JP2705436B2 - 圧力容器のチャージ装置 - Google Patents

圧力容器のチャージ装置

Info

Publication number
JP2705436B2
JP2705436B2 JP6468292A JP6468292A JP2705436B2 JP 2705436 B2 JP2705436 B2 JP 2705436B2 JP 6468292 A JP6468292 A JP 6468292A JP 6468292 A JP6468292 A JP 6468292A JP 2705436 B2 JP2705436 B2 JP 2705436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal member
pressure vessel
fitting hole
charge port
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6468292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05263995A (ja
Inventor
勝彦 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP6468292A priority Critical patent/JP2705436B2/ja
Publication of JPH05263995A publication Critical patent/JPH05263995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2705436B2 publication Critical patent/JP2705436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C5/00Methods or apparatus for filling containers with liquefied, solidified, or compressed gases under pressures
    • F17C5/06Methods or apparatus for filling containers with liquefied, solidified, or compressed gases under pressures for filling with compressed gases
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C2205/00Vessel construction, in particular mounting arrangements, attachments or identifications means
    • F17C2205/03Fluid connections, filters, valves, closure means or other attachments
    • F17C2205/0302Fittings, valves, filters, or components in connection with the gas storage device
    • F17C2205/0382Constructional details of valves, regulators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C2227/00Transfer of fluids, i.e. method or means for transferring the fluid; Heat exchange with the fluid
    • F17C2227/04Methods for emptying or filling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C2227/00Transfer of fluids, i.e. method or means for transferring the fluid; Heat exchange with the fluid
    • F17C2227/04Methods for emptying or filling
    • F17C2227/045Methods for emptying or filling by vacuum

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧力容器内をチャー
ジポートを経由して真空引きした後、容器内に所定の作
動ガスをチャージするためのチャージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、極低温レベルの寒冷を発生さ
せる小型の極低温冷凍機の一種として、ディスプレーサ
の往復動によりヘリウム等の作動ガスを膨張させて極低
温レベルの寒冷を発生させる膨張機を有するフリーディ
スプレーサ型のスターリング冷凍機が知られている(例
えば“Refrigerator for Cryogenic Sensors”,NASA C
onference Publication 2287等参照)。
【0003】このフリーディスプレーサ型スターリング
冷凍機は、極低温レベルの寒冷を発生させる小型冷凍機
の一種として知られており、冷媒ガスを圧縮するリニア
モータ圧縮機と、該圧縮機から吐出された冷媒ガスを膨
張させる膨張機とを組み合わせたものである。上記圧縮
機は、例えば特公平2―8155号公報に示されるよう
に、密閉状のケーシング内に形成されたシリンダと、該
シリンダ内に往復動自在に嵌装され、シリンダ内空間に
圧縮室を区画形成するピストンと、該ピストンを往復駆
動する駆動源としてのリニアモータとを備えている。こ
のリニアモータはシリンダ周りに配置された環状の永久
磁石を有し、この磁石により、シリンダの中心と同心の
円筒状の間隙に磁界を発生させる。上記間隙には中心部
にて上記ピストンに一体固定された略カップ状のボビン
が往復動可能に配設され、該ボビンの外周にはドライブ
コイルが巻き付けられている。また、上記ボビンの底面
外側(ピストンと反対側)とケーシング内底面との間に
はピストンを往復動可能に弾性支持するためのピストン
スプリングが架設されており、ドライブコイルに所定周
波数の交流を通電することで、間隙内を通る磁界との作
用によりドライブコイル及びボビンを駆動してピストン
をシリンダ内で往復移動させ、圧縮室で所定周期のガス
圧を発生させるようになされている。
【0004】一方、上記膨張機は、円筒状シリンダを有
し、このシリンダ内にはシリンダ内空間を膨張室と作動
室とに区画するフリーディスプレーサが往復動自在に嵌
装されている。このディスプレーサは、内部に金属製蓄
冷材(再生式熱交換器)を充填したもので、該蓄冷材は
膨張室及び作動室にそれぞれ連通されている。上記作動
室内には、ディスプレーサを往復動可能に弾性支持する
ディスプレーサスプリングが配設されている。さらに、
上記作動室は結合配管を介して上記圧縮機の圧縮室に接
続されており、圧縮機からの冷媒ガス圧によりディスプ
レーサを往復動させて冷媒ガスを膨張室で膨張させるこ
とにより、シリンダ先端のコールドヘッドに寒冷を発生
させるようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記圧縮機や膨張機の
各シリンダは閉じサイクルを構成する圧力容器であり、
その内部に最初に作動ガスをチャージする場合、例えば
シリンダ(圧力容器)のチャージポート部分をシリンダ
外部に延出しておき、その延出部分を経由して真空引き
して内部の空気を排出するとともに、作動ガスの充填を
行った後に、そのチャージポート部分を溶接により閉塞
する方法が一般的に採用されている。
【0006】ところで、冷凍機では、その運転時間が一
定に達すると、作動ガスをリチャージする必要がある。
このガスのリチャージを行う場合、系内への水分の浸入
によるコンタミネーションの発生や該水分の排除のため
に必要なベーキング処理を避ける観点から、シリンダ内
を一旦大気に開放することは困難である。
【0007】しかし、上記の方法では、作動ガスのチャ
ージの後にチャージポート部分を溶接により閉塞するの
で、作動ガスのリチャージを行うにはシリンダ内を大気
に開放せざるを得ず、コンタミネーションの発生やベー
キング処理を回避することはできない。
【0008】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、新規なチャージ装置及びチャージ
方法により、シリンダ等の圧力容器を大気に開放するこ
となく、その内部の真空引き及び作動ガスのチャージが
良好に行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明では、前進により圧力容器のチャー
ジポートをシールして閉塞するシール部材と、このシー
ル部材の後部に相対回転可能に連結され、シール部材を
前後移動させてチャージポートを開閉するねじ部材とを
設け、ねじ部材の螺動に伴うシール部材の後退によりチ
ャージポートを開いて、容器内の真空引き及び作動ガス
のチャージを行うようにした。
【0010】具体的には、この発明では、図1に示す如
く、上記のように、チャージポート(3)により圧力容
器(1)内を真空引きして所定の作動ガスをチャージす
るためのチャージ装置を、以下の構成とする。すなわ
ち、圧力容器(1)の壁部に、上記チャージポート
(3)と連通するシール部材嵌装孔(5)を内部に有す
るシール部材取付部(4)を容器(1)外面から突出す
るように設け、上記シール部材嵌装孔(5)の容器
(1)外面側に雌ねじ部(6)を形成する。
【0011】また、上記シール部材嵌装孔(5)の容器
(1)内面側に嵌装孔(5)の軸方向に前後移動可能に
嵌装され、前進時に先端シール面(8)をチャージポー
ト(3)の周縁に密着させて該チャージポート(3)を
閉塞するシール部材(7)と、シール部材嵌装孔(5)
の雌ねじ部(6)に回転により軸方向に前後移動可能に
螺合され、前端部が上記シール部材(7)の背部に相対
回転可能にかつ前後移動一体に係合されたねじ部材(1
2)とを設ける。
【0012】さらに、上記シール部材嵌装孔(5)の側
面に、シール部材(7)がチャージポート(3)を開い
た状態で該チャージポート(3)に連通するチャージ孔
(19)を開口する。
【0013】請求項2の発明では、図4に示す如く、上
記シール部材(7)の外面に、シール部材嵌装孔(5)
の内面との間を気密状にシールするシールリング(1
6)を設ける。
【0014】請求項3の発明では、図1及び図4に示す
ように、上記シール部材取付部(4)の外面に雄ねじ部
(29)を形成する一方、内面の雌ねじ部(26)を上
記雄ねじ部(29)に螺合することで上記シール部材取
付部(4)に取外し可能に装着され、装着時にシール部
材嵌装孔(5)の容器外面側開口部(5a)を覆って気
密状にシールするキャップ部材(24)を設ける。
【0015】
【作用】上記の構成により、請求項1の発明では、圧力
容器(1)内に真空引きした後に作動ガスをチャージす
る場合、シール部材取付部(4)におけるシール部材嵌
装孔(5)内のねじ部材(12)を螺動により後退させ
て、該ねじ部材(12)に係合されているシール部材
(7)をも後退させ、その先端シール面(8)をチャー
ジポート(3)の周縁から離隔させてチャージポート
(3)を開く。この開かれたチャージポート(3)にチ
ャージ孔(19)が連通するので、このチャージ孔(1
9)ないしチャージポート(3)を経由して真空引き及
びその後の作動ガスのチャージを行う。そして、作動ガ
スのチャージの後は、上記ねじ部材(12)を螺動によ
りシール部材(7)と共に前進させ、そのシール部材
(7)の先端シール面(8)をチャージポート(3)の
周縁に密着させてチャージポート(3)を閉塞する。こ
のことで、圧力容器(1)を大気に開放することなく、
その内部の真空引き及び作動ガスのチャージが行うこと
ができ、ガスのリチャージが容易にできる。
【0016】しかも、上記シール部材(7)とその背面
側のねじ部材(12)とは相対回転可能にかつ前後移動
一体に係合されているので、ねじ部材(12)を前進後
退のために回転させても、シール部材(7)は前進後退
するのみで回転せず、その先端シール面(8)が回転に
より他の部材と接触して変形や損傷するのを防止でき、
作動ガスのリチャージを繰り返しても、チャージポート
(3)をシール部材(7)により安定してシールするこ
とができる。
【0017】請求項2の発明では、シール部材(7)の
外面に、シール部材嵌装孔(5)の内面との間を気密状
にシールするシールリング(16)が設けられているの
で、そのシールリング(16)をねじ部材(12)の外
面に設ける場合のように、ねじ部材(12)の螺動に伴
う回転によりシールリング(16)がシール部材嵌装孔
(5)の内面と大きく摺接することはなく、シールリン
グ(16)の摺接度合いが小さくなる。このため、真空
引きの際に、シール部材嵌装孔(5)の容器外面側開口
部(5a)から空気が混入するのをシールリング(1
6)によって有効に防止することができ、容器(1)内
の真空度を高めることができる。
【0018】請求項3の発明では、圧力容器(1)の真
空引きの際に、キャップ部材(24)をシール部材取付
部(4)に装着することで、該キャップ部材(24)に
よりシール部材嵌装孔(5)の容器外面側開口部(5
a)を覆って気密状にシールする。このことで、シール
部材嵌装孔(5)の容器外面側開口部(5a)から空気
が混入するのをキャップ部材(24)によって防止し
て、容器(1)内の真空度をさらに高めることができ
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】(実施例1)図1は本発明の実施例1に係
るチャージ装置の全体構成を示す。図1において、
(1)は例えばフリーディスプレーサ型スターリング冷
凍機における圧縮機のシリンダ等を構成する圧力容器
で、その内部にヘリウムガス等の作動ガスが充填され
る。圧力容器(1)の上壁(1a)には、作動ガスを容
器(1)内にチャージするためのチャージポート(3)
が貫通形成されており、作動ガスのチャージを行う場
合、圧力容器(1)内をチャージポート(3)を経由し
て真空引きした後、圧力容器(1)内に作動ガスをチャ
ージするようになっている。
【0021】具体的には、上記圧力容器(1)の上壁
(1a)には貫通孔(2)が形成され、この貫通孔
(2)にはシール部材取付部(4)が嵌合されている。
このシール部材取付部(4)は略有底円筒状のもので、
その上下中間部の外周には矩形状のフランジ部(4a)
が突設されている。また、シール部材取付部(4)下端
の底壁周縁部は貫通孔(2)周縁の上壁(1a)内面と
溶接により気密状に接合されている。そして、このシー
ル部材取付部(4)の底壁中心部に上記チャージポート
(3)が貫通形成されており、このチャージポート
(3)の上部周縁は上方に向かって拡開するシール面
(3a)とされている。
【0022】上記シール部材取付部(4)の内部にはシ
ール部材嵌装孔(5)が略貫通状に形成され、この嵌装
孔(5)は下端部で上記チャージポート(3)に連通さ
れている。また、シール部材嵌装孔(5)の容器(1)
外面側たる上部には雌ねじ部(6)が形成されている。
【0023】シール部材取付部(4)の嵌装孔(5)内
の容器(1)内面側である下部にはシール部材(7)が
嵌装孔(5)の軸方向(上下方向)に前後移動可能に嵌
装されている。このシール部材(7)は図2にも示すよ
うに略円柱状のもので、その先端部には下方に向かって
中心側に傾斜するテーパ状のシール面(8)が形成され
ており、シール部材(7)が前進により下降移動したと
き、この先端シール面(8)をチャージポート(3)の
周縁のシール面(3a)に密着させることにより、チャ
ージポート(3)をシールして閉塞する。
【0024】また、シール部材(7)の外周には、直径
方向に対向する位置に上下方向に延びる1対の凹溝
(9),(9)が形成されている。さらに、シール部材
(7)の上面(背面)の中心部にはロッド部(10)が
突設され、このロッド部(10)の上端には球部(1
1)が形成されている。
【0025】一方、上記シール部材嵌装孔(5)の容器
(1)外面側たる上部にはねじ部材(12)が嵌合され
ている。図2に示すように、このねじ部材(12)の上
端外周には上記シール部材嵌装孔(5)の雌ねじ部
(6)に螺合する雄ねじ部(13)が形成されている。
また、ねじ部材(12)の上端面(背面)の中心部には
六角穴(14)が形成されており、上記雄ねじ部(1
3)を雌ねじ部(6)へ螺合するとともに、六角穴(1
4)に六角スパナ(図示せず)を嵌め込んでねじ部材
(12)を回転させることにより、ねじ部材(12)を
シール部材嵌装孔(5)内で軸方向(上下方向)に前後
移動させるようにしている。
【0026】また、ねじ部材(12)の上下中間部の外
周面にはリング溝(15)が形成され、このリング溝
(15)にはOリングからなるシールリング(16)が
嵌挿されており、ねじ部材(12)がシール部材嵌装孔
(5)に嵌装された状態で、その嵌装孔(5)の内周面
との間をシールリング(16)で気密状にシールするよ
うにしている。
【0027】さらに、ねじ部材(12)の下面(先端
面)には上記シール部材(7)の球部(11)を係合す
る係合部としての円形孔(17)が形成されている。こ
の円形孔(17)は、上記リング溝(15)よりも下側
の外周面にねじ部材(12)を直径方向に貫通するよう
に形成され、その内径はシール部材(7)の球部(1
1)よりも若干大とされている。また、ねじ部材(1
2)には、その下面から上記円形孔(17)までを円形
孔(17)の中心線方向と平行に切り欠いてなるスリッ
ト部(18)が形成され、このスリット部(18)の幅
はシール部材(7)のロッド部(10)の外径よりも若
干大とされている。そして、シール部材(7)のロッド
部(10)をねじ部材(12)のスリット部(18)に
嵌挿しながら、シール部材(7)の球部(11)をねじ
部材(12)の円形孔(17)に一方の開口側から嵌挿
することで、シール部材(7)とねじ部材(12)とを
連結し、そのとき、シール部材(7)の球部(11)
の、ねじ部材(12)の円形孔(17)での回転及び係
止により、両者を相対回転可能にかつ前後移動一体に係
合しており、このことで、ねじ部材(12)の回転螺動
による前進後退に対し、シール部材(7)を回転するこ
となく前進後退させるようにしている。
【0028】上記シール部材嵌装孔(5)の側面には、
上記下降端位置(前進端位置)に位置付けられるねじ部
材(12)外周のシールリング(16)よりも下側にチ
ャージ孔(19)が開口され、このチャージ孔(19)
は、シール部材(7)がチャージポート(3)を開いた
状態で該チャージポート(3)に連通される。また、上
記シール部材取付部(4)のフランジ部(4a)には内
部が上記チャージ孔(19)に常時連通するプラグ取付
孔(20)が形成され、このプラグ取付孔(20)の内
部には雌ねじ部(21)が設けられており、このプラグ
取付孔(20)に銅製のシール用パッキン(22)を介
して真空引き又は作動ガスのチャージを行うためのチャ
ージ用プラグ(23)を螺合締結するようにしている。
【0029】また、上記シール部材取付部(4)の上端
部にはキャップ部材(24)が取外し可能に装着されて
いる。すなわち、上記シール部材取付部(4)の上端部
外面には雄ねじ部(29)が形成されている。一方、キ
ャップ部材(24)は、図3にも示すように有底円筒状
のもので、その上端にはキャップ部材(24)を摘んで
回し操作するための操作部(25)が形成されている。
また、キャップ部材(24)の内周面には上記シール部
材取付部(4)の上端部外面の雄ねじ部(29)に螺合
する雌ねじ部(26)が形成されている。キャップ部材
(24)の開口周縁の下面にはリング溝(27)が形成
され、このリング溝(27)にはOリングからなるシー
ルリング(28)が嵌合されており、雌ねじ部(26)
への雄ねじ部(29)の螺合によりキャップ部材(2
4)をシール部材取付部(4)の上端部に装着するとと
もに、その装着時に、シールリング(28)をシール部
材取付部(4)のフランジ部(4a)上面に密着させる
ことで、シール部材嵌装孔(5)の容器外面側開口部
(5a)を覆って気密状にシールするようにしている。
【0030】次に、上記実施例の作用について説明す
る。圧力容器(1)内を真空引きしてその内部に作動ガ
スをチャージする場合、予め、プラグ取付部(4)にチ
ャージ用プラグ(23)を取り付けておいて、このプラ
グ(23)を真空ポンプ等の真空吸引装置(図示せず)
に接続しておき、キャップ部材(24)をシール部材取
付部(4)から取り外した後、シール部材取付部(4)
におけるシール部材嵌装孔(5)内のねじ部材(12)
を六角スパナにより螺動させて後退させる。このねじ部
材(12)の後退により、該ねじ部材(12)に係合さ
れているシール部材(7)も後退し、その先端シール面
(8)がチャージポート(3)周縁のシール面(3a)
から離れてチャージポート(3)が開き、この開かれた
チャージポート(3)はチャージ孔(19)に連通した
状態となる。その状態で、キャップ部材(24)をシー
ル部材取付部(4)に装着してシール部材嵌装孔(5)
の容器外面側開口部(5a)を気密状に閉塞した後、真
空吸引装置を作動させると、圧力容器(1)内の作動ガ
ス(初期にガスをチャージするときは空気)はチャージ
孔(19)、シール部材(7)の1対の凹溝(9),
(9)及びチャージポート(3)を経由して容器(1)
外に排出される。
【0031】そのとき、ねじ部材(12)の外面に、シ
ール部材嵌装孔(5)の内面との間を気密状にシールす
るシールリング(16)が設けられているので、真空引
きに際し、シール部材嵌装孔(5)の容器外面側開口部
(5a)からチャージ孔(19)に空気が漏入するのを
シールリング(16)によって有効に防止することがで
きる。しかも、シール部材取付部(4)に装着されたキ
ャップ部材(24)によりシール部材嵌装孔(5)の容
器外面側開口部(5a)が覆われて気密状にシールされ
ているので、上記シール部材嵌装孔(5)の開口部(5
a)から空気が混入するのをキャップ部材(24)によ
っても防止でき、容器(1)内の真空度を高めることが
できる。
【0032】この真空引きにより圧力容器(1)内が真
空になると、引き続き、同じ状態のままで、上記チャー
ジ用プラグ(23)を作動ガス供給装置(図示せず)に
接続し直して容器(1)内に作動ガスをチャージする。
この作動ガスのチャージが終了すると、上記キャップ部
材(24)を取り外した後、六角スパナによりねじ部材
(12)を螺動によりシール部材(7)と共に前進さ
せ、そのシール部材(7)の先端シール面(8)をチャ
ージポート(3)周縁のシール面(3a)に密着させて
チャージポート(3)を閉塞する。以上により作動ガス
のチャージが終了する。
【0033】したがって、この実施例では、圧力容器
(1)を大気に開放することなく、その内部の真空引き
及びその後の作動ガスのチャージが行うことができ、ガ
スのリチャージであってもそれを、コンタミネーション
の発生やベーキング処理を要することなく容易に行うこ
とができる。
【0034】また、上記シール部材(7)とその背面側
のねじ部材(12)とは、ねじ部材(12)の円形孔
(17)へのシール部材(7)の球部(11)の嵌合に
より相対回転可能にかつ前後移動一体に係合されている
ので、ねじ部材(12)を前進後退のために回転させて
も、シール部材(7)は前進後退するのみで回転しな
い。このため、シール部材(7)先端のシール面(8)
が回転により周りの部材と接触して変形ないし損傷する
のを防止でき、たとえ作動ガスのリチャージを多数回に
繰り返しても、チャージポート(3)をシール部材
(7)により安定してシールすることができる。
【0035】(実施例2)図4は本発明の実施例2を示
し(尚、図1と同じ部分については同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する)、シール部材取付部(4)の
嵌装孔(5)内のシールリング(16)の位置を変えた
ものである。
【0036】すなわち、この実施例では、上記実施例1
のようにねじ部材(12)の外周にシールリング(1
6)が設けられていない。その代り、シール部材(7)
の外周にリング溝(15)が形成され、このリング溝
(15)にOリングからなるシールリング(16)が嵌
合されており、このシールリング(16)により、シー
ル部材(7)の外面とシール部材嵌装孔(5)の内面と
の間を気密状にシールしている。尚、この変更に伴い、
シール部材(7)外周の1対の凹溝(9),(9)は省
略されていて、シール部材(7)が後退してチャージポ
ート(3)が開いたとき、チャージ孔(19)は凹溝
(9),(9)を経由せずに直接チャージポート(3)
に連通するようになっている。
【0037】上記実施例1では、シールリング(16)
がねじ部材(12)の外面に設けられているので、シー
ル部材(7)の前進後退のためにねじ部材(12)を回
転させて螺動させたとき、その回転に伴ってシールリン
グ(16)も嵌装孔(5)の内周面と摺接し、この摺接
によりシール機能が低下することが懸念される。しか
し、この実施例2の場合、基本的に回転しないシール部
材(7)の外面にシールリング(16)が設けられてい
るので、該シールリング(16)がシール部材嵌装孔
(5)の内面と大きく摺接することはなく、そのシール
リング(16)の摺接度合いが小さくなる。このため、
真空引きの際に、シール部材嵌装孔(5)の容器外面側
開口部(5a)から空気が混入するのをシールリング
(16)によって有効に防止することができ、容器
(1)内の真空度をさらに高めることができる利点があ
る。
【0038】尚、本発明は、フリーディスプレーサ型ス
ターリング冷凍機における圧縮機のシリンダに限らず、
その他の各種圧力容器に作動ガスをチャージする場合に
ついても広く適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、圧力容器内をチャージポートを経由して真空引
きした後、圧力容器内に所定の作動ガスをチャージする
場合において、圧力容器の壁部に突設したシール部材取
付部内にチャージポートに連通するシール部材嵌装孔を
形成し、この嵌装孔に、前進時に先端シール面をチャー
ジポートの周縁に密着させてチャージポートをシールし
て閉塞するシール部材と、シール部材嵌装孔の雌ねじ部
に軸方向に前後移動可能に螺合され、前端部がシール部
材の背部に相対回転可能にかつ前後移動一体に係合され
たねじ部材とを嵌装し、シール部材嵌装孔の側面に、シ
ール部材がチャージポートを開いた状態で該チャージポ
ートに連通するように開口されたチャージ孔を設け、シ
ール部材の後退によりチャージポートを開いて、該チャ
ージポートに連通するチャージ孔を経て容器内の真空引
き及び作動ガスのチャージを行うようにしたので、作動
ガスのリチャージ時であっても、圧力容器を大気に開放
することなく、内部の真空引き及び作動ガスのチャージ
が行うことができる。
【0040】請求項2の発明によると、シール部材の外
面に、シール部材嵌装孔の内面との間を気密状にシール
するシールリングを設けたので、チャージポートの開閉
に伴うシールリングの摺接度合いを小さくでき、真空引
きの際にシール部材嵌装孔の容器外面側開口部から空気
が混入するのをシールリングにより有効に防止して、容
器内の真空度を高めることができる。
【0041】請求項3の発明によれば、シール部材取付
部に、シール部材嵌装孔の容器外面側開口部を覆って気
密状にシールするキャップ部材をねじ結合により取外し
可能に装着したものであるので、圧力容器の真空引きの
際、シール部材取付部に装着されたキャップ部材により
シール部材嵌装孔の容器外面側開口部を気密状にシール
でき、シール部材嵌装孔の開口部から空気が混入するの
を防止して、容器内の真空度のより一層の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るチャージ装置の断面図
である。
【図2】シール部材及びねじ部材の下方から見た分解斜
視図である。
【図3】キャップ部材の下方から見た斜視図である。
【図4】本発明の実施例2を示す図1相当図である。
【符号の説明】
(1) 圧力容器 (3) チャージポート (4) シール部材取付部 (5) シール部材嵌装孔 (5a) 容器外面側開口部 (6) 雌ねじ部 (7) シール部材 (8) シール面 (11) 球部 (12) ねじ部材 (16) シールリング (17) 円形孔 (19) チャージ孔 (24) キャップ部材 (26) 雌ねじ部 (29) 雄ねじ部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャージポート(3)により圧力容器
    (1)内を真空引きして所定の作動ガスをチャージする
    ためのチャージ装置であって、 上記圧力容器(1)の壁部に容器(1)外面から突出す
    るように設けられ、かつ内部に上記チャージポート
    (3)と連通するシール部材嵌装孔(5)を有し、該シ
    ール部材嵌装孔(5)の容器(1)外面側に雌ねじ部
    (6)が形成されたシール部材取付部(4)と、 上記シール部材嵌装孔(5)の容器(1)内面側に嵌装
    孔(5)の軸方向に前後移動可能に嵌装され、前進時に
    先端シール面(8)をチャージポート(3)の周縁に密
    着させて該チャージポート(3)を閉塞するシール部材
    (7)と、 上記シール部材嵌装孔(5)の雌ねじ部(6)に回転に
    より軸方向に前後移動可能に螺合され、前端部が上記シ
    ール部材(7)の背部に相対回転可能にかつ前後移動一
    体に係合されたねじ部材(12)と、 上記シール部材嵌装孔(5)の側面に開口され、上記シ
    ール部材(7)がチャージポート(3)を開いた状態で
    該チャージポート(3)に連通するチャージ孔(19)
    とを備えたことを特徴とする圧力容器のチャージ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の圧力容器のチャージ装置にお
    いて、 シール部材(7)の外面にはシール部材嵌装孔(5)の
    内面との間を気密状にシールするシールリング(16)
    が設けられていることを特徴とする圧力容器のチャージ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の圧力容器のチャージ装
    置において、 シール部材取付部(4)の外面に形成された雄ねじ部
    (29)と、 内面の雌ねじ部(26)を上記雄ねじ部(29)に螺合
    して上記シール部材取付部(4)に取外し可能に装着さ
    れ、装着時にシール部材嵌装孔(5)の容器外面側開口
    部(5a)を覆って気密状にシールするキャップ部材
    (24)とを設けたことを特徴とする圧力容器のチャー
    ジ装置。
JP6468292A 1992-03-23 1992-03-23 圧力容器のチャージ装置 Expired - Fee Related JP2705436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6468292A JP2705436B2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 圧力容器のチャージ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6468292A JP2705436B2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 圧力容器のチャージ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05263995A JPH05263995A (ja) 1993-10-12
JP2705436B2 true JP2705436B2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=13265179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6468292A Expired - Fee Related JP2705436B2 (ja) 1992-03-23 1992-03-23 圧力容器のチャージ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2705436B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014016063A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷凍機のシール機構
KR20210021699A (ko) * 2019-08-19 2021-03-02 삼성전자주식회사 스터링 냉동기
JP7345030B1 (ja) * 2022-08-31 2023-09-14 株式会社ツインバード スターリング冷凍機の伝熱構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05263995A (ja) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5944212A (en) Container capable of being evacuated by rotating a cap member thereof
JP2705436B2 (ja) 圧力容器のチャージ装置
CN107894110B (zh) 超低温制冷机
US6460347B1 (en) Stirling refrigerating machine
US6732874B2 (en) Self-vacuuming storage container
JP3257092B2 (ja) リニアモータ圧縮機
JPS5934858B2 (ja) スタ−リングエンジン用空調器の冷媒圧縮装置
JPH06174193A (ja) 密閉容器内へのガス封入方法及びガス封入用治具
KR100314037B1 (ko) 압축기의 흡입가스 가열방지구조
JP2001289520A (ja) 極低温冷凍機
CN219529323U (zh) 磁力泵
JP2000220896A (ja) 蓄冷式冷凍機システム用のコールドヘッド及びそのための冷媒充填用治具
JP2001289526A (ja) 極低温冷凍機
JP2003239860A (ja) 真空用筐体の製造方法およびその装置
JPH0641821B2 (ja) ガス冷凍機
KR100190140B1 (ko) 밀폐형 압축기용 흡입관플러그
JPH02122163A (ja) 冷凍機
KR19990066049A (ko) 냉장고 야채실의 밀폐구조
JPH01159566A (ja) 極低温冷凍装置のメインテナンス作業用装置
JPH086978B2 (ja) フリーディスプレーサ型スターリング冷凍機
JP2785780B2 (ja) スターリング冷凍機及びその製造方法
JPH0452615Y2 (ja)
JP2003113789A (ja) 密閉容器の配管接続構造及びそれを用いた密閉型圧縮機
JP2000266420A (ja) 冷凍機、圧縮機、膨張機及び冷凍機の製造方法
JPS6149537B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970909

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees