JP2701149B2 - ポンプ所沈砂池の滞留水回収設備 - Google Patents
ポンプ所沈砂池の滞留水回収設備Info
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- JP2701149B2 JP2701149B2 JP18406188A JP18406188A JP2701149B2 JP 2701149 B2 JP2701149 B2 JP 2701149B2 JP 18406188 A JP18406188 A JP 18406188A JP 18406188 A JP18406188 A JP 18406188A JP 2701149 B2 JP2701149 B2 JP 2701149B2
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- Japan
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- pipe
- water
- suction
- washing water
- pumping
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ポンプ所沈砂池の滞留水回収設備に関する
ものである。
ものである。
一般に、排水ポンプ所においては、排水用の主ポンプ
までの導水路に、沈砂池が設けられている。
までの導水路に、沈砂池が設けられている。
この部分の滞留水は腐敗しヘドロ化して悪臭を生じ、
また、雨水の流入等により水嵩が増せば、この腐敗水が
主ポンプのピット内へ流入してそのまま排水せられ、近
隣地域に悪影響を及ぼすことになる。
また、雨水の流入等により水嵩が増せば、この腐敗水が
主ポンプのピット内へ流入してそのまま排水せられ、近
隣地域に悪影響を及ぼすことになる。
沈砂池の滞留水を回収することは必要であるが、この
部分に滞留水排出用のポンプを設置しても、流入土砂、
ビニール、木片等でポンプ吸込が閉塞されるというトラ
ブルが頻発する。
部分に滞留水排出用のポンプを設置しても、流入土砂、
ビニール、木片等でポンプ吸込が閉塞されるというトラ
ブルが頻発する。
本発明の目的は、流入土砂、ビニール、木片等による
トラブルを起こすことなく、また池内に小配管等を除
き、機器を設置することなく、沈砂池の滞留水が効率よ
く回収せられる設備を提供することにある。
トラブルを起こすことなく、また池内に小配管等を除
き、機器を設置することなく、沈砂池の滞留水が効率よ
く回収せられる設備を提供することにある。
本発明に係わるポンプ所沈砂池の滞留水回収設備にお
いては、真空吸引装置より導出された吸込管の開口先端
部を沈砂池内へ導下させ、該吸込管の導下部と連通する
細管を上導して、仕切弁により水面上の大気と、洗浄水
の供給路とに切換え導通される、通気管兼用洗浄水圧送
管となし、真空吸引装置の駆動による沈砂池内滞留水の
吸引に先立ち、通気管兼用洗浄水圧送管の導通状態が洗
浄水供給路側へ切換えられ、該通気管兼用洗浄水圧送管
を通じて吸込管の開口先端部に洗浄水が圧送されたの
ち、通気管兼用洗浄水圧送管の導通状態が水面上の大気
側へ切換えられて、上記洗浄水の圧送が停止されると共
に、真空吸引装置が駆動して沈砂池内滞留水の吸引と大
気の自吸が行なわれるよう、電気回路を組込んだ事によ
り、真空吸引装置（１）の駆動開始前において、圧送水
の作用により吸込管（２）の開口先端部（2e）から障碍
物を排除し得ると共に、真空吸引装置（１）の駆動中は
大気の自吸作用により吸込流速と吸込効率が増大される
構成となつている。
いては、真空吸引装置より導出された吸込管の開口先端
部を沈砂池内へ導下させ、該吸込管の導下部と連通する
細管を上導して、仕切弁により水面上の大気と、洗浄水
の供給路とに切換え導通される、通気管兼用洗浄水圧送
管となし、真空吸引装置の駆動による沈砂池内滞留水の
吸引に先立ち、通気管兼用洗浄水圧送管の導通状態が洗
浄水供給路側へ切換えられ、該通気管兼用洗浄水圧送管
を通じて吸込管の開口先端部に洗浄水が圧送されたの
ち、通気管兼用洗浄水圧送管の導通状態が水面上の大気
側へ切換えられて、上記洗浄水の圧送が停止されると共
に、真空吸引装置が駆動して沈砂池内滞留水の吸引と大
気の自吸が行なわれるよう、電気回路を組込んだ事によ
り、真空吸引装置（１）の駆動開始前において、圧送水
の作用により吸込管（２）の開口先端部（2e）から障碍
物を排除し得ると共に、真空吸引装置（１）の駆動中は
大気の自吸作用により吸込流速と吸込効率が増大される
構成となつている。
実施例の第１図において、１は水封式の真空ポンプま
たはブロワー1aとサンドポンプ1bとの組合せからなる真
空吸引装置であり、吸込管２を介して吸引せられた泥水
を、セパレートタンク1c内において固液と気体とに分離
し、気体は大気中に放出すると共に、固液分はサンドポ
ンプ1bにより別設の固液分離機３へ送り込む。固液分離
機３内に送り込まれた固液分は、固形分と液分に分離せ
られ、固形分は台車４に回収されて所定の廃棄場所へ送
られ、液分は送水管５を通つてポンプ井排水ポンプ６か
らの揚液と同様外部へ排出される。
たはブロワー1aとサンドポンプ1bとの組合せからなる真
空吸引装置であり、吸込管２を介して吸引せられた泥水
を、セパレートタンク1c内において固液と気体とに分離
し、気体は大気中に放出すると共に、固液分はサンドポ
ンプ1bにより別設の固液分離機３へ送り込む。固液分離
機３内に送り込まれた固液分は、固形分と液分に分離せ
られ、固形分は台車４に回収されて所定の廃棄場所へ送
られ、液分は送水管５を通つてポンプ井排水ポンプ６か
らの揚液と同様外部へ排出される。
なお、前記セパレートタンク1c内には水位感知センサ
ーが装備されており、タンク内の水位によりポンプが自
動的に起動・停止するようセツトされている。
ーが装備されており、タンク内の水位によりポンプが自
動的に起動・停止するようセツトされている。
また、排出側に何らかの不都合を生じた場合にも、セ
パレートタンク1c内の水位により吸引側の真空ポンプを
停止させる機能を装備する。そして、セパレートタンク
1c内の上記水位検知センサーには、汚物の付着による誤
作動防止のために洗浄装置が付設されていて、起動・停
止ごとに洗浄を行なわせるのである。
パレートタンク1c内の水位により吸引側の真空ポンプを
停止させる機能を装備する。そして、セパレートタンク
1c内の上記水位検知センサーには、汚物の付着による誤
作動防止のために洗浄装置が付設されていて、起動・停
止ごとに洗浄を行なわせるのである。
真空吸引装置１より導出されて複数本に分岐された吸
込管２…２は、並列に配置された複数の各沈砂池７…７
ごとに夫々導下され、該導下部と連通する細管が夫々上
導されて仕切弁８…８により水面上の大気と、洗浄水の
供給路９とに切換え導通される通気管兼用洗浄水圧送管
10を構成する。
込管２…２は、並列に配置された複数の各沈砂池７…７
ごとに夫々導下され、該導下部と連通する細管が夫々上
導されて仕切弁８…８により水面上の大気と、洗浄水の
供給路９とに切換え導通される通気管兼用洗浄水圧送管
10を構成する。
各吸込管２…２の開口先端部2eは、ビニール等の付着
や泥土等への埋没により閉塞し難いよう、例えば第２図
〔Ａ〕に見られるよう傾斜状の開口面となし、或いは同
図〔Ｂ〕に見られるよう先端部付近の外周壁に切欠き部
を設け、或いは同図〔Ｃ〕に見られるよう先端部付近の
外周壁を凹凸状に形成して、その凹所に吸水孔を穿設す
るのである。
や泥土等への埋没により閉塞し難いよう、例えば第２図
〔Ａ〕に見られるよう傾斜状の開口面となし、或いは同
図〔Ｂ〕に見られるよう先端部付近の外周壁に切欠き部
を設け、或いは同図〔Ｃ〕に見られるよう先端部付近の
外周壁を凹凸状に形成して、その凹所に吸水孔を穿設す
るのである。
通気管兼用洗浄水圧送管10を通じての吸込管開口先端
部2eへの洗浄水の噴射は、別途水源よりポンプで圧送し
て行なわれる。前記セパレートタンク1c内における水位
感知センサーへの洗浄水の噴射も同じである。
部2eへの洗浄水の噴射は、別途水源よりポンプで圧送し
て行なわれる。前記セパレートタンク1c内における水位
感知センサーへの洗浄水の噴射も同じである。
沈砂池７の滞留水の吸引を開始するに先立ち、通気管
兼用洗浄水圧送管10の導通状態は洗浄水供給道路９側へ
切換られている。そして、滞留水の吸引開始数分前に洗
浄水が圧送されて吸込管開口先端部2eから噴出し、土砂
やヘドロ等を周辺から排除して埋没を防止し、又、ビニ
ールや木片等の夾雑物の閉塞を防止して、滞留水の円滑
な吸引が可能となるようウオーミングアツプを行なわせ
るのである。
兼用洗浄水圧送管10の導通状態は洗浄水供給道路９側へ
切換られている。そして、滞留水の吸引開始数分前に洗
浄水が圧送されて吸込管開口先端部2eから噴出し、土砂
やヘドロ等を周辺から排除して埋没を防止し、又、ビニ
ールや木片等の夾雑物の閉塞を防止して、滞留水の円滑
な吸引が可能となるようウオーミングアツプを行なわせ
るのである。
次いで通気管兼用洗浄水圧送管10の導通状態が水面上
の大気側へ切換えられて、上記洗浄水の圧送が停止され
ると共に、真空吸引装置１が駆動して沈砂池７内の滞留
水の吸引と大気の自吸が行なわれるのであつて、この自
吸作用により吸引流速と吸込効果が高められることにな
る。しばらくして吸込管２により吸揚げられた沈砂池７
内の滞留水は、既述のようにサンドポンプ1bおよび固液
分離機３を経由する過程で固液分離され、夫々所定の場
所に排出される。
の大気側へ切換えられて、上記洗浄水の圧送が停止され
ると共に、真空吸引装置１が駆動して沈砂池７内の滞留
水の吸引と大気の自吸が行なわれるのであつて、この自
吸作用により吸引流速と吸込効果が高められることにな
る。しばらくして吸込管２により吸揚げられた沈砂池７
内の滞留水は、既述のようにサンドポンプ1bおよび固液
分離機３を経由する過程で固液分離され、夫々所定の場
所に排出される。
複数の沈砂池７…７内における滞留水は、各吸込管２
…２に装置せられた仕切弁11…11の操作によつて、順次
回収せられて行くのであり、真空吸引装置１および固液
分離機３は、全沈砂池７…７を通じて夫々１基の設置で
足りるのである。
…２に装置せられた仕切弁11…11の操作によつて、順次
回収せられて行くのであり、真空吸引装置１および固液
分離機３は、全沈砂池７…７を通じて夫々１基の設置で
足りるのである。
本発明設備によれば、真空吸引装置１から導下された
吸込管２によつて沈砂池７内の滞留水を適時回収するこ
とができるので、従来のごとく腐敗水排水による悪影響
を生ぜしめることがない。
吸込管２によつて沈砂池７内の滞留水を適時回収するこ
とができるので、従来のごとく腐敗水排水による悪影響
を生ぜしめることがない。
しかも、その滞留水吸引に先立ち、通気管兼用洗浄水
圧送管10を通じて洗浄水が噴射されるので、土砂やヘド
ロ或いはビニールや木片等夾雑物によつて吸込管開口先
端部2eが閉塞することを防止し得られ、かつ、滞留水吸
引中は通気管兼用洗浄水圧送管を通じての自吸作用によ
り吸込流速と吸込率が高められるという利点がある。
圧送管10を通じて洗浄水が噴射されるので、土砂やヘド
ロ或いはビニールや木片等夾雑物によつて吸込管開口先
端部2eが閉塞することを防止し得られ、かつ、滞留水吸
引中は通気管兼用洗浄水圧送管を通じての自吸作用によ
り吸込流速と吸込率が高められるという利点がある。
また、固液分離機３との結合と、電気回路の組込態様
によつて、全自動システムによる無人管理も可能となし
得るものである。
によつて、全自動システムによる無人管理も可能となし
得るものである。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明設備の一実施例における管路系統図、第
２図〔Ａ〕〔Ｂ〕〔Ｃ〕は本発明設備における吸込管開
口先端部を例示した要部縦断側面図である。 １……真空吸引装置、1a……真空ポンプ、1b……サンド
ポンプ、1c……セパレートタンク、２……吸込管、2e…
…吸込管開口先端部、３……固液分離機、４……台車、
５……送水管、６……ポンプ井排水ポンプ、７……沈砂
池、８……仕切弁、９……洗浄水供給路、10……通気管
兼用洗浄水圧送管、11……仕切弁
２図〔Ａ〕〔Ｂ〕〔Ｃ〕は本発明設備における吸込管開
口先端部を例示した要部縦断側面図である。 １……真空吸引装置、1a……真空ポンプ、1b……サンド
ポンプ、1c……セパレートタンク、２……吸込管、2e…
…吸込管開口先端部、３……固液分離機、４……台車、
５……送水管、６……ポンプ井排水ポンプ、７……沈砂
池、８……仕切弁、９……洗浄水供給路、10……通気管
兼用洗浄水圧送管、11……仕切弁
フロントページの続き (72)発明者 森平 幹夫 東京都大田区大森南５―２―25 東京都 下水道局森ケ崎水処理センター内 (72)発明者 根津 啓二郎 東京都大田区大森南５―２―25 東京都 下水道局森ケ崎水処理センター内 (72)発明者 三部 由道 東京都大田区大森南５―２―25 東京都 下水道局森ケ崎水処理センター内 (72)発明者 石井 慶治 東京都台東区台東４―27―４ 株式会社 鶴見製作所東京本社内 (72)発明者 真浜 和利 東京都台東区台東４―27―４ 株式会社 鶴見製作所東京本社内 (72)発明者 岩城 広行 東京都台東区台東４―27―４ 株式会社 鶴見製作所東京本社内 (56)参考文献 特開 昭62−204809（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−17205（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】真空吸引装置（１）より導出された吸込管
（２）の開口先端部（2e）を沈砂池（７）内へ導下さ
せ、該吸込管（２）の導下部と連通する細管（10）を上
導して、仕切弁（８）により水面上の大気または圧縮空
気と、洗浄水の供液路（９）とに切換え導通させる、通
気管兼用洗浄水圧送管（10）となし、真空吸引装置
（１）の駆動による沈砂池（７）内滞留水の吸引に先立
ち、通気管兼用洗浄水圧送管（10）の導通状態が洗浄水
供給路（９）側へ切換えられ、該通気管兼用洗浄水圧送
管（10）を通じて吸込管（２）の開口先端部（2e）に洗
浄水が圧送されたのち、通気管兼用洗浄水圧送管（10）
の導通状態が水面上の大気側へ切換えられて、上記洗浄
水の圧送が停止されると共に、真空吸引装置（１）が駆
動して沈砂池（７）内滞留水の吸引と大気の自吸が行な
われるよう、電気回路を組込んでなるポンプ所沈砂池の
滞留水回収設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18406188A JP2701149B2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | ポンプ所沈砂池の滞留水回収設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18406188A JP2701149B2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | ポンプ所沈砂池の滞留水回収設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0235902A JPH0235902A (ja) | 1990-02-06 |
| JP2701149B2 true JP2701149B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=16146693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18406188A Expired - Lifetime JP2701149B2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | ポンプ所沈砂池の滞留水回収設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2701149B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5134699B2 (ja) * | 2004-01-13 | 2013-01-30 | アクアインテック株式会社 | 沈砂池設備 |
| JP2005224788A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-08-25 | Asahi Tec Corp | 沈砂池設備、それを用いた沈砂の除去方法及び沈砂池 |
| JP4240388B2 (ja) * | 2004-03-23 | 2009-03-18 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 沈砂池における揚砂搬送システム |
| JP4503467B2 (ja) * | 2005-02-28 | 2010-07-14 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 揚砂システム |
| JP4782059B2 (ja) * | 2006-07-05 | 2011-09-28 | 水ｉｎｇ株式会社 | 揚砂輸送装置および揚砂輸送方法 |
| JP5638286B2 (ja) * | 2010-06-02 | 2014-12-10 | 前澤工業株式会社 | 揚砂装置及び揚砂方法 |
| JP5883579B2 (ja) * | 2011-06-07 | 2016-03-15 | 前澤工業株式会社 | 揚砂装置及び揚砂方法 |
| JP6092571B2 (ja) * | 2012-10-24 | 2017-03-08 | 水ｉｎｇ株式会社 | 沈砂輸送装置および沈砂輸送方法 |
| JP6473787B1 (ja) * | 2017-09-05 | 2019-02-20 | 株式会社日立製作所 | 揚砂装置及び揚砂方法 |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP18406188A patent/JP2701149B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0235902A (ja) | 1990-02-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |