JP2700355B2 - 画像データの圧縮装置 - Google Patents
画像データの圧縮装置Info
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Description
・再生システムなどに利用される画像データの圧縮装置
に関するものである。
圧縮しながらCD−ROMなどの大容量記録媒体に記録し、
再生する記録・再生システムが開発中である。
て、DCT(離散コサイン変数)などの直交変換と、量子
化と、可変長符号化とを順次組合せて行うハイブリッド
符号化方式が知られている。このハイブリッド符号化方
式の詳細については、必要に応じて、本出願人の先願に
係わる「DCT−VQ圧縮画像データの伝送方式」と題する
特願昭62−313850号(特開平1−155791号)や、「DCT
圧縮動画データの記録・再生方式」と題する特願平2−
184242号(特開平4−72976号)の明細書などを参照さ
れたい。
に応じたデータ量の変動に伴いフレームごとの圧縮デー
タのビット量が変動するので、再生の際に比較的大容量
のバッファが必要になると共に、バッファリングのため
の複雑な制御が必要になるという問題がある。
段の出力を変更可能な量子化特性のもとで量子化する複
数の量子化手段と、これら量子化手段のそれぞれから出
力される複数系統の量子化出力のそれぞれを可変長符号
化して複数系統の圧縮画像データを出力する可変長符号
化手段と、上記複数系統の圧縮画像データのそれぞれ符
号量を検出しそれぞれの変動を抑圧する方向に各量子化
手段の量子化特性を変更する符号量制御手段と、上記複
数系統の圧縮画像データのそれぞれを復号して複数系統
の復号画像データを出力する局所復号手段と、上記複数
系統の復号画像データのそれぞれと原画像データとの差
分を検出し複数系統の圧縮画像データのうち検出した差
分が最小の復号画像データを発生させるものを選択して
出力する出力選択手段とを備えている。
は、量子化ステップの変更が可能であると共にこの量子
化ステップを符号量制御手段の制御に基づき変更する第
1の量子化手段と、空間高調波の次数のうち所定の次数
よりも高いものを量子化の対象から除外することが可能
であると共にこの所定の次数を符号量制御手段の制御に
基づき変更する第2の量子化手段と、量子化ステップを
空間高調波の次数の増加に応じて変更可能な割合で増大
させることが可能であると共にこの増加の割合を符号量
制御手段の制御に基づき変更する第3の量子化手段を備
えている。
詳細に説明する。
縮装置の構成を示すブロック図であり、INは圧縮対象の
動画データの入力端子、1はDCT部、2A,2B,2Cは量子化
部、3A,3B,3Cは可変長符号化部、4A,4B,4Cは符号量制御
部、5はセレクタ、OUTは圧縮動画データの出力端子で
ある。
長符号復号部、8A,8B,8Cは逆量子化部、9A,9B,9Cは逆DC
T部、10A,10B,10Cはメモリ、11A,11B,11Cは減算部、12
は出力選択部である。
動画データは、DCT部1において複数のブロックに分割
されつつ各ブロックごとにDCT(離散コサイン変換)さ
れ、空間高調波の係数に変更される。このDCTの詳細に
ついては、必要に応じて、前述の各特許出願の明細書な
どを参照されたい。DCT部1から出力される各空間高調
波の次数の変換係数は、量子化部1A,1B,1Cに供給され、
量子化される。各量子化部における量子化の手法として
は、前述の特願昭62−313850号(特開平1−155791号)
の明細書に開示されたようなベクトル量子化の手法では
なく、前述の特願平2−184242号の明細書に開示された
ような通常のスカラー量子化の手法が適用される。ま
た、各量子化部においては、量子化ステップが入出力レ
ベルに依存しない一定値に保たれる直線量子化が行われ
る。
量子化特性の変更が可能な構成となっている。すなわ
ち、量子化部2Aは量子化ステップの変更が可能な構成と
なっており、量子化部2Bは量子化対象の変換係数の空間
高調波の次数のうち所定の次数よりも高いものを量子化
の対象から除外する(打切る)ことが可能な構成となっ
ている。更に、量子化部2Cは量子化ステップを空間高調
波の次数の増加に応じて変更可能な割合で増大させるこ
とが可能な構成となっている。
力は、それぞれの後段に配置された可変長符号化部3A,3
B,3Cのそれぞれにおいて可変長符号化され、3系統の圧
縮データとなってセレクタ5の三つの入力端子の一つに
供給される。
第1の系統の圧縮データの符号量を検出し、その変動を
抑圧する方向に量子化部2Aの量子化特性を変更する。す
なわち、符号量制御部4Aは第1の系統の圧縮データの符
号量が所定の目標値よりも増加すると量子化部2Aの量子
化ステップを大きな値に変更し、逆に圧縮データの符号
量が目標値よりも減少すると量子化ステップを小さな値
に変更する。量子化部2Aの量子化ステップが大きな値に
変更されると、量子化出力が低下する。後段の可変長符
号化部3Aでは、発生頻度の低い低レベルの量子化出力ほ
ど短い符号が割当てられるため、量子化ステップの増大
に伴い可変長符号化部3Aから出力される圧縮動画データ
の符号量(データ量)が減少する。
第2の系統の圧縮データの符号量を検出し、その変動を
抑圧する方向に量子化部2Bの量子化特性を変更する。す
なわち、符号量制御部4Bは、第2の系統の圧縮データの
符号量が所定の目標値よりも増加すると量子化部2Bの量
子化打切り次数を低下させ、逆に圧縮データの符号量が
目標値よりも減少すると量子化打切り次数を高める。
第3の系統の圧縮データの符号量を検出し、その変動を
抑圧する方向に量子化部2Cの量子化特性を変更する。す
なわち、符号量制御部4Cは、第3の系統の圧縮データの
符号量が所定の目標値よりも増加すると空間高調波の次
数と共に量子化ステップの増加する割合を増加させ、逆
に圧縮データの符号量が目標値よりも減少すると次数と
共に量子化ステップの増加する割合を減少させる。
子化打切り次数などの量子化特性の変更量は、圧縮デー
タの符号量と目標値とのずれの大きさに応じた値に設定
される。また、この量子化特性の変更は、データの適宜
な区切り、例えば1フレーム分のデータごとに行われ
る。
供給される圧縮対象の原動画データがメモリ6に書込ま
れる。
圧縮データは、可変長符号復号部7A、逆量子化部8A及び
逆DCT部9Aから成る第1の系統の局部復号部に供給さ
れ、圧縮前の動画データに復元されてメモリ10Aに書込
まれる。また、可変長符号化部3Bから出力される第2の
系統の圧縮データは、可変長符号復号部7B、逆量子化部
8B及び逆DCT部9Bから成る第2の系統の局部復号部に供
給され、圧縮前の動画データに復元されてメモリ10Bに
書込まれる。さらに、可変長符号化部3Cから出力される
第3の系統の圧縮データは、可変長符号復号部7C、逆量
子化部8C及び逆DCT部9Cから成る第3の系統の局部復号
部に供給され、圧縮前の動画データに復元されてメモリ
10Cに書込まれる。
れる原動画データが供給されると共に他方の入力端子に
はメモリ10Aから読出される複合動画データが供給され
る。また、減算部11Bの一方の入力端子にはメモリ6か
ら読出される原動画データが供給されると共に他方の入
力端子にはメモリ10Bから読出される複合動画データが
供給される。さらに、減算部11Cの一方の入力端子には
メモリ6から読出される原動画データが供給されると共
に他方の入力端子にはメモリ10Cから読出される複合動
画データが供給される。メモリ6とメモリ10Aからの読
出しタイミングは、画面内の同一画素データが同時に減
算部11Aの各入力端子に供給されるように調整されてい
る。メモリ6とメモリ10B、メモリ6とメモリ10Cからの
読出しタイミングについても同様である。
からは、各系統の動画データについて原画素とこれが一
旦圧縮を受けたのち局部復号部によって復元されたもの
との差分が出力される。出力選択部12は、減算部11A,11
B,11Cから出力される各系統の画素データの差分を所定
のデータ量(例えば1フレーム分のデータ量)にわたっ
て積算する。各系統の積算値は、これが小さくなるほ
ど、歪みが少なく忠実度の高い圧縮データが得られてい
ることを意味する。従って、出力選択部12は上記積算値
が最小の系統の圧縮動画データが出力端子OUTに出力さ
れるようにセレクタ5を制御する。この結果、出力端子
OUTからは、圧縮対象の画面に応じて最も忠実度の高い
圧縮画像データが出力される。
び空間高調波の次数に応じた量子化ステップ可変特性を
有する3種類の量子化部を設置する構成を例示した。し
かしながら、上記3種類のうち2種類の量子化部を設置
したり、あるいは他の適宜な方法によって量子化特性を
可変する他の種類の量子化部を設置する構成とすること
もできる。
タの圧縮装置は、可変量子化特性のもとで量子化され可
変長符号化された複数系統の圧縮画像データのそれぞれ
の符号量を検出しそれぞれの変動を抑圧する方向に各量
子化手段の量子化特性を変更する符号量制御手段を備え
る構成であるから、各系統共に符号量をほぼ一定に保つ
ことが可能になり、再生側の負担が軽減されるという効
果が奏される。
子化手段によって複数系統の圧縮画像データを作成し、
それぞれを局部復号部で復元したものと原画像データと
を比較して差分が最小の系統を選択的に出力する構成で
あるから、画面の状態によらず常に最適の圧縮画像デー
タを得ることが可能となり、高品質の圧縮が実現できる
という効果がある。
置の構成を示すブロック図である。 IN……圧縮対象の動画データの入力端子、1……DCT
部、2A,2B,2C……量子化部、3A,3B,3C……可変長符号化
部、4A,4B,4C……符号量制御部、5……セレクタ、6,10
A,10B,10C……メモリ、7A,7B,7C……可変長符号復号
部、8A,8B,8C……逆量子化部、9A,9B,9C……逆DCT部、1
1A,11B,11C……減算部、12……出力選択部、OUT……圧
縮動画データの出力端子。
Claims (2)
- 【請求項1】圧縮対象の原画像データを直交変換する直
交変換手段と、 この直交変換手段の出力を変更可能な量子化特性のもと
で量子化する複数の量子化手段と、 これら量子化手段のそれぞれから出力される複数系統の
量子化出力のそれぞれを可変長符号化して複数系統の圧
縮画像データを出力する可変長符号化手段と、 前記複数系統の圧縮画像データのそれぞれの符号量を検
出しそれぞれの変動を抑圧する方向に前記各量子化手段
の量子化特性を変更する符号量制御手段と、 前記複数系統の圧縮画像データのそれぞれを復号して複
数系統の復号画像データを出力する局部復号手段と、 前記複数系統の復号画像データのそれぞれと前記原画像
データとの差分を検出し、前記複数系統の圧縮画像デー
タのうち前記検出した差分が最小の復号画像データを発
生させるものを選択して出力する出力選択手段とを備え
たことを特徴とする画像データの圧縮装置。 - 【請求項2】前記複数の量子化手段は、 量子化ステップの変更が可能であると共にこの量子化ス
テップを前記符号量制御手段の制御に基づき変更する第
1の量子化手段と、 空間高調波の次数のうち所定の次数よりも高いものを量
子化の対象から除外することが可能であると共にこの所
定の次数を前記符号量制御手段の制御に基づき変更する
第2の量子化手段と、 量子化ステップを空間高調波の次数の増加に応じて変更
可能な割合で増大させることが可能であると共にこの増
加の割合を前記符号量制御手段の制御に基づき変更する
第3の量子化手段のうちの少なくとも二つを含むことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像データの圧
縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30382490A JP2700355B2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 画像データの圧縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30382490A JP2700355B2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 画像データの圧縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04177990A JPH04177990A (ja) | 1992-06-25 |
JP2700355B2 true JP2700355B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17925750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30382490A Expired - Lifetime JP2700355B2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 画像データの圧縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700355B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3519673B2 (ja) | 2000-07-07 | 2004-04-19 | 松下電器産業株式会社 | 動画データ作成装置及び動画符号化装置 |
-
1990
- 1990-11-13 JP JP30382490A patent/JP2700355B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04177990A (ja) | 1992-06-25 |
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