JP2706240B2 - 電子ビームの照射状態検出方法 - Google Patents

電子ビームの照射状態検出方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子ビームを用いた記録または再生等を行
う際の該電子ビームの被照射面上におけるビームスポッ
トの大きさを検出する電子ビームの照射状態検出方法に
関するものである。 [発明の背景] 従来、電子ビームを用いた記録方式においては、出射
された電子ビームは電磁レンズ、集束レンズを経て集束
された後、記録媒体に達する。高密度の記録再生を高い
信号/雑音(S/N)で行うためには、電子ビームの集束
位置を記録媒体上の情報記録位置に常に一致させる高精
度のフォーカシング技術が必要であるが、現在、適当な
方法は発明されていない。特にマルチ電子ビームを用い
て同時に並列に記録、再生するシステムでは多数の電子
ビームを同時に各電子ビームに対応する記録位置に正確
に合焦させなければならないので、より厳密なオートフ
ォーカス方法が必要である。 また、電子ビームを走査させる場合に記録媒体上の電
子ビームスポットの大きさを簡単に検出する電子ビーム
検出手段も現在のところ適当な方法がないのが現状であ
った。 [問題点を解決するための手段] 本発明の目的は、上記要望に鑑み、電子ビームを用い
た情報記録、再生、作画等において、被照射面上の電子
ビームスポットの大きさを簡単に検出することのできる
電子ビームの照射状態検出方法を提供することにある。 以上のような目的は、電子ビーム発生源から発せられ
た電子ビームの被照射面におけるビームスポットの大き
さを検出する電子ビームの照射状態検出方法であって、
被照射面に、電子ビームを照射されたときのビームスポ
ットの大きさによって流れる電流量が変化する導電体パ
ターンを設け、該パターン上に電子ビームを照射させ、
前記パターンに流れる電流の大きさを検出することによ
り、該電子ビームの被照射面上におけるビームスポット
の大きさを検出することを特徴とする電子ビームの照射
状態検出方法により達成される。 また本発明の他の目的として、マルチ電子ビームを用
いた記録方式において、簡便な方法で複数の電子ビーム
のフォーカス制御等ができる電子ビームの照射状態検出
方法を提供することがある。 以上のような目的は、上記の電子ビームの照射状態検
出方法において、前記電子ビーム発生源が複数の電子ビ
ームを発射するものであり、該複数の電子ビームのうち
の少なくとも1つの電子ビームを前記導電体パターンに
照射し、その電子ビームの被照射面上におけるビームス
ポットの大きさを検出することにより、前記複数の電子
ビームの照射状態を決定し、それに基づきフォーカス制
御を行うことにより達成される。 なお、前記パターンとしては、記録スポット形状と略
同じ大きさの同心円状パターンや、記録スポット径をパ
ターンの線巾およびその間隔と同程度に設定された線状
パターン、および単一の円形パターン等が採用できる。 [作用] 上記のような電子ビームの照射状態検出方法によれ
ば、記録媒体上の電子ビームのスポットが、導電体パタ
ーンにかかる領域に応じて各パターンに流れる電流が変
化するので、所望の照射状態(照射スポットの大きさが
ある値になるとき、照射スポットが所定記録領域にある
とき等)のとき、各パターンの検出電流がいくらになる
かあらかじめ計算しておけば、所望の電子ビームの状
態、例えば、ジャストフォーカスを検出することができ
る。また、その検出した信号を帰還させ、所定の制御手
段により電子ビーム状態を制御することによりその最適
状態を維持することができる。 [実施例] 以下、本発明の電子ビームの照射状態検出方法につい
て具体的な実施例に基づき詳細に説明する。 第1図は本発明の電子ビームの照射状態検出方法を用
いたマルチ電子ビームによる記録装置の一実施例を示す
概略構成図である。 同図において、1は固体電子ビーム発生装置(MEB)
ヘッド、2はMEBヘッド1から出た電子ビームをそれぞ
れ集束化する電磁レンズ、9はその駆動および制御装
置、3は集束化された電子ビームを偏向する電磁レン
ズ、10はその駆動及び制御装置、5は記録媒体、6は該
記録媒体5上の電子ビームで記録される記録ピットの部
分である。4は電子ビーム状態検出用パターンであり、
第1図の装置ではオートフォーカス信号検出用に用いら
れ、一般には記録媒体製造工程で形成される。7は該パ
ターン4からの信号を処理するビーム状態信号処理回
路、8は記録媒体5からの情報信号処理装置である。 このような構成において、MEBヘッド1から出た電子
ビームは電磁レンズ2で各々集束されて所望の記録位置
にむけて偏向される。そして該ビームの内の1つがパタ
ーン4に照射される。オートフォーカス信号検出用パタ
ーン4は例えば第2図のように導電性材料で形成された
パターン電極である。 第2図においてa,bの各電極は互いに絶縁され、電子
ビームが照射されるとそれぞれia,ibなる電子電流がビ
ーム状態信号処理回路7に流れる。ここで、iaとibの電
流値の差If=ia−ibを考える。電流aのアの部分を所望
のビーム径と同等の半径の円形パターンとし、b電極と
の間隔をビーム径以下に設定しておく。アの部分にビー
ムがアと同じ大きさで当っている時を合焦とするとib=
0なのでIf=iaとなる。しかし、合焦位置からずれてビ
ームが大きくなるとbにも照射されるのでib≠0となり
If=ia−ib<iaとなる。よって、Ifの値の最大値はiaで
あり、合焦時以外は最大値からずれるので常にIfが最大
値(ib=0)となるように2つの集束レンズに帰還をか
けて制御してやることにより、フォーカス用の1つのビ
ームのみならず残りの全ての電子ビームの記録媒体上の
集束径は常に一定に保たれる。 なお、精度を増すためにMEBヘッド1に前記フォーカ
ス用パターン4を複数個設けてもよい。 第3図は本発明における電子ビーム状態検出用パター
ン電極4の他の実施例を示した図であり、(a)は記録
媒体の平面図、(b)は該パターンの拡大図である。 本実施例の場合は図のように互いに絶縁されたp,q,r
の3本の導電体パターンで形成した記録媒体以外は実施
例1と同じ記録装置において用いることができる。ま
た、実施例1と同様、ビームが当った電極からはip,iq,
irなる電子電流が外部のビーム状態信号処理回路7にと
り出せる。この場合、3本の電極パターンの線巾と間隔
を所望のビーム径と同程度に設定しておけば、所望の電
子ビーム径を検出できる。ここで、If=iq−ip−irを考
えると、q電極に第3図(b)のようにビームスポット
20が当る時を合焦位置とすると、この時、ip=0,ir=0
であり、If=iqである。ビーム径が合焦位置からずれて
大きくなるとip≠0またはiq≠0となるため、Ifは合焦
時よりも小さくなる。よってIfを最大化するよう常に2
つの電磁レンズに帰還をかけて制御することにより他の
電子ビームの記録媒体上での集束径を一定にすることが
できる。 本発明は前記実施例に限らず種々の変形、応用が可能
である。 例えば、前記ビーム状態検出用パターンの形状は第2
図、第3図に示した形状に限られず、マス目状等各種の
形状が使用できる。ここで、マス目状とは第3図(b)
に示したような線状パターンを重ねて縦、横に形成した
場合をさす。もちろん、縦、横のパターンはお互い絶縁
されていることが必要であり、このパターンは、まず縦
(横)のパターンを形成した後、横(縦)のパターンが
重なるところに絶縁層を形成し、その上に横(縦)のパ
ターンを形成することにより行なう。この場合、電子ビ
ーム照射によって流れる電流を検出する端子は多くなる
が、2次元の位置を正確に検出することができる利点が
ある。イメージ的には方眼紙のマス目のようになる。 さらに、トラッキングの場合は第3図の線状パターン
の間隔を狭くし(第4図参照)、qのみならずp,rにも
スポットが照射されるようにして、ipおよびirの電流量
を検出することにより精度を向上させることができる。 [発明の効果] 以上、説明した様に本発明の電子ビームの照射状態検
出方法によれば、簡単な方法で記録媒体上の電子ビーム
のビームスポットの大きさを検出でき、しかもこの制御
方法は電子ビームを直接用いているために極めて精度が
良く、S/Nの高いフォーカシングを行うことができる。 さらに、本発明の方法は、マルチ電子ビームを用いた
記録方法において、1つの電子ビームをビームスポット
の大きさ検出のために用いて集束レンズ等を制御するこ
とにより他の記録再生用ビームを全て同時に同一状態に
保つことができる利点もある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の電子ビームの照射状態検出方法を用い
たマルチ電子ビーム記録装置の一実施例を示す概略構成
図、第2図,第3図は電子ビーム状態検出用パターンの
一例を示す図である。 第4図はトラッキングに用いるパターンの一例を示した
図である。 1−1,1−2,1−3,………1−n:各電子ビーム発生部 1:固体電子ビーム発生装置ヘッド 2:集束化用電磁レンズ 3:偏向用電磁レンズ 4:電子ビーム状態検出用パターン 5:記録媒体 6:記録ピットの記録領域 7:ビーム状態信号処理回路 8:情報信号処理装置 9:集束化用電磁レンズ駆動および制御装置 10:偏向用電磁レンズ駆動および制御装置 20:電子ビームスポット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水澤 伸俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 新井 竜一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 織田 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.電子ビーム発生源から発せられた電子ビームの被照
    射面におけるビームスポットの大きさを検出する電子ビ
    ームの照射状態検出方法であって、 被照射面に、電子ビームを照射されたときのビームスポ
    ットの大きさによって流れる電流量が変化する導電体パ
    ターンを設け、該パターン上に電子ビームを照射させ、
    前記パターンに流れる電流の大きさを検出することによ
    り、該電子ビームの被照射面上におけるビームスポット
    の大きさを検出することを特徴とする電子ビームの照射
    状態検出方法。 2.前記電子ビーム発生源が複数の電子ビームを発射す
    るものであり、該複数の電子ビームのうちの少なくとも
    1つの電子ビームを前記導電体パターンに照射し、その
    電子ビームの被照射面上におけるビームスポットの大き
    さを検出することにより、前記複数の電子ビームの照射
    状態を決定することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の電子ビームの照射状態検出方法。
JP26401986A 1986-08-15 1986-11-07 電子ビームの照射状態検出方法 Expired - Fee Related JP2706240B2 (ja)

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