JP2704059B2 - 高架線走行装置 - Google Patents

高架線走行装置

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JP2704059B2
JP2704059B2 JP10154191A JP10154191A JP2704059B2 JP 2704059 B2 JP2704059 B2 JP 2704059B2 JP 10154191 A JP10154191 A JP 10154191A JP 10154191 A JP10154191 A JP 10154191A JP 2704059 B2 JP2704059 B2 JP 2704059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線や配電線のよう
な高架線に懸架され走行して、高架線や付帯物を点検す
る高架線走行装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来から、送電線や配電線では、施設場
所の地形に従がい、又、建築物を避けるために鉄塔が施
設され、そのため、高架線は鉄塔を折れ点にして、上下
左右に折り曲げて施設されるときがある。そのため、こ
のような高架線の保守・点検に使われる高架線走行装置
においては、例えば、特開平1−248918号公報で示され
る高架線移動装置のように、上下左右に屈曲して姿勢を
変えるための動作軸が設けられ、鉄塔を通過するときに
は、折れ曲がる高架線に対応して走行できるようになっ
ている。
【0004】一方、鉄道に沿って施設された配電線や給
電線では、急峻な折れ曲がりはなく、最大でも5度程度
であり、更に、保守・点検のときに損傷区間が凡そ分っ
ている場合もある。したがって、この場合には、折れ曲
がりの自由度は少なくても、小形・軽最で高架線への懸
架が容易な高架線走行装置が望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
平1−248918号公報などで示された従来の高架線走行装
置においては、動作軸が多いので、外形と重量が増える
だけでなく、高架線への取付けもやりにくくなる。そこ
で、本発明の目的は、小形軽量、構成が簡単で、高架線
への取付け取外しも容易な高架線走行装置を得ることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、連結
軸で片側が連結される一対の車台の他側に設けられ鉄道
に沿って架設された高架線の片側に外周の溝部が押圧さ
れる車輪と、車台の片側に設けられ高架線の他側に外周
の溝部が押圧される中間輪と、車台に設けられ車輪と中
間輪を駆動する走行駆動部と、高架線を中心位置として
車台に固定された固定輪と係合する可動輪に固定され固
定輪を駆動して車台を高架線を中心として反転させる反
転駆動部を収納するバランサとを備えることで、この
ランサを駆動し、車台と車輪を高架線回りに旋回させ障
害物を通過して、小形軽量、構成簡単で、取付も容易
な高架線走行装置である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の高架線走行装置が高架線に懸
架され、右側から走行してきた状態を示す正面図、図2
は図1の右側面図である。
【0008】図1及び図2において、前輪2Aと中間輪
2Bは、アルミニウム押出成型材で製作された逆L字形
の車台3Aの前後に車軸12A,12Bを介してそれぞれ取
り付けられている。一方、後輪2Cは、同じくアルミニ
ウム押出成型材で製作された車台3Bの後端に車軸12C
を介して取り付けられ、車台3Bの前端は、軸3aを介
して車台3Aの後端と連結されている。これらの前輪2
A、中間輪2Bと後輪2Cは、外周に断面U字状の溝が
形成され、この溝には高架線1との摩擦係数を増やすた
めのウレタンゴムが注入されている。
【0009】また、車台3Aの前端には、触針の先端を
前方下向きにして近接スイッチ7Aが取り付けられ、車
台3Aの後端には、近接スイッチ7Bが触針の先端を前
方上向きにして取り付けられ、車台3Bの後部にも、後
輪2Cの前側の位置に近接スイッチ7Cが触針を前方下
向きにして取り付けられている。
【0010】一方、車台3Bの前部下面には、ストッパ
3Cが垂設され、車台3Aの下部後端には、アーム3b
が突設され、このアーム3bの先端と車台3Bの中間部
下端との間には、引張りばね14が取り付けられ、アーム
3bの基部上面は引張りばね14の復帰力でストッパ3
Cの下端に押圧されている。車台3Aの下部には、前輪
2Aの後部に、逆凹字状の探傷センサ8が凹部を高架線
1に遊させて取り付けられ、車台3Bの中間部には、
後輪2Cの前方にカメラ9がレンズ側を下向きにして取
り付けられている。
【0011】次に、図2において、逆C形の固定リング
6Aが、中心を高架線1と同軸にして車台3Aの後部に
固定され、この固定リング6Aの外周には、固定リング
6Aの外周に案内され支持されて、固定リング6Aと同
軸に揺動する可動リング6Bが合している。この可動
リング6Bの外周側には、箱状のバランサ4が外周に沿
って移動自在に設けられている。
【0012】又、車台3Aの後部には、図2において右
側面にDCサーボモータ16が軸3aと同一軸上に取り付
けられ、このDCサーボモータ16の図示しない出力軸に
は、図示しない三連のスプロケットが挿着され、このス
プロケットのうちの1枚に巻装された図示しないチェー
ンの他側は、先端の車軸12Aに挿着された図示しない同
径のスプロケットに巻装され、他の2枚のうちの1枚に
巻装された図示しないチェーンの他側は、後端の車軸12
Cに挿着された図示しないスプロケットに巻装され、残
りの1枚のスプロケットは、その下部に設けられた図示
しないアイドラスプロケットを介して、車軸12Bに挿着
された図示しないスプロケットと噛み合っている。更
に、DCサーボモータ16の下部には、車台3Aの右側面
にDCモータ15が取り付けられ、このDCモータの図示
しない出力軸には、探傷センサ8を上下動させる駆動部
が連結されている。
【0013】一方、バランサ4の内部には、詳細省略し
たバッテリ5B、制御装置5Aと通信装置5Cと図示し
ない旋回用DCモータが収納され、この旋回用DCモー
タの出力側には、この旋回用駆動モータの回転方向によ
って固定リング6Aと可動リング6Bをそれぞれ右回り
や左回りに駆動して、バランサ4と固定リング6A、可
動リング6Bとの相対位置を変える詳細省略した駆動機
構が設けられている。
【0014】このように構成された高架線走行装置にお
いては、引張りばね14の復帰力により、前輪2A、中間
輪2B、後輪2Cで高架線1を両側から挟みつけるとと
もに、DCサーボモータ16を駆動して走行する。一方、
探傷センサ8で高架線1の傷を検出すると、音や光を発
して地上の作業者に知らせるとともに、カメラ9でその
傷の画像データ(写真やVTR)を取り込み、これらの
データは、高架線走行装置が後述する方法で地上に下ろ
された後に確認される。
【0015】次に、高架線走行装置の走行手順につい
て、図3を参照して説明する。同図(a)は、図1の状
態の高架線走行装置が、がいし10を通過するときを、同
図(b)は、下方に分岐した分岐引下線11を通過すると
きの動作ステップを示す。同図(a)において、矢印A
で示すように右側から走行してきた高架線走行装置は、
前輪2Aが懸垂がいし10に近づいたステップS1では、
近接スイッチ7Aの触針の先端が高架線1を把持したク
ランプ10aに触れると、近接スイッチ7Aからの信号で
DCサーボモータ16が停止する。すると、次のステップ
S2では、バランサ4の内部の旋回用DCモータが作動
して、可動リング6Bを固定リング6Aに対して図2に
おいて左回りに回転させ(バランサ4側から見ると固定
リング6Aを右回りに回転させ)て、前輪2Aと後輪2
Cを高架線1の下に、中間輪2Bを下に、車台3A,3
Bを高架線1の左側に、バランサ4を高架線の右下にす
る。
【0016】次のステップS3では、DCモータ15を駆
動して探傷センサ8を高架線1から離すとともに、DC
サーボモータ16を駆動して走行し、近接スイッチ7Bの
触針がクランプ10aに触れると、停止する。次のステッ
プS4では、ステップ2と逆方向に旋回用DCモータを
作動させて、車台3A,3B、前輪2A、中間輪2Bと
後輪2Cを固定リング6Aとともに左回に180 °旋回さ
せて、ステップ1と同一姿勢にする。
【0017】次にステップS5では、DCサーボモータ
16とDCモータ15を駆動して、探傷センサ8を下ろして
走行し、近接スイッチ7Cが作動すると停止し、次のス
テップS6では、ステップ2と同様に旋回用DCモータ
を作動して、車台3A,3Bなどをがいし10の左側に
し、次のステップ7でDCサーボモータ16を駆動して、
高架線1の傷を探傷センサ8とカメラ9で探しながら次
の障害物まで走行する。
【0018】次に、同図(b)のように分岐引下線11を
通過するときには、まず、ステップS11の前輪2Aが分
岐引下線11に接近したときには、触針先端が分岐接続
部に触れた近接スイッチ7Aからの信号でDCモータ15
を駆動して探傷センサ8を持上げてそのまま走行し、次
のステップS12で中間輪2Bが分岐引下線11に接近し
て、近接スイッチ7Bの触針の先端が分岐接続部に触れ
ると、停止する。
【0019】次のステップ13では、旋回用DCモータを
駆動させて、固定リング6Aや車台3A,3Bを大きく
左に、可動リング6Bとバランサ4はわずかに左に旋回
させて、前輪2A、後輪2Cなどを高架線1の左下側
に、バランサ4を右下側にして、C形の可動リング6B
と固定リング6Aの開口部を下側にする。
【0020】次のステップS14で走行して、DCモータ
15を駆動して探傷センサ8を突き出し、近接スイッチ7
Cの信号でDCサーボモータ16を停止させ、次のステッ
プS15では、ステップS13と逆に旋回用モータを駆動し
て固定リング6Aや車台3A,3Bを大きく右に、可動
リング6Bとバランサはわずかに右に旋回させて、前輪
2A、後輪2Cを高架線1の上に、バランサ4は左下に
移動する。次にステップS16では、DCサーボモータ16
を駆動して後輪2Cが分岐接続部を通過すると、DCモ
ータ15を作動させて探傷センサ8とカメラ9とで探傷し
ながら次の障害物まで走行する。
【0021】次に、図4は、本発明の高架線走行装置の
他の実施例を示す正面図、図5は、図4の右側面図であ
る。図4及び図5において、車台23Aの前部には車軸32
Aが貫設され、車台23Aの後端と車台23Bの前端には車
軸32Bが貫設され、車台23Bの後端には車軸32Cが貫設
されている。
【0022】このうち、車軸32Aには車台23Aの左側に
前輪22Aが、車軸32Bには中間輪22Bが、車軸32Cには
後輪22Cがそれぞれ挿着されている。又、車軸32Aには
車台23Aの右側にスプロケット36Aが、車軸32Bには2
連のスプロケット36Bが、車軸32Cはスプロケット36C
がそれぞれ挿着され、このうち、スプロケット36A,36
B間にはチエーン37Aが、スプロケット36B,36C間に
はチエーン37Bが巻装されている。
【0023】また、車台32Bの前端には、アーム23bが
突設され、このアーム23bの前端と車台32Aの中間部と
の間には、引張りばね34が張力を与えられた状態で取り
付けられ、車台32Aにはストッパ23Cが固定され、この
ストッパ23Cの下面は引張りばね34の復帰力でアーム23
bの上面に当接している。
【0024】更に、車台23Aの前端上部には、近接スイ
ッチ7Aが触針を前方下向きにして取り付けられ、車台
32Aの後部には、近接スイッチ7Bが触針を前方上向き
にして、車台32Bの後部にも近接スイッチ7Cが触針を
前方下向きにしてそれぞれ取り付けられている。車台23
Aの前端下部には、探傷センサ8が下側の凹部を高架線
1に遊して取り付けられ、車台23Bの中間部には、レ
ンズを下側にしてカメラ9が取り付られている。また、
車台23Aの中間部には貫通穴38Aが設けられ、車台23B
の中間部にも貫通穴38Bが設けられている。
【0025】一方、車台23Aの後部右側面には、駆動枠
20が固定され、この駆動枠20にはDCサーボモータ26が
固定され、このDCサーボモータ26の出力軸は、車軸32
Bに連結され、駆動枠20の右端には車軸32Bの軸心線上
に軸21が車台23A,23Bと平行に固定され、この軸21に
は筒状のケース28の一端が遊されている。
【0026】このケース28の内部には、詳細省略した駆
動モータ27が収納され、この駆動モータ27の出力端には
図示しない傘歯車が固定され、この傘歯車は軸21に固定
された図示しない傘歯車と噛み合っている。一方、ケー
ス28の他端には、管29が固定され、この管29の先端に
は、図2と同様にバランサ4が取り付けられ、このバラ
ンサ4の内部には、制御装置5A、バッテリ5Bと通信
装置5Cが収納されている。
【0027】さて、このように構成された高架線走行装
置においては、詳細後述する昇降装置で貫通穴38A,38
Bを介して把持され、図5で示すように横向きにして
(注;駆動枠20が下側、管29は図5において水平)折り
曲げられ高架線1の高さまで持ちあげられた後、図4の
ように拡げられることで、引張りばね24と前輪22A、中
間輪22Bと後輪22Cで高架線1を挟みつける。次に、駆
動モータ27を駆動して図5のような姿勢をとった後、D
Cサーボモータ26を駆動して高架線1の上を走行する。
【0028】次に、この高架線走行装置の走行手順につ
いて、図7のがいし10を通過するときの例で説明する。
ステップ21は、上述の高架線1へ取付けるときの各部
の姿勢を示し、バランサ4は高架線走行装置の進行方向
に対してやや右寄りに傾いて持ち上げれた後、上述のよ
うに引張りばね34で高架線1を挟みつける。
【0029】次のステップ22では、駆動モータを駆動
し、バランサ4を左回りに駆動し、車台23A,23Bなど
を高架線1の下側から右回りに旋回させて中間輪22Bを
高架線1の上側に、前輪22A、後輪22Cを下側にする。
次にステップ23では、そのまま走行して、近接スイッチ
7Aがクランプ部10aを検出したときには、探傷センサ
8を下ろしてそのまま通過する。このとき、前輪22A
は、クランプ10aに乗り上げるが、引張りばね34の復帰
力で、高架線1は中間輪22Bと後輪22Cで強く挟まれて
いるので、高架線走行装置は落下しない。
【0030】次のステップS24では、探傷センサ8を上
げてそのまま走行し、前輪22Aがクランプ部10aの下を
通過し近接スイッチ7Bが動作すると停止し、次のステ
ップ25で、駆動モータ27をステップ22と逆に回転させ、
車台23A,23Bなどを左回りに旋回させて、前輪22A、
後輪22Cを高架線1の上側にする。
【0031】次のステップS26では、そのまま走行し
て、クランプ部10aの下側を通過し、近接スイッチ7C
の動作で停止する。図示しない次のステップでは、駆動
モータ27を駆動して、バランサ4を右に移動して、車台
23A,23Bを右旋回させ、高架線1の左側にして、中間
輪22Bを高架線1の上にして次の障害物まで探傷センサ
8とカメラ9で探傷しながら走行する。また、引下げ線
のときも、同様に駆動モータ27を駆動して、車台23A,
23Bや前輪22A、中間輪22B、後輪22Cなどを左右に旋
回させ、駆動モータ25で探傷センサ8を上下して走行す
る。
【0032】次に、このように構成された高架線走行装
置を、上述のように高架線1に懸架させる昇降装置を図
8の斜視図及びこの図8の部分平面図を示す図9で説明
する。図8及び図9において、高架線1には、繊維強化
プラスチックス製の2本のパイプ41などで構成する昇降
枠42の上端が傾めに立てかけられ、下端には脚部45が設
けられている。
【0033】この昇降枠42の上端には、プーリ43が取り
付けられ、2本のパイプ41には、あらかじめ詳細を図9
で示す高架線走行装置載還部40のベース46がガイド穴47
を嵌合されて装着され、このベース46の中央部には昇降
用ワイヤ42の片端が固定され、この昇降用ワイヤ42の上
端は、プーリ43に巻きつけられ、他端は地上まで垂下し
ている。
【0034】ベース46には、図9において後部側の左右
に、リニヤガイド48が横に設けられ、このリニヤガイド
48の前面側には移動部49がそれぞれ遊され、この移動
部49の上面にはピン50が立設され、移動部49の更に前面
にはナット53が固定されている。ベース46の前面の左右
端には、軸受51A,51Bが取り付けられ、この軸受51
A,51Bにはスクリュー棒52の両端が貫通し、このスク
リュー棒52は、上述のナット53に螺合し、スクリュー棒
52の左端にはプーリ54が固定され、このプーリ54にはワ
イヤ44Aが巻装されている。
【0035】このような昇降装置で高架線走行装置を高
架線1に懸架するときには、上述の左右の移動部49に
は、図8で示すように高架線走行装置が載置され、この
とき、左右のピン50は、図6で示す高架線走行装置の左
右の貫通穴38A,38Bに下から挿入されることで、高架
線走行装置を図6の状態で挟持する。
【0036】次に、この高架線走行装置は、地上の作業
員のワイヤ44Bの操作で高架線1の高さまで持ち上げら
れ、次いでワイヤ44Aを操作することで、プーリ54、ス
クリュー棒52、ナット53と移動部49を介して、車台23
A,23Bは外側に移動され、図7のステップS21で説明
したように、引張りばね34の復帰力により、前輪22A、
中間輪22Bと後輪22Cで両側から高架線1を挟む。
【0037】なお、上記図4、図5の実施例において
は、軸21に遊されたケース28の内部に駆動モータ27を
収納した例で説明したが、図10のように軸21とパイプ69
の間にアーム68を設けて、このアーム68を矢印66のよう
に駆動し、パイプ69を矢印67のように駆動してもよい。
更に、上記実施例では、地上の作業者が高架線走行装置
の位置や姿勢を見ながら無線で誘導する例で説明した
が、あらかじめプログラムされた動作データにしたがっ
て、制御装置がその一部である検出手段(障害物検出セ
ンサ、走行カウンタなど)を用いて、自律的に走行する
方法や、前述のような障害物検出センサ(近接スイッチ
7A,7B,7C)を用いて作業の誘導を補助する中間
的な方法を採ってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上、本発明によれば、連結軸で片側が
連結される一対の車台の他側に設けられ鉄道に沿って架
設された高架線の片側に外周の溝部が押圧される車輪
と、車台の片側に設けられ高架線の他側に外周の溝部が
押圧される中間輪と、車台に設けられ車輪と中間輪を駆
動する走行駆動部と、高架線を中心位置として車台に固
定された固定輪と係合する可動輪に固定され固定輪を駆
動して車台を高架線を中心として反転させる反転駆動部
を収納するバランサとを備えることで、バランサを駆動
して車台と車輪を高架線回りに旋回させて障害物を通過
するようにしたので、小形軽量、構成で、取付け
も容易な高架線走行装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高架線走行装置の一実施例を示す正面
図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】本発明の高架線走行装置の作用を示す説明図。
【図4】本発明の高架線走行装置の他の実施例を示す正
面図。
【図5】図4の右側面図。
【図6】本発明の高架線走行装置の他の実施例の作用を
示す右側面図。
【図7】本発明の高架線走行装置の他の実施例の図6と
異なる作用を示す説明図。
【図8】本発明の高架線走行装置を高架線へ懸架させる
昇降装置を示す斜視図。
【図9】図8の要部を示す詳細拡大平面図。
【図10】本発明の高架線走行装置の異なる他の実施例
を示す図。
【符号の説明】
1…高架線、2A…前輪、2B…中間輪、2C…後輪、
3A,3B,23A,23B…車台、4…バランサ、5A…
制御装置、5B…バッテリ、5C…通信装置、6A…固
定輪、6B…可動輪、7A,7B,7C…触針、8…探
傷装置、9…カメラ、10…がいし、11…分岐引下線、12
A,12B,12C…車軸、14…引張りばね、15…DCモー
タ、16…DCサーボモータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結軸で片側が連結される一対の車台の
    他側に設けられ鉄道に沿って架設された高架線の片側に
    外周の溝部が押圧される車輪と、前記車台の片側に設け
    られ前記高架線の他側に外周の溝部が押圧される中間輪
    と、前記車台に設けられ前記車輪と前記中間輪を駆動す
    る走行駆動部と、前記高架線を中心位置として前記車台
    に固定された固定輪と係合する可動輪に固定され前記固
    定輪を駆動して前記車台を前記高架線を中心として反転
    させる反転駆動部を収納するバランサとを備えた高架線
    走行装置。
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