
動すれば、リンクチェーン6及びこれに設けた搬送板1
3が送込み側の双胴管8、収集箱19、送出し側の双胴
管9内を通じて循環して回動されるものであり、そこで
縦孔の底部において更に掘り込み作業を行い、ここで排
出される土砂を、底に設けた収集箱19内にその投入ホ
ッパー20より投入することにより、搬送板13が反転
して送出し側の双胴管9内へ移行する間に、投入された
土砂を搬送板13で掬い取るように掻き上げて、両筒体
14,14内に沿って上昇され、送出しスプロケット4
から駆動スプロケット2に至る横走行路間に、搬送板1
3が水平状態から傾斜及び起立状態に変わることから、
土砂が落下され排出ホッパー22を通じてダンプカーな
どの搬送車に移載されるものである。
【0023】以上のように順次縦孔を掘り下げられる
が、これに連れてケースコンベアーを継ぎ足す必要があ
る。この場合には、双胴管8,9の双方の各中間部にお
いて、連結している単体同士の一つを切り離し、更にリ
ンクチェーン6のリンク10を取り外して連鎖状態を解
き、双胴管8,9の切り離した下部を底にまで降ろして
から、不足分の長さ(双胴管8,9の一つの単体を一単
位とする)のリンクチェーン6を繋ぎ足し、その間には
保持具11と搬送板13を有するが、こうして再びエン
ドレスに繋いだ後、双胴管8,9の単体をも継ぎ足す、
そこで再び排土作業を繰り返すものである。
【0024】
【発明の効果】本発明のケースコンベアーによれば、リ
ンクの両側にアームを突設してなる保持具をリンクチェ
ーンに組み込み、左右のアームに搬送板を取付けて、両
搬送板をシーソー状に揺れるように設け、これを双胴管
内に走行するように構成したもので、山積みした土など
の流動物内に双方の搬送板を挿通することにより同量乃
至ほぼ同量の物を搬送することができ、このように双方
の搬送板に同量の荷重が加えられれば平衡を保って走行
され、その走行中に一方の搬送板にたまたま抵抗が加わ
った時には、双方の搬送板が傾斜して抵抗物を排除し、
再び平衡状に復帰するものであり、走行に支障を来すこ
とがなく、特に重量物の搬送に適するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるケースコンベアーを示す横断面図
である。
【図2】リンクチェーンとこれに取付けた搬送板を示す
正面図である。
【図3】双胴管の単体を示す斜視図である。
【図4】双胴管の他の例による単体を示す断面図であ
る。
【図5】本発明によるケースコンベアーを縦孔での排土
用として設置する概要を示す断面図である。
【符号の説明】
1 モーター 6 リンクチェーン 8 送込み側の双胴管 9 送出し側の双胴管 10 リンク 11 保持具 12 アーム 13 搬送板 14 筒体 15 誘導溝 16 連結部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路に沿って回動可能に架設するエン
    ドレスのリンクチェーン(6)の少なくとも被搬送物を
    移送する間に、平行する一対の筒体(14,14)を、
    その間に両筒体(14,14)の長手方向に沿う誘導溝
    (15)を備えている連結部(16)によって互いに連
    結していると共に、誘導溝(15)と両筒体(14,1
    4)内とが互いに連通している双胴管(9)を配設し、
    該双胴管(9)の誘導溝(15)内に前記リンクチェー
    ン(6)が挿通してあり、該リンクチェーン(6)の複
    数のリンク(10)おきに、リンク(10)より左右一
    対のアーム(12,12)を双胴管(9)の両筒体(1
    4,14)内に向かって突設している保持具(11)を
    設け、該保持具(11)の各アーム(12,12)にそ
    れぞれ各筒体(14,14)内をほぼ封鎖する状態で走
    行する搬送板(13.13)を固着していることを特徴
    とするケースコンベアー。
JP9924294A 1994-04-12 1994-04-12 ケースコンベアー Expired - Fee Related JP2706620B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100901834B1 (ko) * 2008-12-08 2009-06-09 (주)효성엔바이로 파이프라인 컨베이어

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100901834B1 (ko) * 2008-12-08 2009-06-09 (주)효성엔바이로 파이프라인 컨베이어

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