JP2704543B2 - 給油所における商品販売システム - Google Patents

給油所における商品販売システム

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JP2704543B2
JP2704543B2 JP3962389A JP3962389A JP2704543B2 JP 2704543 B2 JP2704543 B2 JP 2704543B2 JP 3962389 A JP3962389 A JP 3962389A JP 3962389 A JP3962389 A JP 3962389A JP 2704543 B2 JP2704543 B2 JP 2704543B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、店舗に設けた計量機により燃料をるとと
もに同店舗において燃料以外の非燃料商品の販売をも行
っている給油所において使用するに好適な商品販売シス
テムに関する。
〔従来の技術〕
これまでの給油所は消防法いより販売品目が規制され
ていたが、消防法の改正により前記規制が全面的に廃止
された。そのため、最近の給油所では、車両用の燃料を
計量機を使って販売するばかりではなく、消防法の改正
前に販売することができた非燃料商品としての車両運行
用商品(タイヤ,バッテリー,カーアクセサリー等)に
加えて、消防法の改正前は給油所で販売することが規制
されていた非燃料商品(飲食物等)も併せて販売できる
ようになった。
このことにより、消防法改正前にも増して、燃料を購
入しにきた顧客には非燃料商品を、また非燃料商品を購
入しにきた顧客には燃料を併せて購入してもらうこと
が、給油所の売上向上のための鍵となってきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そのために、燃料を購入した顧客に対しては、その顧
客の燃料購入金額に応じて非燃料商品を値引きするとと
もに、非燃料商品を購入した客に対してはその顧客の非
燃料購入金額に応じて燃料購入金額を値引きする販売方
法、言い換えれば、燃料または非燃料商品の一方を購入
した客に対しては燃料または非燃料商品の他方の購入金
額を値引きする販売方法によって、顧客の購入意欲を刺
激し、顧客に両方の商品を購入させることによって店舗
全体としての売上を伸ばすことが検討されている。
現在、上述したような販売方法を行おうとした場合、
顧客に対しての販売作業の際にはいちいち値引き額を手
動で計算しなければならず、給油作業者にとっては作業
量が増し、従来よりも、顧客一人当たりに対する作業時
間の延長を招く。更に、このことは、顧客にとっては購
入のための待ち時間が長くなることになり、顧客サービ
スの低下につながる一方、給油所にとっても客の回転率
の低下を招く。また、上記のように手動で計算すること
は、値引き額しいては請求額の間違いが生じる可能性が
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の給油所における商品販売システムは、第1図
に示す如く、 店舗に設けた計量機による燃料を販売とともに非燃料
商品の販売も併せて行う給油所における商品販売システ
ムにおいて、 顧客の燃料または非燃料商品のいずれか一方の購入金
額を基準買い上げデータとして入力する基準買い上げデ
ータ入力手段Aと、 予め一方の購入金額に対応させて他方の購入金額につ
いての値引きデータが記憶されている値引きデータ記憶
手段Bと、 他方の販売時には、前記基準買い上げデータ入力手段
から供給される基準買い上げデータに基づき、前記値引
きデータ記憶手段に記憶された値引きデータを用いて顧
客に請求する金額を演算する購入金額演算手段Cと、 前記購入金額演算手段により演算した購入金額を出力
する出力手段Dとを設けて構成される。
〔作用〕
本発明の給油所における商品販売システムによれば、
基準買い上げデータ入力手段Aより顧客の燃料または非
燃料商品いずれか一方の購入金額が入力されていると、
値引きデータ記憶手段Bに予め記憶されている値引きデ
ータに基づいて、当該顧客が他方を購入したときには、
購入代金演算手段Cによって他方の購入金額が前記一方
の購入金額に応じて自動的に値引き演算され、出力手段
Dから報知出力される。
〔第一実施例〕
以下、図面を参照して、本発明の第一実施例を説明す
る。
第2図及至第4図は、本発明を給油所に適用した例を
示すもので、第1図に示した基準買い上げデータ入力手
段A,値引きデータ記憶手段B,購入代金演算手段C,及び出
力手段Dの4手段からなる。
〔構成〕
第2図において、2は計量機1に配設され一側が図示
せぬ貯油タンクに連通された配管で、該配管2の途中に
は、ポンプモータ3によって駆動されるポンプ4及び該
ポンプ4より吐出される油液の流量に計測する流量計5
が設けられている。そして、流量計5には流量に比例し
た流量パルスを出力する流量パルス発振器6が設けられ
ている。7は基端側が前記配管2の他側に接続されたホ
ース、8は該ホース7の先端側に設けられた給油ノズル
である。9は計量機1本体の側面に設けられたノズル収
納部で、給油ノズル8は非給油時にはノズル収納部9に
掛け戻されて収納されるようになっている。ノズル収納
部9には、給油ノズル8が外されているときにON状態と
なりノズルON信号を出力するノズルスイッチ10が取り付
けられている。
また、計量機1本体の正面には、給油量を表示する給
油量表示器11と、後述する基準買い上げデータ入力手段
及び出力手段が設けられた操作表示部12とが設置されて
いる。
ところで、この操作表示部12は、第3図に示すように
構成されており、以下、同図に基づき操作表示部12を説
明する。同図中、13はテンキーで、給油を行う顧客が事
前に非燃料商品を購入していた場合に、前記顧客の所持
しているレシートに示された非燃料商品の購入金額を入
力設定するために設けられている。そして、前記テンキ
ー13で設定入力された買い上げ額は、14で示すレシート
入力モードキーの設定操作によって、今回給油における
値引きのための基準買い上げデータとして操作表示部12
より出力されるようになっている。これにより本実施例
においては上記テンキー13及びレシート入力モードキー
14は、他のファンクションキーとともに基準買い上げデ
ータ入力手段Aを構成している。また、15は金額表示器
で、給油の際、顧客に請求する燃料購入金額を作業者及
び顧客に表示するものであって、この金額表示器15が出
力手段Dとなっている。
また、第2図において、16は制御回路で、前述したノ
ズルスイッチ10からはノズルON信号が、流量パルス発振
器6からは流量パルスが、操作表示部12からは基準買い
上げデータが、それぞれ供給される一方、後述するシス
テム構成に基づきポンプモータ3に対してポンプモータ
駆動許可信号を、給油量表示器11及び操作表示部12の金
額表示器15に対しては給油量表示信号及び給油金額表示
信号をそれぞれ出力制御する。
次に、この制御回路16のシステム構成について、第4
図に基づき詳細に説明する。同図中17は給油量計数回路
で、流量パルス発振器6から出力される流量パルスがそ
の計数入力に供給されるとともに、ノズルスイッチ10か
らのノズルON信号がそのリセット入力に供給される。そ
して、この給油量計数回路17は、給油ノズル8がノズル
収納部9から外されてノズルスイッチ10からノズルON信
号が供給されたときにその計数値を零リセットするとと
もに、その後は流量パルス発振器6から供給される流量
パルスを計数して給油量を演算し、その値を給油量デー
タとして出力する。
18は給油量表示制御回路で、前記給油量計数回路17が
出力する給油量データが入力され、この給油量データに
基づき給油量表示器8を表示駆動する。19はポンプモー
タ制御回路で、ノズルスイッチ10から出力されるノズル
ON信号が供給され、このノズルON信号が供給されている
間、後述のポンプモータ駆動回路20へポンプモータ駆動
許可信号を出力してポンプモータ3を駆動するととも
に、ノズルON信号が入力されていないときには、ポンプ
モータ駆動回路20へのポンプモータ駆動許可信号の出力
を停止してポンプモータ3の駆動を停止させる。ポンプ
モータ駆動回路20は、ポンプモータ制御回路19から出力
されるポンプモータ駆動許可信号の入力の有無に基づき
ポンプモータ3に対して駆動電力の供給または遮断を行
う。21は単価値引き額演算回路で、レシート入力モード
キー14の操作に基づきテンキー13の操作によって設定入
力された基準買い上げデータが操作表示部12から供給さ
れたときに、後述する値引きデータ記憶部22に記憶され
ている値引き係数を読み出し、この基準買い上げ額と値
引き係数とを乗算し、この乗算結果を値引き額データと
して出力する。ここで、本実施例では、前記値引きデー
タ記憶部22には単一の値引き係数が値引きデータとして
設定記憶されている。23は顧客単価演算回路で、給油作
業者が給油ノズル8をノズル収納部9から外したときに
ノズルスイッチ10から出力されるノズルON信号が供給さ
れ、このノズルON信号が供給されたときに後述する標準
単価記憶部24に記憶されている標準単価データを読み出
してこれを顧客単価データとして出力する。また、前記
顧客単価演算回路23は、その後に前記単価値引き額演算
回路21から値引き額データが供給されたときには、この
値引き額データに基づき後述する標準単価記憶部24に記
憶されている標準単価データを読み出して、標準単価か
らこの値引き額を減算して顧客単価を演算し、これを顧
客単価データとして出力する。即ち、この顧客単価演算
回路23は、給油に際して給油ノズル8をノズル収納部9
から外したときに標準単価を顧客単価データとして出力
し、その後、操作表示部12により非燃料商品の購入金額
を設定入力したときには、顧客単価データとして前記標
準単価に代えて購入金額に基づき値引きされた単価を出
力する。さらに、顧客単価演算回路23は、その後操作表
示部12により新たに非燃料商品の購入金額を設定しなお
したときには、顧客単価データとして前記値引きデータ
に代えて新たに設定入力しなおした非燃料商品の購入金
額に基づき値引きされた単価を出力する。なお、前記標
準単価記憶部24に記憶されている標準単価とは、顧客が
非燃料商品を購入せずに計量機1により燃料のみを購入
する場合の燃料の単価であり、予め設定記憶されている
ものである。25は顧客購入金額演算回路であり、前記給
油量計数回路17から給油量データが逐次供給されるとと
もに、顧客単価演算回路23から前述した如くの顧客単価
データが供給されている。そして、顧客購入金額演算回
路25は、逐次顧客単価と給油量とを乗算して、当該顧客
の燃料の購入金額を演算し、この結果を購入金額データ
として表示制御部26に出力する。
購入金額データが供給される表示制御部26は、前述の
操作表示部12に設けられた金額表示器15を駆動して顧客
の燃料の購入金額を表示せしめる。
ここで、上述した制御回路16においては、値引きデー
タ記憶部22が値引きデータが記憶されている値引きデー
タ記憶手段Bを構成し、単価値引き額演算回路21、顧客
単価演算回路23,標準単価記憶部24及び顧客購金額演算
回路25が給油量計数回路17とともに前述した第1図にお
ける購入金額演算手段Cを構成する。
〔作用〕
例えば、前記値引きデータ記憶部22に値引き係数デー
タとして0.004が、また標準単価記憶部24に標準単価デ
ータとして130円が予め設定記憶されている場合を挙
げ、以下本実施例の計量機1の作用を場合分けして説明
する。
(値引きなしの通常給油の場合) 作業者が、顧客に非燃料商品の買い上げが無いことを
給油に際して確認した場合は、給油ノズル8をノズル収
納部9から外して操作表示部12の操作することなしに、
給油ノズル8を給油すべき車両の給油口に挿入し給油ノ
ズル8を開弁操作して値引きなしの通常給油を行う。
この場合、まず作業者が給油ノズル8がノズル収納部
9から外したのに伴い、ノズルスイッチ10からノズルON
信号が出力され、ノズルON信号が供給された給油量計数
回路17は前回給油作業における計数値が零リセットされ
る結果、給油量表示器11及び操作表示部12の給油金額表
示器15の前回給油の際の表示値が零リセットされるとと
もに、同様にこのノズルON信号が供給される顧客単価演
算回路23からは、今回の給油に備えて顧客購入金額演算
回路25へ標準単価記憶部24に記憶されている標準単価13
0円が顧客単価データとして供給される。更に、上記ノ
ズルスイッチ10のノズルON信号はポンプモータ制御回路
19に供給され、ノズルスイッチ10からノズルON信号を受
けたポンプモータ制御回路19はポンプ駆動回路20へポン
プモータ駆動許可信号を出力する。そして、このポンプ
モータ駆動許可信号が供給されたポンプ駆動回路20の作
動によってポンプモータ3は駆動状態となる。
以上の如くの給油準備状態にはいった計量機1に対
し、作業者は次に給油ノズル8を車両の給油口に挿入し
開弁操作を行って給油車両への給油を実際に開始する。
給油が実際に開始されると、流量計4に付設された流
量パルス発振器6からは給油進行な合わせて流量パルス
が出力され、この流量パルスは逐時給油量計数回路17に
よって計数され給油量データとして出力されて、表示制
御部18を介して給油量表示器11に給油量が表示される一
方、この給油量は顧客購入金額演算回路25に供給され、
前述した標準単価と乗算されて顧客購入金額が演算され
るとともに、この顧客購入金額は表示制御部26を介して
操作表示部12の金額表示器15に表示される。即ち、給油
量計数回路17から顧客購入金額演算回路25に20,00に
対応する給油量データが供給されている場合は、顧客購
入金額演算回路25では、前述の標準単価130円とこの給
油量20.00とが乗算されて顧客購入金額として金額表
示器15には、2600円が表示される。
その後、作業者は顧客の所望の給油が完了したら給油
ノズル8を閉弁操作し、給油ノズル8をノズル収納部9
に掛け戻す。これによりノズルスイッチ10からはノズル
ON信号の出力が停止し、このノズルON信号が供給されな
くなったポンプモータ制御回路19はポンプモータ駆動回
路20を介してポンプモータ3を停止させる。なお、この
場合、給油ノズル8をノズル収納部9へ掛け戻した後も
次回給油時に給油ノズル8をノズル収納部9から外すま
では、給油量表示器11には、今回顧客に対する給油量が
表示され続ける一方、金額表示器15には標準単価に基づ
き演算された顧客購入金額が表示され続ける。
(値引き給油の場合) 作業者が、顧客に非燃料品の買い上げがあること給油
に際して確認した場合、給油ノズル8をノズル収納部9
から外した後、操作表示部12のテンキー14及びレシート
モード入力キー13を操作して顧客の非燃料商品の購入金
額を設定入力して、給油ノズル8を給油すべき車両の給
油口に挿入し給油ノズル8を開弁操作して値引き給油を
行う。
この場合も、作業者が給油ノズル8をノズル収納部9
から外したときの、給油量表示器11および操作表示部12
の給油金額表示器15表示値の零リセット、標準単価演算
回路23から顧客購入金額演算回路25への顧客単価データ
としての標準単価130円の供給、及びポンプモータ3の
駆動からなる計量機1の給油準備状態に関しては、値引
きなしの通常給油の場合と同様になされるのでその説明
は省略する。
値引き給油の場合は、作業者は、上述の如く給油ノズ
ル8をノズル収納部9から外して計量機1を給油準備状
態としてから、例えば顧客から非燃料商品の買い上げ額
が記載されているレシートを借り、その非燃料商品の購
入金額をテンキー13及びレシート入力モードキー14を操
作して設定入力する。ここでテンキー13及びレシート入
力モードキー14により設定入力された非燃料商品の購入
金額が例えば10,000円であるとすると、制御回路16の単
価値引き額演算回路21は値引きデータ記憶部22から値引
き係数データ0.004を読み出し、これを非燃料商品案の
購入金額である10,000円に乗算してその乗算結果40円を
当該顧客の標準単価に対する値引き額として顧客単価演
算回路23へ出力する。これにより、顧客単価演算回路23
は、単価値引き額演算回路21から供給される値引き額40
円を、標準単価記憶部24から読み出した標準単価130円
から減算し、その減算値である90円を顧客単価データと
して、前述の標準単価130円に代えて顧客購入演算回路2
5へ出力する。
以上の如く、値引き給油作業準備状態にはいり基準買
上げデータとして非燃料商品の購入金額が設定入力され
った計量機1に対し、作業者は給油ノズル8を開弁操作
し給油車両への給油を実際に開始する。
給油が実際に開始されると、流量計4に付設された流
量パルス発振器6からは給油進行に合わせて流量パルス
が出力され、この流量パルスは逐時給油量計数回路17に
よって計数され、給油量データとして出力されて表示制
御部18を介して給油量表示器11に給油量として表示され
る一方、顧客購入金額演算回路25に供給され、前述した
顧客単価90円と乗算され顧客購入が演算されるととも
に、この顧客購入金額は金額表示制御部26を介して操作
表示部12の金額表示器15に表示される。即ち、給油量計
数回路17から顧客購入金額演算回路25に20,000に対応
する給油量データが供給されている場合は、顧客購入金
額演算回路25では前述の顧客単価90円とこの給油量20.0
0とが乗算され、その値1800円を顧客購入額として出
力し、その顧客購入金額1800円が供給される金額表示器
15には、1800円が表示される。
その後、作業者は顧客の所望の給油が完了したら、給
油ノズル8を閉弁操作し、給油ノズル8をノズル収納部
9に掛け戻す。これによりノズルスイッチ10はノズルON
信号の出力を停止し、このノズルON信号が供給されなく
なったポンプモータ駆動制御回路19はポンプモータ駆動
回路20を介してポンプモータ3を停止させる。なお、こ
の場合、給油ノズル8をノズル収納部9へ掛け戻した後
も給油量表示器11には、今回顧客に対ら給油ノズル8を
閉弁操作し、給油ノズル8をノズル収納部9に掛け戻
す。これによりノズルスイッチ10からはノズルON信号の
出力が停止し、このノズルON信号が供給されなくなった
ポンプモータ制御回路19はポンプモータ駆動回路20を介
してポンプモータ3を停止させる。なお、この場合、給
油ノズル8をノズル収納部9へ掛け戻した後も次回給油
時に給油ノズル8をノズル収納部9から外すまでは、給
油量表示器11には、今回顧客に対する給油量が表示され
続ける一方、金額表示器15には標準単価に基づき演算さ
れた顧客購入金額が表示され続ける。
(値引き給油の場合) 作業者が、顧客に非燃料商品の買い上げがあること給
油に際して確認した場合は、給油ノズル8をノズル収納
部9から外した後、操作表示部12のテンキー14及びレシ
ートモード入力キー13を操作して顧客の非燃料品の購入
金額を設定入力して、給油ノズル8を給油すべき車両の
給油口に挿入して給油ノズル8を開弁操作して値引き給
油を行う。
この場合も、作業者が給油ノズル8をノズル収納部9
から外したときの、給油量表示器11および操作表示部12
の給油金額表示器15表示値の零リセット、標準単価演算
回路23から顧客購入金額演算回路25への顧客単価データ
としての標準単価130円の供給、及びポンプモータ3の
駆動からなる計量機1の給油準備状態に関しては、値引
きなしの通常給油の場合と同様になされるのでその説明
は省略する。
値引き給油の場合は、作業者は、上述の如く給油ノズ
ル8をノズル収納部9から外して計量機1を給油準備状
態としてから、例えば顧客から非燃料商品の買い上げ額
が記載されているレシートを借り、その非燃料商品の購
入金額をテンキー13及びレシート入力モードキー14を操
作して設定入力する。ここでテンキー13及びレシート入
力モードキー14により設定入力された非燃料商品の購入
金額が例えば10,000円であるとすると、制御回路16の単
価値引き額演算回路21は値引きデータ記憶部から値引き
係数データ0.004を読み出し、これを非燃料商品の購入
金額である10,000円に乗算してその乗算結果40円を当該
顧客の標準単価に対する値引き額として顧客単価演算回
路23へ出力する。これにより、顧客単価演算回路23は、
単価値引き額演算回路21から供給される値引き額40円
を、標準単価記憶部24から読み出した標準単価130円か
ら減算し、その減算値である90円を顧客単価データとし
て、前述の標準単価130円に代えて顧客購入演算回路25
へ出力する。
以上の如く、値引き給油作業準備状態にはいり基準買
上げデータとして非燃料商品の購入金額が設定入力され
った計量機1に対し、作業者は給油ノズル8を開弁操作
し給油車両への給油を実際に開始する。
給油が実際に開始されると、流量計4に付設された流
量パルス発振器6からは給油進行に合わせて流量パルス
が出力され、この流量パルスは逐時給油量計数回路17に
よって計数され、給油量データとして出力されて表示制
御部18を介して給油量表示器11に給油量として表示され
る一方、顧客購入金額演算回路25に供給され、前述した
顧客単価90円と乗算され顧客購入金額が演算されるとと
もに、この顧客購入金額は金額表示制御部26を介して操
作表示部12の金額表示器15に表示される。即ち、給油量
計数回路17から顧客購入金額演算回路25に20.000に対
応する給油量データが供給されている場合は、顧客購入
金額演算回路25では前述の顧客単価90円とこの給油量2
0.00とが乗算され、その値1800円を顧客購入額として
出力し、その顧客購入金額1800円が供給される金額表示
器15には、1800円が表示される。
その後、作業者は顧客の所望の給油が完了したら、給
油ノズル8を閉弁操作し、給油ノズル8をノズル収納部
9に掛け戻す。これによりノズルスイッチ10はノズルON
信号の出力を停止し、このノズルON信号が供給されなく
なったポンプモータ駆動制御回路19はポンプモータ駆動
回路20を介してポンプモータ3を停止させる。なお、こ
の場合、給油ノズル8をノズル収納部9へ掛け戻した後
も給油量表示器11には、今回顧客に対する給油量が表示
され続ける一方、金額表示器15に標準単価に基づき演算
された顧客購入金額が表示され続ける。
従って、作業者は金額表示器15に表示された燃料の購
入金額を当該顧客にそのまま請求することができ、従来
のように給油終了後に作業者の手で当該顧客の非燃料商
品の購入金額に応じた煩わしい値引き計算を行って燃料
の購入金額を求めてこれを請求する必要もない。
そして、上述した実施例では、例え給油ノズル8を開
弁してからの給油途中や、またのその後の給油ノズル8
を閉弁しノズル収納部9に収納してからの給油終了後に
顧客からの非燃料商品の購入の申し出があった場合等で
あっても、そのときに非燃料商品の購入金額を操作表示
部12から基準買上げデータとして設定入力すれば、金額
表示器15には標準単価に基づく燃料の購入金額に代えて
値引きされた燃料の購入金額が表示される。
以上の如く、本実施例は構成されるが、標準単価の設
定イニシャライズは、上記実施例のように給油ノズル8
をノズル収納部9から外したときの給油準備状態に限る
ことなく、また計量機1も上記実施例のように地上設置
型計量機に限らず懸垂式計量機であってもよいことは言
うまでもない。
〔第二実施例〕
本実施例では、例えば第5図に示すように非燃料商品
として飲食物を販売するレストラン店舗100aを給油所店
舗100bに併設した給油所100を例に、第1図に示された
基準買上データ入力手段、値引きデータ記憶手段、他方
購入金額演算手段、及び出力手段の4手段からなる本発
明の給油所における商品販売システムを、給油所の敷地
内に設けられた計量機1aと、信号線によりこの計量機1a
と接続されて燃料の販売管理を行うとともに併設された
レストランにおける非燃料商品としての飲食物の販売管
理を行うPOS端末機101とからなるシステムに適用した場
合につき、以下、説明する。
〔構成〕
第6図中、1aは上述した給油所の給油所店舗100aの駐
車エリア100a′に設けられた計量機1aで、前述した第一
実施例の計量機1と同一の構成である部分は同一番号を
付し説明を省略する。また、101は給油所の店舗建屋100
b′に設けられたPOS端末機101である。
ところで、第6図に示すように本実施例の計量機1a
は、前述の第1実施例の計量機1とは異なりPOSインタ
ーフェース41が設けられ操作表示部12を備えていないと
ともに、制御回路42は第7図に示すようなシステム構成
となっている。すなわち、制御回路42においては、前記
第一実施例の制御回路16とは異なり、単価値引き額演算
回路21,値引きデータ記憶部22,顧客単価演算回路23,標
準単価記憶部24,顧客購入金額演算回路25及び金額表示
制御回路25を備えていない代わりに、ノズルスイッチ10
とポンプモータ制御回路19との間にはゲート手段として
のAND回路43が設けられている。
POSインターフェース40は後述のPOS端末機101から出
力されるポンプロック解除信号が信号線44を介して入力
され、それを制御回路42へ出力する一方、ノズルスイッ
チ10から出力されるノズルON信号を計量機1aが給油作業
状態にあることを示すBUSY信号として信号線45を介し
て、また流量パルス発振器6から出力される流量パルス
を信号線46を介してそれぞれPOS端末機101へ出力する。
そして、AND回路43にはノズルスイッチ10からノズルオ
ンON信号が入力されるとともにポンプロック解除信号が
POSインターフェース40を介してゲート信号として入力
され、AND回路43はポンプロック解除信号が入力されて
いるのを条件にノズルON信号をポンプモータ制御回路19
に出力する。
次にPOS端末機101の構成につき第6図及至第14図に基
づき説明する。
POS端末機101は、カードリーダ102,キーボード104,プ
リンタ112,総合表示器113,計量機インターフェース114,
メモリ15および制御回路116を備えてなる。
カードリーダ102は、顧客カード103に記憶されている
顧客情報としての顧客カードデータを読み出し、その内
容を制御回路116へ出力するために設けられている。こ
こで、顧客カードデータとは、顧客毎に設けられ各顧客
を識別するための顧客番号を含むものである。
キーボード104は、第8図に示されている後述のテン
キー105、非燃料商品販売キー106、計量機指定キー10
7、終了キー108、ACキー109、登録キー110、商品キー11
1等を備えている。テンキー105は、この押釦操作により
商品の金額値等を設定入力するために設けられている。
非燃料商品販売キー106は、この押釦操作により非燃料
商品の販売管理であることを設定入力するもので、この
操作をした後に前記テンキー104の操作及びその後の登
録キー110の操作により設定入力された金額データは非
燃料商品の販売に係る購入金額データであることを示
す。商品キー111は、特定の商品に対して設けられたも
のであり、この押釦操作により予めキーに対応して設定
された所定商品の購入金額を設定入力するものである。
そして、終了キー108は、顧客カード103に対応した顧客
が購入した商品の購入金額をテンキー105及び登録キー1
10の操作により入力した後、または商品キー111の操作
により入力した後にこれを押釦操作することにより、当
該顧客が購入した非燃料商品等についての販売力入力処
理の終了を設定入力するためのものである。また、計量
機指定キー107は、燃料の販売に係り、計量機1aが複数
台設けられているときにそれらの計量機のうち一台を指
定するために設けられたものである。一方、これらキー
に対し、ACキー109は、その押釦操作により、商品販売
に際し、テンキー105及び登録キー110の操作、商品キー
111の操作により入力した購入金額データ、及びカード
リーダ102により読み込まれた顧客カードデータを、こ
の操作により制御回路116から全て抹消するために設け
られたものである。そして、キーボード104の上記各キ
ーの操作により設定入力したデータは制御回路116に出
力される。
112はプリンタで、車両用燃料の給油終了後または非
燃料商品販売後に、制御回路116から出力される顧客請
求金額等のデータに基づき、請求書等の伝票をプリント
アウトする。そして、113は総合表示器で、前記プリン
タ112とともに制御回路116による処理結果等を表示する
ためのものである。
114は計量機インターフェースで、計量機1aのPOSイン
ターフェース28から出力されるノズルON信号と流量パル
スとが入力され、これを制御回路116に供給するととも
に、制御回路116から出力されるポンプロック解除信号
が入力され、これを計量機1aのPOSインターフェース28
へ出力する。
115はメモリで、制御回路116に接続されており、顧客
非燃料購入データ記憶部115a、顧客燃料購入データ記憶
部115b、値引きデータ記憶部115c、商品データ記憶部11
5d、計量機記憶部115e、および燃料単価記憶部115fを有
している。
顧客非燃料購入データ記憶部115aには、第9図に示す
ように、非燃料商品を購入した顧客の顧客番号とその顧
客の非燃料商品の購入金額とが記憶される。顧客燃料購
入データ記憶部115bには、第10図に示すように、計量機
1aによって燃料を購入した顧客の顧客番号とその顧客の
燃料の購入金額とが記憶されてい。また、値引きデータ
記憶部115cには、第11図に示すように、複数の連続した
購入金額範囲とその購入金額範囲に対応した値引き率と
が記憶されている。商品データ記憶部115dには、第12図
に示すように、前記商品キー111の操作に関係し、商品
コード番号とその商品コード番号に対応した商品価格と
が記憶されている。さらに、計量機記憶部115eには、第
13図に示すように、計量機指定キー107の操作によって
指定された計量機1aと当該計量機1aの供給油種とが記憶
され、燃料単価記憶部115eには、第14図に示すように、
油種とその単価が記憶されている。
制御回路116のシステム構成については第15図及至第2
0図に示されたフローチャートを利用して説明する。
顧客カード103がPOS101のカードリーダ102に挿入され
ると、制御回路116はカードリーダ102によって読み取ら
れた顧客カードデータを読み込む(STEP1)。次に、制
御回路116は、計量機指定キー107の押釦操作により供給
される計量機指定信号が入力されたかどうか(STEP
2)、非燃料商品販売キー106の押下操作による供給され
る非燃料商品の販売処理の設定が入力されたかどうか
(STEP3)、及び前記STEP1におれる顧客カードデータの
読み込み後予め定めた所定時間を経過したかどうかを確
認し(STEP4)、所定時間を経過していないときには上
記STEP2からSTEP4までの処理を繰り返す。なお、上記ST
EP4において、所定時間を経過した場合は、カードリー
ダ102から読み込んだ顧客カードデータを制御回路115か
らリセットし(STEP5)、当該顧客カードの読み込みに
基づいての処理は終了する。
ところで、前記所定時間以内に計量機指定信号が入力
されたことを前記STEP2にて確認された場合は、該当す
る指定計量機1aからBUSY信号が出力されているかどうか
をこの指定計量機1aに対応した計量機インターフェース
113を介してBUSY信号が入力されているかどうかで判断
する(STEP6)。指定計量機1aからBUSY信号が入力され
ている場合には、カードリーダ102によって読み込まれ
た顧客カードデータを制御回路116からリセットし(STE
P5)、処理は終了する。また、前記指定計量機1aからBU
SY信号が入力されていない場合には、指定計量機1aに対
応した計量機インターフェース114から指定計量機1aのP
OSインターフェース28に対してポンプロック解除信号を
出力せしめる(STEP7)。そして、メモリ115の計量機記
憶部115eから指定した計量機1aが供給する油種を、また
燃料単価記憶部115fからはこの対応する油種に基づき指
定した計量機1aの給油ノズル8から吐出する油種の単価
を読み出す(STEP8)。
次に、制御回路116は、指定計量機1aからBUSY信号が
入力されているかどうかを確認する(STEP9)ととも
に、前記ポンプロック解除信号を出力後予め定められた
所定時間を経過したかどうかを併せて確認する(STEP1
0)。
そして、前記STEP10の処理において、上記所定時間を
経過したのを確認した場合には、指定計量機1aへのポン
プロック解除信号の出力を停止し(STEP11)、カードリ
ーダ102によって読み込まれた顧客カードデータを制御
回路116からリセットして処理は終了する(STEP5)。こ
れに対し、前記STEP11の処理において、上記所定時間以
内に指定計量機1aからBUSY信号が出力されているのを確
認した場合、すなわち指定計量機1aのノズル収納部9か
ら給油ノズル8が外されて給油作業が開始された場合
は、指定計量機1aから出力される流量パルスが入力され
ているときにはその流量パルスを計数して給油量を演算
するとともに(STEP12,13)、指定計量機1aからのBUSY
信号の出力が停止したか否かを確認している(STEP1
4)。そして、指定計量機1aから出力されているBUSY信
号が入力されている間は、上記STEP12からSTEP14の処理
を繰り返す。
次に、前記STEP14において指定計量機1aから入力され
ているBUSY信号が入力されなくなったのを確認した場
合、すなわち指定計量機1aのノズル収納部9に給油ノズ
ル8が掛け戻されて給油作業が終了した場合は、指定計
量機1aへのポンプロック解除信号の出力を停止し(STEP
15)、メモリ115の燃料単価記憶部115fから読み出した
単価に前記STEP12,13で演算した給油量を乗算して給油
金額を演算する(STEP16)。
そして、制御回路116は、前記STEP16で求めた給油金
額が零であるか否かを確認し(STEP17)、前記STEP16で
求めた給油金額が零であった場合には、カードリーダ10
2によって読み込まれた顧客カードデータを制御回路116
からリセットして処理を終了する(STEP5)。これに対
し、前記STEP16で求めた給油金額が零で無かった場合
は、カードリーダ102から読み込まれた顧客カードデー
タに含まれている顧客番号と、メモリ115に記憶されて
いる顧客非燃料購入データ記憶部115aのなかの顧客非燃
料購入データに含まれている顧客番号とを照合し(STEP
18)、顧客カードデータに含まれている顧客番号と同一
の顧客番号を有する顧客非燃料購入データがあるかどう
かを判断する(STEP19)。カードリーダ102から読み込
まれた顧客番号と同一の顧客番号を有する顧客非燃料購
入データが有った場合は、この顧客非燃料購入データに
含まれている非燃料商品の購入金額を顧客非燃料購入デ
ータ記憶部115aから読み出す(STEP20)。カードリーダ
102から読み込まれた顧客番号と同一の顧客番号を有す
る顧客非燃料購入データが無い場合は、カードリーダ10
2から読み込まれた顧客番号に対応した非燃料商品の購
入金額を零とする(STEP21)。
次に、前記STEP20またはSTEP21で求められた非燃料商
品の購入金額が、メモリ115の値引きデータ記憶部115c
に記憶されている予め設定された購入金額範囲のどれに
当てはまるかを判断し(STEP22)、当てはまった購入金
額範囲に対応した値引き率をこの値引きデータ記憶部11
5cから読み出す(STEP23)。そして、前記STEP16で求め
た給油金額に前記STEP23で読み出した値引き率を乗算し
て、顧客の今回の燃料購入時の顧客請求金額、すなわち
今回の燃料の購入金額を演算する(STEP24)。そして、
制御回路116は、前記STEP24で演算した顧客請求金額とS
TEP16で演算した給油量とをプリンタ111及び総合表示器
112へ出力する(STEP25)。
さらに、制御回路116は、前記カードリーダ102から読
み込まれた顧客カードデータに含まれている顧客番号
と、メモリ115に記憶されている顧客燃料購入データ記
憶部115bのなかの顧客燃料購入データに含まれている顧
客番号とを照合し(STEP26)、顧客カードデータに含ま
れている顧客番号と同一の顧客番号を有する顧客燃料購
入データがあるかどうかを判断する(STEP27)。
前記STEP27で、前記カードリーダ102から読み込まれ
た顧客番号と同一の顧客番号を有する顧客燃料購入デー
タがメモリ115の顧客燃料購入記憶部115bにあると判断
した場合は、その顧客番号に対応した顧客燃料購入デー
タに含まれている購入金額を読み出すとともに、この読
み出した購入金額に前記STEP24で求めた顧客請求金額を
加算し、求めた合計金額を前記顧客番号に対応した新た
な燃料の購入金額とし、その顧客についての更新顧客燃
料購入データを作成するとともに(STEP28)、この更新
した顧客燃料データを前記メモリ115の顧客燃料購入記
憶部115bに更新記録する(STEP29)。これに対し、前記
STEP27で、前記カードリーダ102から読み込まれた顧客
番号と同一の顧客番号を有する顧客燃料購入データがメ
モリ115の顧客燃料購入記憶部115bにないと判断した場
合は、前記カードリーダ102から読み込まれた顧客番号
と前記STEP24で求めた顧客請求金額とから、その顧客に
ついて新規に顧客燃料購入データを作成するとともに
(STEP30)、この新規に作成した顧客燃料購入データを
前記メモリ115の顧客燃料購入記憶部115bに新たに記憶
する(STEP31)。
そして、制御回路116は、前記STEP20で読み出した顧
客番号と非燃料商品の購入金額とからなる当該顧客につ
いての顧客非燃料購入データを、前記メモリ115の顧客
非燃料購入データ記憶部115aから削除する(STEP32)。
ところで、前記STEP3で、キーボード104の非燃料商品
販売キー106の押釦操作により非燃料商品の販売管理の
設定が入力された場合は、制御回路116は、前記終了キ
ー108の押釦操作によって非燃料商品の販売入力処理の
終了が設定入力されたかどうかを判断する(STEP33)。
前記STEP33でまだ終了キー108が操作されておらず非燃
料商品の販売入力処理が終了していないと判断した場合
には、顧客が購入した非燃料商品の購入金額がテンキー
105及び登録キー110の押釦操作、または商品キー111の
押釦操作により入力されたかどうかを判断する(STEP3
4)。前記STEP34で非燃料商品の購入金額が入力された
と判断した場合には、既に同様にテンキー105及び登録
キー110の押釦操作、または商品キー111の押釦操作によ
って入力処理された非燃料商品の購入金額がある場合に
は、この入力処理された顧客購入金額に今回入力された
購入金額を加え、この加算金額を当該顧客の非燃料商品
についての購入金額とする一方、既に入力処理された非
燃料商品の購入金額がまだ無い場合には、今回入力され
た購入金額を当該顧客の非燃料商品についての購入金額
とする(STEP35)。また、上記STEP33〜35の処理ととも
に、制御回路116はACキー109の押釦操作によりオールク
リア信号が入力されているかどうかを判断し(STEP3
6)、オールクリア信号が入力されている場合には、カ
ードリーダ102によって読み込まれた顧客カードデータ
と今回入力された非燃料商品の購入金額とを制御回路11
6から削除し、処理は終了する(STEP5)。そして、ACキ
ー109の押釦操作によるオールクリア信号が入力されて
いない場合は、前記STEP33〜36を繰り返す。
上記STEP33で制御回路116が、前記終了キー108を押釦
操作により非燃料商品の販売入力処理の終了が設定入力
されたと判断した場合には、非燃料商品の購入金額が零
であるかどうかを判断する(STEP37)。前記STEP37にお
いて非燃料商品の購入金額が零である場合には、カード
リーダ102によって読み込まれた顧客カードデータを制
御回路115から削除し、処理は終了する(STEP5)。前記
STEP37において非燃料商品の購入金額が零でなかった場
合には、カードリーダ102によって読み込まれた顧客カ
ードデータに含まれている顧客番号と、メモリ115の顧
客燃料購入データ記憶部115bに記憶されている顧客燃料
購入データに含まれている顧客番号と照合し(STEP3
8)、顧客カードデータに含まれている顧客番号と同一
の顧客番号を有する顧客燃料購入データが有るか否かを
判断する(STEP39)。上記STEP39において、カードリー
ダ102から読み込まれた顧客番号と同一の顧客番号を有
する顧客燃料購入データがなかった場合には、この顧客
番号に対応する値引き率を1.00とする(STEP40)。ま
た、カードリーダ102から読み込まれた顧客番号と同一
の顧客番号を有する顧客燃料購入データがあった場合に
は、顧客燃料購入データ記憶部115bからこの顧客燃料購
入データに含まれている燃料の購入金額を読み出し(ST
EP41)、その購入金額がメモリ115内の値引きデータ記
憶部115cに記憶されている予め設定された購入金額範囲
のどれに当てはまるか判断し(STEP42)、当てはまった
購入金額範囲に対応した値引き率を読み出す(STEP4
3)。そして、前記STEP40及びSTEP43から求められた値
引き率と前記STEP35により求められた非燃料商品の購入
金額とを積算し、その結果を顧客の今回の非燃料商品の
購入に対する顧客請求金額とする(STEP44)。そして、
制御回路116はSTEP44で求められた顧客請求金額をプリ
ンタ112及び総合表示器113へ出力する(STEP45)。
さらに、制御回路116は、STEP1でカードリーダ102か
ら読み込まれた顧客カードデータに含まれている顧客番
号と、メモリ115の顧客非燃料購入データ記憶部115aに
記憶されている顧客非燃料購入データに含まれている顧
客番号とを照合し(STEP46)、顧客カードデータに含ま
れている顧客番号と同一の顧客番号を有する顧客非燃料
購入データが有るかどうかを判断する(STEP47)。
前記STEP47で、前記カードリーダ102から読み込まれ
た顧客番号と同一の顧客番号を有する顧客非燃料購入デ
ータがある場合は、顧客非燃料購入データ記憶部115aか
ら前記顧客番号に対応した非燃料購入データに含まれて
いる購入金額を読み出すとともに、この読み出した購入
金額に前記STEP44で求めた顧客請求金額を加算し、求め
た合計金額を前記顧客番号に対応した新たな燃料の購入
金額とし、その顧客についての更新顧客非燃料購入デー
タを作成するとともに(STEP48)、この更新した顧客非
燃料購入データを前記メモリ115の顧客非燃料記憶部115
aに更新記憶する(STEP49)。これに対して、前記STEP4
7で、前記カードリーダ102から読み込まれた顧客番号と
同一の顧客番号を有する顧客非燃料購入データがない場
合は、前記カードリーダ102から読み込まれた顧客番号
と前記STEP44で求めた顧客請求金額とから、その顧客に
ついて新規に顧客非燃料購入データを作成するとともに
(STEP50)、この新規に作成した顧客非燃料購入データ
を前記メモリ115の顧客非燃料記憶部115aを新たに記憶
する(STEP51)。
そして、制御回路116は、前記STEP41で読み出した顧
客番号と燃料商品の購入金額とからなる当該顧客につい
ての顧客燃料購入データを、メモリ115の顧客燃料購入
データ記憶部115bから削除する(STEP52)。
〔作用〕
本実施例の給油システムの作用について、以下場合分
けして説明する。
“イ)燃料商品及び非燃料商品の購入実績のない顧客が
ガソリン(燃料)を購入しにきた場合” 作業者は顧客から顧客カード103を借りPOS101に設け
られているカードリーダ102に挿入し、顧客カード103に
記憶されている顧客データをカードリーダ102に読み取
らせる(STEP1)。次に作業者は空いているガソリン計
量機1aを選び、そのガソリ計量機1aに対応したキーボー
ド104の計量機指定キー107を押釦操作する(STEP2)。
これにより、POS101から前記ガソリン計量機1aへなポン
プロック解除信号が出力されるとともに、メモリ115の
計量機記憶部115eから前記ガソリ計量機1aが供給する油
種であるガソリンを、燃料単価記憶部115fからはガソリ
ンの単価118円が読み出される(STEP6〜8)。
ガソリン計量機1aはPOS101からポンプロック解除信号
が入力されると給油可能な状態となり、作業者がガソリ
ン計量機1aに設けられた給油ノズル8をノズル収納部9
から外すとポンプモータ3が駆動されてPOS101にBUSY信
号が出力され、前記給油ノズル8の操作レバーを引くこ
とによりガソリが貯油タンクからポンプ4、流量計5を
介して給油ノズル8から吐出され、給油が行われる。
給油中は、流量計5に付設した流量パルス発信器6か
ら、給油ノズル8から吐出するガソリンの量に対応した
流量パルスが出力される。この流量パルスは、計量機1a
の制御回路42で計数され給油量が演算されて、給油量表
示器11に表示される。また、この流量パルスは、POSイ
ンタフエース41を介し、POS101の計量機インタフエース
114にも供給され、POS101の制御回路116でも、この流量
パルスが計数されて給油量が演算される(STEP12〜1
4)。
作業者は給油終了後には給油ノズル8をノズル収納部
9に掛ける。この結果、POS101の制御回路116には、ガ
ソリン計量機1aからのBUSY信号が入力されなくなり、PO
S101の制御回路116から計量機101aへのポンプロック解
除信号の出力が停止されるとともに、制御回路116で
は、先に読み込んだガソリ単価118円運と給油量例えば5
0とが乗算され、購入金額5900円が演算される(STEP1
4〜16)。
ここで、メモリ115の顧客非燃料購入データ記憶部115
aには、先にカードリーダ102により読み込まれた顧客デ
ータに含まれている顧客番号と同一の顧客番号を有する
顧客非燃料購入データがなく、顧客非燃料購入金額は零
となるから(STEP18,19,21)、POS101の制御回路116で
は、メモリ115の値引きデータ記憶部115cからこの顧客
非燃料購入金額0円に対応した値引き率1,00が読み出さ
れ、この値引き率1,00が前記STEP16で求められた購入金
額5900円に乗算される(STEP22〜24)。これにより求め
た値5900円は顧客請求金額としてプリンタ112からプリ
ントアウトされ、総合表示器113に表示される(STEP2
5)。したがって、非燃料商品の購入実績のない顧客が
ガソリン(燃料)を購入しにきた場合は、ガソリン(燃
料)についての値引きはなされない。
さらに、POS101の制御回路116では、メモリ115の顧客
燃料購入データ記憶部115bに、先にカードリーダ102か
ら置み込まれた当該顧客の顧客番号と同一の顧客番号を
有する顧客燃料購入データがあるかどうかが判断され、
該当する顧客燃料購入データがあった場合は、その顧客
燃料データに含まれている購入金額例えば4720円に今回
の顧客請求金額5900円を加算した10620円を顧客購入金
額とする更新顧客燃料データが作成され、顧客燃料購入
データ記憶部115bに更新記憶される一方(STEP26〜2
9)、該当する顧客燃料購入データがない場合は、当該
顧客番号と前記STEP24で求めた顧客請求金額とからなる
顧客燃料購入データが前記顧客燃料購入データ記憶部11
5bに新規に記憶される(STEP26,27,30,31)。
“ロ)燃料商品及び非燃料商品の購入実績のない顧客
が、非燃料商品を購入しにきた場合” 作業者は顧客から顧客カード103を借りPOS101に設け
られているカードリーダ102に挿入し、顧客カード103に
記憶されている顧客データをカードリーダ102に読み取
らせる(STEP1)。次に作業者はキーボード104を使って
非燃料商品販売キー106を押釦してから、顧客がレスト
ランで購入した非燃料商品の値段をその商品キー110ま
たはテンキー105等を押釦操作することにより入力し、
当該顧客の購入した全ての非燃料商品の値段の入力が終
了した時点で終了キー108を押釦操作する。この操作に
関連して、制御回路116では、入力された非燃料商品の
値段は加算されて当該顧客について非燃料商品の購入金
額が求められる(STEP33〜36)。
ここで、メモリ115の顧客燃料購入記憶部115bには、
先にカードリーダ102から読み込まれた当該顧客の顧客
番号と同一の顧客番号を有する顧客燃料購入データがな
いから、当該顧客の非燃料品の購入に際しての値引き率
は1.00となり、前記STEP35で求められた購入金額例えば
3500円とこの値引き率1.00とを乗算して顧客請求金額が
演算されう(STEP37〜40,44)。これにより求められた
顧客請求金額3500円はプリンタ112からプリントアウト
され、総合表示器113にはその顧客請求金額が表示され
る(STEP45)。
さらに、POS101の制御回路116では、メモリ115の顧客
非燃料記憶部115aに、先にカードリーダ102から読み込
まれた当該顧客の顧客番号と同一顧客番号を有する顧客
非燃料購入データがあるかどうかが判断され、該当する
顧客非燃料データがあった場合は、その顧客非燃料購入
データに含まれている購入金額例えば2000円に今回の顧
客請求金額3500円を加算した6000円を顧客非燃料購入金
額とする更新顧客非燃料購入データが作成され、顧客非
燃料購入データが記憶部115aに更新記憶される一方(ST
EP46〜49)、該当する非燃料購入データがない場合は、
当該顧客番号と前記前記STEP41で求めた顧客請求金額35
00円とからなる顧客非燃料購入データが前記顧客非燃料
購入データ記憶部115aに新規に記憶される(STEP46,47,
50,51)。
“ハ)非燃料商品の購入実績のある顧客が、軽油を購入
しに来た場合” 作業者は顧客から顧客カード103を借りPOS101に設け
られているカードリーダ102に挿入し、顧客カード103に
記憶されている顧客データをカードリーダ102に読み取
らせる(STEP1)。次に作業者は空いている軽油計量機1
aを選び、その軽油計量機1aに対応したPOS101のキーボ
ード104の計量機指定キー107を押下する(STEP2)。こ
れにより、POS101から前記軽油計量機1aへはポンプロッ
ク解除信号が出力されるとともに、メモリ115の計量機
記憶部115eから前記軽油計量機1aが供給する油種である
軽油を、燃料単価記憶部115fからは軽油の単価58円が読
み出される(STEP6〜8)。
軽油計量機1aはPOS101からポンプロック解除信号が入
力されると給油可能な状態となり、作業者が軽油計量機
1aに設けられた給油ノズル8をノズル収納部9から外す
とポンプモータ3が駆動されてBUSY信号が出力され、前
記給油ノズル8の操作レバーを引くことにより軽油が貯
油タンクからポンプ4、流量計5を介して吐出され、給
油が行われる。
給油中は、流量計5に付設した流量パルス発信器6か
ら、給油ノズル8から吐出する軽油の量に対応した流量
パルスが出力される。この流量パルスは、計量機1a内の
制御回路42で計数され給油量が演算されて、給油量表示
器11に表示される。また、この流量パルスは、POSイン
タフェース41を介して、POS101の計量機インターフェー
ス114にも供給され、POS101の制御回路116でも、この流
量パルスが計数されて給油量が演算される(STEP12〜1
4)。
作業者は給油終了後に給油ノズル8をノズル収納部9
に掛ける。この結果、POS101の制御回路115には、軽油
計量機1aからのBUSY信号が入力されなくなり、POS101の
制御回路116から計量機1aへのポンプロック解除信号の
出力が停止されるとともに、制御回路116では、先に読
み込んだ軽油の単価58円と給油量例えば100とが乗算
され、購入金額5800円が演算される(STEP14〜16)。
ここで、メモリ115の顧客非燃料購入データ記憶部115
aには、先にカードリーダ102により読み込まれた顧客デ
ータに含まれている顧客番号と同一の顧客番号を有する
顧客非燃料購入データがあるからこの顧客非燃料購入デ
ータが読み出された(STEP18〜20)、POS101の制御回路
116では、メモリ115の値引きデータ記憶部115cからこの
顧客非燃料購入データに含まれている購入金額例えば72
00円に対応した値引きの率0.95が読み出され、この値引
き率0.95が前記STEP16で求められた購入金額5800円に乗
算される(STEP22〜24)。これにより求められた値5510
円は顧客請求金額としてプリンタ112からプリントアウ
トされ、総合表示器113に表示される(STEP25)。した
がって、非燃料商品の購入実績のある顧客が、軽油(燃
料)を購入しにきた場合は、軽油(燃料)についての非
燃料商品の購入実績に応じた値引きがなされる。
さらに、POS101の制御回路116では、メモリ115の顧客
燃料購入データ記憶部115bに、先にカードリーダ102か
ら読み込まれた当該顧客の顧客番号と同一の顧客番号を
有する顧客燃料購入データがあるかどうかか判断される
が、当該顧客については先の非燃料商品の購入実績が生
じた非燃料商品の購入時に既に当該顧客についての顧客
燃料購入データが顧客燃料購入データ記憶部115bから削
除されているから、当該顧客番号と前記STEP24で求めた
顧客請求金額5510円とからなる顧客燃料購入データが前
記顧客燃料購入データ記憶部115bに新規に記憶されると
ともに(STEP26,27,30,31)、前記前記STEP20で顧客非
燃料購入データ記憶部115aから読み出した当該顧客の顧
客番号と非燃料商品の購入金額7200円とからなる当該顧
客についての顧客非燃料購入データが、前記顧客非燃料
購入データ記憶部115aから削除される(STEP32)。
“ニ)燃料商品の購入実績のある顧客が、非燃料商品を
購入しに来た場合” 作業者は顧客から顧客カード103を借りPOS101に設け
られているカードリーダ102に挿入し、顧客カード103に
記憶されている顧客データをカードリーダ102に読み取
らせる(STEP1)。次に作業者はキーボード104を使って
非燃料商品販売キー106を押釦してから、顧客がレスト
ランで購入した非燃料商品の値段をその商品キー110ま
たはテンキー105等を押釦操作することにより入力し、
当該顧客の購入した全ての非燃料商品の値段の入力が終
了した時点で終了キー108を押釦操作する。この操作に
関連して、制御回路116では、入力された非燃料商品の
値段は加算されて当該顧客について非燃料商品の購入金
額が求められる(STEP33〜36)。
ここで、メモリ115の顧客燃料購入記憶部115bには、
先にカードリーダ102から読み込まれた当該顧客の顧客
番号と同一の顧客番号を有する顧客燃料購入データがあ
るからこの顧客燃料購入データが読み出され、POS101の
制御回路では、メモリ115の値引きデータ記憶部15cから
この顧客燃料データに含まれている購入金額例えば5310
円に対応した値引き率0.95が読み出され、前記STEP35で
求められた購入金額例えば4000円とこの値引き率0.95と
を乗算して顧客請求金額が演算される(STEP37〜39,41
〜44)。これにより求められた顧客請求金額3800円はプ
リンタ112からプリントアウトされ、総合表示器113には
その顧客請求金額が表示される(STEP44,45)。
さらに、POS101の制御回路116では、メモリ115の顧客
非燃料記憶部115aには、先にカードリーダ102から読み
込まれた当該顧客の顧客番号と同一顧客番号を有する顧
客非燃料購入データがあるかどうかが判断されるが、当
該顧客については先の燃料の購入実績が生じた燃料の購
入時に既に当該顧客についての顧客非燃料データが顧客
非燃料購入データ記憶部115aから削除されているから、
当該顧客番号と前記STEP44で求めた顧客金額3800円とか
らなる顧客非燃料購入データが前記顧客非燃料購入デー
タ記憶部115aに新規に記憶されるとともに(STEP46,47,
50,51)、前記STEP41で顧客燃料購入データ記憶部115b
から読み出した当該顧客の顧客番号と燃料商品の購入金
額5310円とからなる当該顧客についての顧客燃料購入デ
ータが、前記燃料購入データ記憶部115bから削除される
(STEP52)。
以上の如く、本実施例は構成されるが、メモリ115の
構成態様は本実施例のような構成に限ることはなく、特
に値引きデータは、本実施例では非燃料商品の購入実績
がある顧客が燃料を購入しにきた場合と燃料の購入実績
がある顧客が非燃料商品を購入しにきた場合とで共通の
ものとしたが、各場合毎に別個の値引きデータとしても
よい。また、燃料または非燃料商品の購入金額の値引き
処理に関連して、STEP32またはSTEP52で示した如く値引
き販売が行われる毎に値引きの基準となった従前の顧客
非燃料購入データまたは顧客燃料購入データは削除され
るようにしたが、この削除の時期もこれに限ることな
く、例えば顧客非燃料購入データまたは顧客燃料購入デ
ータが作成された時点から所定時間経過後自動的に削除
されるように構成してもよい。
〔第三実施例〕
本実施例では、飲食品を扱うレジ201,車両用の燃料を
給油する計量機1b,及びこれを管理するPOS101bが設置さ
れた給油所1000に本発明を適用した場合を示すもので、
以下これを説明する。
〔構成〕 第21図乃至第23図に示すように、給油所1000は敷地内
に計量機1b,POS101bが設置されるとともに、レジ201を
有するレストラン店舗100cが設置されている。そしてこ
れら計量機1b,POS101b,レジ201は通信回線によりつなが
れており、前記各機器間は前記通信回線を利用し、シリ
アルデータ伝送方式を用いて後述のデータ500を用いて
入出力を行う。上記シリアルデータ伝送方式に使用され
るデータ500は、第24図に示すように、データ500の始ま
りを示す開始コード500a,発信元を示す発信装置データ5
00b,送り先を示す受信装置データ500c,購入金額や給油
量等の伝送しようとする内容を持つ主データ500d,デー
タ500の終わりを示す終了コード500eから構成されてい
る。
本実施例の計量機1bは、第1実施例の計量機1の構成
同一の構成である部分が数多く存在しているので、計量
機1の構成と同一の構成である部分には同一番号を付
し、説明を省略する。また、新規の構成については以下
に示す。51は前記計量機1bに設けられた表示器で、購入
量表示部51a,請求額表示部51b,及び単価表示部51cが設
けられており、後述の制御回路53から出力される車両用
燃料購入量、顧客請求額、及び顧客単価が入力されこれ
を表示する。52は計量機伝送インターフェースでPOS101
bのPOS伝送インターフェース151,レジ201のレジ伝送イ
ンターフェース207,及び前記計量機1bと同一の構成を有
する他の計量機の計量機伝送インターフェース(図示せ
ず)とつながれている。そして、前記計量機伝送インタ
ーフェース52は他の各伝送インターフェースから送られ
てくるデータ500のうち受信装置データ500cが計量機1b
を指定しているときにはそのデータ500cを読み込み、受
信装置データ500cが計量機1bを指定していないときには
そのデータ500を他の伝送インターフェースへデータ伝
送するとともに、制御回路53から出力された顧客請求額
と顧客番号と車両用燃料購入量と受信装置データ500cが
入力されると、それらに計量機1bを内容とする発信装置
データ500bを添えて、POS101bのPOS伝送インターフェー
ス151及びレジ201のレジ伝送インターフェース207へデ
ータ伝送する。54はメモリで、第25図に示す標準単価記
録部54aを有している。そして、標準単価記憶部54aには
単価ランクに対応した車両用燃料単価が記憶されてい
る。ここで、単価ランクとは顧客カード103に記憶され
ているもので給油所の作業者が顧客に対してサービスす
る方法であり従来行っていることである。制御回路53の
構成は第30図に示したフローチャートを用いて説明す
る。まず制御回路53は、計量機伝送インターフェース52
からデータ500を読み込む(STEP K1)。単価ランク・単
価値引き額・顧客番号を読み込む(STEP K1)。次に制
御回路53は、STEP K1において読み込んだ単価ランクに
対応した単価をメモリ54の単価ランク記憶部54aから読
み出す(STEP K2)。次に制御回路53は、STEP K2で読み
出した単価からSTEP K1で読み込んだ単価値引き額を減
算し、これにより得られた値を顧客単価する(STEP K
3)。そしてSTEP K3で求めた顧客単価を表示器51へ出力
する(STEP K4)。次に制御回路53に、流量パルス発信
器6が出力する流量パルスが入力されると、制御回路53
はその流量パルスを計数し、これにより得られた値を車
両用燃料購入量とする(STEP K5)。次に制御回路53
は、STEP K5で求めた車両用燃料購入量とSTEP K3で求め
た顧客単価とを積算し、これにより得た値を顧客請求額
とする(STEP K6)。そして制御回路53は、STEP K5及び
STEP K6で求めた車両用燃料購入量、及び顧客請求額を
前記表示器51へ出力する(STEP K7)。ここで制御回路5
3は、後述の給油終了信号を入力するまでは上記STEP 5,
K6,K7を繰り返す(STEP K8)。そして上記STEP K8にお
いて制御回路53に後述の給油終了信号が入力された場合
には、制御回路53は前記計量機伝送インターフェース52
へ顧客単価と車両用燃料購入量と顧客請求額とPOS端末
機101bを内容とする受信装置データ500cとを出力する
(STEP K9)。ここで給油終了信号とは、ノズルON信号
やプリセット給油終了を示すプリセット給油終了信号な
どの、給油が終了したことを示す信号のことである。
次に、POS101bの構成について説明する。上記POS101b
は第22図及び第23図に示されている。POS101bは第2実
施例で示したPOS101の構成と同一の構成である部分が数
多く存在するので、POS101の構成と同一の構成である部
分には同一番号を付し説明を省略し、新規の構成につい
てのみ説明することとする。151はPOS伝送インターフェ
ースで、前記計量機伝送インターフェース52と同様な回
路で、伝送されてくるデータ500のうち受信装置データ5
00cがPOS101bを内容としているときのみ、そのデータ50
0を読み込むとともに、制御回路153から顧客番号・単価
ランク・単価値引き額・受信装置データ500cが出力され
た場合は、それらに発信元がPOS101bであることを示す
発信装置データ500bを加えて、前記計量機1bへそれらの
データ500をデータ伝送する。152はメモリで、車両用燃
料値引きデータ記憶部152aと非燃料商品データ記憶部15
2bとを有している。ここで車両用燃料値引きデータ記憶
部152aは第26図に示すように、複数の連続した買い上げ
金額範囲とそれに対応した単価値引き値とを車両用燃料
値引きデータとして記憶するために設けられたものであ
る。また、非燃料商品データ記憶部152bとは第27図に示
すように、顧客番号とそれに対応した非燃料商品購入額
とを非燃料商品データとして記憶するために設けられた
ものである。次に、制御回路153の構成は第31図または
第32図に示すフローチャートを利用して説明する。
イ)制御回路153にカードリーダ102から顧客データが入
力され、計量機指定キー107から計量機指定信号が入力
された場合(第31図参照)。
まず、制御回路153にはカードリーダ102が出力した顧
客データが入力される(STEP P1)。次に、制御回路153
に計量機指定キー107が出力した計量機指定信号が入力
されると(STEP P2)、制御回路153はSTEP P1で入力さ
れた顧客データが有している顧客番号に対応した非燃料
商品データがメモリ152の非燃料商品データ記憶部152b
にあるかどうか判断する(STEP P3)。前記STEP P3にお
いて対応した非燃料商品データが非燃料商品データ記憶
部152bに無い場合には単価値引き値を零とする(STEP P
4)。STEP P3において対応した非燃料商品データが非燃
料商品データ記憶部152aにある場合には、その非燃料商
品データが有している非燃料商品購入額を非燃料商品デ
ータ記憶部152aから読み出す(STEP P5)。次に制御回
路153はSTEP P5で読み出した非燃料商品購入額に対応し
た車両用燃料値引きデータがどれであるか車両用燃料値
引きデータが有している買い上げ金額範囲から判断し
(STEP P6)、STEP P6において求めた車両用燃料値引き
データが有している単価値引き額を読み込む(STEP P
7)。そしてカードリーダ102より読み込んだ顧客データ
に含まれて顧客番号及び単価ランクとSTEP P5で求めた
単価値引き額と計量機1bを指定した受信装置データ500c
とをPOS伝送インターフェース152へ出力する(STEP P
8)。
ロ)制御回路153がPOS伝送インターフェース152からデ
ータ500を読み込んだ場合(第32図参照)。
まず制御回路153はPOS伝送インターフェース152から
読み込んだデータ500が有している発信装置データ500b
が計量機1bであるかどうかを判断する(STEP P20)。ST
EP P20において発信装置データ500bが計量機1bである場
合には、総合表示器112及びプリンタ111に車両用燃料購
入量、顧客請求額、及び顧客単価を出力し、処理は終了
する(STEP P21)。STEP P20において発信装置データ50
0bが計量機1bでない場合には、このデータ500が有して
いる発信装置データ500bがレジ201であるかどうかを判
断し(STEP P22)、発信装置データ500bがレジ201でな
い場合には値引きについての処理は終了する。STEP P22
において、発信装置データ500bがレジ201である場合に
は、前記データ500の主データ500dが有している顧客番
号に対応した非燃料商品データがメモリ152の非燃料商
品データ記憶部152aにあるかどうか照合判断する(STEP
P23,P24)。STEP P24において、顧客番号に対応した非
燃料商品データが非燃料商品データ記憶部152aにあった
場合には、その非燃料商品データを非燃料商品データ記
憶部152aから読み出し、その非燃料商品データが有いて
いる買い上げ額に前記主データ500dが有している顧客請
求額を加算し(STEP P25)、これにより得られた値を新
たな買い上げ額として前記顧客番号とともに非燃料商品
データ記憶部152aへ非燃料商品データとして書込み更新
を行う(STEP P26)。STEP P24において顧客番号に対応
した非燃料商品データが非燃料商品データ記憶部152aに
無い場合には、前記顧客番号とともに非燃料商品買い上
げ額を非燃料商品データとして非燃料商品データ記憶部
152aへ記憶させる(STEP P26)。
次にレジ201の構成について説明する。
レジ201は第22図及び第23図に示されている。202はレ
ジ表示器、203はプリンタでともに後述の制御回路208か
ら出力される顧客請求額及び値引き額を入力し、表示ま
たはプリントアウトする。204はテンキーで、非燃料商
品を顧客が購入する時に、その非燃料商品の価格の合計
額を後述の制御回路208へ出力するために設けられ、こ
の操作により入力された非燃料商品の合計額は制御回路
208へ出力される。205はカードリーダで、顧客カード10
3に記憶されている顧客データを読み込むために設けら
れ、このカードリーダ205により読み込まれた顧客デー
タは制御回路208へ出力される。206はメモリで、非燃料
商品値引きデータ記憶部206a、及び車両用燃料購入デー
タ記憶部206bを有している。ここで、非燃料商品値引き
データ記憶部206aとは、第28図に示されるように複数の
連続した車両用燃料購入量の範囲とそれに対応した商品
値引き値を非燃料商品値引きデーとして記憶するために
設けられたものである。また車両用燃料購入データ記憶
部206bとは、第29図に示したように前記顧客カード103
に記憶されている顧客データに含まれている顧客番号と
その顧客番号に対応した車両用燃料購入量とを車両用燃
料購入データとして記憶するために設けられたものであ
る。207はレジ伝送インターフェースで、前記計量機伝
送インターフェース52と同様の回路であり、伝送されて
くるデータ500のうちそのデータ500が有している受信装
置データ500cがレジ201を指定しているときにそのデー
タ500を読み込むとともに、制御回路208が出力した顧客
請求額・顧客番号・受信先をPOS101aとする受信装置デ
ータ500cが入力されたときには、それらに受信元がレジ
201であることを示す発信装置データ500aを添えてデー
タ化し、これらのデータ500を前述のPOS101bのPOS伝送
インターフェース151へデータ伝送する。制御回路208の
構成は第33図及び第34図に示すフローチャートを用いて
以下に説明する。
イ)前記カードリーダから制御回路208へ顧客データが
出力された場合(第33図参照)。
まずカードリーダ205から出力された顧客データが制
御回路208へ入力される(STEP R1)。すると、制御回路
208は非燃料商品の合計額をテンキー204から読み込む
(STEP R2)。
次に制御回路208は、STEP R1で得られた顧客データが
有している顧客番号とその顧客番号に対応した車両用燃
料購入データが前記メモリ206の車両用燃燃料購入デー
タ記憶部206bにあるかどうか照合判断する(STEP R3,R
4)。STEP R4においてSTEP R1で得られた顧客データが
有している顧客番号とその顧客番号に対応した車両用燃
料購入データが前記メモリ206の車両用燃料購入データ
記憶部206bに無い場合には、商品値引き値を零とする
(STEP R5)。また、STEP R4においてSTEP R1で得られ
た顧客データが有している顧客番号とその顧客番号に対
応した車両用燃料購入データが前記メモリ206の車両用
燃料購入データ記憶部206bにある場合には、その車両用
燃料購入データから前記顧客番号に対応した車両用燃料
購入量を読み出す(STEP R6)。STEP R6で読み出された
車両用燃料購入量が前記メモリ206の非燃焼商品データ
記憶部206aに複数設けられた車両用燃焼購入量の範囲の
どの範囲にあてはまるか判断し(STEP R7)、上記車両
用燃料購入量に対応する車両用燃料購入量の範囲を判断
したならその車両用燃料購入量の範囲に対応した商品値
引き値を読み出す(STEP R8)。STEP R2で得られた非燃
焼商品の価格からSTEP R5またはSTEP R8により得られた
商品値引き値を減算し、これにより得た値を顧客請求額
とする(STEP R9)。STEP R9で求めた顧客請求額とSTEP
R5またはSTEP R8で求めた商品値引き値とを前記レジ表
示器202とプリンタ203とへ出力するとともに(STEP R1
0)、顧客請求額と顧客番号と受信先をPOS101aとする受
信装置データ500cとをレジ伝送インターフェース207へ
出力する(STEP R11)。
ロ)制御回路208がレジ伝送インターフェース207からデ
ータ500を読み込んだ場合(第34図参照)。
まず制御回路208は上記データ500が前記計量機1bから
発信されたものであるかどうかを、そのデータ500が有
している発信装置データ500aの内容により判断し(STEP
R20)、そのデータ500の発信元が計量機1bでない場合
には処理は終了する。STEP R20において発信元が計量機
1bであった場合には、そのデータ500が有している顧客
番号に対応した車両用燃料購入データが、前述のメモリ
206の車両用燃料購入データ記憶部206bにあるかどうか
を判断する(STEP R21,R22)。STEP R22で、前記計量機
1bから入力したデータの顧客番号に対応した車両用燃料
購入データが前述のメモリ206の車両用燃料購入データ
記憶部206bにあった場合には、その車両用燃料購入デー
タを読み出し、その車両用燃料購入データが有している
車両用燃料購入量にSTEP R20から入力したデータ500が
有している車両用燃料購入量を加算し、それにより得た
値を車両用燃料購入量とし、その車両用燃料購入量と前
記顧客番号とを車両用燃料購入データとして車両用燃料
購入データ記憶部206bに更新記憶する(STEP R23,R2
4)。STEP R22において、前記計量機1bから入力したデ
ータ500が有している顧客番号に対応した車両用燃料購
入データが前述のメモリ206の車両用燃料購入データ記
憶部になかった場合には、STEP R20において入力したデ
ータが有している車両用燃料購入量と顧客番号とを車両
用燃料購入データとして車両用燃料購入データ記憶部20
6bに記憶する(STEP R24)。
〔作用〕
前記給油システムの作用については以下に場合分けし
て説明することとする。
イ)前記車両用燃料及び非燃料商品の購入実績のない顧
客がガソリンを給油しにきた場合。
作業者は顧客から顧客カード103を借り、、POS101bに
設けられたカードリーダ102に挿入し、前記顧客カード1
03に記憶されている顧客データを前記カードリーダ102
に読み取らせ、次に空いているガソリン計量機1bに対応
した計量機指定キー107を押下する(STEP P1,P2)。す
ると制御回路153はカードリーダ102により読み取った顧
客データの顧客番号と同一の顧客番号の非燃料商品デー
タがメモリ152の非燃料商品データ記憶部152bにあるか
どうか検索する(STEP P3)。同一の顧客番号を有して
いる非燃料商品データがメモリ152の非燃料商品データ
記憶部152bにないことがわかると、単価値引き額を零と
する(STEP P4)。次に、制御回路153は、STEP P1にお
いてカードリーダ102により読み取った顧客データを有
している単価ランクと顧客番号とSTEP P4において求め
た単価値引き額(0円)とをPOS伝送インターフェース1
51へ出力する(STEP P8)。POS伝送インターフェース15
1は制御回路153から出力されてきた単価ランクと顧客番
号と単価値引き額(0円)とを計量機1bの計量機伝送イ
ンターフェース52へデータ伝送する。
これにより計量機伝送インターフェース52はPOS伝送
インターフェース151から計量機伝送インターフェース5
2へ伝送されてきた単価ランクと顧客番号と単価値引き
額(0円)とを入力する(STEP K1)。ここで、前記STE
P P1においてカードリーダ102から読み込まれた単価ラ
ンクがAであったとすれば、メモリ54の第24図に示した
標準単価記憶部54aからAに対応した単価150円を読み出
す(STEP K2)。STEP K2で読み出した単価150円からSTE
P K1で入力した単価値引き額(0円)を減算し、これに
より求めた値を顧客単価として表示機51へ出力する(ST
EP K3,K4)。次に、制御回路53は、流量パルス発信器6
から出力される流量パルスを計数し、給油量を演算する
(STEP K5)。STEP K3で求めた顧客単価とSTEP K5で求
めた給油量とを積算し、これにより得られた値を顧客請
求額として表示器51へ出力する(STEP K6,K7)。そして
STEP K7において出力された顧客請求額が入力された表
示器51はその顧客請求額を表示する。次に、給油作業者
が給油終了を判断し給油ノズル8をノズル収納部9を掛
けるとノズルスイッチ10から給油終了信号が制御回路53
へ出力される(STEP K8)。この時点で顧客が購入した
ガソリンの量を50とすれば、表示器51は顧客単価150
円、車両用燃料購入量50、顧客請求額7500円が表示さ
れる。また、制御回路53は顧客単価150円と車両用燃料
購入量50と顧客請求額7500円と顧客番号とを計量機伝
送インターフェース52へ出力する(STEP K9)。計量機
伝送インターフェース52はSTEP K9において制御回路53
から出力された顧客単価150円と車両用燃料購入量50
と顧客請求額7500円と顧客番号とを読み込み、それらを
POS伝送インターフェース151及びレジ伝送インターフェ
ース207へデータ伝送する。
POS伝送インターフェース151は、計量機伝送インター
フェース52からデータ伝送されてきた顧客単価150円と
車両用燃料購入量50と顧客請求額7500円と顧客番号と
が入力されると、それらを読み込む。
次に制御回路153が顧客単価150円と車両用燃料購入量
50と顧客請求額7500円と顧客番号とを読み込むと、制
御回路153はそれらをプリンタ106及び表示機107に出力
し(STEP P20,P21)、プリンタ106及び表示器107には制
御回路153から顧客単価150円と車両用燃料購入量50と
顧客請求額7500円と顧客番号とが入力され、プリンタ10
6及び表示器107はそれらをプリントアウト及び表示す
る。
レジ伝送インターフェース207は計量機伝送インター
フェース52からデータ伝送されてきた顧客単価150円と
車両用燃料購入量50と顧客請求額7500円と顧客番号と
が入力されると、レジ伝送インターフェース207はそれ
らを読み込む。
次に、制御回路208はレジ伝送インターフェース207が
読み込んだ顧客単価150円と車両用燃料購入量50と顧
客請求額7500円と顧客番号とを読み込む。すると制御回
路208はレジ伝送インターフェース207から読み込んだ顧
客番号と同一の顧客番号の車両用燃料購入データがメモ
リ206の車両用燃料購入データ記憶部206bにあるかどう
か検索する(STEP R20,STEP R21,STEP R22)。今回の顧
客については、同店舗において何も購入していないの
で、車両用燃料購入データ記憶部206bには上記レジ伝送
インターフェース207から読み込んだ顧客番号と同一の
顧客番号を有する車両用燃料購入データは無い。従っ
て、レジ伝送インターフェース207から読み込んだ車両
用燃料購入量50と顧客番号とを車両用燃料購入データ
としてメモリ206の車両用燃料購入データ記憶部206bに
記憶し(STEP R25)、処理は終了する。
ロ)この給油システムを有する給油所及びレストランに
おいて、車両用燃料を34.0購入し、20,000円の食事を
した顧客が再び10,000円の食事をした場合。但しこの顧
客の所持している顧客カード103の顧客データが有して
いる顧客番号は01100、単価ランクはBであったとす
る。
作業者がレジ201に設けられたカードリーダ205に顧客
カード103を挿入することにより、顧客カード103に記憶
されている顧客データをカードリーダ205に読み取ら
せ、これにより読み取ったデータは制御回路208へ出力
される。そして制御回路208には上記顧客データが入力
される(STEP R1)。次に作業者は今回の顧客の食事代
金をテンキー204を用いてレジ201へ入力する。すると制
御回路208には上記顧客の食事代金の合計額10,000円が
非燃料購入額として入力される(STEP R2)。すると制
御回路208は、STEP R1においてカードリーダ205から入
力された顧客データの顧客番号01100と同一の顧客番号
の車両用燃料購入データがメモリ206の車両用燃料購入
データ記憶部206bにあるかどうか照合判断する(STEP R
3,R4)。ここで、今回の場合は車両用燃料購入データ記
憶部206bに顧客番号01100の車両用燃料購入データがあ
るので、その顧客番号に対応した購入量34.0を車両用
燃料購入データ記憶部206bから読み出す(STEP R6)。
次に顧客に対する商品値引き値を決めるために、購入量
34.0がメモリ206の非燃料商品値引きデータ記憶部206
aに記憶されている複数の買い上げ量範囲のどの範囲に
当てはまるか判断する。ここで、34.0は第26図におい
て20.0以上80.0未満の買い上げ量範囲に属するの
で、その買い上げ量範囲に対応した商品値引き値250円
を読み出す(STEP R7,R8)。そしてSTEP R2において得
た非燃料商品購入額10,000円からSTEP R8で求めた商品
値引き値250円を減算し、これにより得た値を顧客請求
額とし(STEP R9)、レジ表示器202及びプリンタ203へ
顧客請求額を出力し(STEP R10)、その顧客請求額を入
力したレジ表示器202及びプリンター203はその顧客請求
額を表示及びプリントアウトする。次に制御回路208は
顧客請求額9,750円と顧客番号01100とを受信先をPOS101
bとする受信装置データを添えてデータ化してレジ伝送
インターフェース207へ出力する(STEP R11)。すると
レジ伝送インターフェース207には、制御回路208から顧
客請求額9,750円と顧客番号01100と受信先をPOS101bと
する受信装置データが入力される。そしてレジ伝送イン
ターフェース207は制御回路208から顧客請求額9,750円
と顧客番号01100と受信先をPOS101bとする受信装置デー
タとに発信元をレジ201とする発信装置データを添えてP
OS伝送インターフェース151へデータ伝送する。
次にPOS伝送インターフェース151はレジ伝送インター
フェース207からデータ伝送されてきた顧客請求額9,750
円と顧客番号01100と受信先をPOS101bとする受信装置デ
ータと発信元をレジ201とする発信装置データとを読み
込む。次に制御回路153は、レジ伝送インターフェース2
07から顧客請求額9,750円と顧客番号01100と受信先をPO
S101bとする受信装置データと発信元をレジ201とする発
信装置データとを読み込むと、上記レジ伝送インターフ
ェース207から読み込んだデータが計量機1bから伝送さ
れてきたものであるのか、レジ201から伝送されてきた
ものであるかを発信装置データの内容から判断する(ST
EP P20,P21)。ここで上記発信装置データの内容はレジ
201であるので、す制御回路153は、顧客番号01100と同
一の顧客番号の非燃料商品購入データがメモリ152の非
燃料商品データ記憶部152bにあるかどうか照合判断する
(STEP P23,P24)。ここで今回の場合においては同一の
顧客番号01100が非燃料商品データ記憶部152bの非燃料
商品購入データにあるので、その顧客番号01100に対応
した非燃料商品購入額20,000円を非燃料商品購入データ
から読み出し、その値に非燃料商品購入額10,000円を加
算し(STEP P25)、これにより得た値30,000円を新たに
非燃料商品購入額とし、顧客番号を添えて非燃料商品購
入データとして非燃料商品データ記憶部152bへ書き込み
更新を行い(STEP P26)、処理は終了する。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明は、一方の商品の購
入金額に対応して、値引きされた他方の商品の購入金額
が自動的に求められるので、以下に述べる効果がある。
(1)一方の商品の購入金額に応じて他方の商品の購入
金額を値引きすることにより、顧客の購入意欲を刺激
し、顧客に両方の商品を購入させることによって店舗全
体としての売上を伸ばすことができる。
(2)一方の商品の購入金額に対応して、値引きされた
他方の商品の購入金額が自動的に求められるので、作業
者の作業量を増すことなく一方の商品と他方の商品を購
入した顧客に値引きサービスをすることができるととも
に、作業者が顧客に対して請求する他方の商品の購入金
額の計算誤りを起こす虞がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の商品販売システムの基本構成図、第2
図は本発明の一実施例なる計算機1の構成図、第3図は
第2図に示されている計量機の操作表示部12の構成図、
第4図は第2図に示されている計量機の制御回路16の詳
細ブロック図、第5図は本発明を適用してなる一実施例
なる店舗の説明図、第6図は第5図に示されている店舗
のシステム構成図、第7図は第5図の詳細システムを示
すブロック図、第8図は前記第5図乃至第7図中に示し
たPOS端末機のキーボードの構成図、第9図乃至第14図
は前記POS端末機が有しているメモリの構成を示す図、
第15図〜第20図は前記POS端末機が有している制御構成
を示すフローチャート、第21図は本発明を適用してなる
一実施例なる店舗の説明図、第22図及び第23図は第21図
に示されている店舗のシステム構成図、第24図は第21図
の各機器が入出力を行う時に使用するデータの構成図、
第25図は第21図の計量機のメモリの構成を示す図、第26
図乃至第27図は第21図のPOS端末機のメモリの構成を示
す図、第28図乃至第29図は第21図のレジのメモリの構成
を示す図、第30図は第21図の計量機が有している制御構
成を示すフローチャート、第31図乃至第32図は第21図の
POSが有している制御構成を示すフローチャート、第33
図乃至第34図は第21図のレジが有している制御構成を示
すフローチャートである。 1,1a,1b……計量機、12……操作表示部 13,105,204……テンキー 14……レシート入力モードキー、15……金額表示器 16,42,53,116,153,208……制御回路 21……単価値引き額演算回路 22……値引きデータ記憶部、23……顧客単価演算回路 24,54……標準単価記憶部 25……顧客購入金額演算回路 26……金額表示制御回路 152a……車両用燃料値引きデータ記憶部 152b……非燃料商品データ記憶部 100,1000……給油所 100a,100c……レストラン店舗、100b……給油所店舗 100d……ガソリンスタンド、101,101b……POS端末機 102,205……カードリーダ、103……顧客カード 104……キーボード 112,203……プリンタ 114……総合表示器、54,115,152,206……メモリ 115a……顧客非燃料購入データ記憶部 115b……顧客燃料購入データ記憶部 115c……値引きデータ記憶部 115d……商品データ記憶部 115e……計量機記憶部、115f……燃料単価記憶部 201……レジ、202……レジ表示器 206a……非燃料商品値引きデータ記憶部 206a……車両用燃料購入データ記憶部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】店舗に設けた計量機による燃料販売ととも
    に非燃料商品の販売も併せて行う給油所における商品販
    売システムにおいて、 顧客の燃料または非燃料商品のいずれか一方の購入金額
    を基準買い上げデータとして入力する基準買い上げデー
    タ入力手段と、 予め一方の購入金額に対応させて他方の購入金額につい
    ての値引きデータが記憶されている値引きデータ記憶手
    段と、 他方の販売時には、前記基準買い上げデータ入力手段か
    ら供給される基準買い上げデータに基づき、前記値引き
    データ記憶手段に記憶された値引きデータを用いて顧客
    に請求する金額を演算する購入金額演算手段と、 前記購入金額演算手段により演算した購入金額を出力す
    る出力手段とを設けたことを特徴とする給油所における
    商品販売システム。
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