JP2705472B2 - フォーカスマグネット - Google Patents

フォーカスマグネット

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JP2705472B2
JP2705472B2 JP20341192A JP20341192A JP2705472B2 JP 2705472 B2 JP2705472 B2 JP 2705472B2 JP 20341192 A JP20341192 A JP 20341192A JP 20341192 A JP20341192 A JP 20341192A JP 2705472 B2 JP2705472 B2 JP 2705472B2
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magnet
coil
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bobbin
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真人 籾倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコイルに流す電流によ
り、ブラウン管における映像等のフォーカスをあわせる
フォーカスマグネットに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のフォーカスマグネットを示
す断面図である。図2において、1は内側にブラウン管
を取付けるボビン、2はこのボビン1の外周囲に取付け
られたホルダー、3はこのホルダー2の内側に取付けら
れた円筒状のマグネット、4はこのマグネット3とボビ
ン1の間でボビン1のすぐ外側に巻かれたダイナミック
フォーカス用コイル、5はこのダイナミックフォーカス
用コイル4と同じ様な径で、同様に巻かれたスタティッ
クフォーカス用コイルである。
【0003】従来のフォーカスマグネットは上記のよう
に構成され、スタティックフォーカス用コイル5に直流
電流を、又ダイナミックフォーカス用コイル4に変調電
流を流すことによりボビン1の内側に取り付けられたブ
ラウン管に流れるビームに対して磁界によるレンズをつ
くり、ブラウン管面でのビームフォーカスを合わせる。
【0004】なお、スタティックフォーカス用コイル5
は、一定電流が流されることにより、ビームが主にブラ
ウン管面中心に位置するとき最適フォーカスが得られる
ようにする。また、ダイナミックフォーカス用コイル4
は、管面中心よりビームが偏向された場合、このビーム
の位置のずれに応じた量の電流が流されて、最適フォー
カスとなるようにフォーカス調整するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のフォーカス用マ
グネットは以上のように構成されているので、スタティ
ックフォーカス用コイル5がボビン1の近くにあるの
で、磁界によるレンズの大きさが小さくなる。磁界によ
るこのレンズは周辺に行くほどその特性が悪くなるので
ボビン1の内側に取り付けられたブラウン管の中心軸を
通らないビームのビームフォーカス特性が悪くなるとい
う問題点があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、ブラウン管の中心軸を通らない
ビームのビームフォーカス特性を向上させることのでき
るフォーカスマグネットを得ることを目的とする。
【0007】この発明のフォーカスマグネットは、スタ
ティックフォーカス用コイルの径をダイナミックフォー
カス用コイルの径より大きくしたものである。
【0008】
【作用】この発明に係るフォーカスマグネットは、スタ
ティックフォーカス用コイルに流す電流により作られる
磁界によるレンズの径が大きくなり、このことがボビン
の内側に取り付けられたブラウン管の中心軸を通らない
ビームのビームフォーカス特性を向上させるように働
く。また、ダイナミックフォーカス用コイルの径が大き
くなっていないのは、その径を大きくするとフォーカス
感度が悪くなることにより、変調電流を流すための電圧
振り幅が大きくなってしまうためである。
【0009】
【実施例】 実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す断面図であ
り、図1において、符号1〜4の構成要素は上記従来装
置と全く同一のものである。5Aは従来より径を大きく
したすなわちダイナミックフォーカス用コイル4の径よ
り径を十分に大きくしてマグネット3の内側に取り付け
られたスタティックフォーカス用コイルである。
【0010】前記のように構成されたフォーカスマグネ
ットにおいては、スタティックフォーカス用コイル5A
の径を大きくしてあるので、これに直流電流を流すこと
によってできる磁界のレンズによる径も大きくなり、こ
れがボビン1の内側に取り付けられるブラウン管の中を
通るビームのビームフォーカス特性を向上させることに
なる。
【0011】ところで前記説明では、この発明をブラウ
ン管の中を通るビームのビームフォーカスに付いて述べ
たが、その他のもののフォーカスをとることにも利用で
きることは勿論いうまでもない。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によればスタテ
ィックフォーカス用コイルの径を大きくしたので、この
フォーカスマグネットを取り付けるブラウン管のビーム
フォーカス特性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるフォーカスマグネッ
トを示す断面図である。
【図2】従来のフォーカスマグネットを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボビン 2 ホルダー 3 マグネット 4 ダイナミックフォーカス用コイル 5A スタティックフォーカス用コイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットと、該マグネットの内側に設
    けられたスタティックフォーカス用コイルおよびダイナ
    ミックフォーカス用コイルとを備え、ビーム照射面での
    ビームフォーカスをあわせるためのフォーカスマグネッ
    トにおいて、前記スタティックフォーカス用コイルの径
    を前記ダイナミックフォーカス用コイルの径よりも大き
    くした事を特徴とするフォーカスマグネット。
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