JP2706047B2 - 油圧グラブバケット - Google Patents

油圧グラブバケット

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JP2706047B2
JP2706047B2 JP6110965A JP11096594A JP2706047B2 JP 2706047 B2 JP2706047 B2 JP 2706047B2 JP 6110965 A JP6110965 A JP 6110965A JP 11096594 A JP11096594 A JP 11096594A JP 2706047 B2 JP2706047 B2 JP 2706047B2
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hydraulic
oil tank
oil
grab bucket
air chamber
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Inventor
秀男 片瀬
Original Assignee
眞砂工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センターフレームに開
閉自在に軸支された一対のバケットシェルを開閉駆動す
る油圧装置を備えた油圧グラブバケットの油槽に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、バケット内に油圧発生装置を備え
た油圧グラブバケットにおいては、作動油を収納してお
く油槽が必須である。この油槽には、油の使用量に応じ
て油面が変化するため、空気溜り部が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の油圧グラブバケットのドレイン構造では、バケ
ットが大型化すると油圧シリンダーに使用する油の量が
膨大となり、油槽の容量も膨大になる。例えば、300
屯級の油圧グラブバケットにおいては、使用する油の量
は、約2万リットルにもなる。この大量の油中から油圧
シリンダーへ作動油を送り出すと、油槽内の油面が低下
してしまう。この状態で、油圧グラブバケットが傾く
と、ポンプが空気を吸ってしまう場合がある。
【0004】更に、作動油の使用時に油面が下ってしま
いポンプが空気を吸わないように、空気室を別に設ける
ものも提案されている。しかし、空気室を別に設けるも
のにあっては、修理点検時に油面が常に上昇しており、
蓋を開けると油が吹き出すという欠点が存在した。
【0005】本発明の目的は、従来のこのような油圧グ
ラブバケットに鑑み、油圧グラブバケットが傾いてもポ
ンプが空気を吸う事がないと共に、安全に油槽内の修
理、点検が可能な油圧グラブバケットを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の要旨とするところは、ワイヤー等で懸垂さ
れたセンターフレームに水平軸をもって開閉自在に軸支
された一対のバケットシェルと前記バケットシェルを開
閉駆動する油圧シリンダーとからなる油圧グラブバケッ
トにおいて、前記センターフレーム内に水密々閉室を設
け、この水密々閉室内に前記油圧シリンダーに送る油圧
を発生させる油圧装置と、発生した油圧で前記油圧シリ
ンダーの駆動を制御する制御機構と、前記油圧シリンダ
ーを駆動する為の作動油を収納する油槽とを配設すると
共に、該油槽と連通した空気室を設け、該空気室と前記
油槽とを弁装置で遮断可能に構成したものである。
【0007】また、前記空気室は、油槽より上部に配置
したものである。また、前記空気室は、前記油槽からの
油を汲み上げる配管を備えたものである。更に、油を汲
み上げる配管は、切り替え弁と油圧装置とを介して油槽
と連通しているものである。
【0008】
【作用】本発明に係る油圧グラブバケットは、油槽の他
に別の空気室を設けたので、大型の油槽を備えた油圧グ
ラブバケットが傾いてもポンプが空気を吸い込んだりす
る事がないと共に、油槽の点検、修理の際に空気室に作
動油を溜めておく事ができるので、安全に作業できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面を参照
しつつ詳細に説明する。図1は、本願発明の一実施例に
係る油圧グラブバケットの全体正面図、図2は、本発明
の一実施例に係る油圧グラブバケットを示す一部切欠き
正面図、図3は、同のセンターフレームの空気室を示す
要部拡大断面図である。
【0010】油圧グラブバケットGは、図1に示すよう
に、クレーンブームからのワイヤー9に結節された吊り
金具1で懸垂されている。また、バケット本体10は、
内部に水密々閉室30を有し、油圧装置40を収納する
センターフレーム20と、該センターフレーム20に開
閉自在に軸支される一対のバケットシェル50と、各バ
ケットシェル50の上部に差し渡して取付けられ、バケ
ットシェル50の開閉を行う油圧シリンダー60とから
成っている。
【0011】センターフレーム20は、図2に示すよう
に、強剛な鋼製構造体をなしており、上方にワイヤー9
で吊下げられる吊り金具1を取り付けるための取付金具
21を備え、裾部四隅にはバケットシェル50を枢着す
るための枢軸22を備えたシェル取付部23が設けられ
ている。そしてフレーム中央部には内部に油圧装置40
を収納する水密々閉室30が形成されている。
【0012】水密々閉室30は、四周ならびに底部が溶
接構造をなし、外部には高い水圧に耐え得るよう適切に
補強が施されているが、上方のみは定期点検時などに開
放するよう開放可能となっており、上蓋31はパッキン
32によって水密手段が施されている。また該水密々閉
室30の下半分はそのまま油圧装置40の油槽41を構
成しており、油槽41と上方空間部は油槽上板42およ
び油槽パッキン43によってシールして仕切られてい
る。
【0013】油槽41は、底部が中央に向かって漏斗状
に低くなっており、最下端にドレイン溜り46が形成さ
れている。また、油槽41の上面を区切る油槽上板42
より上に空気室47が形成されている。空気室47は、
底板48に形成された連通孔48aで、油槽41と連通
している。
【0014】図3に示すように、連通孔48aの周囲に
は、弁座49が形成されており、弁体70がこの弁座4
9に当接、退避可能に配置されている。弁体70は、球
体71により支持軸72と連結されており、該支持軸7
2の上端部には螺子72aが形成されている。螺子72
aは、空気室47の上部に設けられた雌螺子73に螺合
している。したがって、支持軸72の頭部に設られたナ
ット部72bを回す事により、弁体70を弁座49から
離隔させたり、当接させたりする事ができる。更に、空
気室47は、配管74により、油圧装置40に接続され
ている。
【0015】電動ポンプ45はモータ44で駆動され夫
々の油圧シリンダー60に油圧を給送する。本実施例で
は電動ポンプ45は高圧々力を発生するピストン形が用
いられている。
【0016】次に以上のように構成された油圧グラブバ
ケットの空気室47に就いて説明する。いま、油圧グラ
ブバケットを浚渫作業等に使用する場合、空気室47の
弁体70は開かれており、空気室47は油槽41の空気
溜りとして使用される。
【0017】つまり、油槽41は、油圧グラブバケット
が傾いた際にポンプ45が空気を吸い込む不都合を解決
するため、油面ができるだけ高い事が望ましい。しか
し、油槽41内の空気量が少ないと、ポンプを作動させ
て油を送り出す際に油槽41内が負圧になってしまい、
安定した油圧シリンダーの作動が困難になる。そこで、
油槽上板42より上に空気室47を配設し、油圧グラブ
バケットの傾きによる油面の変動を少なくすると共に、
油槽41内が負圧になる事を防止している。
【0018】油槽41内の油面が高いと、修理、点検の
際に油槽を開いた場合、油が吹き出す等の危険があっ
た。この為、修理、点検の時には、弁体70を弁座49
に当接させ、連通孔48aを閉じる。この時、空気室4
7の上蓋47aが開かれるので、油が供給された場合
に、ここから大気と連通する。連通孔48aを閉じた
後、油圧装置40からの油を切り替え弁80により、配
管74を介して空気室47内に油を溜める。これによ
り、油槽41内の油面が下降し修理等が容易となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ワイヤ
ー等で懸垂されたセンターフレームに水平軸をもって開
閉自在に軸支された一対のバケットシェルと前記バケッ
トシェルを開閉駆動する油圧シリンダーとからなる油圧
グラブバケットにおいて、前記センターフレーム内に水
密々閉室を設け、この水密々閉室内に前記油圧シリンダ
ーに送る油圧を発生させる油圧装置と、発生した油圧で
前記油圧シリンダーの駆動を制御する制御機構と、前記
油圧シリンダーを駆動する為の作動油を収納する油槽と
を配設すると共に、該油槽と連通した空気室を設け、該
空気室と前記油槽とを弁装置で遮断可能に構成したの
で、大型の油槽が傾いても油圧装置が空気を吸い込む虞
がない。また、修理、点検の際にも、一旦油を空気室内
に収納しておけるので、油面を下げてから安全に、作業
する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例に係る油圧グラブバケット
の全体正面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る油圧グラブバケットの
センターフレームを示す断面図である。
【図3】同センターフレームの空気室を示す要部拡大断
面図である。
【符号の説明】
G 油圧グラブバケット 9 ワイヤー 10 バケット本体 20 センターフレーム 21 取付金具 22 枢軸 23 シェル取付部 30 水密々閉室 31 上蓋 32 パッキン 40 油圧装置 41 油槽 42 油槽上板 43 油槽パッキン 46 ドレイン溜り 47 空気室 48 底板 48a 連通孔 49 弁座 50 バケットシェル 60 油圧シリンダー 70 弁体 71 球体 72 支持軸 72a 螺子 72b ナット部 73 雌螺子 74 配管

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤー等で懸垂されたセンターフレー
    ムに水平軸をもって開閉自在に軸支された一対のバケッ
    トシェルと前記バケットシェルを開閉駆動する油圧シリ
    ンダーとからなる油圧グラブバケットにおいて、前記セ
    ンターフレーム内に水密々閉室を設け、この水密々閉室
    内に前記油圧シリンダーに送る油圧を発生させる油圧装
    置と、発生した油圧で前記油圧シリンダーの駆動を制御
    する制御機構と、前記油圧シリンダーを駆動する為の作
    動油を収納する油槽とを配設すると共に、該油槽と連通
    した空気室を設け、該空気室と前記油槽とを弁装置で遮
    断可能に構成したことを特徴とする油圧グラブバケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記空気室は、油槽より上部に配置され
    たことを特徴とする請求項1記載の油圧グラブバケッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記空気室は、前記油槽内の油を汲み上
    げる配管を備えたことを特徴とする請求項1記載の油圧
    グラブバケット。
  4. 【請求項4】 前記油を汲み上げる配管は、切り替え弁
    と油圧装置とを介して油槽と連通していることを特徴と
    する請求項3記載の油圧グラブバケット。
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JPH07315759A JPH07315759A (ja) 1995-12-05
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