JP2701487B2 - 製紙機械設備の監視装置 - Google Patents

製紙機械設備の監視装置

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睦了 甲斐
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は製紙機械設備の監視装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 製紙機械設備は、ワイヤパート、プレスパート、ドラ
イヤパート、カレンダー、リール、ワインダ、ライン駆
動用高圧モータ、補機類高圧モータ等の作業装置からな
り、非常に多くの回転作動部を有しているが、製紙機械
設備の各回転作動部は、湿分が高い環境であったり、高
速回転であったり、温度が高温となる等の悪い条件下で
運転される部分が多く、軸受部等に振動・故障等を生じ
易く、又、振動・故障等が生じると、直ちに紙の品質に
大きな影響が出るため、上記振動・故障等を早期に発見
して修理、交換等を行わないと、多量の不良品を出して
しまったり、或いは故障が他にも影響して被害を拡大さ
せてしまう等の問題を生じる。
たとえば、ドライヤパートを例にとってみると、該ド
ライヤパートは、プレス部の次に置かれて加熱乾燥によ
り湿紙の脱水を行わせる部分であり、高速で運転されて
いる。
第3、4図は上記ドライヤパートの一部を示すもの
で、乾燥ドラム1を上下2段に且つ上下方向の位置を互
にずらして千鳥配置として、該各乾燥ドラム1の軸を軸
受2を介してフレーム3上に回転自在に支持させると共
に、上下の各乾燥ドラム1の軸同士を駆動側に設けた動
力伝達用の複数のギヤ列4にて連結し、更に、上側の乾
燥ドラム1の間に平行に配したキャンバスロール5を利
用して無端状の上キャンバス(フエルト)6を上側の乾
燥ドラム1とキャンバスロール5に交互に掛け巡らせる
ことにより各上側乾燥ドラム1の上面部を覆うように
し、同様に下側の乾燥ドラム1にも各下側乾燥ドラム1
間のキャンバスロール7を利用して無端状の下キャンバ
ス8を各下側乾燥ドラム1の下面部を覆うようにしてあ
り、プレス部から導かれた湿紙9を乾燥部入口にあるス
ムージングプレス10を通し、紙面を平滑にした後、湿紙
9の表面を下側乾燥ドラム1の表面に当て、次いで、上
段の乾燥ドラム1に湿紙9の反対側が当てられるように
して順次各上下2段の乾燥ドラム1に沿わせることによ
り上下のキャンバス6,8と各乾燥ドラム1との間で紙中
の水分を除去し、更に、各乾燥ドラム1内に蒸気を噴出
させて、該蒸気の潜熱の放出により各乾燥ドラム1の壁
を介して紙に伝熱し紙を乾燥させるようにしてある。11
はキャンバス乾燥用のドラム、12はキャンバス案内ロー
ル、13はギヤケースである。
上記したようなドライヤパートは、高温乾燥状態で高
速運転されるという悪環境にさらされている部分であ
り、このような個所に用いられている各乾燥ドラム1の
軸受2は損傷し易く、又、各乾燥ドラム1同士を連結す
るギヤ列4等の駆動系は摩耗し易い。
そのために、前記したような各回転作動部が振動や故
障の発生原因となっており、従ってこのような振動・故
障の原因となる回転作動部を監視しておく必要がある
が、上記ドライヤパートにおける上記監視を必要とする
個所は少なく見ても300個所前後あり、又ドライヤパー
ト以外にも監視を必要とする回転作動部は多数あり、製
紙機械設備全体では監視を必要とする個所が少なく見て
も500個所前後に及び、監視を実行することは非常に大
変である。
このため、近年では、第5図に示すように製紙機械・
設備14の前記各回転作動部に加速度センサ15等を配置
し、該加速度センサ15による検知信号を、離れた位置の
操作室に設けられた検出部16に信号ケーブル17を介して
導くことにより一括して検出するようにしている。
検出部16は、前記各信号ケーブル17からの検出信号を
スキャナ18を介して順次検出器19に入力して検出し、そ
の検出効果を表示装置20等に出力するようになってい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来方式においては、非常に多数の加速
度センサ15(例えば500個前後)からの検知信号を常に
スキャナ18によって順番に切替え検出器19に入力して検
出するようにしているために、1巡の検出を終了するの
に多くの時間が掛り、例えば、高温、高速回転等の過酷
な条件で運転されているドライヤパート等は振動や故障
が発生し易いが、このような振動・故障が発生し易い部
分を優先的に検出して振動・故障を早期に発見するとい
うようなことはできず、そのために発見が遅れる等検出
効率が悪かった。
又、各加速度センサ15からの検知信号の夫々を、検出
部16のスキャナ18に夫々信号ケーブル17を介して導くよ
うにしているが、この信号ケーブル17が100メートル前
後にもなるために、設備が大規模になると共に、信号ケ
ーブル17が他の設備機器の配置等の邪魔になる等の問題
も有していた。
本発明は、上記従来の問題点に着目してなしたもの
で、製紙機械設備の各作業装置に、振動・故障の頻度に
応じた優先順位をつけ、振動・故障を生じ易い部位を優
先的に検出することにより検出効率を高めることを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は製紙機械設備の各作業装置における回転作動
部に加速度センサ等を配置して振動・故障等を検出する
製紙機械設備の監視装置において、前記加速度センサ等
からの検出信号を入力して各作業装置毎のユニット信号
として取出せるようにした信号切替装置を配置すると共
に、上記信号切替装置にて取出すユニット信号に順位を
もたせて出力させるよう制御する優先切替制御装置を配
置し、検出部に、前記信号切替装置から順次切替えられ
て出力される検知信号を入力して検出する検出器、及び
前記優先切替制御装置に優先切替指示信号を出力する優
先切替指示装置を備えたことを特徴とする製紙機械設備
の監視装置にかかるものである。
[作用] 製紙機械設備における振動・故障の頻度の多い作業装
置からの検知信号は、優先されて検出器に入力されるた
め、振動・故障の頻度の少ない作業装置からの検出信号
に比して検出回数が増加され、よって振動・故障の検出
が早期に行われて検出効率が向上される。
又、信号切替装置を製紙機械設備に接近して配置する
ようにしているので、信号切替装置と検出部との間を最
少の信号ケーブルで結ぶのみでよく、構成を簡素化する
ことができる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、製紙機械設
備14は、ヘッドボックス21、ワイヤパート22、プレスパ
ート23、ドライヤパート24、カレンダ25、リール26、ワ
インダ27等の各作業装置を連続的に配した構成を有して
おり、前記ワイヤパート22、プレスパート23、ドライヤ
パート24、カレンダ25、リール26、ワインダ27等の作業
装置の回転作動部はライン駆動用高圧モータ28からなる
作業装置によって夫々駆動されるようになっており、又
前記ヘッドボックス21に白水サイロ30からの白水を供給
する流路には、ファンポンプ31及びスクリーン32が配置
され、夫々補機類高圧モータ29からなる作業装置によっ
て駆動されるようになっている。
上記したワイヤパート22、プレスパート23、ドライヤ
パート24、カレンダ25、リール26、ワインダ27の各作業
装置における前記第3、4図で示した回転作動部の軸受
2、更にライン駆動用高圧モータ28及び補機類高圧モー
タ29等の作業装置の夫々に、加速度センサ15を配設し、
該各加速度センサ15からの検知信号を各作業装置22〜29
に対応する群分けされたユニット信号22′〜29′として
入力できるようにした信号切替装置33を、製紙機械設備
14の近い位置に配置する。
信号切替装置33は、入力したすべての加速度センサ15
からの検知信号を順番に切替えて出力する順次切替機能
と、前記ユニット信号22′〜29′をユニット毎に任意に
選択して優先的に切替えて出力させる優先切替機能とを
有している。
前記信号切替装置33によって切替えられて1つずつ出
力される検知信号34は、1本の信号ケーブル34′を介し
て操作室に設けられた検出部35の検出器36に導入、検出
され、その検出結果が表示装置37に表示されるようにな
っている。
又、前記検出部35に指示釦等を有した優先切替指示装
置38が備えられ、該優先切替指示装置38からの優先切替
指示信号39が1本の信号ケーブル39′を介して前記信号
切替装置33に備えた優先切替制御装置40に入力され、前
記優先切替指示装置38からの優先切替指示信号39により
信号切替装置33による前記順次切替と優先切替とが切替
制御されるようになっている。
前記各作業装置22〜29は、その作業環境や作業条件等
により、振動や故障を生じる頻度が大きく異なり、よっ
て、単に各加速度センサ15からの検知信号を順番に検出
していたのでは検出効率が悪い。
このため、前記各作業装置22〜29における振動や故障
の発生頻度を過去のデータから得て、その頻度の多いも
のから順番に番号をつけたところ、第2図に示すよう
に、最も過酷な作業条件下で運転されるドライヤパート
24が1番であり、以後プレスパート23、ワイヤパート22
…となることが分った。従ってこの順番が優先的な検出
が必要となる優先順位となる。尚、第2図には各作業装
置22〜29におけるセンサ必要個数の例を併記した。
従って、上記優先順位の高い(番号の小さい)ものを
優先させて検出することにより検出効率を上げることが
できる。
優先順位をつけた検出の仕方としては、例えば優先順
位に従って1→2→1→3→1→4以降、を繰返す。或
いは1→2→3→1→4以降、を繰返す等のようにした
り、更には振動や故障等の発生頻度に応じて例えば1と
2、3と4以降のようにグループ分けして、優先順位の
高いグループを数回検出した後に次の優先順位のグルー
プを1回検出するという操作を繰返し、優先順位が最も
低いグループは間隔をおいて定期的に検出する等の方法
によって行う。
上記優先順位に従った検出は、優先切替指示装置38に
よる指示釦等によって指示すると、優先切替制御装置40
により信号切替装置33が切替えられ、ユニット信号22′
〜29′のうちの選択されたユニット信号が順番に切替え
られて検出器36に入力されて検出され、検出結果が表示
装置37に表示される。
上記したように、各作業装置22〜29に振動や故障の発
生頻度に応じた優先順位をもたせて優先順位の高いもの
を優先的に検出することにより、振動や故障等を早期に
検出することを可能にして、振動や故障の発生による被
害を最小限に押えることができる。
又、前記信号切替装置33を製紙機械設備14の近接位置
に配置すると、前記信号切替装置33と検出部を結ぶ信号
ケーブル34′,39′の数を最少限に減らすことができ、
よって構成の大幅な簡素化が達成できる。
尚、本発明の製紙機械設備の監視装置は、上述の実施
例にのみ限定されるものではなく、加速度センサの他に
振動センサ等を用いるようにしても良いこと、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の製紙機械設備の監視装
置によれば、作業装置の振動・故障の発生頻度に応じた
優先順位により、振動・故障の発生頻度の高い部位を優
先させて重点的に検出することにより、振動・故障を早
期に発見して検出効率を高めることができ、又信号切替
装置を製紙機械設備に近接して配置すれば検出部との間
に備える信号ケーブル数を極力少なくして構成の簡素化
を図ることができる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
各作業装置の振動・故障頻度に応じた検出の優先順位を
示す表、第3図はドライヤパートの一部を示す側面図、
第4図は乾燥ドラムの駆動側ギヤ列の側面図、第5図は
従来の検出方式の一例を示すブロック図である。 15は加速度センサ、22はワイヤパート、23はプレスパー
ト、24はドライヤパート、25はカレンダ、26はリール、
27はワインダ、28はライン駆動用高圧モータ、29は補機
類高圧モータであって、夫々製紙機械設備の作業装置、
22′〜29′はユニット信号、33は信号切替装置、34は検
知信号、35は検出部、36は検出器、37は表示装置、38は
優先切替指示装置、39は優先切替指示信号、40は優先切
替制御装置を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製紙機械設備の各作業装置における回転作
    動部に加速度センサ等を配置して振動・故障等を検出す
    る製紙機械設備の監視装置において、前記加速度センサ
    等からの検出信号を入力して各作業装置毎のユニット信
    号として取出せるようにした信号切替装置を配置すると
    共に、上記信号切替装置にて取出すユニット信号に順位
    をもたせて出力させるよう制御する優先切替制御装置を
    配置し、検出部に、前記信号切替装置から順次切替えら
    れて出力される検知信号を入力して検出する検出器、及
    び前記優先切替制御装置に優先切替指示信号を出力する
    優先切替指示装置を備えたことを特徴とする製紙機械設
    備の監視装置。
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