JP2702540B2 - 気泡発生浴槽の噴出ノズル構造 - Google Patents

気泡発生浴槽の噴出ノズル構造

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JP2702540B2
JP2702540B2 JP3161589A JP3161589A JP2702540B2 JP 2702540 B2 JP2702540 B2 JP 2702540B2 JP 3161589 A JP3161589 A JP 3161589A JP 3161589 A JP3161589 A JP 3161589A JP 2702540 B2 JP2702540 B2 JP 2702540B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、気泡発生浴槽の噴出ノズル構造に関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 従来、気泡発生浴槽の噴出ノズルの一形態として、循
環ポンプより強送されてくる浴湯を噴流に変える噴流形
成部と、同噴流形成部の前直方において噴流となった浴
湯内に空気を取込んで気泡混じりの浴湯にする空気吸入
部と、同気泡混じりの浴湯を浴槽本体内へ案内するスロ
ート部とから構成したものがある。
そして、噴流形成部は、噴流形成流路を形成する固定
状態の弁座と、同弁座に接離して噴流形成流路を開閉す
る弁体とから構成し、同弁体をスロート部の一端に取付
け、同スロート部を弁座と同一軸線上にて進退調節自在
として、同スロート部の進退調節に連動して弁体との開
閉調節を行なうことにより、浴湯の噴出量・噴出圧を調
節することができるようにしている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところが、上記噴出ノズルの場合、浴湯の噴出量・噴
出圧の調節は、ストローク部を手動により進退調節して
行なわなければならないために、かかる操作が煩しく、
噴出ノズルの個数が複数個になると、煩しさが倍増する
という問題があった。
また、浴湯の噴出量・噴出圧の調節のためのスロート
部の進退調節は、スロート部より浴湯を噴出させながら
行なうと、特に噴出量を小さくする場合には、弁体を介
してスロート部に大きな水圧を受けるために、同スロー
ト部の進退調節が容易に行なえないという問題があっ
た。
そのために、逐一浴湯の噴出を停止させてから見当に
よりスロート部の進退調節を行わなればならないという
煩しさがある上に、調節後、浴湯を噴出させると、望み
の噴出量・噴出圧に調節されていない場合があるという
問題もあった。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本発明では、浴槽本体に取付けて、同浴槽本
体内へ浴湯を噴出する噴出ノズルを、噴流形成流路を形
成する弁座と、同弁座に接離して噴流形成流路を開閉す
る噴出量調節用弁体と、同噴出量調節用弁体を開閉作動
させる弁体開閉作動用モーターとから構成して、浴湯の
噴出量・噴出圧を調節可能とすると共に、噴出量調節用
弁体と弁体開閉作動用モーターとの間に、噴出量調節用
弁体の開閉作動方向に伸縮自在の防水カバーを介設した
ことを特徴とする気泡発生浴槽の噴出ノズル構造を提供
せんとするものである。
(ホ) 実施例 まず、本発明に係る噴出ノズルを具備する気泡発生浴
槽の全体的構成について添付図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示す(A)は気泡発生浴槽であ
り、同気泡発生浴槽(A)は、上面開口の箱型に形成し
た浴槽本体(1)の前後壁及び左右側壁に、それぞれ本
発明に係る足側・背側・腹側噴出ノズル(2)(2)
(3)(3)(4)(4)を合計六個設けている。
そして、同浴槽本体(1)は、周縁に一定幅の鍔状の
縁部(1a)を形成し、同縁部(1a)に空気取入部(5)
を設け、左右側壁の略中央部に、横断面略V字状の縦長
凹部(1b)(1b)を形成し、同凹部(1b)(1b)の後壁
(背側)に面する側の傾斜面(1′b)に、上記腹側噴
出ノズル(4)(4)を後壁の中央部に向けて取付けて
いる。
また、かかる気泡発生浴槽(A)の外部にはポンプ保
護ケース(9)を配設しており、同ケース(9)内に
は、浴湯を循環させる循環ポンプ(P)と、同ポンプ
(P)により循環される浴湯を濾過する濾過機(43)
と、同ポンプ(P)を駆動させるポンプ駆動用モーター
(M)と、同モーター(M)や後述する弁体開閉作動用
モーター(M1)の駆動を制御する制御部(C)とを設け
ている。
また、上記循環ポンプ(P)と気泡発生浴槽(A)と
の間には、浴湯循環流路(D)を介在させている。
すなわち、浴湯循環流路(D)は、気泡発生浴槽
(A)から循環ポンプ(P)へ浴湯を送るための浴湯吸
込パイプ(10)と、同循環ポンプ(P)から、同浴槽
(A)へ浴湯を送るための浴湯強送パイプ(11)とより
構成している。
そして、同浴湯吸込パイプ(10)は、浴槽本体(1)
の下部に一端を開口し、循環ポンプ(P)の吸水口に他
端を連通して同循環ポンプ(P)に浴湯を吸込むように
する一方、浴湯強送パイプ(11)は、循環パイプ(P)
の吐水口に一端を連通し、前記噴出ノズル(2)(3)
(4)にそれぞれ他端を連通連結している。
また、浴湯強送パイプ(11)の中途部には、同パイプ
(11)内を圧送される浴湯の圧力を検出する圧力検出セ
ンサ(図示せず)を取付け、同センサからの検出結果
を、制御部(C)に送り、同制御部(C)により各噴出
ノズル(2)(3)(4)から噴出される浴湯の噴出圧
を制御するようにしている。
以下、本発明に係る足側・背側・腹側噴出ノズル
(2)(3)(4)の構成について具体的に説明する。
各噴出ノズル(2)(3)(4)は、それぞれ浴湯の
噴出量・噴出圧を自動的に変更可能に構成したことに特
徴があり、以下第3図〜第5図に示す足側噴出ノズル
(2)の構成を参照して説明する。
すなわち、足側噴出ノズル(2)は、浴槽本体(1)
の足側噴出ノズル接続口(1g)に、筒状のノズルケーシ
ング(20)を浴槽本体(1)の外側部に片持ち状態に連
通連設し、同ノズルケーシング(20)内に、気泡混じり
の浴湯を噴出する噴流形成部(50)と、同噴流形成部
(50)から噴出される気泡混じりの浴湯の噴出方向を定
めるスロート部(60)とを、浴槽本体(1)側に位置す
る化粧カバー(26)を介して配設固定している。
以下、噴出ノズル(2)の構成部品であるノズルケー
シング(20)、化粧カバー(26)、スロート部(60)及
び噴流形成部(50)について個々に説明する。
ノズルケーシング(20)は、第3図に示すように、浴
槽本体(1)の前壁下部に開口した円形の足側噴出ノズ
ル接続口(1g)に前端を連通連結して、後端を略水平に
後方へ伸延させている。
そして、足側噴出ノズル接続口(1g)の周縁にリング
状のパッキン(1h)を嵌合し、浴槽本体(1)内に位置
する同パッキン(1h)の前面に、内周面に雌ネジを形成
したリング状雌ネジ部(1i)の後面を取付けて、同リン
グ状雌ネジ部(1i)に、ノズルケーシング(20)の前端
部外周面に形成した外周雄ネジ部(20a)を着脱自在に
螺着して、同ノズルケーシング(20)を浴槽本体(1)
の前壁に略直交状態にかつ水密状態に取付けている。
また、化粧カバー(26)は、全体形状を筒状とし、外
周面に雌ネジ部(26a)を形成し、同雌ネジ部(26a)
を、ノズルケーシング(20)の前端部内周面に形成した
内周雄ネジ部(20j)に着脱自在に螺着し、同化粧カバ
ー(26)の前端部(26b)を、内外側重合状態に螺着し
たノズルケーシング(20)の前端及びリング状雌ネジ部
(1i)の前端に沿って、同リング状雌ネジ(1i)の外周
面まで折返し状に伸延させて、同前端部(26b)により
ノズルケーシング(20)の前端及びリング状雌ネジ部
(1i)を被覆し、同化粧カバー(26)の後端にて後述す
るスロート固定部材(25)を固定している。
また、ノズルケーシング(20)の中央部周壁には、第
4図及び第5図に示すように、吸気パイプ連結部(20
b)を開口し、同連結部(20b)に、一端を前記空気取入
部(5)(第1図参照)に連通連結した吸気パイプ(1
2)の他端を着脱自在に連通連結している。
また、ノズルケーシング(20)の後部周壁には、第3
図及び第4図に示すように、ノズル軸線と直交する強送
パイプ連結部(20c)を開口し、同連結部(20c)に浴湯
強送パイプ(11)を着脱自在に連通連結している(第1
図参照)。(n)は浴湯流入方向を示す。
そして、上記連結部(20b)(20c)は、ノズルケーシ
ング(20)の円周方向に一定角度位相を変えて開口して
いる。
また、スロート部(60)は、スロート(24)と、同ス
ロート(24)を首振り調節自在に支持するスロート固定
部材(25)及び弁座形成筒体(21)の前部とから構成し
ている。
そして、スロート(24)は、基部(24a)の外周面を
球面状に形成し、同基部(24a)をスロート固定部材(2
5)の内周面と弁座形成筒体(21)の内周面にそれぞれ
形成したスロート支持面(25a)(21b)に摺動自在に面
接触させて嵌着しており、同基部(24a)より外径を縮
径させた円筒状の先端部(24b)を前方へ向けて突出さ
せ、同先端部(24b)を手動により基部(24a)を中心に
上下左右任意の方向に首振り調節自在としている。
しかも、スロート(24)の基部(24a)には、スロー
ト支持面(25a)(21b)より一定の摺動抵抗が作用し、
スロート(24)を任意の首振り角度で停止できるように
している。
そして、スロート(24)の基部(24a)は、スロート
支持面(21b)に嵌着させた状態で頂部(24′a)を、
弁座形成筒体(21)の前端面と同一垂直面上に位置さ
せ、かつ同基部(24a)の中心から後端面(24′b)ま
での幅を基部(24a)の半径の略半分に形成して、浴槽
本体(1)内よりスロート支持面(21b)へのスロート
基部(24a)の嵌着を容易に行なえるようにしている。
しかも、スロート(24)の基部(24a)は、略前半部
内周面を先端部(24b)の内径と同径とし、略後半部内
周面を、後方へ向けて拡径に形成して、同基部(24a)
の後端開口径を弁座形成筒体(21)の内径よりも大径と
し、同スロート(24)の首振り調節時にも、弁座形成筒
体(21)よりスロート(24)への噴出浴湯の流入が円滑
に行なえるようにしている。
さらに、スロート(24)の先端部(24b)は、先端面
を化粧カバー(26)の浴槽本体(1)内に位置する前端
面近傍まで伸延させ、同先端部(24b)の外周面と化粧
カバー(26)の内周面との間に、スロート首振り操作用
空間(28)を形成している。
そして、かかるスロート首振り操作用空間(28)は、
入浴者がスロート(24)の先端部(24b)をつまんで、
同スロート(24)を任意の方向へ首振り操作可能な大き
さに形成している。
また、スロート固定部材(25)は、ノズルケーシング
(20)の前部内周面に位置決め用溝を介して嵌合し、前
面(25b)を化粧カバー(26)の後端に固定用リング(2
8)を介して固定し、内周面(25a)をスロート(24)の
基部(24a)の前部球状面と対応した凹状球面に形成し
て、同内周面(25a)により、スロート(24)の基部(2
4a)の前部外周面を摺動自在に面接触させて支持してい
る。
また、弁座形成筒体(21)は、ノズルケーシング(2
0)の前端開口部より同ノズルケーシング(20)内の中
央部に出入れ自在に嵌入して、後端面を前記強送パイプ
連結部(20c)の近傍に位置させ、前部外周面に形成し
た突状段部(21b)をノズルケーシング(20)の内周面
に形成した凹状段部(20i)に係合して、後方への摺動
さらには軸線廻りの回転を規制すると共に、弁座形成筒
体(21)に設けた噴流形成部(50)とノズルケーシング
(20)内に設けた空気混入部(70)との位置合わせをし
ている。
そして、弁座形成筒体(21)の前部内周面には、スロ
ート(24)の基部(24a)の後部球状面と対応した凹状
球面のスロート支持面(21c)を形成し、同スロート支
持面(21c)に、前記したようにスロート(24)の基部
(24a)を面接触させて嵌着して、スロート固定部材(2
5)により前方への摺動を規制された同スロート(24)
の基部(24a)により弁座形成筒体(21)の前方への摺
動を規制している。
また、本発明の要部である噴流形成部(50)は、弁座
形成筒体(21)の中途部に設けた空気混入部(70)と、
同空気混入部(70)の直後方において噴流形成流路(2
7)を形成する弁座(21a)と、同弁座(21a)に接離し
て噴流形成流路(27)を開閉する噴出量調節用弁体(2
2)と、同噴出量調節用弁体(22)を開閉作動させる弁
体開閉作動用モーター(M1)と、同モーター(M1)を支
持する後壁形成板(29)とから構成している。
そして、上記吸気パイプ連結部(20b)の軸線と直交
する弁座形成筒体(21)の中途部外周面位置には、第4
図及び第5図に示すように、外周面に沿って環状の空気
流入路(21d)を形成し、同空気流入路(21d)中の吸気
パイプ連結部(20b)側と、同連結部(20b)と対向する
側に、それぞれ空気流入口(21e)(21f)を設けて、同
空気流入口(21e)(21f)中を通して弁座形成筒体(2
1)内と吸気パイプ連結部(20b)とを連通させて、同弁
座形成筒体(21)内に空気混入部(70)を形成してい
る。(m)は空気流入方向を示す。
また、弁座形成筒体(21)の空気混入部(70)の直後
方に位置する中途部に、弁座(21a)を弁座形成筒体(2
1)と同軸的に設け、同弁座(21a)の軸線上に噴流形成
流路(27)を形成すると共に、同弁座(21a)の後端内
周縁部に直角状の角部(21′a)を形成し、同角部(2
1′a)に、先端外周縁部を傾斜面(22a)に形成した噴
出量調節用弁体(22)を接離させて、同噴出量調節用弁
体(22)により噴流形成流路(27)の開閉量(噴出量と
噴出圧を調節する)を調節可能に構成している。
また、弁体開閉作動用モーター(M1)は、第6図に示
すように、後壁形成板(29)に筒状のモーターケーシン
グ(23)を着脱自在に取付け、同モーターケーシング
(23)内に、円筒状のコイル(23a)をノズルケーシン
グ(20)と同軸的に設け、同コイル(23a)内に円筒状
のマグネット(23b)を配設して、同コイル(23a)を励
磁することによりマグネット(23b)を正逆回転可能と
し、同マグネット(23b)内に円筒状のロータナット(2
3c)を同心円的にかつ一体的に取付け、同ロータナット
(23c)をベアリング(23e)により回転自在に軸架し、
同ロータナット(23c)中に弁体支持ロッド(23d)を進
退摺動自在に挿貫している。
そして、ロータナット(23c)の内周面に螺旋状のロ
ータナット側ボール溝(23k)を形成する一方、弁体支
持ロッド(23d)の外周面に、同ロータナット側ボール
溝(23k)と同一方向に螺旋状のロッド側ボール溝(23
m)を形成して、対向するロータナット側ボール溝(23
k)とロッド側ボール溝(23m)との間にボール(23n)
を複数個転動自在に介在させている。(23g)は、上記
弁体支持ロッド(23d)がロータナット(23c)とつれま
わりするのを防止する回転規制片である。
かかる構成により、マグネット(23c)と一体回転す
るロータナット(23b)に連動して、弁体支持ロッド(2
3d)をボール(23n)を介して微小距離無段階に進退作
動させることができるようにしている。
しかも、弁体支持ロッド(23d)の先端は、後述する
後壁形成板(29)の中央部に設けたロッド挿通孔(29
e)中を貫通して、同ノズルケーシング(20)内に伸延
させ、上記弁体支持ロッド(23d)の先端に噴出量調節
用弁体(22)を取付けている。
また、弁体支持ロッド(23d)の後端には、同弁体支
持ロッド(23d)の進退移動量、すなわち、同弁体支持
ロッド(23d)の進退作動による噴出量調節用弁体(2
2)の開閉量(噴出量と噴出圧を調節する)を検出する
弁基準位置検出センサ(23f)を取付けており、同検出
センサ(23f)は、基準位置ホール素子(23i)と、同基
準位置ホール素子(23i)と対向する弁体支持ロッド(2
3d)の後端位置に取付けた基準位置検出用マグネット
(23j)とから構成している。
そして、弁体基準位置検出センサ(23f)は、弁体支
持ロッド(23d)の進退作動に応じて変化する基準位置
ホール素子(23i)と基準位置検出用マグネット(23j)
との間の磁力変化を、電気的変化に変換して制御部
(C)へ送り、基準位置(例えば、完全閉位置)を検出
すると共に同制御部(C)により弁体開閉作動用モータ
ー(M1)の基準位置からのパルス数(回転角度)を演算
するようにしている。(23h)は、コイル(23a)や上記
弁体開閉量検出センサ(23f)に接続したコードであ
る。
かかる構成により、弁体開閉作動用モーター(M1)
は、コイル(23a)に通電してマグネット(23c)と共に
ロータナット(23b)を回転させ、同ロータナット(23
b)の回転に連動して弁体支持ロッド(23d)を進退作動
させて、同弁体支持ロッド(23d)の先端に取付けた噴
出量調節用弁体(22)を弁座(21a)に接離させて、浴
槽本体(1)内への浴湯の噴出量と噴出圧の調節が行え
るようにしている。
しかも、かかる噴出量調節用弁体(22)の開閉量は、
弁体基準位置検出センサ(23f)により検出した基準位
置の結果を制御部(C)へ送り、それを基準に同制御部
(C)によりコイル(23a)への通電を制御して、同噴
出量調節用弁体(22)を適正に開閉作動させ、浴槽本体
内への浴湯の噴出量・噴出圧の微調節を行なえるように
している。
また、弁体開閉作動用モーター(M1)としては、噴出
量調節用弁体(22)を微小距離無段階に進退作動させ
て、浴湯の噴出量・噴出圧を微調節できるものであれば
よく、他に圧電アクチュエータを用いることもできる。
また、上記した噴出量調節用弁体(22)の後端周縁に
は、同噴出量調節用弁体(22)と一体をなす防水カバー
(40)を取付けており、本発明は、かかる防水カバー
(40)により弁体開閉作動用モーター(M1)の防水性を
確保したことにも特徴を有している。
すなわち、防水カバー(40)は、弁体支持ロッド(23
d)の先端部を囲繞して、同ロッド(23d)の表面を介し
た弁体開閉作動用モーター(M1)への水の浸入を防止す
るために設けたものであり、同防水カバー(40)の後端
周縁に一体成形した取付用フランジ(30)の後面を、後
壁形成板(29)の前面に形成したフランジ取付用凹部
(29b)に面接触させて水密状態に取付けている。
そして、防水カバー(40)は、弁体支持ロッド(23
d)の進退作動に連動して前後方向へ伸縮すべく蛇腹状
に形成している。
また、一体成形した防水カバー(40)と噴出量調節用
弁体(22)と取付用フランジ(30)は、本実施例では、
ポリテトラフルオロエチレンやナイロン11等の合成樹脂
により形成している。
また、後壁形成板(29)のロッド挿通孔(29e)の前
端周縁には、リング状のシール材(33)を取付けて、同
シール材(33)により弁体支持ロッド(23d)の外周面
をシールしている。
また、防水カバー(40)の内周面と噴出量調節用弁体
(22)の後面とシール材(33)の前面とにより形成され
る空間(41)は、後壁形成板(29)中及びノズルケーシ
ング(20)中に形成した空気流入・流出路(42)を通し
て外部と連通させ、噴出量調節用弁体(22)の進退作動
及び防水カバー(40)の伸縮作動に連動して、空間(4
1)内に空気が流入・流出するようにしている。
また、防水カバー(40)の外周には、同防水カバー
(40)が伸縮作動時に綿くずや髪毛等をかみ込むのを防
止するための髪毛等かみ込み防止用カバー(44)を配設
している。
すなわち、髪毛等かみ込み防止用カバー(44)は、防
水カバー(40)と噴出量調節用弁体(22)の外周面を囲
繞する筒状のカバー本体(44a)と、同カバー本体(44
a)の後端周面に一体成形した連結用フランジ(44b)と
から形成し、連結用フランジ(44b)の後面を取付用フ
ランジ(30)の前面に面接触させて、両フランジ(44
b)(30)を連結ボルト(45)により着脱自在に連結し
ている。
そして、カバー本体(44a)の前端内周面には、噴出
量調節用弁体(22)の外周面に摺接する摺接部(44c)
を設けており、噴出量調節用弁体(22)の最大前進状態
及び最大後退状態においても、同摺接部(44c)が同噴
出量調節用弁体(22)の外周面に面接触して、同摺接部
(44c)の内周面と噴出量調節用弁体(22)の外周面と
の間からカバー本体(44a)内に綿くずや髪毛等が侵入
するのを防止できるようにしている。
また、前記したノズルケーシング(20)の後壁は、同
ノズルケーシング(20)とは別体の後壁形成板(29)に
より形成しており、同後壁形成板(29)は、ノズルケー
シング(20)の後端部内径と略同一径の円板状とし、ノ
ズルケーシング(20)の前端開口部より取付け・取外し
自在に嵌入装着している。
そして、後壁形成板(29)は、ノズルケーシング(2
0)の後端内周面に形成した後壁形成板規制片(20g)に
後面周縁部を当接・係止させて後方への摺動を規制する
一方、弁座形成筒体(21)の後端に形成した後壁前進規
制用段部(21d)に、前面周縁部を当接・係止させて前
方への摺動を規制している。(29a)は後壁形成板(2
9)の周面に設けたパッキンである。
また、前記したモーターケーシング(23)の外径は、
上記後壁形成板(29)の内周面により形成されるノズル
ケーシング(20)の後端開口部(20k)の内径よりも小
径に形成している。
かかる構成により、後壁形成板(29)は、同後壁形成
板(29)の前方への摺動を規制している弁座形成筒体
(21)を取外せば、ノズルケーシング(20)の前端開口
部より取外すことができ、しかも、後壁形成板(29)に
取付けた弁体開閉作動用モーター(M1)は、ノズルケー
シング(20)の後端開口部(20k)の内径より小径とし
ているために、後壁形成板(29)と一体的に取外すこと
ができる。
なお、弁体開閉作動用モーター(M1)は、必要に応じ
て浴槽本体(1)の外部において、後壁形成板(29)よ
り取外すこともできる。
また、他の噴出ノズル(3)(4)も上記噴出ノズル
(2)と同様に構成して、浴湯の噴出量・噴出圧の微調
節が行なえるようにしていると共に、蛇腹状の防止カバ
ー(22e)により弁体開閉作動用モーター(M1)の防水
性を良好に確保している。
また、上記噴出ノズル(2)(3)(4)の調節は、
リモートコントローラ(30)(第1図参照)により行な
うことができるようにしている。
また前記した空気取入部(5)は、第8図に示すよう
に、底面中央部に設けた吸気パイプ連結部(83)の前後
壁にそれぞれ吸気パイプ(12)(12)の一端を連通連結
して、空気取入部(5)の上部に設けた空気取入口より
内部に取入れた空気を吸気パイプ連結部(83)中を通し
て各吸気パイプ(12)(12)に送り、各吸気パイプ(1
2)(12)より各噴出ノズル(2)(3)(4)へ空気
を供給できるようにしている。第8図中、(84)はリア
クタンス形のサイレンサ、(85)は逆止弁であり、同逆
止弁(85)により吸気パイプ(12)中を浴湯が逆流する
のを防止している。
(へ) 効果 本発明では、噴出ノズルに弁体開閉作動用モーターを
設けて、同弁体開閉作動用モーターにより噴出量調節用
弁体の開閉量を調節して、浴湯の噴出量・噴出圧を自動
的に変更することができるために、かかる噴出ノズルが
複数個ある場合にも、何ら煩しさが生じない。
また、浴湯を噴出させながら弁体開閉作動用モーター
により、弁体の開閉量を調節して、浴湯の噴出量・噴出
圧を変更することができるために、望み通りの浴湯の噴
出量・噴出圧の設定変更を迅速かつ確実に行なうことが
できる。
また、噴出量調節用弁体と弁体開閉作動用モーターと
の間に、噴出量調節用弁体の開閉作動方向に伸縮自在の
防水カバーを介設しているために、同防水カバーによ
り、噴出量調節用弁体が開閉作動するにもかかわらず、
弁体開閉作動用モーターの防水性を良好に保つことがで
き、同弁体開閉作動用モーターの機能を長期間良好に確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る噴出ノズルを具備する気泡発生
浴槽の斜視図。 第2図は、同気泡発生浴槽の平面図。 第3図は、噴出ノズルの拡大断面図。 第4図は、同噴出ノズルの背面図。 第5図は、第3図のI−I線断面図。 第6図は、弁体開閉作動用モーターの拡大断面図。 第7図は、防水カバーの拡大断面図。 第8図は、吸気パイプの配管断面図。 (A):気泡発生浴槽 (P):循環ポンプ (C):制御部 (1):浴槽本体 (2):足側噴出ノズル (3):背側噴出ノズル (4):腹側噴出ノズル (10):浴湯吸込パイプ (11):浴湯強送パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋田 光明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 内山 浩一 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 森山 謙治 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体に取付けて、同浴槽本体内へ浴湯
    を噴出する噴出ノズルを、噴流形成流路を形成する弁座
    と、同弁座に接離して噴流形成流路を開閉する噴出量調
    節用弁体と、同噴出量調節用弁体を開閉作動させる弁体
    開閉作動用モーターとから構成して、浴湯の噴出量・噴
    出圧を調節可能とすると共に、噴出量調節用弁体と弁体
    開閉作動用モーターとの間に、噴出量調節用弁体の開閉
    作動方向に伸縮自在の防水カバーを介設したことを特徴
    とする気泡発生浴槽の噴出ノズル構造。
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